JPH0679264A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JPH0679264A
JPH0679264A JP23488592A JP23488592A JPH0679264A JP H0679264 A JPH0679264 A JP H0679264A JP 23488592 A JP23488592 A JP 23488592A JP 23488592 A JP23488592 A JP 23488592A JP H0679264 A JPH0679264 A JP H0679264A
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JP
Japan
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water
adsorbent
hot water
tank
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP23488592A
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English (en)
Inventor
Kazushige Watanabe
一重 渡辺
Takaaki Suga
隆明 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着物質の脱離を効果的に行える浄水装置を
提供すること。 【構成】 活性炭等の吸着剤8を少なくとも内蔵する浄
化槽1を具備した浄水装置において、吸着剤に超音波を
伝達する超音波発生手段9と、浄化槽1内に所定温度の
温水を供給可能な温水生成槽11とを設けているので、
吸着剤8に吸着されている吸着物質を温水中に脱離させ
る際に超音波振動子からの超音波で吸着剤8及び温水を
微振動させ、該振動によって脱離作用を促進させて吸着
物質の脱離を効果的に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道水,地下水等の浄
化に有用な浄水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の浄水装置は、活性炭等の吸着剤
を内蔵した浄化槽を一般に具備しており、該浄化槽で塩
素分(次亜塩素酸塩や有機塩素化合物等)と臭気の除去
を主に行っている。しかし、この吸着剤は塩素分及び臭
気を物理的に吸着しているだけなので、吸着能力に自ず
と限界があって定期的な交換を必要とする。
【0003】上記の交換を不要とするために、吸着剤の
再生を可能としたものが提案されてる(特開平3−25
4883号公報参照)。ここでは吸着能力が低下した活
性炭を温水にて洗浄し、該洗浄によって吸着物質を活性
炭から脱離させてその能力回復を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
再生方法では温水の接触により吸着物質の脱離を誘発し
ているだけなので、脱離作用が乏しく再生に時間がかか
る難点がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、吸着物質の脱離を効果的
に行える浄水装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、活性炭等の吸着剤を少なくとも内蔵す
る浄化槽を具備した浄水装置において、吸着剤に超音波
を伝達する超音波発生手段と、浄化槽内に所定温度の温
水を供給可能な温水生成槽とを設けている。
【0007】
【作用】本発明に係る浄水装置では、超音波発生手段を
作動させ、且つ温水生成槽から温水を浄化槽内に送り込
むと、超音波によって吸着剤及び温水が微振動し、同振
動によって吸着物質の脱離作用が促進される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は浄水装置の構成図、図2は電気系のブロック
図、図3は浄水制御のフローチャートである。
【0009】まず、図1を参照して浄水装置の全体構成
について説明する。同図において、1は浄化槽、11は
温水生成槽である。
【0010】浄化槽1は側面下部に入口2及び排水口3
を、上面中央に出口4を、側面上部に温水導入口5を夫
々有している。また、浄化槽1の内部には、上・下面に
フィルタ6,7を付設された粒状活性炭から成る吸着剤
8が、入口2及び出口4等と間隔をおいて配設されてい
る。フィルタ6,7は比較的大きなごみや重金属等を捕
獲するためのもので多孔質材や不織布等から成る。さら
に、浄化槽1の底面外側には、超音波信号の印加で超音
波を発生する超音波振動子9が付設されている。ちなみ
に、本例では20KHz前後の周波数を使用しており、
該周波数に対応する電歪型や圧電型等の振動子を用いて
いる。
【0011】この浄化槽1の入口2には送水源に通じる
送水管21が、出口4には水栓に通じる給水管22が、
排水口3には下水路或いは排水タンクに通じる排水管2
3が夫々接続されている。また、送水管21と給水管2
2と配水管23には、電磁式の第1乃至第3開閉弁sv
1乃至sv3が夫々介装されている。
【0012】温水生成槽11は上面中央に入口12を、
側面下部に出口13を夫々有している。また、温水生成
槽11の側面内側には、通電によって発熱するパネル状
のヒータ14が付設されている。さらに、温水生成槽1
1の内部には、槽内の水位を検知するフロートスイッチ
15がヒータ14と間隔をおいて立設され、また底面内
側には、槽内の水温を検知するサーミスタ等の温度セン
サ16が付設されている。
【0013】この温水生成槽11の入口12には、送水
管21の第1開閉弁sv1の手前から分岐したバイパス
管24が、出口13には浄化槽1の温水導入口5に至る
導入管25が夫々接続されている。また、バイパス管2
4と導入管25には、電磁式の第4,第5開閉弁sv
4,sv5が夫々介装されている。
【0014】次に、図2を参照して電気系の構成につい
て説明する。同図において、31はマイクロコンピュー
タ構成の制御回路、32は制御回路31からの制御信号
に基づいて各開閉弁sv1乃至sv5の開閉駆動を行う
弁駆動回路、33は制御回路31からの制御信号に基づ
いてヒータ14に所定の電力を供給するヒータ駆動回
路、34は制御回路31からの制御信号に基づいて超音
波振動子9に所定の周波数信号を印加する超音波発信器
である。
【0015】制御回路31はCPU,メモリ及び入出力
インターフェース等から成り、後述する制御プログラム
をメモリに記憶している。この制御回路31は、フロー
トスイッチ15及び温度センサ16の検知信号を取り入
れつつ、プログラムに従って弁駆動回路32,ヒータ駆
動回路33及び超音波発信器34に制御信号を送出す
る。
【0016】以下に、図3を参照して上述の浄水装置の
浄水動作等について説明する。まず、運転スイッチのオ
ン操作に基づいて第1,第2開閉弁sv1,sv2が開
かれ、第3乃至第5開閉弁sv3乃至sv5が閉じられ
る(s1)。同状態で水栓が開放されると、送水管21
を通じて浄化槽1内に水が送り込まれ、該水はフィルタ
6,7で比較的大きなごみや重金属等を除去され、また
吸着剤8で塩素分と臭気等を除去された後に、給水管2
2を通じて送り出される。
【0017】弁切換えが終了してからの時間t1が設定
時間ts1、例えば12時間になると、第1,第2開閉
弁sv1,sv2が閉じられ、第4開閉弁sv4が開か
れる(s2,s3,s4)。これにより、バイパス管2
4を通じて温水生成槽11内に水が送り込まれる。
【0018】温水生成槽11内の水位が上昇してフロー
トスイッチ15が上限水位を検知すると、第4開閉弁s
v4が閉じられて水の送り込みが停止され、ヒータ14
への通電が開始される(s5,s6,s7)。そして、
ヒータ14の加熱により温度センサ16で検知される水
温Tが設定温度TS、例えば60℃に上昇すると、ヒー
タ14への通電が停止される(s8,s9)。
【0019】また、この通電停止と同時に、第3,第5
開閉弁sv3,sv5が開かれ、超音波振動子9に超音
波信号が印加される(s10,s11)。これにより、
浄化槽1内の残留水が排水管23を通じて排水され、こ
れに伴って温水生成槽11内の温水が導入管25を通じ
て浄化槽1内に送り込まれると共に、超音波振動子9か
らの超音波が吸着剤8及び温水に伝達される。吸着剤8
及び温水はこの超音波によって微振動し、同振動によっ
て脱離作用が促進されて吸着物質が温水中に効果的に脱
離し吸着剤8の吸着能力が回復される。この再生過程で
脱離した吸着物質は温水と共に配水管23を通じて排水
される。
【0020】再生が開始されてからの時間t2が設定時
間ts2、例えば3分になると、超音波振動子9への信
号印加が停止されステップ1に戻り、運転スイッチがオ
フ操作されるまで上記の手順が継続される(s12,s
13)。
【0021】尚、温水生成槽11から浄化槽1への温水
供給を迅速に行う場合には、浄化槽1への送水と並行
し、或いは送水停止に合わせて温水生成槽11内に水を
送り込むと共に、ヒータ14への通電をオン・オフ制御
して温水生成槽1内の水温を所定温度(例えば60℃)
に維持しておくようにするとよい。
【0022】上述の浄水装置によれば、吸着剤8に吸着
されている吸着物質を温水中に脱離させる際に、超音波
振動子9からの超音波で吸着剤8及び温水を微振動させ
ることができるので、該振動によって脱離作用を促進さ
せて吸着物質の脱離を効果的に行うことができ、能力回
復に要する時間を大幅に短縮できる利点がある。
【0023】また、上記の微振動によって脱離作用を促
進できることから、40〜60℃といった低温度の温水
でも脱離を十分に行うことが可能となり、温水生成に要
するエネルギーコストを低減できる利点がある。
【0024】図4は本発明の他の実施例を示す浄水装置
の構成図である。本実施例は上記実施例と特に浄化槽4
1の構成を異にするもので、構成を同じくする部分には
同一符号を用いその説明を省略する。
