JPH0684881U - 煎餅焼き装置 - Google Patents
煎餅焼き装置Info
- Publication number
- JPH0684881U JPH0684881U JP2663193U JP2663193U JPH0684881U JP H0684881 U JPH0684881 U JP H0684881U JP 2663193 U JP2663193 U JP 2663193U JP 2663193 U JP2663193 U JP 2663193U JP H0684881 U JPH0684881 U JP H0684881U
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- spray nozzle
- conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液状調味料の片面塗布により反り変形す
るように焼き上げる製造方法に基づく煎餅の製造を能率
的に行なうことの出来る煎餅焼き装置を提供することに
ある。 【構成】 搬送コンベア1の始端部上に液状調味料
を噴霧する噴霧ノズル2を設けると共に、該噴霧ノズル
2の前後、及びコンベアベルト1aの下面側に集塵機の
ダクト31,32,33を配置し、上記搬送コンベア1
における噴霧ノズル2より下流側の範囲に搬送路を上下
両面から加熱するヒータ51,52a,52b・・を並
設してなるものである。
るように焼き上げる製造方法に基づく煎餅の製造を能率
的に行なうことの出来る煎餅焼き装置を提供することに
ある。 【構成】 搬送コンベア1の始端部上に液状調味料
を噴霧する噴霧ノズル2を設けると共に、該噴霧ノズル
2の前後、及びコンベアベルト1aの下面側に集塵機の
ダクト31,32,33を配置し、上記搬送コンベア1
における噴霧ノズル2より下流側の範囲に搬送路を上下
両面から加熱するヒータ51,52a,52b・・を並
設してなるものである。
Description
【0001】
この考案は、煎餅生地の片面のみに液状調味料を塗布して焼き上げることによ り反って丸まった形状の煎餅を焼く煎餅焼き装置に関する。
【0002】
煎餅生地を反って丸まった形状に焼き上げる製造方法としては特公昭56−3 8088号が知られている。 上記した煎餅の製造方法は、煎餅生地の片面のみに塩水や醤油等の液状調味料を 塗布して焼くことにより煎餅生地を円筒状や半球状に丸く反らせた状態に焼き上 げるものである。上記したように煎餅生地が丸く反るのは、液状調味料を塗布し た側の生地に含まれる水分量が多くなり、煎餅生地を焼く過程において液状調味 料により含有水分量の多くなった生地片面が急速に膨張することによるものであ る。
【0003】
従来、上記製造方法にて煎餅を焼くには、手作業により煎餅生地に液状調味料 を噴霧して塗布した後に、その煎餅生地を搬送コンベアに載せ換え、該コンベア 上を移動させながらヒータにより煎餅生地の両面を同時に加熱することにより行 なわれている。 煎餅生地に対する液状調味料の塗布と、煎餅生地の焼き上げ工程は同一のコンベ ア上において同時且つ連続的に行なわれることが好ましく、これにより作業の能 率を上げることができる。しかし、同一のコンベア上に液状調味料の噴霧ノズル を設けると、噴霧ノズルから噴霧される液状調味料が周囲に飛散して収拾がつか なくなり、またコンベア周囲の機器が調味料の塩分で侵かされる等の問題も生じ る。
【0004】 本考案の目的は、上記した製造方法に基づき、同一のコンベア上において液状 調味料の塗布工程と焼き上げ工程とを液状調味料飛散の問題を生じることなく行 なうことの出来る煎餅焼き装置を提供することにある。
【0005】
上記した目的を達成するために本考案の煎餅焼き装置は、多孔構造のコンベア ベルトを具備する搬送コンベアを構成し、該搬送コンベアの始端部上に塩水や醤 油等の液状調味料をコンベアベルト上面に向けて噴霧する噴霧ノズルを設けると 共に、該噴霧ノズルの前後、及びコンベアベルトの下面側に集塵機のダクトを配 置し、上記搬送コンベアにおける噴霧ノズルより下流側の範囲にコンベアベルト の搬送路を上下両面から加熱するヒータを並設してなるものである。
【0006】
以上の手段によれば、搬送コンベアの始端に載せられた煎餅生地は、コンベア ベルトの作動に伴ってコンベア終端へ向けて移動する。 搬送コンベアの始端部上には噴霧ノズルが設けてある。噴霧ノズルから塩水若し くは醤油等の液状調味料がコンベアベルト上に載せられた煎餅生地に対して噴霧 される。 噴霧ノズルから噴霧された液状調味料はコンベアベルトにより搬送される煎餅生 地の上面に塗布される。この時、噴霧ノズルから噴霧された液状調味料は霧状に なって周囲に飛散しようとするが、上記噴霧ノズルの前後及びコンベアベルトの 下面側に設けたダクトから吸引されて集塵機に回収される。 上面に液状調味料が塗布された煎餅生地はコンベアベルトに載って移動し、ヒー タが設けられる範囲を通過する。この際、煎餅生地は上下両面からヒータにより 加熱され両面を同時に焼かれる。 煎餅生地の上面側は液状調味料が塗布されて水分の含浸率が多くなっているので 、ヒータによって加熱されると急激に膨張することになる。よって、煎餅生地は 焼きが進むに連れて液状調味料が塗布されれていない側に反り返るように変形す る。
【0007】
