JPH0682729A - 眼鏡フレームの形状測定装置 - Google Patents

眼鏡フレームの形状測定装置

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JPH0682729A
JPH0682729A JP4234899A JP23489992A JPH0682729A JP H0682729 A JPH0682729 A JP H0682729A JP 4234899 A JP4234899 A JP 4234899A JP 23489992 A JP23489992 A JP 23489992A JP H0682729 A JPH0682729 A JP H0682729A
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JP
Japan
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radial length
lens
measurement
frame
measurement interval
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JP4234899A
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Inventor
Toru Takasu
徹 高須
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計測効率をあまり悪くすることなく、眼鏡フ
レーム形状により近い形状にレンズ研削可能な眼鏡フレ
ーム形状データを取得する。 【構成】 接触子が周回して動径長rを計測する過程
で、今回計測したポイントの動径長rnと直前に計測し
たポイントの動径長rn-1との差Rを求め(ステップ2
5)、この差Rが予め定めた値Aを超えるか否かを判断
する(ステップ26)。差Rが予め定めた値Aを超える
ときには、今回計測したポイントから次に計測するポイ
ントまでの計測間隔角度Δθを1/2Δθ0とし(ステップ
28)、差Rが予め定めた値Aを超えないときには、今
回計測したポイントから次に計測するポイントまでの計
測間隔角度Δθを1/2Δθ0とする(ステップ27)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレーム枠内の仮
想中心を基準として、眼鏡フレーム枠の内周面に沿うよ
うに接触子を周回させ、該接触子の回転角度に対する前
記仮想中心から該接触子までの距離を計測する眼鏡フレ
ームの形状測定装置、及びこれを備えているレンズ周縁
加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、眼鏡フレームの形状は、眼鏡
フレーム枠内のある箇所を仮想的な中心とし、極座標系
を用いて、例えば、(r,θ)のように表している。こ
のような眼鏡フレームの形状データは、眼鏡フレーム枠
の内周面に沿うように接触子を周回させ、接触子の回転
角度θ毎に、仮想中心から接触子までの距離r(以下、
この距離を動径長とする。)を測定して、取得してい
る。
【0003】ところで、従来技術では、眼鏡フレーム形
状を測定する際、予め定められた一定の計測間隔角度Δ
θ、例えば、1°ごとの動径長rを計測し、これを眼鏡
フレーム形状データとしていた。そして、未加工のレン
ズを砥石に対して相対的に回転させると共に、このよう
に取得した眼鏡フレームの形状データに基づいて、レン
ズと砥石との相対距離を変えて、レンズ周縁を研削して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、レンズの周縁研
削では、レンズを砥石に対して相対的に回転させて研削
しているので、回転角度θの変化量に対して動径長rの
変化量が大きいところでは、細かく計測した動径長rの
データに基づいて、レンズと砥石との相対距離を変えて
研削する方が眼鏡フレームの形状により近い形状にレン
ズを研削することができる。しかしながら、先に述べた
従来技術では、接触子の回転角度θの変化に対して動径
長rが大きく変化するところでも、接触子の回転角度θ
の変化に対して動径長rがあまり変化しないところと同
じ計測間隔角度Δθで動径長rを計測しているので、眼
鏡フレームの形状により近い形状にレンズを研削するこ
とができないという問題点がある。
【0005】これに対して、眼鏡フレームの形状により
近い形状にレンズを研削するため、単に、計測間隔角度
Δθを小さくして、動径長rを計測したとすると、回転
角度θの変化に対して動径長rの変化が小さいところ、
つまり細かく動径長rを計測しなくても、眼鏡フレーム
形状に非常に近い形状に加工できるところでも細かく計
測してしまい、計測効率が悪くなるばかりか、計測デー
タの数量が非常に多くなり、データの記憶容量を大きく
しなければならない等の不具合が生じる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、計測効率をあまり悪くする
ことなく、眼鏡フレーム形状により近い形状にレンズ研
削可能な眼鏡フレーム形状データを取得することができ
る眼鏡フレームの形状測定装置、及びこれを備えている
レンズ周縁加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の眼鏡フレームの形状測定装置は、動径長の変化量を算
出する動径変化量算出手段と、算出された前記動径長の
変化量に応じて、周回する前記接触子の計測間隔角度を
設定する計測間隔角度設定手段と、設定された計測間隔
角度で特定される箇所の動径長を前記計測手段に計測さ
せる計測箇所指定手段と、を備えていることを特徴とす
るものである。ここで、この眼鏡フレームの形状測定装
置において、前記動径変化量算出手段は、前記接触子が
周回して動径長を計測する過程で、今回計測した箇所の
動径長と直前に計測した箇所の動径長との差を求め、こ
の差を前記動径長の変化量とし、前記計測間隔角度設定
手段は、前記直前に計測した箇所から前記今回計測した
箇所までの計測間隔角度を基に、算出された前記動径長
の変化量に応じた計測間隔角度を設定し、前記計測箇所
指定手段は、設定された計測間隔角度で特定される箇所
の動径長を前記計測手段に次に計測させるようにしても
よい。
【0008】また、前記眼鏡フレームの形状測定装置に
おいて、前記動径変化量算出手段は、既に計測された領
域内の隣合う箇所相互の全ての動径長の差を求め、この
差を前記動径長の変化量とし、前記計測間隔角度変更手
段は、前記既に計測された隣合う箇所の前記動径長の変
化量に応じて、該既に計測された隣合う箇所の相互間
に、新たな計測箇所が設定されるよう、既に計測された
箇所からの新たな計測間隔角度を設定し、前記計測箇所
指定手段は、予め定められている計測間隔角度で特定さ
れる箇所の動径長を前記計測手段に計測させると共に、
前記新たに設定された計測間隔角度で特定される箇所の
