JPH0683102U - 圧延油噴射装置 - Google Patents

圧延油噴射装置

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Publication number
JPH0683102U
JPH0683102U JP2149193U JP2149193U JPH0683102U JP H0683102 U JPH0683102 U JP H0683102U JP 2149193 U JP2149193 U JP 2149193U JP 2149193 U JP2149193 U JP 2149193U JP H0683102 U JPH0683102 U JP H0683102U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
roll
rolling oil
swinging
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2149193U
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English (en)
Inventor
康政 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延サイズの変更にともなってノズルの首振
り角度を変更し、ロールの焼付き発生予想部位に適切に
圧延油を付着させること。 【構成】熱間圧延設備の孔型圧延ロール1の焼付きを生
じやすいロール表面部分11に圧延油を噴射する装置に
おいて、圧延油を噴射するノズル2と、ノズル2を孔型
圧延ロール1の軸12の方向に首振りさせる首振り機構
3と、首振り機構3の揺動角度および作動タイミングを
制御する第1制御機器4と、首振り機構3をロール軸1
2の方向にそう任意の位置に固定支持するフレーム5
と、フレーム5をロール軸12に向けて移動させる離接
機構6と、離接機構6の移動量および作動タイミングを
制御する第2制御機器7とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱間圧延設備の孔型圧延ロールの焼付きを生じやすいロール表面部 分に圧延油を噴射する圧延油噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、熱間形鋼圧延設備においては、孔型ロールの焼付き、材料のロールへ の巻付き等を防止するために、ロール表面に圧延油を供給する方法がとられてい る。
【0003】 この方法を実施する圧延油噴射ノズルは固定式であり、ロールの孔型側面(圧 延部)に向けられ、ロール表面に圧延油を噴射し、付着させていた。
【0004】 鋼帯等を熱間圧延するさいに、圧延ロールの表面に圧延油を圧延ロール軸に平 行に往復移動する複数個のノズルから噴射させることにより、ロール表面に付着 させ、異常板プロフィルの発生を防止する方法が提案されている(特開昭56− 139212号公報)。この方法は、圧延時に圧延油を均一に付着させているに すぎない。
【0005】 形鋼孔型圧延は、圧延サイズによって、ロール孔型の位置が変化するため、固 定式ノズルでは適切な位置に圧延油が噴射されず、ロールの焼付きおよびロール 焼付きによる材料への疵発生につながっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、熱間圧延設備の孔型圧延ロールの表面に対し、圧延油を噴射して孔 型圧延ロールの焼付きを生じやすい表面に油分を付着させるために、圧延油噴射 ノズルをロール軸に水平方向に首振り揺動させて位置決めし、孔型圧延ロールの 材料圧延接触部位に適切に圧延油を付着させることのできる圧延油噴射装置を得 ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の圧延油噴射装置は、熱間圧延設備の孔型圧延ロールの焼付きを生じや すいロール表面部分に圧延油を噴射する装置において、 圧延油を噴射するノズルと、 該ノズルを前記孔型圧延ロールの軸方向に首振りさせる首振り機構と、 該首振り機構の揺動角度および作動タイミングを制御する第1制御機器と、 前記首振り機構を前記ロール軸方向にそう任意の位置に固定支持するフレーム と、 該フレームを前記ロール軸に向けて移動させる離接機構と、 該離接機構の移動量および作動タイミングを制御する第2制御機器とからなる 手段によって、上記課題を解決している。
【0008】
【作用】
本考案の圧延油噴射装置においては、圧延油噴射ノズルを首振り機構によって 水平方向に首振り位置決めさせて、孔型圧延ロールの材料圧延接触部位に圧延油 を噴き付けることができる。その後、その角度で、ノズルを固定する。
【0009】 圧延サイズの変更にさいしては、首振り機構の角度固定を解除して、首振りノ ズルをロール軸方向に揺動させて圧延サイズに合せた後、再度首振り機構の角度 位置を固定する。さらに、離接機構を作動してノズルとロールとの間隔を調節す る。
【0010】
【実施例】
図1−4を参照して、本考案の圧延油噴射装置の実施例について説明する。
【0011】 本考案の圧延油噴射装置は、図1に示すように、熱間圧延設備の孔型圧延ロー ル1の焼付きを生じやすいロール表面部分11に圧延油を噴射する。
【0012】 圧延油噴射装置は、図2、4に最もよく示すように、圧延油を噴射するノズル 2と、ノズル2を孔型圧延ロール1の軸12の方向に首振りさせる首振り機構3 と、首振り機構3の揺動角度および作動タイミングを制御する第1制御機器4と 、首振り機構3をロール軸12の方向にそう任意の位置に固定支持するフレーム 5と、フレーム5をロール軸12に向けて移動させる離接機構6と、離接機構6 の移動量および作動タイミングを制御する第2制御機器7とからできている。
【0013】 フレーム5は、図1に示すように、離接機構6によって、孔型圧延ロール1の ロール軸12に平行に支持される。離接機構6は、例えば図4に示すように、油 圧シリンダ61からできているが、他の慣用のピニオン−ラック機構送りねじ機 構等でもよい。
【0014】 首振り機構3は、図2、3に示すように、ハウジング31、油圧シリンダ32 、リンク33、耐熱ゴム34、支柱35からできている。ハウジング31および 油圧シリンダ32はフレーム5に固定される。リンク33の中央部は支柱35に 回動自在に支持され、その一端が油圧シリンダ32に回動自在に連結され、その 他端がノズル2の下端に固定される。
【0015】 ノズル2は、図2、3に示すように、その下端が可撓ホース21をかいして圧 延油供給系22に連通される。ノズル2の首振り範囲にわたって、ハウジング3 1の開口部上に耐熱ゴム34が張り渡され、圧延油およびロール・クーラント水 がハウジング31内に入らないようにしている。
【0016】 首振り機構3は、図示例に代えて、他の慣用のラック−ピニオン機構、送りね じ機構、リンク機構を用いてもよい。
【0017】 第1制御機器4は、図2に示すように、位置検出器41、制御器42、サーボ バルブ43からできている。位置検出器41はリンク33の一端に連結されてい て、ノズル2の首振り角度を検出して制御器42に送る。制御器42は首振りノ ズル2の位置指令を受けて、サーボバルブ43に制御信号を送り、油圧シリンダ 32のストロークを制御する。制御器42は位置検出器41からのフィードバッ ク信号を受ける。
【0018】 第2制御機器7は、図4に示すように、位置検出器71、制御器42、サーボ バルブ73からできている。位置検出器72は油圧シリンダ61のピストンロッ ドの先端に連結されていて、フレーム5の移動量を検出し、制御器72に送る。 制御器72はフレーム5の位置指令を受けて、サーボバルブ73に制御信号を送 り、油圧シリンダ61のストロークを制御する。制御器72は位置検出器71か らのフィードバック信号を受ける。
【0019】 圧延サイズが変わると、孔型圧延ロールのサイズも変わる。その結果、ロール 焼付き部位も変わる。この部位のずれは、最大100mm程度である。このずれ は、ノズルの首振り角度の位置変更によって対処する。
【0020】 また、ロールのサイズ変更にともなってノズルとロール表面との間隔も変わる 。そのために、離接機構を調節することによって対処する。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、圧延サイズが変更になっても、ノズルの対向角度を変更する ことによって、常に適正位置に圧延油を噴出させることができる。本考案の装置 によれば、従来の装置にくらべて年間の焼付き件数を約17%に減少させること ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧延油噴射装置の側面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線からみた横断面図であ
る。
【図4】図1の部分拡大説明図である。
【符号の説明】
1 孔型圧延ロール 2 首振りノズル 3 首振り機構 4 第1制御機器 5 フレーム 6 離接機構 7 第2制御機器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延設備の孔型圧延ロールの焼付き
    を生じやすいロール表面部分に圧延油を噴射する装置に
    おいて、 圧延油を噴射するノズルと、 該ノズルを前記孔型圧延ロールの軸方向に首振りさせる
    首振り機構と、 該首振り機構の揺動角度および作動タイミングを制御す
    る第1制御機器と、 前記首振り機構を前記ロール軸方向にそう任意の位置に
    固定支持するフレームと、 該フレームを前記ロール軸に向けて移動させる離接機構
    と、 該離接機構の移動量および作動タイミングを制御する第
    2制御機器とからなる圧延油噴射装置。
JP2149193U 1993-04-23 1993-04-23 圧延油噴射装置 Pending JPH0683102U (ja)

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JPH0683102U true JPH0683102U (ja) 1994-11-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158690A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Jfe Bars & Shapes Corp 圧延ロールの冷却装置
JP2010247196A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Nippon Steel Corp 形鋼の潤滑圧延方法および潤滑装置
CN112544396A (zh) * 2020-11-26 2021-03-26 南通市市政工程设计院有限责任公司 一种海绵城市道路绿化隔离带绿地系统

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