JPH0683725B2 - 薬液注入用バルーン体およびそれを用いた薬液注入用具 - Google Patents

薬液注入用バルーン体およびそれを用いた薬液注入用具

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JPH0683725B2
JPH0683725B2 JP2211789A JP21178990A JPH0683725B2 JP H0683725 B2 JPH0683725 B2 JP H0683725B2 JP 2211789 A JP2211789 A JP 2211789A JP 21178990 A JP21178990 A JP 21178990A JP H0683725 B2 JPH0683725 B2 JP H0683725B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は所定量の薬液を血管、硬膜外、皮下、膀胱など
に少しずつ持続して注入するために用いられる薬液注入
用具に関する。さらに詳しくは、バルーン内への確実、
容易な薬液の注入、流出操作を行うことができる薬液注
入用具に関する。
[従来の技術] 従来より、抗生物質や抗ガン剤などの薬液を血管、膀胱
などに微量に注入する手段として、弾性材料からなるバ
ルーンに薬液を注入し、該バルーンの収縮力を利用して
薬液を比較的長時間にわたって血管内などに持続注入す
る薬液注入用具が用いられている。
従来の薬液注入用具の一例を第9〜10図に示す。このも
のは本出願人がさきに提案した薬液注入用具であり(平
成2年7月5日出願)、第9図は全体説明図であって薬
液注入針を薬液注入用栓体に突刺していない状態をあら
わしており、第10図は第9図に示される薬液注入用具の
バルーン部であって薬液を充填したときのようすをあら
わす拡大断面図である。
第9〜10図に示される薬液注入用具は、バルーン部
(h)と、該バルーン部(h)を収納するハウジング
(i)と、薬液の流量を調節するための流量制御部を有
する薬液流出部(j)とからなっている。前記バルーン
部(h)は詳細には、第10図に示されるように、棒状内
軸(50)と、該内軸(50)に滑動自在に外装されてなる
円筒状外軸(51)と、前記内軸(50)の一端であって外
軸(51)が外装される側と反対側の端部に内軸と一体に
形成された内軸受け(52)と、前記内軸(50)および外
軸(51)を被覆するようこれら両軸の外部に設けられ、
その一端が内軸(50)に密着固定され、他端が外軸(5
1)に密着固定された弾性材料製バルーン(53)とから
なっている。また、ハウジング(i)の一端には薬液出
入部(54)が形成されており、該薬液出入部(54)内に
は薬液注入用栓体(55)が気密かつ液密に挿着されてい
る。
かかる薬液注入用具は、前記薬液注入用栓体(55)に注
射器の注射針などを刺しこむことにより薬液の注入が行
われる。また、薬液流出部(j)の薬液注入針(56)を
同じく薬液注入用栓体(55)に刺しこむことにより、薬
液の流出が行われる。そして、この薬液注入用具によれ
ば、内軸と外軸のクリアランスを小さくすることがで
き、その結果、以前の薬液注入用具に比べてバルーン内
残液量を大幅に減少させることができるのである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述した従来の薬液注入用具において
は、針をゴム状弾性体からなる栓体に突刺し、この針を
介して薬液の注入や流出が行なわれている。そして、針
という狭い通路を介して薬液の注入を行うため、充填圧
が高くなり、充填が困難であるとともに操作に時間を要
するという問題があった。また、針を栓体にまっ直ぐに
突刺するものも容易ではなく、このため長時間に亘る人
体への薬液注入に際して、針と栓体との隙間から薬液が
漏れるという問題もあった。
本発明は、叙上の事情に鑑み、前記従来技術の有する欠
点が改良された薬液注入用具を提供することを目的とす
る。すなわち、本発明は、バルーン内への薬液の注入お
よび流出を針を用いなくとも簡単かつ確実に行うことの
できる薬液注入用具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の薬液注入用具は、薬液注入用バルーン体と薬液
流出アセンブリとからなっており、該薬液注入用バルー
ン体は、円筒状外軸と、該外軸内に内装された内軸と、
