JPH0679959B2 - 記録用紙搬送装置 - Google Patents
記録用紙搬送装置Info
- Publication number
- JPH0679959B2 JPH0679959B2 JP62241916A JP24191687A JPH0679959B2 JP H0679959 B2 JPH0679959 B2 JP H0679959B2 JP 62241916 A JP62241916 A JP 62241916A JP 24191687 A JP24191687 A JP 24191687A JP H0679959 B2 JPH0679959 B2 JP H0679959B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- paper
- roller
- recording
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
Description
本発明は電子写真複写機等の画像記録装置や印刷装置等
に用いるシート状用紙の搬送装置に関し、特にシート状
用紙の両面に画像記録することのできる自動両面記録装
置における記録用紙搬送装置の改良に関するものであ
る。
に用いるシート状用紙の搬送装置に関し、特にシート状
用紙の両面に画像記録することのできる自動両面記録装
置における記録用紙搬送装置の改良に関するものであ
る。
一般に、電子写真複写機等の画像記録装置や印刷装置等
においては、記録用紙の片面記録だけでなく両面記録も
できる自動両面記録装置の技術が種々提案されている。
従来の自動両面記録装置においては、画像処理部におい
て用紙の一方の面に画像記録したのち、該用紙を一旦中
間にストックし、再び該用紙を搬送して画像形成部に送
り込むようになっており、このような自動用紙循環搬送
装置は、特開昭59-82247号、特開昭59-114227号、特開
昭60-2241号等の各公報に開示されている。 このような自動両面複写装置は、複写部で片面に複写し
た記録用紙(複写紙)を方向転換して複写部の下方に搬
送してスタッカー部に収容し、該用紙を再度送り出して
上方に搬送し方向転換して複写部に供給し、用紙の他面
を複写するようにしたもので、片面を複写してから他面
を複写する間に用紙を2回方向転換することから、その
径路の途中で用紙を1回反転する必要がある。この用紙
を反転するための搬送装置として、従来用紙を本来の径
路の途中から分岐した別径路に入れたのち、スイッチバ
ック状に本来の径路に戻す方式と、二軸間に張設したエ
ンドレスベルトを用いてその端部で反転する方式とが採
られていた。上記何れの方式においても、スタッカー部
に一旦集積された片面複写済みの複写紙は後端を先頭に
して再給紙され、搬送装置および搬送カイドを通って再
び画像形成部に入り、複写紙の他面に対して感光体上に
形成されたトナー像が転写され、更に定着器を経て通常
の外部トレイ上に収容されるように構成されている。 従来の用紙搬送装置の再給紙手段は、例えばスタッカー
下前方に延長され用紙と摺接する固定ガイド板と、該ガ
イド板の下方にあって再給紙時に駆動回転される半月状
断面を有する送り出しローラと、該ローラの上方にあっ
て再給紙時にはシートを介して送り出しローラに圧接す
る押圧板又は押圧ローラとから構成されている。また重
送防止手段としては、ローラ分離方式、ベルト分離方
式、摩擦部材分離方式等が一般に用いられる。 用紙の一方の面に画像記録された少なくとも一枚の用紙
はスタッカー部において中間トレイ上に一旦堆積収容さ
れ、各用紙の先端部は再給紙手段のガイド板上に整列さ
れる。このとき押圧板は上方に退避している。再給紙が
開始されると、押圧板が下降し用紙を押圧するとともに
送り出しローラが駆動回転して、押圧板との間に挟持さ
れた1枚以上の用紙が重送防止手段側に送り出され、こ
こで用紙分離が行なわれて、一枚の用紙は上下のガイド
板の間隙を通過して、次の中間搬送ローラへ送られ、更
に画像形成部に再び送り込まれる。
においては、記録用紙の片面記録だけでなく両面記録も
できる自動両面記録装置の技術が種々提案されている。
従来の自動両面記録装置においては、画像処理部におい
て用紙の一方の面に画像記録したのち、該用紙を一旦中
間にストックし、再び該用紙を搬送して画像形成部に送
り込むようになっており、このような自動用紙循環搬送
装置は、特開昭59-82247号、特開昭59-114227号、特開
昭60-2241号等の各公報に開示されている。 このような自動両面複写装置は、複写部で片面に複写し
た記録用紙(複写紙)を方向転換して複写部の下方に搬
送してスタッカー部に収容し、該用紙を再度送り出して
上方に搬送し方向転換して複写部に供給し、用紙の他面
を複写するようにしたもので、片面を複写してから他面
を複写する間に用紙を2回方向転換することから、その
径路の途中で用紙を1回反転する必要がある。この用紙
を反転するための搬送装置として、従来用紙を本来の径
路の途中から分岐した別径路に入れたのち、スイッチバ
ック状に本来の径路に戻す方式と、二軸間に張設したエ
ンドレスベルトを用いてその端部で反転する方式とが採
られていた。上記何れの方式においても、スタッカー部
に一旦集積された片面複写済みの複写紙は後端を先頭に
して再給紙され、搬送装置および搬送カイドを通って再
び画像形成部に入り、複写紙の他面に対して感光体上に
形成されたトナー像が転写され、更に定着器を経て通常
の外部トレイ上に収容されるように構成されている。 従来の用紙搬送装置の再給紙手段は、例えばスタッカー
下前方に延長され用紙と摺接する固定ガイド板と、該ガ
イド板の下方にあって再給紙時に駆動回転される半月状
断面を有する送り出しローラと、該ローラの上方にあっ
て再給紙時にはシートを介して送り出しローラに圧接す
る押圧板又は押圧ローラとから構成されている。また重
送防止手段としては、ローラ分離方式、ベルト分離方
式、摩擦部材分離方式等が一般に用いられる。 用紙の一方の面に画像記録された少なくとも一枚の用紙
はスタッカー部において中間トレイ上に一旦堆積収容さ
れ、各用紙の先端部は再給紙手段のガイド板上に整列さ
れる。このとき押圧板は上方に退避している。再給紙が
開始されると、押圧板が下降し用紙を押圧するとともに