動径長を前記計測手段に計測させるようにしてもよい。
【0009】
【作用】接触子の回転角度に応じた動径長は、計測手段
により、計測される。既に計測された箇所相互の動径長
の変化量は、動径変化量算出手段により、算出され、計
測間隔角度設定手段が、この動径長の変化量に応じて計
測間隔角度を設定する。計測箇所指定手段は、この設定
された計測間隔角度で特定される箇所の動径長を新たに
計測手段に計測させる。
【0010】このように、動径長の変化量に応じて計測
間隔角度を変えて、動径長を計測し、形状データを取得
しているので、この形状データを用い、被加工レンズを
回転させて研削すると、被加工レンズの回転量に対して
被加工レンズと砥石との相対間距離が大きく変化する場
合でも、細かく相対間距離を指定することができ、フレ
ーム枠の形状により近い形状にレンズを研削することが
できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る一実施例のレンズ周縁
加工装置の全体構成を示す要部切欠き斜視図である。本
体フレーム1に固接された支持軸受6には、支持軸7が
軸方向に移動自在に取付けられている。この支持軸7に
は、ヘッドフレーム2の基端部がスラスト方向に制限を
受けて回転自在に嵌合している。支持軸7の端部は、ヘ
ッドフレーム2の移動用の横移動部材8が嵌着されてい
る。横移動部材8は、シャフト11によって支持軸7の
軸方向に摺動自在に支持されるとともに、ラック12が
固着されている。シャフト11の両端は、シャフト11
が支持軸7と平行になるよう、本体フレーム1に固設さ
れた支持部材10a,10bに嵌着している。また、横
移動部材8の側面に固設されているラック12は、パル
スモータであるヘッドフレーム横移動用モータ13の回
転軸に嵌着されたピニオン13aと噛合している。この
構成により、ヘッドフレーム横移動用モータ13が回転
すると、横移動部材8がシャフト11の軸方向に移動
し、横移動部材8と一体の支持軸7を移動させる。よっ
て、ヘッドフレーム2が支持軸7の軸方向に移動する。
【0012】本体フレーム1に固設されている筒23に
は、上下方向に摺動自在に上下動軸20が嵌合してい
る。上下動軸20の先端にはローラ21が回転自在に取
り付けられ、ヘッドフレーム2の下部に固設された当て
止め部材24と当接している。上下動軸20にはラック
20aが形成されており、パルスモータであるヘッドフ
レーム上下移動用モータ22の回転軸に嵌着されたピニ
オン22aと噛合している。この構成により、ヘッドフ
レーム上下移動用モータ22が回転すると、上下動軸2
0が上下方向に移動し、ローラ21、当て止め部材24
を介してヘッドフレーム2が支持軸7を中心に回動す
る。
【0013】ヘッドフレーム2には、被加工レンズLE
を保持する部材を配置するための凹所を形成されてい
る。被加工レンズLEを保持する部材であるレンズ押え
軸30aとレンズ受け軸30bとは、同軸かつ回動自在
に凹所の内方向に突出するよう設けられている。レンズ
押え軸30aは図示しない公知の保持機構を有し、レン
ズLEを軸30a,30bで挾持する。レンズ押え軸3
0a、レンズ受け軸30bのそれぞれには、プーリー3
1a,31bが取り付けられている。ヘッドフレーム2
内には、プーリー33a,33bを両端に有する回転軸
36が取り付けられている。回転軸36の一端には、歯
車34が取り付けられ、パルスモータであるレンズ回転
用モータ35の回転軸に取り付けられたピニオン35a
と噛合している。プーリー31a,31bとプーリー3
3a,33b間にはそれぞれベルト32a,32bが掛
け渡されている。これらの構成により、レンズ回転用モ
ータ35が回転するとレンズLEが回転する。
【0014】また、本体フレーム1には、砥石3および
砥石回転用モータ5が配設されており、両者にはそれぞ
れプーリー51,52が取り付けられており、ベルト5
3によって連結されている。この砥石3には、被加工レ
ンズLEの周縁研削部分とヤゲン研削部分がある。すな
わち、砥石3には、被加工レンズLEの周縁を研削する
平坦な部分の他に、ヤゲンを形成するV字型の溝が形成
されている。本体フレーム1には、フレーム形状測定装
置100が取り付けられている。同様に、レンズ形状測
定器300がヘッドフレーム2の上方に位置する所定位
置に取り付けられている。また、本体フレーム1の前面
にデータ表示部610が備え付けられている。
【0015】ここで、フレーム形状測定装置100につ
いて、図2、図3、図4、図5、図6、図9に基づいて
説明する。図2は本実施例の眼鏡フレームの形状測定装
置を一部破断した斜視図であり、図3はそのIII矢視
図、図4は測定部を説明するための説明図、図5は図2
におけるV−V線断面図、図6は図2におけるVI−VI
線断面図、図9は制御回路のブロック図である。
【0016】略正方形のベース100上の各角には、図
2および図3に示すように、軸支持ブロック105,1
06,107,108が固設され、これに縦方向(Y方
向)に平行なガイド棒103,104が配されている。
このガイド棒103,104には、移動ステージ10
1,102がY方向に摺動自在に取付けられている。
【0017】移動ステージ101には、その先端側が
(−)Y方向に伸びる固定側ピン122,123が植設さ
れ、さらに支え板127,128が固設されている。支
え板127,128には支持棒126が回転可能に設け
られ、支持棒126にはピン固定部材124,125お
よび歯車131が固定されている。歯車131は、移動
ステージ101に固定されたピン開閉用モータ129の
軸に固定されたピニオン130と歯合している。ピン固
定部材124,125には、可動側ピン120,121
が固設されている。
【0018】また、移動ステージ102上には、その先
端側が(+)Y方向に伸びる固定側ピン142,143が
植設され、さらに、筒状部材146、エンコーダ本体1
50及びピン上下モーター148が固設されている。筒
状部材146には、ピン上下部材144に植設された軸
145が上下方向(Z方向)に摺動自在に嵌合してい
る。ピン上下部材144には、可動側ピン140,14
1が対応する固定側ピン142,143と平行に植設さ
れていると供に、エンコーダ本体150によって可動側
ピン140,141の上下方向の位置を検出すべくリニ
アスケール149が固定される。この上下動部材144
には、移動ステージ102にその一端が固設されている
引張りばね151の他端がかけられている。ピン上下モ
ーター148の軸には、上下動部材144と当接するカ
ム147が固定されている。上下動部材144は、この
カム147の外周形状に従って上下動する。
【0019】ベース100の裏面の各角には、軸支持ブ
ロック108,109,110,111が固設されてお
り、これに横方向(X方向)に平行なガイド棒165,
166が配されている。ベース100の下部には、図4
に示すように、略矩形状を成し、その中心部分に円形の
穴が形成されている横移動ベース160が配されてい
