JPH0685254B2 - ディスク選択再生装置 - Google Patents

ディスク選択再生装置

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JPH0685254B2
JPH0685254B2 JP59113280A JP11328084A JPH0685254B2 JP H0685254 B2 JPH0685254 B2 JP H0685254B2 JP 59113280 A JP59113280 A JP 59113280A JP 11328084 A JP11328084 A JP 11328084A JP H0685254 B2 JPH0685254 B2 JP H0685254B2
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disc
disk
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turntable
gripping
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JP59113280A
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真彦 宮下
静雄 稲葉
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Pioneer Electronic Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ディスク再生装置に関し、特にビデオディス
ク等の情報記録ディスクを複数枚用意して指定されたデ
ィスクを選択的に演奏するディスク選択再生装置に関す
る。
背景技術 複数枚の情報記録ディスク(以下単にディスクと称す
る)を用意してこれを操作者の指令操作に応じて択一的
に演奏するディスク選択再生装置が提案されている。
かかるディスク選択再生装置は、複数枚のディスクが整
列して収納されたディスク収納部からディスク搬送機構
によって所望のディスクを択一的に取り出してターンテ
ーブル及びピックアップを含む再生部に搬送し該再生部
においてはディスクをターンテーブル上にクランパによ
って押圧した後ターンテーブルを回転してピックアップ
をディスク半径方向に移動して記録された情報を読み取
って再生するものである。
かかる選択的自動再生機構は可動要素を多数含んでお
り、正確な作動を遂行するためには充分な組立寸法精度
が要求されるのである。更に、複雑かつ精密な機構であ
る故輸送途中の衝撃によって故障する恐れも小さくな
い。
発明の概要 よって、本発明は、輸送途中における外部衝撃に対して
充分な強度を持ち得るディスク選択再生装置を提供する
ことを目的としている。
かかる目的を達成せんとして、本発明によるディスク選
択再生装置は、複数枚のディスクを配列収納するディス
ク収納部(16)と、前記ディスク収納部から搬送されて
きたディスクを担持してこれを回転せしめるターンテー
ブル(31)及び該ターンテーブルと協同してディスクを
クランプするクランパ(114)を含むディスク再生手段
と、前記ディスク収納部と前記ディスク再生手段との間
においてディスクを搬送するとともに前記ディスク収納
部のディスク配列方向に沿って移動自在なベース(40)
及び前記ベース上に移動自在に設けられディスクをその
径方向において把持するディスク把持機構(72,73,74,
……)を有するディスク搬送機構と、前記ターンテーブ
ルと前記クランパによるクランプ動作及び前記ディスク
搬送機構によるディスクの搬送動作を制御する制御手段
(120)と、装置外部から指令を入力するものであって
輸送準備動作指令を含む入力指令を該制御手段に供給す
る入力手段(7a)とを備えるディスク選択再生装置であ
って、 前記制御手段(120)は、前記入力手段による輸送準備
動作指令に基づいて前記ディスク搬送機構と前記ディス
ク再生手段とを作動させ、任意のディスクが前記ディス
ク把持機構によって把持され且つ前記ターンテーブルと
前記クランパによってクランプされた状態となしたとこ
ろで、前記ディスク搬送機構と前記ディスク再生手段の
作動を停止させるようにしたことを特徴としている。
そして、本願発明はこのような構成を採用したことによ
り、本願発明にかかる装置を輸送するような場合におい
て、入力手段から輸送準備動作指令を入力すると、ディ
スクがディスク把持機構によって把持され且つクランパ
とターンテーブルによりクランプされた状態とすること
ができ、可動要素であるディスク搬送機構、ターンテー
ブル及びクランパをディスクを介して堅固に結合させる
こととなるから、輸送時において必要となるメカロック
をそれ専用の手段を設けることなく達成できるのであ
る。
実施例 以下、本発明によるディスク選択再生装置の実施例につ
いて添付図面によって説明する。
図において、参照符1はビデオディスク等の情報記録デ
ィスク複数枚を用意しておいて択一的に再生するディス
ク再生装置の全体を示している。
第1図に示される如く、ハウジング2は全体として例え
ば直方体状に形成されており、該ハウジングの前面には
後述するディスク収納部へのディスク出し入れをなすた
めの窓が左側に偏倚して設けられている。但し、ここで
言う左方とは、例えば第2図において矢印Yにて示され
る前方に向ってのものであり、矢印Xにて示されてい
る。また、矢印Z方向は上方である。ディスク出し入れ
用の上記窓はハウジング2の上下方向略全長に亘って形
成されており、該窓を閉塞する為のドア3が設けられて
いる。ドア3の略全面は透明なガラス板3a等から成り、
ハウジング2内の機構が該ハウジングの外部から見通せ
るようになっている。なお、当該ディスク再生装置の操
作をなす為の操作部5がハウジング2の上に載置されて
いる。操作部5は、音量等の調節をなす為の調節部6
と、選曲を行なうためのキーボード7aを含む選曲部7と
を有しており、該調節部及び選曲部の左方にはコインを
受けるコイン受部8が配置されている。また、ハウジン
グ2の底面には当該ディスク再生装置の運搬を容易にす
るキャスタ10が設けられている。
第2図に示されるように、ハウジング2は該ハウジング
の底部をなすアンダーベース11と、枢体としてのフレー
ム12を有している。このフレーム12は軽量山形鋼などよ
