JPH0682251B2 - 静電プリント装置の帯電装置 - Google Patents
静電プリント装置の帯電装置Info
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- JPH0682251B2 JPH0682251B2 JP13030186A JP13030186A JPH0682251B2 JP H0682251 B2 JPH0682251 B2 JP H0682251B2 JP 13030186 A JP13030186 A JP 13030186A JP 13030186 A JP13030186 A JP 13030186A JP H0682251 B2 JPH0682251 B2 JP H0682251B2
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- Japan
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- electrostatic recording
- recording body
- electrostatic
- conductive brush
- charging
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はベルト状の静電記録体を用いた静電プリント
装置の帯電装置に関する。
装置の帯電装置に関する。
従来の技術 従来誘電体ベルトよりなる無端状の静電記録体を用いた
静電プリント装置は、第5図に示すように、複数個のロ
ールaないしdの支承されて矢印方向へ回転される静電
記録体eの周辺部に、コロナ帯電器fが設けられてい
て、このコロナ帯電器fにより静電記録体eの表面を一
様(例えば50V)に帯電するようになつている。
静電プリント装置は、第5図に示すように、複数個のロ
ールaないしdの支承されて矢印方向へ回転される静電
記録体eの周辺部に、コロナ帯電器fが設けられてい
て、このコロナ帯電器fにより静電記録体eの表面を一
様(例えば50V)に帯電するようになつている。
なおgは静電記録体e上に静電潜像を形成する書込み装
置、hは静電潜像をトナー像に現像する現像器、iはト
ナー像を用紙jへ転写する転写器、kは転写後静電記録
体e上に残留する未転写トナーを除電するプリクリンコ
ロトロン、そしてlは未転写トナーを静電記録体e上よ
り除去するクリーニング装置を示す。
置、hは静電潜像をトナー像に現像する現像器、iはト
ナー像を用紙jへ転写する転写器、kは転写後静電記録
体e上に残留する未転写トナーを除電するプリクリンコ
ロトロン、そしてlは未転写トナーを静電記録体e上よ
り除去するクリーニング装置を示す。
発明が解決しようとする問題点 しかし上記従来のコロナ帯電器fを用いた静電プリント
装置では、コロナ帯電器fにより静電記録体eを帯電す
る前段階として、交流電圧を印加した除電器により除電
する必要があるため、上記除電器で静電記録体eを除電
した場合、静電記録体eの表面電位は0V付近において数
十Vのバラツキが発生してしまう。このためコロナ帯電
器fを用いた場合、静電記録体eの表面を一様に帯電し
て、帯電後の表面電位を例えば50V均一に維持するのが
困難であると共に、コロナ帯電器fは放電時オゾンを発
生するため、このオゾンによつて大気が汚染されたり、
放電作用により静電記録体や放電線が劣化されやすいな
どの不具合もあつた。
装置では、コロナ帯電器fにより静電記録体eを帯電す
る前段階として、交流電圧を印加した除電器により除電
する必要があるため、上記除電器で静電記録体eを除電
した場合、静電記録体eの表面電位は0V付近において数
十Vのバラツキが発生してしまう。このためコロナ帯電
器fを用いた場合、静電記録体eの表面を一様に帯電し
て、帯電後の表面電位を例えば50V均一に維持するのが
困難であると共に、コロナ帯電器fは放電時オゾンを発
生するため、このオゾンによつて大気が汚染されたり、
放電作用により静電記録体や放電線が劣化されやすいな
どの不具合もあつた。
この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもので
ある。
ある。
問題点を解決するための手段及び作用 誘電ベルトよりなる無端状の静電記録体を用いた静電プ
リント装置において、上記静電記録体の回転方向に前後
させて設置した少なくとも2個の第1,第2導電性ブラシ
6,7に、異なる極性の直流バイアス電圧を印加して、こ
れら第1,第2導電性ブラシ6,7により静電記録体1を帯
電することにより、静電記録体1の表面電位にバラツキ
があつても一様に帯電できるようにした静電プリント装
置の帯電装置。
リント装置において、上記静電記録体の回転方向に前後
させて設置した少なくとも2個の第1,第2導電性ブラシ
6,7に、異なる極性の直流バイアス電圧を印加して、こ
れら第1,第2導電性ブラシ6,7により静電記録体1を帯
電することにより、静電記録体1の表面電位にバラツキ
があつても一様に帯電できるようにした静電プリント装
置の帯電装置。
実 施 例 この発明の実施例を第1図ないし第4図に示す図面を参
照して詳述すると、図において1は誘電体ベルトよりな
る無端状の静電記録体で、複数のロール2ないし5間に
捲装されて、図示しない駆動系により矢印方向へ回転さ
れるようになつており、上記静電記録体1の周辺部には
該静電記録体1の表面を一様に帯電する2個の導電性ブ
ラシ6,7が設置されている。上記各導電性ブラシ6,7は静