る。この横移動ベース160の各角には、ガイド棒16
5,166に対して摺動自在に嵌合する横軸支持部材1
67,168,169,170が固設されている。横移
動ベース160上には、横移動モーター164が固定さ
れ、その軸にはピニオン163が固定され、ベース10
0の裏面に横方向に固定されたラック113と歯合して
いる。さらに、横移動ベース160には、図2に示すよ
うに、テーブル回転用モーター162が固設され、その
軸には歯車161が固定されている。
【0020】横移動ベース160上には、ベース100
の円形の穴の中心と同心の円板テーブル180が配され
ている。この円板テーブル180の外周には、ギアが形
成され、このギアがテーブル回転用モーター162の歯
車161と噛合している。円板テーブル180は、図4
に示す如く、円板テーブル180の3ケ所に回転可能に
設けられた段付きリング196,197,198によっ
て、横移動ステージ160に形成された穴を案内面とし
て回転自在に横移動ステージ160に取付けられてい
る。
【0021】また、円板テーブル180上には、図4の
状態においてY方向に移動可能な移動部材181が配さ
れている。移動部材181の片側は、円板テーブル18
0に固定されたガイト支持板183,184によって支
持されているガイド棒182に摺動可能に嵌合してい
る。また、移動部材181のもう一方には、リング19
1が回転可能に設けられ、このリング191が円板テー
ブル180にガイド棒182と平行に固定されたガイド
部材190の溝部を転がるようになっている。
【0022】移動部材181の端面には、ガイド棒18
2と平行にラック185が固設され、円板テーブル18
0の下面に固設された、エンコーダ188の軸に固定さ
れたギア186と歯合している。移動部材181の一端
には、ガイド棒182と平行に引張ばね189の一端が
かけられ、その引張ばね189の他端は円板テーブル1
80にかけられている。さらに、移動部材181には、
図5及び図6に示すように、鉛直方向(Z方向)に平行
に案内部が設けられており、そこに上下軸202がZ方
向に摺動可能に嵌合している。上下軸202の上端に
は、眼鏡フレームのリム溝に当接する円板型接触子20
0を固定したコの字部材201が固定されている。ま
た、上下軸202の下端には、板状部材205が固定さ
れ、その板状部材205の一端には(−)X方向に伸びる
軸226が植設され、その軸226には回転可能なリン
グ209が取り付けられ、移動部材181の下部に固定
された回転止め板207の溝部と嵌合し、上下軸202
の回転を阻止している。なお、軸226の先端付近に
は、引張ばね208の一端がかけられ、他端は移動部材
181にかけられている。
【0023】さらに、板状部材205の一辺には、リニ
アスケール203が固定され、移動部材181の下部に
はエンコーダ本体204が固定されている。また、板状
部材205の下面には、(−)Z方向に伸びる軸227が
植設され、その軸227に回転可能なリング206が取
り付けられている。
【0024】横移動ベース160の下面には、その断面
がL字型の支持板225が固定されている。支持板22
5の上面には、ガイド軸103,104と平行に配設さ
れたガイド軸219,220が設けられ、そのガイド軸
219,220に移動板212が摺動可能に取付けられ
ている。移動板212の端面には、図2に示すように、
ガイド軸219,220と平行にラック216が固定さ
れ、支持板225下面に固定されたモーター218に取
り付けられているピニオン217と歯合している。さら
に、移動板212の下面には、モーター211が固設さ
れ、そのモーター軸にネジ210が固設され、リング2
06と係合している。
【0025】各モータ148,164,…の動作、およ
び測定されたデータに基づいて各種の演算を行なう制御
装置は、図9に示すように、各モータ148,164,
…を駆動させるモータ駆動回路605と、各エンコーダ
150,188,…からの値をカウントするカウンタ6
06と、各種データを表示するデータ表示部610と、
データ表示回路609と、各種データ等を入力するキー
入力部608と、キー入力回路607と、I/Oポート
604と、各種演算を行なう中央演算処理部602と、
各種演算および動作制御のためのプログラムが格納され
ているプログラムメモリ603と、演算または測定によ
って得たデータを記憶するデータメモリ601とを有し
て構成されている。この制御装置は、前述したレンズ周
縁研削機と後述するレンズ形状測定器300の制御も行
う。したがって、モータ駆動回路605は、これらの機
器のモータにも接続されている。また、カウンタ606
もこれらの機器のエンコーダと接続されている。さら
に、プログラムメモリ603には、これらの機器の動作
を制御するためのプログラムが記憶されている。
【0026】なお、本実施例において、動径長の変化量
を算出する動径変化量算出手段、計測間隔角度を設定す
る計測間隔角度設定手段、及び計測箇所を指定する計測
箇所指定手段は、各種演算プログラムが記憶されている
プログラムメモリ603とこのプログラムに基づき演算
を実行する中央演算処理部602とで構成されている。
【0027】上述の如く構成されたフレーム形状測定器
100の動作について以下に説明する。まず、ピン開閉
モータ129が駆動して、図5に示す如く、可動側ピン
121,120を矢印aの方向に開かせる。可動側ピン
121,120の開放量の制御は、キー入力部608を
操作して適切な開放量を入力し、これをプログラムメモ
リ603に記憶されているプログラムに基づき、中央演
算処理部602が処理し、処理した値をI/Oポート6
04を介してモーター駆動回路605に入力することに
より行われる。
【0028】さらに、ピン上下モータ148が駆動し
て、可動側ピン140,141を矢印c方向に移動させ
る。ピン上下部材144は、ばね151によって下方向
に付勢されているが、ピン上下部材144に当接してい
るカム147が回転して、ばね151の付勢力に抗して
図5の矢印c方向にピン上下部材144は移動する。当
然ながら、ピン上下部材144に固設された可動側ピン
140,141は、連動して矢印c方向に移動する。な
お、カム147の回転量の制御は前記同様キー入力部6
08で入力された値に基づき中央演算処理部602が行
う。
【0029】次に、眼鏡フレーム230を、4本の固定
側ピン122,123,142,143の上にフレーム
軸がほぼX方向と平行になるように載置する。その後、
ピン開閉モーター129が駆動して、可動側ピン12
0,121を図5の矢印bの方向に動かし、眼鏡フレー
ム230の上部リムに当接させ、固定側ピン123とに
よって挾持する。この挾持する力は、ピン開閉モーター
124に印加する電圧の制御によって行う。同時に、ピ
ン上下モーター148を駆動し、可動側ピン140,1
41を図5の矢印dの方向に動かし、眼鏡フレーム23
0の下部リムを固定側ピン142,143とによって挾
持する。この挾持する力は、ばね151の付勢力によ
る。
