JPH0685385A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JPH0685385A
JPH0685385A JP23370892A JP23370892A JPH0685385A JP H0685385 A JPH0685385 A JP H0685385A JP 23370892 A JP23370892 A JP 23370892A JP 23370892 A JP23370892 A JP 23370892A JP H0685385 A JPH0685385 A JP H0685385A
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JP
Japan
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semiconductor laser
laser device
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current
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JP23370892A
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English (en)
Inventor
Akira Furuya
章 古谷
Chikashi Anayama
親志 穴山
Masato Kondo
真人 近藤
Toshiyuki Tanahashi
俊之 棚橋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザ装置、特に赤色可視光で発光す
る半導体レーザ装置に関し、バレンスバンド端の不連続
部分がなく、ヘテロ界面において電流が拡がることな
く、電流電圧特性の優れた半導体レーザ装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 p−GaAs基板10上にp−AlGaIn
Pクラッド層18とn−AlGaInPクラッド層22
によりInGaP活性層20を挟んだダブルヘテロ構造
が形成された半導体レーザ装置において、p−GaAs
基板10とp−AlGaInPクラッド層18の間に、
バレンスバンド端がp−GaAs基板10側において連
続し、バンドギャップエネルギがp−AlGaInPク
ラッド層18側に近付くにしたがって徐々に大きくなる
第1グレーデッド中間層28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ装置、特に
赤色可視光で発光する半導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ装置は光情報処理用光源と
して実用化の道を歩んできた。近年、さらに発光波長の
短波長化が進み、赤色可視光用光源としてInGaP系
半導体レーザ装置が注目されている。このInGaP系
半導体レーザ装置は、コンパクトディスクやレーザプリ
ンタの光源として非常に重要なものとなっている。
【0003】本願発明者が提案した半導体レーザ装置を
図4を用いて説明する。p−GaAs基板10は表面が
メサ形状に加工され、そのメサ形状の側面を覆うように
電流狭窄のためにn−GaAs電流狭窄層12が形成さ
れている。p−GaAs基板10のメサ形状の頂上及び
n−GaAs電流狭窄層12上に、p−GaAsバッフ
ァ層14が形成されてる。このp−GaAsバッファ層
14は、その上部に形成される半導体層のモホロジーを
改善するために設けられている。p−GaAsバッファ
層14上には、半導体レーザ装置の電圧電流特性を改善
するためにp−InGaP中間層16が形成されてい
る。
【0004】p−InGaP中間層16上には、p型の
Al0.7 Ga0.3 InPからなるp−AlGaInPク
ラッド層18、InGaP活性層20、n−AlGaI
nPクラッド層22、n−GaAsコンタクト層24が
順次積層されている。これらp−AlGaInPクラッ
ド層18とInGaP活性層20とn−AlGaInP
クラッド層22とでダブルヘテロ構造を構成している。
【0005】図4に示す半導体レーザ装置では、p−G
aAsバッファ層14とp−AlGaInPクラッド層
18の間にp−InGaP中間層16を設けている。p
