JPH0685233A - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

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JPH0685233A
JPH0685233A JP4235704A JP23570492A JPH0685233A JP H0685233 A JPH0685233 A JP H0685233A JP 4235704 A JP4235704 A JP 4235704A JP 23570492 A JP23570492 A JP 23570492A JP H0685233 A JPH0685233 A JP H0685233A
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JP
Japan
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polysilicon film
resist mask
semiconductor substrate
film
light receiving
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Application number
JP4235704A
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English (en)
Inventor
Hironori Nagasaki
博記 長崎
Mamoru Yamanaka
衛 山中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH0685233A publication Critical patent/JPH0685233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質の均一性とダイナミックレンジの向上を
図ることができる固体撮像装置の製造方法を提供する。 【構成】 半導体基板1の表面にP型ウェル層2を形成
すると共に、P型ウェル層2に埋め込みチャネル5及び
チャネルストッパー4を形成する。次に、半導体基板1
の上に全面に亘ってポリシリコン膜11を形成した後、
該ポリシリコン膜11の上に受光部としてのフォトダイ
オード部3と対応する大きさの開口部を有するレジスト
マスク12を形成する。次に、レジストマスク12の開
口部からイオン注入をすることにより半導体基板1の表
面にフォトダイオード部3を形成し、しかる後、レジス
トマスク12を用いてポリシリコン膜11に対してエッ
チング処理を施すことによりポリシリコン膜からなる信
号転送用ゲート電極6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号を検出する固体
撮像装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置は、画素数をより多
くすることによるダイナミックレンジの改善と低照度及
び高照度における画質の向上とが要求されている。
【0003】以下、従来の製造方法により得られる固体
撮像装置について説明する。
【0004】図5は、従来の製造方法により得られる固
体撮像装置の単位画素の断面図を示し、同図において、
1はN型の半導体基板、2は半導体基板1の表面に形成
されたP型ウェル層、3は信号電荷を蓄積する受光部と
してのN+ 層よりなるフォトダイオード部、4は他の画
素とのクロストーキングを防止するP+ 層よりなるチャ
ネルストッパー、5は信号電荷を転送する信号転送部と
してのN+ 層よりなる埋め込みチャネル、6は埋め込み
チャネル5に転送クロックを送るポリシリコンよりなる
信号転送用ゲート電極、7は信号転送用ゲート電極6を
覆う絶縁層、8はフォトダイオード部3の上側に形成さ
れる受光領域9を決定する遮光材、10は絶縁膜7にお
ける露出している部分及び遮光層8を覆う保護膜であ
る。
【0005】以下、上記固体撮像装置の動作について説
明する。
【0006】まず、光が保護膜10を通過して受光領域
9に入射すると、該入射光の光量に応じてN+ 層よりな
るフォトダイオード部3とP型ウェル層2とによって形
成されるPN接合の空乏層において光電変換が行なわ
れ、生成された信号電荷がフォトダイオード部3に蓄積
される。
【0007】次に、信号転送用ゲート電極6に埋め込み
チャネル5側のポテンシャルを下げる電圧を印加する
と、信号電荷はフォトダイオード3から埋め込みチャネ
ル5へ転送される。
【0008】次に、図5の手前方向にポテンシャルを順
々に変える転送クロックを送り、各ラインの信号を順次
転送する。
【0009】以下、従来の固体撮像装置の製造方法につ
いて説明する。
【0010】まず、半導体基板1の表面にP型ウェル層
2を形成すると共に、該P型ウェル層2に埋め込みチャ