これらの両軸を被覆するよう該両軸の外部に設けられ、
その一端が外軸に密着固定され、他端が内軸に密着固定
された弾性材料製バルーンと、該バルーンの内部と連通
する、薬液の注入と流出のための共通の薬液通路とから
なり、該薬液通路の開放側端部には嵌合型または螺合型
接続具が形成され、かつ薬液通路内にはバルーン内部へ
の薬液注入時にバルーン内の薬液が流出するのを阻止
し、バルーンからの薬液流出時には前記薬液通路の開放
側端部から挿入される流通パイプによって弁の開口可能
な逆止弁が設けられてなることを特徴としており、また
前記薬液流出アセンブリは、一端には体内に薬液を注入
するための接続具が設けられ、他端にはバルーン内部に
連通しうる長さの連通パイプを備えた嵌合または螺合可
能な接続具が設けられ、かつ薬液量を制御するための流
量制御部を有することを特徴としている。
[作用] 本発明の薬液注入用具においては、バルーン内に薬液を
注入しかつバルーン内より薬液を流出するための共通の
薬液通路の開放側端部が嵌合または螺合状に形成されて
おり、また前記薬液通路内には前記開放側端部からの連
通パイプによって弁の開口可能な逆止弁が設けられてい
る。このため、注射針を用いることなく、薬液を充填し
たシリンジを直接に前記嵌合または螺合状の接続具内に
嵌合または螺合して薬液を注入することができる。この
ばあい、薬液通路の内部には逆止弁が設けられているの
で、いったんバルーン内に注入した薬液が逆流すること
はない。
また、本発明における薬液流出アセンブリにはバルーン
内部に連通しかつ逆止弁を開口しうる長さの連通パイプ
を備えた嵌合または螺合状接続具が設けられている。そ
して、この接続具を、薬液注入用バルーン体の嵌合また
は螺合状接続具に接続すると、前記連通パイプが逆止弁
を薬液充填方向より押し広げて、前記逆止弁の効果を解
除する。こうして、従来のごとき注入針を用いることな
く薬液の流出が可能となる。
[実施例] 以下、添付図面に基づき本発明の薬液注入用バルーン体
およびそれを用いた薬液注入用具を説明する。
第1図は本発明の薬液注入用具の一実施例の説明図であ
って薬液注入用バルーン体を薬液流出アセンブリに接続
していない状態をあらわす図、第2図は第1図に示す薬
液注入用具の薬液注入用バルーン体であって薬液を充填
したときのようすを示す拡大断面図、第3図は第1図に
示す薬液流出アセンブリのコネクター部と薬液注入用バ
ルーン体のルアーテーパー状アダプターの拡大断面図、
第4図は第3図に示すコネクター部を同じく第3図に示
すルアーテーパー状アダプターに挿入した状態を示す
図、第5図は本発明の薬液注入用具の他の実施例の説明
図であって薬液注入用バルーン体を薬液流出アセンブリ
に接続していない状態をあらわす図、第6図は第5図に
示す薬液注入用具の薬液注入用バルーン体であって薬液
を充填したときのようすを示す拡大断面図、第7図はシ
リンジ内の薬液をバルーンに注入する際の説明図であっ
てシリンジと薬液注入用バルーン体が接続していない状
態を示す図、第8図は同じくバルーン内へ薬液を充填し
ているときの図である。
まず、本発明の薬液注入用具の全体構成を説明する。
(I)は本発明の一実施例にかかわる薬液注入用具であ
り、このものは、薬液注入用バルーン体(a)と薬液流
出アセンブリ(b)とから構成されている。以下、各部
分について詳細に説明する。
薬液注入用バルーン体(a)は薬液が充填される部分で
あるとともに該薬液を人体の注入箇所へ移動せしめる駆
動部分であり、棒状内軸(1)と、該内軸(1)に滑動
自在に外装されてなる円筒状外軸(2)と、これらの両
軸の外部に設けられたバルーン(3)と、内軸(1)と
一体に形成された内軸受け(4)とで構成されている。
外軸(2)の一端であって、内軸(1)に外装される側
と反対側の端部には傘状部材(5)が固着されている。
バルーン(3)は筒状の形状をしており内軸(1)およ
び外軸(2)を被覆するようにこれら両軸の外部に設け
られており、その一端は内軸(1)に、また他端は外軸
(2)にOリングなどのシール手段(6)によって気密
に密着固定されている。バルーン(3)は、患者への薬
液注入量、注入時間などに応じて種々の大きさ、肉厚の
ものを用いることができ本発明においてとくに限定され
るものではない。バルーン(3)は薬液を充填すること
により半径方向とともに長手方向(内軸(1)または外
軸(2)の軸方向)にも膨張しうる構造となっている。
外軸(2)はバルーン(3)の動きに付随して内軸
