JPH0684479U - 画像掲示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掲示用の画像の交換が容易な画像掲示装置装
置を得る。 【構成】 透明板１の上に内側のフレームに切り欠き部
３、３′を設けたガイド枠２を重ねて形成されている。
ガイド枠２の内側フレーム部の周囲には画像フィルム６
を挿入出来る案内溝５が設けてある。掲示する画像フィ
ルム６を湾曲に弾性変形させながら、切り欠き部３、
３′に合せて挿入すると見切り部４に沿って案内溝５の
中を滑らせると簡単に画像フィルム６を掲示装置に挿入
出来る。取り出しは、逆の方法で簡単に取り出せる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、画像を備えた掲示用パネルを簡便に配置出来る画像掲示装置、更に 詳しくは電照式の画像掲示に便利な装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、画像を備えた弾性変形可能なパネル、例えば、写真フィルムを配置 する器枠があり、該器枠の内部に設けた光源部から光を照射することによって、 写真フィルムの画像を鮮明に見せる電照式の画像掲示装置がある。 このような画像掲示装置は、宣伝、案内の内容を変更する際に、適宜所望の画 像に交換して使用出来るようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の電照式画像掲示装置では、画像の交換は容易でなかった 。 例えば、掲示用の画像を形成している写真フィルムを交換する場合、透明パネ ルの周辺部を覆うため、見切り部などの枠体の少なくとも一端部を取り外して透 明パネルないし、乳白色パネルと共に取り外す方法があるが、この方法では器枠 から見切り部の取り外し、及び取り付けを行う必要がある。 写真フィルムを器枠に装着する際に、該写真フィルムを２枚の透明パネルにサ ンドイッチしたり、１枚の透明パネルに粘着テープで固定したり、大変手間のか かるものであった。 近年は、前記の事実を考慮して見切り部や内部の器具などを取り外すことなく 、簡便に写真フィルムを交換できる電照式画像掲示装置が出回っている。例えば 、枠体の周囲にワンタッチクリップを設けて、写真フィルムをクリップに挟み込 む方式のものがある。 しかし、クリップを取り付けることによって装置全体の厚みが増して機能的で なく、しかもコストアップになっていまう。 本考案は、上記事実を考慮してなされたもので、写真フィルムの交換が簡単で しかも丈夫で安価で機能的な電照式の画像掲示装置を提供することを目的とする 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題を画像を備えた弾性変形可能なパネルを掲示する画像掲示装置におい て、器枠の一方の開口部の向い合う縁に各々切り欠き部を形成すると共に、該パ ネルの縁部を該切り欠き部から挿入して、見切り部に沿って案内する溝部を形成 することによって解決した。

【０００５】

【作用】

本考案の請求項１記載の画像掲示装置は、器枠の一方の開口部の向い合う縁の ほぼ中央に切り欠き部が形成してあり、該切り欠き部以外の周囲には案内溝が形 成されている。掲示する写真フィルムの巾は対の切り欠き部の間隔に合わせてあ る。 器枠に写真フィルムを装着するには、写真フィルムを湾曲に弾性変形させなが ら、対向する２辺の縁を該切り欠き部に合わせて挿入すると見切り部に沿って案 内する溝部を滑りながら挿入することが出来る。器枠から写真フィルムを取り除 くには、挿入とは逆に、写真フィルムを湾曲に弾性変形させ、溝部から滑らせな がら取り除くことが出来る。 このため、見切り部や保持部材を取外すことなく写真フィルムを交換すること が出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図１は本考案の一実施例を示す画像掲示装置の全体斜視図である。図２は図１ のＡ−Ａ′断面図、図３は画像掲示装置のコーナー部拡大断面図である。 １は透明板、２はガイド枠、３，３′は切り欠き部、４は見切り部、５は案内 溝、６は画像フィルムを示す。

【０００７】 この画像掲示装置は透明板１の上にガイド枠２が重ねて配置するようになって いる。ガイド枠２は対向する内側のフレームに切り欠き部３，３′を設け、中央 部は、ほぼ矩形状に抜かれたフレーム構造になっている。ガイド枠２の内側フレ ーム部の周囲に画像フィルム６を挿入するための案内溝５が設けてある。 透明板１は透明で硬質な材質なら、ガラス、アクリル、プラスチック、塩化ビ ニル等何でもよい。ガイド枠２の材質は不透明であれば木、プラスチック、金属 等何でもよい。ガイド枠２の内側フレーム部に設けてある案内溝５はＡ４サイズ （210×297mm）の画像掲示装置で、通常の掲示用写真フィルムを使用した場合、 溝部の深さ（奥行き）は３〜５mm、隙間は１mm程度が好ましい。しかし、画像掲 示装置の大きさや掲示用フィルムの厚さによって、溝部の深さと隙間は決まるも ので、特に限定するものでない。

【０００８】 本考案の実施例では案内溝５はガイド枠２の内側フレームの一方の平面を巾３ mm、深さ１mmに削り取り、該削り取った面を透明板１に重ね合ねると、削り取っ た部分がちょうど溝となるようになる。 この画像掲示装置の使い方は、掲示する画像フィルム６を湾曲に弾性変形させ ながら、切り欠き部３，３′に合わせて挿入すると見切り部４に沿って案内溝５ の溝を滑らせながら挿入する。

【０００９】 次に、画像フィルムを挿入した掲示装置を電照式の画像掲示装置として使用す る一実施例を図４、図５に示す。 図４は画像掲示装置10を光源ボックス11と一辺を蝶番13で結合させた一実施例 であり、図５は光源ボックス12に画像掲示装置10をそのまま挿入してセットした 一実施例である。 画像掲示装置と光源ボックスを一体化する方法は、上記方法に限定するもので なく、蟻溝を利用してスライドさせて結合させたり、パッチン錠で結合させたり 、マグネットを利用して結合させたり等、画像掲示装置と光源ボックスが容易に 一体化できれば特に限定するものでない。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明した通り、本考案は器枠に設けた部品を取り外すことなく掲示用の画 像フィルムを簡単に交換出来るし、コストも掛からない構造であり、従来の問題 点を解決することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に適用した画像掲示装置の全
体斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ′に沿った断面図の概略図であ
る。

【図３】本考案の一実施例に適用した画像掲示装置のコ
ーナー部拡大断面図である。

【図４】本考案の画像掲示装置を電照式掲示装置に適用
した一実施例である。

【図５】本考案の画像掲示装置を電照式掲示装置に適用
した他の実施例である。

【符号の説明】

１ 透明板 ２ ガイド枠 ３、３′ 切り欠き部 ４ 見切り部 ５ 案内溝 ６ 画像フィルム 10 画像掲示装置 11 光源ボックス 13 蝶番

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像を備えた弾性変形可能なパネルを掲
   示する画像掲示装置において、器枠の一方の開口部の向
   い合う縁に各々切り欠き部を形成すると共に、該パネル
   の縁部を該切り欠き部から挿入して、見切り部に沿って
   案内する溝部を形成してなることを特徴とする画像掲示
   装置。