り成る。ハウジング2内には上記ディスク出し入れ用窓
の奥、即ち、該ハウジングの後部左側に、複数枚のディ
スク15を順に所定ピッチで配列収納できるディスク収納
部16が配設されている。この場合、複数枚のディスク15
は上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)において配
列収納されている。なお、これらディスク15は、例えば
レーザ光を用いて信号を記録し且つ読み取る光学式ディ
スクと称されるものである。第3図及び第4図から明ら
かなように、ディスク収納部16はディスク配列方向にお
いて互いに積み重ねられた多数のディスク担持ユニット
17を有している。第3図はディスク収納部16の最上層部
分を示し、また、第4図はディスク収納部16の最下層部
分を示している。
第3図に示されるように、各ディスク担持ユニット17
は、互いに直角な2辺18a,18bを有し且つ主面に半円状
ディスク収納部18cが設けられた板状部材18から成り、
各ディスク15は該板状部材の主面に突設された位置決め
突起18dにディスク中心孔が嵌合することによって位置
決め収納されている。この板状部材18は軽量化のため
に、2辺18a,18bの頂点部分18eを略三角形に切り取られ
ている。図から明らかなように、2辺18a,18bの各延長
線と半円状ディスク収納部18cの直径Dの延長線とが直
角三角形を形成するようになされている。各ディスク担
持ユニット17には上記2辺18a,18bの頂点近傍において
単一のシャフト20が嵌合している。また、各ディスク担
持ユニット17には2辺18a及び18bの端部近傍において一
対のシャフト21,22が夫々嵌合している。第2図に示さ
れるように、各シャフト20,21及び22は下端部において
アンダーベース11に固定されている。これら各シャフト
20,21及び22によって、各ディスク担持ユニット17のず
れ止めをなすずれ止め手段が構成されている。
第4図に示されるように、各ディスク担持ユニット17
は、シャフト20,21及び22の下端部近傍に設けられた受
けプレー24上に積み重ねられている。この受けプレート
24は各シャフト20,21,22に嵌合し、且つ3つの止めリン
グ24aによって下方への移動を規制されたものである。
第3図に示されるように、積み重ねられた各ディスク担
持ユニット17の上にはシャフト20,21,22に嵌合する押え
プレート25が設けられている。例えばシャフト20の上端
第1ネジ部20aにはナット26が螺合している。また、他
のシャフト21及び22の上端部にも同様にナット26が螺合
している。ナット26と押えプレート25との間にはコイル
スプリング27が、座金27aを介して縮設されている。
上記受けプレート24と、押えプレート25と、ナット26
と、コイルスプリング27と、これらに関連する周辺小部
材とによって、各ディスク担持ユニット17を積み重ね方
向において押圧する押圧手段が構成されている。なお、
この押圧手段と、シャフト20等から成る上記ずれ止め手
段はディスク収納部16に含まれるものである。
第2図において明らかなように、積み重ねられた各ディ
スク担持ユニット17の上方に設けられた押えプレート25
の更に上にはアッパーベース29が設けられており、且
つ、例えばシャフト20の最上端部に形成された第2ネジ
部20b(第3図示)にナット30によって固定されてい
る。
第2図に示されるように、アンダーベース11の略中央部
にはターンテーブル31、スピンドルモータ32及び光学式
ピックアップ33等を含みディスク再生をなすディスク演
奏手段が配置されている。このディスク再生手段は、本
願出願人が例えば実願昭58-169560にて出願したフロン
トローディングディスクプレーヤに含まれるディスク再
生手段と略同構成のものであり、その具体的構成につい
てはここでは詳述しない。
次いで、ディスク収納部16に配列収納された複数枚のデ
ィスク15のうち、任意のディスクを順次選択して再生位
置、即ち、ターンテーブル31上に搬送するディスク取出
搬送機構について説明する。
第2図に示されるように、ディスク収納部16のディスク
配列方向に沿って、即ち上下方向において伸長する一対
の案内部材としてのガイドシャフト36,37が設けられて
おり、且つ下端部においてアンダーベース11に固定され
ている。また、両ガイドシャフト36,37の上端部はアッ
パーベース29に固定されている。両ガイドシャフト36,3
7にはベース40が摺動自在に取り付けられている。両ガ
イドシャフト36及び37はハウジング2の前面に沿って伸
長しており、故に、ベース40はディスク出し入れ用の上
記窓が設けられた該ハウジング前面の近傍を移動するよ
うになされている。第5図からも明らかなように、ベー
ス40は全体として一本の直線的なバー状であるように形
成されている。各ガイドシャフト36及び37に対するベー
ス40の取り付け状態を詳しく述べると、該ベースは該ベ
ースの長手方向略中央部に設けられた円筒状部40aにて
ガイドシャフト37に摺動自在に密接嵌合しており、左端
部においてボールベアリング等から成る一対のローラ41
a,41bを介してガイドシャフト36に摺動自在に係合して
いる。一対設けられたローラのうち、前方のローラ41a
は、ベース40に該ベースの移動方向に直角な面内におい
て揺動自在に取り付けられたレバー41cの揺動端部に設
けられている。このレバー41cはコイルスプリング41dに
よって、ローラ41aがガイドシャフト36に近づく方向に
付勢されている。
第6図において特に明らかなように、アンダーベース11
上にはブラケット43aを介して小スピンドル43bが回動自
在に設けられており、該小スピンドルの両端部には一対
の歯付ベルト車43c及び43dが夫々嵌着されている。ブラ
ケット43aの近傍には固定プレート44aを介してモータ44
が固設されており、該モータの出力軸に嵌着された歯付
ベルト車44bと歯付ベルト車43dとには歯付ベルト46が架
設されている。一方、アッパーベース29にもブラケット
29a及び小スピンドル29bを介して歯付ベルト車29cが回
転自在に取り付けられており、この歯付ベルト車29cと
歯付ベルト車43cとに歯付ベルト47が架設されている。
歯付ベルト47の一部はベース40に固着されている。すな
わち、モータ44が正逆転することによってベース40が上
下に往復動するようになされているのである。
