JPH068293Y2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
- Publication number
- JPH068293Y2 JPH068293Y2 JP1987068915U JP6891587U JPH068293Y2 JP H068293 Y2 JPH068293 Y2 JP H068293Y2 JP 1987068915 U JP1987068915 U JP 1987068915U JP 6891587 U JP6891587 U JP 6891587U JP H068293 Y2 JPH068293 Y2 JP H068293Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- hot water
- intake
- wall
- egr
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ライザ部とその直下に温水室を有する吸気マ
ニホルドを備えた内燃機関の吸気装置に関し、温水室へ
と流れる温水の温度低下を防止し、昇温も可能とした吸
気装置構造に関する。
ニホルドを備えた内燃機関の吸気装置に関し、温水室へ
と流れる温水の温度低下を防止し、昇温も可能とした吸
気装置構造に関する。
[従来の技術] 吸気マニホルド、吸気マニホルド内に形成された温水室
への温水通路、吸気マニホルド内に形成されたライザ部
へのEGR通路、を備えた内燃機関の吸気装置は、たと
えば実公昭60−18612号公報、実開昭61−73
065号公報、実公昭60−18612号公報により知
られている。
への温水通路、吸気マニホルド内に形成されたライザ部
へのEGR通路、を備えた内燃機関の吸気装置は、たと
えば実公昭60−18612号公報、実開昭61−73
065号公報、実公昭60−18612号公報により知
られている。
温水通路から温水室に送られたエンジン冷却水からなる
温水は、ライザ部を温め、ライザ部を通る混合物気の気
化を促進する。このため、冷間始動性が高められる。
温水は、ライザ部を温め、ライザ部を通る混合物気の気
化を促進する。このため、冷間始動性が高められる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来吸気装置では、温水通路が吸気マニホルド
内吸気ポートに沿って吸気マニホルドに一体に鋳造され
ていたので、吸気ポートを通る燃料が気化熱を奪うとき
に温水通路を通る温水の温度を下げ、温水室に流入した
温水がライザ部を効果的に温めることが困難であるとい
う問題があった。なお、EGR通路を有する従来吸気装
置においては、EGRガスは温水室に流入する温水の加
熱には利用されていない。
内吸気ポートに沿って吸気マニホルドに一体に鋳造され
ていたので、吸気ポートを通る燃料が気化熱を奪うとき
に温水通路を通る温水の温度を下げ、温水室に流入した
温水がライザ部を効果的に温めることが困難であるとい
う問題があった。なお、EGR通路を有する従来吸気装
置においては、EGRガスは温水室に流入する温水の加
熱には利用されていない。
本考案の目的は、温水室に温水を供給する温水通路にお
ける温水の温度低下を防止し、昇温も可能とした、内燃
機関の吸気装置を提供することを目的とする。
ける温水の温度低下を防止し、昇温も可能とした、内燃
機関の吸気装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案装置は次の装置から成る。す
なわち、 複数のマニホルド内吸気ポート、前記マニホルド内吸気
ポートに連通し気化器のプライマリ側ポートおよびセカ
ンダリ側ポートが立上るライザ部、前記ライザ部の直下
の位置にライザ部壁を隔てて設けられた温水室を有する
吸気マニホルドと、 前記温水室の温水入口に接続された温水通路と、 前記ライザ部に接続されたEGR通路と、 を有し、前記温水通路の通路壁、前記EGR通路の通路
壁が吸気マニホルドに一体に連続するように鋳造された
内燃機関の吸気装置において、 前記温水通路の通路壁の少なくとも長手方向中央部分を
前記吸気マニホルドから離隔せしめ、 前記EGR通路と前記温水通路を並行させて配設すると
ともにEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁を長手方
向に少なくとも一部分で一体に形成し、該一体形成部よ
り下流側ではEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁は
何れのマニホルド内吸気ポートの通路壁からも離されて
