JPH0684220B2 - 圧縮ロールペーパーの製造方法 - Google Patents

圧縮ロールペーパーの製造方法

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JPH0684220B2
JPH0684220B2 JP25830884A JP25830884A JPH0684220B2 JP H0684220 B2 JPH0684220 B2 JP H0684220B2 JP 25830884 A JP25830884 A JP 25830884A JP 25830884 A JP25830884 A JP 25830884A JP H0684220 B2 JPH0684220 B2 JP H0684220B2
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    • B65B63/00Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on articles or materials to be packaged
    • B65B63/02Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on articles or materials to be packaged for compressing or compacting articles or materials prior to wrapping or insertion in containers or receptacles
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、圧縮トイレットロールペーパーに関し、特
に、容積を減少させたトイレットロールペーパーの製造
方法及び製造装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、トイレツトロールペーパーは、使用時にホルダ
ーから連続してとり出せるように、中空円筒形の中芯上
に、トイレットペーパーを巻き重ねて、円筒形状に製造
される。
しかし、このように外形が円筒形状であること及び中空
円筒状の中芯を有することは、荷積み、貯蔵等におい
て、隙間が多くなり、嵩ばる原因であった。そのため
に、従来のトイレツトロールペーパーでは、運賃及び倉
庫等の保管料も割高となり、トイレツトロールペーパー
の単価の上で無視できないものである。しかも、輸出の
場合には、この運賃及び保管料は膨大な額となり、これ
らの節減が、単価を抑える上で大きな課題であった。
このようなトイレツトロールペーパーの円筒形状による
欠点を解消するために、トイレツトロールペーパーを偏
平に変形して、梱包、運搬及び保管に係る費用を軽減す
る方策が提案されている。
しかし、現在のところ、その何れも実用に至っていな
い。
というのも、トイレツトロールペーパーについては、輸
送時に、例えば、いびつに変形するだけでも、商品価値
を低下させるものと考えられており、トイレツトロール
ペーパーを偏平に圧縮変形した場合には、一方の側に膨
出してクレープが伸びたり、折りしわがついて弾性が失
われたりするので、使用時に偏平なトイレツトロールペ
ーパーを円形に復元させるとしても、いびつな形状が容
易に解消されないで残り、また、仮令、トイレツトロー
ルペーパーを押圧して偏平に圧縮変形しても、押圧力を
解除すると、トイレツトロールペーパーの特有の弾性に
よって、容易に膨らみ、押圧による圧縮変形時の形状を
維持するのが容易でなく、したがって、圧縮変形による
容積減少効果が左程上らないこと等による。
(ハ)構成 そこで、本発明者等は、圧縮トイレツトロールペーパー
の押圧による圧縮変形及びその形状の復元性について研
究を重ねた結果、トイレットロールペーパーを押圧する
場合に、膨出側を自由に膨出させることによって、皺の
ない偏平な形状の圧縮トイレットロールペーパーが得ら
れることを発見した。
すなわち、本発明は、ロールホルダー装着用の紙筒芯に
ロール形状に巻回されているトイレツトロールペーパー
を圧縮変形して偏平な形状の被覆された圧縮トイレット
ロールペーパーを製造する方法において、クレープ加工
