JPH0685020B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH0685020B2
JPH0685020B2 JP59257227A JP25722784A JPH0685020B2 JP H0685020 B2 JPH0685020 B2 JP H0685020B2 JP 59257227 A JP59257227 A JP 59257227A JP 25722784 A JP25722784 A JP 25722784A JP H0685020 B2 JPH0685020 B2 JP H0685020B2
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勉 山本
由和 東條
孝一 松井
良一 小納
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は内視鏡装置に係り、特に撮像手段を具備し撮
像した画像を画面上に表示する内視鏡装置に関する。
〔従来技術〕
近年、内視鏡の先端にCCD等の固体撮像素子を設け、画
像を撮像する内視鏡装置が開発されている。一般に内視
鏡は医療用にしても工業用にしても、細長い管状部材の
内部を見るものであり、被写体は奥行きが深い被写体で
あることが多い。そのため、このような内視鏡装置によ
り撮像された画像は管の内壁であり、管状部材の径が一
定であれば、内視鏡先端に近い内壁ほど画面の周辺部に
撮像され、内視鏡先端から遠い内壁ほど画面の中央部に
撮像される。そのため、1枚の画像の中でも中央部と周
辺部とでは画面上の長さが同じでも、実際の長さは異な
ることになる。このことは医療用の内視鏡においては患
部の突起の正確な長さを、工業用の内視鏡においては管
内壁のキズや腐食の正確な長さを測定できないことにな
り、診断や計測に不便であった。
〔目 的〕
この発明は上述した事情に対処すべくなされたもので、
その目的は撮像手段を具備し撮像した画像を画面上に表
示する内視鏡装置において、画面内の画像の実際の長さ
を測定できるようにすることである。
〔概 要〕
この目的は、撮像手段を有し撮像した画像を表示する内
視鏡装置において、表示画面上で被写体の実際の長さに
基ずいて形成されたスケールを画像に重畳して表示する
ことにより実現される。
〔実施例〕
この発明による内視鏡装置の実施例を説明する前に、先
ずこの発明の原理を説明する。この発明では内視鏡本体
10が挿入される管状部材は均一な直径を有し、内視鏡本
体10はその中心に位置決めされて挿入されるとする。そ
のため、前述したように画面では中心点が最も遠距離と
なり、中心から離れるにつれて距離が近ずいた個所の画
像となる。そして、中心から等距離の点を結ぶと、画面
中心を中心とした同心円が形成される。そのため、この
発明では第1図に示すように画面に画面中心を中心とし
た同心円Q0〜Qn(Q0が最外周)からなるスケールを表示
している。ここで、各同心円の半径P0〜Pnは各同心円の
半径の差(例えば、Pn−Pn−1)が実際の管上で同一な
距離(以下、基準長と称する)となるように選ばれてい
る。このようなスケールを表示すれば、管の軸(長さ)
方向の長さが測定できる。
画面内での同心円の半径と実際の被写体上での基準長と
の関係を第2図に示す。第2図は内視鏡本体10が挿入さ
れた管状部材の断面図である。ここで、各定数として、
内視鏡本体10の画角が2ω、内視鏡本体10が各同心円Q0
〜Qnを見る画角がそれぞれ2θ〜2θn、画面の対角
線の長さが2M、管状部材の半径がD、各同心円が管壁と
交差する点の間隔が基準長Lとして与えられる。これら
から、次の式が得られる。
P0/M=tanθ0/tanω …(1) Pm/M=tanθm/tanω …(2) mL=D/tanθm−D/tanθ …(3) ここで、mは〜nまでの任意の整数である。(1)式
〜(3)式から最外周から数えてm番目の同心円の半径
Pmを求めると次のようになる。
Pm=P0MD/(mLP0tanω+MD) …(4) この結果、画面に表示させる最大(最外周)の同心円Q0
の半径P0を決定すれば、その内側の各同心円Q1…の半径
P1…は(4)式から算出できる。
この発明はこの(4)式に基ずいて画面に等距離線とな
る同心円を描くことを主旨とする。
以下、この発明による内視鏡装置の具体的な実施例を説