送り出しローラが駆動回転して、押圧板との間に挟持さ
れた1枚以上の用紙が重送防止手段側に送り出され、こ
こで用紙分離が行なわれて、一枚の用紙は上下のガイド
板の間隙を通過して、次の中間搬送ローラへ送られ、更
に画像形成部に再び送り込まれる。
上述のような自動両面記録装置の記録用紙搬送装置にお
いては、中間トレイ上に順次送られてきて堆積される用
紙は、第1面複写像形成後に複雑な長い搬送経路を通っ
て送られてくるから、記録用紙は斜め搬送(紙曲り)さ
れたり、先端不揃いを生じる。このため画像形成部に送
り込む前に、用紙の先端紙揃えを正確に行わなければな
らない。紙揃えが不正確のまま再給紙されて画像形成部
に送り込まれると、搬送不良を生じたり、記録用紙の両
面に記録する場合あるいは同一面に多重記録する場合に
は1回目の複写画像と2回目の複写画像に位置ずれを生
じる。 上記記録用紙の位置ずれを防止するためには、中間トレ
イ上に搬入され積載される記録用紙の先端面を規制して
位置ずれを防止し、正確に整列させて再給紙する必要が
ある。 記録用紙の先端部を整列させる従来の方法として、再給
紙部の重送防止ローラ面に用紙先端を突当てる方法が広
く行なわれている。この方法では用紙揃えストッパーを
不要とするが、用紙スタックが不安定で紙曲りや片寄り
を発生しやすい。また重送防止ローラ面で用紙が逆列揃
いとなると、用紙のノーフィードやダブルフィードが発
生する。 上記欠点を除去する方法として、再給紙部の送り出しロ
ーラ(第1給紙ローラ)を半月状のローラとなし、再給
紙時にはこの半月状ローラの一回転制御によって用紙を
送り出し用紙をスタックするときには、この半月状ロー
ラを非給紙状態にするとともに、ストッパーを突出させ
て用紙をここに突当てて用紙先端揃えを行う。この方法
では、半月状ローラの1回転の送り量が不安定であり、
用紙1枚目と2枚目の搬送距離の違いを同一の送り量で
行う不安定さがある。また上記ローラの一回転駆動とは
別に、ストッパーの上下駆動を必要とするから、複雑な
装置と制御を要する。
いては、中間トレイ上に順次送られてきて堆積される用
紙は、第1面複写像形成後に複雑な長い搬送経路を通っ
て送られてくるから、記録用紙は斜め搬送(紙曲り)さ
れたり、先端不揃いを生じる。このため画像形成部に送
り込む前に、用紙の先端紙揃えを正確に行わなければな
らない。紙揃えが不正確のまま再給紙されて画像形成部
に送り込まれると、搬送不良を生じたり、記録用紙の両
面に記録する場合あるいは同一面に多重記録する場合に
は1回目の複写画像と2回目の複写画像に位置ずれを生
じる。 上記記録用紙の位置ずれを防止するためには、中間トレ
イ上に搬入され積載される記録用紙の先端面を規制して
位置ずれを防止し、正確に整列させて再給紙する必要が
ある。 記録用紙の先端部を整列させる従来の方法として、再給
紙部の重送防止ローラ面に用紙先端を突当てる方法が広
く行なわれている。この方法では用紙揃えストッパーを
不要とするが、用紙スタックが不安定で紙曲りや片寄り
を発生しやすい。また重送防止ローラ面で用紙が逆列揃
いとなると、用紙のノーフィードやダブルフィードが発
生する。 上記欠点を除去する方法として、再給紙部の送り出しロ
ーラ(第1給紙ローラ)を半月状のローラとなし、再給
紙時にはこの半月状ローラの一回転制御によって用紙を
送り出し用紙をスタックするときには、この半月状ロー
ラを非給紙状態にするとともに、ストッパーを突出させ
て用紙をここに突当てて用紙先端揃えを行う。この方法
では、半月状ローラの1回転の送り量が不安定であり、
用紙1枚目と2枚目の搬送距離の違いを同一の送り量で
行う不安定さがある。また上記ローラの一回転駆動とは
別に、ストッパーの上下駆動を必要とするから、複雑な
装置と制御を要する。
本発明は上記のような従来の自動両面記録装置の記録用
紙搬送装置における問題点を解消して、中間集積部から
再給紙する記録用紙を正確に先端揃えし、かつ確実に搬
送することができる記録用紙搬送装置を提供することを
目的とするものである。更に記録用紙の停止、案内の機
能を一部材で行わせるコンパクトな構造と簡潔な動作に
より記録用紙搬送の信頼性を向上させることを目的とす
るものである。 上記目的を達成する本発明の記録用紙搬送装置は、給紙
部より搬送された記録用紙を画像形成部で画像処理した
のち、該用紙を中間的に集積するスタッカー部に搬送し
て一旦ストックし、該スタッカー部から再び前記用紙を
画像形成部に搬送する記録用紙搬送装置において、前記
スタッカー部の搬送下流側に、記録用紙先端揃えを行う
ストッパー部と、記録用紙が通過可能なガイド面部とを
有する記録用紙先端規制部材を上下動可能に設け、記録
用紙をスタッカー部にストックするときには、前記記録
用紙先端規制部材を上昇させて、前記ストッパー部に記
録用紙先端揃えを行うとともに、搬送下流側であり、且
つ前記ストッパー部の下部に設けられた送り出しローラ
の送り出し面と記録用紙との接触を防止するようにな
し、搬送下流側に再給紙するときには、前記ストッパー
部とガイド面部とを送り出しローラ面より下方に退避さ
せるように構成したことを特徴とするものである。
紙搬送装置における問題点を解消して、中間集積部から
再給紙する記録用紙を正確に先端揃えし、かつ確実に搬
送することができる記録用紙搬送装置を提供することを
目的とするものである。更に記録用紙の停止、案内の機
能を一部材で行わせるコンパクトな構造と簡潔な動作に
より記録用紙搬送の信頼性を向上させることを目的とす
るものである。 上記目的を達成する本発明の記録用紙搬送装置は、給紙
部より搬送された記録用紙を画像形成部で画像処理した
のち、該用紙を中間的に集積するスタッカー部に搬送し
て一旦ストックし、該スタッカー部から再び前記用紙を
画像形成部に搬送する記録用紙搬送装置において、前記
スタッカー部の搬送下流側に、記録用紙先端揃えを行う
ストッパー部と、記録用紙が通過可能なガイド面部とを
有する記録用紙先端規制部材を上下動可能に設け、記録
用紙をスタッカー部にストックするときには、前記記録
用紙先端規制部材を上昇させて、前記ストッパー部に記
録用紙先端揃えを行うとともに、搬送下流側であり、且
つ前記ストッパー部の下部に設けられた送り出しローラ
