JP3147921B2 - 板状成形体の製造方法 - Google Patents

板状成形体の製造方法

Info

Publication number
JP3147921B2
JP3147921B2 JP10442691A JP10442691A JP3147921B2 JP 3147921 B2 JP3147921 B2 JP 3147921B2 JP 10442691 A JP10442691 A JP 10442691A JP 10442691 A JP10442691 A JP 10442691A JP 3147921 B2 JP3147921 B2 JP 3147921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber bundle
resin liquid
layer
fiber
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10442691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04332628A (ja
Inventor
英一 安田
英夫 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10442691A priority Critical patent/JP3147921B2/ja
Publication of JPH04332628A publication Critical patent/JPH04332628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3147921B2 publication Critical patent/JP3147921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材などに好適な板状
成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラス繊維などの補強繊維材
料に発泡硬化性樹脂液を含浸させ、その補強繊維材料を
先すぼまりのテーパ状に配列して連続的に進行させて成
形通路に導き、この中で上記樹脂液を発泡、硬化させて
建材などに好適な板状成形体を製造することが出願人に
よって行われている。まず、この板状成形体の製造装置
について、図5および図6に基づいて説明する。
【0003】多数のボビンからガラス繊維束Gが連続し
て引き出され、厚みの薄い広幅の状態に配列されている
とき、噴出機1からポリウレタンなどの発泡硬化性樹脂
液を噴出させると、これが繊維束Gに付着され、さら
に、含浸台2と含浸板3に挟まれて揉まれることで各繊
維束Gの内部にまで発泡硬化性樹脂液が含浸される。こ
のような繊維束Gは、エンドレスベルト4,5およびス
ラットチェーン60,70で内周面を係止されたサイド
ベルト6,7により周囲を囲まれた成形通路8の中に導
かれ、エンドレスベルト4,5およびサイドベルト6,
7とともに進行する。エンドレスベルト4,5は上金型
10および下金型11にそれぞれ回転自在に軸支された
金型ローラ12群にその内周面が接触して支持され、ま
た、サイドベルト6,7は前記上金型10を下金型11
に固定する固定具13に回転自在に軸支されたホイール
14に接触して回転自在とされたスラットチェーン6
0,70にその内周面が係止して支持されており、この
結果、エンドレスベルト4,5およびサイドベルト6,
7は容易に回転することができる。
【0004】この結果、繊維束Gが引張機15によって
牽引されると、繊維束Gに含まれている発砲硬化性樹脂
液は、エンドレスベルト4,5およびサイドベルト6,
7に接して進行する間に発泡と硬化とを行う。発泡の
際、繊維束Gの周囲にはエンドレスベルト4,5および
サイドベルト6,7があり、さらに、エンドレスベルト
4,5の内周面には金型ローラ12群が接触し、サイド
ベルト6,7の内周面にはスラットチェーン60,70
が係止することから、発泡した樹脂液は成形通路8の外
に出ることはできない。したがって、エンドレスベルト
4,5およびサイドベルト6,7の各外面によって区画
された成形通路8に基づいて板状成形体Sを製造するこ
とができる(特公昭52−2421号公報、実公昭59
−36414号公報参照)。
【0005】また、均質な板状成形体Sを製造するた
め、噴出機1から噴出される発泡硬化性樹脂液を繊維束
Gに均等に散布し、その散布によって付着された発砲硬
化性樹脂液を繊維束G中に含浸させる必要があり、この
ため、図5に矢印で示すように、噴出機1を横方向に往
復移動させるとともに、含浸板3を含浸台2に対して挟
持して幅方向に往復移動させ、揉むように構成している
(特公昭50−29751号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板状成
形体Sの断面サイズが大きくなると、樹脂液が繊維束G
の内部から下方にかけて含浸されにくいことから、この
ような状態で製造された板状成形体Sの比重は、その周
縁部が内部に比較して高くなり、均質な性状の成形体S
