JPH0680523U - 自動組立用治具 - Google Patents

自動組立用治具

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JPH0680523U
JPH0680523U JP2796693U JP2796693U JPH0680523U JP H0680523 U JPH0680523 U JP H0680523U JP 2796693 U JP2796693 U JP 2796693U JP 2796693 U JP2796693 U JP 2796693U JP H0680523 U JPH0680523 U JP H0680523U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
chuck
automatic assembly
jig
assembly jig
Prior art date
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Pending
Application number
JP2796693U
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English (en)
Inventor
良幸 因田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
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Publication of JPH0680523U publication Critical patent/JPH0680523U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド量を固定した一般的なスライドテー
ブルを使用しつつ二種類の移動を可能とする。 【構成】 チャック爪12a,12bの先端側はそれぞ
れ内側に向けて湾曲してあり、内側面に傾斜面12a
1,12b1を形成している。チャック10にてチャッ
ク爪12a,12bを狭めると、内側面の傾斜面12a
1,12b1がワーク40の両側端面に当接し、傾斜面
12a1,12b1に沿ってワーク40は引き込まれ
る。この引き込み量が従前における移動(B)を行なう
ことになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動組立用治具に関し、特に、帯板状のワークを幅方向の両側から チャック爪にて挟み込んで保持する自動組立用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動組立用治具として図5及び図6に示すものが知られている 。 図において、チャック1は互いに相対面して水平方向に配向されたチャック爪 2a,2bを有しており、必要に応じてチャック爪2a,2bを所定量だけ近接 させてワーク4を保持することができる。また、チャック1は上記チャック爪2 a,2bの延設方向に前後動するスライドテーブル3上に配設されている。なお 、ワーク4はチャック爪2a,2bの前方における所定位置に自動的に供給され る。
【0003】 チャック1にてワーク4を保持する場合、図7(a)〜(d)に示すように、 スライドテーブル3にてチャック1をワーク4に向けて前進させ(図7(a)) 、チャック爪2a,2bの先端部分の間にワーク4が入り込む位置まできたら当 該チャック爪2a,2bを閉じ(図7(b)(c))、次工程でのワーク4の供 給を容易にするためにスライドテーブル3にてチャック1を後方にわずかに引き 戻す。なお、この後の工程が終了したらスライドテーブル3を初期位置に戻す。 ところで、このようにチャック1は、最初にワークに向かって前進する移動( A)と後方にわずかに引き戻す移動(B)という移動量の異なる二種類の移動が 必要となり、移動量の異なるスライドテーブルを重ねて設置するか、スライ ド量の調整可能なスライドテーブルを設置するかのいずれかとしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の自動組立用治具においては、スライド量を固定した一般的なス ライドテーブルだけで使用することができないため、構造や制御が複雑となるし 、スペースやコストの面で不利となるという課題があった。 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、スライド量を固定した一般 的なスライドテーブルを使用しつつ二種類の移動を可能とすることが可能な自動 組立用治具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、帯板状のワークに接近し て同ワークの幅方向の両側からチャック爪にて挟み込んで保持する自動組立用治 具において、上記チャック爪の先端部分を互いに内側に向けて湾曲せしめた構成 としてある。
【0006】 また、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載の自動組立用治具において、 上記ワークの中程には位置決め孔を形成するとともに、上記チャック爪の間には 上記ワークの側に向かって概ね同チャック爪の先端付近まで突出する上記位置決 め孔に挿入可能な位置決めピンを配設した構成としてある。
【0007】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、ワークに接近して当 該ワークがチャック爪の先端の間に入り込んだ後、チャック爪を閉じるとワーク の両側部分がチャック爪に当接するが、当該チャック爪は互いに内側に向けて湾 曲しているので、チャック爪が閉じていくにつれてワークは傾斜面に沿って摺動 して当該自動組立用治具の側に移動する。
【0008】 また、請求項2にかかる考案においては、ワークがチャック爪の先端の間に入 り込むときに位置決めピンがワークの中程に形成した位置決め孔内に進入し始め 、チャック爪が閉じてワークが自動組立用治具の側に移動するときに位置決めピ ンはワークの位置決め孔内に進入していき、ワークと位置決めピンとが容易に外 れてしまうはないようにするとともに、直線移動を補助している。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、チャック爪が閉じていくときにワークは傾斜面 に沿って引き込まれるため、スライド量の固定したスライドテーブルだけで構成 することが可能な自動組立用治具を提供することができる。
【0010】 また、請求項2にかかる考案によれば、ワークをつかむときに容易に外れてし まはないようにすることができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる自動組立用治具を示す斜視図である。 チャック10は、スライド量を一定としたスライドテーブル20上に設置され ている。チャック10の両側面からは同時に伸縮するアーム11a,11bが突 出しており、両アーム11a,11bの外側面にはそれぞれ前方に向けて水平に 配向したチャック爪12a,12bを固着している。チャック爪12a,12b の先端側はそれぞれ内側に向けて湾曲してあり、内側面に傾斜面12a1,12 b1を形成している。
【0012】 チャック10の上面には前方に向けて突出するとともに前端部を下方に屈曲し たブラケット13を固着してあり、当該下方に屈曲した前端部の前面には上記チ ャック爪12a,12bの前端付近までの長さとした位置決めピン14を固着し てある。なお、同位置決めピン14の先端にはコーン形状とした先細り部14a を形成している。 一方、帯板状のワーク40はチャック10の前方に自動的に供給されており、 上記位置決めピン14に対面する位置に位置決め孔40aを形成している。 なお、上記チャック10とスライドテーブル20は図示しないシーケンス装置 にてその駆動を制御している。
【0013】 次に、上記構成からなる自動組立用治具の動作を図2〜図4を参照して説明す る。なお、初期状態では、図2に示すように、チャック10はスライドテーブル 20にて後方側に位置され、アーム11a,11bは突出している。 スライドテーブル20にて、図2と図3に示すように、固定されたスライド量 だけチャック10をワーク40に向けて前進させる。このスライド量はチャック 爪12a,12bの先端がワーク40をわずかに越えた位置まで前進する量とし てある。このとき、位置決めピン14の先端部分である先細り部14aはワーク 40の位置決め孔40a内に進入する。
【0014】 チャック10にてアーム11a,11bを縮めると、チャック爪12a,12 bはワークの側に向けて移動し始め、図4に示すように、内側面の傾斜面12a 1,12b1がワーク40の両側端面に当接する。さらに、チャック爪12a, 12bがワーク40に向かって移動すると、傾斜面12a1,12b1に沿って ワーク40は引き込まれる。そして、このときに位置決めピン14がワーク40 の位置決め孔40a内に進入していくため、ワーク40が直線的に引き込まれる のを助けるとともに、斜めとなって抜け落ちてしまうことを防止する。また、位 置決めピン14の先端に形成した先細り部14aが最初に位置決め孔40a内に 進入し、徐々に太径となった部分が位置決め孔40a内に進入していくため、ワ ーク40を正確な位置にガイドしてからチャック爪12a,12bにて保持する ことができる。 なお、この後、所定の工程を経てワークを保持する必要がなくなると、チャッ ク10はアーム11a,11bを伸ばし、チャック爪12a,12bを広げてワ ーク40を解放する。そして、スライドテーブル20は後退して初期位置へ戻る 。
【0015】 このように、スライドテーブル20のスライド量が一定であるので、チャック 10はワークに向かって前進する移動(A)とその逆の移動(A)だけを行なう ものの、チャック爪12a,12bが閉じるときに内側に湾曲させて形成した傾 斜面12a1,12b1に沿ってワーク40を引き込むため、この引き込み量が 従前における移動(B)を行なうことになる。 また、このときに位置決めピン14と位置決め孔40aが係合して、ワーク4 0が引き込まれる際に不安定になることを防止している。従って、直線的な引き 込み動作を許容しつつワーク40がチャック爪12a,12bから外れないよう にすればよいので、例えば、ワーク40の側面に切り欠きを形成して傾斜面12 a1,12b1に畦状の突起を形成し、両者が摺動して移動するようにしたり、 ワーク40が磁性体であるならばチャック10の側に磁石を保持させて落下して しまうのを防ぐようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる自動組立用治具の斜
視図である。
【図2】自動組立用治具にてワークを保持する手順を示
す上面図である。
【図3】自動組立用治具にてワークを保持する手順を示
す上面図である。
【図4】自動組立用治具にてワークを保持する手順を示
す上面図である。
【図5】従来の自動組立用治具の斜視図である。
【図6】従来の自動組立用治具の側面図である。
【図7】従来の自動組立用治具にてワークを保持する手
順を示す上面図である。
【符号の説明】
10…チャック 12a,12b…チャック爪 12a1,12b1…傾斜面 14…位置決めピン 20…スライドテーブル 40…ワーク 40a…位置決め孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状のワークに接近して同ワークの幅
    方向の両側からチャック爪にて挟み込んで保持する自動
    組立用治具において、 上記チャック爪の先端部分を互いに内側に向けて湾曲せ
    しめた構成としたことを特徴とする自動組立用治具。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の自動組立用治具に
    おいて、上記ワークの中程には位置決め孔を形成すると
    ともに、上記チャック爪の間には上記ワークの側に向か
    って概ね同チャック爪の先端付近まで突出する上記位置
    決め孔に挿入可能な位置決めピンを配設したことを特徴
    とする自動組立用治具。
JP2796693U 1993-04-28 1993-04-28 自動組立用治具 Pending JPH0680523U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2796693U JPH0680523U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 自動組立用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2796693U JPH0680523U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 自動組立用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680523U true JPH0680523U (ja) 1994-11-15

Family

ID=12235640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2796693U Pending JPH0680523U (ja) 1993-04-28 1993-04-28 自動組立用治具

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JP (1) JPH0680523U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023144954A1 (ja) * 2022-01-27 2023-08-03 株式会社Fuji 位相決め機構付きチャック装置

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