又はクレープ及びエンボス加工されているトイレツトロ
ールペーパーを、支持板と加圧板の間に配置して、トイ
レツトロールペーパーのロールの厚さが、押圧前のロー
ルの直径の30/105ないし20/105となるまで、加圧板で前
記トイレツトロールペーパーのロールを支持板方向に徐
々に押圧することにより、前記トイレットロールペーパ
ーのクレープ又はエンボスを維持すると共に、該トイレ
ットロールペーパーを圧縮し、トイレツトロールペーパ
ーのロールの厚さが、押圧前のロールの直径30/105ない
し20/105となったところで、一定時間加圧板の押圧下に
維持して、トイレツトロールペーパーのロールを圧縮変
形させ、この圧縮変形後、圧縮変形されて偏平となった
トイレツトロールペーパーを支持板と加圧板の間から取
り出して、偏平な圧縮ロールペーパーを一個づつ熱収縮
ポリマーフィルムで被覆して、加熱し、この被覆したポ
リマーフィルムの熱収縮により、前記偏平なトイレツト
ロールペーパーのロールを押圧して、前記ポリマーフィ
ルムと取り去った後において、前記偏平な圧縮トイレツ
トロールペーパーが、長径側外径に対し短径側外径が60
/135以下である偏平な形状を保有することを特徴とする
偏平な形状の被覆された圧縮トイレットロールペーパー
の製造方法にある。
本発明において、圧縮トイレツトロールペーパーとは、
一個の圧縮トイレットロールペーパーをいう。
また、中芯については、紙又は薄手の板紙、その他紙筒
芯が使用される。紙筒芯を使用したトイレットロールペ
ーパーは、扁平に加圧成形加工を施した場合、紙筒芯に
は、その屈曲した側に皺を形成するが、使用時、その屈
曲した側部に軽く力を加えて中央部を膨らませることに
より容易に円筒形状、すなわちノール形状とすることが
できるので、問題とならない。
本発明において得られる圧縮トイレツトロールペーパー
の側面の寸法形状は、加圧条件の如何、クレープの大き
さの如何及びダブルかシングルかの違いによって多少変
化する。例えば、ロール形トイレツトロールペーパーの
種々あるものの中、ダブル65m巻のトイレットロールペ
ーパーの紙巾114mmで外径105mm、中芯径38mmのものにつ
いてみると、これを圧縮した場合、側面の形状におい
て、厚さすなわち短径側外径が60mm以下、長径側外径が
135mm以下の寸法で種々のものが得られる。この場合、
中芯は長径側で59mm以上のものとなる。これらの中で
も、特に、外径が、短径側で約50mm以下、長径側で約13
0mm以上、中芯が長径側で60mm以上のものが、容積減少
及び復元の容易さ等の点で好ましい。
圧縮トイレツトロールペーパーの復元性は、例えば、ク
レープ等による弾性に依存するために、トイレツトロー
ルペーパーの圧縮変形の際にはクレープを保護しなけれ
ばならない。しかし、トイレツトロールペーパーを単に
圧縮変形したのでは、圧縮方向に対し垂直方向に膨出し
て、クレープが伸び、トイレツトロールペーパーの弾性
及び柔かさが失われる。
したがって、本発明では、圧縮トイレットロールペーパ
ーは、製造時にクレープの伸びを極力仰えるために、ト
イレットロールペーパーの厚さ方向の押圧を制限するの
が好ましい。したがって、例えば、押圧を制限すれば厚
さ方向から押圧しても、膨出側のクレープが復元不能に
まで伸びることはない。このように押圧を制限して行
い、膨出を制限することにより、例えば、ダブル65m巻
きで、厚さすなわち短径側外径で20mm程度までの圧縮が
可能である。
このように圧縮したトイレットロールペーパーを自然に
復元させることによって、例えば、ダブル65m巻きのト
イレツトロールペーパーについて、厚さすなわち短径側
外径で55mm以下、特に、50mm以下、長径側外径が130mm
以上の偏平な圧縮トイレツトロールペーパーを工業的に
製造することが可能となった。
しかし、極度に偏平に、例えば厚さすなわち短径側外径
を10mmにまで、一段階で一挙に圧縮すると、押圧方向と
垂直な方向に極度に膨出して折り皺が不均一となり、使
用時に円形に復元不能となり、さらに端部つまり耳部で
切れ易くなるので、このような場合には、例えば、圧縮
を厚さすなわち短径側外径で30乃至20mm、例えば27mm程
度になるところで止めて、この圧縮成形物を熱収縮性ポ
