JPH0683664U - 折機の紙押えブラシ - Google Patents

折機の紙押えブラシ

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Publication number
JPH0683664U
JPH0683664U JP2594893U JP2594893U JPH0683664U JP H0683664 U JPH0683664 U JP H0683664U JP 2594893 U JP2594893 U JP 2594893U JP 2594893 U JP2594893 U JP 2594893U JP H0683664 U JPH0683664 U JP H0683664U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cylinder
bristles
folding
folding machine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2594893U
Other languages
English (en)
Inventor
誠喜 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP2594893U priority Critical patent/JPH0683664U/ja
Publication of JPH0683664U publication Critical patent/JPH0683664U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な押え圧で折丁紙尻の紙あばれを確実に
防止することができる折機の紙押えブラシを提供する。 【構成】 紙の受渡しを行う折胴14とくわえ胴15と
の対接点Aに近接する先端部の毛23bを前記折胴周面
の法線に対して毛先が紙の搬送方向下流側に位置するよ
うに長く傾斜させると共に他部の毛23aより線径の太
いものを選択して終始適正な押え圧が得られるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、折機において胴の周面に沿って搬送される紙を押さえる紙押えブラ シに関する。
【0002】
【従来の技術】
巻紙輪転印刷機には、印刷後、乾燥冷却されたウエ ブを所定の長さ毎に断裁し たり、これを幅方向や長さ方向に折ったりする折機が備えられている。
【0003】 図2は、この折機の一部を表す胴配列図である。図において、11はウエ ブ、 12はニッピングローラ、13は断裁胴、14は折胴、15はくわえ胴であり、 これらの各胴13,14,15は図中の矢印に示す方向に同期して回転駆動され るようになっている。
【0004】 断裁胴13にはウエ ブ11を所定の寸法毎に断裁する断裁刃16が180度の 角度間隔をもって二個設けられる一方、断裁胴13に対向する折胴14には断裁 刃16と同位相の位置に断裁刃16と協働する受部材(図示せず)が配設される と共にそれに隣接して二組の針17が出没自在に設けられている。さらに、折胴 14の外周部には針17と略90度の角度間隔をもって二組の差込みブレード1 8が設けられる。一方、折胴14に対向するくわえ胴15には差込みブレード1 8と同位相の位置に二組のくわえ板19が開閉自在に設けられている。
【0005】 従って、ウェブ11がニッピングローラ12により断裁胴13と折胴14との 間へ送り込まれると、このウェブ11は断裁刃16と受部材が噛み合ったところ で所定の寸法毎に断裁されると共に、断裁線に後続するウェブ11は針17に刺 されることで保持されて折同14の下側半周面に巻き付けられて行き、その紙尻 端は上述と同様に断裁刃16で断裁される。
【0006】 この針17に保持された断裁紙の長さ方向中央部が折胴14とくわえ胴15の 対接点に達するまで折胴14に巻き付けられると、差込みブレード18とくわえ 板19が断裁ウェブを挟んで対向するので、断裁紙の中央部が差込みブレード1 8によって押し込まれることでくわえ板19にくわえられる。そこで断裁紙は半 折りされながら折丁となり、くわえ胴15の上側周面に巻き付けられて搬送され る。
【0007】 ここで、断裁胴13と折胴14との対接点で断裁された紙は、折胴14の下側 半周面に沿ってくわえ胴15まで搬送されることとなるので、この過程で紙が垂 れ下がって紙尻があばれる虞がある。この紙尻のあばれは紙の傷、しわ、角折れ 等の品質障害を引き起こすので、これを防止するために折胴14の下側周面に沿 って押えブラシ20,21を設け、このブラシ20,21によって紙を折胴14 に押し付けるようにしている。
【0008】 紙尻のあばれを有効に防止するためには、紙の搬送方向下流側の押えブラシ2 1は、その先端が折胴14とくわえ胴15の対接点であるくわえ位置に可及的に 近接していることが望ましい。
【0009】 そこで従来は、押えブラシ21を例えば図3及び図4に示すように構成してい る。即ち、押えブラシ21は折胴14の下側周面に略沿って湾曲するチャンネル 母材22に毛23が垂直に植毛されてなり、折胴14とくわえ胴15との対接点 Aに近接する先端部(主要部が角度bの範囲であるのに対し角度aの範囲に相当 する部分)において前記チャンネル母材22が折胴14から遠ざかるように曲げ られると共に毛23の長さが先端に行くに従って漸次長くなっているのである。 尚、図中25は押えブラシ21の取付兼押圧調整部材である。また、図3はチャ ンネル母材22を一体物で形成し、図4は先端部を小ブラシ24として別体に形 成した例である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上述した従来の紙押えブラシにあっては、主要部(角度bの範囲) の毛は適当な長さを有して折丁印刷面に傷,擦れ等を付けない程度の強さを持っ ているが、先端部(角度aの範囲)の毛はあえて対接点Aに向けて漸次長く形成 しているため、折丁の押え圧が主要部の毛よりも弱くなり、当初期待した効果は 十分得られず、対接点Aを通過したのち紙尻のあばれが発生し、傷,しわ,角折 れ等の品質障害を引き起こすという虞があった。