(1)をガイドとして軸方向に移動し、その位置とバル
ーン(3)内に残っている薬液の量との関係は一定であ
るので内軸(1)またはハウジング(7)に目盛りを設
けることで薬液の流出量を確認することもできる。
外軸(2)の一端であって、内軸(1)に外装されてい
る側と反対側の端部には、耐水圧フィルター(8)が設
けられている。この耐水圧フィルター(8)は、薬液注
入時にバルーン(3)内に残存しているエアを外部に追
い出す役割を果たす部材であり、ポリエステル、フッ素
樹脂またはこれらをラミネートしたものなどで作製する
ことができる。
内軸(1)の一端であって、外軸が外装される側と反対
側の端部には、内軸受け(4)が該内軸(1)と一体に
形成されている。該内軸受け(4)は短円筒状部材であ
り、その内軸(1)側端部には薬液流出入口が形成され
ている。薬液流出入口は内軸受け(4)内部を介して、
後述するハウジング(7)の薬液通路と連通している。
ハウジング(7)は、バルーン(3)が外部の鋭利な物
体に触れて破損するのを防止するとともに、バルーン自
体のピンホールなどの欠陥によってバルーンから液もれ
が発生したばあいに外部に薬液が飛散しないように薬液
を密封する機能を果たす部分である。ハウジング(7)
の適宜の箇所には空気抜きの開口部(10)が形成されて
おり、該開口部(10)に空気は通過させるが薬液は通過
させない疎水性フィルター(11)を設けるのが好まし
い。
ハウジング(7)の一端面はキャップ(12)により閉じ
られており、該キャップ(12)の中央部分には薬液をバ
ルーン(3)内に注入したり、該バルーン(3)より薬
液を所定箇所に注入する際に薬液の流路となる薬液通路
(13)が形成されている。
薬液通路(13)には、第2〜4図に示されるように、バ
ルーン(3)側からダックビルタイプの逆止弁(14)、
固定ディスク(15)およびシール手段(16)がこの順で
設けられている。ダックビルタイプの逆止弁(14)は、
弁の閉鎖端がカモノハシのくちばしのようなとがった形
状をしており、バルーン(3)内部への薬液の流通は許
すが、その逆方向の流れは阻止する構造となっている。
逆止弁(14)としては、前記ダックビルタイプの弁のほ
かにも傘弁、フラップ弁、ポペット弁、ボール弁などを
用いることができ、これらの弁の材料としてはフッ素樹
脂、ナイロン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、シリコーン樹脂などが挙げられる。固定
ディスク(15)は逆止弁(14)の基板を支持するもので
あり、中央部には薬液の流出流入のための開口部(17)
が形成されている。
後述する接続具であるロックアダプターと固定ディスク
(15)により形成された環状凹所(18)内には、シール
手段(16)たるOリングが配設されている。このOリン
グの内径は、後述する連通パイプの外径と同一かもしく
はそれより小さく、これにより連通パイプを薬液通路
(13)内に挿入したときのシール性が高められるように
なっている。
(19)は内面がルアーテーパー状に形成された略円筒形
状の接続具たるロックアダプターである。このロックア
ダブター(19)はキャップ(12)に形成された凹所(2
0)内に嵌め込まれている。ロックアダプター(19)の
端部外周には後述する薬液流出アセンブリを接続するた
めのネジ部(21)が形成されている。ネジ部(21)以外
にも嵌合型の接続手段を設けるようにしてもよい。
つぎにバルーン内に充填された薬液をPSVセットやバル
ーンカテーテルなどの器具に送るために用いられる薬液
流出アセンブリ(b)について説明する。
薬液流出アセンブリ(b)は、前記ロックアダプター
(19)に接続される接続具であるコネクター部(30)
と、薬液量を制御するための流量制御部(31)と、薬液
注入チューブ(32)と、接続具(33)とで構成されてい
る。
コネクター部(30)の一端にはロックアダプター(19)
に接続されたときに、逆止弁(14)を押し開いてバルー
ン(3)内部に連通しうる長さを有する連通パイプ(3
4)が設けられている。この連通パイプ(34)はポリカ
ーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンなどの合
成樹脂やステンレスなどの金属で作製することができ
る。本実施例においては、この連通パイプ(34)はコネ
クター部(30)の内周面に固着されている。前述したよ