明する。第3図は第一実施例のブロック図である。この
実施例は内視鏡本体10、光源ユニット12、モニタ装置14
からなる。内視鏡本体10の先端には対物レンズ20を介し
て入射された光学像を撮像する固体撮像素子(ここで
は、CCD)22が設けられ、CCD22の出力が増幅器24を介し
て光源ユニット12に供給される。内視鏡本体10内には光
源ユニット12内のランプ30からの照明光を先端まで伝達
する光ファイバ束からなるライトガイド26も設けられて
いる。光源ユニット12内に供給された増幅器24の出力は
ビデオプロセス回路32に供給される。光源ユニット12は
上述の各定数を入力するためのキーボード等の入力回路
34を有する。入力回路34からの入力信号が演算回路36、
スーパーインポーズ回路38を介してビデオプロセス回路
32に供給される。この実施例では常に測長用の等距離線
を表示させているわけではない。この等距離線の表示を
行なわせる測長スイッチ40が光源ユニット12に設けられ
る。スーパーインポーズ回路38はこのスイッチ40からの
測長指示信号によって演算回路36の出力をビデオプロセ
ス回路32に供給し表示させる。
演算回路36の詳細を第4図に示す。演算処理のためにCP
U52が設けられ、CPU52にバスライン50を介してROM54、R
AM56、インターフェース(I/F)58、60が接続される。I
/F58が入力回路34に、I/F60がスーパーインポーズ回路3
8に接続される。
この発明の原理でも述べたように、内視鏡本体10は管状
部材の中心に位置合わせされて挿入されなければならな
い。そのため、この実施例では第5図に示すように内視
鏡本体10の先端にアダプタ64を介して補助具66を取り付
けることにより、内視鏡本体10を管状部材の中心に位置
させることができる。この補助具66は管状部材の管径に
応じて種々の径のものが用意されていて、内視鏡本体10
の径を実質的に可変するものである。
この実施例の動作を第6図に示したフローチャートを参
照して説明する。このフローチャートは測長スイッチ40
がオンされることにより開始される。開始されると、ス
テップ100で各定数D、M、L、ω、nが入力回路34か
ら入力される。ここで、nは最外周から何番目までの同
心円を表示させるかを示す定数である。ステップ105で
m=0とされ、ステップ110でmが+1される。この
後、ステップ115で(4)式に応じて最外周からm番目
の同心円の半径Pmが求められる。ここで、計算を簡単に
するために、最外周の同心円の直径2P0を画面の対角線2
Mとし、P0=Mを(4)式に代入して(4)式を次のよ
うに変形してから計算した。
Pm=MD/(mLtanω+D) …(5) ステップ120で、各Pm(m=1〜n)がRAM56に書込まれ
る。ステップ125でmがn以上になったかどうか判定さ
れる。mがn以上でなければ、ステップ110でmが+1
されて上述の動作が繰り返される。ステップ125でmが
nになったことが検出されると、同心円の半径Pmの演算
が終了する。
この後、ステップ130で、RAM56に書込まれている同心円
の半径Pm(m=1〜n)が読出され、スーパーインポー
ズ回路38、ビデオプロセス回路32に供給される。ビデオ
プロス回路32は画素対応RAMを有していて、演算回路36
から供給された半径Pmに基ずいて同心円上の画素に黒レ
ベルを書込む。ここで、最外周の同心円の直径2P0は画
面の対角線2Mと一致しているので、最外周の同心円Q0
書込まれない。
一方、ビデオプロセス回路32にはCCD22からの画像信号
も供給されていて、この画像信号も画素対応RAMに書込
まれ、この結果、両者が重畳されてモニタ装置14に供給
され、第1図のように等距離線が画面上に重畳されて表
示される。なお、基準長Lもモニタ装置14上に表示され
る。
以上説明したように第一実施例によれば、管状部材の内
壁を撮像する内視鏡装置において、画面内に等距離線と
なる同心円を重畳して表示することにより、実際の長さ
を測定することができ、計測や診断に便利な内視鏡装置
が提供される。上述の説明では等距離線は同心円で表示
したが、画像が見にくくなる場合は、第7図に示すよう
に各同心円がX−Y座標軸と交差する点のみを表示すれ
ばよい。この点によれば、概略の測長になるが、実用上
問題はない。
次にこの発明の第二実施例を説明する。第一実施例では
