JPH0680368U - 同期電動機の回転子 - Google Patents

同期電動機の回転子

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JPH0680368U
JPH0680368U JP2061593U JP2061593U JPH0680368U JP H0680368 U JPH0680368 U JP H0680368U JP 2061593 U JP2061593 U JP 2061593U JP 2061593 U JP2061593 U JP 2061593U JP H0680368 U JPH0680368 U JP H0680368U
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JP
Japan
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silicon steel
plate
slits
steel plate
aluminum
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Withdrawn
Application number
JP2061593U
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English (en)
Inventor
清治 佐藤
健一 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を埋込んだ同期電動機にあってアル
ミニウムの充填をまんべんなく行なうようにしたもので
ある。 【構成】 けい素鋼板とその間に介在されるSUS板に
あって、放射状に形成され永久磁石が配置される孔及び
スリットで永久磁石の円周側寄りにけい素鋼板及びSU
S板両方共同一形状の空隙を形成することにより、アル
ミニウム鋳込み時の溶融アルミニウム通路を形成したも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、三相同期電動機の回転子に使用される鉄板の溝形状に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
図5,図6は電動機の全体構成及び回転子(けい素鋼板)正面を示している。 図5において、1はフレーム、2は固定子鉄心、3は固定子巻線、4はブラケ ット、5は回転子鉄心、6は回転子羽根片、7はシャフト、8はベアリング、9 は波形バネ、10は端子箱、11は外カバー、12は羽根車、13はアイボルト 、14はダンパー、15は永久磁石を示し、永久磁石同期電動機を示す。
【0003】 かかる電動機において、回転子鉄心のけい素鋼板5aに着目した場合、その断 面は図6に示すように構成され、シャフト7を中心に永久磁石15が配置され、 ダンパー14が備えられている構成を有する。 回転子鉄心5の軸方向には、図6に示す極間スリット16にて極数に対応して ばらばらになっているけい素鋼板5aのブロックが回転中の自己遠心力にて飛散 しないように、図7に示す円形のSUS板5bが、例えば図8に示すように適宜 介在されている。そして、アルミダイキャストにてけい素鋼板5aと極間スリッ トがない円形1枚板のSUS板5bとが一体化されて各々のブロックが固着され ている。
【0004】 しかし、SUS板5bは、ダンパー14の外、永久磁石15配置用の孔が形成 されるのみで、スリット16が形成されていないため、ダイキャストにて一体成 形するに当りSUS板5bの永久磁石15にじゃまされてけい素鋼板5aのスリ ット16にアルミニウムが流れ込みにくいという現象が生じている。 そして、円周側端のスリット16にアルミニウムが鋳込まれない状態では、製 作の工程で図9(a)に示すように回転子外径を所定の寸法に切削仕上げを行な う際、削り部が飛び散ることなく図9(b)の如くスリット内側に切削バリ17 として残ってしまう。そして、このバリ17は完全に取り除かないと、運転中飛 びだし固定子コイルを傷付けたりすることになり、電動機を焼損させることがあ る。 このため、バリ取り作業は大変面倒で工数がかかり、また、見落しやすい性質 のものでもあるので品質が問題となる。
【0005】 本考案は、アルミニウムをまんべんなく充填してスリット内側に切削バリが発 生しないようにして運転上、作業上の不都合を除くようにした同期電動機の回転 子鉄板の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成する本考案は、 軸方向にけい素鋼板を積層し、このけい素鋼板に挟まれてSUS板が介在され 、上記けい素鋼板及びSUS板のスロットやスリットにアルミニウムが鋳込まれ る構成の回転子において、 上記SUS板及びけい素鋼板に放射状に形成された孔及びスリット内に永久磁 石を配置した状態で、上記永久磁石の周側寄りの上記SUS板及びけい素鋼板の 孔及びスリットに空隙を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
SUS板での永久磁石が配置される孔が、永久磁石を配置してもなお溶融アル ミニウムが流れ込むに充分な空隙を有することになりしかもけい素鋼板にも同じ 空隙を有することになるので、溶融アルミニウムがSUS板にて止められること なく通り、このためけい素鋼板のスリット内にもアルミニウムを充填できしかも 溶融アルミニウムが円滑に流れ込むことができる。
【0008】
【実施例】
ここで、図1ないし図4を参照して本考案の実施例を説明する。なお、図5〜 図9と同一部分には同一符号を付す。 図1において、回転子の一部を構成するSUS板5bは、一枚板の円板形状を 有し、このSUS板5bにはダンパー14の他に放射状に永久磁石15の孔が形 成されている。 図1の場合には4極であるので4個の永久磁石用の孔が開けられている。そし て、この孔には、永久磁石15を挿入配置した状態でなお空隙18bを有してお り、この空隙18bは図3(a)に示すように永久磁石用孔の円周側寄り側部に 形成されている。
【0009】 他方、このSUS板5bによって挟まれるけい素鋼板5aにもダンパー14及 び極間スリット16の外、スリット16に付着して空隙18aが形成されている 。この空隙18aはSUS板5bの空隙18bと同一位置同一形状を有するもの である。したがって、永久磁石15を挿入しけい素鋼板5a及びSUS板5bを 積層した状態で、空隙18a,18bが軸方向に貫通することになる。
【0010】 この空隙18a,18bは溶融アルミニウムが通るに充分な大きさでしかもけ い素鋼板5aに形成されたスリット16とも連通するように、換言すればSUS 板5bの空隙18bを介してけい素鋼板5aの空隙18a及びスリット16にも アルミニウムが注入ができるような構造となっている。 すなわち、図3(a)に示す空隙18bによりその向う側に存在する図3(b )に示すけい素鋼板5aの空隙18a及びスリット16とつながって、図3(c )に示すようにスリット16にもアルミニウムを充填することができる。
【0011】 図4は、SUS板5bの空隙18bを有する永久磁石の孔の三つの例を示して おり、いずれも孔の円周側寄り部分に空隙18bが形成されている。そして、こ の空隙18bにともないけい素鋼板5aにも同一形状の空隙18aが形成される ことになる。もっとも、図4(c)にあってはSUS板5bの空隙18bはけい 素鋼板5aのスリット16に含まれることもある。なお、空隙18a,18bの 形状はこの図4(a)(b)(c)に示す三例に限らないことは明らかで、アル ミニウムの円滑な通過ができればよい。
【0012】
【考案の効果】
以上説明の如くSUS板、けい素鋼板の空隙とスリット内にアルミニウムが円 滑に充填されることになり、充填もれもなく切削代を仕上げても切削バリが発生 せず削り部が溝(スリット)の内へだれ込まず、バリ掃除が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SUS板の一例の正面図。
【図2】けい素鋼板の一例の正面図
【図3】アルミニウム未充填、充填時の説明図。
【図4】空隙の三つの例の図。
【図5】全体構成図。
【図6】従来のけい素鋼板の正面図。
【図7】従来のSUS板の正面図。
【図8】回転子鉄心の部分構成図。
【図9】バリ生成の説明図。
【符号の説明】
5a けい素鋼板 5b SUS板 15 永久磁石 16 スリット 18a,18b 空隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向にけい素鋼板を積層し、このけい
    素鋼板に挟まれてSUS板が介在され、上記けい素鋼板
    及びSUS板のスロットやスリットにアルミニウムが鋳
    込まれる構成の回転子において、 上記SUS板及びけい素鋼板に放射状に形成された孔及
    びスリット内に永久磁石を配置した状態で、上記永久磁
    石の周側寄りの上記SUS板及びけい素鋼板の孔及びス
    リットに空隙を形成したことを特徴とする同期電動機の
    回転子。
JP2061593U 1993-04-21 1993-04-21 同期電動機の回転子 Withdrawn JPH0680368U (ja)

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JP2061593U JPH0680368U (ja) 1993-04-21 1993-04-21 同期電動機の回転子

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JPH0680368U true JPH0680368U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12032161

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001186735A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Mitsubishi Electric Corp リラクタンスモータ
KR101448079B1 (ko) * 2013-02-06 2014-10-14 우경식 효과적인 구조의 바이패스 모터.
EP3163727A3 (en) * 2015-10-06 2017-07-12 Hamilton Sundstrand Corporation Permanent magnet brushless motor with double squirrel cage

Cited By (3)

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JP2001186735A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Mitsubishi Electric Corp リラクタンスモータ
KR101448079B1 (ko) * 2013-02-06 2014-10-14 우경식 효과적인 구조의 바이패스 모터.
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703