JPH0679927A - スケール印刷装置 - Google Patents

スケール印刷装置

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JPH0679927A
JPH0679927A JP26306792A JP26306792A JPH0679927A JP H0679927 A JPH0679927 A JP H0679927A JP 26306792 A JP26306792 A JP 26306792A JP 26306792 A JP26306792 A JP 26306792A JP H0679927 A JPH0679927 A JP H0679927A
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scale
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JP26306792A
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English (en)
Inventor
Hideo Ueno
英生 上野
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字媒体としてのテープに予め入力設定した
倍率のスケールの目盛線を印刷できるスケール印刷装置
を提供すること。 【構成】 電源キーにより電源が投入され、初期設定が
実行された(S10)後、文書作成に関するキー及び文
書印字キーが操作されると、作成された文書のデータが
テキストメモリに格納され、その格納された文書データ
に基づいて印字処理が実行される(S12〜S16)。
一方、スケール印字キーが操作されると(S17:Ye
s)、スケールの長さやピッチ、「cm」、「inc
h」、「feet」、「尺」等の長さの単位の設定等の
スケールに関する複数の設定データを入力設定する目盛
情報設定処理が実行され(S18)、その後、設定され
たデータに基づいてスケール印字処理が実行され(S1
9)、印字用テープに設定された長さとピッチを有する
スケールが印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スケールの目盛線をテ
ープに印刷可能に構成したスケール印刷装置に関し、特
に種々の長さの単位のスケールを印刷可能にしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】巻尺(メジャー)や物差し等のスケール
は、物品の長さや寸法を測定したり、地図に縮小倍率を
表記したり、顕微鏡写真等に拡大倍率を表記したり、柱
や壁に印した目盛に身長を記録したり、等種々の用途に
活用されるが、従来、個人がスケールを簡単に作成でき
る装置は、実用化されておらず、個人がスケールを作成
したり記録したりするには、既存のスケールを用いて、
複写機により紙にスケールを複写するか、或いは紙等に
各目盛線を逐一記録する必要があった。一方、実開平1
─85050号公報に記載のように、テープを印字媒体
とし、予め入力記憶した文字や記号をテープにドットパ
ターンで印字できるように構成してなるテープ印字装置
が実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、個人が
スケールを簡単に作成できる装置は、実用化されていな
いため、スケールを簡単かつ能率的かつ安価に作成する
ことができなかった。既存のスケールを切断して使用す
ることも可能であるが、この場合は手間がかかりかつコ
スト高となる。複写によりスケールを作成する場合に
は、長さが制約されかつ紙にしか複写できない。また、
スケールの目盛線から各目盛線を逐一記録する場合に
は、手間がかかりかつ出来栄えと精度に劣る。特に、ス
ケールの長さの単位としては、cm、inch、fee
t、尺、等種々の単位があるが、後者3種のスケール等
は入手しにくいため必要なときに使用できないことが多
い。従来のテープ印字装置は、テープに文字や記号しか
印字できなかったので、スケールを作成することは到底
できなかった。本発明の目的は、印字媒体としてのテー
プに所望の長さの単位のスケールの目盛線を印刷できる
スケール印刷装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のスケール印刷
装置は、図1の機能ブロック図に示すように、文字や記
号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、印字媒体