管の長さ方向(軸方向)に沿った基準長しか表示されな
かったが、第二実施例では第8図に示すようなくもの巣
状のスケールを表示することにより、管の周方向に沿っ
た基準長も表示している。ここで、放射状に描かれる半
直線間の角度は等角度であり、各同心円上が半直線と交
差する点間の距離も基準長Lとなるように設定されてい
る。
このような半直線を描くためには、半直線間の角度φを
求める必要がある。円弧の長さLは円の半径Dと、その
円弧の開き角φから次のように表わされることが知られ
ている。
L=Dφ …(7) そのため、基準長L、管状部材の半径Dが決定される
と、第8図の放射状の半直線の角度φが求められる。
このような第二実施例のブロック図を第9図に示す。内
視鏡本体10は第一実施例のものに、画角ωを表わす信号
を発生するω発生器70をさらに具備したものである。ω
発生器70の出力が光源ユニット12内の演算制御回路72に
供給される。演算制御回路72には各定数入力キー、測長
スイッチ、オートスイッチ等を有する入力回路82、後述
するメッセージ表示用の表示部84が接続される。光源ユ
ニット12に接続されるモニタ装置14は通常のCRT88の他
に、対角線の半分の長さMを表わす信号を発生するM発
生器90をさらに具備したものである。M発生器90の出力
が演算制御回路72に供給される。
CCD22の出力画像信号が増幅器24を介して光源ユニット1
2内に供給され、セレクタ74の第一入力端に供給され
る。セレクタ74の第二入力端には白レベル信号を発生す
る白レベル発生器76の出力端が接続される。セレクタ74
の出力がビデオプロセス回路78に供給される。演算制御
回路72の出力、ビデオプロセス回路78の出力が切換制御
回路80に供給され、この切換制御回路80の出力によりセ
レクタ74が制御される。ビデオプロセス回路78にはCCD2
2を駆動するドライバ86が接続されている。CCD22の読出
しとセレクタ74の切換制御はビデオプロセス回路78から
のタイミングパルスにより同期して制御される。ビデオ
プロセス回路78の出力がモニタ装置14内のCRT88に供給
される。
第二実施例の動作を説明するに、先ず、演算制御回路72
によるスケールの演算動作を第10図(a)、(b)に示
したフローチャートを参照して説明する。電源がオンさ
れると、ステップ200でモニタ装置14が接続されている
かどうか判定される。これは、モニタ装置14から供給さ
れるはずのM信号の有無によって行なわれる。モニタ装
置14が接続されていずM信号が供給されていない時は、
ステップ205で光源ユニット12内の表示部84により「モ
ニタ装置14を接続して下さい」というメッセージが表示
される。モニタ装置14が接続されている時は、ステップ
210でモニタ装置14から供給されたM信号が演算制御回
路72内のRAMに書込まれる。次に、ステップ215で内視鏡
本体10が接続されているかどうか判定される。これは、
内視鏡本体10から供給されるはずのω信号の有無によっ
て行なわれる。内視鏡本体10が接続されていずω信号が
供給されていない時は、ステップ220で光源ユニット12
内の表示部84により「内視鏡本体10を接続して下さい」
というメッセージが表示される。内視鏡本体10が接続さ
れている時は、ステップ225で内視鏡本体10から供給さ
れたω信号がRAMに書込まれる。
次に、ステップ230で入力回路82内の測長スイッチがオ
ンされているかどうか判別される。測長スイッチがオフ
の時は、ステップ235でP1=φ1=0がRAMに書込まれ、
ステップ355が実行される。測長スイッチがオンの時
は、ステップ240で光源ユニット12内の表示部84により
「管径Dを入力して下さい」というメッセージが表示さ
れる。ステップ245でDの入力が検出されると、ステッ
プ250でDがRAMに書込まれる。
次に、ステップ255で入力回路82内のオートスイッチが
オンされているかどうか判別されるオートスイッチがオ
ンの時はステップ260でL=1がRAMに書込まれ、ステッ
プ265でn=10がRAMに書込まれた後に、ステップ305が
実行される。すなわち、オートスイッチとは基準長Lの
長さと何個の同心円を表示させるかということを、それ
ぞれ、自動的に10cmと10個に設定するためのスイッチで
ある。オートスイッチがオフの時は、ステップ275で光