−InGaP中間層16を設けることにより半導体レー
ザ装置の電流電圧特性を改善している。図6に、p−I
nGaP中間層16を設けずp−GaAsバッファ層1
4とp−AlGaInPクラッド層18が直接接触して
いる場合のエネルギバンドダイヤグラムを示す。図6に
示すように、p−GaAsバッファ層14とp−AlG
aInPクラッド層18が直接接触すると、p−GaA
sバッファ層14とp−AlGaInPクラッド層18
との間のバレンバンドのバンド不連続が約0.6eVと
かなり大きくなる。このためキャリアであるホールが、
このヘテロ障壁を越えることができず電流が流れなくな
る。
【0006】そこで、図4に示す半導体レーザ装置のよ
うに、p−GaAsバッファ層14とp−AlGaIn
Pクラッド層18との間にp−InGaP中間層16を
挿入すると、そのエネルギバンドダイアグラムは図5に
示すようになる。図6に示すヘテロ障壁が2分割され
て、p−GaAsバッファ層14とp−InGaP中間
層16の接触面、p−InGaP中間層16とp−Al
GaInPクラッド層18の接触面におけるヘテロ障壁
の高さが低くなる。したがって、図5に示すように、サ
ーモアイオニック(Thermo−Ionic)過程又
はトンネル過程により、ホールはヘテロ障壁を越えて電
流が流れ、電圧電流特性が改善される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す半導体レーザ装置により、ヘテロ界面における実効
的なヘテロ障壁が低くなるものの、各ヘテロ界面には依
然としてバンド不連続が存在し、そのため電圧電流特性
を悪化させているという問題があった。ヘテロ界面にお
けるバンド不連続の部分を電流が通過するためには、前
述したように2つのメカニズムがある。ひとつは、サー
モアイオニックと呼ばれる過程で、熱励起により、空乏
層障壁を乗り越えるものである。もうひとつは、空乏層
障壁をトンネル効果によってすり抜けるものである。こ
のトンネル効果による過程は、障壁厚が薄いほど大き
く、実際には、p−InGaP中間層16とp−AlG
aInPクラッド層18のうちp−InGaP中間層1
6に接する部分の不純物のドーピング量を増すことによ
り障壁を薄くし、通過電流を増加できる。
【0008】しかしながら、p−AlGaInPクラッ
ド層18の不純物のドーピング量を増大させることによ
り次のような問題が生じる。第1の問題は、電流狭窄効
果を低減させてしまうという問題である。すなわち、p
−AlGaInPクラッド層18の不純物のドーピング
量を増大させると、空乏層以外ではかえって抵抗率が低
下し、n−GaAs電流狭窄層12による電流狭窄効果
を低減させてしまう。また、ヘテロ界面においてバンド
ギャップの小さいp−InGaP中間層16側にはキャ
リア蓄積層が存在しており、一部は2次元キャリアガス
化している。そのため、ヘテロ界面においてキャリアの
横方向の広がりが生じ、電流が横方向に広がって電流狭
窄効果を悪化させる。
【0009】第2の問題は、ドーピングした不純物がI
nGaP活性層20内部にまで拡散してしまうという問
題である。III −V族化合物半導体に不純物としてII族
元素をドーピングする場合、通常は結晶のIII 族元素の
サイトにII族元素が入り、キャリアとしてホールを発生
するが、不純物であるII族元素の中にはIII 族元素のサ
イトには入らずに化合物半導体結晶の格子の間に入り込
んでしまうものがある。この格子間に入り込んだ不純物
元素は活性化し、III 族元素のサイトに不純物元素が入
ったときよりもエネルギ的に高い状態になる。この不純
物元素はエネルギ的に高いため移動しやすく、InGa
P活性層20内部に拡散して、InGaP活性層20の
膜質を劣化させる。
【0010】このような問題点を解決するため、本願発
明者は、図7に示す半導体レーザ装置を提案している。
提案されている半導体レーザ装置では、図4の半導体レ
ーザ装置におけるp−InGaP中間層16を、p−I
nGaP層から始まりp−Al0.7GaInPクラッ
ド層18に組成が連続的に接続されるような、(Al x
Ga1-x 0.5 In0.5 P(x=0.0〜0.7)半導
体層からなるグレーデッド中間層26としている。この
グレーデッド中間層26は、p−GaAsバッファ層1
4に接触する側ではx=0.0としてp−InGaP中
