JPH0678772A - ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用方法 - Google Patents

ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用方法

Info

Publication number
JPH0678772A
JPH0678772A JP3357983A JP35798391A JPH0678772A JP H0678772 A JPH0678772 A JP H0678772A JP 3357983 A JP3357983 A JP 3357983A JP 35798391 A JP35798391 A JP 35798391A JP H0678772 A JPH0678772 A JP H0678772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
dna sequence
vector
cells
human interleukin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3357983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2554418B2 (ja
Inventor
Rene Devos
ルネ・デボ
Walter Fiers
ヴァルター・フィエルス
Geert Plaetinck
ゲールト・プレティンク
Jan Tavernier
ヤン・ターフェルニア
Der Heyden Jose Van
ヨゼ・ヴァン・デル・ハイデン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by F Hoffmann La Roche AG filed Critical F Hoffmann La Roche AG
Publication of JPH0678772A publication Critical patent/JPH0678772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554418B2 publication Critical patent/JP2554418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/2866Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against receptors for cytokines, lymphokines, interferons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/715Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
    • C07K14/7155Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons for interleukins [IL]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 疾病例えば慢性ぜん息などの診断、治療及び
インターロイキン5アンタゴニストのスクリーニングに
有用な、ヒトインターロイキン5−受容体の組換え型α
鎖又はその一部分を遺伝子工学的に調製する。 【構成】 本発明は、ヒトインターロイキン5−受容体
の組換えα鎖又はその一部分、このような受容体又はそ
の一部分に対しコードするDNA配列、このようなベク
ターで形質転換された宿主細胞及び、このような形質転
換された宿主細胞を用いたこのヒトインターロイキン5
−受容体のα鎖の製造方法及びこのような受容体又はそ
のフラグメントを含む薬剤化合物及び疾病例えば慢性ぜ
ん息などの治療のためのその利用を提供するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】インターロイキン−5(IL−5又はI
L5)は、B細胞及び好酸球に対して生物学的活性をも
つ、肥満細胞及びT細胞により分泌されるリンフォカイ
ンである。B細胞に対する活性はマウス系統に制限され
るように思われる。ヒトB細胞活性化及び分化アッセイ
のパネル内には検出可能な活性は全く見い出せない[Cl
utterbuck 他、Eur. J. Immunol. 17, 1743-1750 (1987
年)]。
【0002】マウスの造血においては、IL−5は好酸
球系列の増殖及び分化のための選択的信号である[山口
他、J. Exp. Med. 167, 43-56 (1988 年)]。この点に
おいて、IL−5機能は、その他の骨髄系列のためのコ
ロニー刺激因子との相似を示す。同様にヒト(h)IL
−5は、ヒト好酸球の活性化において非常に有効であ
る。[Lopez 他、J. Exp. Med. 167, 219-224 (1988
年);斉藤他、Proc. Natl.Acad.Sci.USA 85, 2288-229
2)] 。
【0003】インターロイキン5は、細胞膜受容体−複
合体を通してその活性を媒介する。この複合体は、マウ
ス及びヒト系統の両方において物理化学的に特徴づけさ
れてきた。増殖をIL5に依存するマウスのプレB細胞
株は、骨髄から得られたものであり、IL5−受容体分
析のために用いられる[Rolink他、J. Exp. Med. 169,
1693-1701 (1989 年)]。ヒトIL5−受容体は、好酸
球分化へ向けて誘導された前骨髄球細胞株HL60のサ
ブクローンについて研究されうる。[Plaetinck 他、J.
Exp. Med. 172, 683-691 (1990 年)]。
【0004】好酸球分化は酪酸ナトリウムを用いて開始
される。これらの細胞上には、高い親和力(Kd=30p
M)のIL5結合部位しか見い出させない。しかしなが
ら架橋結合研究により、マウスIL5R−α−及び−β
鎖に非常によく似た分子質量をもつ、IL5結合に関与
する2つのポリペプチド鎖の存在が明らかになる。
【0005】可溶性ヒトIL5Rα−鎖(shIL5R
α)を、慢性ぜん息又は好酸球増加が示されたその他の
疾病状態のIL−5アンタゴニストとして用いることが
できる。さらに、shIL5Rα又はα−鎖自体或は
又、α−鎖及びβ−鎖から成る全ての高親和力受容体
[Tavernier 他、「Cell」66、1175−1184
(1991年)]を、IL−5アンタゴニストのスクリ
ーニングのための一手段として用いることが可能であ
る。
【0006】従って、本発明の目的は、ヒトインターロ
イキン−5受容体(hIL5−R)のα−鎖又はその一
部、特にshIL5RαをコードするDNA配列、かか
るDNA配列を含むベクター、かかるベクターで形質転
換された原核又は真核性宿主細胞、図1に示されるアミ
ノ酸配列を含むものが特異的に好まれる本発明のDNA