【0030】固定側ピン142,143に対する可動側
ピン140,141の高さは、眼鏡フレーム230を上
記の手順で挾持すると同時に、リニアスケール149と
エンコーダ本体150によって測定される。この値は、
カウンター606で計数され、眼鏡フレーム230の下
部リムの厚みの値として、I/Oポート604を介して
中央演算処理部602で処理されて、データD1として
データメモリ601に記憶される。なお、リニアスケー
ル149とエンコーダ本体150との換わりに、ピン上
下モータ148にパルスモータを用い、パルスカウント
によって下部リムの厚みを測定するようにしてもよい。
【0031】一般的に眼鏡フレームの下部リムの溝位置
は、リム厚のほぼ中心に形成されているので、装置に対
する溝位置の絶対的高さが算出されてデータD2として
データメモリ601に記憶される。次に、測定開始時に
接触子200を固定側ピン143の延長上の眼鏡フレー
ム230の枠内の所定位置に移動させる。この際、X方
向の移動は、横移動モーター164を駆動して横移動ベ
ース160を移動させて行う。また、接触子200の回
転移動は、テーブル回転用モーター162を駆動して円
板テーブル180を回転させて行なう。接触子200の
X方向及び回転開始の基準位置の設定は、予めプログラ
ムされており、これを中央演算処理部602がモーター
駆動回路605に指示して行われる。
【0032】その後、モーター218によって歯車21
7を回転させて、移動板212を図5の左方向に動かす
ことによって、接触子200を眼鏡フレーム230の右
玉の中心付近に位置させる。さらに、その時の接触子2
00の高さの情報をリニアスケール203とエンコーダ
本体204とにより得て、先に求めたリムの溝高さのデ
ータをレンズ形状記憶メモリ601から得て比較し、接
触子200の高さとリムの溝高さが一致するよう、ねじ
210をモーター211によって回転させ、リング20
6、軸227、板状部材205、上下軸202、コの字
部材201を介して円板型接触子200を上下動させ
る。
【0033】次に、モーター218によってギア217
を回転させて、ねじ210を図5の右方向に移動させ
る。この移動過程で、円板型接触子200がリムの溝内
に当接し、接触子200および移動部材181は停止す
る。一方、ねじ210は、リング206と離反してさら
に右方向に移動して行き、リング206と充分離反した
時点で停止する。続いて、テーブル回転用モーター16
2が駆動し、円板テーブル180を回転させ、その時の
円板テーブル180の回転中心ORと円板型接触子20
0との距離、つまり動径長rを回転角度θに対応させて
測定し、3次元の形状データPRn(rRn,θRn,hRn
を得て、これをデータメモリ601に記憶する。その時
の動径長rは、ラック185と歯合した歯車186の回
転をエンコーダ本体188により測定される。
【0034】ここで、形状データの取得について、図1
0〜図13を用いて詳細に説明する。なお、ここでは、
説明を簡略化するため、形状データを(r,θ)で表さ
れる2次元データとして扱うが、実際には、動径長rが
計測される際に、リム溝高さhも同時に計測され、3次
元の形状データ(r,θ,h)を取得している。
【0035】本実施例では、被加工レンズLEを砥石3
に対して相対的に回転させて研削するので、円板テーブ
ル180の回転角度θ(=接触子200の回転角度)の
変化量に対して動径長rの変化量Rが大きいところで
は、細かく計測した動径長rのデータに基づいて、被加
工レンズLEと砥石3との相対距離を変えて研削する方
が眼鏡フレームの形状により近い形状に被加工レンズL
Eを研削することができ、好ましい。そこで、本実施例
では、動径長の変化量Rが大きいところの計測間隔角度
Δθを小さくして、細かく動径長rを計測するようにし
ている。
【0036】これについて、図10及び図11を用いて
具体的に説明する。図10に示すように、円板テーブル
180の回転中心Oを基準として、一定の計測間隔角度
Δθ=Δθ0が設定されているとする。この計測間隔角
度Δθ0で特定される全ての計測ポイントについて、計
測ポイント相互間の動径長の差R(=rn−rn-1)を求
めると、図11に示すように表すことができる。なお、
同図において、縦軸は動径長の差R、横軸は測定ポイン
トを示している。ここでは、動径長の差|R|は、フレー
ム形状が直線的な部分から円弧状部分にかかるあたりま
で、つまり計測ポイント0から計測ポイント9くらいま
では増加し、ここを過ぎると急激に減少し、円弧状部分
である計測ポイント10から計測ポイント15くらいの
間は小さな値を示す。動径長の差|R|は、円弧部分の中
央となる計測ポイント12近傍では、ほとんど0の値を
示し、再び、円弧部分から直線的な部分にかかる計測ポ
イント16当りまで増加し、その後、減少する。このよ
うに、変化する動径長の差|R|に対して、本実施例で
は、予め定めた値Aを超える部分(計測ポイント2〜計
測ポイント10、計測ポイント15〜計測ポイント2
2)について、計測間隔角度Δθを1/2Δθ0設定して、
この部分の動径長rを細かく計測するようにする。
【0037】このような動径長rの計測手順について、
具体的に、図12に示すフローチャートを用いて説明す
る。まず、初期計測ポイント0において、回転角度θを
0に設定し(ステップ1)、そこの動径長rを計測する
(ステップ2)。初期計測ポイント0の動径長rを計測
すると、円板テーブル180と共に接触子200は、回
転し始める。計測された動径長rは、回転角度と対応さ
せてデータメモリ601に記憶される(ステップ3)。
計測間隔角度設定手段は、予め定められている計測間隔
角度Δθ0に今回計測した計測ポイントの回転角度θを
加算して、次の計測ポイントの回転角度θを求める(ス
テップ4)。そして、次の計測ポイントの回転角度θが
360°であるか否か、つまり眼鏡フレーム枠全内周に
渡って計測が終了したか否かについて判断し(ステップ
5)、次の計測ポイントの回転角度θが360°になっ
ていなければ、ステップ2に戻り、ステップ4で定めら
れた計測ポイントの動径長rを計測する。
【0038】予め定められた計測間隔角度Δθ0で眼鏡
フレーム枠全内周の計測が終了すると、動径変化量算出
手段が、隣合う計測ポイント相互間の動径長の差R(=
n−rn-1)を求める(ステップ6)。計測間隔角度設
定手段は、求めた全ての動径長の差|R|のうち、図10
に示すように、予め定めた値Aを超える領域L,M,…
を求める(ステップ7)。計測間隔角度設定手段は、求
めた領域L,M,…の領域開始ポイントの回転角度θ
L1, M1に予め定めた角度1/2Δθ0を加算して、新たな計
測ポイントの回転角度θを定める(ステップ8)。計測
箇所指定手段は、計測手段に対してこのポイントを指定
し、このポイントの動径長rを計測させる(ステップ
9)。この計測の際に、円板テーブル180は、2周目
の回転を開始する。計測された動径長rは、回転角度θ
と対応させてデータメモリ601に記憶される(ステッ
プ10)。計測間隔角度設定手段は、今回計測したポイ