【0025】この浄化槽41は上面一側に入口42を、
上面中央に出口43を、側面下部に排水口44を夫々有
している。また、浄化槽1の内部には、上部開口を出口
43に接続された筒体45が配設され、該筒体45内に
はフィルタ46,47を上・下面に付設された粒状活性
炭製の吸着剤48が収容されている。さらに、浄化槽4
1の底面外側には上記同様の超音波振動子49が付設さ
れている。
【0026】この浄化槽41の入口42には送水源に通
じる送水管21が、出口43には水栓に通じる給水管2
2が、排水口44には下水路或いは排水タンクに通じる
排水管23が夫々接続されている。また、導入管25は
温水生成槽11の出口13から給水管22の浄化槽側に
接続されている。
【0027】本実施例の浄水装置でも、吸着剤48に吸
着されている吸着物質を温水中に脱離させる際に、超音
波振動子49からの超音波で吸着剤48及び温水を微振
動させることが可能であり、上記実施例と同様の作用,
効果を得ることができる。
【0028】尚、上述の実施例では、所定時間毎に吸着
剤の再生を図るようにしたものを示したが、該再生は別
途設けた再生スイッチのオン操作に基づいて任意に行え
るようにしてもよい。また、浄化槽及び温水生成槽は図
示例のものに限らす、種々構造のものが採用できる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
吸着剤に吸着されている吸着物質を温水中に脱離させる
際に、超音波振動子からの超音波で吸着剤及び温水を微
振動させることができるので、該振動によって脱離作用
を促進させて吸着物質の脱離を効果的に行うことがで
き、能力回復に要する時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す浄水装置の構成図
【図2】電気系のブロック図
【図3】浄水制御のフローチャート
【図4】本発明の他の実施例を示す浄水装置の構成図
【符号の説明】
1…浄化槽、8…吸着剤、9…超音波振動子、11…温
水生成槽、31…制御回路、41…浄化槽、48…吸着
剤、49…超音波振動子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭等の吸着剤を少なくとも内蔵する
    浄化槽を具備した浄水装置において、 吸着剤に超音波を伝達する超音波発生手段と、 浄化槽内に所定温度の温水を供給可能な温水生成槽とを
    設けた、 ことを特徴とする浄水装置。
JP23488592A 1992-09-02 1992-09-02 浄水装置 Pending JPH0679264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23488592A JPH0679264A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 浄水装置

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JP23488592A JPH0679264A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 浄水装置

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Publication Number Publication Date
JPH0679264A true JPH0679264A (ja) 1994-03-22

Family

ID=16977849

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JP23488592A Pending JPH0679264A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 浄水装置

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JP (1) JPH0679264A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515262A (ja) * 2003-08-19 2007-06-14 パー・ウォーター・ピュリフィケイション・プロダクツ・インコーポレイテッド 浄水フィルタ装置
WO2009016766A1 (ja) * 2007-07-27 2009-02-05 Nippon Oil Corporation 炭素系油吸着材の再生方法
JP2016203149A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 鹿島建設株式会社 地下水の浄化システム、浄化設備、及び浄化方法
KR20190126499A (ko) * 2018-05-02 2019-11-12 한국과학기술연구원 미세흡착제 유실방지 장치

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