間層16の場合と同じくInGaPの組成であるが、p
−AlGaInPクラッド層18に近付くにしたがって
徐々に組成比xを増大させ、p−AlGaInPクラッ
ド層18に接触する側ではx=0.7としてp−AlG
aInPクラッド層18と同じ(Al0.7 Ga0.3
0.5 In0.5 Pの組成としている。したがって、図8に
示すように、グレーデッド中間層26からp−AlGa
InPクラッド層18の境界においてバレンスバンド端
の不連続が解消される。
【0011】このように、図7に示す半導体レーザ装置
によれば、グレーデッド中間層26とp−AlGaIn
Pクラッド層8のヘテロ界面におけるヘテロ障壁に起因
する電圧電流特性の劣化や、ヘテロ界面における電流広
がりが解消できる。しかしながら、提案されたこの半導
体レーザ装置においても、図8に示すように、p−Ga
Asバッファ層14とグレーデッド中間層26のヘテロ
界面においてヘテロ障壁が存在するので、前述したよう
に電流電圧特性の劣化や、ヘテロ界面における電流拡が
りの問題が解消されていないという問題があった。
【0012】本発明の目的は、バレンスバンド端の不連
続部分がなく、ヘテロ界面において電流が拡がることな
く、電流電圧特性の優れた半導体レーザ装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、p−GaA
s基板と、前記p−GaAs基板上に形成されたp−A
lGaInPクラッド層と、前記p−AlGaInPク
ラッド層上に形成された活性層と、前記活性層上に形成
されたn−AlGaInPクラッド層とを有する半導体
レーザ装置において、前記p−GaAs基板と前記p−
AlGaInPクラッド層の間に、バレンスバンド端が
前記p−GaAs基板側において連続し、バンドギャッ
プエネルギが前記p−AlGaInPクラッド層側に近
付くにしたがって徐々に大きくなる第1のグレーデッド
中間層を設けたことを特徴とする半導体レーザ装置によ
って達成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、p−GaAs基板とp−Al
GaInPクラッド層の間に、バレンスバンド端がp−
GaAs基板側において連続し、バンドギャップエネル
ギがp−AlGaInPクラッド層側に近付くにしたが
って徐々に大きくなる第1のグレーデッド中間層を設け
たので、ヘテロ界面において電流が拡がることなく、電
流電圧特性の優れた半導体レーザ装置を実現することが
できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例による半導体レーザ装置を
図1乃至図3を用いて説明する。図1は本実施例による
半導体レーザ装置の断面図であり、図2は本実施例によ
る半導体レーザ装置のエネルギバンドダイヤグラムであ
る。図7に示す半導体レーザ装置と同一の構成要素には
同一の符号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0016】p−GaAs基板10は表面がメサ形状に
加工され、そのメサ形状の側面を覆うように電流狭窄の
ためにn−GaAs電流狭窄層12が形成されている。
p−GaAs基板10のメサ形状の頂上及びn−GaA
s電流狭窄層12上に、キャリア濃度が3×1017cm
-3で約80nm厚のp−GaAsバッファ層14が形成
されている。
【0017】p−GaAsバッファ層14上方には、図
7の半導体レーザ装置と同様に、キャリア濃度が4×1
17cm-3で約1μm厚のp型の(Al0.7 Ga0.3
0.5In0.5 P層からなるp−AlGaInPクラッド
層18と、不純物が添加されていない約70nm厚のI
nGaP活性層20と、キャリア濃度が4〜6×10 17
cm-3で約1μm厚のn型の(Al0.7 Ga0.3 0.5
In0.5 P層からなるn−AlGaInPクラッド層2
2と、キャリア濃度が3×1018cm-3で約0.5μm
厚のn−GaAsコンタクト層24が順次積層されてい
る。これらp−AlGaInPクラッド層18とInG
aP活性層20とn−AlGaInPクラッド層22と
でダブルヘテロ構造を構成している。
【0018】p−GaAsバッファ層14とp−AlG
aInPクラッド層18の間には、本実施例の特徴であ
るキャリア濃度が1.5×1017cm-3で約30nm厚
の第1グレーデッド中間層28と、キャリア濃度が1.