ントの回転角度θに予め定めた角度Δθ0を加算して、
次の計測ポイントを特定する(ステップ11)。そし
て、次の計測ポイントの回転角度θがこの領域L,M,
…の終了ポイントの回転角度θLn,Mnを超えたか否かを
判断し(ステップ12)、超えていなければ、再びステ
ップ9に戻り、特定された次の計測ポイントの動径長r
を計測する。次の計測ポイントの回転角度θがこの領域
L,M,…の終了ポイントの回転角度θを超えたていれ
ば、この領域L,M,…の新たな計測が終了したとし
て、ステップ13に進む。ステップ13では、ステップ
7で求めた領域の全てに関して、新たな計測が終了した
か否かを判断し、全ての領域L,M,…の計測が終了し
ていなければ、残りの領域について計測すべく、再び、
ステップ8に戻り、全ての領域の計測L,M,…が終了
したならば、これで動径長rの計測を終了する。
【0039】すなわち、図12に示す動径長rの計測手
順では、円板テーブル180の1周目に、予め定められ
た計測間隔角度Δθ0で動径長rを計測し、円板テーブ
ル180の2周目に、動径長の変化量Rが大きいところ
の動径長rを細かく計測するようにしている。
【0040】図12に示す動径長rの計測手順は、円板
テーブル180が2周することが必要であるが、次に、
円板テーブル180の回転が1周で済むものについて、
図13に示すフローチャートに従って説明する。まず、
初期計測ポイント0において、回転角度θを0に設定し
(ステップ21)、そこの動径長rを計測する(ステッ
プ22)。初期計測ポイント0の動径長rを計測する
と、円板テーブル180と共に接触子200は、回転し
始める。計測された動径長rは、回転角度θと対応させ
てデータメモリ601に記憶される(ステップ23)。
ステップ24では、この記憶した形状データが初期デー
タか否かを判断し、初期データであればステップ27に
進み、初期データでなければ、ステップ25に進む。ス
テップ25では、動径変化量算出手段が、今回計測した
動径長rnと前回計測した動径長rn-1との差Rを求め
る。計測間隔角度設定手段は、この差|R|が予め求めた
値Aを超えるか否かを判断し(ステップ26)、この差
|R|が予め定めた値Aを超えるときには計測間隔角度Δ
θとして1/2Δθ0を設定し(ステップ28)、この差|
R|が予め定めた値Aを超えないときには計測間隔角度
ΔθとしてΔθ0を設定する(ステップ27)。ステッ
プ29では、今回の計測したポイントの回転角度θにス
テップ27又はステップ28で設定した計測間隔角度Δ
θを加算して、次に計測するポイントの回転角度θを定
める。そして、次の計測ポイントの回転角度θが360
°であるか否かについて判断し(ステップ30)、次の
計測ポイントの回転角度θが360°になっていなけれ
ば、ステップ22に戻り、ステップ29で定められた次
の計測ポイントの動径長rを計測する。また、次の計測
ポイントの回転角度θが360°になっていれば、これ
で動径長rの計測を終了する。
【0041】なお、この計測手順では、例えば、ある計
測ポイント(n)とその前の計測ポイント(n−1)と
の間の計測間隔角度Δθが1/2Δθ0に設定されたときに
は、計測間隔角度Δθが基準の計測間隔角度Δθ0であ
れば、これらの計測ポイント(n),(n−1)の動径
長の差|R|が予め定めた値Aを超え、計測ポイント
(n)と次の計測ポイント(n+1)と間の計測間隔度
Δθが1/2Δθ0に設定される場合でも、Δθ0にしか設
定されない場合がある。そこで、このような場合にも計
測間隔角度Δθとして1/2Δθ0に設定されるように、一
度、計測間隔角度Δθとして1/2Δθ0を設定した計測ポ
イント(n),(n−1)の動径長の差|R|の判断基準
としては、予め定めた値として1/2Aを用いるようにす
るとよい。また、この計測手順では、動径長の差|R|が
予め定めた値Aを超えたときに、計測間隔度Δθを1/2
Δθ0に設定するようにしたが、動径長の差|R|に対し
て計測間隔度Δθが反比例するように計測間隔度Δθを
設定してもよい。
【0042】以上のようにして、フレーム右枠の内周す
べての3次元データPRnを取得した時点において、接触
子200は、計測開始時の位置、つまり、固定ピン14
3の延長上で、かつリム溝内に当接している位置にあ
る。そこで、次に、この状態の接触子200を、再び、
ねじ210を図5の左方向に移動し、リング206をね
じ210に係合させて、円板型接触子200を右玉の中
心付近まで移動させる。
【0043】次に、ねじ210を回転させ、リング20
6を下方向に移動させる。すなわち、接触子200を眼
鏡フレーム230のリムに対して充分下方向に移動させ
る。続いて、横移動モーター164によって歯車163
を回転させ、横移動ベース160をあらかじめ決められ
た距離Sだけ、(−)X方向に、つまり図6の左方向に移
動させる。
【0044】その時、円板型接触子200も横移動ベー
ス160に連動して同距離Sだけ(−)X方向に移動す
る。続いて、前記の右玉を測定した時と同様の手順で左
玉の3次元データPLn(rLn,θLn,hLn)を取得し
て、これをデータメモリ601に記憶される。この時の
円板テーブル180の回転中心をOLとする。
【0045】上記の如くして得られたデータを基にして
のフレーム形状の計算を図15及び図16を用いて説明
する。極座標表示のフレーム形状の2次元データP
Rn(rRn,θRn),PLn(rLn,θLn)を横移動ベース
160の移動方向(測定系基準軸)をx軸、右玉測定時
の測定中心の縦方向をy軸とする直交座標に変換する
と、左右のフレーム形状データ(XRn,YRn),
(XLn,YLn)は、それぞれ、 XRn=rRncosθRn,YRn=rRnsinθRnLn=rLncosθLn−S,YLn=rLnsinθLn となる。
【0046】次に、このフレーム形状データを基づき、
図11に示すように、右玉、左玉のそれぞれの重心
R,QLを求める。重心QR,QLは、次式のようにな
る。
【0047】
【数1】
【0048】なお、このときのサンプリング数nはフレ
ーム形状を測定したポイント数と同等である必要がな
く、代表的な何ポイントかで計算してもよい。
【0049】この左右の重心QRとQLの2点を結ぶ直
線:Jが眼鏡フレーム230の基準軸となる。この基準
軸は、フレームセッティングをしたときに測定系基準軸
に対してフレーム水平がどのくらい角度がズレているか
を表わしており、一般に眼鏡フレームに乱視のメガネレ
ンズを枠入れする場合の乱視軸の基準となるものであ
り、確実な精度が要求される項目である。この眼鏡フレ
ームの基準軸Jの測定基準軸に対する角度θ1は次式で
求まる。 θ1=tan~1(qry−qLy/qrx−qLx) ここで測定したフレームデータの基準軸Jを新しい基準
軸としたXY座標に変換するために、まず右玉の重心を
中心としたXY座標に変換すると、右玉および左玉の直
交座標表示(X1Rn,Y1Rn),(X1Ln,Y1Ln)は