源ユニット12内の表示部84により「Lを入力して下さ
い」というメッセージが表示される。ステップ280でL
の入力が確認されると、ステップ285でLがRAMに書込ま
れる。次に、ステップ290で光源ユニット12内の表示部8
4により「nを入力して下さい」というメッセージが表
示される。ステップ295でnの入力が確認されると、ス
テップ300でnがRAMに書込まれた後に、ステップ2305が
実行される。
ステップ305ではm=0とされ、ステップ310でmが+1
される。この後、第一実施例と同様にステップ315で
(4)式に応じて最外周からm番目の同心円の半径Pmが
求められる。ステップ320で各Pm(m=1〜n)がRAMに
書込まれる。ステップ325でmがn以上になったかどう
か判定される。mがn以上でなければ、ステップ310で
mが+1されて上述の動作が繰り返される。ステップ32
5でmがnになったことが検出されると、同心円の半径P
mの演算が終了する。
次に、放射状の半直線を求める。ここで、各半直線はあ
る基準半直線(例えば、中心から左に延びる半直線)か
らの角度φにより定義される。このため、ステップ330
でkが0にセットされ、ステップ335でkが+1され
る。この後、ステップ340で、基準半直線から数えてk
番目の半直線と基準半直線のなす角φk=kL/Dが求めら
れる。ステップ345で各φk(0<φk≦2π)がRAMに
書込まれる。ステップ350でφk≧2πかどうか判定さ
れる。φkが2π以上でなければ、ステップ335でkが
+1されて上述の動作が繰り返される。
前述の測長スイッチがオフと判定された時のステップ23
5の後、および、ステップ350でφkが2π以上と判定さ
れた時は、ステップ355で、RAMに書込まれている同心円
の半径Pm(m=1〜n)、 半直線の角度φk(0<φk≦2π)が演算制御回路72
から読出される。
次に、第11図に示したフローチャートを参照して切換制
御回路80への書込み動作を説明する。ステップ400に示
すように、Pm、φkが入力されているかどうか判定さ
れ、入力されている時は、ステップ405でPm、φkが切
換制御回路80内のバッファメモリに格納される。ステッ
プ410でこれらが全部0かどうか判定され、0の時はス
テップ425で切換制御回路80内の画素対応RAMがクリア
(全ビット=0)される。0でない時はバッファメモリ
内のデータに基ずいてステップ415で半径Pmの同心円
が、ステップ420でX軸からの角度φkの半直線が画素
対応RAM上に書込まれる。これは、具体的には対応画素
にビット1を書き込むことによる。
切換制御回路80はこのスケールが書込まれた画素対応RA
Mのデータによってセレクタ74を制御する。この動作を
第12図にフローチャートとして示す。第9図に示したよ
うに、第二実施例ではCCD22の読出しとセレクタ74の切
換制御回路80とがビデオプロセス回路78により同期して
制御される。そのため、切換制御回路80はステップ440
でビデオプロセス回路78からのタイミングパルスに応じ
て、画素対応RAMのデータを読出しセレクタ74に供給す
る。セレクタ74はステップ445で画素対応RAMのデータビ
ットが1かどうか判定する。そして、データビットが1
であれば白レベル発生器76を、データビットが0であれ
ばCCD22の出力を選択しビデオプロセス回路78に供給す
る。すなわち、スケールの部分は画像信号ではなく白レ
ベルの信号がビデオプロセス回路78に供給される。
ビデオプロセス回路78はセレクタ74の出力を処理し表示
に適した信号として、モニタ装置14のCRT88に供給し、
第8図に示したようなスケール(ここでは白レベル)を
画像に重畳して表示する。
以上説明したように第二実施例によれば、管の軸方向の
測長のみならず、周方向の測長も可能な内視鏡装置が提
供される。なお、第二実施例においても、第一実施例と
同様にスケール全部を表示しないで、一部の点のみを表
示してもよい。
上述した実施例ではスケールは表示されるが、実際の測
長は操作者によりマニュアルで行なわれる。そこで、次
に、測長も装置が自動的に行なう第三実施例を説明す
る。第三実施例のモニタ装置上の表示の一例を第13図に
示す。第三実施例では、画面上での対象領域(図示斜線
領域)の半径方向の両端と円周方向の両端をライトペン
等の指示手段で指示すると、半径方向の両端を通る2つ