電記録体1の回転方向に対して前後方向に設置されてい
て、それぞれ印加電圧が次のように設定されている。
照して詳述すると、図において1は誘電体ベルトよりな
る無端状の静電記録体で、複数のロール2ないし5間に
捲装されて、図示しない駆動系により矢印方向へ回転さ
れるようになつており、上記静電記録体1の周辺部には
該静電記録体1の表面を一様に帯電する2個の導電性ブ
ラシ6,7が設置されている。上記各導電性ブラシ6,7は静
電記録体1の回転方向に対して前後方向に設置されてい
て、それぞれ印加電圧が次のように設定されている。
第2図は静電記録体1の初期表面電位VIN(横軸)に対
して、直流電圧−50〜230Vまでを印加した導電性ブラシ
を静電記録体1に押し当てて、導電性ブラシを通過した
後の静電記録体1の表面電位VOUT(縦軸)の値を線図で
表したもので、この図から導電性ブラシを用いて静電記
録体1を帯電した場合VIN−VOUT曲線にサチユレーシヨ
ンが現れていることがわかる。
して、直流電圧−50〜230Vまでを印加した導電性ブラシ
を静電記録体1に押し当てて、導電性ブラシを通過した
後の静電記録体1の表面電位VOUT(縦軸)の値を線図で
表したもので、この図から導電性ブラシを用いて静電記
録体1を帯電した場合VIN−VOUT曲線にサチユレーシヨ
ンが現れていることがわかる。
また第3図は上記第2図の線図から導電性ブラシ印加電
圧450V及び−50Vの場合を抜き出したものである。
圧450V及び−50Vの場合を抜き出したものである。
一方後述するクリーニング装置を通過した後の静電記録
体1の表面電位は−350V〜50Vの間でバラツキが発生し
ていることが確認されており、上記導電性ブラシ6,7の
うち上流側に位置する導電性ブラシ(以下第1導電性ブ
ラシという)6に450Vの直流電圧を印加した場合、−35
0V〜50Vのバラツキで第1導電性ブラシ6に突入した静
電記録体1の表面電位は第1導電性ブラシ6通過後160V
±10Vとなり、下流側の導電性ブラシ(以下第2導電性
ブラシという)7へ達する。第2導電性ブラシ7に−50
Vの直流電圧を印加した場合、第2導電性ブラシ7通過
後の静電記録体1の表面電位は50V±5Vとなり、従来の5
0V±数十Vの場合に比べて非常に安定した帯電が可能に
なることがわかつた。
体1の表面電位は−350V〜50Vの間でバラツキが発生し
ていることが確認されており、上記導電性ブラシ6,7の
うち上流側に位置する導電性ブラシ(以下第1導電性ブ
ラシという)6に450Vの直流電圧を印加した場合、−35
0V〜50Vのバラツキで第1導電性ブラシ6に突入した静
電記録体1の表面電位は第1導電性ブラシ6通過後160V
±10Vとなり、下流側の導電性ブラシ(以下第2導電性
ブラシという)7へ達する。第2導電性ブラシ7に−50
Vの直流電圧を印加した場合、第2導電性ブラシ7通過
後の静電記録体1の表面電位は50V±5Vとなり、従来の5
0V±数十Vの場合に比べて非常に安定した帯電が可能に
なることがわかつた。
すなわちクリーニング装置通過後の静電記録体1の正極
(50V)から負極(−350V)に亘る表面電位のバラツキ
を第1導電性ブラシ6により全て正極性にし、かつバラ
ツキを±10Vの範囲にしてから、第2導電性ブラシ7に
より目標の表面電位50Vに下げるように帯電することに
より、静電記録体1の表面電位に大きなバラツキがあつ
ても上述したように安定した帯電が可能になることがわ
かつたので、上記第1実施例では、第1導電性ブラシ6
に450Vの直流電圧を、そして第2導電性ブラシ7に−50
Vの直流電圧を印加して、静電記録体1の帯電を行うよ
うにした。
(50V)から負極(−350V)に亘る表面電位のバラツキ
を第1導電性ブラシ6により全て正極性にし、かつバラ
ツキを±10Vの範囲にしてから、第2導電性ブラシ7に
より目標の表面電位50Vに下げるように帯電することに
より、静電記録体1の表面電位に大きなバラツキがあつ
ても上述したように安定した帯電が可能になることがわ
かつたので、上記第1実施例では、第1導電性ブラシ6
に450Vの直流電圧を、そして第2導電性ブラシ7に−50
Vの直流電圧を印加して、静電記録体1の帯電を行うよ
うにした。
なお、第3図は原理的には上記実施例と全く同一だが、
印加電圧を変えた別の実施例を示すものである。すなわ
ち第1導電性ブラシ6に−400V、第2導電性ブラシ7に
335Vの直流電圧を印加した場合の線図を示すもので、こ
の実施例では50V〜−350Vに亘る表面電位のバラツキを
第1導電性ブラシ6により負極性から±10Vの範囲に帯
電した後、第2導電性ブラシ7により目標の50Vに上げ
るように帯電したもので、導電性ブラシ6,7による帯電
のため、コロナ帯電器のようにオゾンを発生することは
なく、価格も約1/10程度となる効果がある。
印加電圧を変えた別の実施例を示すものである。すなわ
ち第1導電性ブラシ6に−400V、第2導電性ブラシ7に
335Vの直流電圧を印加した場合の線図を示すもので、こ
の実施例では50V〜−350Vに亘る表面電位のバラツキを
第1導電性ブラシ6により負極性から±10Vの範囲に帯
電した後、第2導電性ブラシ7により目標の50Vに上げ
るように帯電したもので、導電性ブラシ6,7による帯電
のため、コロナ帯電器のようにオゾンを発生することは
なく、価格も約1/10程度となる効果がある。
次に画像形成について説明する。上記第1,第2導電性ブ
ラシ6,7により均一に帯電された静電記録体1の表面に
は、書込み装置8により静電潜像が形成される。この静
電潜像は現像器9によりトナー像が現像された後プリト
