JPH068292U - 円筒状物品の梱包容器 - Google Patents

円筒状物品の梱包容器

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JPH068292U
JPH068292U JP185792U JP185792U JPH068292U JP H068292 U JPH068292 U JP H068292U JP 185792 U JP185792 U JP 185792U JP 185792 U JP185792 U JP 185792U JP H068292 U JPH068292 U JP H068292U
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昇 石田
保行 大堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状物品の内周支持体を分解可能とし、収
容スペースを削減するとともに、内周支持体の製造コス
トを低減し、さらに箱体への内周支持体の着脱を容易化
する。 【構成】 互いに同寸法の矩形状をなす一対の板材2,
4で構成され、各板材2,4には、それらの一端側の辺
の中央部から他端側の辺の中央部に向けて延びるスリッ
ト2A,4Aが形成され、各板材2,4が互いのスリッ
ト2A,4Aを噛み合わせて断面十字状に組み立てられ
てなる内周支持体1と、この内周支持体1の両端部にそ
れぞれ着脱自在に挿通され、円筒状物品Cの両端を支持
するとともに、その外径が円筒状物品Cの外径以上であ
る一対の円環状の当板6と、内周支持体1、円筒状物品
Cおよび各当板6を気密的に包み、内部が減圧されたプ
ラスチック製袋体10とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばフィルムを巻回したコイルなどの円筒状物品を梱包するため の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フイルムコンデンサを製造するための金属蒸着フイルムは、薄いプラ スチックフイルム上にAlやZn等の金属を蒸着したものであり、幅数cm程度の帯 状に裁断され、同幅の円筒状ボビンの外周に平行巻回されて出荷されている。
【0003】 従来、この種のフイルム巻回コイルは、そのボビンの内径よりも若干小さい外 径を有する高さ数十cm程度の円筒形をなすプラスチックパイプの外周に多数通さ れ、このパイプごとプラスチック製の袋体に入れて減圧されたうえ、ダンボール 箱などの箱体に詰めて出荷されていた。このような梱包方法は前記コイルに限ら ず、他の円筒状物品についても広く採られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の梱包構造では、パイプが万一変形すれば円筒状物品をパイプ に通す作業の支障となるため、パイプを変形しにくい硬質の素材で構成する必要 があり、フイルムを外した後のパイプがかさ張る欠点があった。このため、フイ ルムの出荷先ではパイプを返却時まで保管するためのスペースが必要であるうえ 、返却時の積載密度が低く、運搬コストがかかる欠点を有していた。
【0005】 また、パイプは成形コストもかかるうえ、円筒状の物品をがたつきなくパイプ で支持するためには、パイプ外周面と物品内周面との間隙を小さくしなければな らず、パイプから物品をひとつづつ抜き取る際には、円筒状物品の外周面をつか んで持ち上げる必要があり、予め作業員が外周面を触ってもよいように、外周面 の保護を考慮しなければならなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされたもので、互いに同寸法の矩形状を なす一対の板材で構成され、各板材には、それらの一端側の辺の中央部から他端 側の辺の中央部に向けて延びるスリットがそれぞれ形成され、各板材が互いのス リットを噛み合わせて断面十字状に組み立てられてなる内周支持体と、この内周 支持体の両端部にそれぞれ着脱自在に挿通され、内周支持体の外周に着脱自在に 挿通される円筒状物品列の両端を支持するとともに、その外径が円筒状物品の外 径以上である一対の円環状の当板と、前記内周支持体、円筒状物品および各当板 を気密的に包み、内部が減圧されたプラスチック製袋体とを具備することを特徴 としている。
【0007】
【作用】
本考案に係わる円筒状物品の梱包容器では、内周支持体が同形状をなす2枚の 板材に分解できるから、これら板材を分解して平行に積層することにより、内周 支持体の保管容積が極めて小さくできるうえ、運搬時の積載密度を高めて運搬コ ストを低減できる。
【0008】 また、内周支持体を構成する板材は単純な矩形状であるから、成形コストは内 周支持体を円筒状とした場合より安いうえ、軽量化も図れる。さらに、内周支持 体は断面十字状であるから、円筒状物品を支持した状態で、物品の内周面と内周 支持体との間に4つの扇形の隙間があき、これら隙間に手を入れて物品の内周面 を支持することにより、物品の外周面には手を触れずに挿入・取り出しが行なえ る。
【0009】
【実施例】
図1ないし図3はそれぞれ、本考案に係わる円筒状物品の梱包容器の一実施例 を示す斜視図、縦断面図および平面図である。
【0010】 この梱包容器は、2枚の板材2,4を十字状に組み立てた内周支持体1と、こ の内周支持体1の両端部に垂直に挿通される一対の円環状の当板6と、全体を気 密的に包む袋体10とから構成されたもので、梱包すべき円筒状物品Cは、内周 支持体1に多数挿通されたうえ、その列の両端が各当板6で支持されるようにな っている。なお、この実施例の円筒状物品Cは、円筒状のボビンBの外周にボビ ンBと同幅のフィルムFを平行巻回したコイルCである。
【0011】 内周支持体1の各板材2,4は、所定数のコイルCを挿通可能な高さ、および コイルCの内径(すなわちボビンBの内径)よりも僅かに小さい幅を有する。各板 材2,4の厚さは、内周支持体1の変形を防ぎ得る範囲内でなるべく薄いことが 望ましい。
【0012】 各板材2,4には、図4に示すように、それらの一端中央から中心線に沿って 高さ方向中央部まで延びるスリット2A,4Aがそれぞれ形成されている。これ らスリット2A,4Aの幅は、板材2,4の厚さとほぼ同じで、各スリット2A ,4Aを互いに噛み合わせることにより、各板材2,4ががたつきなく断面十字 状に組み立てられている。
