JPH0683698B2 - 調理器 - Google Patents
調理器Info
- Publication number
- JPH0683698B2 JPH0683698B2 JP2096110A JP9611090A JPH0683698B2 JP H0683698 B2 JPH0683698 B2 JP H0683698B2 JP 2096110 A JP2096110 A JP 2096110A JP 9611090 A JP9611090 A JP 9611090A JP H0683698 B2 JPH0683698 B2 JP H0683698B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter blade
- blade
- cutter
- container
- tip
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- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は主として野菜・果実等を調理する家庭用ミキサ
ー等の調理器に関するものである。
ー等の調理器に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、この種の調理器のカッター刃は、実公昭58−5557
号公報(A47J43/04)に開示された如く、容器の内側壁
に近接したカッター刃の先端部(中心より最も遠い位
置)が平面的に見て角ばっていた。
号公報(A47J43/04)に開示された如く、容器の内側壁
に近接したカッター刃の先端部(中心より最も遠い位
置)が平面的に見て角ばっていた。
第5図は従来のカッター刃(11)の平面図で、その回転
時に、カッター刃(11)の先端は正規の状態で半径aの
円を描くものとする。
時に、カッター刃(11)の先端は正規の状態で半径aの
円を描くものとする。
しかしながら、第6図や第7図で示す如く、カッター刃
(11)の刃付けの際、砥石の送り具合や摩耗により刃付
け具合が変わり、仮に砥石を送りすぎた場合、正規のカ
ッター刃の形状である破線部(カッター刃先端部の描く
円の半径がa)から実線の形状(カッター刃先端部の描
く円の半径がb(a>b))に変化する。第7図で斜線
(14)は砥石により削りすぎた部分を示す。このように
カッター刃(11)の刃付け状態のバラツキによって、カ
ッター刃(11)の回転半径が変わる。
(11)の刃付けの際、砥石の送り具合や摩耗により刃付
け具合が変わり、仮に砥石を送りすぎた場合、正規のカ
ッター刃の形状である破線部(カッター刃先端部の描く
円の半径がa)から実線の形状(カッター刃先端部の描
く円の半径がb(a>b))に変化する。第7図で斜線
(14)は砥石により削りすぎた部分を示す。このように
カッター刃(11)の刃付け状態のバラツキによって、カ
ッター刃(11)の回転半径が変わる。
ところで、カッター刃(11)の回転半径が変化すると、
カッターの回転数も変化する。即ち回転半径が大きいと
材料の抵抗が大きくなる為回転数は下がり、半径が小さ
いと材料の抵抗が小さくなる為回転数は上がる。この結
果回転数が上昇しすぎると振動や騒音が大きくなってし
まう。又軸受の摩耗も激しくなってしまう。
カッターの回転数も変化する。即ち回転半径が大きいと
材料の抵抗が大きくなる為回転数は下がり、半径が小さ
いと材料の抵抗が小さくなる為回転数は上がる。この結
果回転数が上昇しすぎると振動や騒音が大きくなってし
まう。又軸受の摩耗も激しくなってしまう。
更にカッター刃(11)の先端と容器(4)の内側壁との
間隔は切削性能にとって重要な要素であり、間隙が広す
ぎても狭すぎても切削性能は低下する。従ってカッター
の回転半径が変化すると最適の切削性能を得ることがで
きない。
間隔は切削性能にとって重要な要素であり、間隙が広す
ぎても狭すぎても切削性能は低下する。従ってカッター
の回転半径が変化すると最適の切削性能を得ることがで
きない。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、カッターの
刃付け具合が多少変化しても回転数むらが起こりにく
く、且つ最適の切削性能が安定して得られる調理器を提
供することを課題とする。
刃付け具合が多少変化しても回転数むらが起こりにく
く、且つ最適の切削性能が安定して得られる調理器を提
