JPH068060Y2 - 異径兼用ベアリング収納ケース - Google Patents

異径兼用ベアリング収納ケース

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JPH068060Y2
JPH068060Y2 JP2529490U JP2529490U JPH068060Y2 JP H068060 Y2 JPH068060 Y2 JP H068060Y2 JP 2529490 U JP2529490 U JP 2529490U JP 2529490 U JP2529490 U JP 2529490U JP H068060 Y2 JPH068060 Y2 JP H068060Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
bearing
storage case
inner ring
annular ring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2529490U
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JPH03117691U (ja
Inventor
雅英 平山
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Daiwa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Daiwa Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は異径兼用ベアリング収納ケースに関する。さら
に詳しくはベアリングを環状列に収納する両端開放型の
合成樹脂基材よりなる内外輪環状リングで、かつ内輪環
状リングに切欠き溝部を刻設し該リングの外径を少許変
形可能とした異径兼用ベアリング収納ケースに関する。
(従来の技術) 従来、ベアリングを収納する支持体又はケースとして、
ローラーを脱落させないように保持するため紙管を該ロ
ーラーに接するように中心に挿通して数個のベアリング
を担持した状態とするか、或いは実公昭41−6088
号のように夫々外側リングと該外側リング中で回転し得
る回転素子の環状列とを有するベアリングの支持体、又
は実公昭59−29141号の如き内輪を具有しないベ
アリングを数個列設して担持する合成樹脂材製の密封さ
れたチューブ、さらに実開昭59−141086号のよ
うに、合成樹脂材製の薄肉円筒体の挿口縁部の内径をベ
アリングの外径より大きくなるように外方へやや拡開し
た収納ケース等が提案されている。
(考案の解決しようとする課題) 従来、ニードルベアリング(内輪のない形式のベアリン
グ)を紙管で担持する場合、紙管の表面から剥離する微
細な紙屑、塵埃等がニードルローラーや外輪に付着しベ
アリングの精度を低下させたり、又、グリースが紙管へ
滲透し紙管が膨潤或いは劣化する等の欠点があった。こ
の為塩化ビニール材製のパイプを紙管に代えて使用する
ことが行われているが、使い捨てであるため省資源に反
し廃棄物としての処置にも難点があった。このため本考
案者はさきに上記実公昭59−29141号及び実開昭
59−141086号の如き提案を行なっているが、さ
らにこの種ベアリングのような多品種の製品取扱上、そ
れに見合った各種のサイズのベアリング担持用チューブ
を常時余分に保管しておかねばならず、わずかの異径サ
イズのものであっても共用することはできず、又、何れ
かのサイズのものが在庫がないにも拘わらず必要となっ
たような場合には、緊急に追加製造して間に合わせなけ
ればならない。また、各種の違った金型を取り揃えるこ
とは経費を要し採算上も極めて不利な点等が問題点であ
った。
(課題を解決しようとする手段及び作用) 本考案は上記事情に鑑み検討の結果到達したものであ
り、ベアリングを環状列に挟持し当接せしめた合成樹脂
基材の両端開放型の外輪環状リングと内輪環状リングか
らなり、かつ前記内輪環状リングには両端縁に跨り切欠
き溝部を刻設した該リングの外径を少許変形可能とした
異径兼用ベアリング収納ケースを提供するものである。
上記目的を達成するため、本考案に係る収納ケースにお
いては、ベアリングを環状列に挟持し当接せしめると共
に、内輪環状リングには切欠き溝部を両端縁に跨り刻設
し、該リングの外径を少許変形可能にし伸縮状態を保持
し得る構成であるから、該リングの材質は例えばポリプ
ロピレン樹脂等の如き弾性(反撥回復性)及び変形容易
性の機能を備え、かつ機械的強度ならびに耐油性、耐水
性を有するものから選ばれることが必要である。さらに
本考案に係る収納ケースでは、両端開放型の簡素な形状
であるため成形上も大きな金型等を必要とせず、いずれ
の成形方法でも成形可能である。さらに、いずれかの成
形方法により寸法の均一な製品が得られるが、ベアリン
グを挟持し当接せしめる場合、該リングの側面に刻設し
た切欠き溝部の開口部はベアリングが実質的に陥没しな
い構成であることが必要であり、例えばベアリングの円
弧状周壁面が開口部の端縁部分と接触し支持され陥没を
回避し得る開口角度をもった構成が適当である。
(実施例) 以下実施例について図面を参照して説明する。第1図は
本考案に係る内輪環状リングの正面図、第2図は第1図
のX−X線断面図、又、第3図は本考案の収納ケース本
体1においてニードルベアリングを収納した状態を示す
斜視図である。第1〜3図で、ニードルローラー2は外