いる、 ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
なわち、 複数のマニホルド内吸気ポート、前記マニホルド内吸気
ポートに連通し気化器のプライマリ側ポートおよびセカ
ンダリ側ポートが立上るライザ部、前記ライザ部の直下
の位置にライザ部壁を隔てて設けられた温水室を有する
吸気マニホルドと、 前記温水室の温水入口に接続された温水通路と、 前記ライザ部に接続されたEGR通路と、 を有し、前記温水通路の通路壁、前記EGR通路の通路
壁が吸気マニホルドに一体に連続するように鋳造された
内燃機関の吸気装置において、 前記温水通路の通路壁の少なくとも長手方向中央部分を
前記吸気マニホルドから離隔せしめ、 前記EGR通路と前記温水通路を並行させて配設すると
ともにEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁を長手方
向に少なくとも一部分で一体に形成し、該一体形成部よ
り下流側ではEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁は
何れのマニホルド内吸気ポートの通路壁からも離されて
いる、 ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
[作用] 上記本考案に係る内燃機関の吸気装置においては、温水
通路壁が吸気マニホルドから離隔されていて、温水通路
壁と吸気マニホルドとの間には空気層からなる断熱層が
あるので、温水通路から吸気ポートへの伝熱が遮断さ
れ、燃料の気化熱として温水の熱が奪われることはな
い。したがって、温水通路を通過するときの温水の温度
低下が抑制される。
通路壁が吸気マニホルドから離隔されていて、温水通路
壁と吸気マニホルドとの間には空気層からなる断熱層が
あるので、温水通路から吸気ポートへの伝熱が遮断さ
れ、燃料の気化熱として温水の熱が奪われることはな
い。したがって、温水通路を通過するときの温水の温度
低下が抑制される。
また、温水通路とEGR通路とが並行しており、長手方
向に少なくとも一部分で通路壁が互いに一体とされてい
るので、EGR通路を通る比較的高温の再循環排気ガス
の熱が温水通路を通過する温水に伝わり、EGRが実行
されているきには、温水が積極的に加熱され、温度上昇
も可能になる。
向に少なくとも一部分で通路壁が互いに一体とされてい
るので、EGR通路を通る比較的高温の再循環排気ガス
の熱が温水通路を通過する温水に伝わり、EGRが実行
されているきには、温水が積極的に加熱され、温度上昇
も可能になる。
また、EGR通路壁と温水通路壁との一体形成部より下
流側では、EGR通路も温水通路も、何れの吸気ポート
壁からも分離されているので、EGRガスおよび一体形
成部で温められた温水が、特定の一つの吸気ポートのみ
を偏って加熱するようなことはなく、ライザ部における
加熱の燃料気化促進の効果を全吸気ポートが均等に受
け、全気筒均等燃焼が促進される。
流側では、EGR通路も温水通路も、何れの吸気ポート
壁からも分離されているので、EGRガスおよび一体形
成部で温められた温水が、特定の一つの吸気ポートのみ
を偏って加熱するようなことはなく、ライザ部における
加熱の燃料気化促進の効果を全吸気ポートが均等に受
け、全気筒均等燃焼が促進される。
[実施例] 以下に、本考案に係る内燃機関の吸気装置の望ましい実
施例を、図面を参照して説明する。
施例を、図面を参照して説明する。
第1図、第2図は本考案実施例の内燃機関の吸気装置を
示している。図示のように、内燃機関の吸気装置は、吸
気マニホルド1と、温水通路10と、EGR通路17と
から成る。温水通路10の通路壁、EGR通路17の通
路壁は、その両端部で吸気マニホルド1に一体に連続し
ており、これらは鋳造にて作製されている。図示例は、
吸気マニホルド1として4気筒の場合のものを示してい
るが、多気筒であればよく4気筒に限るものではない。
示している。図示のように、内燃機関の吸気装置は、吸
気マニホルド1と、温水通路10と、EGR通路17と
から成る。温水通路10の通路壁、EGR通路17の通
路壁は、その両端部で吸気マニホルド1に一体に連続し
ており、これらは鋳造にて作製されている。図示例は、
吸気マニホルド1として4気筒の場合のものを示してい
るが、多気筒であればよく4気筒に限るものではない。
吸気マニホルド1は、マニホルド内吸気ポート(以下、
単に吸気ポートという)2、3、4、5、ライザ部6、
温水室9を有する。吸気ポート2、3、4、5には、シ
リンダヘッド内吸気ポートがそれぞれ接続しており、各
気筒へと連通している。吸気ポート2、3は吸気マニホ
ルド1の途中で合流ポートとなり、吸気ポート4、5は
