JPH0680372A - 物品の荷役用クランプ装置 - Google Patents

物品の荷役用クランプ装置

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JPH0680372A
JPH0680372A JP23488192A JP23488192A JPH0680372A JP H0680372 A JPH0680372 A JP H0680372A JP 23488192 A JP23488192 A JP 23488192A JP 23488192 A JP23488192 A JP 23488192A JP H0680372 A JPH0680372 A JP H0680372A
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JP
Japan
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upper frame
frame
outer cylinder
inner cylinder
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JP23488192A
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Wakichi Kawabata
和吉 川端
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TOOTASU KK
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TOOTASU KK
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  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の物品をクランプして搬送し、相互間隔
を最小に詰めて並べる。 【構成】 各リンク機構30に対し、食違い配置したス
ライド機構51、51を介して対向する各一対のクラン
プアーム52、52を連結する。リンク機構30、30
は、中間フレーム20に対する上フレーム10の上下運
動をクランプアーム52、52の開閉運動に変換する。
スライド機構51、51を介し、物品の大きさに従って
クランプアーム52、52の間隔を調節するとき、全体
幅は、物品の大きさに対して必要最小に定めることがで
き、物品の相互間隔を最小に詰めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大型のコンクリート
製品を含む任意の物品を両側から挾むようにしてクラン
プし、引き上げてそのまま搬送する用途に好適な物品の
荷役用クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型のコンクリート製品の離型作業は、
天井クレーンやフォークリフト等の荷役機械を介して型
抜きした製品をそのままストックヤード等へ搬出するこ
とによって、作業能率の改善を図ることができる。ま
た、ストックヤードへ搬出されたコンクリート製品は、
先きに搬出された製品との相互間隔をできるだけ詰め、
一定敷地内に多数の製品をストックすることができるよ
うに整然と並べられる。
【0003】このような用途に供する荷役用クランプ装
置として、コンクリート製品の重量を利用し、その重量
に応じた把持力で製品をクランプするものが知られてい
る。このものは、荷役機械に連結する上フレームに、リ
ンク機構を介して各一対の対向するクランプアームを取
り付け、荷役機械を介して上フレームを引き上げると
き、リンク機構が各クランプアームを閉じ方向に駆動す
る。すなわち、このときのリンク機構は、上フレームの
上下運動をクランプアームの開閉運動に変換することが
でき、多数のリンクプレートの組合せからなる複雑な機
構が用いられている。また、各対のクランプアームは、
同一直線上に配置され、それぞれ、間隔調節用のスライ
ド機構を介してリンク機構に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、リンク機構が複雑であるため、自重が過大となり、
大型の荷役機械を必要とする他、保守点検作業がし難い
という問題があった。また、各対のクランプアームが同
一直線上に配置されているため、スライド機構は、装置
全体の最大幅の1/2以内に収める必要があり、クラン
プアームの調節範囲を拡大するには、装置全体の最大幅
を大きくしなければならず、コンクリート製品をストッ
クヤードに並べるに際し、製品の間隔を十分に詰めるこ
とができないという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、リンク機構を
簡略化することによって、全体の軽量化と保守点検の容
易さとを実現するとともに、スライド機構を食違い配置
することによって、最大幅を増加することなく、クラン
プアームの調節範囲を十分大きくとることができる物品
の荷役用クランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、上フレームと、上フレームの両