を得ることが困難であった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、断面サイズの大きな板状成形体を均一な比
重分布で製造することのできる板状成形体の製造方法を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明の製造方法は、
多数の長繊維を束ねて複数層の薄い層状に配列した複数
の繊維束を含浸台に向けて連続的に進行させ、これらの
繊維束が連続的に進行する際、それらの各層の繊維束を
それぞれ上下方向に振動させた状態で、層の繊維束の
上方にそれぞれ配置されて幅方向に往復移動する散布ノ
ズルから発泡硬化性樹脂液を散布して各層の繊維束に付
着浸透させ、樹脂液が付着浸透された各層の繊維束を含
浸台の上方に配置された含浸板が挟持しつつ幅方向に往
復移動することにより繊維束に樹脂液を含浸させ、それ
らの樹脂液が含浸された繊維束を収束して成形通路に導
き、その中で樹脂液の発泡と硬化を行わせることを特徴
とするものである。
【0009】また、第2発明の製造方法は、多数の長繊
維を束ねて複数層の薄い層状に配列した複数の繊維束を
含浸台に向けて連続的に進行させ、これらの繊維束が連
続的に進行する際、それらの各層の繊維束をそれぞれ
右幅方向に振動させた状態で、層の繊維束の上方に
れぞれ配置されて幅方向に往復移動する散布ノズルから
発泡硬化性樹脂液を散布して各層の繊維束に付着浸透さ
せ、樹脂液が付着浸透された各層の繊維束を含浸台の上
方に配置された含浸板が挟持しつつ幅方向に往復移動す
ることにより繊維束に樹脂液を含浸させ、それらの樹脂
液が含浸された繊維束を収束して成形通路に導き、その
中で樹脂液の発泡と硬化を行わせることを特徴とするも
のである。
【0010】さらに、第3発明の製造方法は、多数の長
繊維を束ねて複数層の薄い層状に配列した複数の繊維束
を含浸台に向けて連続的に進行させ、これらの繊維束が
連続的に進行する際、それらの各層の繊維束をそれぞれ
上下方向および左右幅方向に振動させた状態で、層の
繊維束の上方にそれぞれ配置されて幅方向に往復移動す
る散布ノズルから発泡硬化性樹脂液を散布して各層の
維束に付着浸透させ、樹脂液が付着浸透された各層の
維束を含浸台の上方に配置された含浸板が挟持しつつ幅
方向に往復移動することにより繊維束に樹脂液を含浸さ
せ、それらの樹脂液が含浸された繊維束を収束して成形
通路に導き、その中で樹脂液の発泡と硬化を行わせるこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】ガラス繊維などの補強材料を束ねて形成された
繊維束を厚みの薄い層状に配列する。このように層状に
配列された繊維束を複数層用意し、各層状の繊維束をそ
れぞれ含浸台に向けて連続的に進行させる。そして、こ
れらの繊維束の進行中に各層の繊維束をそれぞれ上下方
向、左右方向あるいは上下左右方向に振動させた状態
で、複数層の繊維束の上方にそれぞれ配置されて幅方向
に往復移動する散布ノズルから発泡硬化性樹脂液を散布
して各層の繊維束に均等に付着浸透させる。次いで、樹
脂液が均等に付着浸透された各層の繊維束は含浸台に収
束され、さらに、その上方に配置された含浸板が繊維束
を押圧挟持しつつ往復移動することにより、樹脂液は繊
維束の内部にまで含浸させられる。このようにして、繊
維束に発泡硬化性樹脂液が含浸されると、繊維束は成形
通路に導かれ、この成形通路内で樹脂液が発泡しつつ硬
化し、板状成形体が製造される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】なお、装置の全体構成については、先に従
来技術の項において説明したので、その詳細な説明は省
略する。
【0014】図1および図2には、繊維束Gに発泡硬化
性樹脂液を付着させ、付着された樹脂液を繊維束Gに含
浸させる第1実施例が示されている。これらの各図にお
いて、21は図示しないボビンより長繊維gを引き出す
際に用いられるゲートであり、これらのゲート21は上
下方向に適宜の間隔をおいて複数段配設されている。そ
して、これらのゲート21の下流側には、含浸台2およ
びその上方に適宜の間隔をおいて設けられた複数の含浸
板3が配置されている。これらの含浸板3は、詳細には
図示しないが、クランク機構などにより幅方向(図2に
おいて紙面に直交する方向)に往復移動できるほか、シ
リンダなどにより上下方向に昇降できるように構成され
ている。
【0015】一方、前述した含浸板3の上流側には、各
ゲート21からそれぞれ厚みの薄い層状に配列して引き
出された複数の繊維束Gに発泡硬化性樹脂液をそれぞれ
散布する散布ノズル22が配置されており、これらの各
散布ノズル22は、樹脂液のミキシングヘッド23に配
管24を介して接続されている。散布ノズル22は、下
方に向けて屈曲しつつ先すぼまり状の逃がし孔22aが
その先端に設けられ、その基端に配管24との接続部2
2bが設けられた管状体で構成されている。また、ミキ
シングヘッド23は、繊維束Gの上方に配設されたガイ
ドレール25に摺動自在に嵌挿された筒体26の先端に
