JPH0681231B2 - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH0681231B2
JPH0681231B2 JP58200753A JP20075383A JPH0681231B2 JP H0681231 B2 JPH0681231 B2 JP H0681231B2 JP 58200753 A JP58200753 A JP 58200753A JP 20075383 A JP20075383 A JP 20075383A JP H0681231 B2 JPH0681231 B2 JP H0681231B2
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JP
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喜昭 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はファクシミリ装置、特に画像データ用メモリを
有するファクシミリ装置に関する。
[従来技術] 従来、画像受信側の最小伝送時間などを考慮して、画像
データを一旦メモリに蓄積し、しかる後に画像受信側の
処理速度に応じて画像データを伝送するファクシミリ装
置が知られている。画像データがメモリ容量を超えてし
まうと通信できないので、従来のファクシミリ装置にお
けるメモリは大容量のものが必要だった。また、メモリ
の節約のため、ないしは通信時間の短縮に鑑みて、入力
された画像データを圧縮する各種の圧縮方式が知られて
いる。しかし画像データ圧縮は高密度原稿においては逆
に情報量が増えてしまうという欠点があり、データ圧縮
を行なってもそれほどメモリの容量を小さくできなかっ
た。
従来のファクシミリ装置では1枚分の原稿の画像データ
を圧縮して充分格納できるメモリが必要で、特に所定サ
イズの原稿1枚の情報を単位として通信を行なうファク
シミリ装置では、高密度画像の原稿のうちメモリからは
み出た部分は送信できなかったり、あるいは通信自体が
エラー終了になってしまう可能性があった。
[目的] 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、小容量のメ
モリにより確実に画像通信を行えるファクシミリ装置を
提供することを目的とし、詳しくは、 原稿を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた画像データを圧縮する圧縮
手段と、 前記圧縮手段で圧縮された画像データを蓄積し、圧縮さ
れた通常密度の原稿1頁分の記憶容量を持つ記憶手段
と、 前記記憶手段の記憶容量の残量を検出し、前記記憶容量
の残量が少なくなったことを示す所定量を検出する検出
手段と、 前記記憶容量の残量がなくなるか、または、前記記憶容
量の残量が前記所定量以下になったことが検出された場
合に、前記読取手段の読取動作及び前記記憶手段への画
像データの蓄積動作を中断し、前記画像データが送信さ
れ、送信が終了することにより、前記記憶手段に記憶さ
れた画像データがなくなれば、中断していた読取動作及
び画像データの蓄積動作を再開し、先の画像データの送
信終了後に、新たに前記記憶手段に蓄積された画像デー
タを送信することにより、1頁の原稿を分割送信する制
御手段を有することを特徴とするファクシミリ装置を提
供することを目的とする。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
第1図、第2図に本発のファクシミリ通信の様子を示
す。
第1図の左側は送信される送信原稿aを示しており、こ
の送信原稿aの画像は図の上から下に向けて1ラインず
つ読み取られる。またこの原稿は、通常密度の原稿画像
データを充分格納できるメモリに符号1で示される地点
から2で示される地点までしか格納できないような高密
度原稿であるとする。
本発明では地点2まで読み取り、データ圧縮、およびメ
モリ格納を行なった時点で、メモリが一杯になったこと
を確認すると、地点2までの画像データを1枚目の画像
データとして伝送し、地点2から原稿最後の地点3まで
の原稿は2枚目の画像データとして送信する。
受信側の1枚目の受信原稿bは、第1図右側上段に示さ
れるように、送信原稿aの地点1から地点2までの画像
データが記録される。また2枚目の受信原稿cは同図右
下段に示されるように、送信原稿aの地点2から地点3
までの画像データが記録される。この例では地点2から
地点3までの画像は2枚目の受信原稿cの最上段から記
録されるが、記録位置はこれに限らず、他の実施例で
は、第2図に示すように送信原稿aの地点2から地点3
の画像データは2枚目の受信原稿cの、送信原稿に対応
する位置に記録するようにしてもよい。
次に以上のような通信を行なうファクシミリ装置の構成
につき詳細に説明する。
第3図は本発明を採用したファクシミリ装置の要部構成
を示しており、図において符号7で示されるものは送信
原稿aを1ライン分づつ搬送する搬送装置で、この搬送
装置7を構成するステッピングモータはマイクロコンピ
ュータなどから構成される制御装置19により制御回路8
を介して駆動制御される。
送信原稿aは光源10により照明され、その反射光がミラ
ー12、およびレンズ13から成る光学系を介してCCDライ
ンセンサ14上に結像される。CCDラインセンサ14で読み
取られた画像は1ライン分づつCCD制御回路15を介して
読み取られ、画像データ圧縮器16により情報量を圧縮さ
れてメモリ17に入力され格納される。
このメモリ17には回線制御部20が接続されており、メモ
リ内のデータは制御装置19の制御により逐次回線制御部
20を介して回線21に送出される。また、メモリ17にはメ
モリ残量検知装置18が接続されており、メモリ17の残量
が制御装置19に報知される。
制御装置19はメモリ残量検知装置18を介してメモリ17の
残量をモニタしながら送信原稿aの画像をCCDラインセ
ンサ14を介して読み取り、その画像データを逐次画像デ
ータ圧縮器16により圧縮してメモリ17に格納する。メモ
リ17が一杯になった、ないしは残量が残り少なくなり所
定の量まで消費された場合には画像読み取りを中断し、
ファクシミリ17内の画像データを回線制御部20を介して
電話回線などの伝送路21に送出する。
以上の制御装置19の動作を第4図のフローチャート図を
参照してさらに詳細に説明する。
まず、第4図のステップS1において制御装置19は読み取
りを開始するために原稿照明用の光源10を点灯する。
続いてステップS2ではモータ制御回路8を介して搬送装
置7を起動し、原稿aを1ライン分搬送する。
次にステップS3では原稿読み取りが終了したか否かを判
定し、読み取りが終了した場合にはステップS6に、終了
していない場合にはステップS4に移行する。読み取り終
了は、たとえば原稿1枚のラインを搬送したか否かをハ
ードウェア的ないしはソフトウェア的なカウンタにより
検出すればよい。
原稿が終了していない場合にはステップS4〜ステップS2
へと続くループを繰り返すことによって送信原稿a上の
画像が読み取られ、圧縮され、メモリ17に格納される。
ステップS4ではメモリ残量検知装置18の出力を調べるこ
とによりメモリ17の残量がなくなるか、あるいは所定値
まで減少したか否かが判定される。メモリ17の残量が充
分ある場合にはステップS2へ戻りループして上記の動作
を繰り返す。残量が残り少なくなった場合にはステップ
S5に移行し、画像読み取り、メモリ格納を中断するとと
もに分割送信を行なう旨を表すフラグをセットする。
ステップS4でメモリ残量に余裕がなくなるか、ステップ
S3で原稿の読み取りが終了した場合にはステップS6に移
行し、回線制御部20を制御してファクシミリ装置に伝送
路21を接続し、ステップS7でメモリ17内の画像データを
送出する。
画像データの送信が終了すると、ステップS8に移行し先
の分割送信フラグがセットされているか否かを判定し、
このフラグがセットされている場合にはステップS2に戻
り上記の動作を繰り返して送信原稿aの残りの画像デー
タを読み取り、送信する。
以上のようにして原稿画像メモリ容量を超える高密度で
あった場合には分割送信が行なえ、画像データが失われ
たり、通信がエラー終了となったりすることがなくな
り、標準的な画像密度に見合った小容量のメモリにより
確実な画像通信が行なえる。
以上に示した制御装置19の制御は第1図に示した通信を
行なう場合のものだが、第2図の通信を行なうには第4
図ステップS5で読み取りを中断したときまでの原稿読み
取りないしは搬送ライン数を記憶しておき、2枚目の送
信の際にこの値を受信側に送信して原稿の空送りを行な
わせる、などの方法により可能である。
[効果] 以上の説明から明らかなように、本願発明によれば、記
憶手段の記憶容量の残量がなくなるか、または、少なく
なったことが検出された場合に、読取動作及び蓄積動作
を中断し、記憶された画像データが送信され、送信が終
了することにより、記憶された画像データがなくなれ
ば、中断していた読取動作及び蓄積動作を再開し、新た
に蓄積された画像データを送信することにより、1頁の
原稿を分割送信するので、1頁の原稿の読取中断前に読
み取られた画像データを1頁の原稿読取再開後に読み取
られる画像データより先に送信でき、1頁の原稿データ
量が多大であっても、効率のよい送信を行うとともに、
簡単で安価な構成により画像データが失われたり、エラ
ーを発生したりすることなく、標準的な画像密度に見合
った小容量のメモリにより確実な画像通信が行なえる優
れたファクシミリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明のそれぞれ異なった実施例の通
信の様子を示す説明図、第3図は第1図ないし第2図に
示した通信を行なうファクシミリ装置の要部の構成を示
すブロック図、第4図は第3図中の制御装置の制御動作
を説明するフローチャート図である。 8…モータ制御回路 14…CCDラインセンサ 15…CCD制御回路 16…画像データ圧縮器、17…メモリ 18…メモリ残量検知装置 19…制御装置、20…回線制御部 21…伝送路、a…送信原稿 b,c…受信原稿