ネル5及びチャネルストッパー4をそれぞれ形成する。
次に、半導体基板1の上にフォトダイオード部形成用レ
ジストマスク(図示は省略している。)を形成した後、
該フォトダイオード形成用レジストマスクの開口部から
イオン注入をすることにより、半導体基板1の表面にフ
ォトダイオード部3を形成する。
【0011】次に、フォトダイオード形成用レジストマ
スクを除去した後、半導体基板1の上に絶縁膜7を介し
て全面に亘ってポリシリコン膜を形成する。次に、ポリ
シリコン膜の上に転送用ゲート電極形成用レジストマス
ク(図示は省略している。)を形成した後、該転送用ゲ
ート電極形成用レジストマスクを用いてポリシリコン膜
に対してエッチング処理を施して信号転送用ゲート電極
6を形成する。
【0012】次に、転送用ゲート電極6を覆うように絶
縁膜7を介して遮光材8を設けることにより受光領域9
を形成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の固体撮像装置の製造方法によると、フォトダイオー
ド部3を形成するためのレジストマスクと、信号転送用
ゲート電極6を形成するためのレジストマスクとが別物
であるために、半導体基板1上に形成されたフォトダイ
オード部3と信号転送用ゲート電極6との間のチャネル
ゲートの長さにバラツキが生じることがある。一方、埋
め込みチャネル5へ信号電荷を送るための電圧は数十万
画素に対してほぼ一様にかかるため、チャネルゲートの
長さのバラツキはそのまま読み出し電荷量の変動にな
る。
【0014】固体撮像装置の微細化に伴ってチャネルゲ
ートの長さが短くなるため、チャネルゲートの長さのば
らつきは20%程度になってしまうことがある。
【0015】また、固体撮像装置の製造方法において
は、イオン注入後の炉工程のアニール処理やドライブイ
ンの処理温度を下げたり処理時間を短くしたりして拡散
層の横方向への広がりをおさえるために、イオン注入の
加速電圧をあげてイオンの飛程距離を大きくする必要性
が生じている。
【0016】ところが、フォトダイオード部3と信号転
送用ゲート電極6とがずれると、読み出しのマージンが
減少して飽和信号のばらつきが生じる。またブルーミン
グと残像のマージンが下がるため、ダイナミックレンジ
が減少することになる。このため、画面上において、飽
和及び感度が低下したり或いはザラツキや感度ムラが発
生したりするという問題があった。
【0017】上記に鑑み、本発明は、視覚による画質の
評価において重要である飽和及び感度の向上と画質のバ
ラツキの低減を図ることができる固体撮像装置の製造方
法をを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1〜4の発明は、受光部形成用のイオン注入
領域を形成するためのレジストマスクを用いて信号転送
用ゲート電極のエッチング処理をも行なうことにより、
受光部と信号転送用ゲート電極との間のマスクズレによ
るチャネルゲートのバラツキを無くすものである。
【0019】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、固体撮像装置の製造方法を、半導体基板の上に全面
に亘ってポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン膜の
上に受光部と対応する大きさの開口部を有するレジスト
マスクを形成し、該レジストマスクの開口部からイオン
注入をすることにより半導体基板の表面に受光部を形成
し、しかる後、上記レジストマスクを用いて上記ポリシ
リコン膜に対してエッチング処理を施すことにより上記
ポリシリコン膜からなる信号転送用ゲート電極を形成す
る構成とするものである。
【0020】請求項2の発明が講じた解決手段は、固体
撮像装置の製造方法を、半導体基板の上に全面に亘って
ポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に全面
に亘ってシリサイド膜を形成し、該シリサイド膜の上に
受光部と対応する大きさの開口部を有するレジストマス
クを形成し、該レジストマスクの開口部からイオン注入
をすることにより半導体基板の表面に受光部を形成し、
しかる後、上記レジストマスクを用いて上記ポリシリコ
ン膜及びシリサイド膜に対してエッチング処理を施すこ
とにより該ポリシリコン膜及びシリサイド膜からなる信
号転送用ゲート電極を形成する構成とするものである。
【0021】請求項3の発明は、予めポリシリコン膜の
一部分に対してエッチング処理を施しておくことによ
り、イオン注入の加速電圧のマージンを広げるものであ
る。
【0022】請求項3の発明が講じた解決手段は、固体
撮像装置の製造方法を、半導体基板の上に全面に亘って
ポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に受光
部と対応する大きさの開口部を有するレジストマスクを