取り付けられている。そして、筒体26の内部には、樹
脂液を供給する可撓性配管(図示せず)がミキシングヘ
ッド23まで延設されている。
【0016】 また、散布ノズル22によって樹脂液を散
布する際、散布ノズル22を構成する管状体に、逃がし
穴22aから吐出される樹脂液の方向と同方向に樹脂液
が吐出されるように、多数の吐出孔あるいはスリットを
形成することもできる。さらに、1個のミキシングヘッ
ド23から複数の散布ノズル22を分岐するものに代え
て、それぞれの散布ノズル22に対応する複数のミキシ
ングヘッド23を設けるように構成してもよい。
【0017】 さらに、各層の繊維束Gに対する散布ノズ
ル22の位置関係は、図2に示すように、下層の繊維束
Gに散布する散布ノズル22ほどゲート21側に接近す
るように配置されている。これは、上層の繊維束Gから
滴下する樹脂液が下層の繊維束Gの上方に配置された散
布ノズル22に付着することを防止する上で極めて有効
である。また、各散布ノズル22の取付高さは各ゲート
21の取付高さによって変化し、その変化量は配管24
の長さを変えることによって調整することができる。
【0018】 ところで、前述したゲート21と散布ノズ
ル22間の、各層の繊維束G上に接して起振装置30が
配設されている。この起振装置30は、角部を面取りし
て滑らかに形成された断面四角形の棒状体31を回転自
在に軸支して構成されている。そして、棒状体31を図
示しないモータなどによって回転させることにより、回
転半径が漸次変化して繊維束Gを上下に振動させること
ができる。この結果、散布ノズル22によって繊維束G
の表面側に散布された樹脂液は、繊維束Gの上下振動に
よってその裏面側にも回り込み、繊維束Gを構成する長
繊維gの一本ずつに付着浸透し、繊維束G全体に均等に
樹脂液が付着浸透される。
【0019】 なお、棒状体31は断面四角形に限らず三
角形でも、五角形以上の多角形でもよく、その回転によ
って回転半径が変化して繊維束Gに上下振動を付与する
形状であればよい。したがって、断面円形であってもそ
の回転軸を偏心して設けることにより、あるいは板状体
であっても起振装置30として機能させることができる
ものである。そして、この棒状体31などの設置位置
は、繊維束Gの上側の他、下側あるいは両側に配置して
もよい。さらに、その回転方向は時計回り方向あるいは
反時計回り方向のどちらでもよいが、繊維束Gの進行方
向と同方向となるのが好ましい。すなわち、図2におい
て、棒状体31が繊維束Gの上方に配置されている場合
には反時計回り方向に、その下方に配置されている場合
には時計回り方向にそれぞれ回転させればよい。
【0020】 このように、各ゲート21からそれぞれ厚
みの薄い層状に配列された繊維束Gが引き出されると、
各層状の繊維束Gはその進行中に起振装置30によって
上下方向に振動が与えられ、その振動している繊維束G
に散布ノズル22から発泡硬化性樹脂液が散布される
と、その全体に樹脂液が均等に付着して浸透する。そし
て、樹脂液が均等に付着浸透された各繊維束Gは含浸台
2に案内され、その含浸台2の上方に設けられた含浸板
3によって押圧挟持されると同時に、含浸板3の幅方向
への往復移動により揉まれる。この結果、各繊維束Gに
付着した樹脂液は、繊維束Gの内部にまで含浸させられ
る。次いで、それぞれ樹脂液が含浸されて含浸台2から
引き出された各繊維束Gは成形通路8に導かれ、この成
形通路8の中で樹脂液が発泡と硬化を行って板状成形体
Sが成形される。
【0021】 次に、図3および図4には、繊維束Gに発
泡硬化性樹脂液を付着させる起振装置30の第2実施例
が示されている。この起振装置30は、繊維束Gを構成
する長繊維gを歯32a,32a間で挟持して幅方向に
往復移動自在な櫛状体32に構成されている。そして、
櫛状体32を図示しないシリンダなどによって往復移動
させることにより、歯32aに接触して繊維束Gを左右
幅方向に振動させることができる。この結果、散布ノズ
ル22によって繊維束Gの表面側に散布された樹脂液
は、繊維束Gの左右振動によってその裏面側にも回り込
み、繊維束Gを構成する長繊維gの一本ずつに均等に付
着して浸透し、繊維束G全体に樹脂液が均等に付着浸透
される。
【0022】 このように、各ゲート21からそれぞれ
数層の厚みの薄い層状に配列された繊維束Gが引き出さ
れると、各層状の繊維束Gはその進行中に起振装置30
によって左右方向に振動が与えられ、その振動している
繊維束Gに散布ノズル22から発泡硬化性樹脂液が散布
されると、その全体に樹脂液が均等に付着して浸透す
る。そして、樹脂液が均等に付着浸透された各繊維束G
は含浸台2に案内され、含浸板3によって揉まれる結
果、各繊維束Gに付着した樹脂液は、繊維束Gの内部に
まで含浸させられる。この後、樹脂液が含浸されて含浸
台2から引き出され繊維束Gは成形通路8に導かれ、こ
の成形通路8の中で樹脂液が発泡と硬化を行って板状成
形体Sが成形される。
【0023】 また、詳細には図示しないが、各繊維束G
を上下方向および左右方向に合わせて振動させるように
してもよい。その起振装置としては、例えば、第1実施
例および第2実施例を組み合わせてもよい他、繊維束G
の各長繊維gをリングによって形成された小孔にそれぞ
れ通し、これらのリングを連結して偏心カムに沿って回
転させることにより、上下方向に移動させつつ左右方向
に移動させるようにしてもよい。
【0024】 なお、これらの実施例を綜絖方式で繊維束
Gを振動させるものと比較した場合、大断面サイズの成
形体を製造するため各層毎に配置しても構造がシンプル
であるため取付場所の制約もなく、振幅も任意に設定で
きるこから、樹脂液の浸透効果を期待できるものであ
る。また、気体噴出方式で繊維束Gを振動させるものと
比較して、大断面サイズの成形体を製造するため繊維束
の本数が多くなっても振動効果が減少することもなく、
気体噴出に伴う粉塵の発生などの作業環境を悪化させる
こともない利点がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の板状成形体の製造
方法によれば、多数の長繊維を束ねて複数層の薄い層状
に配列した複数の繊維束を連続的に進行させる際、それ
らの各層の繊維束をそれぞれ上下方向、左右幅方向ある
いは上下左右方向に振動させた状態で、各層の繊維束の
上方にそれぞれ配置されて幅方向に往復移動する散布ノ
ズルから発泡硬化性樹脂液を散布して各層の繊維束に付
着浸透させ、それらの樹脂液が付着浸透された各層の
維束を含浸板が挟持して幅方向に往復移動することによ
り繊維束に樹脂液を含浸させるように構成したことによ
り、繊維束に散布された発泡硬化性樹脂液は繊維束の内
部にまで均等に浸透させることができることから、断面
サイズが大きい場合であっても均一な比重分布の板状成
形体を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維束に樹脂液を付着させ、含浸させる第1実
施例の斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】繊維束に樹脂液を付着させ、含浸させる第2実
施例の斜視図である。
【図4】図3の起振装置を示す正面図である。
【図5】板状成形体の製造装置の概略を示す全体斜視図
である。
【図6】板状成形体の製造装置における成形通路を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 含浸台 3 含浸板 8 成形通路 22 散布ノズル 30 起振装置 31 棒状体 32 櫛状体 g 長繊維 G 繊維束 S 板状成形体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の長繊維を束ねて複数層の薄い層状
    に配列した複数の繊維束を含浸台に向けて連続的に進行
    させ、これらの繊維束が連続的に進行する際、それらの
    層の繊維束をそれぞれ上下方向に振動させた状態で、
    層の繊維束の上方にそれぞれ配置されて幅方向に往復
    移動する散布ノズルから発泡硬化性樹脂液を散布して各
    層の繊維束に付着浸透させ、樹脂液が付着浸透された各
    層の繊維束を含浸台の上方に配置された含浸板が挟持し
    つつ幅方向に往復移動することにより繊維束に樹脂液を
    含浸させ、それらの樹脂液が含浸された繊維束を収束し
    て成形通路に導き、その中で樹脂液の発泡と硬化を行わ
    せることを特徴とする板状成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 多数の長繊維を束ねて複数層の薄い層状
    に配列した複数の繊維束を含浸台に向けて連続的に進行
    させ、これらの繊維束が連続的に進行する際、それらの
    層の繊維束をそれぞれ左右幅方向に振動させた状態
    で、層の繊維束の上方にそれぞれ配置されて幅方向に
    往復移動する散布ノズルから発泡硬化性樹脂液を散布し
    て各層の繊維束に付着浸透させ、樹脂液が付着浸透され
    た各層の繊維束を含浸台の上方に配置された含浸板が挟
    持しつつ幅方向に往復移動することにより繊維束に樹脂
    液を含浸させ、それらの樹脂液が含浸された繊維束を収
    束して成形通路に導き、その中で樹脂液の発泡と硬化を
    行わせることを特徴とする板状成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 多数の長繊維を束ねて複数層の薄い層状
    に配列した複数の繊維束を含浸台に向けて連続的に進行
    させ、これらの繊維束が連続的に進行する際、それらの
    層の繊維束をそれぞれ上下方向および左右幅方向に振
    動させた状態で、層の繊維束の上方にそれぞれ配置さ
    れて幅方向に往復移動する散布ノズルから発泡硬化性樹
    脂液を散布して各層の繊維束に付着浸透させ、樹脂液が
    付着浸透された各層の繊維束を含浸台の上方に配置され
    た含浸板が挟持しつつ幅方向に往復移動することにより
    繊維束に樹脂液を含浸させ、それらの樹脂液が含浸され
    た繊維束を収束して成形通路に導き、その中で樹脂液の
    発泡と硬化を行わせることを特徴とする板状成形体の製