第2図及び第6図に示されるように、ベース40の前方に
はガイドシャフト37と平行に案内部材としてのレール49
が設けられている。レール49はその長手方向に直角な断
面形状が略C字状であるように形成されており、該レー
ルの内部空間にカウンタウェイト50が上下方向において
移動自在に嵌挿されている。第6図において明らかなよ
うに、カウンタウェイト50は、レール49の上端部及び下
端部に一対ずつ設けられたプーリ51,52間に架設された
ワイヤ53によってベース40と連結されている。すなわ
ち、カウンタウェイト50はレール49により案内されてベ
ース40に対して相対移動するようになっているのであ
る。
第6図において示されるように、カウンタウェイト50の
レール49との係合一端部、即ち右端部には一対の揺動部
材55が該カウンタウェイトの移動方向において離隔して
設けられており、且つ、該カウンタウェイトの移動方向
において揺動自在にブラケット55aを介して取り付けら
れている。各揺動部材55の揺動端部にはレール49の内面
に当接する一対のローラ56が設けられている。また、一
対の揺動部材55の間には単一のコイルスプリング57が設
けられており、両揺動部材55は該コイルスプリングによ
って互いに近づく方向に付勢されている。カウンタウェ
イト50のレール49との係合他端部、即ち左端部にはレー
ル49の内面に当接するローラ59がブラケット59aを介し
て回動自在に取り付けられている。
上記した一対の揺動部材55と、一対のローラ56と、コイ
ルスプリング57と、ローラ59と、これらに関連する周辺
小部材とによって、カウンタウェイト50を案内部材たる
レール49に密接せしめる密接手段が構成されている。
ここで、カウンタウェイト50はハウジング2の前面右側
に偏倚して配置され、且つハウジング前面の近傍を移動
するようになされている。カウンタウェイト50をこのよ
うに配置することによって、当該カウンタウェイトとベ
ース40の合成重心位置をハウジング2の右前部に寄せる
ことができ、このことと、ハウジング2の左後部に配置
されたディスク収納部16の重心位置との相互作用によっ
て当該ディスク再生装置全体の前後左右における重量バ
ランスが良好となっているのである。
第2図及び第5図に示されるように、ベース40にはディ
スク収納部16のディスク配列方向に垂直な方向、この場
合左右方向に伸長するガイドシャフト61が設けられてい
る。第7図及び第8図において特に明らかなように、こ
のガイドシャフト61には2つの分割シャーシ62,63を互
いに連結してなる可動シャーシ64が摺動自在に取り付け
られている。
第5図に示されるように、ベース40右端部及び左端部に
は一対の歯付ベルト車66a,66bが回動自在に設けられて
おり、該両歯付ベルト車には歯付ベルト67が架設されて
いる。右方の歯付ベルト車66bの近傍にはモータ68がブ
ラケット68aを介して固定されており、該モータの出力
軸に嵌着されたウォーム68bが歯付ベルト車66bと一体に
形成されたウォームホィール66cと噛合している。すな
わち、モータ68の正逆転によって可動シャーシ64が左右
に往復動するようになっているのである。
2つの分割シャーシ62,63から成る可動シャーシ64には
ディスク収納部16のディスク配列方向(上下方向)に垂
直な方向に伸長するスピンドル71が軸中心を中心として
回動自在に取り付けられてしる。スピンドル71の左端部
には略C字状に屈曲して形成されたフレーム72が固定さ
れている。フレーム72には把持アーム対73及び74が設け
られている。これらフレーム72及び把持アーム対73,74
によって、ディスク15の外周を把持する把持アーム機構
が構成されている。なお、把持アーム対73,74はその各
先端部73a,74aにてディスク15の外周に係合する。スピ
ンドル71はまた、その軸方向、即ち長手方向において移
動自在であり、把持アーム対73,74と協働してディスク
の外周を把持する把持ロッドとしての作用をもなす。ス
ピンドル71の左端部には該スピンドルの一部をなす把持
ブロック71aが設けられており、スピンドル71はこの把
持ブロック71aにてディスク15の外周に係合する。把持
アーム対73及び74は把持ロッドとして作用するスピンド
ル71の長手方向に関して対称かつ互いに非平行な2つの
方向(第5図において矢印A,Bにて示される方向)にお
いて移動自在になされている。
スピンドル71の左端部に設けられた把持ブロック71aに
は、その移動方向に関する両側面にラック部材71bが形
成されている。一方、把持アーム対73,74にもラック部7
3b,74bが夫々形成されている。ラック部71bとラック部7
3bに共に噛合するように歯車75aが設けられており、ま
た、ラック部71bとラック部74bに共に噛合するように歯
車75bが設けられている。これら各ラック部71b,73b,74b
と、歯車75a及び75bとによって、把持ロッドとしてのス
ピンドル71と把持アーム対73,74とを互いに反対方向に
かつ同期して移動せしめる駆動機構が構成されている。
スピンドル71と把持アーム対73,74とを同期して移動さ
せる該駆動機構としては他にも種々の構成のものが考え
られるが、該駆動機構を上述のように歯車及びラック部
などの簡単な構成とすることによって、コストの低減が
図り易くなっている。
ここで、把持ロッドたるスピンドル71の先端、すなわ
ち、把持ブロック71aのディスク15との係合点を第1デ
ィスク係合点とし、把持アーム対73,74の各先端部73a,7
4aのディスク15との係合点を夫々第2及び第3ディスク
係合点とした場合、第1,第2ディスク係合点間の距離:L
aが第1,第3ディスク係合点間の距離:Lbと等しくなって
おり、上記第1,第2及び第3ディスク係合点を結ぶ直線
が鋭角二等辺三角形を形成するようになっている。把持
アーム対73,74の移動方向(第5図において矢印A,Bで示
される方向)は、この鋭角二等辺三角形の中心と上記第
2,第3ディスク係合点とを結ぶ直線に略平行であるよう
になされている。すなわち、上記第1,第2及び第3ディ
スク係合点が、把持されるディスク15の中心に向うよう
に移動するようになされているのである。
把持アーム対73,74を含む上記把持アーム機構にディス
ク把持のための駆動力を付与せしめる駆動源について説
明する。
第7図,第8図において示されるように、可動シャーシ