配列によってコードされる組換えタンパク質、特に組換
えshIL5Rα、ならびに適切な培地内で本発明の形
質転換された宿主を培養し、本発明の組換えタンパク質
を分離することによりこのようなタンパク質を製造する
方法にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましいDNA
配列は、例えば例5に記されているハイブリダイゼーシ
ョンスクリーニングにより、例4に記されているような
適切なcDNA−ライブラリーから得ることのできるc
DNAクローンのインサートcDNAを含むものであ
る。さらに好ましいのは、例えば「λgt11−hIL
5Rα12」cDNAクローンのインサートcDNAの
ような例5で調製されるインサートcDNAである。さ
らに本発明の好ましいDNA配列は、shIL5Rαを
コードする配列、特定的には、図1に示されているよう
な配列を含む配列である。
【0008】本発明のDNA配列のクローニングは、以
下の要領で達成できる。膜結合形でマウスのIL−5−
受容体(mIL5R)を含むマウス細胞株を、当該技術
分野において既知の方法又は特定的には例2などに記さ
れているような方法に従って培養することができる。次
にこのような細胞を遠心分離によって収集し、溶解さ
せ、例えばトリトン−X−100といった適切な界面活
性剤を用いて膜抽出物を調製することができる。mIL
5Rのα−鎖の分離のためには、遠心分離によって清澄
された膜抽出物をイムノアフィニティー マトリックス
に通すことができる。このような免疫マトリックスに相
応する抗体すなわち、mIL5Rのα鎖に対する抗体
は、当該技術分野において周知の方法によって、或は
又、例えば例1−3に特定的に示されているような方法
によって調製し、適当なマトリックスに結合させること
ができる。mIL5−Rのα−鎖は、さらにドデシル硫
酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SD
S−PAGE)によって精製し、適切なマトリックスに
ブロットすることができる。
【0009】このように精製したマウスのIL−5−受
容体鎖は、例えばN末端アミノ酸配列決定又は酵素なら
びに化学的なペプチド開裂といった当該技術において既
知であるペプチド化学の方法によって特徴づけることが
できる。酵素又は化学的な開裂により得られたフラグメ
ントは、例えばHPLCといった通常の方法に従って分
離でき、それ自体さらにN末端配列決定を受けることが
できる。
【0010】こうして得られたアミノ酸配列情報から出
発して、遺伝子コードの縮重を考慮に入れ、当該技術分
野において既知の方法に従って[例えばSambrook他s.a.
参照]オリゴヌクレオチドを製造することができる。
【0011】当該技術分野において既知の方法[Sambro
ok他、「Molecular Cloning 」第2版、Cold Spring Ha
robor Laboratory Press (1989年)]に従ってcDNA
又はゲノムDNAライブラリーを製造することができ、
かくして、例えば例4に特に記されているように、誘導
を伴って又は伴なわずにマウス又はヒトのIL5Rを発
現する細胞株からのmRNA調製に基づくcDNAライ
ブラリーが好まれる。このとき、かかるライブラリーは
オリゴヌクレオチドによってスクリーニングされる[Sa
mbrook他、s.a.]。特異的クローンがこのようにしてひ
とたび識別されると、本発明の望ましいDNA配列を収
容しているファージを分離して[Sambrook他、s.a.] 、
制限酵素開裂パターン分析又は標準的な手順に従った配
列決定[Sambrook他,s.a.] により相応する挿入を特徴
づけることができる。本発明のものに対して、厳しいハ
イブリッド形成条件[Sambrook他、s.a.]の下でハイブ
リッド形成し、かつなおもIL5を結合するタンパク質
をコードするDNA配列及びこのようなタンパク質自体
も本発明の目的であるということに留意されたい。この
ようなDNA配列は、例えば相応する天然DNA配列か
ら出発して当該技術分野において既知の突然変異誘発方
法によって[例えばSambrook他を参照のこと]、調製す
ることができる。
【0012】このように決定された配列及び或る種の受
容体のすでに知られている配列に基づいて、可溶性受容
体サブユニットをコードする部分的配列が決定され、c
DNAクローン「λgt11−hIL5Rα12」の場
合などがそうであるように、このようなshIL5Rα
を、本発明のクローンの特異的インサートcDNAがす
でにコードしていない場合においては、既知の方法[Sa
mbrook他、s.a.、 Maliszewski及びFanslow, Tibtech.,
8, 324-329 (1990 年)も参照]を用いて完全な配列か
らこれを切りとることができる。
【0013】このとき、完全な配列又はこのような部分
的配列を、既知の方法を用いて、原核細胞におけるその
増幅及び/又は発現について当該技術分野で記述されて
いるベクターの中に組込ませることが可能である[Samb
rook他、s.a.]。適切な原核性宿主有機体は、例えば、
グラム−陰性細菌及びグラム−陽性細菌、例えば、E.co
liHB101[ATCC No.33694]又はE.coliW
3110[ATCC No.27325]及びE.coliMC1
061[Casadabam 及びCohen 、J. Mol. Biol. 138, 1
79-207 (1980年)]といったE.coli菌株[なお、このう
ちE.coliW3110及びMC1061は、πVX又はp
shIL5Rα(例9参照)といったpCDM8タイプ
のベクターが増幅される場合すでにプラスミド「p3」
(Sambrook他、s.a.) を内含している]又はB. subtili
s(バチルス・ズブチルス)菌株である。
【0014】さらに、本発明に従った核酸配列は既知の
方法を用いて、例えば酵母、昆虫細胞及び哺乳動物細胞
といった真核性宿主細胞中での発現のため、適切なベク
ターー内に組込まれうる。上述のようなベクターも又本
発明の目的である。
【0015】哺乳動物の細胞のための標準的な発現ベク
ターは、すぐれた転写速度を生ずるための効率のよいプ
ロモーター要素、発現すべきDNA配列及び、転写の能
率的な終結及びポリアデニル化のためのシグナルを含ん
でいる。使用可能な付加的な要素は、例えばmRNAの
より長い半減期をもたらすことのできるさらに強められ
た転写及び配列へと導く「エンハンサー」である。シグ
ナルペプチドをコードする内因性配列フラグメントが欠
如している核酸配列の発現のためには、その他の既知の
タンパク質のシグナルペプチドをコードするような適切
な配列を含むベクターを使用することができる。例えば
Cullen, B.R.が「Cell」46、973−982(198
6年)で、ならびにSharma, S.他が「分子生物学におけ
る時事通信」Gething. M.J., Cold Spring Harbor Lab.