供することを課題とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、電動機により駆動される材料切削用カッター
刃の刃付部分の円弧の仮想延長線が、容器の側壁と交差
するよう形成されたものにおいて、前記カッター刃の先
端部に、前記容器内側壁と同心円状の円弧部を形成した
ことを特徴とする。
刃の刃付部分の円弧の仮想延長線が、容器の側壁と交差
するよう形成されたものにおいて、前記カッター刃の先
端部に、前記容器内側壁と同心円状の円弧部を形成した
ことを特徴とする。
(ホ)作 用 本発明の構成によると、カッター刃の先端部の円弧部に
より、カッター刃の刃付けの際の砥石による刃付け具合
のバラツキが吸収され、カッターの回転半径が変わるこ
とがなく、切削性能が低下することがない。
より、カッター刃の刃付けの際の砥石による刃付け具合
のバラツキが吸収され、カッターの回転半径が変わるこ
とがなく、切削性能が低下することがない。
(ヘ)実施例 本発明を一実施例として示したミキサーの図面に基づき
以下に詳述する。
以下に詳述する。
(1)は電動機(2)を内蔵するミキサー本体で、上面
に開口部(1a)に形成し、前記電動機(2)の出力軸
(2a)がこの開口を貫通して上方へ延設されている。
(3)は前記出力軸(2a)の上端に固着されたカップリ
ングである。
に開口部(1a)に形成し、前記電動機(2)の出力軸
(2a)がこの開口を貫通して上方へ延設されている。
(3)は前記出力軸(2a)の上端に固着されたカップリ
ングである。
(4)は前記本体(1)上に載置された容器で底面略中
央に回転軸(5)を回転自在に枢支している。前記回転
軸(5)の下端にはカップリング(6)が装着され、こ
のカップリング(6)を前記カップリング(3)に係合
して前記電動機(2)の回転を回転軸(5)に伝達する
ようになっている。(7)は前記回転軸(5)の上端に
装着されたカッターで、上下のカッター刃(10)(8)
を有する。前記下部カッター(8)の先端部には、第1
図や第3図に示した如く、前記容器(4)の内側壁と同
心円状の円弧部(12)を形成しており、該円弧部(12)
の長さはeの幅に設定されている。(9)は前記容器
(4)の上面開口部を被う蓋体である。
央に回転軸(5)を回転自在に枢支している。前記回転
軸(5)の下端にはカップリング(6)が装着され、こ
のカップリング(6)を前記カップリング(3)に係合
して前記電動機(2)の回転を回転軸(5)に伝達する
ようになっている。(7)は前記回転軸(5)の上端に
装着されたカッターで、上下のカッター刃(10)(8)
を有する。前記下部カッター(8)の先端部には、第1
図や第3図に示した如く、前記容器(4)の内側壁と同
心円状の円弧部(12)を形成しており、該円弧部(12)
の長さはeの幅に設定されている。(9)は前記容器
(4)の上面開口部を被う蓋体である。
上記構成において、本体(1)内の電動機(2)からの
回転は出力軸(2a)より、カップリング(6)を介して
回転軸(5)に伝えられ、回転軸(5)に取り付けられ
たカッター(7)が回転する。而して、カッター刃
(8)の回転時、カッター刃(8)は、半径aの回転軌
跡を描くが、カッター刃(8)の刃付けの際に、例えば
砥石を送り過ぎた場合、第2図及び第3図に示すごと
く、カッター刃の形状は破線部から実線部で示す形状に
変化するが、それがカッター刃(8)の先端部に形成し
た円弧部(12)の幅eの範囲内であれば、カッター刃先
端の描く円の半径はaの状態を保つことができる。第3
図で斜線(13)は砥石により削りすぎた部分を示す。
回転は出力軸(2a)より、カップリング(6)を介して
回転軸(5)に伝えられ、回転軸(5)に取り付けられ
たカッター(7)が回転する。而して、カッター刃
(8)の回転時、カッター刃(8)は、半径aの回転軌
跡を描くが、カッター刃(8)の刃付けの際に、例えば
砥石を送り過ぎた場合、第2図及び第3図に示すごと
く、カッター刃の形状は破線部から実線部で示す形状に
変化するが、それがカッター刃(8)の先端部に形成し
た円弧部(12)の幅eの範囲内であれば、カッター刃先
端の描く円の半径はaの状態を保つことができる。第3
図で斜線(13)は砥石により削りすぎた部分を示す。
このように、カッター刃(8)の先端部に形成した円弧
部(12)により、カッター刃(8)の刃付け状態がばら
ついても、カッター刃(8)の回転半径が変わることが
ない。即ち、カッター刃(8)の回転半径は最も効率の
よい長さaを保持することができ、回転数むらが起こり
にくく、且つ容器(4)とカッター刃の先端との間隙も
変わることがなくなる。
部(12)により、カッター刃(8)の刃付け状態がばら
ついても、カッター刃(8)の回転半径が変わることが
ない。即ち、カッター刃(8)の回転半径は最も効率の
よい長さaを保持することができ、回転数むらが起こり
にくく、且つ容器(4)とカッター刃の先端との間隙も
変わることがなくなる。
尚、上記実施例では、2枚のカッター刃(10)(8)の
うち下部カッター刃(8)で例を示したが、上部カッタ
ー刃(10)においても同様のことがいえる。
うち下部カッター刃(8)で例を示したが、上部カッタ
ー刃(10)においても同様のことがいえる。
また、以上の実施例では電動機を内蔵する本体上に容器
を載置したが、容器上に電動機を内蔵する本体を設け、
これより鉛直下方に垂設した軸にカッターを有する調理
器でもよい。
を載置したが、容器上に電動機を内蔵する本体を設け、
これより鉛直下方に垂設した軸にカッターを有する調理
器でもよい。
(ト)発明の効果 以上の如く本発明によれば、簡単な構成でカッター刃の
刃付け具合が多少変化しても回転数むらが起こりにく
く、騒音や振動を低減することができ、且つ最適の切削
性能が安定して得られる等の効果を奏する。
刃付け具合が多少変化しても回転数むらが起こりにく
く、騒音や振動を低減することができ、且つ最適の切削
性能が安定して得られる等の効果を奏する。
第1図乃至第4図は本発明を示し、第1図はカッター刃
の平面図、第2図は第4図II−II線に基づく断面図、第
3図は第2図A円内拡大図、第4図は調理器の縦断面
図、第5乃至第7図は従来例を示し、第5図はカッター
刃の平面図、第6図は第2図に相当する断面図、第7図
は第6図B円内拡大図である。 (2)……電動機、(10)……上部カッター刃、(8)
……下部カッター刃、(4)……容器、(12)……円弧
部。
の平面図、第2図は第4図II−II線に基づく断面図、第
3図は第2図A円内拡大図、第4図は調理器の縦断面
図、第5乃至第7図は従来例を示し、第5図はカッター
刃の平面図、第6図は第2図に相当する断面図、第7図
は第6図B円内拡大図である。 (2)……電動機、(10)……上部カッター刃、(8)
……下部カッター刃、(4)……容器、(12)……円弧
部。
Claims (1)
- 【請求項1】電動機により駆動される材料切削用カッタ
ー刃の刃付部分の円弧の仮想延長線が、容器の側壁と交
差するよう形成されたものにおいて、前記カッター刃の
先端部に、前記容器内側壁と同心円状の円弧部を形成し
たことを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2096110A JPH0683698B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2096110A JPH0683698B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292912A JPH03292912A (ja) | 1991-12-24 |
JPH0683698B2 true JPH0683698B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=14156252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2096110A Expired - Fee Related JPH0683698B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683698B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5519137A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-09 | Tokyo Electric Co Ltd | Food processor |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP2096110A patent/JPH0683698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03292912A (ja) | 1991-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |