JPH0685054U - スプレーガンの縦置き型安定載置式塗料カップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦置き型塗料カップを付設したスプレーガン
を作業台等の上に安定に載置する。 【構成】 スプレーガン本体１の先端部１ａ基部側面
に、ニップル７で本体と平行状に縦置き型塗料カップ２
を付設したスプレーガンにおいて、縦置き型塗料カップ
下面にスプレーガン本体の先端のキャップ３の突起部
４，４とニップルの中心線１２に対して突出度が等しい
突出部５を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は塗料カップをスプレーガン本体と平行状に付設したスプレーガンを塗装 作業の一時中断時等に塗料がこぼれないように作業台上等に安定に載置できるス プレーガンの縦置き型安定載置式塗料カップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の先端部基部側面に縦置き型塗料カップをニップルでスプレーガン本体と 平行状に付設したスプレーガンは、該塗料カップの下面にニップル連結部を有す るのみで、その下面はニップルの中心線に対してキャップの突起部よりかなり凹 んだ位置にある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の縦置き型塗料カップの下面がニップルの中心線に対してキャップの突起 部よりかなり凹んだ位置にあるので、該カップの下面とキャップの突起部下面と でカップ内の塗料がこぼれないように作業台上等に載置できないという欠点があ った。

【０００４】 それ故にスプレーガン本体上方に付設したフック１１を壁等の適宜箇所に掛け たり、カップ下面に適当な物を介在して作業台上等に載置しているが、塗装作業 中に電話等の緊急の用事があったときに、フック１１を掛ける場所を探したり、 そこまで移動したり、カップ下面に介在する適当な物を探したりするのに手間が 係り、直ぐに応対できないという欠点があった。

【０００５】 またスプレーガン本体には圧縮空気供給用のチューブが連結されているため、 座りが悪くカップ下面に介在する物によっては、カップと共にスプレーガンが転 倒するという欠点があった。

【０００６】 本案は以上のような諸欠点を除去した、作業台等の上に安定に載置することの できるスプレーガンの縦置き型安定載置式塗料カップを提供することを目的とす る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本案はスプレーガン本体の先端部基部側面に、ニ ップルで本体と平行状に縦置き型塗料カップを付設したスプレーガンにおいて、 縦置き型塗料カップ下面にスプレーガン本体の先端のキャップの突起部とニップ ルの中心線に対して突出度が等しい突出部を設けたものである。

【０００８】

【作用】

スプレーガン本体１の先端部基部側面にニップル７で本体１と平行状に縦置き 型塗料カップ２を設ける。

【０００９】 そして縦置き型塗料カップ２の下面に、スプレーガン本体１の先端に設けたキ ャップ３のパターン調節用噴射孔６を穿設した２個の角状突起部４，４とニップ ル７の中心線に対して等しい突出度の突出部５を設ける。

【００１０】 これによりニップル７で連結されたスプレーガン本体１と縦置き型塗料カップ ２は互いに等しい高さの２個の角状突起部４，４と縦置き型塗料カップ２の下面 の突出部５との３点で安定に支持される。

【００１１】 また塗装作業をするときには、ニップル７によりスプレーガン本体１と縦置き 型塗料カップ２とを任意角度に調整して縦置き型塗料カップ２が常に鉛直状態を 保つようにする。

【００１２】

【実施例】

本案実施の一例を示した添付図面について詳細に説明する。

【００１３】 図１は本案の縦置き型塗料カップを付設したスプレーガンの塗装時のもので、 図２は該スプレーガンを作業台上等に載置時のもので、図３は従来品の同載置時 のものである。

【００１４】 １はスプレーガン本体で、先端部１ａに設けた後述のキャップ３の中央部の塗 料噴射孔３ａから、本体１の把手部に設けた圧縮空気入口（共に図示せず）から の圧縮空気で後述の縦置き型塗料カップ２よりの塗料を霧化して噴射するもので ある。

【００１５】 ２は周知の縦置き型塗料カップで、スプレーガン本体１の先端部１ａ側面に固 定した後述のニップル７を挿嵌するニップル連結部８を成形し、その下面に突出 部５を成形したものである。

【００１６】 ３はキャップで、スプレーガン本体１の先端部１ａにパッキン押えナット９に よりパッキン（図示せず）を介して固定したもので、中央部に塗料噴射孔３ａと 霧化用噴射孔３ｂとを穿設する。

【００１７】 そしてキャップ３外周部先端に、相対峙する位置にパターン調節用噴射孔６を 穿設した２本の角状突起部４，４を成形し、突起部４，４の突出度と縦置き型塗 料カップ２の下面の突出部５の突出度を前記ニップル７の中心線１２に対して同 等とする。

【００１８】 ７はニップルで、スプレーガン本体１の先端部１ａ側面と縦置き型塗料カップ ２のニップル連結部８とを連結する管継手であり、本体１とカップ２の交差角度 を自由に設定し、固定し得るものである。

【００１９】

【考案の効果】

本案は以上のような構成で、図２に示すようにニップル７で連結されたスプレ ーガン本体１と縦置き型塗料カップ２とはニップル７の中心線１２に対して突出 度が等しいキャップ３外周部先端の角状突起部４，４、カップ２の下面の突出部 ５で３点支持されるから、作業台等１０上に安定に支持することができる。

【００２０】 そのために塗装作業中に緊急の用事が起こったとき等に、従来のように壁に掛 ける場所を探したり、その場所まで移動したり、カップ下面に介在する適当な物 を探したりする手間が省け、直ぐに応対できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦置き型塗料カップを付設したスプレーガンの
塗料噴射時の平面図である。

【図２】塗装作業中断時にスプレーガンを作業台上に載
置した状態の側面図である。

【図３】従来品を図２と同様に作業台上に載置した状態
の側面図である。

【符号の説明】 １ スプレーガン本体 １ａ 先端部 ２ 縦置き型塗料カップ ３ キャップ ３ａ 塗料噴射孔 ３ｂ 霧化用噴射孔 ４ 角状突起部 ５ 突出部 ６ パターン調節用噴射孔 ７ ニップル ８ ニップル連結部 ９ パッキン押えナット １０ 作業台等 １１ フック １２ ニップルの中心線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スプレーガン本体１の先端部１ａ基部側
   面に本体１と平行状に縦置き型塗料カップ２をニップル
   ７で付設したスプレーガンにおいて、縦置き型塗料カッ
   プ２下面に、スプレーガン本体１の先端部１ａのキャッ
   プ３の突起部４とニップル７の中心線に対して突出度の
   等しい突出部５を設けたことを特徴とするスプレーガン
   の縦置き型安定載置式塗料カップ。