ランスフアコロトロン10を経て転写コロトロン11に達
し、ここで図示しない給紙装置より送られた用紙12に転
写される。トナー像の転写された用紙12は図示しない剥
離手段により静電記録体1より剥離されて定着装置(図
示せず)へ送られ、ここで用紙12へトナー像が定着され
ると共に、転写工程後静電記録体1上に残留する未転写
トナーはプリクリンコロトロン13により除電された後、
クリーニング装置14により静電記録体1上より除去され
る。
ラシ6,7により均一に帯電された静電記録体1の表面に
は、書込み装置8により静電潜像が形成される。この静
電潜像は現像器9によりトナー像が現像された後プリト
ランスフアコロトロン10を経て転写コロトロン11に達
し、ここで図示しない給紙装置より送られた用紙12に転
写される。トナー像の転写された用紙12は図示しない剥
離手段により静電記録体1より剥離されて定着装置(図
示せず)へ送られ、ここで用紙12へトナー像が定着され
ると共に、転写工程後静電記録体1上に残留する未転写
トナーはプリクリンコロトロン13により除電された後、
クリーニング装置14により静電記録体1上より除去され
る。
以下上記動作を繰返して用紙12上に画像を形成するもの
である。
である。
発明の効果 この発明は以上詳述したように、静電記録体の回転方向
に前後させて設置した少なくとも2個の導電性ブラシに
極性の異なるバイアス電圧を印加して静電記録体の表面
を帯電するようにしたことから、帯電すべき静電記録体
の表面電位に大きなバラツキがあつても、静電記録体の
表面を一様に帯電できるようになる。これによつて常に
安定した濃度の画像が得られるようになると共に、帯電
時コロナ帯電器のようにオゾンを発生したり、放電によ
り静電記録体が劣化されることもなく、しかも安価に実
施できるなどの優れた効果がある。
に前後させて設置した少なくとも2個の導電性ブラシに
極性の異なるバイアス電圧を印加して静電記録体の表面
を帯電するようにしたことから、帯電すべき静電記録体
の表面電位に大きなバラツキがあつても、静電記録体の
表面を一様に帯電できるようになる。これによつて常に
安定した濃度の画像が得られるようになると共に、帯電
時コロナ帯電器のようにオゾンを発生したり、放電によ
り静電記録体が劣化されることもなく、しかも安価に実
施できるなどの優れた効果がある。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は全体的な構
成図、第2図は導電性ブラシの帯電特性を示す線図、第
3図及び第4図は導電性ブラシにそれぞれ異なるバイア
ス電圧を印加した場合の帯電特性を示す線図、第5図は
従来の一般的な静電プリント装置の説明図である。 1は静電記録体、6は第1導電性ブラシ、7は第2導電
性ブラシ。
成図、第2図は導電性ブラシの帯電特性を示す線図、第
3図及び第4図は導電性ブラシにそれぞれ異なるバイア
ス電圧を印加した場合の帯電特性を示す線図、第5図は
従来の一般的な静電プリント装置の説明図である。 1は静電記録体、6は第1導電性ブラシ、7は第2導電
性ブラシ。
Claims (1)
- 【請求項1】誘電ベルトよりなる無端状の静電記録体1
を用いた静電プリント装置において、上記静電記録体1
の回転方向に前後させて設置した少なくとも2個の第1,
第2導電性ブラシ6,7に、異なる極性の直流バイアス電
圧を印加して、これら第1,第2導電性ブラシ6,7により
静電記録体1を帯電してなる静電プリント装置の帯電装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13030186A JPH0682251B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 静電プリント装置の帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13030186A JPH0682251B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 静電プリント装置の帯電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62287272A JPS62287272A (ja) | 1987-12-14 |
JPH0682251B2 true JPH0682251B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=15031044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13030186A Expired - Lifetime JPH0682251B2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 静電プリント装置の帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682251B2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP13030186A patent/JPH0682251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62287272A (ja) | 1987-12-14 |
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