としてのテープにドットパターンで印字する印字ヘッド
を含む印字手段と、入力手段から入力された文字や記号
のデータを記憶する入力データ記憶手段と、文字や記号
を表示可能なディスプレイを含む表示手段と、印字出力
用のドットパターンデータを格納する為の印字バッファ
と、印字バッファのデータを受けて印字手段に印字させ
る印字制御手段とを備えた印刷装置において、前記スケ
ールに関する少なくともスケールの長さの単位を含む複
数の設定データを入力する為のデータ設定手段と、前記
データ設定手段からの設定データを受けて、設定された
長さの単位のスケールの目盛線を印字するドットパター
ンデータを作成して印字バッファに供給するスケールデ
ータ作成手段とを備えたものである。請求項2のスケー
ル印刷装置は、請求項1の装置において、前記データ設
定手段は、スケールの長さの単位として、cm、inc
h、feet、尺のうちの所望の1つを設定可能に構成
されたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、漢字やひらがなやアルファベッ
ト文字及び記号などの多数のキャラクタを印字用テープ
に印字可能な日本語用テープ印刷装置に本発明を適用し
た場合のものである。図2に示すように、テープ印刷装
置1の本体フレーム2の前部にはキーボード3が配設さ
れ、キーボード3の後方で本体フレーム2内には印字機
構PMが配設され、またキーボード3の後方には文字や
記号を表示可能な液晶ディスプレイ22が設けられてい
る。キーボード3には、アルファベット文字やひらがな
や数字や記号などを入力する為の文字キー、スペースキ
ー、リターンキー、ディスプレイ22上のカーソルKを
右方或いは左方へ移動させるカーソル移動キー、印字フ
ォーマットを設定する為のフォーマット設定キー、印字
文字のサイズを設定するサイズ設定キー、印字文字の書
体を設定する書体設定キー、文書印字を指令する文書印
字キー、スケール印字を指令するスケール印字キー、印
字用テープ5をテープ送りする為のテープ送りキー、電
源をON・OFFする為の電源キーなどが設けられてい
る。
【0006】次に、図3に基いて印字機構PMについて
簡単に説明すると、印字機構PMに着脱自在に矩形状の
テープ収納カセットCSが装着されており、このテープ
収納カセットCSには、透明なフィルムからなる幅約1
8mmの印字用テープ5が巻装されたテープスプール6
と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8
と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、
印字用テープ5と同一幅を有する両面テープ10が剥離
紙を外側にして巻装された供給スプール11と、これら
印字用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ロ
ーラ12とが回転自在に設けられている。印字用テープ
5とインクリボン7とが重なる位置には、サーマルヘッ
ド13が立設され、これら印字用テープ5とインクリボ
ン7とをサーマルヘッド13に押圧するプラテンローラ
14と、印字用テープ5と両面テープ10とを接合ロー
ラ12に押圧する送りローラ15とは支持体16に回転
可能に枢支されている。このサーマルヘッド13には、
128個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列
設されている。
【0007】従って、テープ送りモータ24(図4参
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻
取りスプール9とが所定回転方向に夫々同期して駆動さ
れながら発熱素子群に通電されたとき、印字用テープ5
上には複数のドット列により文字や記号が印字され、し
かも印字用テープ5は両面テープ10を接合した状態で
テープ送り方向Aにテープ送りされる。尚、印字機構P
Mの詳細については、特開平2─106555号公報を
参照。
【0008】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。キーボード
3と、液晶ディスプレイ(LCD)22に表示データを
出力する為のディスプレイコントローラ(LCDC)2
3と、サーマルヘッド13を駆動する為の駆動回路25
と、テープ送りモータ24を駆動する為の駆動回路26
と、警告用ブザー20の為の駆動回路21とは制御装置
Cの入出力インターフェース27に夫々接続されてい
る。制御装置Cは、CPU29と、このCPU29にデ