それぞれ以下のように表される。 X1Rn=XRn−qRx Y1Rn=YRn−qRy X1Ln=XLn−qRx Y1Ln=YLn−qRy 次に、この直交座標表示を極座標表示に変換すると、次
式のように示される。
【0050】
【数2】
【0051】次に、前に求めた基準軸Jの測定基準軸に
対する角度θ1分だけ角度をずらした値を求めると以下
のように表される。 R′Rn(r1Rn,θ1Rn−θ1) P′Ln(r1Ln,θ1Ln−θ1) そうするとフレーム基準軸Jを基準とした直交座標表示
である(X′Rn,Y′Rn),(X′Ln,Y′Ln)はそれ
ぞれ以下のように表される。 X′Rn=r1Rncos(θ1Rn−θ1) Y′Rn=r1Rnsin(θ1Rn−θ1) X′Ln=r1Lncos(θ1Ln−θ1) Y′Ln=r1Lnsin(θ1Ln−θ1) 以後フレーム形状データはこのフレーム基準軸Jをx軸
としたデータとしてフレーム形状を扱っていく。
【0052】次に左右フレーム形状のX座標、Y座標そ
れぞれの最大値、最小値を求め、以下のように定める。 右フレーム形状データ X座標最大値、最小値 XR max,XR min Y座標最大値、最小値 YR max,YR min 左フレーム形状データ X座標最大値、最小値 XL max,XL min Y座標最大値、最小値 YL max,YL min これによりフレームの鼻幅は、XR min−YL maxで求ま
る。ボクシングシステム中心BR(BRx,BRy),B
L(BLx,BLy)は、それぞれ 、 BRx=(XR max−XR min)/2 BRy=(YR max−YR min)/2 BLx=(XL max−XL min)/2 BLy=(YL max−YL min)/2 となる。ゆえに、フレーム形状をボクシングシステムの
中心を基準(中心)とした系に座標移動すると新しい座
標表示は、 右フレーム形状データは (X′Rn−BRx,Y′Rn−BRy) 左フレーム形状データは (X′Ln−BLx,Y′Ln−BLy)となる。
【0053】この左右のデータをデータメモリ601に
記憶させる。なお、レンズに乱視軸処方を行なう必要が
あるときには、フレーム形状データをボクシングシステ
ムの中心を基準とした座標系に変換する前に、キー入力
部608を用いて、乱視軸を入力して、この軸を基準と
した座標系に変換した後に、ボクシングシステムの中心
を基準とした座標系に変換する。
【0054】一般的に、乱視軸処方を行なう必要がある
場合には、測定系の基準軸とフレーム基準軸とを一致さ
せる必要があるために、眼鏡フレームを形状測定装置に
セットする際に非常に手間がかかると供に、正確に測定
系基準軸とフレーム基準軸とを一致させることができな
い。しかし、本実施例では、フレーム枠の重心を演算で
求め、左右の重心を通る基準軸を基準にして、測定によ
り得られたフレーム形状データを変換し、乱視軸処方が
必要な場合には、さらにこのデータを乱視軸を基準とす
るデータに変換することができるため、眼鏡フレームの
セットに手間をかけずにレンズ研削時に必要なデータを
取得することができる。
【0055】また、一般に、フレーム形状データを数値
データとして扱いその形状データを基にレンズを加工す
るレンズ加工作業では、レンズの光学中心に吸着ゴムを
吸着させて、加工機のレンズ回転軸に上記レンズを付け
てレンズ加工を行う。そのために加工機で加工するため
に必要なフレーム形状データとしては、光学中心を原点
としたフレーム形状データとなる。そこで、入力部60
8により、人眼PDを入力し、この人眼PDと演算によ
って得られたフレームPD(フレームの鼻幅)とを用い
て、ボクシングシステムの中心を原点としたフレーム形
状データを光学中心を原点としたフレーム形状データに
変換するための寄せ量を演算して、この寄せ量に基づ
き、フレーム形状データを光学中心を原点としたデータ
に変換する。このとき、レンズ加工者は、上下寄せ量も
用いることがあるため、この値も入力できるようにし
て、上下寄せ量、人眼PDおよびフレームPDを加味し
た寄せ量を求め、この寄せ量を用いてデータを変換して
も良い。以上、一連の動作は、プログラムメモリ603
に記憶されているプログラムに基づき動作する中央演算
処理部602によって行なわれる。最終的に得られたフ
レーム形状データは、データメモリ601に記憶され
る。
【0056】なお、寄せ量を左右眼それぞれ(ΔxR
ΔyR),(ΔxL,ΔyL)とした場合、光学中心を原
点としたフレーム形状データは、 右フレームデータは (X′Rn−BRx−ΔxR,Y′Rn−BRy−ΔyR) 左フレームデータは (X′Ln−BLx−ΔxL,Y′Ln−BLy−ΔyL) となる。このデータは、以下のように、 (ρRn,θn) n=0,1,…,n (ρLn,θn) n=0,1,…,n 極座標に変換されてデータメモリ601に記憶される。
【0057】以上、本実施例によれば、1回のセットで
左右のフレーム枠の形状データを連続測定することがで
きると供に、接触子200の移動量から正確なフレーム
鼻幅を得ることができる。また、眼鏡フレームをセット
する際に、セッティング位置をあまり考慮せずにセット
しても、演算により得られた基準軸を基準としてフレー
ム形状データを変換しているので、レンズ研削時に必要
なデータを正確に取得することができる。これは、殊に
乱視軸処方が必要な場合には、非常に有用なこととな
る。また、動径長の変化量Rが大きいところでは、計測
間隔角度Δθを小さくして、動径長rを計測して、形状
データを取得しているので、被加工レンズLEを回転さ
せて研削する際において、被加工レンズLEの回転量に
対して被加工レンズLEと砥石3との相対間距離が大き
く変化する場合でも、細かく相対間距離を指定すること
ができ、フレーム枠の形状により近い形状にレンズLE
を研削することができる。データメモリ601に記憶さ
れる各種データは、データ表示回路609を介してデー
タ表示部610に表示される。
【0058】次にレンズ形状測定器300について説明
する。レンズ形状測定器300は、レンズの外径、コバ
厚、ヤゲン位置等を検出するためのものであり、図7お
よび図8を用いて説明する。基台フレーム301には、
2本のガイドレール302a,302bが平行に渡され
ており、その両端は基台にフレームに固設されている。
このガイドレール302a,302bには、摺動可能に
Y方向移動テーブル303が配設されている。Y方向移
動テーブル303上には、2つの支持部材310,31
1が固設されており、この支持部材310,311の間
にはその両端を支持部材310,311に固設された平
行レール313a,313bが渡されている。この平行
レール313a,313b上に摺動可能にX方向移動テ
ーブル312が配設されている。X方向移動テーブル3
12には、測定軸321が回転自在に嵌挿され軸方向の
動きは測定軸321に取り付けられたリング323,3
27で制限されている。リング327と移動テーブル3
11の間には、ウェーブワッシャ328が配されてお
り、また移動テーブル312の下部にはスイッチ329
が取り付けられている。測定軸321がY方向に動くと