端から垂下する一対のリンク機構と、リンク機構を介し
て上フレームに連結する中間フレームと、リンク機構を
介して中間フレームに連結する各一対のクランプアーム
と、上フレームを中間フレームに自動ロックする伸縮機
構とを備えてなり、クランプアームは、それぞれ、食違
い配置した間隔調節用のスライド機構を介してリンク機
構の下端に連結し、リンク機構は、中間フレームに対す
る上フレームの上下運動をクランプアームの開閉運動に
変換することをその要旨とする。
【0007】なお、リンク機構は、それぞれ、上端部を
上フレームに連結する一対の上側リンクプレートと、上
端部を上側リンクプレートの下端部に連結し、中間部を
中間フレームに連結し、下端部をスライド機構に連結す
る一対の下側リンクプレートと、中間フレームとスライ
ド機構とを上下に連結する補助リンクプレートとから構
成することができる。
【0008】また、伸縮機構は、内部に突当て部材を備
え、上フレームに垂設する内筒と、内部に異形の掛止ロ
ータを備え、中間フレームに立設する外筒とからなり、
外筒と内筒とは、掛止ロータが掛合する掛止孔を有し、
掛止ロータは、突当て部材と掛止孔とに交互に掛合して
回転し、外筒に対し、内筒をロックし、アンロックする
ようにしてもよい。
【0009】さらに、スライド機構は、クランプアーム
を一端に垂設する水平外筒と、リンク機構に連結し、水
平外筒に嵌合する水平内筒とから構成することができ
る。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、上フレーム
は、伸縮機構がロックされていないことを条件に上方に
引き上げることができ、このとき、リンク機構は、上フ
レームの上昇運動をクランプアームの閉じ方向の運動に
変換するから、クランプアームは、搬送すべき物品をク
ランプすることができる。なお、この際、リンク機構に
は、物品の重量に対応して上下方向の力が加わるので、
クランプアームは、物品の重量に応じた力で物品をクラ
ンプすることができる。
【0011】物品の搬送後、上フレームを下降し、物品
が接地すると、リンク機構は、上フレームの重量によっ
て押し縮められ、クランプアームは、自動的に物品を解
放することができる。なお、上フレームの上下運動は、
伸縮機構によって自動ロックすることができるので、そ
の後、上フレームを上方に駆動すれば、リンク機構が作
動せず、クランプアームを開いたまま全体を上昇させる
ことができ、次ぎの物品を能率よくクランプさせること
ができる。また、クランプアームのスライド機構は、食
違い配置によって互いにオーバーラップさせることがで
きるので、各クランプアームの調節範囲を大きくして
も、全体の最大幅が過大になることがない。
【0012】なお、上側リンクプレートと下側リンクプ
レートと補助リンクプレートとからなるリンク機構は、
必要最少限の構成部材により、上フレームの上下運動を
クランプアームの開閉運動に変換することができる。
【0013】また、上フレームに垂設する内筒と、中間
フレームに立設する外筒と、異形の掛止ロータとを備え
る伸縮機構は、上フレームの上下運動により、突当て部
材と掛止孔とを介して掛止ロータを回転させ、外筒に対
し、内筒をロックし、アンロックすることができるか
ら、単に上フレームを上下に駆動するのみで、クランプ
アームを開いたままに固定し、または、開閉可能に切り
換えることができる。
【0014】また、リンク機構に連結する水平内筒と、
クランプアームを取り付けた水平外筒とを組み合せてな
るスライド機構は、水平外筒に対する水平内筒の挿入長
さを調節することにより、対向する一対のクランプアー
ムの間隔を自在に調節することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0016】物品の荷役用クランプ装置は、上フレーム
10と、中間フレーム20と、リンク機構30、30
と、各一対のクランプアーム52、52…とを主要部材
としてなる(図1)。
【0017】上フレーム10は、一対の水平材11、1
1の両端にブラケット板13、13を固着して一体化
し、上部中央位置に、荷役機械のフック等に連結するた
めの掛合部材12を取り付けてなる。掛合部材12は、
ベース板12bを介して水平材11、11に取り付けら
れている。各ブラケット板13の両端部は、水平材1
1、11の左右に突出しており、その内側には、ブラケ
ット板13の突出部分と同形の補助ブラケット13b、
13bが付設されている。各補助ブラケット13bの先
端部とブラケット板13の先端部とは、軸C1 を介して
連結されている。
【0018】中間フレーム20は、上フレーム10の水
平材11、11と平行する水平材21、21の両端に各
一対のサイドフレーム22、22を固着して一体化し、
水平材21、21の中央部下方に突上げ板23を付設し
てなる。一対のサイドフレーム22、22は、同一長さ
の角パイプ材を水平材21、21の左右に同量ずつ突出
させて一体に連結し、互いにオーバラップした状態で固
定されている。突上げ板23は、水平材21、21の下
面に直交して配設する一対のスペーサ材21a、21a
と、スペーサ21a、21aを介して取り付ける固定板
21bと、固定板21bに垂設するアジャストボルト2