ータバスなどのバス28を介して接続された入出力イン
ターフェース27、CGROM30、ROM31・32
及びRAM40とから構成されている。
【0009】CGROM(パターンデータメモリ)30
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示の為のド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。ROM(アウトラインデータメモリ)31に
は、キャラクタを印字する為に多数のキャラクタの各々
に関して、キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ
(アウトラインデータ)が書体(ゴシック系書体、明朝
系書体など)毎に分類されコードデータに対応させて格
納されている。
【0010】ROM32には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、テキストメモリ41の各コー
ドデータに対応するアウトラインデータから印字用のド
ットパターンデータに変換処理して印字バッファ48に
展開するイメージ展開処理制御プログラム、印字バッフ
ァ48のデータを順次読出してサーマルヘッド13やテ
ープ送りモータ24を駆動する印字駆動制御プログラ
ム、本願特有の後述のテープ印字制御の制御プログラム
などが格納されている。尚、このイメージ展開処理制御
プログラムには、キャラクタにボールドや白抜きなどの
文字修飾を施す文字修飾処理制御の為の各種のサブルー
チンが含まれている。
【0011】RAM40のテキストメモリ(入力データ
記憶手段に相当する)41には、キーボード3から入力
された文字や記号のコードデータが文書データとして格
納される。印字フォーマットメモリ42には、設定され
た文字サイズデータや書体のデータや選択された文字修
飾のデータなど複数の印字フォーマット情報が格納され
る。スケール単位メモリ43には、設定されたスケール
の長さの単位つまり「cm」、「inch」、「fee
t」、「尺」などの長さの単位のデータが格納される。
スケール長さメモリ44には、設定されたスケールの全
長の値SLが記憶される。目盛線ピッチメモリ45に
は、設定された単位ピッチ毎の目盛線である小目盛線S
Lのピッチと、単位ピッチ5個分の目盛線である中目盛
線MLのピッチと、単位ピッチ10個分の目盛線である
大目盛線LLのピッチとが格納される。
【0012】単位ピッチメモリ46には、設定されたス
ケールの長さの単位に関して、最小ピッチのデータαが
格納される。目盛カウンタ47には、先頭目盛りからの
総目盛数がカウント値SCとして格納される。印字バッ
ファ48には、イメージ展開された複数の文字や記号の
印字用ドットパターンデータやスケール印字用ドットパ
ターンデータが格納される。従って、この印字バッファ
48には、縦方向(ドット列方向)に128ドットに対
応する128ビット(16バイト)、横方向(ドット行
方向)に複数文字分の所定ビットからなる大きさのメモ
リ容量が設けられている。フラグメモリ49には、目盛
数字が大目盛線LLに印字されるときにセット(データ
が「1」)される大目盛数字フラグLFのフラグデー
タ、目盛数字が中目盛線MLに印字されるときにセット
される中目盛数字フラグMFのフラグデータ、目盛数字
が小目盛線SLに印字されるときにセットされる小目盛
数字フラグSFのフラグデータが格納される。
【0013】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印字制御のルーチンについて、図5の概
略フローチャートに基いて説明する。尚、図中符号Si
(i=10、11、12・・・・)は各ステップであ
る。電源キー操作により電源が投入されると図5に示す
テープ印字制御が開始され、先ず各メモリ41〜49を
クリアするなどの初期設定が実行される(S10)。そ
して、文書を作成する為に、文字キーや記号キーなどの
文書作成に関連するキーが操作されたときには(S11
・S12:Yes)、入力された文字コードがテキスト
メモリ41に格納され(S13)、その文字コードの文
字や記号がディスプレイ22に表示され(S14)、S
11に戻る。
【0014】次に、文書印字キーが操作されたときには
(S11:Yes、S12:No、S15:Yes)、
テキストメモリ41に格納された文書データを印字する
文書印字処理が実行され(S16)、S11に戻る。即
ち、この文書印字処理は通常の印字処理であり、テキス
トメモリ41から読出した文字コードに対応するドット
パターンデータについて、文字サイズや書体に基いて印
