JPH0683072A - 感光性樹脂版の現像方法及び現像装置 - Google Patents

感光性樹脂版の現像方法及び現像装置

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Publication number
JPH0683072A
JPH0683072A JP23465492A JP23465492A JPH0683072A JP H0683072 A JPH0683072 A JP H0683072A JP 23465492 A JP23465492 A JP 23465492A JP 23465492 A JP23465492 A JP 23465492A JP H0683072 A JPH0683072 A JP H0683072A
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JP
Japan
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plate
photosensitive resin
brush
resin plate
mounting plate
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Pending
Application number
JP23465492A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Mizuno
享一 水野
Katsumasa Yamamoto
勝正 山本
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシを使用して感光性樹脂版の現像を行な
う技術において、ベースフィルム上に未露光樹脂層を残
すような感光性樹脂版の現像の場合であっても、洗い出
し面にブラシの植え込みピッチに相当した凹凸を生じな
い様な現像方法及び装置を提供する。 【構成】 平面状ブラシと感光性樹脂版を互いに交差す
る方向に往復移動する様に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレキソ印刷等に使用さ
れる感光性樹脂版の現像方法及び現像装置に関し、詳細
には平面状ブラシの摺擦作用によって未露光部の樹脂材
料を版全体に亘って均一に除去することのできる感光性
樹脂版の現像方法及び該方法を実施する様に構成された
現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷用原版として、弾性を有する感光性
樹脂版を使用することが増加しつつあり、操作性、生産
性及び経済性の面において優れているというところか
ら、特にフレキソ印刷には好適なものとして用いられて
いる。上記感光性樹脂版の製造においては、印刷パター
ンを露光した後未露光部分の樹脂材料を除去する、いわ
ゆる現像工程が必須であり、次の(イ) 〜(ハ) が代表的な
手段として挙げられる。
【0003】(イ) 圧搾空気を感光性樹脂版に吹きつけ、
未露光部分を吹き飛ばして露光部を凸部として残す方
法。 (ロ) 現像液(以下洗い出し液と言うこともある)を感光
性樹脂版へ向けて一定圧力で噴射し、未露光部分を吹き
飛ばし乃至洗い流しによって除去し、露光部を凸部とし
て残す方法。 (ハ) 現像液を吹き付けるか或は現像液中に感光性樹脂版
を浸漬しつつ、感光性樹脂版の版面に平面状ブラシ等を
擦り付けることにより、未露光部分を除去して露光部を
凸部として残す方法。
【0004】未露光部分の除去効果がもっとも高いの
は、上記(ハ) の方法であると期待されており、例えば特
開昭62-217249 号には複数の回転ブラシを使用する方法
が開示されているが、回転ブラシの回転方向に自由度が
なく、時には感光性樹脂版の偏位(感光性樹脂板の向き
の変更)を生じる場合がある。そこで平面状ブラシを用
い、該ブラシの方を固定して感光性樹脂版の方を該ブラ
シに対面させて水平偏心回転運動させる方式が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような感光性樹脂
版の現像装置では、平面ブラシの1本1本の毛は、現像
する感光性樹脂版に対していつも同じ軌道を通ることに
なり、未露光部分の樹脂をすべて除去する場合、つまり
ベースフィルム面まで擦り取って現像する場合は問題な
いが、ベースフィルム面までは現像せずベースフィルム
上に未露光樹脂層を残す場合には、その洗い出し面(一
般にフロアーと言う)が平滑にならず、ブラシの植え込
みピッチに相当した凹凸ができ、印刷不良の原因になる
という問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、ベースフィルム面
まで現像する場合は勿論のこと、ベースフィルム上に未
露光樹脂層を残す場合であっても、フロアーが平滑にな
るような感光性樹脂版の現像方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明の現像方法は、露光済みの印刷用感光性樹脂版を現像
液中に浸漬して未露光部の樹脂材料を平面状ブラシによ
って除去する感光性樹脂版の現像方法において、該平面