【0013】 板材2,4の材質としては、硬質で軽量なプラスチックが適するが、必要に応 じてアルミニウム,セラミックス等の他の軽量材を使用してもよい。この例では スリット2A,4Aの全長が互いに等しいが、一方を長くして他方をその分短く することも可能である。
【0014】 各当板6の中央に形成された挿通孔6Aの内径は、図3に示すように、板材2 ,4の幅より僅かに大きい程度とされ、当板6の外径は、コイルCの外径と略同 じかあるいは若干大きい程度とされている。当板6の材質は限定されないが、強 度の点からは、各種プラスチック,アルミニウム,セラミックス等が適する。
【0015】 また、この実施例においては、図2に示すように、コイルCの間に1つ置きに 発泡ポリウレタン等で形成された円環状のシート8が挟まれている。これらシー ト8の外径はコイルCよりも大きく、内径はコイルCと同じである。このような シート8を挟むとコイルC同士の接触による損傷が防げるが、必ずしも設けなく てもよい。
【0016】 袋体10は柔軟なプラスチックフィルムで形成されたもので、具体的な材質と しては例えばポリエチレン,ポリプロピレン等の単品、又はこれらにポリ塩化ビ ニリデンをコーティングしたもの、又はこれらを組合せてラミネートした基材等 が挙げられる。この袋体10の内部はコイル梱包後に減圧され開口部が気密的に 封止されている。これにより、フィルムFの酸化が防止されるとともに、袋体1 0が内周支持体1、コイルCおよび各当板6を均一に締め付け、内周支持体1か らコイルCや当板6が外れることが防止されている。なお、図示はしていないが 、この梱包容器全体を段ボール箱等に入れて出荷形態としてもよい。
【0017】 上記構成からなる梱包容器によれば、内周支持体1が2枚の板材2,4に分解 できるから、これら板材2,4を分解して平行に積層することにより、内周支持 体1の保管容積が極めて小さくできるうえ、運搬時の積載密度を高めて運搬コス トを低減できる。また、板材2,4は単純な矩形状であるから、成形コストは内 周支持体を円筒状とした場合より安い。
【0018】 さらに、内周支持体1は断面十字状であるから、多数のコイルCを支持した状 態において、コイルCの内周面と内周支持体1との間には、4つの扇形の隙間が あき、これら隙間に手を入れてボビンBの内周面を支持することができる。した がって、コイルCの外周面に手を触れずにコイルCの挿入・取り出しが行なえる 利点も有する。
【0019】 なお、図4に示すように、各板材2,4のスリット2A,4Aの両側に、それ ぞれ開口部2B,4Bを形成してもよい。各開口部2B,4Bの大きさは、作業 員が容易に指を挿入できる程度とされる。このような開口部を形成すれば、内周 支持体1を取り出す際に、スリットが上側に開いた方の板材(図では2)の両開口 部2Bに指を入れて内周支持体1全体を容易に持ち上げることができる。したが って、滑りやすい手袋などをしている場合にも、内周支持体1の着脱が楽に行な える利点を有する。
【0020】 また、本考案の梱包容器はコイルCのみに適用されるものではなく、円筒状で あればいかなる物品の梱包にも使用可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の円筒状物品の梱包容器によれば、内周支持体が 同形状をなす2枚の板材に分解できるから、これら板材を分解して平行に積層す ることにより、内周支持体の保管容積が極めて小さくできるうえ、運搬時の積載 密度を高めて運搬コストを低減できる。また、内周支持体を構成する板材は単純 な矩形状であるから、成形コストは内周支持体を円筒状とした場合より安いうえ 、軽量化も図れる。
【0022】 さらに、内周支持体は断面十字状であるから、円筒状物品を支持した状態で、 物品の内周面と内周支持体との間には、4つの扇形の隙間があき、これら隙間に 手を入れて物品の内周面を支持することにより、物品の外周面には手を触れずに その挿入・取り出しが行なえる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる円筒状物品の梱包容器の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】同梱包容器の縦断面図である。
【図3】同梱包容器の平面図である。
【図4】同梱包容器の内周支持体の組み立て方法を示す
斜視図である。
【符号の説明】
C コイル(円筒状物品) 1 内周支持体 2,4 板材 2A,4A スリット 2B,4B 開口部 6 当板 8 シート 10 袋体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同寸法の矩形状をなす一対の板材で
    構成され、各板材には、それらの一端側の辺の中央部か
    ら他端側の辺の中央部に向けて延びるスリットがそれぞ
    れ形成され、各板材が互いのスリットを噛み合わせて断
    面十字状に組み立てられてなる内周支持体と、 この内周支持体の両端部にそれぞれ着脱自在に挿通さ
    れ、内周支持体の外周に着脱自在に挿通される円筒状物
    品列の両端を支持するとともに、その外径が円筒状物品
    の外径以上である一対の円環状の当板と、 前記内周支持体、円筒状物品および各当板を気密的に包
    み、内部が減圧された袋体とを具備することを特徴とす
    る円筒状物品の梱包容器。
JP1992001857U 1992-01-22 1992-01-22 円筒状物品の梱包容器 Expired - Lifetime JP2587953Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813423A (ja) * 1981-07-16 1983-01-25 Ricoh Co Ltd プレス加工機におけるワ−ク排出装置
JPS597232U (ja) * 1982-07-06 1984-01-18 ヤンマーディーゼル株式会社 小型機関のpto軸別体構造
JPS6117015U (ja) * 1984-07-04 1986-01-31 合資会社 上田印刷紙工所 紙箱用周壁

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