JPH0681692B2 - 軽量板状体の製造方法およびその装置 - Google Patents

軽量板状体の製造方法およびその装置

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JPH0681692B2
JPH0681692B2 JP1218246A JP21824689A JPH0681692B2 JP H0681692 B2 JPH0681692 B2 JP H0681692B2 JP 1218246 A JP1218246 A JP 1218246A JP 21824689 A JP21824689 A JP 21824689A JP H0681692 B2 JPH0681692 B2 JP H0681692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建材などに好適な軽量板状体を製造する方法
およびその装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、ガラス繊維などの補強材料に発泡硬化性樹脂
液を含浸させ、その補強材料を先すぼまりのテーパ状に
連続的に長手方向に進行させて成形通路に導き、この中
で上記樹脂液を発泡、硬化させて軽量板状体を製造する
ことが出願人によって行われており、まず、この軽量板
状体の製造装置とその工程について、第3図乃至第5図
に基づいて説明する。
ガラス繊維束1が厚みの薄い広幅の状態に分散して配列
されているとき、噴出機2から発泡硬化性樹脂液を噴出
させると、これが繊維束1に付着され、さらに、揺動板
3によって揉まれることで各繊維間に発泡硬化性樹脂液
が均等に分散される。このような繊維束1は、エンドレ
スベルト4,5およびスラットチェーン60,70で内周面を係
止されたサイドベルト6,7により囲まれた成形通路8の
中に入り、エンドレスベルト4,5およびサイドベルト6,7
とともに進行する。エンドレスベルト4,5は上金型10お
よび下金型11にそれぞれ回転自在に軸支された金型ロー
ラ12…群にその内周面が接触して支持され、また、サイ
ドベルト6,7は前記上金型10を下金型11に固定する固定
具13…に回転自在に軸支されたホイール14…群に接触し
て回転自在とされたスラットチェーン60,70にその内周
面が係止して支持されており、この結果、エンドレスベ
ルト4,5およびサイドベルト6,7は容易に回転することが
できる。
繊維束1が引張機15によって牽引され、エンドレスベル
ト4,5およびサイドベルト6,7に接して進行する間に、繊
維束1に含まれている発泡硬化性樹脂液は発泡と硬化と
を行う。発泡の際、繊維束1の周囲にはエンドレスベル
ト4,5およびサイドベルト6,7があり、さらに、エンドレ
スベルト4,5の内周面には金型ローラ12…群が接触し、
サイドベルト6,7の内周面にはスラットチェーン60,70が
係止することから、発泡した樹脂液は成形通路8の外に
出ることはできない。したがって、エンドレスベルト4,
5およびサイドベルト6,7の各外面によって区画された成
形通路8に基づいて板状成形体Sを製造することができ
る(特公昭52−2421号公報、実公昭59−36414号公報参
照)。
また、前述したように、繊維束1にふりかけられた発泡
硬化性樹脂液は繊維中に均等に含浸させられる必要があ
り、このため、揺動板3が繊維束1を固定台との間で押
圧しつつ横方向に往復移動するように構成されている
(特公昭50−29751号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、繊維束1は、多数のボビンより繊維を引き出
され、成形通路8の入口に向けて先すぼまりのテーパ状
に集束させられており、揺動板3の幅方向往復移動によ
って繊維束1の外側に押し出された樹脂液は繊維束1の
外側縁に沿って樹脂液の滞留を発生させる。この樹脂液
は、時間の経過とともに発泡と硬化を行うため、この滞
留した樹脂液を清掃する必要がある。すなわち、清掃を
怠って繊維束1の外側縁に樹脂液が滞留し、その樹脂液
が硬化した場合、固定台と揺動板3との高さ方向の間隔
が大きくなる結果、繊維束1に樹脂液を含浸させる能力
が低下し、成形体Sの表面に凹凸のある不良品を生じさ
せることがある。
このように、作業者は清掃作業を頻繁に行わなければな