3b、23bとを介して取り付けられている。なお、突
上げ板23の下面には、クッション材23cが付設され
ている。
【0019】上フレーム10と中間フレーム20とは、
上フレーム10の両端から、それぞれ軸C1 、C1 を介
して垂下する一対のリンク機構30、30によって連結
されている。
【0020】各リンク機構30は、軸C1 、C1 を介し
て上フレーム10に上端部を連結する一対の上側リンク
プレート31、31と、軸C3 、C3 を介して中間フレ
ーム20のサイドフレーム22、22に中間部を連結す
る一対の下側リンクプレート32、32と、補助リンク
プレート32a、32aとからなり、上側リンクプレー
ト31、31の下端部と、下側リンクプレート32、3
2の上端部とは、一対のリンク機構30、30に共通す
る通し軸C2 、C2 を介し、屈曲自在に連結されてい
る。ただし、下側リンクプレート32、32は、それぞ
れ、サイドフレーム22、22の上方において内側に屈
曲し、中間で交差した上、反対側に位置する上側リンク
プレート31、31に連結されている。また、下側リン
クプレート32、32の中間部は、長孔H1 、H1 を介
してサイドフレーム22、22を上から下に貫通してい
る。また、各サイドフレーム22には、別の軸C3 を介
し、補助リンクプレート32aが取り付けられている。
【0021】対向する一対のクランプアーム52、52
は、それぞれ、下側リンクプレート32の下端部と補助
リンクプレート32aとを介し、対応するサイドフレー
ム22から垂下されている。ただし、各クランプアーム
52は、水平方向のスライド機構51を介し、下側リン
クプレート32、補助リンクプレート32aに連結され
ている。
【0022】各スライド機構51は、クランプアーム5
2を一端に垂設する水平外筒51bと、水平外筒51b
に嵌合する水平内筒51aとからなる。水平外筒51b
の上面には、長孔H2 が形成され、側面には、ピン孔H
3 、H3 …が列設して形成されている。また、水平内筒
51aの上面には、下側リンクプレート32、補助リン
クプレート32aに対応する長孔H4 、H4 が形成され
(図2)、側面には、ねじ孔H5 が形成されている。そ
こで、水平内筒51aは、水平外筒51bのピン孔H3
、H3 …のいずれかを介し、止めねじ51cをねじ孔
H5 にねじ込むことによって、水平外筒51bに対し、
その挿入長さを任意に設定して固定することができる。
【0023】水平内筒51aは、下側リンクプレート3
2、補助リンクプレート32aに対し、それぞれヒンジ
ピンC4 を介して連結されている。ただし、ヒンジピン
C4は、水平内筒51aの内部に突設する一対のカラー
C4a、C4aに収納され、スナップリングC4b、C4bを介
して位置決めされており、ヒンジピンC4 の両端は、水
平内筒51aの側面から突出しないようになっている。
【0024】対向する一対のクランプアーム52、52
に対応するスライド機構51、51は、サイドフレーム
22、22に対応して食違い配置され、互いに大きくオ
ーバラップしている(図1)。そこで、対向するクラン
プアーム52、52は、それぞれのスライド機構51に
おいて、水平外筒51bに対する水平内筒51aの挿入
長さを設定することにより、相対間隔を任意に調節する
ことができる。なお、同じ側に位置する各2本のクラン
プアーム52、52の下端部は、それぞれ、内側に弾性
部材53aを取り付けたクランプバー53によって連結
されており、一対のクランプバー53、53は、互いに
対向して配設されている。
【0025】上フレーム10と中間フレーム20との間
には、伸縮機構40が介装されている。
【0026】伸縮機構40は、上フレーム10に垂設す
る内筒41と中間フレーム20に立設する外筒42とか
らなり、上下の水平材11、11、21、21の間に直
立して介装されている。なお、内筒41の上端部は、水
平材11、11によって挟み込み、ベース板12bの裏
面に突き当てて位置決めされている。また、外筒42の
下端部は、水平材21、21によって挟み、固定板21
bの上面に突き当てて位置決めされている。
【0027】内筒41は、上端寄りの内部に突当て部材
41aを突設するとともに、一方の側面に掛止孔41h
を形成したCチャンネル材である(図3)。一方、外筒
42は、上端寄りに回転自在の掛止ロータ42aを内装
し、掛止ロータ42aと同一高さ位置において、一方の
側面に掛止孔42hを形成した角パイプ材であり、内筒
41は、外筒42に対し、スライド可能に嵌合されてい
る(図3、図4)。なお、内筒41と外筒42とは、ほ
ぼ同一長さとなっており、掛止孔41h、42hは、内
筒41のほぼ全長が外筒42に挿入されるとき、互いに
重なり合って開口するものとする(図4(A)、
(B))。
【0028】掛止ロータ42aは、短辺側を浅いV字形
面とする異形のブロック体であり、一端にねじ部を有す
る鍔付きの取付けピン42bを介して外筒42に取り付
けられている(図3、図5)。取付けピン42bのねじ
部は、外筒42の外面に固定するスペーサ42cを貫通
して外部に突出しており、ナット42e、42eを介し
て固定されている。なお、掛止ロータ42aの各V字形
面は、左右非対称に成形され、しかも、取付けピン42