リング327がスイッチ329に当接しONするように
なっている。ただし普段はウェーブワッシャ328の力
を受けているのでスイッチ329はOFFになってい
る。
【0059】測定軸321の先端には測定子320が固
設されている。測定子320は、レンズ外径又は型板測
定部320a、コバ厚測定部320b、ヤゲン測定部3
20cから成っている。移動テーブル303と基台フレ
ーム301の間には引張りバネ304が掛け渡されてい
る。移動テーブル303の一端には、ラック307が形
成されており、クラッチ306を介してパルスモータで
あるY方向移動モータ305と連結されている。クラッ
チ306の一方の回転軸にギヤ306aが嵌着され、モ
ータ305の回転軸に嵌着されたピニオン305aと噛
合しており、他方の回転軸に嵌着されたピニオン306
bがラック307と噛合している。この構成により移動
テーブル303はクラッチ306がOFFの時は引張り
バネ304の力によって図面に対して左方向に引張られ
る。また、クラッチ306がONの時はモータ305が
回転するとY方向に移動する。移動テーブル303の他
端にはラック307が形成されておりエンコーダ309
の回転軸に嵌着されたピニオン308aと噛合してい
る。この構成により、エンコーダ309によって移動テ
ーブル303の移動量が検出される。X方向移動テーブ
ル312と支持部材310,311の間には4本の圧縮
バネ314a,314b,314c,314dが渡され
ており、移動テーブル312はX方向の中立位置に来る
ような力で常に付勢されている。
【0060】支持部材310,311の間には、該支持
部材310,311に両端を固設されたラック315が
配設されており、移動テーブル312に取り付けられた
エンコーダ316の回転軸に嵌着されたピニオン316
aと噛合している。この構成により、エンコーダ316
によって移動テーブル312の移動量が検出できる。
【0061】測定軸321の端部にはギヤ326が嵌着
されており、パルスモータである測定軸回転モータ32
5の回転軸に嵌着されたギヤ325aと噛合している。
この構成により、モータ325の回転によって測定軸3
21を回転させることができる。また、測定軸321の
端部に対向してソレノイド324がY方向移動テーブル
に固着されており、ソレノイド324をONにすると測
定軸321の端部と合着する。すなわちソレノイド32
4をONすることによって測定軸321を固定すること
ができる。
【0062】以上のように構成されたレンズ形状測定器
300におけるレンズコバ厚測定の動作について説明す
る。すでに測定済であるフレーム枠形状データ(ρn
θn)(n=0,1,2,…,n)を基に、研削後にコ
バとなる部分の厚さを測定する。
【0063】実際には、右フレームデータ(ρRn
θn)、左フレームデータ(ρLn,θn)(n=0,1,
…,n)があるが、説明のためどちらかを代表してフレ
ーム枠形状データ(ρn,θn)とする。
【0064】まず、クラッチ306をONにし、移動テ
ーブル303を測定子302が(ρ n,θn)の第1番目
の情報(ρ0,θ0)に対応する位置までモータ305を
回転させて、移動させる。次に、ヘッドフレーム2を、
モータ13,22,35を動かしてレンズR1面測定の
所定位置(上記(ρ0,θ0)に対応しかつ測定子320
bに当接している)へ移動させる(図14(a),
(b))。ここで、モータ35を回転させてレンズを3
60°回転させる。そのθnに対応して、モータ305
を測定子320bの位置がρnに対応するように動か
し、(ρn,θn)における移動テーブル312の移動量
1nをエンコーダ315で読み取る。R1面全周測定終
了後モータ13,22を動かしてヘッドフレーム2を測
定子から離れる方向へ移動させる。その後、モータ30
5を作動させ測定子が引っ込む方向へいったん移動テー
ブル303を移動させる。ここでモータ325を回転さ
せ、測定子320を180°反転させる。次に、モータ
13を回転させヘッドフレーム2を測定子320b側へ
移動させ、その後、移動テーブル303を測定子302
bが(ρ0,θ0)に対応する位置までモータ305を回
転させて移動させる。次に、ヘッドフレーム2をR1面
測定の時と同様にR2面測定の所定位置へ移動させる。
(図14(c))以下R1面測定の時と同様にして移動
テーブル312の移動量X2nを求める。X1nおよびX2n
から(ρn,θn)におけるレンズコバ厚を求めることが
できる。
【0065】フレーム形状測定器100によりフレーム
データ、およびレンズ形状測定器300によりフレーム
形状に該当する部分のレンズ厚(コバ厚)のデータ等が
測定されると、図17に示すような画面が、表示部61
0に表示される。
【0066】この画面表示の段階では、まず、複数種類
あるヤゲン加工の種類をキー入力手段608で指定す
る。ヤゲン加工の種類としては、例えば、R1面からの
ヤゲンまでの距離とR2面からヤゲンまでの距離とがレ
ンズ全周に渡り同一の割合になるよう加工するフィット
加工、R1面からヤゲンまでの距離がレンズ全周に渡り
一定になるよう加工するL加工、R2面からヤゲンまで
の距離がレンズ全周に渡り一定になるよう加工するR加
工、フレームの種類によってヤゲン位置が変わるファイ
ンフリー加工等がある。ここでは、ファインフリー加工
を指定したことにする。
【0067】ヤゲン加工の種類を指定すると、画面の右
側にヤゲン加工の種類が表示され(ここでは、F:ファ
インフリー加工)、データメモリ601に記憶されてい
るフレーム形状データおよびレンズコバ厚データと、プ
ログラムメモリ603に記憶されているファインフリー
加工の際のヤゲン位置計算プログラムとから、レンズ全
周に渡りヤゲン位置が計算される。
【0068】この計算が終了すると、表示画面の左側
に、レンズを正面から見た図が表示され、表示画面の中
央に、レンズをフレームにセットした状態の断面図が表
示される。画面左側の図には、測定したフレーム形状4
01、これから研削するレンズの外形402、研削時に
レンズを支持する吸着ゴムの疑似円403が表示され
る。さらに、レンズR1からフレーム前面までの距離が
最小の所を光学中心から出ている線の先に丸印405を
付けて表し、レンズR2からフレーム背面までの距離が
最小の所を光学中心から出ている線の先に四角印406
を付けて表す。画面中央には、丸印405を付けた位置
の断面図410が上側に、および四角印406を付けた
位置の断面図415が下側に、ヤゲンを中心として表示
される。このように、フレーム厚さ、コバ厚およびヤゲ
ン位置から、レンズ厚さ方向のフレームとレンズとの相
対的位置関係を表示することにより、レンズをフレーム
にセットした後の状態がわかる。さらに、これらの断面
図410,415には、R1面からフレーム前面までの
距離411,416(断面図410では0.2mm、断面
図415では1.5mm)、およびR2面からフレーム背
面までの距離412,417(断面図410では1.8
mm、断面図415では0.5mm)が表示される。レンズ