64にはスピンドル71の前方にモータ77が固設されてい
る。モータ77は該モータの出力軸がスピンドル71と平行
であるように配置されている。スピンドル71とモータ77
の間には該スピンドルと平行に伸長するスクリューシャ
フト78が回動自在に設けられており、該スクリューシャ
フトの先端部に嵌着された歯車78aが、モータ77の出力
軸に嵌着された歯車77aと噛合している。なお、スクリ
ューシャフト78にはその中央部分にのみスクリュー部78
bが設けられている。スクリューシャフト78のスクリュ
ー部78b以外の滑らかな部分に、可動ブラケット79が摺
動自在に取り付けられている。可動ブラケット79には張
出部79aが形成されており、可動ブラケット79はこの張
出部79aにおいてスピンドル71の右端に連結している。
スクリューシャフト78のスクリュー部78bにはスライダ8
1が螺合しており、且つ該スクリューシャフトの軸方向
においてのみ移動自在であるようになされている。可動
ブラケット79とスライダ81との間には一対のコイルスプ
リング82a,82bが設けられており、且つ各々スクリュー
シャフト78に外嵌している。かかる構成においてはモー
タ77が正逆転することによってスピンドル71が、歯車77
a,78a,スクリューシャフト78,スライダ81,コイルスプリ
ング82a,82b,可動ブラケット79を順次介して軸方向に往
復動せしめられるのである。従って把持アーム対73,74
を含む上記把持アーム機構によるディスク15の把持及び
把持解除がなされるのである。なお、コイルスプリング
82aは、該把持アーム機構がディスク15を把持した後の
スライダ81の移動に応じて該スライダにバイアス力を与
えるバイアス力付与手段として作用する。
上記したモータ77と、歯車77aと、スクリューシャフト7
8と、歯車78aと、可動ブラケット79と、スライダ81と、
コイルスプリング82a,82bとによって、把持アーム対73,
74を含む上記把持アーム機構に駆動力を付与せしめる駆
動源が構成されている。
一方、スクリューシャフト78の近傍には上記把持アーム
機構がディスク15を把持した後のスライダ81の移動を検
知する検知手段たるフォトセンサ81が設けられている。
スライダ81に形成された光遮蔽板81aがフォトセンサ84
に設けられた検知ギャップ内を移動することによって上
記検知がなされ、モータ77を停止させる為の信号が該フ
ォトセンサから発せられる。
上記スクリューシャフト78と、スライダ81と、コイルス
プリング82aと、フォトセンサ84とによって、上記把持
アーム機構がディスク15を把持したときにモータ77を含
む上記駆動源を停止させる停止手段が構成されている。
なお、フォトセンサ84は別として、この停止手段が上記
駆動源の一部として構成されているが、該停止手段を該
駆動源とは別に設けても良い。但し、この場合、上記把
持アーム機構は、スライダ81及びバイアス力付与手段と
してのコイルスプリング82aを介して上記駆動源が駆動
力を与えられるようにしておく必要がある。
話は前後するが、例えば第8図に示されるように、把持
アーム対73及び74は該把持アーム対に夫々形成された長
孔73d,74dがフレーム72に突設されたピン72aに摺動自在
に係合することによって移動自在となっているのである
が、把持アーム73,74がディスク15を把持したときに長
孔73d,74dの外端縁がピン72aに当接して該把持アーム対
の把持動作は規制される。すなわち、長孔73d,74d及び
ピン72aは把持アーム対73,74のガイドをなすと共に、把
持アーム対73,74を含む把持アーム機構の把持動作をデ
ィスク把持状態にて規制する規制手段として作用するの
である。
次いで、スピンドル71に、従って上記把持アーム機構に
回転駆動力に付与せしめる駆動源について説明する。
第7図及び第8図に示されるように、分割シャーシ62,6
3から成る可動シャーシ64にはモータ86を保持した保持
部材87が設けられている。保持部材87はスピンドル71を
中心として揺動自在となっている。モータ86は該モータ
の出力軸がスピンドル71と交差するように配置されてい
る。保持部材87にはスピンドル71と平行に伸びる小スピ
ンドル88が回動自在に取り付けられている。この小スピ
ンドル88の一端部、この場合、右端部にはウォームホィ
ール88aが嵌着されており、該ウォームホィールはモー
タ86の出力軸にカプラ86aを介して固定されたウォーム8
6bと噛合している。また、小スピンドル88の他端部には
歯車88bが固設されており、該歯車はスピンドル71の先
端部近傍に嵌着された歯車71bと噛合している。
上記したモータ86と、カプラ86aと、ウォーム86bと、小
スピンドル88と、ウォームホィール88aと、歯車88b及び
71bとによって、スピンドル71に、従って上記把持アー
ム機構に回転駆動力を付与せしめる駆動源が構成されて
いる。
一方、上記把持アーム機構の一部であるフレーム72の右
端部には張出部72c(第8図示)が設けられている。こ
れに対して、第7図に示されるように、分割シャーシ63
には該張出部72cに対応してストッパ90が設けられてい
る。また、このストッパ90には張出部72cに係合するコ
イルスプリング91が外嵌せられている。これら張出部72
c、ストッパ90及びコイルスプリング91によって、上記
把持アーム機構が上記駆動源により回動せしめられて所
定回動位置に達すると該把持アーム機構の回動を規制す
る規制手段が構成されている。
モータ86を保持した保持部材87は、上記把持アーム機構
の回動が該規制手段により規制されたときに生ずる上記
回転駆動力の反力によって揺動せしめられる。
一方、保持部材87の揺動端部近傍には該保持部材が揺動
したことを検知するための検知手段たるフォトセンサ93
が設けられている。保持部材87の揺動端部に固設された
光遮蔽板87aがフォトセンサ93に形成された検知ギャッ
プ内を移動することによって上記検知がなされ、モータ
86を停止させる為の信号が該フォトセンサから発せられ
る。この光遮蔽板87aにはピン87bが突設されており、該
ピンには可動駒95が固定されている。可動駒95は、可動
シャーシ64の一部をなす分割シャーシ63に形成されたガ
イド部63a内に挿入されており、保持部材87の揺動にと
もなってこのガイド部63a内を往復動する。可動駒95の