の同心円と円周方向の両端を通る2つの放射状の半直線
が表示されるとともに、管軸(ここではX)方向の距離
(2つの同心円の半径の差|P2−P1|)と、管の周(ここ
ではY)方向の距離(2つの半直線の間の角度差|φ1
−φ2|)が演算され、モニタ装置上に表示される。
第三実施例のブロック図を第14図に示す。第一実施例と
同様に、第三実施例の光源ユニット12はビデオプロセス
回路32、入力回路34、制御回路96を有する。入力回路34
はデータ入力キーの他に、軸方向測長スイッチ、周方向
測長スイッチ、消去スイッチ、リジュームスイッチ、セ
ットスイッチ等を有する。
第三実施例の動作を第15図(a)、(b)に示したフロ
ーチャートを参照して説明する。電源がオンされると、
ステップ500で各定数D、M、ωが入力される。ステッ
プ505で軸方向測長スイッチがオンかどうか判定され
る。軸方向測長スイッチがオンの場合はステップ510で
a=1とされ、軸方向測長スイッチがオフの場合はステ
ップ515でa=0とされ、ステップ520が実行される。ス
テップ520で周方向測長スイッチがオンかどうか判定さ
れる。周方向測長スイッチがオンの場合はステップ525
でb=1とされ、周方向測長スイッチがオフの場合はス
テップ530でb=0とされ、ステップ535が実行される。
ステップ535で消去スイッチがオンかどうか判定され
る。消去スイッチがオンの場合はステップ540でc=1
とされ、消去スイッチがオフの場合はステップ545でc
=0とされ、ステップ550が実行される。
ステップ550ではa=1かどうか、すなわち、軸方向測
長スイッチがオンされたかどうか判定される。a=1で
ない場合はステップ640が実行される。a=1、すなわ
ち、軸方向測長スイッチがオンされていた場合はステッ
プ555でn=0とされ、ステップ560でP=0とされ、ス
テップ565でnが+1される。
その後、ステップ570でリジュームスイッチがオンかど
うか判定される。リジュームスイッチは後述するが、同
心円を大きくする場合や放射状の半直線を円周方向にス
クロールする場合に用いられる。リジュームスイッチが
オフの場合は、ステップ610が実行される。リジューム
スイッチがオンの場合は、ステップ575で制御回路96内
のRAMがクリアされ、ステップ580でPが+1される。こ
こで、Pは同心円の半径を表わすパラメータである。そ
して、ステップ585でφn>0かどうか判定される。φ
n>0の場合は、ステップ590で対象領域の円周方向の
両端を通る2つの半直線(角度φ1、φ2)が表示さ
れ、ステップ595でYが表示される。ここで、Yとは角
度φ1、φ2の半直線間の周方向の長さであり、その演
算は後述する。
φn>0でない場合、および、ステップ595が実行され
た後に、ステップ600で今度は半径P1、P2の同心円が表
示される。ステップ605で100ms遅延された後、ステップ
610でセットスイッチがオンかどうか判定される。セッ
トスイッチとは同心円が順次大きくされる場合や放射状
の半直線を円周方向にスルロールされる場合、対象領域
に接する際に押される。セットスイッチがオフの場合
は、ステップ570が再度実行される。セットスイッチが
オンの場合は、現在表示されている円が対象領域に接す
る場合であるので、この時の半径をセットするために、
ステップ615でPn=Pとされ、ステップ620でn≧2かど
うか判定される。これは、2つの同心円をセットする必
要があるからである。n≧2でない場合は、ステップ56
0が再度実行される。n≧2の場合は、ステップ625で次
のようなX(軸方向の距離、すなわち半径P1、P2の同心
円の間の距離)が演算される。
X=MD|P2−P1|/2P1P2tanω …(8) ステップ630でこのXが表示され、ステップ635でa=0
とされる。すなわち、軸方向の測長が終了される。
その後、ステップ640でb=1かどうか、すなわち、周
方向測長スイッチがオンかどうか判定される。b=1で
なければステップ730が実行され、b=1の場合は、上
述の軸方向の測長と同様に、ステップ645でn=0とさ
れ、ステップ650でφ=0とされ、ステップ655でnが+
1される。その後、ステップ660でリジュームスイッチ
がオンかどうか判定される。リジュームスイッチがオフ
の場合は、ステップ700が実行される。リジュームスイ