厚さ方向のフレームとレンズとの相対的位置関係が満足
するものでないときには、この距離表示により、具体的
にヤゲン位置をどの程度変更すれば良いのか認識でき
る。
【0069】ヤゲン位置を変更したい場合には、例え
ば、R1面からフレーム前面までの最少距離0.2mmが
0.3mmになるよう、キー入力手段608で指定する。
この指定により、再度、中央演算処理部602がこの指
定を満足するヤゲン位置を計算して、同様の表示をす
る。
【0070】以上のようにして、得られたデータに基づ
き、レンズ周縁加工機がレンズを研削する。研削時に
は、まず、レンズ周縁を砥石3の平坦部分で研削した
後、レンズが砥石3のV字型の溝の至るよう、レンズを
保持しているヘッドフレーム2を、移動させてヤゲンを
形成する。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、動径長の変化量に応じ
て計測間隔角度が変わるので、計測効率をあまり悪くす
ることなく、眼鏡フレーム形状により近い形状にレンズ
研削可能な眼鏡フレーム形状データを取得することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のレンズ周縁加工装置の
全体斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施例のフレーム形状測定装置
の全体斜視図である。
【図3】図2におけるIII矢視図である。
【図4】本発明に係る一実施例の測定部を説明するため
の説明図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線断面図である。
【図7】本発明に係る一実施例のレンズ形状測定器の全
体斜視図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明に係る一実施例の制御装置の回路ブロッ
ク図である。
【図10】本発明に係る一実施例の計測間隔角度を説明
するための説明図である。
【図11】本発明に係る一実施例の動径長の変化量の変
化を示すグラフである。
【図12】本発明に係る一実施例の計測手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明に係る他の実施例の計測手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明に係る一実施例のレンズ形状測定を説
明するための説明図である。
【図15】本発明に係る一実施例のフレーム形状の計算
を説明するための説明図である。
【図16】本発明に係る一実施例のフレーム鼻幅の計算
を説明するための説明図である。
【図17】本発明に係る一実施例の画面表示例を示すた
めの説明図である。
【符号の説明】
3…砥石、2…ヘッドフレーム、100…フレーム形状
測定器、200…接触子、230…メガネフレーム、3
00…レンズ形状測定器、411,412,416,4
17…数値、410,415…断面図、601…データ
メモリ、602…中央演算処理部、603…プログラム
メモリ、607…キー入力回路、608…キー入力部、
609…データ表示回路、610…データ表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡フレーム枠内の仮想中心を基準とし
    て、眼鏡フレーム枠の内周面に沿うように接触子を周回
    させ、該接触子の回転角度に対する前記仮想中心から該
    接触子までの距離(以下、動径長とする。)を計測する
    計測手段を備えている眼鏡フレームの形状測定装置にお
    いて、 前記動径長の変化量を算出する動径変化量算出手段と、 算出された前記動径長の変化量に応じて、周回する前記
    接触子の計測間隔角度を設定する計測間隔角度設定手段
    と、 設定された計測間隔角度で特定される箇所の動径長を前
    記計測手段に計測させる計測箇所指定手段と、 を備えていることを特徴とする眼鏡フレームの形状測定
    装置。
  2. 【請求項2】前記動径変化量算出手段は、前記接触子が
    周回して動径長を計測する過程で、今回計測した箇所の
    動径長と直前に計測した箇所の動径長との差を求め、こ
    の差を前記動径長の変化量とし、 前記計測間隔角度設定手段は、前記直前に計測した箇所
    から前記今回計測した箇所までの計測間隔角度を基に、
    算出された前記動径長の変化量に応じた計測間隔角度を
    設定し、 前記計測箇所指定手段は、設定された計測間隔角度で特
    定される箇所の動径長を前記計測手段に次に計測させる
    ことを特徴とする請求項1記載の眼鏡フレームの形状測
    定装置。
  3. 【請求項3】前記動径変化量算出手段は、既に計測され
    た領域内の隣合う箇所相互の全ての動径長の差を求め、
    この差を前記動径長の変化量とし、 前記計測間隔角度変更手段は、前記既に計測された隣合
    う箇所の前記動径長の変化量に応じて、該既に計測され
    た隣合う箇所の相互間に、新たな計測箇所が設定される
    よう、既に計測された箇所からの新たな計測間隔角度を
    設定し、 前記計測箇所指定手段は、予め定められている計測間隔
    角度で特定される箇所の動径長を前記計測手段に計測さ
    せると共に、前記新たに設定された計測間隔角度で特定
    される箇所の動径長を前記計測手段に計測させることを
    特徴とする請求項1記載の眼鏡フレームの形状測定装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の眼鏡フレームの
    形状測定装置と、 レンズの周縁を研削する砥石と、 前記レンズを回転させると共に、該レンズと前記砥石と
    の相対間距離を変えるレンズ移動機構と、 前記眼鏡フレームの形状測定装置で得られた回転角度ご
    との動径長に応じて、前記レンズ移動機構に対して、前
    記相対間距離を変えさせる指示手段と、 を備えていることを特徴とするレンズ周縁加工装置。
JP4234899A 1992-09-02 1992-09-02 眼鏡フレームの形状測定装置 Pending JPH0682729A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193467A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社ニデック 玉型形状決定装置、玉型形状決定方法及び玉型形状決定プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193467A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 株式会社ニデック 玉型形状決定装置、玉型形状決定方法及び玉型形状決定プログラム

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