両端部には一対のコイルスプリング96a,96bが設けられ
ている。これらコイルスプリング96a,96bは、保持部材8
7が揺動したときに該保持部材にバイアス力を与えるバ
イアス力付与手段として作用する。
上記フォトセンサ93と、バイアス力付与手段たるコイル
スプリング96a,96bとによって、上記スピンドル71、従
って上記把持アーム機構が回動することによって該把持
アーム機構により把持されたディスク15が反転したとき
にモータ86を含む上記駆動源を停止させる停止手段が構
成されている。
また、上述した可動シャーシ64と、スピンドル71と、把
持アーム対73,74を含む把持アーム機構と、歯車75a,75b
を含む該スピンドル及び把持アーム対の動作を同期させ
る駆動機構と、モータ77を含む上記把持アーム機構にデ
ィスク把持のための駆動力を付与せしめる駆動源と、該
把持アーム機構の把持動作をディスク把持状態にて規制
する規制手段(把持アーム対73,74に設けられた長孔73
d,74d等から成る)と、検知手段たるフォトセンサ84等
から成り上記把持アーム機構がディスクを把持したとき
にモータ77を含む上記駆動源を停止させる停止手段と、
モータ86を含み、スピンドル71、従って該把持アーム機
構に回転駆動力を付与せしめる駆動源と、該把持アーム
機構が該駆動源により回動せしめられて所定回動位置に
達すると該把持アーム機構の回動を規制する規制手段
(ストッパ90及びコイルスプリング91とから成る)と、
モータ86を保持した保持部材87と、フォトセンサ93を含
み上記把持アーム機構が回動することによって該把持ア
ーム機構により把持されたディスクが反転したときにモ
ータ86を含む上記駆動源を停止させる停止手段とによっ
て、ベース40にディスク収納部16のディスク配列方向に
垂直な方向において移動自在に設けられて選択したディ
スクを把持し且つ反転せしめるディスク把持手段が構成
されている。
ここで、第8図から明らかなように、把持アーム対73,7
4の回転中心軸、即ち、スピンドル71の軸中心は上記デ
ィスク把持手段の移動方向、この場合左右方向(矢印X
方向及びその反対方向)に対して鋭角θaをなしてい
る。把持アーム対73,74の回転中心軸を上記ディスク把
持手段の移動方向に対してこのように傾斜せしめたこと
と、ディスク担持ユニット17を前述のように形成したこ
ととは関連している。ディスク担持ユニット17を前述の
ような形状とすることによって、ハウジング2の前面左
側に設けられたディスク出し入れ用の窓からのディスク
の出し入れ作業が容易となっている。
また、第8図から明らかなように、上記ディスク把持手
段が選択したディスクを把持したことを検知する検知手
段として作用する検知スイッチ99が把持アーム73の先端
部73aに設けられている。検知スイッチ99はディスク把
持の際にディスクの外周と係合するのである。
次いで、上記ディスク把持手段がディスク収納部16にお
ける任意のディスクを把持し得る位置にベース40が達し
たことを検出して該ベースを停止せしめるための位置検
出手段について説明する。
第2図及び第6図に示されるように、カウンタウェイト
50の案内をなすレール49の右端には複数のスリットが形
成されハウジング2に対するベース40の絶対番地を6ビ
ットで示すアドレス板100が取り付けられている。これ
に対して、第5図にも示されるように、ベース40の右端
部に該アドレス板100に対応して6ビットのフォトセン
サ101が設けられている。また、第2図にも示されるよ
うに、各ディスク担持ユニット17の前端部にはベース40
の移動方向、即ち上下方向に沿って並ぶ4ビットのスリ
ット群102が該各ディスク担持ユニット17と一体的に設
けられている。ベース40の左端部にはこのスリット群10
2に対応して検知手段たる4ビットのフォトセンナ103
(第5図参照)が設けられている。これらアドレス板10
0、フォトセンサ101、スリット群102及びフォトセンサ1
03によって、上記ディスク把持手段がディスク収納部16
における任意のディスクを把持し得る位置にベース40が
達したことを検出して該ベースを停止せしめるための位
置検出手段が構成されているのである。
第2図及び第5図に示されるように、ベース40にはガイ
ドシャフト61と平行に伸長し、両端部にスリット105a,1
05bが形成されたアドレス板105が取り付けられている。
これに対して、第7図において特に明らかなように、可
動シャーシ64上にフォトセンサ106が設けられている。
これらアドレス板105及びフォトセンサ106によって、可
動シャーシ64、従って上記ディスク把持手段が所定位置
に達したことを検出して該ディスク把持手段を停止せし
めるための位置検出手段が構成されている。
ディスク収納部16の各ディスク収納位置におけるディス
クの有無を検知するディスク有無検知手段について説明
する。
第3図に示されるように、各ディスク担持ユニット17の
上面前端部には移動部材108が設けられている。移動部
材108の略中央部にはピン部108aが設けられ、該ピン部
がディスク担持ユニット17上に形成された支持突起17a
に係合することによって該移動部材はディスク配列方向
(上下方向)において揺動自在となっている。ディスク
15がディスク担持ユニット17上に位置決めされて担持さ
れたとき、該ディスクの下面の一部が移動部材108の後
端部108bに係合し、これによって移動部材108の前端部1
08cが上方に揺動するようになっている。また、移動部
材108はピン部108aを中心として前端部の方が後端部よ
り重く形成されており、故に、ディスク担持ユニット17
からディスク15が取り除かれたときには移動部材108の
前端部108cが下方に揺動するようになされている。この
前端部108cが下方に揺動している状態を移動部材108の
第1位置と称し、また、前端部108cが上方に揺動してい
る状態を該移動部材の第2位置と称する。すなわち、移
動部材108はディスクの有無に応じて該第1位置と第2
位置の間を移動するのである。
移動部材108の前端部108cの表面には光を反射するため
のアルミ箔が貼られている。第5図に示されるように、
ベース40には、フォトセンサ103の近傍に一対の小さな
フォトセンサ109a,109bが設けられている。これらフォ
トセンサ109a及び109bは移動部材108が上記第1位置及
び第2位置のいずれにあるかを検知する為のものであ