bに対して点対称に成形されている。また、掛止ロータ
42aと外筒42との間には、ワシャ42S1 を介して
圧縮ばね42sが装着され、掛止ロータ42aが不用意
に回転しないようになっている。ここで、突当て板41
aは、内筒41の幅方向中央部に配置されているのに対
し、掛止ロータ42aは、掛止孔42h側に接近して配
置されており(図4)、掛止孔42h、41hが開口し
たときにのみ回転することができる。
【0029】このような物品の荷役用クランプ装置は、
掛合部材12を介して天井クレーン等の荷役機械のフッ
クHKから吊下して使用する(図6)。このとき、全体
は、フックHKにより一点支持されているが、掛合部材
12が水平材11、11の中央に位置していることによ
り、水平姿勢を保つことができる。また、伸縮機構40
は、内筒41のほぼ全長が外筒42に挿入され、しか
も、掛止ロータ42aは、一方のV字形面が内筒41の
掛止孔41hの下辺に掛合することにより、外筒42に
対し、内筒41をロックしているものとする(図4
(A))。なお、このときは、伸縮機構40が短縮して
いることにより、上フレーム10は、中間フレーム20
に対して十分近くにまで下降しており、したがって、対
向する各一対のクランプアーム52、52は、リンク機
構30、30を介し、十分に開いた状態にある(図6
(A))。
【0030】そこで、クランプアーム52、52がコン
クリート製品CMの両側に位置するようにして、全体を
コンクリート製品CM上に降ろせば(同図)、突上げ板
23がコンクリート製品CMの天面に当接することによ
り、中間フレーム20は、相対的に上方に突き上げら
れ、伸縮機構40をいくぶん押し縮めることができる
(図4(B))。このとき、内筒41の突当て部材41
aは、掛止ローラ42aの上側の長辺に掛合し、掛止ロ
ータ42aを同図の矢印K1 方向に回転させるから、内
筒41は、外筒42からアンロックすることができる。
そこで、つづいて、フックHKを介して上フレーム10
を上方に駆動すれば、上フレーム10と一体の内筒41
は、上方に抜け出すことができ(図3(C)の実線)、
このとき、内筒41は、掛止孔41hを介して掛止ロー
タ42aの下側の長辺を突き上げ、掛止ロータ42aを
さらに矢印K1 方向に回転させることができる。また、
このときの掛止ロータ42aは、長辺が内筒41の長手
方向を向くように姿勢を変えるから、内筒41は、その
後、フリーに上昇することができ、上フレーム10の上
昇を許容する。
【0031】上フレーム10が上昇すると、各リンク機
構30の上側リンクプレート31、31は、下側リンク
プレート32、32の上端部を引き上げるから(図6
(B))、下側リンクプレート32、32は、軸C3 、
C3 を中心として互いに反対方向に揺動し、その下端部
に連結されたクランプアーム52、52を閉じ方向に駆
動することができる。各リンク機構30の動作は、クラ
ンプバー53、53を介してクランプアーム52、52
がコンクリート製品CMを完全にクランプした時点で停
止し、クランプアーム52、52は、その後、上フレー
ム10とともに上昇し、コンクリート製品CMを上方に
引き上げることができる。また、コンクリート製品CM
が完全に浮上しているときには、クランプアーム52、
52は、コンクリート製品CMの重量に対応した把持力
を発生することができる。
【0032】一方、荷卸しに際しては、フックHKを介
して全体を下降させる。コンクリート製品CMが接地す
ると、上フレーム10は、上側リンクプレート31、3
1を介して下側リンクプレート32、32の上端部を押
し下げ、クランプアーム52、52を開くとともに、伸
縮機構40を押し縮める。伸縮機構40が十分に縮むと
(図4(C)の二点鎖線)、内筒41の突当て部材41
aが掛止ロータ42aの上側のV字形面に掛合し、掛止
ロータ42aは、同図の矢印K1 方向に回転することが
できる。そこで、つづいて、上フレーム10を上方に駆
動すると、掛止ロータ42aの下側のV字形面に内筒4
1の掛止孔41hが掛合し、掛止ロータ42aは、元の
姿勢に復帰して(図4(A))、内筒41を自動ロック
することができる。したがって、全体は、その後、クラ
ンプアーム52、52が開いた状態のまま上昇し、次ぎ
のコンクリート製品CMをクランプさせることができ
る。
【0033】寸法が異なるコンクリート製品CMに対し
ては、アジャストボルト23b、23bを介し、突上げ
板23を上下に移動することによって、クランプアーム
52、52…によるクランプ位置を調節することができ
る(図1)。また、スライド機構51を介して各クラン
プアーム52を水平に移動すれば、対向する一対のクラ
ンプアーム52、52の間隔を調節することができる。
【0034】以上の説明において、上フレーム10に
は、図示の掛合部材12に代えて、または、掛合部材1
2とともに、フォークリフト用の掛合部材や、その他の
荷役機械用の掛合部材を設けることができるものとす
る。また、この発明は、コンクリート製品CMに限ら
ず、任意の物品の荷役用に使用することができ、このと
き、クランプアーム52、52…、クランプバー53、
53は、取り扱う物品の形状に合わせ、任意に変形する
ことができるものとする。たとえば、物品の側面が曲面