5×1017cm-3で約30nm厚の第2グレーデッド中
間層26とが挿入されている。これら第1グレーデッド
中間層28と第2グレーデッド中間層26により、図2
に示すように、p−GaAsバッファ層14とp−Al
GaInPクラッド層18とのヘテロ界面においてバレ
ンスバンド端が連続していて、p−GaAsバッファ層
14からp−AlGaInPクラッド層18にかけてバ
ンドギャップエネルギが徐々に増加するようなエネルギ
バンド構造をしている。
【0019】第2グレーデッド中間層26は、図7に示
す半導体レーザ装置のグレーデッド層26と同じであ
り、p型の(Alx Ga1-x 0.5 In0.5 P(x=
0.0〜0.7)半導体層からなっている。p−GaA
sバッファ層14側、すなわち、第1グレーデッド中間
層28に接触する側ではx=0.0であるGa0.5 In
0. 5 P層の組成であり、p−AlGaInPクラッド層
18に近付くにしたがって徐々に組成比xを増大させ、
p−AlGaInPクラッド層18に接触する側ではx
=0.7としてp−AlGaInPクラッド層18と同
じ(Al0.7 Ga0. 3 0.5 In0.5 Pの組成としてい
る。このため、図2に示すように、p−AlGaInP
クラッド層18との境界においてバレンスバンド端の不
連続が解消されている。このように、第2グレーデッド
中間層26は、p−AlGaInPクラッド層18との
境界におけるバレンスバンド端の不連続を解消するため
の層である。
【0020】一方、第1グレーデッド中間層28は、p
−GaAsバッファ層14との境界におけるバレンスバ
ンド端の不連続を解消するための層である。すなわち、
図2に示すように、p−GaAsバッファ層14側では
バレンスバンド端のエネルギがGaAs層と同じである
と共に、第2グレーデッド中間層26側ではバレンスバ
ンド端のエネルギがInGaP層と同じであり、バンド
ギャップエネルギはp−GaAsバッファ層14側から
第2グレーデッド中間層26側にかけて徐々に大きくな
るようなエネルギバンド構造をしている。
【0021】第1グレーデッド中間層28の一具体例と
してp−Alx Ga1-x As(x=0.0〜0.5)層
がある。p−GaAsバッファ層14との境界では組成
比x=0.0のp−GaAs層であり、第2グレーデッ
ド中間層26に近付くにしたがい組成比xが徐々に増加
し、第2グレーデッド中間層26との境界では組成比x
=0.5のpーAl0.5 Ga0.5 As層である。pーA
0.5 Ga0.5 As層は、第2グレーデッド中間層26
との境界でバレンスバンド端が連続し、バンドギャップ
エネルギがIn0.5 Ga0.5 P層(第2グレーデッド中
間層26の組成比x=0.0の場合)と同じである。こ
のp−Alx Ga1-x As(x=0.0〜0.5)層
は、p−GaAs基板10と格子整合するように組成変
化することが望ましい。
【0022】第1グレーデッド中間層28の他の具体例
としてp−Gax In1-x y As 1-y 層がある。組成
比x、yの変化により、p−GaAsバッファ層14と
の境界では組成比x=1.0、y=0.0のp−GaA
s層であり、第2グレーデッド中間層26に近付くにし
たがい組成比xが徐々に増加すると共に、組成比yが徐
々に減少し、p−GaInPAs層を経て、第2グレー
デッド中間層26との境界では組成比x=0.5、y=
1.0のp−Ga0.5 In0.5 P層となり、第2グレー
デッド中間層26の境界の組成であるp−Ga0.5 In
0.5 P層と同じになる。
【0023】p−GaAs基板10との格子整合を考慮
すれば、第1グレーデッド中間層26であるp−Gax
In1-x y As1-y 層の組成比x、yの変化は、図3
の組成平面における太い実線に沿った組成変化となるこ
とが望ましい。なお、本実施例では、第1グレーデッド
中間層28、第2グレーデッド中間層26とも約1.5
×1017cm-3とキャリア濃度を低くしている。本実施
例ではトンネル過程を必要としないので、キャリア濃度
を低下させても電流電圧特性に対する影響がない。その
ため、本実施例では、第1グレーデッド中間層28と第
2グレーデッド中間層26のキャリア濃度を低くしてn
−GaAs電流狭窄層12による電流狭窄効果を増大さ
せている。
【0024】このように本実施例によれば、ホールに対
するヘテロ障壁がなくなるので、横方向に対する電流拡
がりは小さくなり、電流電圧特性を改善できる。本実施
例の半導体レーザ装置の閾値電流を、図7に示す半導体
レーザ装置の閾値電流と比較したところ、図7の半導体
レーザ装置の閾値電流が55mAであるのに対して、本
実施例の半導体レーザ装置の閾値電流は40〜45mA
となり、約10mA以上の低減が可能となった。
【0025】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では第1グレーデッド
中間層としてp−AlGaAs層やp−GaInPAs
層を用いたが、GaAs半導体とのヘテロ界面における
バレンスバンド端の不連続が解消されればどのような組
成の材料でもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、p−GaAs基板とp
−AlGaInPクラッド層の間に、バレンスバンド端
がp−GaAs基板側において連続し、バンドギャップ
エネルギがp−AlGaInPクラッド層側に近付くに
したがって徐々に大きくなる第1のグレーデッド中間層
を設けたので、ヘテロ界面において電流が拡がることな