状ブラシと上記感光性樹脂版を対面させて、互いに交差
する方向に往復移動させることを要旨とするものであ
る。また本発明の現像装置とは、露光済みの印刷用感光
性樹脂版を現像液中に浸漬して、未露光部の樹脂材料を
平面状ブラシによって除去する感光性樹脂版の現像装置
において、前記平面状ブラシを該平面に沿う方向へ移動
させる第1往復移動機構を該平面状ブラシに取付けると
共に、前記感光性樹脂版を上記往復移動方向と交差する
方向へ移動させる第2往復移動機構を該感光性樹脂版に
取付けて構成したものであることを要旨とするものであ
る。
【0008】
【作用】本発明は平面状ブラシと感光性樹脂版を対面さ
せた状態で両者を互いに交差する方向に往復移動させて
未露光部の擦り取りを行う様に構成しているので、両者
の移動距離および移動速度(移動サイクル数)を調整す
ることによってブラシによる擦り取り移動軌跡を変動さ
せることが可能となる。即ち未露光部の擦り取りを感光
性樹脂板の全面に亘って均一に行うことができ、従って
均整なフロアーを得ることが可能となる。
【0009】尚前記交差方向における交差角度とは、直
交である場合に限定されず、また擦り取り作業の実施中
に交差角度を少しずつ変更していく場合も本発明に包含
される。また交差方向への往復移動中の前記ブラシおよ
び感光性樹脂版に対し、更にその一方または両方に該移
動長さよりも短い長さで同一方向または異なる方向に微
少往復移動を与えることによって擦り取り効果を更に効
率化且つ均一化させる様に構成することも本発明に含ま
れる。
【0010】
【実施例】図1は本発明を適用して感光性樹脂版を現像
するときに使用される現像装置の全体概念を示す概略説
明図である。現像装置の蓋部2に設置されている版取付
け板3には、感光性樹脂版1が着脱自在に装着される。
該蓋部2を閉めると該感光性樹脂版1の版面は洗い出し
槽4の中に設置された平面ブラシ5の頂面と接触する様
になっており、且つ洗い出し槽4には現像液が満たされ
ている。従って該感光性樹脂版1が現像液に浸漬された
状態で版取付け板3と平面ブラシ5がそれぞれ交差方向
に往復移動することにより、未露光部分の樹脂材料が擦
り取り作用によって除去される。
【0011】図2は上記装置における現像部及び駆動部
の詳細を示す斜視説明図である。平面ブラシ5には、基
板5a(必要であれば該基板5aの下面に装着される基
盤:図示していない)を介して駆動伝達アーム8が取付
けられており(図中11は軸受け)、ブラシ駆動用モー
タ9とクランク10によって平面ブラシ5が矢印A方向
に往復移動する。尚基板5aにはスライドブロック7が
左右対称に2個ずつ取付けられており、ガイドバー6が
2個のスライドブロック7に摺動自在に遊嵌されてい
る。従って平面ブラシ5はガイドバー6に案内されて平
滑に矢印A方向へ往復移動することになる。
【0012】一方感光性樹脂版1を装着する版取付け板
3の駆動機構も平面ブラシ5の駆動機構と略同様に構成
されており、版取付け板3は2本のガイドバー12と4
個のスライドブロック13によって支持され、取付け板
用駆動用モータ14とクランク15の他に、ガイドブロ
ック16が設けられることにより、版取付け板3を矢印
Bの方向に往復移動する様にしている。更に、版取付け
板3側に、同じくクランク機構を備えた微少往復運動装
置17を搭載することにより、版取付け板3が往復移動
(矢印B)している過程において、より微少に矢印Cの
方向への往復移動を行なわせる様になっている。
【0013】平面状ブラシ5と版取付け板3の駆動方法
をこの様に構成したところ、感光性樹脂版1に対する平
面状ブラシ5の毛の軌道(ブラシの毛1本について見た
軌道)は図4に示した様に常に違う場所を通り、その結
果、感光性樹脂版に対してブラシは均一に接触すること
となり、未露光部分の洗い出し面は平滑になる。なお図
2では、版取付け板3側に取り付ける微少往復運動装置
17を、版取付け板3の往復移動方向と同方向に微少往
復移動する様に搭載したが、交差する方向に微少往復移
動する様にしても良く、また平面状ブラシ5側に微少往
復運動装置(交差方向または同方向)を搭載しても効果
は同様である。尚、従来の如く平面状ブラシを固定と
し、版取付け板3のみを水平偏心回転運動する方法で
は、図6に示す様に感光性樹脂版に対するブラシの軌道
は常に同じ場所を通るため、フロアー上にはブラシの植
え込みピッチに相当した凹凸ができてしまう。
【0014】上記版取付け板3や平面状ブラシ5、更に
は微少往復移動装置17の往復移動速度、つまり各駆動
用モータの回転数や、各クランクの偏心長さは感光性樹
脂版1の種類やサイズに合わせて任意に選定することが
できる。なお好ましくは、版取付け板駆動用モータの回
転数は10〜60rpm 、微少往復移動装置のモータ回転
数は3〜15rpm 、版取付け板用クランクの偏心長さは
20〜50mm、ブラシ用クランクの偏心長さは20〜5
0mm、微少往復移動装置のクランクの偏心長さは3〜1
0mmに設定することが推奨される。
【0015】図3は微少往復移動装置の取り付けを省略
した場合の図2対応図であり、図5は同じく図4対応図
である。これらの図から明らかであるように、微少往復
移動装置を併設しない場合であっても同様の効果が得ら
