JPH0683754B2 - ミシンにおける針棒の駆動構造 - Google Patents
ミシンにおける針棒の駆動構造Info
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- JPH0683754B2 JPH0683754B2 JP4250019A JP25001992A JPH0683754B2 JP H0683754 B2 JPH0683754 B2 JP H0683754B2 JP 4250019 A JP4250019 A JP 4250019A JP 25001992 A JP25001992 A JP 25001992A JP H0683754 B2 JPH0683754 B2 JP H0683754B2
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B55/00—Needle holders; Needle bars
- D05B55/14—Needle-bar drives
- D05B55/16—Needle-bar drives with provision for disengaging individual needle bars
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
駆動構造に関し、詳しくは、ミシン本体に対して往復運
動する駆動体と、ミシン本体に摺動自在に支持された複
数の針棒とを備え、駆動体と各針棒とを個別に連結する
ことにより各針棒を個別に駆動するように構成したミシ
ンにおける針棒の駆動構造の改良に関する。
あるが、中には、例えばキルティングマシンのように、
複数の針棒を備えたものがある。一般に、このようなミ
シンは、図5に示すように、往復運動する駆動体に複数
の針棒を取り付け、各針棒により同様な複数の縫製加工
を同時に行うものである。
ミシンにおいては、縫製加工内容に応じて駆動体の所望
の位置に適宜針棒を着脱しなければならず、縫製加工内
容を変更する際に非常に煩雑な作業を必要としていた。
このような針棒の着脱作業を必要とせず、多種多様な縫
製加工を可能にしたものとしては、例えば特公昭53ー
44854号公報、或は特公昭60ー36500号公報
等に開示されているような針棒の駆動構造がある。これ
は、図6、或は図7に示すように、ミシン本体に対して
往復運動する駆動体と、ミシン本体に摺動自在に支持さ
れた複数の針棒とを備えており、駆動体と各針棒とを個
別に連結することにより各針棒を個別に駆動するように
したものである。
うな従来の針棒の駆動構造にあっては、図6、或は図7
に示すように、駆動体と各針棒とを個別に連結するため
のピン等を針棒自体に備えた構造となっており、組み立
て等の作業が非常に煩雑であるばかりか、使用時の摩耗
や破損等による個々の針棒の交換作業等も非常に煩雑で
あった。ここで、ミシンにおいては、一般に、駆動部分
や本体自体は十分堅固に形成してあり、これらが破損す
ることはほとんどないが、針棒は、細密に形成されてお
り高速運動するために比較的破損し易い。また、何等か
の原因でミシンが破損する場合を想定して、被害を最小
限に押さえ、最小限の修理により復帰できるようにする
ために、まず針棒が破損するように駆動部や本体より針
棒を破損し易くし、針棒を所謂メカニカルヒューズとす
る場合もある。このため、針棒の交換作業は極力簡略化
しなければならない。
針棒自体にピンを挿通する挿通孔を設ける必要があり、
針棒自体の強度を著しく劣らせることになる。このた
め、針棒自体を大型化したり、強度の高い高価な材料に
より針棒自体を形成して針棒の強度を確実に確保しなけ
ればならない。ところが、針棒自体を大型化するとそれ
だけ重量が増加して高速運転に十分対応できなくなり、
高価な材料を使用するとコスト低減がそれだけ困難にな
る等の弊害が生じてしまう。さらに、針棒、ピン、及び
このピンを駆動するレバー等の個々の部品の形状が細密
で複雑なため、個々の部品加工にも多大な労力を必要と
していた。
になされたものであり、その目的とするところは、針棒
を個別に駆動して多種多様な縫製加工を簡単に行うこと
ができるばかりでなく、組み立て及び修理等の作業を簡
略化することができ、しかも針棒の強度を十分に確保で
きるミシンにおける針棒の駆動構造を、簡単な構造によ
って提供することである。
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「ミシン本体10に対して往復運動する
駆動体20と、ミシン本体10に摺動自在に支持された
複数の針棒30とを備え、前記駆動体20と前記各針棒
30とを個別に連結することにより各針棒30を個別に
駆動するように構成したミシンにおける針棒30の駆動
構造において、各針棒30に一体化された係合部材31
と、駆動体20に設けられ、回動することにより前記各
係合部材31と係合する各係合部材31と一対の回動部
材21と、各回動部材21を回動する回動手段40とを
備えたことを特徴とするミシンにおける針棒30の駆動
構造」である。
おける針棒30の駆動構造は、次のように作用する。
連結することにより個別に駆動する。このため、このよ
うな針棒30の駆動構造を採用したミシンは、縫製加工
内容に応じて駆動体20から針棒30を適宜着脱する作
業は必要なく、各針棒30と駆動体20との連結状態を
個別に変更するだけで多種多様な縫製加工を簡単に行う
ことができるものとなる。
めに各針棒30と駆動体20とを個別に連結するのであ
るが、この連結は、駆動体20に設けられた回動部材2
1を回動し、この回動部材21と針棒30に一体化され
た係合部材31とを係合することにより行われる。この
ため、針棒30には、駆動体20と針棒30とを連結す