リマーのフィルムで被覆して、加熱によるフィルムの収
縮作用で、所定の寸法まで更に圧縮するのが好ましい。
このようにすると、使用時の耳部の破断をきたすことが
ないように圧縮することができる。
もっとも加圧成形したトイレットロールペーパーは、前
述のように、成形後もかなり復元力を有するため、成形
時の形状を維持するには、成形と同時にプラスチックフ
ィルム等で包装するのが好ましい。
この偏平に成形した圧縮トイレットロールペーパーの包
装は、熱収縮ポリマーフィルム包装が、機械化がし易
く、また、個別のフィルムシールが容易であるので好ま
しく、しかも、熱収縮ポリマーフィルム包装は、気密な
いし液密に密封できるので、運搬又は貯蔵中の雨、湿気
等による汚染ないし劣化が防止できるので極めて衛生的
である。そして、偏平に加圧成形すると共に熱収縮ポリ
マーフィルム包装する場合において、気密に密封し真空
下に加圧しシールすると、通常のロール形のトイレット
ロールペーパーの半分の容積に圧縮することができ、し
かも、その容積の割に復元力も大きいので好ましい。ま
た、本発明においては、熱収縮性ポリマーフィルムを用
いるので、包装と同時に加圧成形をも行うことができ
る。
本発明におけるロール形トイレットロールペーパーの押
圧による圧縮変形は、押圧ロッドにより、トイレットロ
ールペーパーを押圧して行われる。この場合、押圧ロッ
ドの押圧行程は、例えば、ダブル65mm巻きのトイレット
ロールペーパーの圧縮で、圧縮されたトイレットロール
ペーパーの外径は、短径側つまりロールの厚さが50mmと
なるまで押圧する場合には、83mmである。この場合、ダ
ブル65mm巻きのトイレットロールペーパーの外径は、厚
さすなわち短径側で27mmにまで圧縮される。
しかし、このトイレットロールペーパーの圧縮も、押圧
ロッドの押圧行程を一挙に移動させて行うのではなく、
除々に押圧して行われる。しかも、例えば、ダブル65mm
巻きのトイレットロールペーパーの場合で、外径が、例
えば、厚さが20ないし30mm、例えば27mmに到ったところ
で押圧ロッドの押圧を停止するのではなく、一定時間、
例えば、15秒以上好ましくは20秒以上、押圧圧力下に維
持する必要がある。このような押圧力は、徐々に圧力を
解除してもよく、最終圧力下に、一定時間、圧縮された
トイレットロールペーパーを、その侭保持するようにし
てもよい。このようにすると、その押圧力を解除して自
然に復元しても、圧縮ロールペーパーの外径が、厚さす
なわち短径側で50mm程度にとどまり、使用時、容易に円
形に復元できる偏平なトイレットロールペーパーが安定
して製造される。したがって、包装等の以後の作業が行
い易くなる。
また、本発明者等は、このような方法によって、圧縮ト
イレットロールペーパーを製造するに、ダブル65mm巻き
のトイレットロールペーパーについて、その圧縮変形を
厚さが10mmとすると復元して、厚さで26mmとなるが、こ
のトイレットロールペーパーは、折り筋がついて、容易
に円形に戻らない。また、圧縮変形時の厚さが、16mmで
も復元による厚さは27mmであり、ほぼ同様であって、圧
縮後の復元により、厚さすなわち短径側外径で45ないし
50mm以上となることは、使用時の圧縮トイレットロール
ペーパーの円形への復元性を確保する上で必要であるこ
とが解った。
もとより、本発明においては、切断されたトイレットロ
ールペーパー1個を加圧成形し、継続してフィルムによ
るシールを行うことができる。当然のことながら、成形
とシール工程を切り離して別個に行うこともできる。こ
の場合、加圧成形加工のみを行った偏平な圧縮トイレッ
トロールペーパーの一個毎に、フィルム掛けを行いシー
ルする。
本発明に使用される圧縮トイレットロールペーパーの製
造装置は、例えば、押圧ロッドの一端にコロを設け、こ
のコロを押圧用の案内カムを接触係合させて、その径路
を案内させることによって、押圧工程における押圧ロッ
ドの押圧プレートの移動行程を予定通りに調整すること
ができる。
押圧用案内カムは、押圧容器に対し上方に又は下方に配
置して、水平形式に又は縦型形式に循環路を形成するよ
うに設けることができる。しかし、固定軸を中心にし
て、押圧用案内カムを該固定軸に固定して設け、その周
囲に複数の押圧ロッドを有する押圧装置を放射状にかつ