らないことから作業が煩雑であるばかりでなく、成形体
Sの品質が低下する問題も内包していた。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、樹脂液の
滞留を解消して不良品の発生を防止することのできる軽
量板状体の製造方法およびその装置を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の製造方法は、多数の長繊維を束ねて長手方向に
向けて連続的に先すぼまりのテーパ状に進行させ、その
進行中に上記繊維束を厚みの薄い層状に配列して発泡硬
化性樹脂液を付着させ、その樹脂液が付着された繊維束
は回転ベルト装置およびその上方に配置された揺動板に
よって押圧挾持され、さらに、前記揺動板は繊維束を回
転ベルト装置との間で押圧しつつ幅方向に往復移動さ
れ、前記回転ベルト装置は繊維束に接してその進行方向
とは逆の方向に移動するように回転させられてなり、こ
の揺動板と回転ベルト装置により繊維束に樹脂液を含浸
させ、揺動板によって繊維束から押し出された樹脂液を
再び繊維束に回収させ、さらに、繊維束の断面形状を整
えて上記樹脂液の発泡と硬化を行わせることを特徴とす
るものである。
また、本発明の製造装置は、上面および下面が一対のエ
ンドレスベルトで構成され、その両側面が一対のスラッ
トチェーンで構成された成形通路に、発泡硬化性樹脂液
が含浸された補強材料を先すぼまりのテーパ状に連続的
に導き、その中で上記樹脂液を発泡硬化させて板状に成
形させる軽量板状体の製造装置であって、前記成形通路
の前方に、無端ベルトが巻回された回転ベルト装置と、
この回転ベルト装置との間で前記樹脂液が付着された繊
維束を挾持するように複数の揺動板を配置し、この揺動
板を回転ベルト装置の無端ベルトとの間で繊維束を押圧
しつつ幅方向に往復移動させ、さらに、前記無端ベルト
を繊維束の進行方向と逆方向に進行させるように構成し
たことを特徴とするものである。
(作用) ガラス繊維などの補強材料を成形通路に向けて連続的に
先すぼまりのテーパ状に進行させ、厚みの薄い層状に配
列した状態で発泡硬化性樹脂液を噴射して繊維束に樹脂
液を付着させる。この樹脂液が付着された繊維束は、回
転ベルト装置および揺動板で挾持されて樹脂液を含浸さ
れる。すなわち、前述の回転ベルト装置の無端ベルト
は、繊維束に接してその進行方向とは逆の方向に移動す
るよう進行し、また、前記揺動板は回転ベルト装置の無
端ベルトとの間で樹脂液が付着された繊維束を押圧しつ
つ揉むように幅方向に往復移動することから、樹脂液は
繊維束に均等に含浸させられる。この際、揺動板の往復
移動によって繊維束の外側縁から押し出された樹脂液
は、前述した無端ベルトの進行によって先すぼまりのテ
ーパ状に進行する繊維束に再び押し込まれて回収され
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
なお、装置の全体構成については、先に従来技術の項に
おいて説明したので、その詳細な説明は省略する。
第1図および第2図には、発泡硬化性樹脂液が付着さ
れ、成形通路8に向けて連続的に先すぼまりのテーパ状
に進行する繊維束1にその樹脂液を含浸させるため、成
形通路8の入口前方に配置された回転ベルト装置20と、
この回転ベルト装置20との間で繊維束1を挾持する複数
の揺動板3…が示されている。この揺動板3は、詳細に
は図示しないが、クランク機構などにより、第1図に矢
印で示すように幅方向に往復移動できるほか、シリンダ
などにより上下方向に昇降できるように構成されてい
る。
また、回転ベルト装置20は、図示しない駆動装置に連結
されて回転自在な駆動ローラ21と、この駆動ローラ21か
ら所定距離離隔して回転自在に軸支された従動ローラ22
と、これらの駆動ローラ21、従動ローラ22間に巻回さ
れ、軟鋼、ステンレス鋼あるいは樹脂ベルトなどで形成
された無端ベルト23とより構成されている。そして、駆
動ローラ21は、第2図において反時計回り方向に回転
し、その結果、無端ベルト23は矢印に示すように、繊維
束1の下面に接して、かつ、繊維束1の進行方向とは逆
の方向に進行するように構成されている。
したがって、発泡硬化性樹脂液が付着された繊維束1を
成形通路8に向けて連続的に先すぼまりのテーパ状に導
くとき、複数の揺動板3…を下降させることによって繊