(1985年)編、p73〜78で記したベクターpLJ2
68を参照されたい。
【0016】哺乳動物の細胞内の特定のDNA配列のト
ランジェント発現に用いられるこれらのベクターの大部
分は、SV40ウィルスの複製開始点を含んでいる。ウ
ィルスのT抗原を発現する細胞(例えばCOS細胞)に
おいて、これらのベクターは豊富に増殖される。しかし
例えば例10に記述されているようなトランジェント発
現は、COS細胞に制限されるわけではない。原則とし
て、この目的のために、トランスフェクション可能な全
ての哺乳動物細胞株を使用することが可能である。強い
転写をもたらしうるシグナルは、例えばSV40のアー
リー及びレイトプロモーター、HCMV(ヒト サイト
メガロウィルス)の「主要な即時−アーリー」遺伝子の
プロモーター及びエンハンサー、例えばRSV、HIV
及びMMTVといったレトロウィルスのLTR(「長末
端反復」)である。しかしながら、例えばアクチン及び
コラゲナーゼ遺伝子のプロモーターなどの細胞遺伝子の
シグナルを用いることも可能である。
【0017】しかしながら代替的には、ゲノム(染色
体)の中に組込まれた特異的DNA配列を有する安定し
た細胞株も得ることができる。このためには、DNA配
列は、例えばネオマイシン、ハイグロマイシン、ジヒド
ロ葉酸レダクターゼ(dhfr)又はヒポキシサンチン
−グアニン−ホスホリボシルトランスフェラーゼ(hg
pt)などの選択可能な標識と合わせて同時トランスフ
ェクションされる。染色体に安定した形でとり込まれた
DNA配列は、同様に豊富に増幅されうる。このための
適切な選択標識は例えば、ジヒドロ葉酸レダクターゼ
(dhfr)である。完全長なdhfr遺伝子を全く含
まない哺乳動物細胞(例えばCHO細胞)はかくして、
トランスフェクションが行なわれた後に増量したメトト
レキセートを含む培地で培養される。このようにして、
1,000以上の望ましいDNA配列のコピーを含む細
胞株を得ることができる。
【0018】発現のために用いることのできる哺乳動物
の細胞は例えば、ヒト細胞株Hela[ATCC CC
L2]及び293[ATCC CRL1573]ならび
に3T3[ATCC CCL163]及びL細胞、例え
ば[ATCC CCL149]、(CHO)細胞[AT
CC CCL61]、BHK[ATCC CCL10]
細胞ならびにCVI[ATCC CCL70]及びCO
S細胞株[ATCCCRL1650、CRL1651]
である。
【0019】適切な発現ベクターとしては、例えば、p
BC12MI[ATCC67109]、pSV2dhf
r[ATCC37146]、pSVL[Pharmacia, Upp
sala, スウェーデン]、pRSVcat[ATCC37
152]、pMSG[Pharmacia, Uppsala, スウェーデ
ン]及び、譲渡番号DSM6479の下で1991年4
月17日にドイツ連邦共和国BraunschweigのDeutsche S
ammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH
(DSM)社で特許を目的としてブタペスト条約の条件
下でE.coliMC1061(プラスミドp3を内含する)
内で形質転換された形で寄託されたpshIL5Rα
[例7参照]などのpCDM8型プラスミド、がある。
このプラスミドpshIL5Rαは、当該技術分野にお
いて既知のものであり例9などに詳述されている寄託さ
れた形質転換済みE.coliから分離されうる。特に形質転
換されたE.coli細胞といった、本発明のDNA配列を含
むこのようなプラスミドで変換された原核性宿主細胞、
ならびにその形質転換のために用いられるこのようなプ
ラスミドも同様に本発明の目的である。
【0020】これらの細胞がトランスフェクションされ
る方法は、選択された発現系統及びベクター系統によっ
て異なる。これらの方法の概論は例えばPollard 他著
「分子生物学の方法」内の「哺乳動物細胞のDNA形質
転換」の中に見られる[「Nuclic acid 」第2巻、19
84年、Walker, J.M., 編、Humana, Clifton,ニュージ
ャージ州]。その他の方法はChen及びオカヤマ[「プラ
スミドDNAによる哺乳動物細胞の高効率形質転換」Mo
lecular and Cell Biology、、2745−2752、
1987年]及びFelgner [Felgner他著「リポフェクチ
ン:高効率の脂質を媒体とするDNAトランスフェクシ
ョン方法」Proc. Nat. Acad. Sci. USA 84, 7413-7417,
1989 年]に見られる。本発明の適切なプラスミド(ベ
クター)でのトランスフェクションを受けた真核性宿主
細胞、特に哺乳動物細胞ひいては特定的にはCOS−細
胞が最も好まれるような細胞、ならびにそのトランスフ
ェクション及び相応する組換えタンパク質の発現に用い
られるプラスミドも又本発明の目的である。
【0021】一連のタンパク質の発現のためにすでに用
いられて成功をおさめているバキュロウィルス発現系統
[概論については、Luckow及びSummers 共著、バイオ/
テクノロジー 、47−55、1988年を参照のこ
と]は、昆虫細胞内での発現のために使用できる。組換
えタンパク質はオーセンティックな形で又は融合タンパ
ク質として生成されうる。このように生成されたタンパ
ク質は又、グリコシル化などのように変更もされうる
[Smith 他、Proc. Nat. Acad. Sci. USA 82, 8404-840
8, 1987 年)。望ましいタンパク質を発現する組換えバ
キュロウィルスの生成のために、いわゆる「トランスフ
ァーベクター」が用いられる。ここで、例えば多角体遺
伝子のプロモーターのような強いプロモーターの制御下
で非相同DNA配列を含むプラスミドがこの下に存在
し、そのためこれは両側でウィルス配列によりとり囲ま
れている、ということを理解されたい。このときトラン
スファーベクターは、野生型バキュロウィルスのDNA
と共に昆虫細胞内にトランスフェクションされる。相同
組換えにより細胞内にもたらされる組換えウィルスはこ
のとき、既知の方法に従って識別され分離されうる。バ
キュロウィルス発現系統及びそこで用いられる方法の概
論は、Luckow及びSummers 「バキュロウィルスベクター
及び昆虫細胞培養手順のための方法の手引き」、Texas
Agricultural Experimental Station, Texas A & M大
学、会報1555号、第2版、1988年、に記されて
いる。
【0022】発現されたIL−5−受容体鎖又はそのフ
ラグメントは次に、例えば硫酸アンモニウムでの析出、
透析、限外ろ過、ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフ
ィー、SDS−PAGE、等電点電気泳動、イムノアフ
ィニティークロマトグラフィーといったアフィニティー
クロマトグラフィー、HPLCなどの技術的現状におい
て既知のものであるタンパク質化学の方法に従って、細
胞残渣又は培養上澄から精製されうる。
【0023】さらに、本発明に従ったIL−5−受容体
鎖又はそのフラグメントは、技術的現状において既知の
ものである手順に従って、IL−5アゴニスト又はアン
タゴニストの検出のために用いることができる。
【0024】本発明のIL−5−受容体鎖又はそのフラ
グメントならびに技術的現状において既知の方法に従っ
て製造できる生理学的に相容性のある塩は、同様に、そ
の過程でIL−5が関与する疾病の治療のために及び/
又は相応する薬学調製剤の製造のためにも用いることが
できる。この目的のため、望ましい場合又は必要な場合
にはその他の薬学的に活性な物質と組合せた形で、この
化合物のうちの単数又は複数のものを、通常使用されて
いる固体又は液体のキャリヤ材料を用いて既知の方法で
加工することができる。このような製剤の秤量は、類似
の活性及び構造をもつすでに使用済みの製剤との類推で
通常の基準を考慮に入れて行なうことができる。このよ
うな薬剤及び治療目的のための本発明の化合物の使用も
同様に、本発明の目的である。
【0025】以上に本発明に関し全体的に記述してき
た。以下の図及び例は、制限的な意味をもたずに、本発
明の詳細を例示するためのものである。
【0026】図1は、shIL5Rαの核酸配列及び導
き出されたアミノ酸配列を示す。従って、mIL5Rα
の相応するアミノ酸配列は、以下においてヒト配列のも
のとは異なるアミノ酸のみ示すことで表示されている。
配列は、ヌクレオチド及びアミノ酸に対する標準的な略
語で表示されている。
【0027】図2は、shIL5Rαの特徴づけを示し
ている。詳細は全て例11に示されている。
【0028】図3は、hIL5RαのDNA配列及び誘
導されたアミノ酸配列を示す。従って、mIL5Rαの
相応するアミノ酸配列は、以下においてヒト配列のもの
とは異なるアミノ酸のみ示すことによって表示されてい
る。配列は、標準的略語で表示されている。
【0029】
【実施例】例1 マウスのIL5Rに対する単クローン抗体の生産 基本的にA. Rolink 他(s.a.)により記述されている通
りに免疫化を行なった。簡単に言うと:0日目に、2×
107 個のB13細胞[Rolink他s.a.]をリン酸緩衝食
塩水(PBS−A)で洗い、完全フロインドアジュバン
ト(CFA)と混合し、ウィスターラットの後肢に注射
した。これを5日目及び7日目にフロインドアジュバン
ド(FA)無しでくり返し行なった。8日目にリンパ節
をとり出し、細胞懸濁液を調製した。これらの細胞を、
PEG1500[Boehringer)を用いて、5:1.5の
比率でSp 2/0−Ag14細胞[ATCC CRL1
581]と融合させた。組換えhIL−6が500pg/m
l 存在する中で細胞をマイクロタイタープレート内にま
いた[Haegeman他、Europ. J. Biochem. 159, 625-632
(1986 年)]。翌日、ハイブリッド細胞の選択のため
に、2倍の濃度のアミノプテリンを含む同量の培地を加
えた。8日目に、アミノプテリン無しの培地で細胞に再
度補給した。その上澄みがもつ、mIL5[Tavernier.
J. 他、 DNA、491−501(1989年)]又
はB13細胞のマウスインターロイキン−3(mIL
3)駆動のB13細胞増殖を抑制する能力(当該技術分
野において既知のとおり 3Hデオキシ−シチジン取込み
測定法により測定されるもの)に基づいて、ハイブリド
ーマを選定した。mIL3供給原として、WEHI−3
細胞(ATCC No.T1B68)からのコンディション
メディムを用いた。抑制活性を示す上澄みを、B13細
胞上に放射性標識づけした[既知の方法に従って]mI
L5又は「R52」[IL−5−Rのβ鎖のみを認識す
る単クローン抗体(Rolink他s.a.)]を用いて競合的結
合測定法で再度試験した。mIL5結合をほぼ完全に抑
制するその能力に基づいて、又相応するmIL−5−R
鎖の免疫沈降法により、mIL−5−Rのα鎖のみに対
する単クローン抗体を識別した。選択されたハイブリド
ーマは、限界希釈法により再クローニングした。
【0030】例2 mIL5R−β−鎖のイムノアフィニティ精製 B13細胞を、2×106 細胞/mlの密度になるまで、
5%ウシ胎児血清、2mML−グルタミン、50μg/mlゲ
ンタマイシン及び100単位/mlの組換えマウスIL−
5を含むイスコフ改変ダルベコ培地(Gibco Laboratorie
s, Grand Island N.Y., USA)中で、大きいスピナーフラ
スコ内で増殖させた。10 l の培養からの細胞を遠心
分離により濃縮し、PBSで洗浄し、1%のトリトン−
X−100とプロテアーゼインヒビターのカクテル(1
mMのPMSF、10mMのベンズアミジン、HCl、10
0U/ml のアプロテニン)を含む200mlのPBSの中
で溶解させた。氷上に10分間放置した後、溶解産物を
1,000×g で10分間遠心分離に付し、4℃で90
分間の超遠心分離(100,000×g)により清澄させ
た。上澄みを、最終的に0.5M の濃度になるようにN
aClで希釈し、精製のために用いた。5mg/ml ゲルの
濃度でSchneider 他[J. Biol. Chem. 257,10766 (1982
年)]に従って、「R52」をプロテインG−セファ
ロース4FastFlow (Pharmacia, LKB Biotechnology AB,
Uppsala,スウェーデン)に共有結合させた。B13細
胞の溶解産物200mlを4℃で2mlのプロテインG−セ
ファロース4Fast Flow の上に通し、次に2mlのR52
結合プロテインG−セファロース4Fast Flow の上に通
した。なお両方共直径1cmのカラム内に詰め込まれてい
た。次に、両方のカラム上に、フロースルー(流出物)
を再度装入した。50mMトリス−HCl(pH8.2)、
1mMEDTA、0.5M NaCl、0.5%NP40を
含む緩衝液(100ml)、その後10mlの0.1%(N
P40)を用いて、ゲルを徹底的に洗った。次に、残留
タンパク質を、0.1%Nonidet P40(NP40)を
含む4mlの50mMジエチルアミン(pH11)中で溶出さ
せ、1M NaH2 PO4 を加えることにより中和し、凍
結乾燥法によって濃縮した。SDS−PAGE及び溶出
物の2.5%のクマシー染色によって純度を評価した。
【0031】例3 マウスのIL5Rα−鎖のイムノアフィニティ精製 2×1010個の細胞からのB13細胞溶解産物(例2に
従ってβ−鎖2量体を精製するのに用いた「R52」−
イムノアフィニティカラムのラン・スルー分画)を、m
IL5Rα−鎖を認識する10mgのmAbsを有する2
mlのヒドラジドavidgel(結合活性ゲル)AX(Bilprohe
Int. Inc.) に、4℃で一晩混合した。このゲルを次に
カラム内に注ぎ込み、大量洗浄(50mMトリスHCl、
pH8.2、1mMEDTA、0.5M NaCl、0.5%
NP40;とそれに続くH2 O中0.1%NP40)の
後、50mMジエチルアミン、pH11、0.01%NP4
0を用いて溶出を行なった。選択された分画を直ちに凍
結乾燥させ、β−メルカプトエタノールの存在する2倍
量のlaemmli 緩衝液中で再度懸濁させた。試料を、1.
5mm10%のPAGE−SDSゲル内に通した。このゲ
ルを10%HAc、30%メタノール内で固定させ、ク
マシーブリリアントブルーで染色した。60kDa のmI
L5Rα−鎖を含む切片をSDS緩衝液で処理し、さら
にスライスし、新しいPAGE−SDSゲル内で電気泳
動させた。
【0032】Immobilon −P膜(Millipore Corp.)へ移
しアミドブラックで染色した後、60kDa のバンドを切
除し、トリプシンで原位置(切片上)消化させた。C4
−逆相カラム上でペプチドを分離し、オンライン120
A型PTH−アミノ酸分析器(Applied Biosystems In
c., Foster City, CA.)の備わった470A型気相シー
クエネーターを用いた配列分析に付した。当該技術分野
においては既知の方法に従って合成されたオリゴヌクレ
オチドプローブの相応するセットの配列と合わせてアミ
ノ酸配列(アミノ酸の標準的略語)が以下に示されてい
る。
【0033】
【0034】
【0035】例4 一方向性λGT11cDNAライブラリーの構築 1.マウスのプレ−B細胞B13cDNAライブラリー mRNAは「ファストトラック」mRNA分離システム
(Invitrogen Corp.)を用いてB13細胞から抽出し
た。このプロトコールを用いて、オリゴ(dT)セルロー
スを用いて細胞の溶解産物から直接poly(A)+mR
NAを分離した。収量は108 細胞あたり約50μg で
あった。5mgのpoly(A)+mRNAを、オリゴdT−
Not1プライマーアダプター(5′−AATTCGC
GGCCGC(T)15 −3′、Promega Corp.)及びクロ
ーニングされたモロニーマウス白血病ウィルスRNas
eH- 逆転写酵素(BRL Life Technologies, Inc)を用
いて逆転写した。前述の手順(Sambrook他、s.a.) を用
いてEcoR1連鎖した2本鎖のcDNAを作った。唯
一の3′付着端を生成するのにNot1開裂を用い、1
%のアガロースゲル上でcDNAのサイズ選択(>1,
000bp)をした。「gean clean」のプロトコール(B
10 101 Inc) を用いた溶出の後、cDNAをλg
t11Sfi−Notベクター(Promega Corp.)のEc
oR1−Not1アーム内に連結した。生体外パッケー
ジングの後、約40×106 個の組換えファージが得ら
れた。
【0036】2.ヒトのHL60クローン(酪酸塩誘導
の)cDNAライブラリー mRNAの精製に先立ち、適切に125 I−hIL5結合
しているかについて(細胞1個あたり2,000の結合
部位)、酪酸誘導されたHL60クローン15細胞[Fi
schkoff, Leukemia Res. 12, 679-686 (1988年); Plaet
inck他、J. Exp. Med. 172, 683-691 (1990 年); HL 6
0: ATCC-No. CCL 240]を検査した。4.1についてと
同じプロトコールを用い、比較可能な組換えファージ収
量が得られた。
【0037】例5 マウス及びヒトのcDNAライブラリーのスクリーニン
2組のオリゴヌクレオチドプローブ、「オリゴヌクレオ
チド1」及び「オリゴヌクレオチド2」(例3参照)
を、当該技術分野において既知の方法(Sambrook他、s.
a)により用いられているプローブのタイプに応じて異な
るハイブリッド形成条件(以下参照)の下でスクリーニ
ングのために用いた。
【0038】結果は以下の方法に示されている:
【0039】1.両方のセットのオリゴヌクレオチドプ
ローブとのハイブリッド形成に基づいて、マウスのcD
NAライブラリーの一部から2つのcDNAクローン
(λgt11−mIL5Rα2,3)を選択した(1.
2×106 のプラークがスクリーニングされた)。この
目的でBiodyne Aトランスファー膜(Pall)(Sambrook
他、s.a)を用いて前述のとおりにプラークリフトを調製
した。キネージングによりオリゴヌクレオチド1を放射
性標識し(Sambrook他、s.a)、「中間ストリンジェンシ
ー」のハイブリッド形成条件の下でハイブリッド形成さ
せた(以下参照)。オリゴヌクレオチド2は、キネージ
ングにより放射性標識し(Sambrook他、s.a)、「低スト
リンジェンシー」のハイブリッド形成条件下でハイブリ
ッド形成させた(以下参照)。
【0040】2.「オリゴヌクレオチド1」と、当該技
術分野において既知の方法によりマウスλgt11mI
L5Rα2から誘導されたcDNAインサートの両方
のハイブリッド形成に基づいて、ヒトのcDNAライブ
ラリーの一部分から1つのcDNAクローン(λgt1
1−hIL5Rα8)を選択した(2.4×106 のプ
ラークをスクリーニングした)。
【0041】オリゴヌクレオチド1は、キネージングに
より放射性標識させ(Sambrook他、s.a.) 、「低ストリ
ンジェンシー」のハイブリッド形成条件下でハイブリッ
ド形成させた。cDNAインサート形λgt11mIL
5Rα2を、無作為標識で放射性標識し(Sambrook他、
s.a.) 、「中間ストリンジェンシー」のハイブリッド形
成条件下でハイブリッド形成させた。
【0042】3.mIL5Rα2cDNAプローブを用
いて、2でスクリーニングしたヒトのcDNAライブラ
リの半分から、付加的な5つのcDNAクローン(λg
t11−hIL5Rα11→15)を選択した。ハイブ
リッド形成は「中間ストリンジェンシー」の条件下で行
なった。
【0043】4.hIL5Rα8−cDNAプローブを
用いて、2でスクリーニングしたヒトのcDNAライブ
ラリのもう半分から、付加的な35のcDNAクローン
(λgt11−hIL5Rα16→51)を選択した。
ハイブリッド形成は、「高ストリンジェンシー」の条件