る。なお、フォトセンサ109a,109bによる該検知は各デ
ィスク担持ユニット17に形成された小窓17cを通じてな
される。フォトセンサ109aを第1検知センサと称し、こ
れに対してフォトセンサ109bを第2検知センサと称す
る。
上記した移動部材108と、フォトセンサ109a,109bとによ
って、ディスク収納部16の各ディスク収納位置における
ディスクの有無を検知するディスク有無検知手段が構成
されている。
また、該ディスク有無検知手段と、ベース40と、可動シ
ャーシ64等を含む上記ディスク担持手段と、スリット群
102を含む上記位置検出手段と、カウンタウェイト50
と、レール49と、該カウンタウェイトをレール49に密接
せしめる上記密接手段と、ガイドシャフト36,37と、こ
れらに関連する周辺小部材とによって、ディスク収納部
16における任意のディスクを順次選択して再生位置、即
ちターンテーブル31上に搬送するディスク取出搬送機構
が構成されている。
ここで、上記一対のフォトセンサ109a及び109bについて
詳しく説明する。
まず、第1検知センサとしてのフォトセンサ109aは、上
記ディスク把持手段がディスクを把持し得る位置にベー
ス40が達したときに移動部材108が上記第1位置及び第
2位置のいずれにあるかを検知するためのものである。
一方、フォトセンサ109bは、ベース40が上記ディスク把
持手段がディスクを把持し得る位置から所定距離だけ上
方に移動しているときに移動部材108が上記第1位置及
び第2位置のいずれにあるかを検知する為のものであっ
て、フォトセンサ109aに対して例えば3mm以上、上方に
ずれて設けられている。
第6図に示されるように、レール49の下端部左側面には
ブラケット110がネジ固定されている。第10図(b)か
ら特に明らかなように、ブラケット110にはロックネジ1
10aが嵌合し、且つ、止めリング110bによって抜け止め
がなされている。ロックネジ110aは、これを締め込んで
ベース40に突設された雌ネジ部40bに螺合せしめること
によってベース40をハウジング2に対してロックするた
めのものである。なお、ロックネジ110aには該ロックネ
ジにバイアス力を付与するためのコイルスプリング110c
が嵌挿されている。ブラケット110にはまた、検知スイ
ッチ111がネジにて固定されている。この検知スイッチ1
11は、ロックネジ110aが締め込まれてベース40がロック
されたときに該ロックネジの一部が該検知スイッチのア
ーマチャ111aと係合するように配置されている。ロック
ネジ110aが締め込まれてベース40がロックされたときに
検知スイッチ111が動作して、当該ディスク再生装置の
すべての動作がなされないようになっている。
次いで、上記ディスク取出搬送機構によってターンテー
ブル31上に搬送されたディスクをクランプするクランプ
機構について説明する。
第2図に示されるように、アンダーベース11上であっ
て、ターンテーブル31の後方にはブラケット112が固定
されている。第9図(a)及び(b)に示されるよう
に、ブラケット112の上端部にはピン113aを介して支持
部材113が揺動自在に取り付けられている。支持部材113
の揺動一端部にはターンテーブル31と協働してディスク
クランプ作用をなす押圧部材114が回動自在に設けられ
ている。なお、押圧部材114が磁力によってターンテー
ブル31に吸着することによってディスククランプがなさ
れる。また、第9図(a)において2点鎖線にて示され
る位置を支持部材113の非クランプ位置と称し、また、
第9図(a)において実線にて示される位置を該支持部
材のクランプ位置と称する。支持部材113の揺動角度:
θbは例えば110°となっている。
ブラケット112の右端にはギアードモータ115が固定され
ている。ギアードモータ115の出力軸115aには第1レバ
ー部材116が嵌着されている。第1レバー部材116の回転
端部には第2レバー部材117が一端部においてピン117a
を介して回動自在に取り付けられている。この第2レバ
ー部材117の他端部は支持部材113の揺動他端部にピン11
7bを介して枢着されている。なお、ブラケット112には
第1レバー部材116と共に回動する補助レバー部材118が
設けられ、更に、該補助レバー部材の回動角度を検出す
ることによってディスククランプが完了したことを検知
する検知スイッチ119が設けられている。
上記したギアードモータ115と、第1レバー部材116と、
第2レバー部材117とによって、支持部材113を駆動する
駆動手段が構成されている。また、該駆動手段と、支持
部材113と、押圧部材114とによって、ディスククランプ
をなすクランプ機構が構成されている。
第10図(a)は各ディスク担持ユニット17に形成された
スリット群102の詳細を示すものである。
第10図(a)に示されるように、各ディスク担持ユニッ
ト17には4つずつのスリット102a,102b,102c及び102dが
形成されている。フォトセンサ103に一直線上に設けら
れた4つのフォトカプラ103a,103b,103c及び103dによっ
て各ディスク担持ユニット17に対するベース40の位置を
検知するのである。
ここで、アドレス板100、フォトセンナ101及び103の調
整方法について説明しておく。なお、ディスクを収納担
持する各ディスク担持ユニット17は全部で60枚である。
まず、4ビットのフォトセンサ103の水平度を確認し、
6ビットのフォトセンサ101を水平に調整する。次い
で、フォトセンサ103の中心軸(第10図(a)にて103e
にて示される)と30枚目のディスク担持ユニット17に形
成されたスリット102bの中心軸102e(第10図(a)図
示)とを一致させ、この状態でアドレス板100を上下さ
せて6ビットのフォトセンサ101の中心軸と該アドレス
板の下位ビットのスリットの中心軸とを合わせる。ま
た、このとき、アドレス板100を適当に傾斜させて該ア
ドレス板とフォトセンサ101の水平方向における位置調
整も行なう。次に、フォトセンサ103の中心軸103eと2
枚目及び60枚目のディスク担持ユニット17のスリット10
2bの中心軸102eとを一致させ、このときに6ビットのフ
ォトセンサ101の中心軸がアドレス板100の下位ビットの
スリット中心軸と一致しているかを確認する。この後、
4ビットのフォトセンサ103の水平位置をディスク担持