字用のドットパターンデータに展開されて印字バッファ
48に格納され、この印字バッファ48から読出したド
ットパターンデータを印字機構PMに出力して印字用テ
ープ5上に順次印字される。
【0015】次に、スケールを印字する為にスケール印
字キーが操作されたときには(S11:Yes、S12
・S15:No、S17:Yes)、先ずスケールに関
する複数の設定データを入力設定する目盛情報設定処理
が実行され(S18)、次にスケール印字処理が実行さ
れ(S19)、S11に戻る。先ず、目盛情報設定処理
制御のルーチンについて、図6のフローチャートに基い
て説明すると、先ずスケールの長さの単位を設定する為
のスケール単位設定画面がディスプレイ22に表示され
(S30)、キーボード3上の数字キー「1」〜「4」
を操作して、所望のスケール単位が設定され、リターン
キー操作によりこのスケール単位のデータがスケール単
位メモリ43に格納される(S31)。例えば、図11
に示すように、番号「1」として「cm」、番号「2」
として「尺」、番号「3」として「inch」、番号
「4」として「feet」が表示されるので、数字キー
により所望のスケール単位が設定される。
【0016】次に、スケールの全長を設定する為のスケ
ール長さ設定画面がディスプレイ22に表示され(S3
2)、キーボード3上の数字キーを操作して、スケール
長さSLがスケール長さの単位で設定され、リターンキ
ー操作によりこのスケール長さのデータがスケール長さ
メモリ44に格納される(S33)。例えば、図12に
示すように、スケール長さの設定画面がディスプレイ2
2に表示されるので、アンダーラインで指示された入力
領域に、例えば、スケール単位として「cm」を設定し
たときには、数字キー操作により「20.0」cmが設
定される。また、図13に示すように、スケール単位と
して「尺」を設定したときには、数字キー操作により
「3.00」尺が設定される。
【0017】次に、スケール長さメモリ44に格納され
たスケール長さSLが「mm」の単位に換算される(S3
4)。即ち、スケール長さSLと、スケール単位が「尺
(曲尺)」のときには、1分=3mm、スケール単位が
「inch」のときには、0.1インチ=2.54mm、スケー
ル単位が「feet」のときには、0.01フィート=3mm
を用いて換算される。次に、このスケール長さSLが印
字バッファ48に作成可能な最大スケール長さALを越
えているときは(S35:No)、ブザー20を鳴動し
て(S41)その旨を報知した後、再度スケール長さ設
定画面を表示する(S32)。一方、前記スケール長さ
SLが最大スケール長さAL以下のときには(S35:
Yes)、スケールの目盛線のピッチの設定画面がディ
スプレイ22に表示され(S36)、キーボード3上の
数字キーなどのキー操作により、設定されたスケール単
位に基いて、このスケール単位を基準とする大目盛線L
Lと中目盛線MLと小目盛線SLについて目盛線ピッチ
LP、MP、LPが設定され、リターンキー操作により
これら各目盛線ピッチデータLP、MP、LPが目盛線
ピッチメモリ45に格納される(S37)。
【0018】ここで、大目盛線ピッチLPとは通常、ス
ケール単位のピッチであり、中目盛線ピッチMPとは通
常、大目盛線ピッチLPの半分であり、小目盛線ピッチ
SPとは通常、大目盛線ピッチLPの1/10ピッチで
ある。例えば、図14に示すように、目盛線ピッチ設定
画面がディスプレイ22に表示されるので、大目盛線L
Lのピッチを示す項目「大」、中目盛線MLのピッチを
示す項目「中」、小目盛線SLのピッチを示す項目
「小」について、数字キー操作により目盛線のピッチ
「1」、「0.5 」、「0.1 」が夫々設定される。尚、上
記「1」、「0.5 」、「0.1 」以外の数値も設定可能で
ある。
【0019】次に、大目盛線ピッチLPと中目盛線ピッ
チMPと小目盛線ピッチSPとについて、スケールを作
成する上で必要な条件、SP<MP<LP、が成立して
いないときには(S38:No)、ブザー20を鳴動し
て(S42)その旨を報知した後、再度目盛線ピッチ設
定画面を表示する(36)。一方、前記条件、SP<M
P<LPが、成立しているときには(S38:Ye
s)、大目盛線LLや中目盛線MLや小目盛線SLに付
随させて目盛数字を印字させるか否かの要否と、その目
盛数字が表す長さの単位を設定する目盛数字設定画面が
ディスプレイ22に表示され(S39)、次キー或いは
前キーの操作により目盛数字を印字する為の目盛線が長
さの単位の記号でもって一括して選択設定され、リター