の送り出し面と記録用紙との接触を防止するようにな
し、搬送下流側に再給紙するときには、前記ストッパー
部とガイド面部とを送り出しローラ面より下方に退避さ
せるように構成したことを特徴とするものである。
【実施例】 以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 第1図は本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載した
両面複写装置の給紙径路を示す要部断面図、第2図は記
録用紙搬送装置の斜視図、第3図は両面複写装置の構成
図、第4図は自動両面複写機能を説明する模式図であ
る。 第3図において、1は自動原稿送り装置、2は走査露光
光学系、3は感光体ドラム廻りの画像形成部、4は複写
紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は定着器、
7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、9は反転搬送
部、10はスタッカー部、11は再給紙部である。なお、9,
10,11は一つの枠体に収められたスタッカーユニットで
ある。 次に第1図ないし第4図により複写紙の給紙過程を説明
する。 給紙部4の給紙カセット又は給紙トレイ内に収納された
片面複写のための複写紙P1は選択された給紙手段の作動
により一枚ずつ送り出され複写紙搬送部5に送り込ま
れ、引続き画像形成部3において原稿台ガラス上に自動
または手動により載置された原稿Dの原稿画像が複写紙
P1上に形成される。片面に複写された複写紙P1は搬送部
5の搬送ベルトを介して定着器6で加熱定着される。 定着器6の下流側には定着後の複写紙P1を直進させて機
外に排紙する排紙径路aと、両面複写のため、あるいは
反転排紙のための下方径路のガイド板71に導入する導入
径路bとを切換える機能を有する反転排紙切替部7が設
けられている。 該反転排紙切替部7はガイド板71、上下ローラからなる
上流ローラ72と下流ローラ73、軸74を支点として揺動で
きるように設けた断面が逆三角形をなす可動分岐体(フ
ラッパ)75、および電磁ソレノイド(図示せず)遠から
構成されている。 上記可動分岐体75の上面に沿った排紙径路a、一側面に
沿ってガイド板71に連続する導入径路b、他側面に沿っ
てガイド板71と下流ローラ73とを連通する反転排紙径路
cがそれぞれ設けられている。可動分岐体75は電磁ソレ
ノイド等の駆動装置(図示せず)の作動により上流ロー
ラ72側の右尖端が該ローラ72の圧接点付近で上下に変位
し、導入径路bを開けて排紙径路aを閉じるか、この逆
に切換わる。また可動分岐体75の下部尖端は該可動分岐
体75が上述の如く導入径路bを開けたときは、その径路
bの外側のガイド板71を複写紙P2が通過できる僅かな隙
間を残して接近し、前記反転排紙径路cの外側のガイド
板71より大きく離間するようになる。従って定着済みの
複写紙P2が可動分岐体75の右尖端を通って導入径路bに
進入下降して可動分岐体75の下部尖端を通り抜け、ガイ
ド板71を通過し、分岐搬送部8の正逆転ローラ81の逆転
でスイッチバックして反転排紙径路cに逆向きに搬送さ
れる際に複写紙が導入径路bに逆流しないようになる。 上記反転排紙切替部7を通して下方に送られてきた複写
紙P2は、分岐搬送部8の正逆転モータ80により駆動回転
される正逆転ローラ81,82およびガイド板83により搬送
・案内されてスタッカーユニットの反転搬送部9に送り
込まれる。 反転搬送部9に送、された複写紙P2は、大径プーリ91と
小径プーリ92との間に張設された複数条のエンドレスベ
ルト93と、該エンドレスベルト93の外表面に圧接して従
動回転するようにローラ群との間に挟まれて搬送され、
反転ガイド曲面94に沿って反転され、大径プーリ91の下
面でエンドレスベルト93に圧接して従動回転しているロ
ーラの圧接位置より左方に向けて放出され、スタッカー
部10のスタッカー基板101の上面を摺動し、更に滑降し
て堆積状態となる。なお95は、上記反転ガイド曲面94の
小開口に設けられたホトセンサであり、複写紙P2の先端
および後端の通過を検出する。 スタッカー部10は、前記反転搬送部9の下方において複
写紙P2の放出方向と逆向きに傾斜したスタッカー基板10
1と、該基板101の上面に複写紙サイズに合わせて移動し
かつ複写紙P2の両側端面を、圧接・離間する広狭調節可
能な用紙幅規制板102と、該規制部材の移動手段と移動
位置検知手段と、用紙零枚検知器(ホトセンサ)108お
よび送風ファン109から構成されている。 該ホトセンサ108は、スッタカー基板101上の複写紙P2の
有無を検出するものである。 スタッカー基板101の幅方向の中央で、傾斜面のやや上
方寄りには開口101d(第7図参照)があけられ、その下
方にはモータ付きの送風ファン109が取り付けられてい
る。スタッカー基板101上には前記反転搬送部9から放
出された各種サイズの複写紙P2が放出方向と逆向きで水
平方向より上向きの空気流を噴出するように、送風ファ
ン109および噴出口が設けられている。該噴出口から噴
出された空気流はスタッカー基板101上に放出落下する
複写紙P2の下側に潜り込み、複写紙P2を空気膜上に乗せ
てスタッカー基板101の上面を滑降するようにしてい
る。これにより、スタッカー基板101の傾斜角度を急に
しなくても済む。 次にスタッカー基板101の傾斜下端付近で複写紙搬送下
流側には再給紙部11が設けられている。再給紙部11は、
用紙先端規制手段、第1給紙手段、分離給紙手段、第2
給紙手段等から構成されている。 第5図はスタック状態の再給紙部11の構成を示す図であ
り、第5図(A)は搬送路の断面図、第5図(B)は上
記再給紙部11の記録用紙規制部材と記録用紙押圧部材と
を駆動する駆動ユニットの構成図ある。 スタッカー基板101の傾斜下端側には、モータ90によっ
て駆動回転される第1給紙ローラ(送り出しローラ)11
1と、これと同時に同方向に駆動回転される駆動ロー
ラ,従動ローラ,テンションローラによって張設された
分離ベルト112、および該分離ベルト112の上方に開口部
を有する固定ガイド板120が配設されている。上記固定
ガイド板120は再給紙時には複写紙P2の下流側に接す
る。また前記分離ベルト112の上部は固定ガイド板120の
開口部より僅か突出している。 前記第1給紙ローラ111の上面付近には、記録用紙先端
規制部材(以下先端規制部材と称す)113が上記揺動自
在に設けられている。第5図(A)に示すスタック時に
は、該先端規制部材113は上昇位置に停止している。ス
タッカー基板101の傾斜面から空気流および自重で滑降
してした複写しP2は先端規制部材113の先端ストッパー
面113aにより当接し、複写紙P2の先端揃えが行なわれ
る。 第7図はスタッカー部10と第1給紙ローラ111と先端規
制部材113を示す平面図であり、第8図は先端規制部材1
13の斜視図である。 これらの図において、先端規制部材113の右端の一部
は、直角に折り曲げられた2箇所のストッパー部113a形
成していて、このストッパー部113aの内側に複写紙P2の
先端部が当接する。 このストッパー部113aの左方の各板面部、および該スト
ッパー部113aの中間および左右両側の各板面部は何れも
複写紙P2が摺動・載置されるガイド面部113bである。 また、上記各ガイド面部113bの間に形成された複数箇所
の折欠部113cは、前記第1給紙ローラ111の各ローラ部
を通すために設けられた切込みである。 上記先端規制部材113の左端は直角に折り曲げられてい
て、回動軸1131に固定されている。該回動軸1131の両端
は図示しない軸受によって回動自在に軸支されている。
また該回動軸1131の最端部にはレバー1132の基部が嵌装
・固定されていて前記先端規制部材113と一体になって
揺動する。 一方、スタッカーユニットを構成する側板の一側方に
は、第5図(B)に示す先端規制部材113と用紙先端押
圧部材とを駆動する駆動ユニットが取付けられている。
第9図は駆動ユニットの斜視図である。該駆動ユニット
には、突起部1133,1134と、大歯車1135と、大カム1136
と、小カム1137とが一体に形成された回転部材があり、
上記大歯車1135の周辺にホトセンサ(ホトインタラプ
タ)1138,1139、および小歯車G1,ウォーム車G2を同軸と
する回転軸が設けられている。このウォーム車G2はDCモ
ータ110の駆動軸と一体をなすウォームG3と歯合し回転
される。 DCモータ110の駆動回転により、上記ウォーム車G2およ
びこれと同軸をなす小歯車G1が回転し、更に大歯車1135
が矢示方向に回転する。これにより大カム1136は大歯車
1135と一体になって回転し、そのカム周面に圧接するレ
バー1132の先端部(カムフォロワー部)が移動し、レバ
ー1132を揺動させる。 同時に、上記大歯車の平面部に設けられた突起部1133も
回動し、ホトセンサ1138のゲート部を通過したとき遮光
されて検出信号を発生する。 一方、前記小カム1137のカム周面にはコロ1141が圧接
し、該コロ1141は支軸1142を回転中心として回動自在に
なっている。上記支軸1142の軸上両端部には、分離ベル
ト112の上方に押圧部材114が回動自在に支持されてい
る。また上記コロ1141の延長軸上には、押圧部材114の
一部と係止している。小カム1137の左回転により、小カ
ム1137のカム周面に圧接するコロ1141が支軸1142を中心
に回動し、同時に押圧部材114が支軸1142を中心に回動
する。 次に、第10図のタイムチャートと第11図のブロック図を
併用して再給紙部11の動作を説明する。 複写紙P2をスタックするときには、大カム1135の最大半
径部にレバー1132のカムフォロワー部が当接し、先端規
制部材113は第1給紙ローラ111より上方に保持され、ガ
イド面部113bは水平状態に、ストッパー部113aは垂直状
態に保持される。この先端規制部材113のアップ状態で
は突起部1133はホトセンサ1138の検出部に在って停止信
号を発する。この状態ではコロ1141は小カム1137の最大
半径部に当接し、押圧部材114は用紙搬送路より上方に
跳ね上った状態に保持される(アップ状態)。なお、11
43,1144は上記押圧部材114の上方および下方に固設され
た固定ガイド板であり、押圧部材114の底面部とともに
スタック時の複写紙P2の先端部が上方に跳ね上ったと
き、各傾斜面により案内してストッパー部113aに送り込
む。 このように第5図(A)に示されるスタック状態におい
て、前記反転搬送部9から放出された複写紙P2はスタッ
カー基板101の面上に送り出されて載せられ、該スタッ
カー基板101の傾斜面に沿って下降し、更に先端規制部
材113のガイド面部113b上を滑走して、先端規制部材113
の先端ストッパー部113aに到達して停止する。 引続きスタッカー部10に送り込まれた後続の複写紙P2も
次々とスタッカー基板101上の先行複写紙P2上を滑走
し、先端規制部材113の先端ストッパー部113aに到達し
て停止し堆積状態となり、これら複写紙P2の先端が揃え
られる。なお、カーリングした複写紙P2や、スタッカー
基板101の一部に設けられた送風ファンによる空気流に
よって僅か浮上して下降してくる複写紙P2や、堆積され
た多数枚の複写紙上を滑走してくる複写紙P2等の先端部
は、下方の先端規制部材113の上方を通過するが、この
とき押圧部材114は大きな開口状態になっているから、
これら複写紙P2は押圧部材114および固定ガイド板1143,
1144の内側のガイド面に沿って案内されて進行し、先端
ストッパー部113aに当接し先端揃えが行なわれる。 第6図は再給紙状態の再給紙部11の動作を示す図であ
り、第6図(A)は搬送路の断面図、第6図(B)は前
記駆動ユニットの構成図である。 両面コピーのためのコピー釦が操作されると、DCモータ
110が駆動回転して、大歯車1135を反時計方向に回転さ
せ、これにより大カム1136の小半径部にレバー1132のカ
ムフォロワー部が圧接してレバー1132は時計方向に回動
し、これと同軸一体をなす先端規制部材113も時計方向
に回動してダウン状態となる。この状態において、先端
規制部材113のガイド面部113bは第1給紙ローラ111の上
面より下降して、ローラ面はガイド面部113bより突出し
た状態となる。同時にストッパー部113aも下降して、分
離ベルト112の上面より下方に沈下する。 同時に小カム1137に圧接するコロも、カム周面の最小径
付近に下降して、押圧部材114は支軸1142を中心にして
反時計方向に回動する。 前記先端規制部材113の下降により、ガイド面部113b上
に載置された複写機P2は第1給紙ローラ111および分離
ベルト112上に置き替えられ、更に押圧部材114の下降に
よって、複写紙P2の最上面が押圧される。 先端規制部材113および押圧部材114のダウン状態の下死
点に達すると、突起部1134はホトセンサ1139の検出位置
に到達して停止信号を発する。 次に前記コピー釦操作により、リバーシブルモータ90が
駆動回転して、第1給紙ローラ111、分離ベルト112、第
2給紙駆動ローラ116および排出駆動ローラ121を駆動回
転させる。同時に従動ローラ117,122も各駆動ローラと
圧接して従動回転する。 これによって先端規制部材113のガイド面部113b上に載
置され押圧部材114により上方から押圧されて整列され
た複写紙P2は第1給紙ローラ111および分離ベルト112に
より搬送されて、停止状態の重送防止ローラと回動する
分離ベルト112との圧接位置において挾圧されて摩擦分
離動作により最下層の1枚の複写紙P2のみが分離されて
第2給紙手段に送り出される。 この1枚の複写紙P2は引続き固定ガイド板120と可動ガ
イド板118との間で案内されて第2給紙手段の駆動ロー
ラ116と従動ローラ117との圧接回転により挾圧されて搬
送され、、ホトセンサ144により複写紙先端通過が検知
されると、図示しない電磁クラッチがOFFして第1給紙
ローラ111および分離ベルト112の回動が停止されるから
第2給紙ローラ116,117により1枚の複写紙P2は引続き
搬送される。更に排紙ローラ121,122の間で挾圧されて
搬送部5に送り込まれる。この複写紙P2は引続き画像形
成部3において複写紙P2の裏面複写が行なわれ、定着器
6で定着処理されたのち、反転排紙切替部7の排紙経路
aを通過して機外に排出される。 なお前記ストッパー部材113および押圧部材114の駆動動
作は、前記DCモータによるカム制御の代りに電磁ソレノ
イド駆動によるリンク機構作動によっても達せられる。 以上説明した記録用紙搬送装置は、両面複写装置の複写
紙反転機構に適用して好適な用紙搬送を行うものである
が、本発明はこれに限定されるものでなく、用紙再給紙
を行う搬送装置、例えば原稿紙自動反覆送り装置や、複
写済みの記録用紙を紙揃えして整列させて丁合や綴合せ
する装置にも適用可能である。
る。 第1図は本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載した
両面複写装置の給紙径路を示す要部断面図、第2図は記
録用紙搬送装置の斜視図、第3図は両面複写装置の構成
図、第4図は自動両面複写機能を説明する模式図であ
る。 第3図において、1は自動原稿送り装置、2は走査露光
光学系、3は感光体ドラム廻りの画像形成部、4は複写
紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は定着器、
7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、9は反転搬送
部、10はスタッカー部、11は再給紙部である。なお、9,
10,11は一つの枠体に収められたスタッカーユニットで
ある。 次に第1図ないし第4図により複写紙の給紙過程を説明
する。 給紙部4の給紙カセット又は給紙トレイ内に収納された
片面複写のための複写紙P1は選択された給紙手段の作動
により一枚ずつ送り出され複写紙搬送部5に送り込ま
れ、引続き画像形成部3において原稿台ガラス上に自動
または手動により載置された原稿Dの原稿画像が複写紙
P1上に形成される。片面に複写された複写紙P1は搬送部
5の搬送ベルトを介して定着器6で加熱定着される。 定着器6の下流側には定着後の複写紙P1を直進させて機
外に排紙する排紙径路aと、両面複写のため、あるいは
反転排紙のための下方径路のガイド板71に導入する導入
径路bとを切換える機能を有する反転排紙切替部7が設
けられている。 該反転排紙切替部7はガイド板71、上下ローラからなる
上流ローラ72と下流ローラ73、軸74を支点として揺動で
きるように設けた断面が逆三角形をなす可動分岐体(フ
ラッパ)75、および電磁ソレノイド(図示せず)遠から
構成されている。 上記可動分岐体75の上面に沿った排紙径路a、一側面に
沿ってガイド板71に連続する導入径路b、他側面に沿っ
てガイド板71と下流ローラ73とを連通する反転排紙径路
cがそれぞれ設けられている。可動分岐体75は電磁ソレ
ノイド等の駆動装置(図示せず)の作動により上流ロー
ラ72側の右尖端が該ローラ72の圧接点付近で上下に変位
し、導入径路bを開けて排紙径路aを閉じるか、この逆
に切換わる。また可動分岐体75の下部尖端は該可動分岐
体75が上述の如く導入径路bを開けたときは、その径路
bの外側のガイド板71を複写紙P2が通過できる僅かな隙
間を残して接近し、前記反転排紙径路cの外側のガイド
板71より大きく離間するようになる。従って定着済みの
複写紙P2が可動分岐体75の右尖端を通って導入径路bに
進入下降して可動分岐体75の下部尖端を通り抜け、ガイ
ド板71を通過し、分岐搬送部8の正逆転ローラ81の逆転
でスイッチバックして反転排紙径路cに逆向きに搬送さ
れる際に複写紙が導入径路bに逆流しないようになる。 上記反転排紙切替部7を通して下方に送られてきた複写
紙P2は、分岐搬送部8の正逆転モータ80により駆動回転
される正逆転ローラ81,82およびガイド板83により搬送
・案内されてスタッカーユニットの反転搬送部9に送り
込まれる。 反転搬送部9に送、された複写紙P2は、大径プーリ91と
小径プーリ92との間に張設された複数条のエンドレスベ
ルト93と、該エンドレスベルト93の外表面に圧接して従
動回転するようにローラ群との間に挟まれて搬送され、
反転ガイド曲面94に沿って反転され、大径プーリ91の下
面でエンドレスベルト93に圧接して従動回転しているロ
ーラの圧接位置より左方に向けて放出され、スタッカー
部10のスタッカー基板101の上面を摺動し、更に滑降し
て堆積状態となる。なお95は、上記反転ガイド曲面94の
小開口に設けられたホトセンサであり、複写紙P2の先端
および後端の通過を検出する。 スタッカー部10は、前記反転搬送部9の下方において複
写紙P2の放出方向と逆向きに傾斜したスタッカー基板10
1と、該基板101の上面に複写紙サイズに合わせて移動し
かつ複写紙P2の両側端面を、圧接・離間する広狭調節可
能な用紙幅規制板102と、該規制部材の移動手段と移動
位置検知手段と、用紙零枚検知器(ホトセンサ)108お
よび送風ファン109から構成されている。 該ホトセンサ108は、スッタカー基板101上の複写紙P2の
有無を検出するものである。 スタッカー基板101の幅方向の中央で、傾斜面のやや上
方寄りには開口101d(第7図参照)があけられ、その下
方にはモータ付きの送風ファン109が取り付けられてい
る。スタッカー基板101上には前記反転搬送部9から放
出された各種サイズの複写紙P2が放出方向と逆向きで水
平方向より上向きの空気流を噴出するように、送風ファ
ン109および噴出口が設けられている。該噴出口から噴
出された空気流はスタッカー基板101上に放出落下する
複写紙P2の下側に潜り込み、複写紙P2を空気膜上に乗せ
てスタッカー基板101の上面を滑降するようにしてい
る。これにより、スタッカー基板101の傾斜角度を急に
しなくても済む。 次にスタッカー基板101の傾斜下端付近で複写紙搬送下
流側には再給紙部11が設けられている。再給紙部11は、
用紙先端規制手段、第1給紙手段、分離給紙手段、第2
給紙手段等から構成されている。 第5図はスタック状態の再給紙部11の構成を示す図であ
り、第5図(A)は搬送路の断面図、第5図(B)は上
記再給紙部11の記録用紙規制部材と記録用紙押圧部材と
を駆動する駆動ユニットの構成図ある。 スタッカー基板101の傾斜下端側には、モータ90によっ
て駆動回転される第1給紙ローラ(送り出しローラ)11
1と、これと同時に同方向に駆動回転される駆動ロー
ラ,従動ローラ,テンションローラによって張設された
分離ベルト112、および該分離ベルト112の上方に開口部
を有する固定ガイド板120が配設されている。上記固定
ガイド板120は再給紙時には複写紙P2の下流側に接す
る。また前記分離ベルト112の上部は固定ガイド板120の
開口部より僅か突出している。 前記第1給紙ローラ111の上面付近には、記録用紙先端
規制部材(以下先端規制部材と称す)113が上記揺動自
在に設けられている。第5図(A)に示すスタック時に
は、該先端規制部材113は上昇位置に停止している。ス
タッカー基板101の傾斜面から空気流および自重で滑降
してした複写しP2は先端規制部材113の先端ストッパー
面113aにより当接し、複写紙P2の先端揃えが行なわれ
る。 第7図はスタッカー部10と第1給紙ローラ111と先端規
制部材113を示す平面図であり、第8図は先端規制部材1
13の斜視図である。 これらの図において、先端規制部材113の右端の一部
は、直角に折り曲げられた2箇所のストッパー部113a形
成していて、このストッパー部113aの内側に複写紙P2の
先端部が当接する。 このストッパー部113aの左方の各板面部、および該スト
ッパー部113aの中間および左右両側の各板面部は何れも
複写紙P2が摺動・載置されるガイド面部113bである。 また、上記各ガイド面部113bの間に形成された複数箇所
の折欠部113cは、前記第1給紙ローラ111の各ローラ部
を通すために設けられた切込みである。 上記先端規制部材113の左端は直角に折り曲げられてい
て、回動軸1131に固定されている。該回動軸1131の両端
は図示しない軸受によって回動自在に軸支されている。
また該回動軸1131の最端部にはレバー1132の基部が嵌装
・固定されていて前記先端規制部材113と一体になって
揺動する。 一方、スタッカーユニットを構成する側板の一側方に
は、第5図(B)に示す先端規制部材113と用紙先端押
圧部材とを駆動する駆動ユニットが取付けられている。
第9図は駆動ユニットの斜視図である。該駆動ユニット
には、突起部1133,1134と、大歯車1135と、大カム1136
と、小カム1137とが一体に形成された回転部材があり、
上記大歯車1135の周辺にホトセンサ(ホトインタラプ
タ)1138,1139、および小歯車G1,ウォーム車G2を同軸と
する回転軸が設けられている。このウォーム車G2はDCモ
ータ110の駆動軸と一体をなすウォームG3と歯合し回転
される。 DCモータ110の駆動回転により、上記ウォーム車G2およ
びこれと同軸をなす小歯車G1が回転し、更に大歯車1135
が矢示方向に回転する。これにより大カム1136は大歯車
1135と一体になって回転し、そのカム周面に圧接するレ
バー1132の先端部(カムフォロワー部)が移動し、レバ
ー1132を揺動させる。 同時に、上記大歯車の平面部に設けられた突起部1133も
回動し、ホトセンサ1138のゲート部を通過したとき遮光
されて検出信号を発生する。 一方、前記小カム1137のカム周面にはコロ1141が圧接
し、該コロ1141は支軸1142を回転中心として回動自在に
なっている。上記支軸1142の軸上両端部には、分離ベル
ト112の上方に押圧部材114が回動自在に支持されてい
る。また上記コロ1141の延長軸上には、押圧部材114の
一部と係止している。小カム1137の左回転により、小カ
ム1137のカム周面に圧接するコロ1141が支軸1142を中心
に回動し、同時に押圧部材114が支軸1142を中心に回動
する。 次に、第10図のタイムチャートと第11図のブロック図を
併用して再給紙部11の動作を説明する。 複写紙P2をスタックするときには、大カム1135の最大半
径部にレバー1132のカムフォロワー部が当接し、先端規
制部材113は第1給紙ローラ111より上方に保持され、ガ
イド面部113bは水平状態に、ストッパー部113aは垂直状
態に保持される。この先端規制部材113のアップ状態で
は突起部1133はホトセンサ1138の検出部に在って停止信
号を発する。この状態ではコロ1141は小カム1137の最大
半径部に当接し、押圧部材114は用紙搬送路より上方に
跳ね上った状態に保持される(アップ状態)。なお、11
43,1144は上記押圧部材114の上方および下方に固設され
た固定ガイド板であり、押圧部材114の底面部とともに
スタック時の複写紙P2の先端部が上方に跳ね上ったと
き、各傾斜面により案内してストッパー部113aに送り込
む。 このように第5図(A)に示されるスタック状態におい
て、前記反転搬送部9から放出された複写紙P2はスタッ
カー基板101の面上に送り出されて載せられ、該スタッ
カー基板101の傾斜面に沿って下降し、更に先端規制部
材113のガイド面部113b上を滑走して、先端規制部材113
の先端ストッパー部113aに到達して停止する。 引続きスタッカー部10に送り込まれた後続の複写紙P2も
次々とスタッカー基板101上の先行複写紙P2上を滑走
し、先端規制部材113の先端ストッパー部113aに到達し
て停止し堆積状態となり、これら複写紙P2の先端が揃え
られる。なお、カーリングした複写紙P2や、スタッカー
基板101の一部に設けられた送風ファンによる空気流に
よって僅か浮上して下降してくる複写紙P2や、堆積され
た多数枚の複写紙上を滑走してくる複写紙P2等の先端部
は、下方の先端規制部材113の上方を通過するが、この
とき押圧部材114は大きな開口状態になっているから、
これら複写紙P2は押圧部材114および固定ガイド板1143,
1144の内側のガイド面に沿って案内されて進行し、先端
ストッパー部113aに当接し先端揃えが行なわれる。 第6図は再給紙状態の再給紙部11の動作を示す図であ
り、第6図(A)は搬送路の断面図、第6図(B)は前
記駆動ユニットの構成図である。 両面コピーのためのコピー釦が操作されると、DCモータ
110が駆動回転して、大歯車1135を反時計方向に回転さ
せ、これにより大カム1136の小半径部にレバー1132のカ
ムフォロワー部が圧接してレバー1132は時計方向に回動
し、これと同軸一体をなす先端規制部材113も時計方向
に回動してダウン状態となる。この状態において、先端
規制部材113のガイド面部113bは第1給紙ローラ111の上
面より下降して、ローラ面はガイド面部113bより突出し
た状態となる。同時にストッパー部113aも下降して、分
離ベルト112の上面より下方に沈下する。 同時に小カム1137に圧接するコロも、カム周面の最小径
付近に下降して、押圧部材114は支軸1142を中心にして
反時計方向に回動する。 前記先端規制部材113の下降により、ガイド面部113b上
に載置された複写機P2は第1給紙ローラ111および分離
ベルト112上に置き替えられ、更に押圧部材114の下降に
よって、複写紙P2の最上面が押圧される。 先端規制部材113および押圧部材114のダウン状態の下死
点に達すると、突起部1134はホトセンサ1139の検出位置
に到達して停止信号を発する。 次に前記コピー釦操作により、リバーシブルモータ90が
駆動回転して、第1給紙ローラ111、分離ベルト112、第
2給紙駆動ローラ116および排出駆動ローラ121を駆動回
転させる。同時に従動ローラ117,122も各駆動ローラと
圧接して従動回転する。 これによって先端規制部材113のガイド面部113b上に載
置され押圧部材114により上方から押圧されて整列され
た複写紙P2は第1給紙ローラ111および分離ベルト112に
より搬送されて、停止状態の重送防止ローラと回動する
分離ベルト112との圧接位置において挾圧されて摩擦分
離動作により最下層の1枚の複写紙P2のみが分離されて
第2給紙手段に送り出される。 この1枚の複写紙P2は引続き固定ガイド板120と可動ガ
イド板118との間で案内されて第2給紙手段の駆動ロー
ラ116と従動ローラ117との圧接回転により挾圧されて搬
送され、、ホトセンサ144により複写紙先端通過が検知
されると、図示しない電磁クラッチがOFFして第1給紙
ローラ111および分離ベルト112の回動が停止されるから
第2給紙ローラ116,117により1枚の複写紙P2は引続き
搬送される。更に排紙ローラ121,122の間で挾圧されて
搬送部5に送り込まれる。この複写紙P2は引続き画像形
成部3において複写紙P2の裏面複写が行なわれ、定着器
6で定着処理されたのち、反転排紙切替部7の排紙経路
aを通過して機外に排出される。 なお前記ストッパー部材113および押圧部材114の駆動動
作は、前記DCモータによるカム制御の代りに電磁ソレノ
イド駆動によるリンク機構作動によっても達せられる。 以上説明した記録用紙搬送装置は、両面複写装置の複写
紙反転機構に適用して好適な用紙搬送を行うものである
が、本発明はこれに限定されるものでなく、用紙再給紙
を行う搬送装置、例えば原稿紙自動反覆送り装置や、複
写済みの記録用紙を紙揃えして整列させて丁合や綴合せ
する装置にも適用可能である。
以上説明したように、この発明に係る記録用紙搬送装置
は、中間トレイに一旦ストックされたシートを再給紙す
る再給紙部において用紙スタック時には第1給紙ローラ
より上方に用紙先端規制部材を上昇させてそのガイド面
部上に用紙をスタックさせるとともに、ストッパー部に
当接させて用紙先端揃えを行うものであるから、用紙不
揃いによる搬送不良や斜行などは除かれ、正常な用紙搬
送により画像形成部において所定位置で両面画像記録が
得られる。 また、再給紙時には先端規制部材を下降させて第1給紙
ローラおよび分離ベルト上に用紙を載せるとともに、上
方の押圧ローラを下降させて用紙押えをして再給紙を行
わせることにより、記録用紙の搬送不良(ジャム)や蛇
行や先端耳折れやノーフィード、ダブルフィード等のト
ラブルを生じることもなく、確実・正確に再給紙送り出
しができ、高速両面複写時にも安定した再給紙が可能と
なった。
は、中間トレイに一旦ストックされたシートを再給紙す
る再給紙部において用紙スタック時には第1給紙ローラ
より上方に用紙先端規制部材を上昇させてそのガイド面
部上に用紙をスタックさせるとともに、ストッパー部に
当接させて用紙先端揃えを行うものであるから、用紙不
揃いによる搬送不良や斜行などは除かれ、正常な用紙搬
送により画像形成部において所定位置で両面画像記録が
得られる。 また、再給紙時には先端規制部材を下降させて第1給紙
ローラおよび分離ベルト上に用紙を載せるとともに、上
方の押圧ローラを下降させて用紙押えをして再給紙を行
わせることにより、記録用紙の搬送不良(ジャム)や蛇
行や先端耳折れやノーフィード、ダブルフィード等のト
ラブルを生じることもなく、確実・正確に再給紙送り出
しができ、高速両面複写時にも安定した再給紙が可能と
なった。
第1図は、本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載し
た両面複写装置の給紙経路を示す要部断面図、第2図は
その斜視図、第3図は両面複写装置の構成図、第4図は
自動両面複写機能を説明する模式図、第5図(A)は、
用紙スタック状態の再給紙部付近の断面図、第5図
(B)は駆動ユニットの側面図、第6図(A)は再給紙
状態の再給紙部付近の断面図、第6図(B)は駆動ユニ
ットの再給紙時の側面図、第7図はスタッカー部と第1
給紙部の平面図、第8図は用紙先端規制部材の斜視図、
第9図は駆動ユニットの斜視図、第10図は記録用紙搬送
装置のタイムチャート、第11図は該装置の制御を示すブ
ロック図である。 10……スタッカー部、11……再給紙部 101……スタッカー基板、110……DCモータ 111……第1給紙ローラ、112……分離ベルト 113……用紙先端規制部材、113a……ストッパー部 113b……ガイド面部、113c……切欠部 114……押圧部材、115……重送防止ローラ 116,117……第2給紙ローラ、120……固定ガイド板 1131……回転軸、1132……レバー 1133,1134……突起部、1135……大歯車 1136……大カム、1137……小カム 1138,1139……ホトセンサ、1141……コロ 1142……支軸 1143,1144……固定ガイド板
た両面複写装置の給紙経路を示す要部断面図、第2図は
その斜視図、第3図は両面複写装置の構成図、第4図は
自動両面複写機能を説明する模式図、第5図(A)は、
用紙スタック状態の再給紙部付近の断面図、第5図
(B)は駆動ユニットの側面図、第6図(A)は再給紙
状態の再給紙部付近の断面図、第6図(B)は駆動ユニ
ットの再給紙時の側面図、第7図はスタッカー部と第1
給紙部の平面図、第8図は用紙先端規制部材の斜視図、
第9図は駆動ユニットの斜視図、第10図は記録用紙搬送
装置のタイムチャート、第11図は該装置の制御を示すブ
ロック図である。 10……スタッカー部、11……再給紙部 101……スタッカー基板、110……DCモータ 111……第1給紙ローラ、112……分離ベルト 113……用紙先端規制部材、113a……ストッパー部 113b……ガイド面部、113c……切欠部 114……押圧部材、115……重送防止ローラ 116,117……第2給紙ローラ、120……固定ガイド板 1131……回転軸、1132……レバー 1133,1134……突起部、1135……大歯車 1136……大カム、1137……小カム 1138,1139……ホトセンサ、1141……コロ 1142……支軸 1143,1144……固定ガイド板
Claims (1)
- 【請求項1】給紙部より搬送された記録用紙を画像形成
部で画像処理したのち、該用紙を中間的に集積するスタ
ッカー部に搬送して一旦ストックし、該スタッカー部か
ら再び前記用紙を画像形成部に搬送する記録用紙搬送装
置において、 前記スタッカー部の搬送下流側に、記録用紙先端揃えを
行うストッパー部と、記録用紙が通過可能なガイド面部
とを有する記録用紙先端規制部材を上下動可能に設け、 記録用紙をスタッカー部にストックするときには、前記
記録用紙先端規制部材を上昇させて、前記ストッパー部
に記録用紙先端揃えを行うとともに、搬送下流側であ
り、且つ前記ストッパー部の下部に設けられた送り出し
ローラの送り出し面と記録用紙との接触を防止するよう
になし、搬送下流側に再給紙するときには、前記ストッ
パー部とガイド面部とを送り出しローラ面より下方に退
避させるように構成したことを特徴とする記録用紙搬送
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62241916A JPH0679959B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 記録用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62241916A JPH0679959B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 記録用紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6487434A JPS6487434A (en) | 1989-03-31 |
JPH0679959B2 true JPH0679959B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17081458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62241916A Expired - Lifetime JPH0679959B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 記録用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679959B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6776406B2 (en) * | 2001-02-23 | 2004-08-17 | Ascom Hasler Mailing Systems, Inc. | Feeder and separator for separating and moving sheets from a stack of sheets |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP62241916A patent/JPH0679959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6487434A (en) | 1989-03-31 |
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