ッチがオンの場合は、ステップ665で制御回路96内のRAM
がクリアされ、ステップ670でφが+1(rad)され、ス
テップ675で半径P1、P2の同心円が表示され、ステップ6
80でXが表示される。
そして、ステップ685でφ≦2πかどうか判定される。
φ≦2πでない場合は、ステップ650が再度実行され
る。φ≦2πの場合は、ステップ690で角度φ1、φ2
の半直線が表示され、ステップ695で100ms遅延された
後、ステップ700でセットスイッチがオンかどうか判定
される。
セットスイッチがオフの場合はステップ660が再度実行
され、セットスイッチがオンの場合はステップ705でφ
n=φとされ、ステップ710でn≧2かどうか判定され
る。n≧2でない場合は、ステップ650が再度実行さ
れ、n≧2の場合は、ステップ715で次のようにY(周
方向の距離、すなわち角度φ1、φ2の半直線の円弧の
長さ)が演算される。
Y=(D/2)|φ2−φ1| …(9) ステップ720でこのYが表示され、ステップ725でb=0
とされる。ステップ730でc=1とされ、ステップ735で
P=P1=P2=0とされ、ステップ740でφ=φn=0と
され、ステップ745でX=Y=0とされ、ステップ750で
制御回路96内のRAMがクリアされ、その後、ステップ755
でc=0とされ、ステップ505が再度実行される。
以上説明したように第三実施例によれば、等距離線とな
る円と放射状の半直線を順次スクロールして表示させ、
測定対象領域に一致したら、セットスイッチを押すこと
により、自動的に対象領域の長さが測定できる内視鏡装
置が提供される。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、被写体の実際の
大きさを測定できる内視鏡装置が提供される。
なお、この発明は上述の実施例に限定されず、スケール
の種類等は種々変形可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの発明の原理を説明する図、第3図
はこの発明による内視鏡装置の一実施例の構成を示すブ
ロック図、第4図はこの中の演算回路の詳細なブロック
図、第5図はこの実施例による内視鏡を使用する際に用
いられる補助具を示す図、第6図は第一実施例の動作を
示すフローチャート、第7図は第一実施例の変形例にお
けるスケールを示す図、第8図は第二実施例の原理を示
す図、第9図は第二実施例の構成を示すブロック図、第
10図(a)、(b)、第11図、第12図は第二実施例の動
作を示すフローチャート、第13図は第三実施例の原理を
示す図、第14図は第三実施例の構成を示すブロック図、
第15図(a)、(b)は第三実施例の動作を示すフロー
チャートである。 10……内視鏡本体 14……モニタ装置 22……固体撮像素子 32……ビデオプロセス回路 36……演算回路 38……スーパーインポーズ回路 40……測長スイッチ 66……補助具
フロントページの続き (72)発明者 小納 良一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−69721(JP,A) 特開 昭59−69046(JP,A) 特開 昭56−24503(JP,A) 実開 昭57−90103(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】均一な内径の管状部材の内壁を撮像する手
    段と、 前記撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、 管状部材の内壁上で撮像手段の光学系の先端から等距離
    にある位置を示す第1のスケールと、管状部材の内壁上
    で該第1のスケールから軸方向に所定の長さだけ離間さ
    れた位置を示す第2のスケールとをスケール画像として
    生成する手段と、 前記撮像手段で撮像した画像と前記スケール画像とを重
    畳して前記表示手段に表示させる手段とを具備すること
    を特徴とする内視鏡装置。
JP59257227A 1984-12-05 1984-12-05 内視鏡装置 Expired - Lifetime JPH0685020B2 (ja)

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