形成し、該レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜
に対してエッチング処理を施すことにより受光部が形成
されるべき部位の上側のポリシリコン膜を所定深さに亘
って除去し、上記レジストマスクの開口部からイオン注
入をすることにより半導体基板の表面に受光部を形成
し、しかる後、上記レジストマスクを用いて上記ポリシ
リコン膜に対して再度エッチング処理を施すことにより
上記ポリシリコン膜からなる信号転送用ゲート電極を形
成する構成とするものである。
【0023】請求項4の発明は、ポリシリコン膜の上に
形成したシリサイド膜に対してエッチング処理を施すこ
とにより、イオン注入の加速電圧のマージンを広げるも
のである。
【0024】請求項4の発明が講じた解決手段は、固体
撮像装置の製造方法を、半導体基板の上に全面に亘って
ポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に全面
に亘ってシリサイド膜を形成し、該シリサイド膜の上に
受光部と対応する大きさの開口部を有するレジストマス
クを形成し、該レジストマスクを用いて上記シリサイド
膜に対してエッチング処理を施すことにより受光部が形
成されるべき部位の上側のシリサイド膜を除去し、上記
レジストマスクの開口部からイオン注入をすることによ
り半導体基板の表面に受光部を形成し、しかる後、上記
レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜に対してエ
ッチング処理を施すことにより上記ポリシリコン膜及び
シリサイド膜からなる信号転送用ゲート電極を形成する
構成とするものである。
【0025】
【作用】請求項1〜4の構成により、半導体基板の表面
に受光部を形成するためのレジストマスクを用いてポリ
シリコン膜に対するエッチング処理を施すことにより、
ポリシリコン膜からなる信号転送用ゲート電極を形成す
るため、受光部と信号転送用ゲート電極との間のマスク
ズレを無くすことができる。
【0026】また、ポリシリコン膜を通してイオン注入
をするため、イオン注入の加速電圧を大きくとれるの
で、不純物拡散のマージンを大きくすることができる。
【0027】請求項2及び4の構成により、信号転送用
ゲート電極がポリシリコン膜及びシリサイド膜からなる
2層構造であるため、低抵抗化が図られている。
【0028】請求項3の構成により、ポリシリコン膜に
対してエッチング処理を施すことにより受光部の上側の
ポリシリコン膜を所定深さに亘って除去した後、イオン
注入によって半導体基板の表面に受光部を形成し、しか
る後、ポリシリコン膜に対して再度エッチング処理を施
すことによりポリシリコン膜からなる信号転送用ゲート
電極を形成するため、イオン注入の加速電圧のマージン
を広げることができると共に、1回目のエッチング処理
によってポリシリコン膜の表面が自然酸化し、イオン注
入された受光部の界面が2回目のエッチング処理によっ
てイオン損傷することを防止できる。この場合、1回目
のエッチング処理によって残すポリシリコン膜の膜厚を
調整することにより、イオンが注入される部位の深さを
制御することができる。
【0029】請求項4の構成により、ポリシリコン膜の
上に形成されたシリサイド膜に対してエッチング処理を
施すことにより受光部の上側のシリサイド膜を除去した
後、イオン注入によって半導体基板の表面に受光部を形
成し、しかる後、ポリシリコン膜に対して再度エッチン
グ処理を施すことによりポリシリコン膜及びシリサイド
からなる信号転送用ゲート電極を形成するため、請求項
3と同様に、イオン注入の加速電圧のマージンを広げる
ことができると共にイオン注入された受光部の界面が2
回目のエッチング処理によってイオン損傷することを防
止できる。この場合、ポリシリコン膜の膜厚を調整する
ことによりイオン注入深さを制御することができる。
【0030】また、1回目のドライエッチングはシリサ
イド膜をすべて除去するため、1回目のドライエッチン
グのエンドポイントの検出を安定して得ることができ
る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0032】図1(a)及び(b)は本発明の第1実施
例に係る固体撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面
図であって、同図において、1はN型の半導体基板、2
は半導体基板1の表面に形成されたP型ウェル層、3は
信号電荷を蓄積する受光部としてのN+ 層よりなるフォ
トダイオード部、4は他の画素とのクロストーキングを
防止するP+ 層よりなるチャネルストッパー、5は信号
電荷を転送する信号転送部としてのN+ 層よりなる埋め
込みチャネルである。
【0033】まず、N型の半導体基板1の表面にP型ウ
ェル層2を形成すると共に、該P型ウェル層2にP+
よりなるチャネルストッパー4及びN+ 層よりなる埋め