吸気マニホルド1の途中で合流ポートとなり、これら2
つの合流ポートはライザ部6で合流している。ライザ部
6からは、気化器のプライマリ側ポートとセカンダリ側
ポートが立上っており、それぞれのポートはプライマリ
側開口7、セカンダリ側開口8に接続している。
単に吸気ポートという)2、3、4、5、ライザ部6、
温水室9を有する。吸気ポート2、3、4、5には、シ
リンダヘッド内吸気ポートがそれぞれ接続しており、各
気筒へと連通している。吸気ポート2、3は吸気マニホ
ルド1の途中で合流ポートとなり、吸気ポート4、5は
吸気マニホルド1の途中で合流ポートとなり、これら2
つの合流ポートはライザ部6で合流している。ライザ部
6からは、気化器のプライマリ側ポートとセカンダリ側
ポートが立上っており、それぞれのポートはプライマリ
側開口7、セカンダリ側開口8に接続している。
ライザ部6の直下には、ライザ部壁を隔てて、温水室9
が形成されている。温水室9には、プライマリ側ポート
の下方部位で、温水通路10が接続され、温水通路10
からの温水が温水室9に供給される。温水室9の温水は
ライザ部底壁を介してライザ部6を温め、気化器からの
燃料/吸気混合物の燃料を気化させるように作用する。
が形成されている。温水室9には、プライマリ側ポート
の下方部位で、温水通路10が接続され、温水通路10
からの温水が温水室9に供給される。温水室9の温水は
ライザ部底壁を介してライザ部6を温め、気化器からの
燃料/吸気混合物の燃料を気化させるように作用する。
温水室9内には、温水室入口12と対向する位置に、温
水通路10から流入する温水を左右に均等に分配するリ
ブ13が設けられている。リブ13によって分配される
温水のうち、第1図の右方向に流れる温水部分14は、
温水室9の右端部で折り返して温水室9の左端に向って
流れ、第1図の左方向に流れる温水部分15は広がりな
がらそのまま左方向へ流れ、温水室9の左端に設けられ
た温水出口16から流出するようになっている。温水出
口16を出た温水は、ウォータポンプに戻される。
水通路10から流入する温水を左右に均等に分配するリ
ブ13が設けられている。リブ13によって分配される
温水のうち、第1図の右方向に流れる温水部分14は、
温水室9の右端部で折り返して温水室9の左端に向って
流れ、第1図の左方向に流れる温水部分15は広がりな
がらそのまま左方向へ流れ、温水室9の左端に設けられ
た温水出口16から流出するようになっている。温水出
口16を出た温水は、ウォータポンプに戻される。
温水室9に温水を供給する温水通路10は、一端が吸気
マニホルド1の温水室9に連通しており、他端がシリン
ダヘッド内の冷却水通路に連通している。したがって、
シリンダヘッドを冷却し自身は温度が高くなったエンジ
ン冷却水から成る温水が温水通路10を介して温水室9
へと送られる。温水通路10の通路壁の長手方向一端
は、吸気マニホルド1の温水室壁に一体に連続してお
り、温水通路10の通路壁の長手方向他端11は吸気マ
ニホルド1のフランジ部に一体に連続している。温水通
路10の通路壁の長手方向中央部(吸気マニホルド1へ
の連続部18を除いた部分)は、吸気マニホルド1から
離隔されて形成されており、温水通路10の温水壁の長
手方向中央部と吸気マニホルド10との間には空気層か
らなる熱遮断層が存在する。したがって、この熱遮断層
がある部分において、温水通路10と吸気マニホルド1
との間の熱伝導はない。
マニホルド1の温水室9に連通しており、他端がシリン
ダヘッド内の冷却水通路に連通している。したがって、
シリンダヘッドを冷却し自身は温度が高くなったエンジ
ン冷却水から成る温水が温水通路10を介して温水室9
へと送られる。温水通路10の通路壁の長手方向一端
は、吸気マニホルド1の温水室壁に一体に連続してお
り、温水通路10の通路壁の長手方向他端11は吸気マ
ニホルド1のフランジ部に一体に連続している。温水通
路10の通路壁の長手方向中央部(吸気マニホルド1へ
の連続部18を除いた部分)は、吸気マニホルド1から
離隔されて形成されており、温水通路10の温水壁の長
手方向中央部と吸気マニホルド10との間には空気層か
らなる熱遮断層が存在する。したがって、この熱遮断層
がある部分において、温水通路10と吸気マニホルド1
との間の熱伝導はない。
EGR通路17の通路壁は、長手方向一端にて吸気マニ
ホルド1のライザ室壁に一体に連続しており、長手方向
他端にて吸気マニホルド1のフランジ部に一体に連続し
ている。EGR通路17には、EGR導管が接続され、
排気ガスの一部が吸気系に、ライザ部6にて、循環され
る。温水通路10とEGR通路17は、並行させて設け
られており、かつ、温水通路10の通路壁とEGR通路