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた画像データを圧縮する圧縮
    手段と、 前記圧縮手段で圧縮された画像データを蓄積し、圧縮さ
    れた通常密度の原稿1頁分の記憶容量を持つ記憶手段
    と、 前記記憶手段の記憶容量の残量を検出し、前記記憶容量
    の残量が少なくなったことを示す所定量を検出する検出
    手段と、 前記記憶容量の残量がなくなるか、または、前記記憶容
    量の残量が前記所定量以下になったことが検出された場
    合に、前記読取手段の読取動作及び前記記憶手段への画
    像データの蓄積動作を中断し、前記画像データが送信さ
    れ、送信が終了することにより、前記記憶手段に記憶さ
    れた画像データがなくなれば、中断していた読取動作及
    び画像データの蓄積動作を再開し、先の画像データの送
    信終了後に、新たに前記記憶手段に蓄積された画像デー
    タを送信することにより、1頁の原稿を分割送信する制
    御手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
JP58200753A 1983-10-28 1983-10-28 フアクシミリ装置 Expired - Lifetime JPH0681231B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58200753A JPH0681231B2 (ja) 1983-10-28 1983-10-28 フアクシミリ装置
US06/664,305 US4712139A (en) 1983-10-28 1984-10-24 Image communication apparatus

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58200753A JPH0681231B2 (ja) 1983-10-28 1983-10-28 フアクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6093877A JPS6093877A (ja) 1985-05-25
JPH0681231B2 true JPH0681231B2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=16429598

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JP58200753A Expired - Lifetime JPH0681231B2 (ja) 1983-10-28 1983-10-28 フアクシミリ装置

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