ンキー操作によりこの設定された目盛数字を伴う目盛線
に対応する目盛線フラグLF、MF、SFがセットさ
れ、更に設定された小目盛線ピッチSPの最小ピッチα
が単位ピッチメモリ46に格納される(S40)。
【0020】そして、この制御を終了してテープ印字制
御のS19に移行し、スケール印字処理制御が実行され
る。例えば、図15に示すように、目盛数字設定画面が
ディスプレイ22に表示されるので、大目盛線LLと中
目盛線MLと小目盛線SLとの3種類のうち目盛数字を
付随させて印字する大目盛線LLがスケールの単位「c
m」で指示される。尚、目盛数字を付随させない中目盛
線MLと小目盛線SLとに対して「OFF」で夫々指示
される。従って、大目盛数字フラグLFのみがセットさ
れ且つ最小ピッチαが「0.1cm 」として単位ピッチメモ
リ46に格納される。
【0021】次に、スケール印字処理制御のルーチンに
ついて、図7のフローチャートに基いて説明すると、先
ず印字バッファ48がクリアされ(S45)、目盛カウ
ンタ47のカウント値SCに初期値「0」が格納される
(S46)。次に、スケールの開始は、通常、大目盛線
LLなので、大目盛線展開処理制御(図8参照)が実行
される(S47)。この制御が開始されると、先ずスケ
ール単位メモリ43のスケール単位のデータとこのスケ
ール単位に対応する最小ピッチデータαとに基いて、カ
ウント値SCが「mm」に換算される(S60)。次に、
このカウント値SCに対応する印字バッファ48におけ
る大目盛線LLの展開位置nDが求められる(S6
1)。即ち、1ドットの大きさが約0.141mm なので、n
D=SC÷0.141 により求められる。但し、小数点以下
は四捨五入される。また、SCが「0」のときには印字
バッファ48の先頭位置(左端位置)である。
【0022】次に、この展開位置nDに、目盛線幅を2
ドット列とし且つ目盛線長さを約80ドットとする大目
盛線LL用のドットパターンデータが展開される(S6
2)。例えば、図16に示すように、カウント値SCが
「0」のときには、nD
〔0〕位置つまり印字バッファ
48の左端位置に大目盛線LL用のドットパターンデー
タが展開される。そして、大目盛数字フラグLFがセッ
トされているときに(S63:Yes)、その大目盛線
LLの延長部分に所定文字サイズの目盛数字のドットパ
ターンデータが展開できるだけのスペースが存在すると
きには(S63:Yes)、大目盛線LLに対して指示
されたスケール単位のデータと大目盛線ピッチのデータ
LPとに基いて、目盛数字のドットパターンデータが所
定文字サイズとなるように展開され(S65)、この制
御を終了して、スケール印字処理制御のS48にリター
ンする。
【0023】しかし、大目盛数字フラグLFがセットさ
れていないとき(S63:No)、及び目盛数字のドッ
トパターンデータの展開が不可能なときには(S64:
No)、直ぐにこの制御を終了する。例えば、図16に
示すように、カウント値SCが「0」のときでnD
〔0〕のときには、目盛数字のドットパターンデータを
展開するだけのスペースが存在しないが、カウント値S
Cが「10」のときでnD〔71〕のときには、目盛数
字のドットパターンデータを展開するだけのスペースが
存在し、目盛数字「1」のドットパターンデータが展開
される。
【0024】次に、カウント値SCが最小ピッチデータ
α分だけインクリメントされ(S48)、このカウント
値SCがスケール長さSL以下のときに(S49:N
o)、カウント値SCが大目盛線ピッチLPの整数N倍
のときには(S50:Yes)、前述した大目盛線展開
処理制御が実行され(S51)、S48に移行する。し
かし、カウント値SCが中目盛線ピッチMPの整数N倍
のときには(S50:No、S52:Yes)、中目盛
線展開処理制御(図9参照)が実行され(S53)、S
48に移行する。この中目盛線展開処理制御は、前記大
目盛線展開処理制御と略同様なので、簡単に説明する
と、カウント値SCが「mm」に換算され(S70)、カ
ウント値SCに対応する印字バッファ48における中目
盛線MLの展開位置nDが求められ(S71)、この展
開位置nDに、目盛線幅を2ドット列とし且つ目盛線長
さを約68ドットとする中目盛線ML用のドットパター
ンデータが展開される(S72)。
【0025】そして、中目盛数字フラグMFがセットさ
れているときに(S73:Yes)、所定文字サイズの
数字のドットパターンデータが展開できるスペースが存
在するときには(S74:Yes)、目盛数字のドット
パターンデータが所定文字サイズとなるように展開され
(S75)、この制御を終了して、スケール印字処理制
御のS48にリターンする。しかし、中目盛数字フラグ
MFがセットされていないとき(S73:No)、及び
目盛数字の印字が不可能なときには(S74:No)、
直ぐにこの制御を終了する。
【0026】一方、カウント値SCが小目盛線ピッチS
Pの整数N倍のときには(S50・S52:No、S5
4:Yes)、小目盛線展開処理制御(図10参照)が
実行され(S55)、S48に移行する。この小目盛線
展開処理制御は、前記大目盛線展開処理制御と略同様な
ので、簡単に説明すると、カウント値SCが「mm」に換
算され(S80)、カウント値SCに対応する印字バッ
ファ48における小目盛線SLの展開位置nDが求めら
れ(S81)、この展開位置nDに、目盛線幅を2ドッ
ト列とし且つ目盛線長さを約48ドットとする小目盛線
SL用のドットパターンデータが展開される(S8
2)。
【0027】そして、小目盛数字フラグSFがセットさ
れているときに(S83:Yes)、所定文字サイズの
数字のドットデータが展開できるスペースが存在すると
きには(S84:Yes)、目盛数字のドットパターン
データが所定文字サイズとなるように展開され(S8
5)、この制御を終了して、スケール印字処理制御のS
43にリターンする。しかし、小目盛数字フラグSFが
セットされていないとき(S83:No)、及び目盛数
字の印字が不可能なときには(S84:No)、直ぐに
この制御を終了する。
【0028】次に、カウント値SCがスケール長さSL
よりも大きくなったときには(S49:Yes)、印字
バッファ48の所定位置にスケール単位のドットパター
ンデータが展開され(S56)、印字バッファ48のス
ケール印字用のドットパターンデータが順次読出されて
印字機構PMに出力されてスケール印字され(S5
7)、この制御を終了してテープ印字制御のS11にリ
ターンする。例えば、印字バッファ48には、図16に
示すように、複数の大目盛線LL、中目盛線ML、小目
盛線SL及び目盛数字「1」」、「2」、「3」・・・
・などからなるスケール印字用のドットパターンデータ
が格納されており、このドットパターンデータに基いて
印字機構PMにより、図17に示すように、印字用テー
プ5にスケールが印字される。
【0029】また、スケール単位が「尺」のときに、大
目盛線ピッチLPとして「寸」、中目盛線ピッチMPと
して「5分」、小目盛線ピッチSPとして「1分」が設
定されたときには、図18に示すように、尺のスケール
が印字用テープ5に印字される。更に、スケール単位が
「inch」」のときに、大目盛線ピッチLPとして
「1」、中目盛線ピッチMPとして「0.5 」、小目盛線
ピッチSPとして「0.1」が設定されたときには、図1
9に示すように、インチのスケールが印字用テープ5に
印字される。
【0030】以上説明したように、cm、inch、f
eet、尺のうちから所望の長さの単位のスケールを設
定でき、しかもその設定された単位のスケールであっ
て、目盛線を正確にかつ整然と印刷してなるスケールを
簡単かつ経済的に作成することができる。
【0031】尚、スケールに関してスケール長さなどの
複数の設定項目をメニュー形式で表示する一方、選択さ
れた設定項目の設定内容をカーソル移動キーの操作で順
次表示するようにするなど、各種の設定技術を用いるこ
とが可能である。尚、大目盛線LL、中目盛線ML、小
目盛線SLの各々について、その線幅や長さを設定可能
に構成することも可能である。また、目盛線の設定は、
必ず、大、中、小の3つを設定する必要はなく、大と
小、中と小、小のみ等任意に選択して設定できる。
【0032】
【発明の作用及び効果】請求項1のスケール印刷装置に
おいては、前提構成における印刷装置は、入力手段と、
印字ヘッドを含む印字手段と、入力データ記憶手段と、
ディスプレイを含む表示手段と、印字バッファと、印字
バッファのデータを印字手段に印字させる印字制御手段
とを備え、印字媒体としてのテープに文字や記号をドッ
トパターンで印字可能である。前記データ設定手段によ
り、スケールに関する少なくともスケールの長さの単位
を含む複数の設定データが入力設定されると、スケール
データ作成手段は、前記データ設定手段から設定データ
を受けて、設定された長さの単位のスケールの目盛線を
印字するドットパターンデータを作成して印字バッファ
に供給する。この印字バッファに供給されたデータは印
字制御手段で制御される印字手段により、テープに印字
されるので、設定された長さの単位のスケールの目盛線
をテープに印字してなるスケールであって目盛線を正確
にかつ整然と印刷してなるスケールを簡単かつ経済的に
作成できることになる。