17の通路壁は、長手方向の少なくとも一部分で、一体
とされており、この一体部を通ってEGR通路17から
温水通路10に熱伝導により伝熱できるようになってい
る。この一体部より下流側ではEGR通路17の通路壁
も温水通路10の通路壁も、何れの吸気ポートの通路壁
からも離されており、特定の吸気ポートがEGRガスま
たは温められた温水によって偏加熱されないように配慮
されている。
ホルド1のライザ室壁に一体に連続しており、長手方向
他端にて吸気マニホルド1のフランジ部に一体に連続し
ている。EGR通路17には、EGR導管が接続され、
排気ガスの一部が吸気系に、ライザ部6にて、循環され
る。温水通路10とEGR通路17は、並行させて設け
られており、かつ、温水通路10の通路壁とEGR通路
17の通路壁は、長手方向の少なくとも一部分で、一体
とされており、この一体部を通ってEGR通路17から
温水通路10に熱伝導により伝熱できるようになってい
る。この一体部より下流側ではEGR通路17の通路壁
も温水通路10の通路壁も、何れの吸気ポートの通路壁
からも離されており、特定の吸気ポートがEGRガスま
たは温められた温水によって偏加熱されないように配慮
されている。
次に、作用を説明する。
エンジン冷却水は、シリンダヘッドから温水通路10を
通って、吸気マニホルド1の温水室9に流れる。冷却水
はシリンダヘッドを通過している間に昇温し既に温水
(約90℃)になっている。
通って、吸気マニホルド1の温水室9に流れる。冷却水
はシリンダヘッドを通過している間に昇温し既に温水
(約90℃)になっている。
従来は温水が温水通路を通っている間に、熱が吸気ポー
ト2、3側に奪われて、燃料の気化熱に吸収され、温水
の温度が低下していた。しかし、本考案では、温水通路
10の通路壁が吸気マニホルド1から離れていて両者間
に空気層からなる断熱層があるので、熱が温水通路10
から吸気ポート2、3に伝導することはなく、温水が燃
料の気化で温度低下するのが防止される。
ト2、3側に奪われて、燃料の気化熱に吸収され、温水
の温度が低下していた。しかし、本考案では、温水通路
10の通路壁が吸気マニホルド1から離れていて両者間
に空気層からなる断熱層があるので、熱が温水通路10
から吸気ポート2、3に伝導することはなく、温水が燃
料の気化で温度低下するのが防止される。
また、EGR通路17には、排気ガスの一部が流れて吸
気系に再循環されるが、この再循環排気ガスはなお高温
である。EGR通路17が温水通路10と並行して延び
かつ通路壁が一部一体化されているので、EGRガスの
熱が一部熱伝導により温水通路10へと流れ、温水通路
10を通る温水の温度を上昇させる。したがって、温水
の温度低下が抑制されるのみならず、EGR実施中(冷
間始動時はEGRが実施される)には温水は積極的に加
熱される。また、温水通路の通路壁とEGR通路の通路
壁との一体形成部より下流側では、温水通路壁もEGR
通路壁も何れの吸気ポートの通路壁からも離したので、
特定の吸気ポートが偏加熱されることが防止される。
気系に再循環されるが、この再循環排気ガスはなお高温
である。EGR通路17が温水通路10と並行して延び
かつ通路壁が一部一体化されているので、EGRガスの
熱が一部熱伝導により温水通路10へと流れ、温水通路
10を通る温水の温度を上昇させる。したがって、温水
の温度低下が抑制されるのみならず、EGR実施中(冷
間始動時はEGRが実施される)には温水は積極的に加
熱される。また、温水通路の通路壁とEGR通路の通路
壁との一体形成部より下流側では、温水通路壁もEGR
通路壁も何れの吸気ポートの通路壁からも離したので、
特定の吸気ポートが偏加熱されることが防止される。
かくして、温度を高く保たれた温水は温水室9に流入
し、気化器のプライマリ側ポートからライザ部6に流入
してくる燃料/吸気混合物を、ライザ部底壁を介して加
熱し、燃料気化を助長する。これによって冷間始動性が
向上する他、通常時の燃料気化も促進され、ドライバビ
リティの向上、燃費の改善、未燃HCの低減もはかられ
る。
し、気化器のプライマリ側ポートからライザ部6に流入
してくる燃料/吸気混合物を、ライザ部底壁を介して加
熱し、燃料気化を助長する。これによって冷間始動性が
向上する他、通常時の燃料気化も促進され、ドライバビ
リティの向上、燃費の改善、未燃HCの低減もはかられ
る。
[考案の効果] 本考案の内燃機関の吸気装置によれば、温水室入口に連
なる温水通路の通路壁を吸気マニホルドから離隔させ、
かつEGR通路と温水通路とを並行させて設けて通路壁
を少なくとも一部一体形成したので、吸気ポートでの燃
料気化のための熱を温水通路を通る温水から奪われるこ
