JPH0685305B2 - カラ−受像管 - Google Patents

カラ−受像管

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JPH0685305B2
JPH0685305B2 JP7086386A JP7086386A JPH0685305B2 JP H0685305 B2 JPH0685305 B2 JP H0685305B2 JP 7086386 A JP7086386 A JP 7086386A JP 7086386 A JP7086386 A JP 7086386A JP H0685305 B2 JPH0685305 B2 JP H0685305B2
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JP
Japan
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shadow mask
glass
picture tube
color picture
particles
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JP7086386A
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JPS62229737A (ja
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信夫 喜多
正治 関東
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は管内にシャドウマスクの配設されたカラー受像
管に関するものである。
(従来の技術) シャドウマスク型カラー受像管は第4図に示すように、
その外囲器はパネル(1)とファンネル(2)とネック
部(3)とから構成され、前記パネル(1)の内面に
は、青、緑、赤にそれぞれ発光する所定の蛍光面(4)
が形成され、前記ネック部(3)には青、緑、赤に対応
する3本の電子ビームを射出するいわゆるインライン型
電子銃(5)が封止されている。また前記蛍光面(4)
に対向して所定の間隔を保って多数の透孔の穿設された
主面を有するシャドウマスク(6)が管内に配設され
る。
このようなカラー受像管を動作させるときには、電子銃
から射出される電子ビームがシャドウマスクの透孔を通
って蛍光面を射突し、カラー映像を現出させるものであ
る。この場合電子ビームのシャドウマスク透孔の透過率
は普通15〜20%であって、残りはシャドウマスクに射突
してその温度を上昇させるものである。このようにして
シャドウマスクの温度は上昇し、カラー受像管の動作中
にシャドウマスクが熱膨張し、シャドウマスクの透孔と
蛍光面の蛍光体ストライプとの相対位置関係が変化する
ことになって、極端な場合は蛍光面上で色ずれが生ずる
という不具合が起こる。この現象をシャドウマスクのド
ーミング現象と呼んでいるが、放送信号の多様化や、又
用途の多様化により高解像度管等が実用化されるなど
で、前記ドーミング現象は顕著になってきて、この現象
の抑制が望まれている。
このようなカラー受像管のドーミング現象のうち、動作
初期におけるドーミング現象に対しては、種々制御する
提案がなされていて、例えばシャドウマスクの電子銃側
に二酸化マンガンで成る多孔質層を堆積し、その上にア
ルミニウム層を、さらにその上にニッケル鉄層を蒸着す
るというものが提案されている。しかしこれは動作初期
におけるドーミング現象には有効であっても、局部的な
ドーミング現象に対しては抑制効果を充分に発揮するこ
とができず、又、設備上からも工業的に好ましくない。
さらに又、シャドウマスクのドーミング現象を小さくす
るとともに色純度の劣化を防止するために、特開昭60−
148036号ではシャドウマスクの電子銃側の主面に低導電
率のSnO2を含むガラスを主体とする被覆層を有するカラ
ー受像管が提案されている。このものはシャドウマスク
のドーミング現象を抑制すると共に局部的なドーミング
現象に対しても作用し電子ビームのミスランディングを
抑制するものである。
このガラス層は、鉛ほう酸塩ガラスとSnO2とを、ニトロ
セルローズを溶かした酢酸ブチルアルコールに撹拌分散
させた懸濁液を、シャドウマスクの電子銃側の主面に塗
布、乾燥させ、シャドウマスクに封着接合させて形成す
る。
しかしながらこのようにしてガラス層を形成するときに
は、ガラスとSnO2の粒子とは粒径差があり、そのため懸
濁液中における沈降速度に差が生ずるため、連続生産に
おいてはガラス層中におけるSnO2量の変化が生じ、局部
的にSnO2濃度の高い部分と低い部分が出来やすく、形成
されたガラス層で導電率が変化し、ある一部分に不要な
帯電を生じさせ、電子ビームの軌道が変化して、局部的
な色ずれが起こるという不良が発生しやすかった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したようにシャドウマスクの電子銃側の主面にガラ
ス被覆層を形成しても、全面にわたって一様な状態に形
成されない場合もあり、シャドウマスクのドーミング現
象が起こるという問題がある。
そこで本発明は以上の不具合を除去するもので、シャド
ウマスクのドーミング現象の起こらないように処理され
たシャドウマスクが配設されたカラー受像管を提供する
ことを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明のカラー受像管では、管内に配設されるシャドウ
マスクにドーミング現象が起こらないように、その主面
にガラス被覆層を形成するにあたって、ガラス粒子を先