【0011】 本考案はこのような問題を解決するものであって、十分な押え圧で折丁紙尻の 紙あばれを確実に防止することができる折機の紙押えブラシを提供することを目 的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の折機の紙押えブラシは、胴の周面に沿っ て配設されると共に該周面に摺接して次の胴まで搬送される紙を該周面に押し付 ける折機の紙押えブラシにおいて、紙の受渡しを行う前記両胴の対接点に近接す る先端部の毛を前記周面の法線に対して毛先が紙の搬送方向下流側に位置するよ うに傾斜させると共に他部の毛より長くかつ線径の太いもので構成したことを特 徴とするものである。
【0013】
【作用】
前記構成によれば、先端部においても他部と同様に十分な押え圧が得られ、紙 あばれが最後まで確実に防止される。
【0014】
【実施例】
以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明する。
【0015】 図1に示すように、折胴14の下側周面に沿って紙押えブラシ21が取付兼押 圧調整部材25を介して配設される。この紙押えブラシ21はチャンネル母材2 2に毛23a,23bが植毛されてなる。
【0016】 前記チャンネル母材22は折胴14の周面に沿うようにそれと同心状に湾曲さ れると共に、折胴14とくわえ胴15との対接点Aに近接する先端部(角度aの 範囲)において折胴14から若干遠ざかる方向に曲げられ、当該部位の毛23b が主要部(角度bの範囲)の毛23aよりも積極的にその毛先が折胴14の周面 の法線に対して紙の搬送方向下流側に位置するように傾斜されている。
【0017】 また、前記先端部の毛23bは、対接点Aに向けて漸次長く形成されると共に 他部の毛23aよりも線径が太いもので構成されている。例えば、毛23aが線 径φ0.2に対し毛23bは線径φ0.4〜0.5のものが選択される。勿論、 この線径は毛の長さ,角度,密集度等により適宜変更される。
【0018】 このような紙押えブラシ21によれば、紙の搬送方向に対して順方向に傾斜す る毛23a,23bにより、紙の胴周面からの剥離が未然に回避される一方、先 端部の毛23bの上述した長さ及び太さの設定により、十分な押え圧が終始得ら れ、折丁紙尻の紙あばれが最後まで確実に防止される。
【0019】 また、紙押え圧の適正値の範囲が広まることから、取付兼押圧調整部材25に よる紙押え圧調整がラフで済み、且つ調整頻度も減少させることができるので、 折機の稼働率を高めることが可能となる。
【0020】 尚、上記実施例において、チャンネル母材22は一体物ではなく図4のように 分割形でも良いことは言うまでもない。
【0021】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の紙押えブラシによれば、 先端部の毛を両胴の対接点に可及的に近づけるべく長さを漸増する一方太くした ので、終始適正な紙押え圧が得られ、折丁紙尻の紙あばれを最後まで確実に防止 でき、品質障害の発生が未然に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る紙押えブラシの側面図
である。
【図2】従来例に係る胴配列の側面図である。
【図3】従来の紙押えブラシの側面図である。
【図4】従来の異なった紙押えブラシの側面図である。
【符号の説明】
14 折胴 15 くわえ胴 21 紙押えブラシ 22 チャンネル母材 23a,23b 毛 A 対接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴の周面に沿って配設されると共に該周
    面に摺接して次の胴まで搬送される紙を該周面に押し付
    ける折機の紙押えブラシにおいて、紙の受渡しを行う前
    記両胴の対接点に近接する先端部の毛を前記周面の法線
    に対して毛先が紙の搬送方向下流側に位置するように傾
    斜させると共に他部の毛より長くかつ線径の太いもので
    構成したことを特徴とする折機の紙押えブラシ。
JP2594893U 1993-05-19 1993-05-19 折機の紙押えブラシ Withdrawn JPH0683664U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2594893U JPH0683664U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 折機の紙押えブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2594893U JPH0683664U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 折機の紙押えブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0683664U true JPH0683664U (ja) 1994-11-29

Family

ID=12179985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2594893U Withdrawn JPH0683664U (ja) 1993-05-19 1993-05-19 折機の紙押えブラシ

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JP (1) JPH0683664U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108943878A (zh) * 2018-09-19 2018-12-07 浙江省机电技师学院 一种褶景纸整平机

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106