込みチャネル5をそれぞれ形成する。
【0034】次に、図1(a)に示すように、半導体基
板1の上に全面に亘ってポリシリコン膜11を形成した
後、該ポリシリコン膜11の上に絶縁膜7を介して、半
導体基板1におけるフォトダイオード部3を形成するべ
き部位と対応する位置に開口部を有するレジストマスク
12を形成する。その後、レジストマスク12の開口部
からイオン注入することにより、P型ウェル層2にフォ
トダイオード部3を形成する。
【0035】次に、図1(b)に示すように、上記レジ
ストマスク12を用いてポリシリコン膜11に対してド
ライエッチング処理を施すことにより、ポリシリコン膜
よりなる信号転送用ゲート電極11´を形成すると共に
受光領域9を形成する。
【0036】次に、レジストマスク12を除去した後、
新たなレジストマスク(図示は省略している。)を転送
用ゲート電極6の上に形成し、その後、周辺の転送用ゲ
ート及びチップ周辺部の配線をドライエッチングにより
形成する。
【0037】図2(a)及び(b)は本発明の第2実施
例に係る固体撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面
図であって、同図において、1はN型の半導体基板、2
はP型ウェル層、3はN+ 層よりなるフォトダイオード
部、4はP+ 層よりなるチャネルストッパー、5はN+
層よりなる埋め込みチャネルである。
【0038】まず、N型の半導体基板1の表面にP型ウ
ェル層2を形成すると共に、該P型ウェル層2にP+
よりなるチャネルストッパー4及びN+ 層よりなる埋め
込みチャネル5をそれぞれ形成する。
【0039】次に、図2(a)に示すように、半導体基
板1の上に絶縁膜7を介して全面に亘ってポリシリコン
膜11を形成した後、該ポリシリコン膜11の上に全面
に亘ってシリサイド膜13を形成する。その後、シリサ
イド膜13の上に、半導体基板1におけるフォトダイオ
ード部3を形成するべき部位と対応する位置に開口部を
有するレジストマスク12を形成した後、レジストマス
ク12の開口部からイオン注入することにより、P型ウ
ェル層2にフォトダイオード部3を形成する。
【0040】次に、図2(b)に示すように、上記レジ
ストマスク12を用いてポリシリコン膜11及びシリサ
イド膜13に対してドライエッチング処理を施すことに
より、ポリシリコン膜及びシリサイド膜よりなる信号転
送用ゲート電極6を形成すると共に受光領域9を形成す
る。
【0041】次に、レジストマスク12を除去した後、
新たなレジストマスク(図示は省略している。)を信号
転送用ゲート電極6の上に形成し、その後、周辺の信号
転送用電極及びチップ周辺部の配線をドライエッチング
により形成する。
【0042】図3(a)及び(b)は本発明の第3実施
例に係る固体撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面
図であって、同図において、1はN型の半導体基板、2
はP型ウェル層、3はN+ 層よりなるフォトダイオード
部、4はP+ 層よりなるチャネルストッパー、5はN+
層よりなる埋め込みチャネルである。
【0043】次に、図3(a)に示すように、半導体基
板1の上に絶縁膜7を介して全面に亘ってポリシリコン
膜11を形成した後、該ポリシリコン膜11の上に、半
導体基板1におけるフォトダイオード部3を形成するべ
き部位と対応する位置に開口部を有するレジストマスク
12を形成する。
【0044】次に、レジストマスク12を用いてポリシ
リコン膜11に対してドライエッチングを行ない、フォ
トダイオード部3が形成されるべき部位の上側のポリシ
リコン膜11を所定深さに亘って除去した後、レジスト
マスク12の開口部からイオン注入することにより、P
型ウェル層2にフォトダイオード部3を形成する。この
場合、ポリシリコン膜11に対して行なうドライエッチ
ングの所定深さは、フォトダイオード部3を所望深さに
形成するのに必要な量に設定しておく。
【0045】次に、図3(b)に示すように、上記レジ
ストマスク12を用いて残りのポリシリコン膜11に対
してドライエッチング処理を施すことにより、ポリシリ
コン膜よりなる信号転送用ゲート電極6を形成すると共
に受光領域9を形成する。
【0046】すべてのポリシリコン膜11を1回のドラ
イエッチングで除去してしまうと、フォトダイオード部
3の界面がイオン損傷を受け、界面準位の発生により画
質が低下してしまう恐れがあるが、本第3実施例のよう
に、ポリシリコン膜11を残した状態で半導体基板1に
対してイオン注入を行なうと、ポリシリコン膜11の表
面が自然酸化するため、2回目のドライエッチングによ
るフォトダイオード部3への影響を低減することができ
る。
【0047】図4(a)及び(b)は本発明の第4実施
例に係る固体撮像装置の製造方法の製造工程を示す断面
図であって、同図において、1はN型の半導体基板、2
はP型ウェル層、3はN+ 層よりなるフォトダイオード
部、4はP+ 層よりなるチャネルストッパー、5はN+
層よりなる埋め込みチャネルである。
【0048】まず、N型の半導体基板1の表面にP型ウ
ェル層2を形成すると共に、該P型ウェル層2にP+
よりなるチャネルストッパー4及びN+ 層よりなる埋め
込みチャネル5をそれぞれ形成する。
【0049】次に、半導体基板1の上に全面に亘ってポ
リシリコン膜11を形成した後、該ポリシリコン膜11
の上に絶縁膜7を介して全面に亘ってシリサイド膜13
を形成する。その後、シリサイド膜13の上に、半導体
基板1におけるフォトダイオード部3を形成するべき部
位と対応する位置に開口部を有するレジストマスク12
を形成した後、図4(b)に示すように、レジストマス
ク12を用いてシリサイド膜13に対してドライエッチ
ング処理を施すことにより、シリサイド膜13における
フォトダイオード部3を形成するべき部位の上側部分を
すべての深さに亘って除去する。
【0050】次に、レジストマスク12の開口部からイ
オン注入することにより、P型ウェル層2にフォトダイ
オード部3を形成した後、図4(b)に示すように、上
記レジストマスク12を用いてポリシリコン膜11に対
してドライエッチング処理を施すことにより、ポリシリ
コン膜及びシリサイド膜からなる信号転送用ゲート電極
6を形成すると共に受光領域9を形成する。
【0051】本第4実施例のようにすると、1回目のド
ライエッチングはシリサイド膜13をすべて除去するた
め、ドライエッチングのエンドポイントの検出を安定し
て得ることができる。また、第3実施例と同様に、1回
目のドライエッチングによりポリシリコン膜11の表面
が自然酸化するため、2回目のドライエッチングによる
フォトダイオード部3への影響を低減することができ、
画質の向上に大いに役立つものである。
【0052】
【発明の効果】請求項1〜4の発明に係る固体撮像装置
の製造方法によると、半導体基板の表面に受光部を形成
するためのレジストマスクを用いてポリシリコン膜或い
はシリサイド膜に対するエッチング処理を施すことによ
り、信号転送用ゲート電極を形成するため、受光部と信
号転送用ゲート電極との間のマスクズレを無くすことが
できると共に、ポリシリコン膜を通してイオン注入をす
るためイオン注入の加速電圧を大きくとれるので、不純
物拡散のマージンを大きくすることができる。
【0053】このため、請求項1〜4の発明によると、
画質の均一性とダイナミックレンジの向上を図ることが
できる。
【0054】また、請求項2及び4の発明に係る固体撮
像装置の製造方法によると、信号転送用ゲート電極をポ
リシリコン膜及びシリサイド膜からなる2層構造とした
ため、信号転送用ゲート電極の低抵抗化を図ることがで
きる。
【0055】また、請求項3及び4の発明に係る固体撮
像装置の製造方法によると、1回目のエッチング処理の
後にイオン注入を行なうものであるから、イオン注入の
加速電圧のマージンを広げることができると共に、1回
目のエッチング処理によってポリシリコン膜の表面が自
然酸化し受光部の界面が2回目のエッチング処理によっ
てイオン損傷することを防止できるので、一層確実に画
質の均一性とダイナミックレンジの向上を図ることがで
きる。
【0056】さらに、1回目のエッチング処理によって
残すポリシリコン膜の膜厚又は1回目のエッチング処理
によって残るポリシリコン膜の膜厚を調整することによ
り、イオン注入の深さを制御することができる。
【0057】特に、請求項4の発明によると、1回目の
ドライエッチングはシリサイド膜をすべて除去するた
め、1回目のドライエッチングのエンドポイントの検出
を安定して得ることができるので、受光部の濃度プロフ
ァイルの深さを一層正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る固体撮像装置の製造
方法を示し、(a)はエッチング前の断面図であり、
(b)はエッチング後の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る固体撮像装置の製造
方法を示し、(a)はエッチング前の断面図であり、
(b)はエッチング後の断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る固体撮像装置の製造
方法を示し、(a)は1回目のエッチング後の断面図で
あり、(b)は2回目のエッチング後の断面図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る固体撮像装置の製造
方法を示し、(a)は1回目のエッチング後の断面図で
あり、(b)は2回目のエッチング後の断面図である。
【図5】従来の固体撮像装置の製造方法により得られる
固体撮像装置の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 P型ウェル層 3 フォトダイオード部(受光部) 4 チャネルストッパー 5 埋め込みチャネル(信号転送部) 6 信号転送用ゲート電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上に全面に亘ってポリシリ