ユニット17のスリットに一致させる。かくして調整が完
了する。
次に、上記した構成のディスク再生装置の動作を第11図
及び第12図をも参照しつつ再生手順に沿って簡単に説明
する。
装置への電源投入直後、制御回路120(第11図示)は機
構部が輸送準備状態あるいはロック状態(前述)にない
ことを判断し、選曲部7のキーボード7aが操作されるこ
とにより再生さるべきディスクが指定されると、モータ
44に駆動電圧を供給し、該モータは回転を始める。よっ
てベース40が、上記ディスク把持手段が指定されたディ
スクを把持し得る位置まで移動する。このとき、制御回
路120はフォトセンサ101によってアドレス板100の絶対
番地を読み取り、また、フォトセンサ103によってディ
スク担持ユニット17のスリット群102を読み取る。な
お、輸送準備状態とは押圧部材114及び支持部材113から
なるクランパがディスクをターンテーブル上に押圧し且
つ把持アーム対73,74が該ディスクを把持した状態、す
なわち、フォトセンサ84及び検知スイッチ99,119からオ
ン信号が得られる状態をいう。
フォトセンサ103によるスリット群102の読み取りに伴う
ベース40の動作について詳述する。
第10図(a)において、三段重なって描かれたディスク
担持ユニット17のうち、指定されたディスクを担持する
ディスク担持ユニット17が中央のものであるとすると、
フォトセンサ103のフォトカプラ103a,103bがスリット10
2a,102bに夫々一致してフォトカプラ103a,103bからオン
信号が得られるとモータ44への駆動電圧供給が断たれ、
ベース40が停止せしめられるのである。
ディスク把持手段がディスクを把持し得る位置にベース
40が停止したら、制御回路120はモータ68を駆動し、可
動シャーシ64を含むディスク把持手段はディスクに向っ
て移動する。該ディスク把持手段が移動してディスク把
持位置に達したことがフォトセンサ106により確認され
るとモータ68、従ってディスク把持手段は停止する。次
いで、フォトセンサ109a(第5図示)によってディスク
有無検出がなされる。ディスクの存在が確認されると、
モータ77が駆動され、ディスクは把持ロッドたるスピン
ドル71と把持アーム対73,74とによって3点にて把持さ
れる。ディスクが把持されたことがフォトセンサ84及び
検知スイッチ99によって検知されると、再びモータ44が
フォトカプラ103b,103cからオン信号が得られるまで回
動せられてベース40が例えば約3mm上方に移動する。こ
の3mmの移動によって、ディスク中心孔に嵌合してディ
スクの位置決めをなしている位置決め突起18dとディス
ク中心孔との嵌合状態が解除される。次いで、モータ68
が逆回転せられ、ディスク把持手段はディスクを把持し
た状態で右方に移動する。ディスク把持手段が右方に所
定距離だけ移動して把持されたディスクがターンテーブ
ルの直上に達したことがフォトセンサ106により確認さ
れると、モータ68が停止される。
後、ベース40が下方に移動せられてディスクがターンテ
ーブル上に載置されるのであるが、選ばれた曲がディス
クのB面、すなわち、ディスク収納状態における上面に
記録されている場合、モータ86が駆動されてディスクは
反転される。
ここで、ディスクの反転動作について詳述する。
選ばれた曲がディスクのB面にある場合、制御回路120
はまず、ベース40が上から50枚目のディスクに対応する
位置より上方にあるか下方にあるかを確認する。ベース
40が上から50枚目のディスクに対応する位置より下方に
ある場合はベース40は49枚目のディスク位置まで上昇せ
しめられる。その後、モータ86が駆動されてディスクの
反転がなされ、同時にベースが下降する。なお、ディス
クの反転が完了したことはフォトセンサ93によって検知
される。
ディスクがターンテーブル上に載置されると、ギアード
モータ115が回動してディスククランプがなされる。デ
ィスクがクランプされたことが検知スイッチ119によっ
て検知されると、ディスク把持手段によるディスク把持
状態が解除される。かくして再生可能となり、スピンド
ルモータ32及び光学式ピックアップ33等が作動して再生
が開始される。
再生が終了すると、ディスクは上記と逆の過程を辿って
元の収納位置に収納される。
以下、指定された曲数に応じて上記の動作が繰返され
る。
第13図は、輸送準備動作をなすために制御回路120に記
憶されかつ実行されるプログラムに例を示すフローチャ
ートである。すなわち、このフローチャートによって示
されるサブルーチンにおいては、キーボード7a若しくは
手動スイッチ(図示せず)によって供給される輸送準備
指令に応答して制御回路120(第11図)が実行するサブ
ルーチンプログラムを示すフローチャートである。この
フローチャートから明らかな如く、輸送準備指令に応答
して制御回路120は、所定位置に格納されているダミー
ディスクを取り出して再生部のターンテーブル31に載置
するように搬送機構に指令を与える。次いで、クランパ
としての支持部材113及び押圧部114を作動せしめるべく
ギアードモータ115を駆動し、ダミーディスクをターン
テーブル上にクランプする。通常再生の場合、把持アー
ム対72,74をディスクから離すのであるか、この場合、
把持アーム対によるディスク保持を維持したままで輸送
準備モードを終了する。
このような状態で電源を切っても機構部はそのままの状
態を継続し、把持アームを含む搬送機構はダミーディス
クを介して再生手段と堅固に結合している故、輸送中の
外部衝撃に対しても充分に耐えられるのである。
尚、ここで言うダミーディスクとは、何も特別なディス
クを用意する必要はなく、普通のディスク(CD)を用い
ることができる。但し、ターンテーブル上に担持しクラ
ンパにより押圧固定すると共に把持手段により把持固定
した状態で装置を輸送する場合にはディスクに加わる負
荷も大きくなることから、強度の大きい専用のディスク
(例えば板厚の大きいディスク)を適用すれば、装置の
構成部品を堅固に結合することができる。
効果 上記したことから明らかな如く、本発明によるディスク
選択再生装置においては、輸送準備動作指令に応じてデ
ィスクがディスク把持機構によって把持され且つクラン
パとターンテーブルによりクランプされた状態とするこ
とができ、可動要素であるディスク搬送機構、ターンテ
ーブル及びクランパをディスクを介して堅固に結合させ
