JPH0679836B2 - フイルタエレメント用濾材の整形方法並びに装置 - Google Patents

フイルタエレメント用濾材の整形方法並びに装置

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JPH0679836B2
JPH0679836B2 JP3091086A JP3091086A JPH0679836B2 JP H0679836 B2 JPH0679836 B2 JP H0679836B2 JP 3091086 A JP3091086 A JP 3091086A JP 3091086 A JP3091086 A JP 3091086A JP H0679836 B2 JPH0679836 B2 JP H0679836B2
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吉光 山口
保男 日比
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直哉 平島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車エンジン用オイルフィルタやエアフィ
ルタ用のエレメントに使用される濾材の整形に関する。
〔従来の技術〕
使い捨てタイプのフィルタエレメントは、一般に、樹脂
を含浸した帯状の濾材を波型に成形したものを、更に円
筒状に丸めて整形し、この端面にキャップを接着し、内
側るプロテクタを取り付けたりしてして形状を保持した
上、熱風処理によって樹脂を硬化させて完成される。
従来から一般的に広く使われているフィルタエレメント
は、第8図に示されたようないわゆる菊花型のものが多
かったが、自動車部品の小型軽量化、高性能化の趨勢に
鑑み、最近は第7図に示されたような、いわゆるクリス
タル型のものに切り換わりつつある。このクリスタル型
のフィルタエレメント用濾材は、ピッチが周期的に変化
する波型を付与され、全体として該波型による細かい皺
を有すると共に、その最長の波型の部分が最も外側に位
置し、波型が短くなるにつれて内側に折れ込んだ屈曲を
有し、これによって軸方向に平行な複数のスリットを具
えた多角形状断面となっている。
しかし、このようなクリスタル型濾材を合理的に製造す
る手段は未だ開発されていない。
〔発明の目的〕
本発明は、フィルタエレメント用の濾材の製造工程にお
いて、波型のひだを付与された上、リング状に両端を接
続された帯状の濾材を、次第に縮径加工してクリスタル
型に整形するための方法並びに装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の本発明の目的は、周期的に変化するピッチを以て
波型加工された帯状の濾材をリング状に形成し、該リン
グの形成する円の円周を大径端とし、目的とするクリス
タル型の断面輪郭を小径端とする仮想柱状体の包絡線に
沿って前記両端面間に張設された前記濾材の波型の山部
と谷部との数に等しい数の線状体によって、前記山部が
前記線状体の上に、前記谷部が下に、交互に位置するよ
うに前記濾材を前記大径端近傍で支持し、これを前記線
状体に沿って次第に小径端側へ移動させてクリスタル型
に整形することを特徴とする本発明方法によって達成さ
れる。
上述の方法を実施するための好適装置は、周期的に変化
するピッチを以て波型加工されたリング状をなす帯状濾
材を縮径してクリスタル型に整形する装置であって、該
リングの形成する円の円周を大径端、目的とするクリス
タル型の断面輪郭を小径端とする仮想柱状体の包絡線に
沿って、前記濾材の波型の山部と谷部との数に等しい数
の線状体を張設し、該線状体を一つ置きに2群に分類
し、第1群の線状体の両端は、前記大径端及び小径端に
設けられた二つの外側保持リングに、そして第2群の線
状体の両端は、該外側保持リングのそれぞれに対応す
る、これよりも小径の二つの内側保持リングに固定さ
れ、前記大径端と小径に設けられた各内外保持リング間
には、前記濾材を前記第1,第2群の線状体の間に挿入
し、又はそこから取り外すための自由空隙が形成されて
いる。
〔実施例〕
以下、図面に示す本発明の好適実施例に基づいて、その
構成並びに作用を更に詳細に説明する。
第1図は本発明に使用される濾材整形装置の概略側断面
図を示す。この装置は基礎フレーム1の上に固定された
スタンド2にその中心部ボス3aを水平に支持された第1
内側保持リング3と、該リング3の中心を貫通して水平
に延びるシャフト4を有し、該シャフト4の自由端(図