    造方法。
JP10442691A 1991-05-09 1991-05-09 板状成形体の製造方法 Expired - Fee Related JP3147921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10442691A JP3147921B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 板状成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10442691A JP3147921B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 板状成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04332628A JPH04332628A (ja) 1992-11-19
JP3147921B2 true JP3147921B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=14380366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10442691A Expired - Fee Related JP3147921B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 板状成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3147921B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011090143A1 (de) * 2011-12-29 2013-07-04 Thermoplast Composite Gmbh Verfahren sowie Vorrichtung zur Herstellung eines Faserverbundwerkstoffes in Form mindestens eines mit einem Polymer imprägnierten Breit-Faserbandes
CN113492543A (zh) * 2021-09-09 2021-10-12 南通盛世复合材料科技有限公司 一种玻璃钢拉挤成型用上胶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04332628A (ja) 1992-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6278248A (ja) ガラス繊維マット及びその製造方法並びに製造装置
JP3147921B2 (ja) 板状成形体の製造方法
JP2953795B2 (ja) 板状成形体の製造方法
US3150026A (en) Apparatus for placing and bonding weft strands to continuous warp strands
JP3132910B2 (ja) 板状成形体製造装置における樹脂液散布ノズル
JPH11216736A (ja) 繊維強化発泡樹脂成形体の製造方法及び製造装置
CN111793902A (zh) 玻璃纤维连续毡铺设装置
CN209274003U (zh) 纤维增强复合材料浸渍系统及其曲轴旋转振动设备
JP4770511B2 (ja) 熱硬化性発泡樹脂の含浸方法
EP0152016B1 (en) Method and apparatus for the continuous production of reinforced manufactured cement products
JPH0486216A (ja) 板状成形体の製造方法
JP4361751B2 (ja) 繊維配向方法及びそれに用いる装置
JP3269905B2 (ja) 板状成形体の製造方法
JPS6253821A (ja) 積層材料から中空体を製造する方法及び装置
JPH04261833A (ja) 板状成形体の製造方法
JPH03281314A (ja) 板状成形体の製造方法
JP3670906B2 (ja) 繊維強化樹脂成形品の製造方法及び製造装置
CN109501321A (zh) 纤维增强复合材料浸渍系统及其曲轴旋转振动设备和应用
JPH09241958A (ja) 水噴射による交絡繊維シートの製造方法及びその装置並びにその水噴射ノズル装置
JPH0381119A (ja) 軽量板状体の製造方法およびその装置
JP2000343616A (ja) 軽量板状成型体の製造方法
JP3337754B2 (ja) 繊維補強発泡体の製造方法
JP2001138324A (ja) 長繊維束への液状物の含浸装置及びその含浸方法
WO2007113896A1 (ja) 合成枕木及び合成枕木の製造方法
JP3588506B2 (ja) 長繊維補強発泡成形体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees