JPH0678846U - 連続ガスサンプリング装置 - Google Patents

連続ガスサンプリング装置

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JPH0678846U JP1796993U JP1796993U JPH0678846U JP H0678846 U JPH0678846 U JP H0678846U JP 1796993 U JP1796993 U JP 1796993U JP 1796993 U JP1796993 U JP 1796993U JP H0678846 U JPH0678846 U JP H0678846U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多量のダストを含む石炭ガスをガス分析計へ
導入するに当り石炭ガス中に含まれるダストを効率的に
除去するとともに、除去したダストを効率的に石炭ガス
発生源へ逆送できるようにした連続ガスサンプリング装
置を提供すること。 【構成】 石炭ガス化炉に先端部が挿入され炉内で生成
されるガスを採取するガス採取プローブ1とガス採取プ
ローブ1の後流側に設けられた逆洗ノズル付のボール充
てんフィルタ4を備えたガスサンプリング装置おいて、
ガス採取プローブ1の先端部に固着され炉内から採取す
るガスに混入する粗粒ダストを除去するフード1aおよ
びフィルタ1bと、ボール充てんフィルタ4に付着した
ダストの逆洗除去時付着ダストおよび逆洗ガスを炉内へ
送るボール充てんフィルタ4の入口と炉内を連結するダ
スト戻しライン15aと、ダスト戻しライン15aに設
置された粒子戻し用ノズル1cとからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、石炭ガス化炉において高温高圧の下で生成された石炭ガス等を連続 的に分析計へ導入しガス組成を分析するために使用される連続ガスサンプリング 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エネルギ源の多様化と発電の高効率化とを図る目的で、石炭から発電用 燃料ガス(以下石炭ガスという)を製造する、噴流床及び流動床石炭ガス化プロ セスの研究開発が進められている。
【0003】 上記石炭ガス化炉の安全性を確保し、的確な運転制御を行うためには、石炭ガ ス中のガス組成を短時間に精度よく連続して分析することが、石炭ガス化プロセ スを確立するうえで重要な課題になっている。
【0004】 しかし、上記石炭ガスにはH2 ,CO,CO2 ,炭化水素の他にタール、ダス ト及び水分を多量に含んでいるため、サンプリングした石炭ガスを直接分析計へ 導入することは分析計の特性上不可能であった。そこで、サンプリングを行った 石炭ガスを、サイクロンを通したり、水洗浄操作等を行って分析計へ導入するこ とが行われている。また本考案者が提案した高温高圧下で石炭ガスをサンプリン グしボール充てんフィルター、タール・ダスト捕集ホルダ、ガス冷却器に通し連 続的かつ迅速に石炭ガスの脱塵、脱水を行い分析計へ導入するようにした連続ガ スサンプリング装置(実願昭63−158525号)。
【0005】 さらには、高温高圧下で石炭ガスをサンプリングし、ボール充てんフィルタ、 水分除湿器(ガス冷却器)、精密フィルタ(焼結フィルタ)に導き石炭ガスの脱 塵、脱水を行い分析計へ導入するようにした連続ガスサンプリング装置(実願平 3−34954号)がある。
【0006】 上記実願平3−34954号の連続ガスサンプリング装置の具体的な一実施例 を図2に基づき説明する。
【0007】 図においてAは石炭ガス化炉、1はガス採取プローブ、2はフランジ、3ボー ルバルブ、4はボール充てんフィルタ、4aはステンレス製金網、4bはアルミ ナボール、4cは目皿、4d,11cは差圧計、4eは圧力計、4g,5a,8 ,9,11a,11bはストップバルブ、4i,5bはN2 パイプ、5cは逆洗 ノズル、6は保温部材、7は温度調節装置、10は水分除湿器、11は精密フィ ルタ、12は圧力調節計、13は流量調節計である。
【0008】 以上の装置により石炭ガス化炉A内の石炭ガスをガス採取プローブ1により高 温高圧下でサンプリングして、ボール充てんフィルタ4へ導入し同フィルタ4に 内蔵されたアルミナボール4bの間を通過させ石炭ガス中に含まれるダストをア ルミナボール4bの間に堆積させ除去する。またボール充てんフィルタ4を通過 した石炭ガスは水分除湿器10へ導かれここで室温以下に急冷され石炭ガス中に 含まれる水分のみが排出される。さらに、水分除湿器10を出た石炭ガスはその 内部に2μm程度の焼結フィルタを具えた精密フィルタ11に導入されボール充 てんフィルタ4で脱塵できなかった超微粒子のダスト及びタールが除去される。 この様に、連続ガスサンプリング装置は石炭ガス化炉A内からサンプリングした 石炭ガスを連続的かつ迅速に精製し分析計へ導入する。また石炭ガスを精製する 際に生じるダストを無人で効率よく連続サンプリング装置から石炭ガス化炉内に 逆送するようにしてダストの排出の手間を不要としている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の連続ガスサンプリング装置においては、その運用にあたってガス中 に多量のダストが含まれる場合数分間のガスサンプリングでボール充てんフィル ターはダストで一杯になりフィルタ機能が低下する。このためボール充てんフィ ルタのフィルタ機能を維持するためストップバルブ5aを遠隔操作開放し、N2 ガスを逆洗ノズル5cからボール充てんフィルタに吹込むことによりボール充て んフィルタのアルミナボールの間に堆積したダストを炉内にパージする逆洗操作 を頻繁に実施する必要が生じていた。
【0010】 この逆洗操作の回数を低減する対策としてボール充てんフィルタ内のダスト捕 集容積を大きくすることも考えられるが、この場合(i)ガスサンプリングの応 答性の遅れ(ii)装置製作費の増大(iii )設置スペースの増大並びに設置場所 の限定(iv) 保守管理の手間の増大等のデメリットが生じボール充てんフィルタ の大型化は実用的でない。
【0011】 本考案は、上記従来の連続ガスサンプリング装置の欠点を解消し、ガス中に多 量のダストを含むサンプリング対象のガスを高温高圧化でサンプリングし連続的 かつ迅速に精製するとともに、ガスサンプリングの応答遅れをできるだけ少くし た状態で分析計へ導入することができるようにした連続ガスサンプリング装置を 提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の連続ガスサンプリング装置は、サンプリング対象物内にそ の先端部が挿入されサンプリングガスを採取するガス採取プローブと、ガス採取 プローブの後端に連結管を介し接続された逆洗ノズル付のボール充てんフィルタ を備えたガスサンプリング装置において、上記ガス採取プローブの先端部に固着 され採取ガスに混入する粗粒ダストを除去するフードおよびフィルタと、上記連 結管から分岐しボール充てんフィルタに付着したダストの逆洗除去時付着ダスト および逆洗ガスを前記サンプリング対象物内へ送るダスト戻しラインと、ダスト 戻しラインに設置された粒子戻し用ノズルとを設けたことを特徴としている。
【0013】
【作用】
上記手段により、サンプリング対象物内、例えば石炭ガス化炉内等からサンプ リングされる高温高圧ガスは、ガス採取プローブの先端部に取付けられたフード およびフィルタにより粗粒ダストが除去される。これらのフードおよびフィルタ で除去できなかった微粒ダストはボール充てんフィルタへ送られ、同フィルタ内 では上記ガス中に含まれるダストがフィルタ内に充てんされたアルミナボールに 衝突して同ボール間に堆積し、ダストが除かれたガスのみがボール充てんフィル タを通過する。
【0014】 上記ボール充てんフィルタのアルミナボール間に多量のダストが堆積して機能 低下した場合には、逆洗ノズルによってフィルタ内を逆流させ、堆積したダスト はダスト戻しラインを経由して粒子戻し用ノズルにより石炭ガス化炉内等に逆送 され、ボール充てんフィルタのフィルタ機能を回復させる。
【0015】 このようにして上記サンプリング対象物のガス、特にガス中に多量のダストを 含むガスをサンプリング対象とする場合においても高温高圧下でガス採取プロー ブの先端部に取付けたフードおよびフィルタで粗粒ダストを除去した状態でサン プリングし、ボール充てんフィルタに導入するようにしたので同フィルタにダス トが堆積して機能低下するまでの時間を長くでき連続的かつ迅速に精製しながら 分析計に導入することができる。また、ダスト戻しラインを新設しここに粒子戻 し用ノズルを設けたのでガスを精製する際に生じるダストを効率よくサンプリン グ装置からサンプリング対象物内に逆送することができ、ダストの廃棄の時間が 短縮できガスサンプリングの連続性が向上するととも廃棄の手間が不要となった 。
【0016】
【実施例】
本考案の連続ガスサンプリング装置の一実施例を図1により説明する。
【0017】 サンプリング対象物としての約800℃、28kg/cm2 abs の高温高圧下にあ る石炭ガス化炉A内で発生する石炭ガスを対象とした実施例を説明する。これら の石炭ガス化炉A内に発生する石炭ガス中には約5〜10μm粒径のダストが混 在する。図示のように石炭ガス化炉内に挿入されたガス採取プローブ1の先端部 にはガス中に含まれる粗粒子のプローブ1への侵入を防止する粒子ガード用のフ ード1a及び数μのフィルタ1bが設けられている。フィルタ1bは、高温耐食 性のステンレスの円筒型焼結フィルターが使用されている。ガス採取プローブ1 の後端にはフランジ2、ボールバルブ3、フランジ2を順次介して連結管15の 一端が連結されており連結管15の他端側がボール充てんフィルタ4に接続され ている。ボール充てんフィルタ4入口前の連結管15にはガス導入ノズル4h、 ニードルバルブ4g及びN2 パイプ4iを介して図示しないN2 ボンベが接続さ れている。
【0018】 一方ボール充てんフィルタ4に捕集された粒子の逆洗用としてフランジ2a、 ボールバルブ3a、フランジ2aを順次介して一端が石炭ガス化炉A内に挿入さ れ、他端が前記連結管15に連通されたダスト戻しライン15aが設けられこの ダスト戻ライン15aに粒子戻し用ノズル1cが配設されている。
【0019】 ボール充てんフィルタ4内には、上部にステンレス製金網4aを設け、その下 部にアルミナボール4b(例えば直径1mmのアルミナボール)を約100mmの高 さに充てんし、更にその下にアルミナボール4bの保持用として目皿4cを配置 している。さらにボール充てんフィルタ4の側部には、アルミナボール4b前後 の圧損測定用の差圧計4dと内部の圧力測定用の圧力計4eが設けられている。 ボール充てんフィルタ4の底部には逆洗(ガス導入)ノズル5c、ストップバル ブ5a及びN2 パイプ5bを介して図示しないN2 ボンベに接続されている。
【0020】 ガス採取プローブ1、ボールバルブ3、ボール充てんフィルタ4は保温部材6 によって覆われており、保温部材6にはヒータを有する温度調節装置7が接続さ れ一定温度に加熱されている。
【0021】 ボール充てんフィルタ4の出口部にはストップバルブ8を介して順次分析計に 必要なガス量を通気するため、水分除湿器10(電子式冷凍機)、ストップバル ブ11a、精密フィルタ11、ストップバルブ11b、圧力調節計12、流量調 節計13が接続されている。またストップバルブ8の出口部から分岐してガスサ ンプリングの応答性を早くするためのガス放出用のニードルバルブ9がつながれ る。
【0022】 水分除湿器10は充てんフィルタ4を通過した高温ガス(水分を含む)ガスを 室温以下に急冷し水分のみをドレンとして系外に定期的に排出するものである。 また、精密フィルタ11には内部に2μmの焼結フィルタが内蔵され、同精密フ ィルタ11の前後の差圧を検出する差圧計11cが接続されている。
【0023】 以上の装置において、石炭ガスのサンプリングは次のようにして行う。
【0024】 まずストップバルブ5aとストップバルブ8、ボールバルブ3,3aを閉じ、 N2 パイプ4iのニードルバルブ4gを除々に開き、圧力計4eを見ながら窒素 ガスを供給し、サンプリング系の圧力を石炭ガス化炉A内の圧力と一致させる。 次に温度調節装置7により保温材6を加温しガス採取プローブ1、ボールバルブ 3,3a、ボール充てんフィルタ4の温度を水分が凝縮しない温度まで上げると ともに水分除湿器10を稼動させ、水分除湿器10内の温度を0℃に調節する。 次にボールバルブ3、ストップバルブ8を全開にした後、ボール充てんフィルタ 4内の流速を0.01〜0.05m/sとなるようにガス放出用ニードルバルブ 9を除々に開け図示しない排ガス処理装置(大気圧系)に通気する。一方、図示 しない分析計へ石炭ガスを供給する為にはストップバルブ11a,11bを全開 し、水分除湿器10、精密フィルタ11、圧力調節計12、流量調節計13の順 にガスを通気する。圧力調節計12はガス分析計に供給可能な圧力0.5〜1kg /cm2 Gにコントロールさせ、流量調節計13にて2〜10リットル/min で安 定供給を行なう。このガス量は通常サンプリングガスの1/10程度であり、残 りのガスは、放出用のニードルバルブ9より系外の排ガス処理装置に放出される 。
【0025】 上記のように石炭ガスを装置内に通気すると、石炭ガス中に含まれるダストは 石炭ガス化炉A内に挿入されたガス採取プローブ1の先端に固着されたフード及 びフィルタにより粗粒子ダストが取り除かれボール充てんフィルタ4に導入され る。
【0026】 ボール充てんフィルタ4内に導入された石炭ガス中の残存するダストはアルミ ナボール4bと衝突を繰り返しながらアルミナボール4b間に堆積し、ダストが 除かれたガスのみがボール充てんフィルタ4を通過する。
【0027】 ボール充てんフィルタ4の機能低下は、アルミナボール4b間にダストが緻密 に溜ることにより生じ、これはアルミナボール4b前後の差圧計4dにより示さ れる差圧が急上昇することにより判断できる。
【0028】 例えば直径60mmの容器内に100mmの高さにアルミナボール4bを充てんし た場合、ボール充てんフィルタ4の機能維持できる差圧の目安はおおよそ0.4 5kg/cm2 G程度であり、脱塵量は平均直径1μmのダストの場合56g程度で ある。稼動時間は、ダスト濃度にも左右されるが、ダスト濃度10g/Nm3 の場 合おおよそ20時間(連続)の処理は可能である。
【0029】 また、機能低下したボール充てんフィルタ4は、ストップバルブ8及びボール バルブ3を全閉し、ストップバルブ5a及びボールバルブ3aを開き、N2 ボン ベから窒素ガスを逆洗ノズル5cよりフィルタ4内に0.2m/s以上の流速で 2分間逆流させ、捕集したダストをダスト戻しライン15aを通し同ライン15 aに設置した粒子戻し用ノズル1cにより石炭ガス化炉A内に逆送することによ って、ダスト捕集以前の状態に機能を回復させることができる。なお、アルミナ ボール4bは金網4aが設けられているため、窒素ガスの逆流によって石炭ガス 化炉A内に送られることはない。
【0030】 ボール充てんフィルタ4を通過した石炭ガスは、精密フィルタ11に導入され 、そこでボール充てんフィルタ4で脱塵できなかった超微粒子のダスト及びター ルが除去される。精密フィルタ11内に設けられた焼結フィルタの交換は、ダス ト及びタールの付着により生じ、差圧計11cにより検出される圧損の大きさと 流量低下によって判定し、新品と交換することで、精密フィルタ11の機能は維 持できる(ダスト及びタール濃度に影響されるが目安として1回/5日程度の交 換)。以上により、石炭ガスを高温高圧下でサンプリングし連続的かつ迅速に精 製を行い脱塵部及びサンプリング配管での応答遅れを最小限に押え、分析計にガ スを導入することができる。
【0031】 また、石炭ガスを精製する際に生じるダストを無人で効率よくサンプリング装 置から石炭ガス化炉内に逆送することが可能となり、ダストの廃棄の手間が不要 となった。さらに水分は水分除湿器10で室温以下にガスが冷却されるため、水 分除湿器以降の配管及びバルブ、精密フィルタ11は高圧仕様のみで構成され安 全の確保は容易に行なえ、装置費用は大幅に削減できた。
【0032】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の連続ガスサンプリング装置によれば、サンプ リング対象物内にその先端部が挿入されサンプリングガスを採取するガス採取プ ローブと、ガス採取プローブの後端に連結管を介し接続された逆洗ノズル付のボ ール充てんフィルタを備えたガスサンプリング装置において、上記ガス採取プロ ーブの先端部に固着され採取ガスに混入する粗粒ダストを除去するフードおよび フィルタと、上記連結管から分岐しボール充てんフィルタに付着したダストの逆 洗除去時付着ダストおよび逆洗ガスを前記サンプリング対象物内へ送るダスト戻 しラインと、ダスト戻しラインに設置された粒子戻し用ノズルとを設けたことに より、多量の粒子を含むサンプリング対象のガスを高温高圧下でサンプリングし 連続的かつ迅速に精製し分析計までの応答遅れをできるだけ少なくした状態で分 析計に導入することができるとともにサンプリング対象物内においてガス中に含 まれる粗粒子ダストを除去しているのでボール充てんフィルタをはじめとするフ ィルタへの目詰り速度を遅くしフィルタの逆洗間隔を長く出来る効果が得られる 。
【0033】 また、採集したガスを精製する際に生じるダストを効率よくサンプリング装置 からサンプリング対象物内に逆送することが可能となり、ダストの廃棄の時間が 短縮でき、前述のフィルタの逆洗間隔の長期化とあいまってサンプリングの連続 性が向上するとともにダスト廃棄操作の無人化が容易となる効果もある。
【提出日】平成5年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 サンプリング対象物としての約800℃、28kg/cm2 abs の高温高圧下にあ る石炭ガス化炉A内で発生する石炭ガスを対象とした実施例を説明する。これら の石炭ガス化炉A内に発生する石炭ガス中には約 0.5〜10μm 粒径のダストが 混在する。図示のように石炭ガス化炉内に挿入されたガス採取プローブ1の先端 部にはガス中に含まれる粗粒子のプローブ1への侵入を防止する粒子ガード用の フード1a及び数μのフィルタ1bが設けられている。フィルタ1bは、高温耐 食性のステンレスの円筒型焼結フィルターが使用されている。ガス採取プローブ 1の後端にはフランジ2、ボールバルブ3、フランジ2を順次介して連結管15 の一端が連結されており連結管15の他端側がボール充てんフィルタ4に接続さ れている。ボール充てんフィルタ4入口前の連結管15にはガス導入ノズル4h 、ニードルバルブ4g及びN2 パイプ4iを介して図示しないN2 ボンベが接続 されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連続ガスサンプリング装置の一実施例
としての構成系統図である。
【図2】従来の連続ガスサンプリング装置の一実施例と
しての構成系統図を示す。
【符号の説明】
1 ガス採取プローブ 1a フード 1b フィルタ 1c 粒子戻し用ノズル 2 フランジ 3 ボールバルブ 2a フランジ 3a ボールバルブ 4 ボール充てんフィルタ 4a ステンレス製金網 4b アルミナボール 4c 目皿 4d 差圧計 4e 圧力計 4h ガス導入ノズル 4g ニードルバルブ 4i N2 パイプ 5a ストップバルブ 5b N2 パイプ 5c ガス導入ノズル 6 保温材 7 温度調節装置 8 ストップバルブ 9 ガス放出用ニードルバルブ 10 水分除湿器 11 精密フィルタ 11a ストップバルブ 11b ストップハルブ 11c 差圧計 12 圧力調節計 13 流量調節計 15 連結管 15a ダスト戻しライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山川 敏博 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング対象物内にその先端部が挿
    入されサンプリングガスを採取するガス採取プローブ
    と、ガス採取プローブの後端に連結管を介し接続された
    逆洗ノズル付のボール充てんフィルタを備えたガスサン
    プリング装置において、上記ガス採取プローブの先端部
    に固着され採取ガスに混入する粗粒ダストを除去するフ
    ードおよびフィルタと、上記連結管から分岐しボール充
    てんフィルタに付着したダストの逆洗除去時付着ダスト
    および逆洗ガスを前記サンプリング対象物内へ送るダス
    ト戻しラインと、ダスト戻しラインに設置された粒子戻
    し用ノズルとを設けたことを特徴とする連続ガスサンプ
    リング装置。
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