の右端)には後述する所定輪郭形状を有する第2内側保
持リング5が同心的に固定されている。前記第1内側保
持リング3の全周を囲繞するように、これよりも大径の
第1外側保持リング6がスタンド7によって基礎フレー
ム1上に固定されている。同様に、前記第2内側保持リ
ング5に対しては、これの外周を囲繞するように第2外
側保持リング8が設けられ、スタンド9によって基礎フ
レーム1上に固定されている。
第1内側保持リング3と第1外側保持リング6との互い
に対面する円周面には、第2図に示すように、前記シャ
フト4の長手方向に平行な多数の溝9,10がそれぞれ設け
られ、これに案内板11及び12が嵌め込まれている。溝9
と10は処理されるリング状濾材の全波型の数及びピッチ
に対応して互いにジクザク状に配置されている。
案内板11,12は第3図に示す形状をなし、その先端部に
は後述するピアノ線18を保持するための貫通孔13が水平
方向に穿孔されている。
同様に、第2内側保持リング5,第2外側保持リング8に
もその対面する円周面に溝14,15がそれぞれ設けられ、
これに案内板16,17がそれぞれ嵌め込まれている。なお
これらの案内板11,12及び16,17は、各保持リングにセッ
トされた後、各案内板の側面に設けられた切り欠き19内
に止めリング(図示しない)を嵌め込んで固定される。
第1内外保持リング3,6は波型を付与されただけの処理
前のリング状濾材の形成する円に対応する大きさの円形
に構成され、外側保持リング6の溝10、従って案内板12
は各波型の谷部に対応する位置に設置され、一方、内側
保持リング3の溝9、従って案内板11の方は各波型の山
部に対応する位置に設置されている。
更に第2内外保持リング5,8は目的とする濾材の縮小形
状、即ち後述する第4c図に示す断面輪郭に対応するサイ
ズに構成され、溝14,15及び案内板16,17は前述の場合と
同様に波型の山部と谷部とに対応して設置されている。
そしてこの案内板16,17の高さは、ピアノ線18を保持す
るための貫通孔13が第4c図に示す輪郭に沿って配列され
るように、それぞれ調整されている。
第1及び第2外側保持リング6,8の間には、それぞれの
対応する案内板12,17の貫通孔13を通ってピアノ線18a等
の強力な線状体が所定の張力で張設されて谷部線状体群
を形成し、又第1及び第2内側保持リング3,5の間にも
同様にピアノ線18bが張設されて山部線状体群を形成し
ている。各ピアノ線の両端は各リングの側面に適宜な固
定手段(図示しない)によって確保されている。この構
成により、各ピアノ線18は前記第1内外保持リング3,6
を大径端とし、第2内外保持リング5,8を小径端とする
仮想柱状体の包絡線を形成すると共に、各組の内外保持
リングの対面する周面の間には環状の自由空隙が形成さ
れている。
次に上述の装置の作用について説明する。
適宜な手段によってボス3aの周囲にリング状をなしてセ
ットされた濾材Aは、手動又は自動的に第1内外保持リ
ング3,6の自由空間を経て、ピアノ線群18と係合せしめ
られる。この場合、ピアノ線18き配列ピッチと濾材Aの
波型のピッチとを一致させる必要がある。前述のよう
に、ピアノ線18は内側保持リング3と外側保持リング6
によってそれぞれ山部及び谷部線状体群に分割されてい
るので、濾材Aの波型の山部は内側保持リング3に保持
された山部線状体群18bによって内側から支えられ、一
方、波型の谷部は外側保持リング6に保持された谷部線
状体群18aによって外側から支えられる。この状態を濾
材Aの断面輪郭を第4a図に示す。
次に濾材Aはピアノ線18に沿って第2内外保持リング5,
8の方へ移動させられる。これはピアノ線群の周囲に設
置された水平方向に往復動する図示しない爪によって自
動的に行うこともできるし、又は手動で行ってもよい。
この移動によって濾材Aは両線状体群によって内外から
拘束されながら変形して、第4b図のような輪郭となる。
そして装置の右端の第2内外保持リング5,8近傍に至る
と、目的とするクリスタル型の輪郭(第4c図)にまで縮
小され、リング5,8間の自由空間を通って装置から取り
外される。その後、濾材は端面にキャップを挿着された
り、プロテクタを取り付けられたりした上、熱による硬
化処理を受けて完成品となる。
第5図、第6図は本発明による縮径処理の際の、濾材の
輪郭の変化の状態を二つの方向から見たものであり、こ
れによって本発明方法の原理は更に明瞭に理解できるで
あろう。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ピアノ線等の線状体を処理前後の濾材
