JPH0683995U - 冷却用熱交換器の設置構造および冷却用熱交換器 - Google Patents

冷却用熱交換器の設置構造および冷却用熱交換器

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JPH0683995U
JPH0683995U JP2624293U JP2624293U JPH0683995U JP H0683995 U JPH0683995 U JP H0683995U JP 2624293 U JP2624293 U JP 2624293U JP 2624293 U JP2624293 U JP 2624293U JP H0683995 U JPH0683995 U JP H0683995U
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JP
Japan
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heat exchanger
cooling
pump
cooling heat
water tank
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Application number
JP2624293U
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English (en)
Inventor
洋介 竹本
通 萩原
郁治 田村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上部開放の調圧水槽9内に、ポンプの原動機
を冷却するための冷却用熱交換器11を浸漬配置し、冷
却用熱交換器11は、複数の直管をU形ベンド管で連結
して直列の管路をなす熱交換モジュールを有し、各熱交
換モジュールの流入口および流出口をそれぞれ集合管を
介して連結した構造とする。 【効果】 冷却用熱交換器11を大気圧下の調圧水槽9
内に設置することにより、冷却用熱交換器11の存在が
ポンプの吐出全揚程に影響を与えることを回避できる。
調圧水槽9の上部開口9aから冷却用熱交換器11を外
に取り出すことにより、作業スペースの制約を受けるこ
となく容易にメンテナンス作業を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポンプ設備等においてディーゼル機関や歯車減速機を冷却するため の冷却用熱交換器の設置構造および冷却用熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型のポンプ設備においては、ポンプの吐出し水路をコンクリートで構 築しており、この吐出し水路に、ポンプ駆動に使用するディーゼル機関や歯車減 速機を冷却するための冷却用熱交換器を設けている。その構造は、例えば図6〜 図7に示すようなものである。図6〜図7において、吐出し水路21は断面形状 が四角形をなしており、吐出し水路21の両側壁22に設けた凹部23に左右一 対の冷却用熱交換器24を配置している。この冷却用熱交換器24は吐出し水路 21の流れ方向に沿った前後に一対のヘッダー管25を有し、双方のヘッダー管 25の間に複数の冷却管26を設けている。そして、冷却用熱交換器24はその 内部において冷媒水が双方のヘッダー管25を介して各冷却管26を交互にジグ ザグに流れるように構成している。また、冷却用熱交換器24は上部の蓋体27 によって吐出し水路21の天井部28に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の構成において、冷却用熱交換器24は吐出し水路21 の両側壁22に設けた凹部23に配置しているので、吐出し水路21の側壁22 の厚みに制約され、冷却用熱交換器24の大きさが規制される問題があった。ま た、吐出し水路21の側壁22に凹部23および冷却用熱交換器24が存在する ことにより水路の流れ抵抗が増加するので、ポンプの吐出全揚程を大きくする必 要があり、ポンプ駆動に使用するディーゼル機関の原動機出力を高める必要があ った。上述のような構成とすると、メンテナンス時に冷却用熱交換器24を取り 出して分解点検するための余分なスペースを建屋内に設ける必要があった。
【0004】 本考案は上記課題を解決するもので、冷却用熱交換器の存在がポンプの吐出全 揚程に影響を与えず、また設置のためのスペースを別途に設ける必要がない冷却 用熱交換器の設置構造および冷却用熱交換器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の冷却用熱交換器の設置構造は、一側にポ ンプの吐出口が開口し他側に水路が開口する上部開放の調圧水槽内に、前記ポン プの原動機を冷却するための冷却用熱交換器を浸漬配置した構成とするものであ る。