うに、連通パイプ(34)の突出長さ(l)は、第4図に
示されるように、コネクター部(30)とロックアダプタ
ー(19)が接続されたときダックビルタイプの逆止弁
(14)を押し広げうる長さに設定されている。これによ
り、逆止弁(14)の逆止効果が強制的に解除されて、注
入針を用いなくともバルーン(3)内に充填された薬液
の流出が可能になるのである。
(35)はコネクター部側のネジ部(35)であり、前述し
たロックアダプター(19)に形成されたネジ部(21)と
の螺合により薬液注入用バルーン体(a)と薬液流出ア
センブリ(b)との接続が行われる。この接続は螺合以
外にも嵌合で行うようにしてもよい。
流量制御部(31)は薬液の流量を制御する部分であり、
本出願人がさきに特開平1-135356号や特開平2-11160号
で提案した、下流側先端の閉塞されたパイプであって
少なくとも1個の微細孔を有するパイプや、多孔質ガ
ラスパイプなどの有孔パイプや、内径が小径のステン
レスパイプなどを用いることができる。
流量制御部(31)とコネクター部(30)のあいだ、およ
び流量制御部(31)の人体側には軟質ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレン、ポリエステルなどの軟質の合成樹脂製
の薬液注入チューブ(32)が接続されている。該チュー
ブ(32)の途中にミニクランプ(図示せず)を設けてお
くと、薬液の注入を簡単に停止、再開させることができ
るという利点がある。
薬液注入チューブ(32)の先端部にはルアーテーパーに
なった接続具(33)が設けられており、該接続具(33)
を介して静脈針やPSVセットなどが接続される。接続具
(33)には、静脈圧などにより薬液が逆流するのを防止
するために逆止弁(図示せず)を装備するようにしても
よい。
第5〜6図は本発明の薬液注入用具の他の実施例をあら
わしている。この実施例では、外軸(40)の一端側に薬
液通路(41)が形成されており、外軸(40)内が内軸
(42)の摺動スペースになるとともにバルーン(43)内
への、またはバルーン(43)内からの薬液の通路となっ
ている点が、第1〜4図に示される実施例と大きく異な
っている。
つぎに本発明の薬液注入用具の使用方法の一例について
説明する。
薬液のバルーンへの注入は、第7図および第8図に示す
ように薬液通路(13)内に注射器のシリンジを挿入し、
このシリンジをロックアダプター(19)のルアーテーパ
ー状の内周面に押しつけるようにして行われる。このと
きシリンジ(22)の針基先端は逆止弁(14)の入口側に
ある。このばあい、挿入部がルアーテーパー状の嵌合型
接続具だけでなく、螺合型接続具であってもよい。ま
た、注入口が広くなった分だけ、従来の注射針によるば
あいに比較して充填圧が小さくなり、注入が容易になる
とともに短時間で注入操作を終了させることが可能とな
る。
薬液を充填するにつれて、バルーン(3)は半径方向と
ともに軸方向へも膨張する。この際、バルーン(3)内
に残存している内部エアは、耐水圧フィルター(8)を
通って外部に追い出される。また、バルーン(3)の拡
張とともに内軸(1)にぴったりと外装されている外軸
(2)は長手方向にスライドし、ハウジング(7)面に
沿って進んでいく。所定の量の薬液の充填が終わると、
注射器をロックアダプター(19)から抜き取る。薬液充
填完了時には、傘状部材(5)とハウジング(7)の端
部内面とがぴったりと合い、バルーン(3)膨張時の曲
がりとともに振動によるバーストが防止される。
つぎに、第4図に示されるように、薬液流出アセンブリ
(b)のコネクター部(30)とロックアダプター(19)
内とを接続する。この際、コネクター部(30)の連通パ
イプ(34)は逆止弁(14)を押し広げて、バルーン
(3)内部と連通パイプ(34)とが連通状態になる。
その後は実際の薬液注入箇所に応じて接続具(33)を介
してPSVセットやバルーンカテーテルなどに接続し、エ
ア抜きなどの所定の操作を行ったのちに患者の体内に薬
液の注入が行われる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明の薬液注入用具によれば、
薬液のバルーン内への注入に際し針の使用を省略するこ
とができるため、注入時における充填圧を小さくするこ
とができ、その結果が簡易かつ短時間に薬液の注入を終
了させることができる。また、薬液流出時においても注