    コン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に受光部と対応
    する大きさの開口部を有するレジストマスクを形成し、
    該レジストマスクの開口部からイオン注入をすることに
    より半導体基板の表面に受光部を形成し、しかる後、上
    記レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜に対して
    エッチング処理を施すことにより該ポリシリコン膜から
    なる信号転送用ゲート電極を形成することを特徴とする
    固体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板の上に全面に亘ってポリシリ
    コン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に全面に亘って
    シリサイド膜を形成し、該シリサイド膜の上に受光部と
    対応する大きさの開口部を有するレジストマスクを形成
    し、該レジストマスクの開口部からイオン注入をするこ
    とにより半導体基板の表面に受光部を形成し、しかる
    後、上記レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜及
    びシリサイド膜に対してエッチング処理を施すことによ
    り該ポリシリコン膜及びシリサイド膜からなる信号転送
    用ゲート電極を形成することを特徴とする固体撮像装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板の上に全面に亘ってポリシリ
    コン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に受光部と対応
    する大きさの開口部を有するレジストマスクを形成し、
    該レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜に対して
    エッチング処理を施すことにより受光部が形成されるべ
    き部位の上側のポリシリコン膜を所定深さに亘って除去
    し、上記レジストマスクの開口部からイオン注入をする
    ことにより半導体基板の表面に受光部を形成し、しかる
    後、上記レジストマスクを用いて上記ポリシリコン膜に
    対して再度エッチング処理を施すことにより該ポリシリ
    コン膜からなる信号転送用ゲート電極を形成することを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板の上に全面に亘ってポリシリ
    コン膜を形成し、該ポリシリコン膜の上に全面に亘って
    シリサイド膜を形成し、該シリサイド膜の上に受光部と
    対応する大きさの開口部を有するレジストマスクを形成
    し、該レジストマスクを用いて上記シリサイド膜に対し
    てエッチング処理を施すことにより受光部が形成される
    べき部位の上側のシリサイド膜を除去し、上記レジスト
    マスクの開口部からイオン注入をすることにより半導体
    基板の表面に受光部を形成し、しかる後、上記レジスト
    マスクを用いて上記ポリシリコン膜に対してエッチング
    処理を施すことにより上記ポリシリコン膜及びシリサイ
    ドからなる信号転送用ゲート電極を形成することを特徴
    とする固体撮像装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6306676B1 (en) * 1996-04-04 2001-10-23 Eastman Kodak Company Method of making self-aligned, high-enegry implanted photodiode for solid-state image sensors
US6566678B1 (en) 2001-11-26 2003-05-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having a solid-state image sensor
US8237763B2 (en) 2008-06-13 2012-08-07 Ricoh Company, Ltd. Light source apparatus, and optical scanning apparatus and image forming apparatus using the same

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