輪環状リング4と内輪環状リング3により挟持し当接せ
しめ担持されており、かつ該内輪環状リング3の側面部
分には該リング3の両端縁部に跨って貫通して切欠き溝
5が刻設された概略構成となっている。
本考案はこのような構成からなり、外輪環状リング4及
び内輪環状リング3は共に弾性(反撥回復性)を有し、
変形容易性と機械的強度、耐油性や耐水性を備えたポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂基材で、しかも肉厚も比較
的薄肉で軽量であると共に、ニードルローラー2と柔軟
に接触し且つ弾性支持した状態で装着することができ
る。又、内輪環状リング3の側壁部分には両端縁部に跨
って貫通して切欠き溝部5を少なくとも1個以上、例え
ば相対峙して1個づつ刻設したような構成として、前記
合成樹脂基材の具備する弾性反撥力及び変形容易性の諸
機能により、押し込まれた場合にも、該内輪環状リング
3の外径に、通常ローラーの直径30〜40mmに対し例
えば0〜5mmの変形可能に許容範囲を設定して共用でき
る異径状態とし、かつ弾性支持により柔軟に接触して確
実に担持、更に容易に開放でき交換作業も簡便である。
更に該リング3の両端縁部にはテーパー面6を設け、挿
脱、装着を容易とした構成となっている。
又、前記切欠き溝部5は少なくとも1個以上刻設するこ
とが適当である。更に該切欠き溝部5の開口部分の長さ
aはローラーの直径dの3分の1以下が適当であり、そ
の開口角度θは60度以下が好ましい。
(考案の効果) 本考案は上記のような構成からなり、担持するベアリン
グの径が接近している場合には互いに共用可能であり、
又、該ケースは両端開放型で方向性がなく、ベアリング
の挿脱或いは装着が極めて容易であり作業性の向上を図
ることができる。
さらに、本考案の収納ケースでは押圧に対する弾性を保
持し変形容易性、機械的強度を有するポリプロピレン樹
脂等を用いており、耐油性、耐水性を備え、紙屑、埃等
の付着の虞れもない。
また、本考案にかかる収納ケースは中空成形或いは射出
成形のいずれの成形方法でも成形可能であり、大きな金
型を必要とせず迅速、かつ大量に生産することができ、
コスト低減を図ることができる。
このように本考案は、両端開放型でその構造は簡単であ
るため何れの方法でも成形可能であり、製作容易でかつ
低廉である。然も耐油性、耐水性等に優れており、仮に
再使用の繰り返しにより膨潤状態が生ずるような場合で
も許容範囲の変形幅があるため当分継続して反復使用で
きる等の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる内輪環状リングの正面図、第2
図は第1図のX−X線断面図、第3図はニードルベアリ
ングを装着した状態を示す斜視図である。 1……収納ケース本体、2……ニードルローラー、3…
…内輪環状リング、4……外輪環状リング、5……切欠
き溝部、6……テーパー面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベアリングを環状列に挟持し当接せしめた
    合成樹脂基材の両端開放型の外輪環状リングと内輪環状
    リングからなり、かつ前記内輪環状リングには両端縁に
    跨り切欠き溝部を刻設し外径を少許変形可能としたこと
    を特徴とする異径兼用ベアリング収納ケース。
JP2529490U 1990-03-12 1990-03-12 異径兼用ベアリング収納ケース Expired - Lifetime JPH068060Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2529490U JPH068060Y2 (ja) 1990-03-12 1990-03-12 異径兼用ベアリング収納ケース

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JP2529490U JPH068060Y2 (ja) 1990-03-12 1990-03-12 異径兼用ベアリング収納ケース

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Publication Number Publication Date
JPH03117691U JPH03117691U (ja) 1991-12-05
JPH068060Y2 true JPH068060Y2 (ja) 1994-03-02

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ID=31528231

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JP2529490U Expired - Lifetime JPH068060Y2 (ja) 1990-03-12 1990-03-12 異径兼用ベアリング収納ケース

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JP4879140B2 (ja) * 2007-11-10 2012-02-22 朋子 柳沢 導尿バッグ用のカバー

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JPH03117691U (ja) 1991-12-05

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