れることは明らかである。
【0016】次に図2の装置を用いて現像を行なった例
を説明する。図2に示す版取付け板駆動用モータの回転
数を30rpm 、ブラシ駆動用モータの回転数を12rpm
、微少往復移動装置のモータ回転数を6rpm とし、版
取付け板用クランクの偏心長さを30mm、ブラシ用クラ
ンクの偏心長さを35mm、微少往復移動装置のクランク
の偏心長さを6mmとした。610×460mmの感光性樹
脂版(東洋紡績株式会社製コスモライト)の現像をおこ
なったところ、ベースフィルム上に未露光樹脂層を残す
場合でも、洗い出し面にブラシの植え込みピッチに相当
した凹凸ができることなく、平滑且つ美麗な印刷用版を
形成することができた。
【0017】本発明装置に適用される感光性露光版とし
ては、例えば水系、アルカリ水溶液系あるいはアルコー
ル系洗出し液に溶解あるいは膨潤するポリアミドを必須
成分とするポリアミド系感光性樹脂、ポリビニルアルコ
ールを必須成分とするポリビニルアルコール系感光性樹
脂、低分子不飽和基含有ポリエステルを必須成分とする
ポリエステル系感光性樹脂、アクリル系低分子量ポリマ
ーを必須成分とするアクリル系感光性樹脂、及びポリウ
レタンを必須成分とするポリウレタン系感光性樹脂等が
挙げられる。
【0018】また最近感光性フレキソ版として、毒性や
安全性の面から水系洗出し液による現像の可能なものが
提案されており、このうち特に好ましいものとしては、
共役ジエン系炭化水素とα、β−エチレン性不飽和カル
ボン酸またはその塩を必須成分とし、これにモノオレフ
ィン系不飽和化合物を含む共重合体を含有するもの、共
役ジエン系炭化水素重合体、又は共役ジエン系炭化水素
とモノオレフィン系不飽和化合物との共重合体と親水性
高分子化合物、非気体状エチレン性不飽和化合物を含有
する感光性エラストマー組成物、α、β−エチレン性不
飽和基を含有する疎水性オリゴマー、エラストマー水膨
潤性物質を含有するもの等が挙げられる。なおこれら
は、いずれも光重合性不飽和単量体、光増感剤、その他
が添加されており、光硬化性を付与している。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、ベースフィルム上に未露光樹脂層を残すような感光
性樹脂版の現像であっても、洗い出し面にブラシの植え
込みピッチに相当した凹凸ができることなく、平滑で美
麗な印刷用版を形成することができる様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を示す全体概略図。
【図2】本発明現像装置の駆動概略図。
【図3】本発明現像装置の駆動概略図。
【図4】本発明現像装置の感光性樹脂版に対するブラシ
軌道説明図。
【図5】本発明現像装置の感光性樹脂版に対するブラシ
軌道説明図。
【図6】従来装置の感光性樹脂版に対するブラシ軌道説
明図。
【符号の説明】
1 感光性樹脂版 2 現像装置の蓋部 3 版取付け板 4 洗出し槽 5 平面ブラシ 6 ブラシ用ガイドバー 7 ブラシ用スライドブロック 8 ブラシ用駆動伝達アーム 9 ブラシ駆動用モータ 10 ブラシ用クランク 11 軸受け 12 版取付け板用ガイドバー 13 版取付け板用スライドブロック 14 版取付け板駆動用モータ 15 版取付け板用クランク 16 ガイドブロック 17 微少往復運動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済みの印刷用感光性樹脂版を現像液
    中に浸漬して、未露光部の樹脂材料を平面状ブラシによ
    って除去する感光性樹脂版の現像方法において、前記平
    面状ブラシと上記感光性樹脂版を対面させて、互いに交
    差する方向に往復移動させることを特徴とする感光性樹
    脂版の現像方法。
  2. 【請求項2】 露光済みの印刷用感光性樹脂版を現像液
    中に浸漬して、未露光部の樹脂材料を平面状ブラシによ
    って除去する感光性樹脂版の現像装置において、前記平
    面状ブラシには、該ブラシをその平面に沿う方向へ移動
    させる第1往復移動機構を取付けると共に、前記感光性
    樹脂版には、該感光性樹脂版を上記往復移動方向と交差
    する方向へ移動させる第2往復移動機構を取付けて構成
    したものであることを特徴とする感光性樹脂版の現像装
    置。
JP23465492A 1992-09-02 1992-09-02 感光性樹脂版の現像方法及び現像装置 Pending JPH0683072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320530B1 (en) 1999-06-01 2001-11-20 Denso Corporation Recycling A/D converter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320530B1 (en) 1999-06-01 2001-11-20 Denso Corporation Recycling A/D converter

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020205