るために係合部材31を一体化すればよく、組み立てや
針棒30の交換作業は従来に比べて非常に簡略化され
る。
針棒30の係合部材31と係合して針棒30と駆動体2
0とが連結するため、従来の如くピンやピンを作動する
レバー等を必要としなくなり、構造は非常にコンパクト
で簡単なものとなる。しかも、従来の如く針棒30自体
にピンの挿通孔を設ける必要はなく、針棒30は強度的
にも信頼性が確保されることになる。
動構造の実施例を、図面に従って詳細に説明する。な
お、本実施例においては、ミシンとして、複数の針棒3
0を備え、主にキルティング加工を施す、所謂キルティ
ングマシンに採用した例が示してあるが、本発明の針棒
30の駆動構造はこれに限定するものではなく、例えば
複数の針棒30を備えた刺繍機等、複数の針棒30を備
えたミシンの広汎に採用されるものである。
0には、横方向(図1における矢印X方向)に多数列、
縦方向(図2における矢印Y方向)に2列の多数の針棒
30が個別に摺動自在に支持してある。そして、各針棒
30には、係合部材31が止めネジ32により一体化し
てあり、係合部材31の一端は、ミシン本体10のガイ
ド溝11内を摺動するようにしてある。なお、各針棒3
0はバネ33により上方に付勢されており、係合部材3
1が回動部材21と係合していない状態では、常に係合
部材31が所定の位置を確保するようにしてある。そし
て、この所定の位置は、上下に往復運動する駆動体20
が上死点の位置にあるときに回動部材21を回動する
と、係合部材31と回動部材21とが係合する位置とし
てある。
0の略中央に備えてあり、この駆動体20の各針棒30
と対向する部分に、針棒30と一対の回動部材21が設
けてある。ここで、回動部材21には、図3及び図4に
示すように、針棒30の係合部材21が通過可能な通過
溝23と、係合部材21と係合する係合溝24とが形成
してあり、駆動体20に対して回動部材21が回動自在
な状態で、駆動体20に形成された凸部25に回動部材
21の係合溝24が嵌合してある。また、回動部材21
には、断面が四角形状の回動軸22が摺動自在に挿通し
てあり、この回動軸22を回動すれば回動部材21が確
実に回動するようにしてある。
体20の回動部材21と針棒30の係合部材31とを係
合することにより駆動体20と針棒30とを連結するの
であるが、連結しない状態を形成する場合、図3に示す
ように、係合部材31に回動部材21の通過溝23が対
向するような位置に回動部材21を回動すれば、駆動体
20が往復運動しても回動部材21の通過溝23内を針
棒30の係合部材31が通過することになり、駆動体2
0と針棒30とは連結せず、駆動体20の運動は針棒3
0に伝達されない。
いない状態から連結した状態を形成する場合、図4に示
すように、駆動体20が上死点の位置にあるときに回動
部材21を回動すれば、針棒30の係合部材31が回動
部材21の係合溝24に係合されて駆動体20と針棒3
0とが連結し、駆動体20の運動が針棒30に伝達され
る。なお、本実施例においては、係合部材31及び回動
部材21の係合溝24の各々に切欠34、26が設けて
あり、係合部材31と回動部材21との係合が円滑に行
われるようにしてある。
1を回動する回動手段40として、片作動するエアーシ
リンダを採用し、一方向をバネ等により付勢しておいて
他方向を空気圧により作動してもよいが、本実施例にお
いては、両作動のエアーシリンダを採用しており、回動
軸22を空気圧により正逆両方向に強制的に回動するよ
うにしてある。このようにすると、例えば長時間の使用
によるバネ等の劣化によって誤作動することが防止で
き、確実な作動が得られる。また、回動手段40として
エアーシリンダに限らず、例えば油圧シリンダ、ソレノ
イド等の各種アクチュエータ、或はモータ等を使用して
もよい。以上のような回動手段40により回動部材21
を回動すれば、例えば電気的制御等によって外部より適
宜各回動部材21の回動を制御することができ、すなわ
ち外部より適宜各針棒の駆動を制御することができ、よ
り複雑な縫製加工に対応することができる。
シンにおける針棒の駆動構造は、駆動体の回動部材を回
動することにより回動部材と針棒の係合部材とを係合
し、駆動体と針棒とを連結して、駆動体の運動を針棒に
伝達するようにしたものであり、従来に比べて非常に簡
略化された構造のものである。しかも、従来の如く、針
棒に駆動を連結するためのピンを備えたり、このピンの
挿通口を形成する必要がなく、針棒が係合部材を一体化
した簡単な構造となっている。
動して多種多様な縫製加工を簡単に行うことができるば
かりでなく、組み立て及び修理等の作業を簡略化するこ
とができ、しかも針棒の強度を十分に確保できるミシン
における針棒の駆動構造を、簡単な構造によって提供す
ることができる。
一実施例を示す部分正面図である。
部分斜視図である。
分斜視図である。
分斜視図である。
面部分側面図である。
面部分側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシン本体に対して往復運動する駆動体
と、ミシン本体に摺動自在に支持された複数の針棒とを
備え、前記駆動体と前記各針棒とを個別に連結すること
により各針棒を個別に駆動するように構成したミシンに
おける針棒の駆動構造において、 各針棒に一体化された係合部材と、駆動体に設けられ、
回動することにより前記各係合部材と係合する各係合部
材と一対の回動部材と、各回動部材を回動する回動手段
とを備えたことを特徴とするミシンにおける針棒の駆動
構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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