本考案は以上説明したように、ヒータを並設した搬送コンベアの始端部に液状 調味料の噴霧ノズルを設けたものであるから、煎餅生地の片面に液状調味料を塗 布し、ヒータの熱で反り返るように焼き上げる煎餅の製造を連続して能率的に行 なうことができる。 また、噴霧ノズルの前後とコンベアベルトの下面側に集塵機のダクトを設けてあ るので、噴霧ノズルからコンベアベルト上の煎餅生地に対して噴霧された液状調 味料を周囲に飛散させることなく効果的に吸引回収することができる。よって、 噴霧ノズル周囲に飛散する液状調味料の清掃が大変楽になり、さらに周囲の機器 が調味料の塩分により侵されるような問題を生じることもない。
【0008】
以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は本考案を実施した煎餅焼き装置を示している。 上記煎餅焼き装置は、煎餅生地aを載せて所定の速度にて搬送する搬送コンベア 1を具備する。搬送コンベア1の始端部上には塩水を噴霧する噴霧ノズル2を設 け、該噴霧ノズル2の前後とコンベアベルト1aの下面側とに集塵機35のダク ト31,32,33を配設してある。また、上記搬送コンベア1における噴霧ノ ズル2の下流側には煎餅生地aを段階的に焼き上げる乾燥用ヒータ51及び予備 釜52,浮かし釜53,色付け釜54のヒータ52a,52b,53a,53b ,54a,54bが並設してある。
【0009】 搬送コンベア1は、コンベアベルト1a上に載せた煎餅生地aを所定の速度、 例えば毎分6メートルから13メートルの速度で搬送するものであって全長15 メートル程度の長さを有する。また、無端状のコンベアベルト1aは網等の多孔 状帯板から構成し、噴霧ノズルから噴霧された霧状塩水を回収する際に必要な通 気性と焼き工程で必要な熱透過性とを確保している。
【0010】 噴霧ノズル2は搬送コンベア1の始端部上において下を向けた状態で2個並列 して配置し、それぞれ連絡パイプ21を介して塩水タンク23に連絡してある。 そして、噴霧ノズル2は上記連絡パイプ21に連絡するエアコンプレッサ22か らの圧力を利用して塩水タンク内に貯水される塩水をコンベアベルト1a上に載 って搬送される煎餅生地aに向けて噴霧する(図2、図3)。 また、噴霧ノズル2の周囲は下面が開口する箱型のカバー24で覆ってあり、こ のカバー24により噴霧ノズル2から噴霧される霧状の食塩水が周囲にできるだ け飛散しないようにしてある。
【0011】 搬送コンベア1上における噴霧ノズル2の前後と、コンベアベルト下面側の噴 霧ノズル2直下に位置する箇所には集塵機35のダクト31,32,33が設け てある。上記各ダクト31,32,33はコンベアベルト1aの全幅にわたるよ うに幅広状に拡開形成し、各々コンベアベルト1aの上面若しくは下面に対して 若干の隙間を介して対面する状態で取付支持してある。また、上記ダクト31, 32,33は連絡管34を介して集塵機35に連絡してあり、噴霧ノズル2から 塩水噴霧を行なう際にコンベアベルト1aの下面に通過したり、カバー24開口 部とコンベアベルト1aとの隙間から周囲に飛散する霧状の塩水を効果的に吸引 して集塵機35に回収するように構成してある。
【0012】 搬送コンベア1上における噴霧ノズル2の直後と中間部、後部には、ガスバー ナからなる乾燥用のヒータ51と、焼き用のヒータ52a,52b,53a,5 3b,54a,54bとが段階的に並設してある。 噴霧ノズル2の直後に設けられる乾燥用ヒータ51は煎餅生地aの上面に塗布さ れた塩水を適度に乾燥する為のものでありコンベアベルト1aの上面側だけに設 けてある。 予備釜52を構成するヒータ52a,52bはコンベアベルト1aに載って移動 する煎餅生地aを上下両面から加熱して予備焼きするものであり、コンベアベル ト1aの往路を挟んで上面側と下面側とに対向する形で配置し、搬送コンベア1 の両側に組んだフレーム11に対して取付支持してある。 浮かし釜を構成するヒータ53a,53bは、コンベアベルト1a上の作動に伴 って移動する煎餅生地aを上下両面から引き続き加熱して丸く反らせるものであ り、上記ヒータ52a,52bの後側においてコンベアベルト1aを上下両面側 から挟む形で設けてある。 色付け釜を構成するヒータ54a,54bは煎餅生地の表面に奇麗な焼き色が付 くまで焼き上げるものであり、上記ヒータ52a,52b,53a,53bと同 様にコンベアベルト1aの上面側と下面側とに設けてある。
【0013】 次ぎに、上記した如く構成した煎餅焼き装置の作動を煎餅の焼き工程を追って 説明する。 搬送コンベア1の始端には予備乾燥した煎餅生地aを数枚ずつ、例えば3枚ずつ 横一列に並べながらコンベアベルト1aの搬送方向に一定の間隔を置いて載置し て行く。尚、煎餅生地aの載置作業は図1に示すような整列機4を使用しても、 若しくは手作業で行なってもよい。 搬送コンベア1の始端に載せられた煎餅生地aはコンベアベルト1aの作動に伴 ってゆっくり移動し、噴霧ノズル2の直下を通過しする。この際、噴霧ノズル2 からの噴霧により煎餅生地aの上面にボーメ比重計示度5〜20程度の塩水若し くは醤油等の液状調味料が塗布される。 噴霧ノズル2から液状調味料を噴霧する際、霧状となった液状調味料が網状のコ ンベアベルト1aを下面側に通過したり、カバー24の開口部とコンベアベルト 1aとの隙間から周囲に飛散するが、カバー24の前後及びコンベアベルト1a 下面側におけるカバー24直下に設けた集塵機35のダクト31,32,33か ら吸引回収されるので、噴霧ノズル2周囲が飛散した液状調味料により酷く汚れ ることがなく、清掃が必要な範囲も大幅に縮小することができる。