下で行なった(以下参照)。
【0044】ハイブリッド形成条件 L)「低ストリンジェンシー」のハイブリッド形成条
件: − 予備ハイブリッド形成:5×SSC(当該技術分野
において既知のクエン酸緩衝食塩水、例えばSambrook
他、s.a.参照)。5×Denhardt's、0.1%SDS、
0.05%ピロリン酸ナトリウム、100μg/mlの音波
処理したサケ精子DNA;42℃で一晩。 − ハイブリッド形成:同じ緩衝液ではあるが放射線標
識したプローブを含むもので、プレハイブリッド形成の
緩衝液を置換した。 − 洗浄:2×SSC、0.1%SDSで37℃で連続
4回の洗浄(各々約30分)
【0045】I)「中間ストリンジェンシー」のハイブ
リッド形成条件: − プレハイブリッド形成:20%のホルムアミド、5
×SSC、5×Denhardt's、5mMEDTA、25mMリン
酸ナトリウム(pH6.5)、0.05%ピロリン酸ナト
リウム、100μg/mlの音波処理したサケの精子DN
A;42℃で一晩。 − ハイブリッド形成:同じ緩衝液ではあるが放射性標
識したプローブを含むもので、プレハイブリッド形成の
緩衝液を置換した。 − 洗浄:2×SSC、0.1%SDSで37℃で連続
4回の洗浄(各々約30分)
【0046】H)「高ストリンジェンシー」のハイブリ
ッド形成条件: − 予備ハイブリッド形成:6×SSC、5×Denhard
t's、0.5%SDS、100μg ml-1の音波処理した
サケ精子DNA;68℃で一晩。 − ハイブリッド形成:6×SSC、5×Denhardt's、
0.5%SDS、5mMEDTA、100μg ・ml-1の音
波処理したサケ精子DNA;放射線標識したプローブを
含む。 − 洗浄:以下の連続洗浄(各々約30分)が行なわれ
た: −2×SSC、0.1%SDS、室温で(2回)。 −0.1×SSC、0.1%SDS、68℃で(2
回)。
【0047】例6 配列決定 全てのcDNAを、pGEM7zf型ベクター(Promeg
a Corp.)内でサブクローニングし、ExoIII 欠失突然
変異体を生成した。Sanger手順に基づくプロトコールを
使用し、自動化370A DNAシーケンサー上でTa
qポリメラーゼ及び一本鎖DNAを関与させて、配列決
定を行なった。
【0048】例7 プラスミド「pshIL5Rα」の構築 前述のとおりにプラスミド構築を行なった。特定の参考
情報又は調製の詳細が全く与えられていない場合には、
Sambrook他(1989年)、「分子クローニング」実験
室マニュアル(第2版)、Cold Spring Harbor, N.Y. C
old Spring Harbor Laboratory Pressに従った標準的方
法を用いた。
【0049】ファージλgt11−hIL5Rα12か
らのインサート(例5参照)を、EcoR1及びNot
1制限酵素を用いて切除した。4つのデオキシヌクレオ
チド三リン酸が全て存在する中で、E.coliDNAポリメ
ラーゼ1クレノウフラグメントを用いて両方の付着端を
充てんし、T4DNAリガーゼを用いて非パリンドロー
ムBstX1リンカーを付加した。これらのリンカーの
配列は以下のとおりである:5′CTTTAGAGCA
CA3′3′GAAATCTC5′
【0050】次の段階において、修飾されたインサート
をプラスミドpCDM8内に連結させ[SeedおよびAruf
fo, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 84, 3365 (1987
年); Aruffo及びSeed, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 8
4, 8573 (1987 年); Seed, Nature 、329、840
(1987年)]、CMV−プロモータに対し適切な方
向性をもつ構成をさらに分析すべく選択した。
【0051】例8 E.coliMC1061(p3)の形質転換 例7のプラスミドpshIL5RαでのE.coliMC10
61(p3)の形質転換は、電気泳動手順で達成され
た。Bio−Rad(Richmond, CA. USA)からのGene P
ulser を20μF 、2.5KV及び200オームという設
定値でメーカーの指示に従って使用した。
【0052】例9 プラスミドDNAの分離 例8に記されているような形質転換されたE.coliMC1
061からのプラスミドDNAを、細胞のアルカリ溶解
とそれに続くセシウム−塩素超遠心分離段階に基づいて
標準的手順[Birnboim及びDoly, Nucl. Acids Res. 7,
1513 (1979年);Sambrook 他、1989年、s.a.]を用
いて調製した。このようにして、プラスミドpshIL
5Rαをプラスミドp3から分離させた。shIL5R
αをコードするインサートをpshIL5Rαから切り
とり、例6に記されているとおりに配列決定した。sh
IL5Rαの完全な核酸配列及び導かれたアミノ酸配列
は、図1に示されている。
【0053】例10 COS−1細胞内でのshIL5Rαの発現 COS−1細胞を、Sambrook他、1989年、s.a.に記
されているDEAE−デキストラン プロトコールを用
いてトランスフェクションした。簡単に言うと、下位融
合性COS−1細胞をトリプシン処理により収集し、ト
ランスフェクションに先立って24時間2.3×104
細胞/cm2 で再度プレートにまいた。単層を最少必須培
地(MEM)−HepespH7.2で2回洗い、トラン
スフェクション混合物[例9に記されているとおりに分
離された10μg のpshIL5Rα/0.5mgのDE
AEデキストラン(Mr=2×106 ;Pharmacia, Uppsa
la, スェーデン)/ml MEM−Hepes,pH7.