【0033】請求項2のスケール印刷装置によれば、c
m、inch、feet、尺のうちの所望の長さの単位
のスケールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印刷装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図6】目盛情報設定処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図7】スケール印字処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図8】大目盛線展開処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図9】中目盛線展開処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図10】小目盛線展開処理制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図11】スケール単位設定画面の例示図である。
【図12】スケール単位を「cm」とするスケール長さ
設定画面の例示図である。
【図13】スケール単位を「尺」とするスケール長さ設
定画面の例示図である。
【図14】目盛線ピッチ設定画面の例示図である。
【図15】目盛数字設定画面の例示図である。
【図16】印字バッファ内のドットパターンデータを示
す説明図である。
【図17】スケール単位を「cm」とするスケールが印
字された印字用テープの平面図である。
【図18】スケール単位を「尺」とするスケールが印字
された印字用テープの平面図である。
【図19】スケール単位を「inch」とするスケール
が印字された印字用テープの平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 5 印字用テープ 13 サーマルヘッド 22 液晶ディスプレイ 24 テープ送りモータ 29 CPU 31 ROM 32 ROM 40 RAM 41 テキストメモリ 48 印字バッファ C 制御装置 CS テープ収納カセット PM 印字機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号及び種々の指令を入力する為
    の入力手段と、印字媒体としてのテープにドットパター
    ンで印字する印字ヘッドを含む印字手段と、入力手段か
    ら入力された文字や記号のデータを記憶する入力データ
    記憶手段と、文字や記号を表示可能なディスプレイを含
    む表示手段と、印字出力用のドットパターンデータを格
    納する為の印字バッファと、印字バッファのデータを受
    けて印字手段に印字させる印字制御手段とを備えた印刷
    装置において、 スケールに関する少なくともスケールの長さの単位を含
    む複数の設定データを入力する為のデータ設定手段と、 前記データ設定手段からの設定データを受けて、設定さ
    れた長さの単位のスケールの目盛線を印字するドットパ
    ターンデータを作成して印字バッファに供給するスケー
    ルデータ作成手段と、 を備えたことを特徴とするスケール印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記データ設定手段は、スケールの長さ
    の単位として、cm、inch、feet、尺のうちの
    所望の1つを設定可能に構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載のスケール印刷装置。
JP26306792A 1992-09-03 1992-09-03 スケール印刷装置 Pending JPH0679927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076258A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Casio Computer Co Ltd テープ印刷装置
JP2010188543A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Casio Computer Co Ltd テープ印刷装置、ラベルの作成方法、ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体

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