の断面輪郭を両端とする仮想柱状体の包絡線に沿って張
設したので、濾材はこの線状体に沿って円滑に所定の形
状に変形される。しかも濾材の波型の山部と谷部とをそ
れぞれ別の群の線状体によって支持するようになし、各
群間には自由空間が存在するように構成したので、濾材
の装填、取り出しが容易に実施できる。従って本発明方
法によれば、従来困難であったクリスタル型のフィルム
エレメント用濾材の整形を連続的に且つ高能率に実施す
ることが可能となり、又本発明装置によれば、簡単確実
な構造によって前記方法を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる装置の概略側断面図、 第2図はピアノ線の配列と濾材の保持状態とを示す内外
保持リングの部分拡大正面図、 第3図は案内板の斜視図、 第4a図〜第4c図は縮小工程の途中における濾材の輪郭を
示す断面図、 第5図及び第6図はは本発明による濾材の変形状態を示
す斜視図、 第7図は本発明の対象とするフィルタエレメント用濾材
の斜視図、 第8図は従来の菊花型濾材の斜視図である。 3……第1内側保持リング、4……シャフト、 5……第2内側保持リング、 6……第1外側保持リング、 8……第2外側保持リング、 11,12,16,17……案内板、 18……ピアノ線、A……濾材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平島 直哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 鈴木 正徳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周期的に変化するピッチを以て波型加工さ
    れた帯状の濾材をリング状に形成し、該リングの形成す
    る円の円周を大径端とし、目的とするクリスタル型の断
    面輪郭を小径端とする仮想柱状体の包絡線に沿って前記
    両端面間に張設された前記濾材の波型の山部と谷部との
    数に等しい数の線状体によって、前記山部が前記線状体
    の上に、前記谷部が下に、交互に位置するように前記濾
    材を前記大径端近傍で支持し、これを前記線状体に沿っ
    て次第に小径端側へ移動させて縮径し、クリスタル型に
    整形することを特徴とするフィルタエレメント用濾材の
    整形方法。
  2. 【請求項2】周期的に変化するピッチを以て波型加工さ
    れたリング状をなす帯状濾材を縮径してクリスタル型に
    整形する装置であって、該リングの形成する円の円周を
    大径端、目的とするクリスタル型の断面輪郭を小径端と
    する仮想柱状体の包絡線に沿って、前記濾材の波型の山
    部と谷部との数に等しい数の線状体を張設し、該線状体
    を一つ置きに2群に分類し、第1群の線状体の両端は、
    前記大径端及び小径端に設けられた二つの外側保持リン
    グに、そして第2群の線状体の両端は、該外側保持リン
    グのそれぞれに対応するこれよりも小径の二つの内側保
    持リングに固定され、前記大径端及び小径に設けられた
    各内外保持リング間には、前記濾材を前記第1,第2群の
    線状体の間に挿入し、又はそこから取り外すための自由
    空隙が形成されていることを特徴とするフィルタエレメ
    ント用濾材の整形装置。
JP3091086A 1986-02-17 1986-02-17 フイルタエレメント用濾材の整形方法並びに装置 Expired - Fee Related JPH0679836B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10105632B2 (en) 2014-04-09 2018-10-23 Donaldson Company, Inc. Self-supporting folded sheet material, filter elements, and methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10105632B2 (en) 2014-04-09 2018-10-23 Donaldson Company, Inc. Self-supporting folded sheet material, filter elements, and methods

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