ずアクリルエマルジョン樹脂を添加して、分散液とし、
次いで導電性物質の酸化ズス(SnO2)粒子と酸化ジルコ
ニウム(ZrO2)粒子とを添加した懸濁液とし、これによ
り得られたブリットガラスを用いて、シャドウマスクの
電子銃側主面に全域にわたって均一な導電性物質粒子物
質がなされたガラス層を形成することにより構成され
る。
(作 用) 本発明のカラー受像管に配設されるシャドウマスクでは
ガラス粒子の表面を導電性物質粒子で均一に被覆したの
で、導電性物質粒子の凝集がなく、また、ガラス粒子表
面にほぼ均等かつ剥離することなく導電性物質粒子が付
着しているので、均一な導電性を有する低導電層とな
る。このため従来起こっていた不具合を起こすことがな
くなり、ドーミング現象の抑制をすることができる。
(実施例) 以下本発明の実施例について説明する。
シャドウマスクの電子銃側主面のガラス層形成に用いら
れる鉛ホウ酸塩ガラスとしては、旭硝子(株)のフリッ
トガラスASB−1307Bを使用し、このガラス粒子100gを脱
イオン水に分散させる。次にアクリルエマルジョン樹脂
をガラスに対して0.02重量%添加しよく撹拌する。次に
希硫酸でpHを3.5に調節し、ガラスの表面にアクリル樹
脂を付着させる。この固形分を数回脱イオン水にて洗浄
した後、アンモニア水を用いてpHを9に調節する。別途
均一に分散させた10%SnO2およびZrO2水溶液を各10ccこ
れに添加する。この固形分を乾燥して、SnO2とZrO2が被
覆されたフリットガラスが得られる。
このようにして得られたフリットガラスを撹拌タンクに
入れ均一な分散液とする。これを用いてシャドウマスク
の電子銃側主面上に塗布、乾燥後、加熱して鉛ホウ酸塩
ガラス層を形成する。第2図にガラス粒子への導電性物
質としてのSnO2粒子とZrO2粒子の被覆方法を示す。第2
図(A)で(11)はガラス粒子、(12)はアクリルエマ
ルジョン樹脂であって、これをpH3.5に調節して第2図
(B)のようになる。(13)はアクリル樹脂膜である。
次いでpHを9に調整したのちSnO2粒子(14)とZrO2粒子
(15)を第2図(C)のように添加し、乾燥して第2図
(D)のようになる。
第1図にシャドウマスク主面上のガラス層の模型図を示
す。(6)はシャドウマスクである。比較のため従来の
ものを第3図に示す。
このように本発明のガラス層は、ガラス粒子の全周にSn
O2とZrO2粒子とが均一に付着しているもので形成される
ので、ガラス層の導電率はばらつきのないものになり、
したがってカラー受像管を動作させるにあたっては、ド
ーミング現象の抑制に役立つものである。
このような導電性物質はSnO2、ZrO2、又は両者の混合物
のうち少くとも1つであればよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の構成によれば、ガラス粒子の
全周に導電性物質粒子を均一に付着させたフリットガラ
スでシャドウマスクの電子銃側主面にガラス層を形成す
ることで、シャドウマスクのドーミング現象が起こるこ
とを防止したカラー受像管を提供することができ、良好
な画像が得られるという効果を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシャドウマスク主面上のガラス層を模
型的に示す説明図、第2図(A),(B),(C),
(D)は同じくガラス層を形成するガラス粒子の形成方
法を示す説明図、第3図は従来のシャドウマスク上のガ
ラス層の模型的説明図、第4図はカラー受像管の構成を
示す概略断面図である。 1……パネル、2……ファンネル、3……ネック部、4
……蛍光面、5……電子銃、6……シャドウマスク、11
……ガラス粒子、13……アクリル樹脂膜、14……SnO2
子、15……ZrO2粒子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光面の形成されたパネルと、前記
    蛍光面に対向して所定の間隔を保って配設されたシャド
    ウマスクと、このシャドウマスクを介して前記蛍光面を
    射突する電子ビームを射出する電子銃を備えたカラー受
    像管において、前記シャドウマスクの電子銃側の主面に
    導電性物質で被覆された絶縁性粒子にて形成された低導
    電層を有していることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】導電性物質が酸化スズ、酸化ジルコニウ
    ム、又は両者の混合物のうち少くとも1つであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー受像管。
JP7086386A 1986-03-31 1986-03-31 カラ−受像管 Expired - Lifetime JPH0685305B2 (ja)

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JPS62229737A JPS62229737A (ja) 1987-10-08
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JP2504488B2 (ja) * 1987-10-15 1996-06-05 株式会社東芝 カラ―受像管
DE19654613C2 (de) * 1996-12-20 2001-07-19 Samsung Display Devices Co Ltd Schattenmaske mit Dämmschicht und Verfahren zu ihrer Herstellung

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