JPH0681958A - 膨張黒鉛被覆パッキン - Google Patents
膨張黒鉛被覆パッキンInfo
- Publication number
- JPH0681958A JPH0681958A JP23585192A JP23585192A JPH0681958A JP H0681958 A JPH0681958 A JP H0681958A JP 23585192 A JP23585192 A JP 23585192A JP 23585192 A JP23585192 A JP 23585192A JP H0681958 A JPH0681958 A JP H0681958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- graphite sheet
- packing material
- cut
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 膨張黒鉛被覆パッキンの製造工数を減じて製
造を容易にすると共に、パッキン取り出し時の型崩れを
阻止して交換を容易にすること。 【構成】 膨張黒鉛シートを幅６mm以上に切断した帯状
片１を複数枚積層し、この表面を細線を袋編みしたもの
２により被覆する。
造を容易にすると共に、パッキン取り出し時の型崩れを
阻止して交換を容易にすること。 【構成】 膨張黒鉛シートを幅６mm以上に切断した帯状
片１を複数枚積層し、この表面を細線を袋編みしたもの
２により被覆する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプやバルブ等の軸
部のシール用パッキンに関するものである。
部のシール用パッキンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば図２
の(a) に示すように、膨張黒鉛シートａを所定幅に切断
してテープ状にし、これに折れ防止のために波形（図示
せず）をつけた後、所定の重量に切断したものを金型
（図示せず）の中棒に、図２の(b) に示すように巻つけ
て渦巻き状にしたものｂを、金型にセットして圧縮成型
したものを取り出して図２の(c) に示すような製品ｃと
していた。
の(a) に示すように、膨張黒鉛シートａを所定幅に切断
してテープ状にし、これに折れ防止のために波形（図示
せず）をつけた後、所定の重量に切断したものを金型
（図示せず）の中棒に、図２の(b) に示すように巻つけ
て渦巻き状にしたものｂを、金型にセットして圧縮成型
したものを取り出して図２の(c) に示すような製品ｃと
していた。
【０００３】また特開平３−25669 号公報に開示されて
いるものは、膨張黒鉛シートを５mm以下に切断した可撓
性黒鉛シートと、補強繊維又は箔材の少なくとも一種と
を積層し、この表面を繊維にて被覆したものをパッキン
材料としている。
いるものは、膨張黒鉛シートを５mm以下に切断した可撓
性黒鉛シートと、補強繊維又は箔材の少なくとも一種と
を積層し、この表面を繊維にて被覆したものをパッキン
材料としている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図２に示した従来のパ
ッキンは、切断した膨張黒鉛シートに波形をつけたり、
金型の中棒に巻きつけたりしなければならないから手数
を多く要する上に、使用済みのパッキンを交換のため取
り出す場合に、パッキンが崩れてしまうので、交換にも
多くの手数がかかるという問題点があった。
ッキンは、切断した膨張黒鉛シートに波形をつけたり、
金型の中棒に巻きつけたりしなければならないから手数
を多く要する上に、使用済みのパッキンを交換のため取
り出す場合に、パッキンが崩れてしまうので、交換にも
多くの手数がかかるという問題点があった。
【０００５】また特開平３−25669 号公報に開示されて
いるものは、可撓性黒鉛シートを幅５mm以下に切断した
ものを芯材とするものであるから、大型の軸封パッキン
にする場合は、上述した芯材を数多く使用しなければな
らないから、製造に手数がかかる上に、パッキン交換時
に取り出すパッキンがやはり崩れやすいという問題点が
あった。
いるものは、可撓性黒鉛シートを幅５mm以下に切断した
ものを芯材とするものであるから、大型の軸封パッキン
にする場合は、上述した芯材を数多く使用しなければな
らないから、製造に手数がかかる上に、パッキン交換時
に取り出すパッキンがやはり崩れやすいという問題点が
あった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、膨張黒鉛シートを幅６mm以上に
切断した帯状片を複数枚積層し、この表面を細線を袋編
みしたものにより被覆して膨張黒鉛被覆パッキンを構成
する。
ため本発明においては、膨張黒鉛シートを幅６mm以上に
切断した帯状片を複数枚積層し、この表面を細線を袋編
みしたものにより被覆して膨張黒鉛被覆パッキンを構成
する。
【０００７】
【作用】本発明のパッキンは、膨張黒鉛シートを幅６mm
以上に切断したものを使用するから、大型の軸封パッキ
ンでも、それに適した幅の帯状片を使用すれば、一本の
パッキン素材で所望の軸封パッキンを容易に製造するこ
とができる。
以上に切断したものを使用するから、大型の軸封パッキ
ンでも、それに適した幅の帯状片を使用すれば、一本の
パッキン素材で所望の軸封パッキンを容易に製造するこ
とができる。
【０００８】また図２の従来例のように、膨張黒鉛シー
トに波型をつけたり、渦巻き状に幾重にも巻きつける工
程が不要になるから、工数が減じて製造が容易になる上
に、パッキンの交換に際しては袋編みした細線で被覆さ
れているため取り出すパッキンが崩壊するおそれがなく
なる。
トに波型をつけたり、渦巻き状に幾重にも巻きつける工
程が不要になるから、工数が減じて製造が容易になる上
に、パッキンの交換に際しては袋編みした細線で被覆さ
れているため取り出すパッキンが崩壊するおそれがなく
なる。
【０００９】
【実施例】以下、図１の(a) 〜(d) について本発明の実
施例を説明する。本実施例においては、図１の(a) に示
すように、膨張黒鉛シートを幅６mm以上に切断して帯状
片１を形成し、この複数枚（本実施例では６枚）の帯状
片１を積層し、この表面を細線を袋編みしたもの２によ
り被覆して棒状のパッキン素材３を構成する。
