JPH0681216B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0681216B2
JPH0681216B2 JP1248290A JP24829089A JPH0681216B2 JP H0681216 B2 JPH0681216 B2 JP H0681216B2 JP 1248290 A JP1248290 A JP 1248290A JP 24829089 A JP24829089 A JP 24829089A JP H0681216 B2 JPH0681216 B2 JP H0681216B2
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light
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健司 寺尾
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ、イメージスキャナ等に用いら
れる撮像装置(イメージセンサ)に関し、特に撮像装置
の受光部の改良に関する。
従来の技術 従来、この種の撮像装置の受光部は、第10図に示すよう
に、電極2a,2bのペアと、その間の光電変換素子1とで
1個の受光素子を形成し、これを画素ピッチpで配列し
た構造となっており、各受光素子の光電変換素子1はほ
ぼ平担な受光感度分布を持っていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成の撮像装置によれば、網点画像を読
み取ると、網点画像の網点周期と受光部の画素ピッチと
の干渉による著しいモアレが発生し、忠実な画像読取り
が不可能になることがあった。
第11図は、そのようなモアレ発生の説明図であり、
(a)は光電変換素子の配列を、(b)は網点画像パタ
ーンを、また(c)は受光素子毎の出力レベルをそれぞ
れ示す。ここに示すように、網点画像パターンの網点ピ
ッチpaと受光部の画素ピッチpが接近した場合、撮像装
置の出力に大きなモアレが発生する。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、網点
画像の読取りの場合のモアレの発生を抑えた撮像装置を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上述の課題を解決するため、全部または一部の
受光素子の受光感度分布に、二つ以上のピークを持たせ
るという構成を備えたものである。
作用 上述の構成によれば、網点画像の読取り時に、受光感度
分布に二つ以上のピークを持つ受光素子においては、網
点と受光感度のピークとの重なり合う位置が複雑になる
結果、全素子の受光感度分布が平坦な構成に比べ、網点
ピッチと画素ピッチとが接近した場合においても、発生
するモアレの周期が短くなり、モアレの最大値、最小値
も抑えられ、視覚的に良好な読取り画像を得られる。
実施例 第1図は、本発明の第1実施例による撮像装置の受光部
の概略平面図である。第1図において、光電変換素子1
と電極2a,2bにより一つの受光素子が形成され、これが
一定の画素ピッチpで矢印eの方向(素子配列方向)に
配列されている。
このような受光部の基本構造は従来と同様であるが、従
来と違って、各受光素子を構成する光電変換素子1は二
つの部分1c,1dに分割され、その間の部分3はギャップ
とされ、あるいはマスクパターン等によってマスクされ
ることによって、光電変換に実質的に寄与しない。した
がって、各受光素子の素子配列方向eの受光感度分布
は、第2図に示すような二つのピークを持った分布とな
る。
第3図は、かかる受光感度分布を持たせることによるモ
アレ抑圧効果の説明図である。すなわち、(a)に示す
ように画素ピッチaで配列された光電変換素子の配列
に、(b)に示すようなピッチpaの網点画像パターンが
入射した場合、(c)に示すような受光素子毎の出力レ
ベルが得られる。
第3図(c)に示された出力パターンと、第11図(c)
に示された出力パターンとを比較すれば明らかなよう
に、画素ピッチpと網点ピッチpaとの比が同じ網点画像
パターンを読み取った場合でも、本実施例によれば、モ
アレの周期は半分になり、モアレの振幅も半減するた
め、視覚的な読取り画像品質が大幅に向上する。
第4図は、本発明の第2の実施例による撮像装置の受光
部の概略平面図である。本実施例では、第1実施例と同
様に、各受光素子の光電変換素子1を二つの部分1c,1d
に分割するが、その分割位置を受光素子毎に変化させて
いる。すなわち、受光素子毎に、素子配列方向の受光感
度分布のピークの位置にバラツキを持たせている。
このようにすると、受光感度ピークと網点の重なりの周
期性が一層弱まり、モアレ抑圧効果が向上する。
第5図は、本発明の第3実施例による撮像装置の受光部