回転自在に縦型に設けることもできる。このように固定
軸にカムを取り付けることによって、構造は簡単とな
り、場所をとらないですむ。いずれの形式を採用するに
しても、押圧用案内カムの形状は、ロールぺーパーの押
圧力即ち、押圧プレートの移動行程に対応して決定され
る。
押圧容器は、側壁、トイレットロールペーパー支持板及
びトイレットロールペーパーを収容排出できる開閉自在
の扉を設けて、トイレットロールペーパー収容室を形成
するが、例えば、トイレットロールペーパー支持板又は
蓋部材を開閉自在に設けて兼用することができる。押圧
容器のトイレットロールペーパー収容室には、トイレッ
トロールペーパーを押圧するに当り、トイレットロール
ペーパーの位置を一定の位置に配置できるように、トイ
レットロールペーパー位置決め部材を設けるのが好まし
い。
押圧容器は、固定支持装置で固定するのみでも、トイレ
ットロールペーパーの押圧を行うことができるが、支持
板外方にコロを設け、このコロを、フレーム板等の案内
板に接触係合させることによって、固定支持装置に掛か
る負担を軽減することができる。
殊に、本発明の製造装置を回転形式に形成する場合に
は、押圧ロッドのコロに係合する押圧ロッド支持レール
を、例えば、押圧用カムの周囲に設けるのが好ましく、
更に、トイレットロールペーパー支持板、蓋部材又はカ
バーに設けられたレバーに係合する蓋部材開閉レールを
設けるのが好ましい。
以下、添付の図面により本発明の実施の態様を説明する
が本発明の技術的範囲は、この説明により何ら制限を受
けるものではない。
(ニ)実施例 第1図は、本発明の圧縮トイレットロールペーパー製造
方法の一実施例についての側面断面図であり、第2図
は、第1図の部分拡大断面図である。
トイレットロールペーパー押圧容器1は、2ないし13の
トイレットロールペーパー押圧ポジションを連続的に回
転移動する。各押圧容器1は、側板14、支持板としての
蓋部材15、上部コロ16、加圧板としての押圧プレート1
7、押圧ロッド18、押圧ロッド軸受19及び下部コロ20を
有している。側板14a,14bは、両側端部がドラム側板21
に固定されており、これら二枚一組の側板14a,14bによ
って、前後が仕切られ、トイレットロールペーパー押圧
容器を形成する。いずれか一方の側板には、トイレット
ロールペーパーの位置決め用部材、例えば、位置決め駒
22が設けられており、この部材は、押圧容器内に供給さ
れたトイレットロールペーパーの位置を、圧縮に先立っ
て決定する。後方側板14bの一端には、開閉支点23が設
けられており、この支点に、前記蓋部材15が回動自在に
取付けられる。蓋部材15の開閉支点側には蓋部材閉鎖用
のレバー24が設けられており、開いた蓋部材を閉じる働
きを行う。押圧プレート17、側板14a,14b及びドラム側
板21で囲まれた押圧容器1内を、一定の行程移動して、
容器1内のトイレットロールペーパーの圧縮を行う。押
圧プレート17のこの移動行程は、ロッド軸受19に遊挿支
持された押圧ロッド18の動作により行われる。この押圧
ロッド18の押圧動作は、下部コロ20と押圧用案内カム25
との接触係合により行われる。押圧用案内カム25は固定
軸26に固定されており、押圧容器1はドラム側板21と共
に回転する。押圧容器1の上部コロ16は、固定軸26と同
心円状に設けられるフレーム27の内側に当接して移動す
る。フレーム27の終端部を過ぎた個所は、取出位置9で
ある。この取出位置9から、フレーム27の始端部のある
押圧開始位置12に至る間には、押圧ロッド支持レール28
が押圧用案内カム25の外周に沿って形成されている。取
出位置9では、押圧容器1は該支持レール28に支持され
るが、蓋部材15は、その重量を支えるものが、無くなる
ために自動的に下方に開くことになり、その直下に、圧
縮トイレットロールペーパー29の取出具30及び圧縮トイ
レットロールペーパー搬出用コンベヤ31が設けられる。
トイレットロールペーパー供給位置11の斜め上方には、
供給板32及びトイレットロールペーパー供給具33が設け
られている。このトイレットロールペーパー供給具33
は、シリンダ34により動作される。ドラム35に接して、
ドラム支持コロ36が設けられており、ドラム35は、ドラ
ム支持コロ36に支持される。