【0006】 本考案の冷却用熱交換器は、複数の直管を平行に配列するとともに、隣接する 直管の上端および下端をU形ベンド管で連結して直列の管路をなす熱交換モジュ ールを形成し、複数の熱交換モジュールを平行に配置するとともに、各熱交換モ ジュールの流入口および流出口をそれぞれ集合管を介して連結した構成とするも のである。
【0007】
【作用】
上記した設置構造により、一側の開口から調圧水槽内に放流したポンプの吐出 流は大気圧下において他側の開口から水路に流れ出る。一方、冷却用熱交換器に はポンプの原動機を冷却するための冷却流体が流れており、調圧水槽に放流した ポンプの吐出流が冷却用熱交換器を介して冷却流体を冷却する。
【0008】 上述の作用において、調圧水槽内に位置する冷却用熱交換器は、大気圧下にお いてポンプの吐出流に接触するので、その存在がポンプの吐出全揚程に影響を与 える要素とはならず、従来のように冷却用熱交換器の設置に伴うポンプの吐出全 揚程の増大を招くことがない。また、調圧水槽はポンプの吐出流量に応じてその 容量を大きく設定しており、その形状によって冷却用熱交換器の大きさが規制さ れることがない。さらに、調圧水槽は上部を開放した構造をなすので、冷却用熱 交換器の取り付け、取り外しの作業を容易に行うことができ、冷却用熱交換器を 上部開口から調圧水槽外に取り出すことにより、メンテナンスを行う作業スペー スとして屋外の広い空間を利用することでき、作業スペースの制約を受けること がない。
【0009】 上記した冷却用熱交換器により、ポンプの原動機を冷却するための冷却流体は 、一側の集合管において各熱交換モジュールに分流し、各熱交換モジュールの直 列の管路を流れた後に他側の集合管において合流し、その後に冷却用熱交換器か ら原動機へと還流する。熱交換モジュールは直管をU形ベンド管で連結した構造 をなして管路の形状抵抗が小さいので、熱交換モジュールを流れる冷却流体に与 える圧力損失は少なく、冷却流体を循環させるための循環ポンプの容量を低減す ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図2において、建 屋1の内部に設けたポンプピット2には縦軸型の軸流ポンプ3を配置しており、 軸流ポンプ3の吸込側は流入水路4に連通している。また、建屋1の内部には軸 流ポンプ3を駆動するためのディーゼル機関5および複合変速機6を配置してお り、ディーゼル機関5および複合変速機6は冷却流体が循環する冷却ジャケット (図示せず)を備えている。
【0011】 軸流ポンプ3の吐出管7はサイホン形状をなし、その頂部付近に7aにサイホ ンブレーカー8を有している。吐出管7の吐出口7bは屋外に位置する調圧水槽 9の一側に開口し、開口は調圧水槽9の最低水位(LWL)下に位置しており、 調圧水槽9の他側には管渠をなす流出水路10が開口している。調圧水槽9は上 部開口9aにおいて大気開放する形状をなし、その容量は軸流ポンプ3の吐出流 量に応じて設定している。
【0012】 調圧水槽9の内部には冷却用熱交換器11を浸漬配置しており、冷却用熱交換 器11の管路はディーゼル機関5および複合変速機6の冷却ジャケット(図示せ ず)に連通している。
【0013】 図3〜図5に示すように、冷却用熱交換器11は、平行に配置した複数の熱交 換モジュール12からなり、各熱交換モジュール12の流入口12aおよび流出 口12bをそれぞれ集合管13,14を介して連結したもので、集合管13,1 4の開口13a,14aが前述の冷却ジャケットに循環管(図示せず)を介して 連通している。各熱交換モジュール12は、複数の直管15を平行に配列し、隣 接し合う直管15の上端および下端をU形ベンド管16で連結して直列の管路に 形成したものである。尚、本実施例の冷却用熱交換器11は、その一側に別途の 系に連通する熱交換モジュール12を併設している。
【0014】 以下、上記構成における作用を説明する。ディーゼル機関5により複合変速機 6を介して軸流ポンプ3を駆動し、流入水路4の水を吐出管7を通して調圧水槽 9に放流する。ところで、この吐出管7はサイホン形状をなすので、運転期間中 はサイホン作用により軸流ポンプ3の負荷を軽減する。運転停止時には、サイホ ンブレーカー8によって吐出管7内の真空を破壊し、流入水路4の水が勝手に調 圧水槽9に流れ出ることを防止する。