の概略平面図である。本実施例では、各受光素子の光電
変換素子1を三つの部分1c,1d,1eに分割し、それぞれの
間の部分3a,3bを実質的に光電変換に寄与しないように
ギャップとし、あるいはマスクパターン等によりマスク
する。したがって、各受光素子の素子配列方向(矢印
e)の受光感度分布は、三つのピークを持つことにな
る。このような構造によっても、同様のモアレ抑圧効果
を達成できることは明らかである。
第6図は、本発明の第4実施例による撮像装置の受光部
の概略平面図である。本実施例においては、各受光素子
の光電変換素子1の内部に、電極2bの一部を突き出し、
それによって光電変換素子1の中央部分をマスクし、そ
の部分の受光感度を低下させることにより、素子配列方
向の受光感度分布に二つのピークを持たせている。
なお、電極2bによりマスクされる部分の位置を素子配列
方向に変化させることにより、第2実施例と同様の効果
を得ることもできる。
第7図は、本発明の第5実施例による撮像装置の受光部
の概略平面図である。本実施例においては、各受光素子
の光電変換素子1の中央に、光電変換に寄与しない円形
の穴4を形成することにより、各受光素子の素子配列方
向(主走査方向)の受光感度分布、及び、それと直角方
向(副走査方向)の受光感度分布に二つのピークを持た
せている。このようにすれば、主走査方向のモアレと副
走査方向のモアレの両方に対する抑圧効果を得られる。
第8図は、本発明の第6実施例による撮像装置の受光部
の概略平面図である。また第9図は、第8図のIX−IX線
概略断面図である。本実施例においては、電極2a,2bの
形成時に電極2cを光電変換素子1の上に残し、この電極
2cで矢印fの方向からの入射光をマスクすることによっ
て、第5実施例と同様の受光感度分布を得ている。
なお、本実施例及び第5実施例において、穴4または電
極2cの位置を素子毎に変化させることにより、第2実施
例と同様の効果を得ることができる。穴4または電極2c
を複数個設けたり、円形以外の形状にしてもよい。
前記各実施例においては、全受光素子の受光感度分布に
二つ以上のピークを持たせたが、受光感度分布に二つ以
上のピークを持つ受光素子と、受光感度分布に一つのピ
ークを持つ受光素子とを混在させてもよい。
また、前記各実施例は受光素子を一次元配列したもので
あったが、受光素子を二次元配列した撮像装置において
も本発明を同様に適用できる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、一部または
全部の受光素子の受光感度分布に二つ以上のピークを持
たせることによって、網点画像の読取りの場合における
モアレの発生を抑え、読取り画像の品質を向上させるこ
とができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による撮像装置の受光部の
概略平面図、第2図は同第1実施例における受光素子の
受光感度分布図、第3図は同第1実施例によるモアレ抑
圧の説明図、第4図は本発明の第2実施例による撮像装
置の受光部の概略平面図、第5図は本発明の第3実施例
による撮像装置の受光部の概略平面図、第6図は本発明
の第4実施例による撮像装置の受光部の概略平面図、第
7図は本発明の第5実施例による撮像装置の受光部の概
略平面図、第8図は本発明の第6実施例による撮像装置
の受光部の概略平面図、第9図は第8図のIX−IX線概略
断面図、第10図は従来の撮像装置の受光部の概略平面
図、第11図は同従来装置によるモアレ発生の説明図であ
る。 1…光電変換素子、1c,1d,1e…光電変換素子の分割部
分、2a,2b…電極、3…ギャップまたはマスクされた部
分、4…穴、2c…マスクのための電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に同一ピッチで複数配列された
    受光素子と、これら受光素子の各々に対し両側部に受光
    面が配されるようにギャップ若しくはマスクによって設
    けられた遮光部とを具備し、前記遮光部の面積を同一と
    し前記各受光素子の主走査方向に2つ以上の感度ピーク
    を持たせることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】主走査方向に同一ピッチで複数配列された
    受光素子と、これら受光素子の受光部分にギャップ若し
    くはマスクによって設けられ、且つその面積を同一とす
    る遮光部とを具備し、前記受光素子の前記遮光部の位置
    を異ならしめて、少なくとも隣接する前記受光素子の感
    度ピークにバラツキを持たせることを特徴とする撮像装
    置。
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