ドラム35は、ドラム支持コロ36を駆動源(図示されてい
ない。)により回転駆動させることによって、回転運動
する。圧縮トイレットロールペーパーの取出位置9を過
ぎたところから、トイレットロールペーパー供給位置12
を過ぎるところまでの間、蓋部材開閉レール37が、レバ
ー24の端部に係合する位置に設けられている。
本発明の圧縮トイレットロールペーパー製造装置は、こ
のように形成されるので、トイレットロールペーパー供
給位置12で、供給板32及びトイレットロールペーパー供
給金具33から、押圧容器1内にトイレットロールペーパ
ーが供給される。ドラム支持コロ35の回転による、ドラ
ムの回転(図で2〜13の順方向に回転する。)に伴い押
圧容器は、上方に移動する。レバー24の端部は開閉レー
ル37に沿って移動し、開閉レール37の立上がり状に曲る
箇所で、蓋部材15は閉ざされる。押圧容器内のトイレッ
トロールペーパー29は、位置決め駒22により、位置決め
される。位置決め駒は、トイレットロールペーパーが僅
かに押圧ロッドに荷重が掛ったところで容器外に押し出
されて、押圧容器1はフレーム27内の押圧領域2,3,4,5,
6,7及び8の間を移動する。回転ドラム35の回転に従
い、押圧ロッド18の下部コロ2は押圧用案内カム2の面
に沿って移動して、押圧ロッド18は、押圧容器1内に平
均4.3mm/秒の速度で徐々に押し入り、トイレットロール
ペーパー29を押圧する。押圧ロッド18の押圧荷重の大き
さ及び挿入速度に従い、押圧用案内カムの形状が決定さ
れる。押圧ロッド18の移動は、押圧プレート17が、蓋部
材15の上方から約25mmに至ったところで、停止し、17.5
秒間維持される。一方上部コロは、17.5秒経過したとこ
ろで、フレーム27を離れる。蓋部材15の自重で開き、圧
縮されたトイレットロールペーパー29は、押圧ロッド18
によって押出される。圧縮されたトイレットロールペー
パーは、取出金具30によって取り出され、搬出コンベヤ
31で搬出される。
回転ドラム35は、駆動用のドラム支持コロの回転により
連続的に回転する。
搬送された圧縮トイレットロールペーパーは、例えば、
熱収縮性フィルムで被覆され200℃のシール温度で厚さ
0.02mmのプラスチックフィルムで圧縮されると同時にシ
ールされる。
なお、この圧縮トイレットロールペーパーに供給される
ロール形トイレットロールペーパーのロールは、ロール
受け工程から、コンベヤーベルトによって、カッター、
例えば、丸刃自動カッターによる切断工程に送られ、適
当な長さに切断されている。
切断工程で切断されたロール形トイレットロールペーパ
ーは、従来方法では、その侭の形でフィルムパックさ
れ、箱詰、その他により包装された出荷されるが、本願
発明では、次いで、加圧及びシール工程に送られて、偏
平な形状に形成され、フィルムでシールされることにな
る。
(ホ)効果 本発明により得られるシールされた圧縮トイレットロー
ルペーパーは、例えばダブル65mm巻きの紙巾114mmのト
イレットロールペーパーをロールの厚さすなわち矩径側
が約50mm、横径すなわち長径側が約135mmに押圧変形し
たものは押圧前のトイレットロールペーパーの120個入
れのケースで、208箇収容できるので、基準トイレット
ロールペーパーの場合よりも、73.3%多く収容できるこ
ととなり、このように既製のケースを使用しても運送の
再における例えばトラック積載料、倉庫保管料等は、4
割程度節約され、しかも、単位容積当りの積載量が増加
し、トイレットロールペーパーの運送等の上で優れる。
しかし、本発明の圧縮トイレットロールペーパーに見合
ったケースに収容すれば、更に容積は有効に利用される
ので100%程多く収容でき、運送に係る費用は半減する
ことになる。
しかも、本発明により得られる圧縮トイレットロールペ
ーパーは、押圧力を解除しても、偏平な形状を維持する
ことができ、以上のような容積減少をはかることができ
るので、熱収縮性ポリマーフィルムを使用すれば、圧縮
が容易に行うことができる上にプラスチックフィルム等
による包装が容易となり、更に以後の取り扱いが容易と
なる。本発明の製品の圧縮トイレットロールペーパー
は、以上のように、例えばダブル65mm巻きトイレットロ
ールペーパーを、例えば、27mm厚さにまで強力に圧縮し