【0015】 吐出管7の開口7bから調圧水槽9内に放流した軸流ポンプ3の吐出流は、調 圧水槽9において大気圧下に開放され、通常は調圧水槽9の最高水位(HWL) より下方の計画水位(NWL)を維持しながら他側の開口から流出水路10に流 れ出る。
【0016】 一方、冷却用熱交換器11にはディーゼル機関5および複合変速機6を冷却す るための冷却流体が流れており、調圧水槽9に放流した軸流ポンプ3の吐出流が 冷却用熱交換器11を介して冷却流体を冷却する。
【0017】 このとき、調圧水槽9内に位置する冷却用熱交換器11は、大気圧下において 軸流ポンプ3の吐出流に接触するので、その存在が軸流ポンプ3の吐出全揚程に 影響を与える要素とはならず、従来のように冷却用熱交換器11の設置に伴う軸 流ポンプ3の吐出全揚程の増大を招くことがない。また、調圧水槽9は軸流ポン プ3の吐出流量に応じてその容量を大きく設定しており、その形状によって冷却 用熱交換器11の大きさが規制されることがなく、任意の容量をもつ冷却用熱交 換器11を設置することが可能となる。
【0018】 さらに、調圧水槽9は屋外に位置して上部を開放した構造をなすので、冷却用 熱交換器11の取り付け、取り外しの作業を容易に行うことができ、冷却用熱交 換器11を上部開口9aから調圧水槽9の外部に取り出すことにより、メンテナ ンスを行う作業スペースとして屋外の広い空間を利用することでき、作業スペー スの制約を受けることがない。
【0019】 冷却用熱交換器11における冷却流体は、一側の集合管13において各熱交換 モジュール12に分流し、各熱交換モジュール12の直列の管路を流れた後に他 側の集合管14において合流し、その後に冷却用熱交換器11からディーゼル機 関5および複合変速機6の冷却ジャケットに還流する。
【0020】 このとき、熱交換モジュール12は、直管15をU形ベンド管16で連結した 構造をなして管路の形状抵抗が小さいので、熱交換モジュール12を流れる冷却 流体に与える圧力損失は少なく、冷却流体を循環させるための循環ポンプの容量 を低減することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、冷却用熱交換器を調圧水槽内に設置するこ とにより、冷却用熱交換器が大気圧下においてポンプの吐出流に接触し、その存 在がポンプの吐出全揚程に影響を与えることを回避できる。また、調圧水槽は十 分な容量を有するので、その形状によって冷却用熱交換器の大きさが規制される ことがなく、調圧水槽の上部開口から冷却用熱交換器を外に取り出すことにより 、作業スペースの制約を受けることなく容易にメンテナンス作業を行うことがで きる。
【0022】 熱交換モジュールは直管をU形ベンド管で連結した構造をなして管路の形状抵 抗が小さいので、圧力損失が少なく、冷却流体を循環させるための循環ポンプの 容量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すポンプ設備の断面図で
ある。
【図2】同実施例における冷却用熱交換器の配置状態を
示す平面図である。
【図3】同実施例における冷却用熱交換器の正面図であ
る。
【図4】同実施例における冷却用熱交換器の側面図であ
る。
【図5】同実施例における冷却用熱交換器の平面図であ
る。
【図6】従来のポンプ設備における冷却用熱交換器の配
置構造を示す断面図である。
【図7】従来のポンプ設備における冷却用熱交換器の配
置構造を示す平面図である。
【符号の説明】
3 軸流ポンプ 7 吐出管 7b 開口 9 調圧水槽 10 流出水路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側にポンプの吐出口が開口し他側に水
    路が開口する上部開放の調圧水槽内に、前記ポンプの原
    動機を冷却するための冷却用熱交換器を浸漬配置したこ
    とを特徴とする冷却用熱交換器の設置構造。
  2. 【請求項2】 複数の直管を平行に配列するとともに、
    隣接する直管の上端および下端をU形ベンド管で連結し
    て直列の管路をなす熱交換モジュールを形成し、複数の
    熱交換モジュールを平行に配置するとともに、各熱交換
    モジュールの流入口および流出口をそれぞれ集合管を介
    して連結したことを特徴とする冷却用熱交換器。
JP2624293U 1993-05-20 1993-05-20 冷却用熱交換器の設置構造および冷却用熱交換器 Pending JPH0683995U (ja)

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