維束1を回転ベルト装置20の無端ベルト23との間で押圧
挾持し、さらに、揺動板3…を幅方向に往復移動させる
ことによって繊維束1を揉み、樹脂液を繊維束1中に含
浸させる。また、図示しない駆動装置を作動すれば、回
転ベルト装置20の無端ベルト23は繊維束1の下面に接し
てその進行方向とは逆の方向に回転移動することにな
る。
この結果、揺動板3…の往復移動によって成形通路8の
入口に向けて先すぼまりのテーパ状に進行する繊維束1
の外側縁から押し出された樹脂液は、繊維束1の進行方
向に対して無端ベルト23が逆方向に移動することによ
り、その進行方向から見て末広がりテーパ状の繊維束1
の内部に押し込まれる。このように、無端ベルト23上に
押し出された樹脂液は、繊維束1内部に再び回収される
ことから、無端ベルト上に滞留することがない。
なお、本実施例においては、成形通路8をエンドレスベ
ルト4,5およびサイドベルト6,7で形成したが、サイドベ
ルト6,7は必ずしも必要ではなく、場合によってはエン
ドレスベルト4,5とスラットチェーン60,70で形成するこ
とも可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、揺動板を回転ベルト装置
との間で繊維束を押圧しつつ揺動させ、さらに、回転ベ
ルト装置の無端ベルトを繊維束の下面に接してその進行
方向とは逆の方向に移動するように構成したことによ
り、揺動板の往復移動によって繊維束から押し出された
樹脂液は、再び繊維束の内部に押し込まれることにな
り、無端ベルト上に滞留することが解消されると同時
に、不良品の製造は確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の軽量板状体の製造装置の実施例を例示す
るもので、第1図は繊維束に付着された樹脂液を含浸さ
せる揺動板および回転ベルト装置を示す平面図、第2図
はその側面図、第3図は本発明の製造装置の概略を示す
全体斜視図、第4図は従来技術の成形通路を示す断面
図、第5図は従来技術の成形通路を一部省略して示す平
面図である。 4,5……エンドレスベルト 6,7……サイドベルト 60,70……スラットチェーン 8……成形通路 12……金型ローラ 14……ホイール 20……回転ベルト装置 S……板状成形体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の長繊維を束ねて長手方向に向けて連
    続的に先すぼまりのテーパ状に進行させ、その進行中に
    上記繊維束を厚みの薄い層状に配列して発泡硬化性樹脂
    液を付着させ、その樹脂液が付着された繊維束は回転ベ
    ルト装置およびその上方に配置された揺動板によって押
    圧挾持され、さらに、前記揺動板は繊維束を回転ベルト
    装置との間で押圧しつつ幅方向に往復移動され、前記回
    転ベルト装置は繊維束に接してその進行方向とは逆の方
    向に移動するように回転させられてなり、この揺動板と
    回転ベルト装置により繊維束に樹脂液を含浸させ、揺動
    板によって繊維束から押し出された樹脂液を再び繊維束
    に回収させ、さらに、繊維束の断面形状を整えて上記樹
    脂液の発泡と硬化を行わせることを特徴とする軽量板状
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】上面および下面が一対のエンドレスベルト
    で構成され、その両側面が一対のスラットチェーンで構
    成された成形通路に、発泡硬化性樹脂液が含浸された補
    強材料を先すぼまりのテーパ状に連続的に導き、その中
    で上記樹脂液を発泡硬化させて板状に成形させる軽量板
    状体の製造装置であって、前記成形通路の前方に、無端
    ベルトが巻回された回転ベルト装置と、この回転ベルト
    装置との間で前記樹脂液が付着された繊維束を挾持する
    ように複数の揺動板を配置し、この揺動板を回転ベルト
    装置の無端ベルトとの間で繊維束を押圧しつつ幅方向に
    往復移動させ、さらに、前記無端ベルトを繊維束の進行
    方向と逆方向に進行させるように構成したことを特徴と
    する軽量板状体の製造装置。
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