く、電流電圧特性の優れた半導体レーザ装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体レーザ装置を示
す図である。
【図2】本発明の一実施例による半導体レーザ装置のエ
ネルギバンドダイアグラムである。
【図3】300KでのGax In1-x y As1-y の組
成平面を示す図である。
【図4】提案されているInGaP中間層を用いた半導
体レーザ装置を示す図である。
【図5】図4の半導体レーザ装置のエネルギバンドダイ
アグラムである。
【図6】図4の半導体レーザ装置からInGaP中間層
を除いた場合のエネルギバンドダイアムである。
【図7】提案されているグレーデッド中間層を用いた半
導体レーザ装置を示す図である。
【図8】図7の半導体レーザ装置のエネルギバンドダイ
アグラムである。
【符号の説明】
10…p−GaAs基板 12…n−GaAs電流狭窄層 14…p−GaAsバッファ層 16…p−InGaP中間層 18…p−AlGaInPクラッド層 20…InGaP活性層 22…n−AlGaInPクラッド層 24…n−GaAsコンタクト層 26…第2グレーデッド中間層 28…第1グレーデッド中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚橋 俊之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p−GaAs基板と、前記p−GaAs
    基板上に形成されたp−AlGaInPクラッド層と、
    前記p−AlGaInPクラッド層上に形成された活性
    層と、前記活性層上に形成されたn−AlGaInPク
    ラッド層とを有する半導体レーザ装置において、 前記p−GaAs基板と前記p−AlGaInPクラッ
    ド層の間に、バレンスバンド端が前記p−GaAs基板
    側において連続し、バンドギャップエネルギが前記p−
    AlGaInPクラッド層側に近付くにしたがって徐々
    に大きくなる第1のグレーデッド中間層を設けたことを
    特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、 前記第1のグレーデッド中間層と前記p−AlGaIn
    Pクラッド層の間に、バレンスバンド端が前記p−Al
    GaInPクラッド層側と前記第1のグレーデッド中間
    層側において連続し、バンドギャップエネルギが前記p
    −AlGaInPクラッド層側に近付くにしたがって徐
    々に大きくなる第2のグレーデッド中間層を設けたこと
    を特徴とする半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、 前記第1のグレーデッド中間層は、前記p−GaAs基
    板と格子整合し、AlGaAs又はGaInPAsの組
    成を連続的に変化させていることを特徴とする半導体レ
    ーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体レーザ装置におい
    て、 前記第1のグレーデッド中間層は、キャリア密度が4×
    1017cm-3以下であることを特徴とする半導体レーザ
    装置。
JP23370892A 1992-09-01 1992-09-01 半導体レーザ装置 Withdrawn JPH0685385A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917031A (en) * 1987-12-23 1990-04-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cloth-pattern sensing device for a sewing machine
US6399965B2 (en) 2000-01-11 2002-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor light emitting device with high yield and low power consumption
US6468818B2 (en) 1999-01-25 2002-10-22 Sharp Kabushiki Kaisha Method for producing a high-luminance semiconductor light-emitting device capable of operating at a low voltage

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US6468818B2 (en) 1999-01-25 2002-10-22 Sharp Kabushiki Kaisha Method for producing a high-luminance semiconductor light-emitting device capable of operating at a low voltage
US6399965B2 (en) 2000-01-11 2002-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor light emitting device with high yield and low power consumption

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