からなるとき、クランプバー53、53は、物品の形状
に適合するように、適当に湾曲させてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、リンク機構を介して上フレームと中間フレームとク
ランプアームとを連結し、上フレームの上下運動をクラ
ンプアームの開閉運動に変換することによって、リンク
機構は、運動変換機構としてのみならず、全体の連結部
材としても利用することができるから、全体構造を著る
しく簡略化し、全体の軽量化と保守点検の容易さとを実
現することができる上、食違い配置したスライド機構を
介してクランプアームを取り付けることによって、最大
幅を増加することなくクランプアームの調節範囲を任意
に拡大することができるので、大小の物品に対し、円滑
に対処することができるとともに、その相互間隔を詰め
て整然と並べることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体斜視図
【図2】 要部断面図(1)
【図3】 要部分解斜視図
【図4】 動作説明図
【図5】 要部断面図(2)
【図6】 全体動作説明図
【符号の説明】
10…上フレーム 20…中間フレーム 30…リンク機構 31…上側リンクプレート 32…下側リンクプレート 32a…補助リンクプレート 40…伸縮機構 41…内筒 41a…突当て部材 42…外筒 42a…掛止ロータ 41h、42h…掛止孔 51…スライド機構 51a…水平内筒 51b…水平外筒 52…クランプアーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上フレームと、該上フレームの両端から
    垂下する一対のリンク機構と、該リンク機構を介して前
    記上フレームに連結する中間フレームと、前記リンク機
    構を介して前記中間フレームに連結する各一対のクラン
    プアームと、前記上フレームを前記中間フレームに自動
    ロックする伸縮機構とを備えてなり、前記クランプアー
    ムは、それぞれ、食違い配置した間隔調節用のスライド
    機構を介して前記リンク機構の下端に連結し、前記リン
    ク機構は、前記中間フレームに対する前記上フレームの
    上下運動を前記クランプアームの開閉運動に変換するこ
    とを特徴とする物品の荷役用クランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は、それぞれ、上端部を
    前記上フレームに連結する一対の上側リンクプレート
    と、上端部を前記上側リンクプレートの下端部に連結
    し、中間部を前記中間フレームに連結し、下端部を前記
    スライド機構に連結する一対の下側リンクプレートと、
    前記中間フレームとスライド機構とを上下に連結する補
    助リンクプレートとからなることを特徴とする請求項1
    記載の物品の荷役用クランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記伸縮機構は、内部に突当て部材を備
    え、前記上フレームに垂設する内筒と、内部に異形の掛
    止ロータを備え、前記中間フレームに立設する外筒とか
    らなり、該外筒と前記内筒とは、前記掛止ロータが掛合
    する掛止孔を有し、前記掛止ロータは、前記突当て部材
    と掛止孔とに交互に掛合して回転し、前記外筒に対し、
    前記内筒をロックし、アンロックすることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の物品の荷役用クランプ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スライド機構は、前記クランプアー
    ムを一端に垂設する水平外筒と、前記リンク機構に連結
    し、前記水平外筒に嵌合する水平内筒とからなることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の物
    品の荷役用クランプ装置。
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Cited By (4)

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US6286881B1 (en) * 1997-01-27 2001-09-11 Notsuunso Kabushikikaisha Load clamping and lifting apparatus
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KR100952361B1 (ko) * 2008-01-22 2010-04-09 태인플랜트(주) 맨홀 운반 및 터닝용 지그
JP2016155186A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 Ckd株式会社 把持装置、及び昇降助力装置

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