とがなく、したがって温水の温水通路通過中の温度低下
を抑制でき、しかもEGR通路を通るEGRガスからの
熱伝導で、温水を積極的に加熱することもできるので温
水の温度を上昇させることもできるという効果を得る。
また、温水通路の通路壁とEGR通路の通路壁との一体
形成部より下流側では、温水通路壁もEGR通路壁も何
れの吸気ポートの通路壁からも離したので、特定の吸気
ポートが偏加熱されることが防止される。
なる温水通路の通路壁を吸気マニホルドから離隔させ、
かつEGR通路と温水通路とを並行させて設けて通路壁
を少なくとも一部一体形成したので、吸気ポートでの燃
料気化のための熱を温水通路を通る温水から奪われるこ
とがなく、したがって温水の温水通路通過中の温度低下
を抑制でき、しかもEGR通路を通るEGRガスからの
熱伝導で、温水を積極的に加熱することもできるので温
水の温度を上昇させることもできるという効果を得る。
また、温水通路の通路壁とEGR通路の通路壁との一体
形成部より下流側では、温水通路壁もEGR通路壁も何
れの吸気ポートの通路壁からも離したので、特定の吸気
ポートが偏加熱されることが防止される。
第1図は本考案の一実施例に係る内燃機関の吸気装置の
平面図、 第2図は第1図の吸気装置の正面図、 である。 1……吸気マニホルド 2、3、4、5……吸気ポート 6……ライザ部 9……温水室 10……温水通路 12……温水入口 17……EGR通路
平面図、 第2図は第1図の吸気装置の正面図、 である。 1……吸気マニホルド 2、3、4、5……吸気ポート 6……ライザ部 9……温水室 10……温水通路 12……温水入口 17……EGR通路
Claims (1)
- 【請求項1】複数のマニホルド内吸気ポート、前記マニ
ホルド内吸気ポートに連通し気化器のプライマリ側ポー
トおよびセカンダリ側ポートが立上るライザ部、前記ラ
イザ部の直下の位置にライザ部壁を隔てて設けられた温
水室を有する吸気マニホルドと、 前記温水室の温水入口に接続された温水通路と、 前記ライザ部に接続されたEGR通路と、 を有し、前記温水通路の通路壁、前記EGR通路の通路
壁が吸気マニホルドに一体に連続するように鋳造された
内燃機関の吸気装置において、 前記温水通路の通路壁の少なくとも長手方向中央部分を
前記吸気マニホルドから離隔せしめ、 前記EGR通路と前記温水通路を並行させて配設すると
ともにEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁を長手方
向に少なくとも一部分で一体に形成し、該一体形成部よ
り下流側ではEGR通路の通路壁と温水通路の通路壁は
何れのマニホルド内吸気ポートの通路壁からも離されて
いる、 ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987068915U JPH068293Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987068915U JPH068293Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63183363U JPS63183363U (ja) | 1988-11-25 |
JPH068293Y2 true JPH068293Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30909168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987068915U Expired - Lifetime JPH068293Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068293Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52120226U (ja) * | 1976-03-10 | 1977-09-12 | ||
JPS6173065U (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-17 |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP1987068915U patent/JPH068293Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63183363U (ja) | 1988-11-25 |
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