【0014】 噴霧ノズル2の下を通過した煎餅生地aは乾燥用ヒータ51の下を通過し、上 面に塗布された液状調味料を適度に乾燥する。 その後コンベアベルト1a上の煎餅生地aは予備釜52内を通過し、ヒータ52 a,52bにより上下両面から加熱され、徐々に予熱が加えられる。 予熱釜52を通過した煎餅生地aは浮かし釜53内に移り上下両面から加熱され る。この際、液状調味料が塗布される煎餅生地の上面が加熱により急激に膨張し 、煎餅生地aは液状調味料が塗布されていない下面側に反り返るように変形し、 最終的には円筒状に丸くなる。 その後、コンベアベルト1a上の煎餅生地aは色付け釜54内に入り、表面に程 良い焼き色が付く状態に焼き上げられ、搬送コンベア1の終端にて回収される。
【0015】 上記した煎餅焼き装置によれば、同じ搬送コンベア1上において液状調味料の 塗布と各ヒータによる焼きを同時に行なうことができるので、液体調味料の片面 塗布により反り返るように焼き上げる煎餅の製造を連続して能率的に行なうこと ができる。
【図1】 本考案を実施した煎餅焼き装置を示す正面
図。
図。
【図2】 同装置の噴霧ノズル部分を示す一部切欠正
面図。
面図。
【図3】 噴霧ノズル部分の横断平面図。
a・・・煎餅生地 1・・・搬送コンベア 1a・・・コンベアベルト 2・・・噴霧ノズル 31,32,33・・・ダクト 35・・・集塵機 51・・・ヒータ 52a,52b・・・ヒータ 53a,53b・・・ヒータ 54a,54b・・・ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】 多孔構造のコンベアベルトを具備する
搬送コンベアを構成し、該搬送コンベアの始端部上に塩
水や醤油等の液状調味料をコンベアベルト上面に向けて
噴霧する噴霧ノズルを設けると共に、該噴霧ノズルの前
後、及びコンベアベルトの下面側に集塵機のダクトを配
置し、上記搬送コンベアにおける噴霧ノズルより下流側
の範囲にコンベアベルトの搬送路を上下両面から加熱す
るヒータを並設してなる煎餅焼き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663193U JPH0684881U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 煎餅焼き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2663193U JPH0684881U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 煎餅焼き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684881U true JPH0684881U (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=12198804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2663193U Pending JPH0684881U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 煎餅焼き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684881U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010252699A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Chubu Electric Power Co Inc | 菓子乾燥装置及び菓子乾燥方法、菓子製造装置 |
JP2012005465A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Ueno Fugetsudo:Kk | 菓子加熱装置及び菓子加熱方法 |
WO2022071119A1 (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 乾燥水産ねり製品及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP2663193U patent/JPH0684881U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010252699A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Chubu Electric Power Co Inc | 菓子乾燥装置及び菓子乾燥方法、菓子製造装置 |
JP2012005465A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Ueno Fugetsudo:Kk | 菓子加熱装置及び菓子加熱方法 |
WO2022071119A1 (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 乾燥水産ねり製品及びその製造方法 |
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