て製造されるが、クレープ、エンボス加工等による復元
力により約50mmの厚さに戻すので、使用時、中央を膨ら
ませるように押圧して、容易に円形に復元でき、使用
上、何ら支障をきたすものではない。
しかも、本発明による圧縮トイレットロールペーパー
は、長期に亘り偏平を維持できるので、以後の処理を施
すことが容易となる。また、プラスチックフィルム等に
よる包装処理も製造工程の段階はもとより随時に自動的
に行うことができる。殊に、プラスチックフィルムによ
り気密乃至液密に包装したものは、運搬又は貯蔵中の
雨、湿気等による汚染ないし劣化が防止できるので、極
めて衛生的である。
このように、本発明のもたらす影響は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の圧縮トイレットロールペーパー製造
方法の一実施例についての側面断面図であり、第2図
は、第1図の部分拡大断面図である。 1はトイレットロールペーパー押圧容器、2〜13は、夫
々のポジションを示す。14及び14はドラム側板、15は蓋
部材、16は上部コロ、17は押圧プレート、18は押圧ロッ
ド、19は押圧ロッド軸受、20は下部コロ、21はドラム側
板、22はトイレットロールペーパーの位置決め駒、23は
開閉支点、24はレバー、25は押圧用案内カム、26は固定
軸、27はフレーム、28は支持レール、29はトイレットロ
ールペーパー、30は取出具、31は搬出用コンベヤ、32は
トイレットロールペーパー供給板、33はトイレットロー
ルペーパー供給金具、34は回転ドラム、35はドラム支持
コンベヤ、36は駆動ローラ、37は開閉レール、38は位置
決め駒を押し戻すためのスプリングである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−204554(JP,A) 特開 昭59−194722(JP,A) 特開 昭55−26922(JP,A) 特開 昭55−10931(JP,A) 実開 昭51−51151(JP,U) 実開 昭57−186362(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールホルダー装着用の紙筒芯にロール形
    状に巻回されているトイレツトロールペーパーを圧縮変
    形して偏平な形状の被覆された圧縮トイレットロールペ
    ーパーを製造する方法において、クレープ加工又はクレ
    ープ及びエンボス加工されているトイレツトロールペー
    パーを、支持板と加工板の間に配置して、トイレツトロ
    ールペーパーのロールの厚さが、押圧前のロールの直径
    の30/105ないし20/105となるまで、加圧板で前記トイレ
    ツトロールペーパーのロールを支持板方向に徐々に押圧
    することにより、前記トイレットロールペーパーのクレ
    ープ又はエンボスを維持すると共に、該トイレットロー
    ルペーパーを圧縮し、トイレツトロールペーパーのロー
    ルの厚さが、押圧前のロールの直径の30/105ないし20/1
    05となったところで、一定時間加圧板の押圧下に維持し
    て、トイレツトロールペーパーのロールを圧縮変形さ
    せ、この圧縮変形後、圧縮変形されて偏平となったトイ
    レツトロールペーパーを支持板と加圧板の間から取り出
    して、偏平な圧縮ロールペーパーを一個づつ熱収縮ポリ
    マーフィルムで被覆して、加熱し、この被覆したポリマ
    ーフィルムの熱収縮により、前記偏平なトイレツトロー
    ルペーパーのロールを押圧して、前記ポリマーフィルム
    を取り去った後において、前記偏平な圧縮トイレツトロ
    ールペーパーが、長径側外径に対し短径側外径が60/135
    以下である偏平な形状を保有することを特徴とする偏平
    な形状の被覆された圧縮トイレットロールペーパーの製
    造方法。
JP25830884A 1984-03-30 1984-12-06 圧縮ロールペーパーの製造方法 Expired - Lifetime JPH0684220B2 (ja)

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