入針の使用を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薬液注入用具の一実施例の説明図であ
って薬液注入用バルーン体を薬液流出アセンブリに接続
していない状態をあらわす図、第2図は第1図に示す薬
液注入用具の薬液注入用バルーン体であって薬液を充填
したときのようすを示す拡大断面図、第3図は第1図に
示す薬液流出アセンブリのコネクター部と薬液注入用バ
ルーン体のルアーテーパー状アダプターの拡大断面図、
第4図は第3図に示すコネクター部を同じく第3図に示
すルアーテーパー状アダプターに挿入した状態を示す
図、第5図は本発明の薬液注入用具の他の実施例の説明
図であって薬液注入用バルーン体を薬液流出アセンブリ
に接続していない状態をあらわす図、第6図は第5図に
示す薬液注入用具の薬液注入用バルーン体であって薬液
を充填したときのようすを示す拡大断面図、第7図はシ
リンジ内の薬液をバルーンに注入する際の説明図であっ
てシリンジと薬液注入用バルーン体が接続していない状
態を示す図、第8図は同じくバルーン内へ薬液を充填し
ているときの図、第9図は従来の薬液注入用具の説明図
であって薬液注入針を薬液注入栓体に突刺していない状
態をあらわす図、第10図は第9図に示す薬液注入用具の
バルーン部であって薬液を充填したときのようすをあら
わす拡大断面図である。 (図面の主要符号) (I):薬液注入用具 (a):薬液注入用バルーン体 (b):薬液流出アセンブリ (1):内軸 (2):外軸 (3):バルーン (7):ハウジング (12):キャップ (13):薬液通路 (14):逆止弁 (15):固定ディスク (16):シール手段 (19):ロックアダプター (30):コネクター部 (31):流量制御部 (32):チューブ (34):連通パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状外軸と、該外軸内に内装された内軸
    と、これらの両軸を被覆するよう該両軸の外部に設けら
    れ、その一端が外軸に密着固定され、他端が内軸に密着
    固定された弾性材料製バルーンと、該バルーンの内部と
    連通する、薬液の注入と流出のための共通の薬液通路と
    からなり、該薬液通路の開放側端部には嵌合型接続具が
    形成され、かつ薬液通路内にはバルーン内部への薬液注
    入時にバルーン内の薬液が流出するのを阻止し、バルー
    ンからの薬液流出時には前記薬液通路の開放側端部から
    挿入される連通パイプによって弁の開口可能な逆止弁が
    設けられてなることを特徴とする薬液流入用バルーン
    体。
  2. 【請求項2】円筒状外軸と、該外軸内に内装された内軸
    と、これらの両軸を被覆するよう該両軸の外部に設けら
    れ、その一端が外軸に密着固定され、他端が内軸に密着
    固定された弾性材料製バルーンと、該バルーンの内部と
    連通する、薬液の注入と流出のための共通の薬液通路と
    からなり、該薬液通路の開放側端部には螺合型接続具が
    形成され、かつ薬液通路内にはバルーン内部への薬液注
    入時にバルーン内の薬液が流出するのを阻止し、バルー
    ンからの薬液流出時には前記薬液通路の開放側端部から
    挿入される連通パイプによって弁の開口可能な逆止弁が
    設けられてなることを特徴とする薬液注入用バルーン
    体。
  3. 【請求項3】一端には体内に薬液を注入するための接続
    具が設けられ、他端にはバルーン内部に連通しうる長さ
    の連通パイプを備えた嵌合可能な接続具が設けられ、か
    つ薬液量を制御するための流量制御部を有する薬液流出
    アセンブリの前記嵌合可能な接続具が請求項1記載の薬
    液注入用バルーン体の開放側端部に嵌合されてなること
    を特徴とする薬液注入用具。
  4. 【請求項4】一端には体内に薬液を注入するための接続
    具が設けられ、他端にはバルーン内部に連通しうる長さ
    の連通パイプを備えた螺合可能な接続具が設けられ、か
    つ薬液量を制御するための流量制御部を有する薬液流出
    アセンブリの前記螺合可能な接続具が請求項2記載の薬
    液注入用バルーン体の開放側端部に螺合されてなること
    を特徴とする薬液注入用具。
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