施例を説明する。本実施例においては、図１の(a) に示
すように、膨張黒鉛シートを幅６mm以上に切断して帯状
片１を形成し、この複数枚（本実施例では６枚）の帯状
片１を積層し、この表面を細線を袋編みしたもの２によ
り被覆して棒状のパッキン素材３を構成する。
【００１０】このパッキン素材３により軸封パッキンを
成形するには、図１の(c) に示すように、パッキン素材
３を所定の長さに切断すると共に、リング状に巻回し、
このリング状素材４を金型（図示せず）内にセットして
圧縮成形することにより図１の(d) に示すような製品５
を得ることができる。
成形するには、図１の(c) に示すように、パッキン素材
３を所定の長さに切断すると共に、リング状に巻回し、
このリング状素材４を金型（図示せず）内にセットして
圧縮成形することにより図１の(d) に示すような製品５
を得ることができる。
【００１１】なお本発明においては、膨張黒鉛シートの
切断幅を６mm以上としたが、６mm以下では大型の軸封パ
ッキンにこのパッキン素材１本で対応することがむづか
しい。通常６〜10mmが適当である。
切断幅を６mm以上としたが、６mm以下では大型の軸封パ
ッキンにこのパッキン素材１本で対応することがむづか
しい。通常６〜10mmが適当である。
【００１２】また袋編みする細線の材質は、鉄、アルミ
ニウム、ステンレス、銅等の金属、ジルコニア、ガラ
ス、シリカ等の無機繊維、あるいは、カーボン、ナイロ
ン、アラミド、スフ等の有機繊維でもよく、さらに前記
した有機繊維と無機繊維とのコンビネーションでもよ
い。
ニウム、ステンレス、銅等の金属、ジルコニア、ガラ
ス、シリカ等の無機繊維、あるいは、カーボン、ナイロ
ン、アラミド、スフ等の有機繊維でもよく、さらに前記
した有機繊維と無機繊維とのコンビネーションでもよ
い。
【００１３】（具体例１） 内径8.5 mm、外径13mmの軸封パッキンの場合。 上記細線を使用して16打ブレードを編んで、前記膨張黒
鉛の積層物を被覆し、これをロール圧縮後、所定寸法に
切断して、これを金型により圧縮成型する。
鉛の積層物を被覆し、これをロール圧縮後、所定寸法に
切断して、これを金型により圧縮成型する。
【００１４】（具体例２） 内径11mm、外径18mmの軸封パッキンの場合。 上記細線を使用して16打ブレードを編んで、前記膨張黒
鉛の積層物を被覆し、これをロール圧縮後、所定寸法に
切断して、これを金型により圧縮成型する。
鉛の積層物を被覆し、これをロール圧縮後、所定寸法に
切断して、これを金型により圧縮成型する。
【００１５】
【発明の効果】本発明のパッキンは、膨張黒鉛シートを
幅６mm以上に切断したものを使用するから、大型の軸封
パッキンでも、それに適した幅の帯状片を使用すれば、
一本のパッキン素材で所望の軸封パッキンを容易に製造
することができるという効果が得られる。
幅６mm以上に切断したものを使用するから、大型の軸封
パッキンでも、それに適した幅の帯状片を使用すれば、
一本のパッキン素材で所望の軸封パッキンを容易に製造
することができるという効果が得られる。
【００１６】また図２の従来例のように、膨張黒鉛シー
トに波型をつけたり、渦巻き状に幾重にも巻きつける工
程が不要になるから、工数が減じて製造が容易になる上
に、パッキンの交換に際しては袋編みした細線で被覆さ
れているため取り出すパッキンが崩壊するおそれがなく
なるという効果も得られる。
トに波型をつけたり、渦巻き状に幾重にも巻きつける工
程が不要になるから、工数が減じて製造が容易になる上
に、パッキンの交換に際しては袋編みした細線で被覆さ
れているため取り出すパッキンが崩壊するおそれがなく
なるという効果も得られる。
【図１】(a) 〜(d) は、本発明パッキンの製造過程を示
す説明図である。
す説明図である。
【図２】(a) 〜(c) は、従来のパッキンの製造過程を示
す説明図である。
す説明図である。
１ 帯状片 ２ 細線を袋編みしたもの ３ パッキン素材 ４ リング状素材 ５ 製品
Claims (1)
- 【請求項１】 膨張黒鉛シートを幅６mm以上に切断した
帯状片を複数枚積層し、この表面を細線を袋編みしたも
のにより被覆したことを特徴とする膨張黒鉛被覆パッキ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23585192A JPH0681958A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 膨張黒鉛被覆パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23585192A JPH0681958A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 膨張黒鉛被覆パッキン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681958A true JPH0681958A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16992199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23585192A Pending JPH0681958A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 膨張黒鉛被覆パッキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527122A (ja) * | 2011-07-20 | 2014-10-09 | ヘムロック・セミコンダクター・コーポレーション | 材料を担体上に蒸着するための製造装置 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23585192A patent/JPH0681958A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014527122A (ja) * | 2011-07-20 | 2014-10-09 | ヘムロック・セミコンダクター・コーポレーション | 材料を担体上に蒸着するための製造装置 |
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