ることとなるから、輸送時において必要となるメカロッ
クをそれ専用の手段を設けることなく達成できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスク再生装置の正面図、第2
図は該ディスク再生装置の内部構造の全体斜視図、第3
図及び第4図はディスク収納部の詳細斜視図、第5図及
び第6図はベースとその周辺部材を示す斜視図、第7図
はディスクを把持するディスク把持手段の詳細斜視図、
第8図は該ディスク把持手段の一部断面を含む平面図、
第9図(a)及び(b)はクランプ機構の各々側面図及
び背面図、第10図(a)は上記ディスク収納部の構成部
材であるディスク担持ユニットに形成されたスリットと
検知センサを説明するための図、第10図(b)は上記内
部構造の一部詳細図、第11図は当該ディスク再生装置に
おける駆動制御系の構成を示す図、第12図は当該ディス
ク再生装置の動作を説明するためのフローチャート、第
13図は本発明によるディスク選択再生装置の輸送準備動
作モードを示すフローチャートである。 主要部分の符号の説明 1……ディスク再生装置 2……ハウジング、3……ドア 3a……ガラス板、5……操作部 6……調節部、7……選曲部 8……コイン受部、10……キャスタ 11……アンダーベース 12……フレーム、15……ディスク 16……ディスク収納部 17……ディスク担持ユニット 17a……支持突起、17c……小窓 18……板状部材 18c……半円状ディスク収納部 18d……位置決め突起 18e……頂点部分 20,21,22……シャフト 20a……第1ネジ部 20b……第2ネジ部 24……受けプレート 24a……止めリング 25……押えプレート 26……ナット、26a……座金 27,41d,57,82a,82b,91,96a,96b……コイルスプリング 29……アッパーベース 20a,43a,55a,59a,68a,110,112……ブラケット 29b,43b,88……小スピンドル 29c,43c,43d,44b,66a,66b……歯付ベルト車 31……ターンテーブル 32……スピンドルモータ 33……光学式ピックアップ 36,37,61……ガイドシャフト 40……ベース 40a……筒状部 41a,41b,56,59……ローラ 41c……レバー 44,68,77,86……モータ 44a……固定プレート 46,47,67……歯付ベルト 49……レール 50……カウンタウェイト 51,52……プーリ 53……ワイヤ、55……揺動部材 62,63……分割シャーシ 63a……ガイド部 64……可動シャーシ 66c,88a……ウォームホィール 68b,86b……ウォーム 71……スピンドル 71a……把持ブロック 71b,75a,75b,77a,78a,88b……歯車 72……フレーム 72a,87b,113a,117a……ピン 72c,79a……張出部 73,74……把持アーム 73a,74a……先端部 73b,74b……ラック部 73d,74d……長孔 78……スクリューシャフト 78b……スクリュー部 79……可動ブラケット 81……スライダ 81a,87a……光遮蔽板 84,93,101,103,106,109a,109b……フォトセンサ 86a,……カプラ 87……保持部材 90……ストッパ 95……可動駒 99,111,119……検知スイッチ 100,105……アドレス板 102……スリット群 102a,102b,102c,102d,105a,105b……スリット 103a,103b,103c,103d……フォトカプラ 103e……中心軸 108……移動部材 108a……ピン部 108b……後端部 108c……前端部 110a……ロックネジ 113……支持部材 114……押圧部材 115……ギアードモータ 115a……出力軸 116……第1レバー部材 117……第2レバー部材 118……補助レバー部材 120……制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のディスクを配列収納するディスク
    収納部(16)と、 前記ディスク収納部から搬送されてきたディスクを担持
    してこれを回転せしめるターンテーブル(31)及び該タ
    ーンテーブルと協同してディスクをクランプするクラン
    パ(114)を含むディスク再生手段と、 前記ディスク収納部と前記ディスク再生手段との間にお
    いてディスクを搬送するとともに前記ディスク収納部の
    ディスク配列方向に沿って移動自在なベース(40)及び
    前記ベース上に移動自在に設けられディスクをその径方
    向において把持するディスク把持機構(72,73,74,…
    …)を有するディスク搬送機構と、 前記ターンテーブルと前記クランパによるクランプ動作
    及び前記ディスク搬送機構によるディスクの搬送動作を
    制御する制御手段(120)と、 装置外部から指令を入力するものであって搬送準備動作
    指令を含む入力指令を該制御手段に供給する入力手段
    (7a)とを備えるディスク選択再生装置であって、 前記制御手段(120)は、前記入力手段による輸送準備
    動作指令に基づいて前記ディスク搬送機構と前記ディス
    ク再生手段とを作動させ、任意のディスクが前記ディス
    ク把持機構によって把持され且つ前記ターンテーブルと
    前記クランパによってクランプされた状態となしたとこ
    ろで、前記ディスク搬送機構と前記ディスク再生手段の
    作動を停止させるようにしたことを特徴とするディスク
    選択再生装置。
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JPS6052950A (ja) * 1983-09-01 1985-03-26 Sony Corp デイスク交換装置

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JPS6052950A (ja) * 1983-09-01 1985-03-26 Sony Corp デイスク交換装置

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JPS60256969A (ja) 1985-12-18

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