2]で30分間培養した。次に、細胞に10%のウシ胎
児血清(FCS)と100μM の2リン酸クロロキーネ
を含む8体積の予備加熱されたダルベコ改変イーグル培
地(DMEM)を補い、37℃で4時間培養した。その
後培地を吸引によって除去し、DMEMで一回単層を洗
浄し、3日間DMEM+10%FCSで培養した。
【0054】例11 shIL5Rαの特徴づけ 例10に記されているとおりに調製したプラスミドps
hIL5RαでトランスフェクションされたCOS−1
細胞の上澄みを、以下のような競合的結合測定法で分泌
されたshIL5Rαの存在について試験した:例5に
記されているようにクローンから得られ、例7に記され
ているように構築されたmIL5RαをコードするcD
NA(アミノ酸配列については図1参照)を含むプラス
ミドで例10に記されているように形質転換されたCO
S−1細胞を、37℃で30分間0.02%のアジ化ナ
トリウムと0.5mMEDTAを含むリン酸緩衝食塩水
(PBS)での処理により解離させ、0.3mlの結合培
地(DMEM+10%FCS+0.02%アジ化ナトリ
ウム)あたり1.5×105 細胞の割合で再度懸濁さ
せ、100倍の余分な未標識mIL5が存在しない(図
2;「−」、全結合)又は存在する(図2;「+col
d」、非特異的結合)状態で1時間4℃で0.8mMの125
I−mIL5で培養した。
【0055】pshIL5Rα(図2、「shIL5R
α」)でトランスフェクションされたCOS−1細胞の
上澄み(結合培地の80%)を、125 I−mIL5の結
合抑制能力について試験した。トランスフェクションさ
れていないCOS−1細胞の80%の上澄みが存在する
中でも結合が行なわれた(図2、「対照」)。遊離放射
能から細胞膜結合された125 I−mIL5を分離するた
め、COS−1細胞をフタル酸オイルのクッションを通
して沈降させ、記述されているとおりに[Plaetinck
他、J. Exp. Med. 172, 683-691 (1990 年)]ガンマー
カウンター内で個々のペレットを計数した。
【0056】例12 プラスミド「phIL5Rα」の構築 hIL5RαをコードするcDNAを、3′拡張ポリメ
ーラゼ連鎖反応(PCR)法[Fritz 他、Nucl. Acid R
es. 19, 3747 (1991年)]により分離した。shIL5
RαをコードするmRNAは、長さが約1,350塩基
にすぎないことから、hIL5RαをコードするcDN
Asから誘導されたPCR生成物は、サイズ選択するこ
とができる。第1段階では、その5′末端で既知の27
の塩基伸張でひっかけ上げられた無作為6量体でのプラ
イミングによってcDNAを合成した。次に、1,03
6〜1,055の位置にあるshIL5Rα配列に対し
相補的な順向プライマー(図1参照)と、無作為6量体
のテイル(尾部)配列に相補的な逆向プライマーの間
で、PCR反応を行なった。大部分の反応生成物が非特
異的であったが、サザンブロット分析によるとIL5R
αが、酪酸塩が誘導したHL60クローン15細胞から
のmRNAが使用されたときにのみ配列決定する、とい
うことがわかった。350bp以上のDNAフラグメント
を精製し、Nsil及びSal1との開裂の後、pUC
18ベクター(Pharmacia, Freiburg, BRD)内でサブク
ローニングさせた。hIL5Rαをコードするサブクロ
ーンを、次にコロニーハイブリッド形成段階によって選
択した。こうすることにより、shIL5Rαに相応す
るDNAが対抗選択された。DNA配列分析はその後、
350bp以上のインサートを伴うサブクローンが実際に
hIL5Rαをコードすることを立証した。次に、イン
サートのNsil−Xbal(ブラントの)切除及びN
sil−Notl(ブラントの)開放pshIL5Rα
ベクターへの挿入(例7参照)により、フルサイズのh
IL5RαcDNAを生成した。hIL5Rαの完全な
DNA配列及び誘導されたアミノ酸配列は図3に示され
ている。DNA配列はshIL5RαDNA−配列の1
243番目におけるスイッチによって特徴づけられ、そ
の結果3′末端部分は、膜内外領域にまたがる新しい配
列に置換されることになる。細胞質ドメインの長さは、
アミノ酸58個である、シグナル導入プロセスに関与す
るドメインはこの短い細胞質テイル内には見い出せな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】shIL5Rαの核酸配列及び還元されたアミ
ノ酸配列を示す。
【図2】shIL5Rαの特徴づけを示す。
【図3】DNA配列及び誘導されたhIL5Rαのアミ
ノ酸配列を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項9】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
DNA配列によりコードされる組換えタンパク質を含有
する慢性ぜん息の治療剤
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】図3のつづきである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/20 15/24 15/62 C12P 21/02 C 8214−4B 21/08 8214−4B // C12N 15/06 (C12N 5/20 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 ヴァルター・フィエルス ベルギー国、ビー−9070 デステルベルゲ ン、ボイケンドレーフ 3 (72)発明者 ゲールト・プレティンク ベルギー国、ビー−9070 デステルベルゲ ン、デンデルモントセステーンヴェーク 767 (72)発明者 ヤン・ターフェルニア ベルギー国、ビー−9860 バレゲム、ボッ テルヴェーク 2 (72)発明者 ヨゼ・ヴァン・デル・ハイデン ベルギー国、ビー−9820 モンテ、ジンク 23 (54)【発明の名称】 ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA 及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用 方法

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部はなおヒトインターロイキン5と結
    合する、ヒトインターロイキン5−受容体のα鎖又はそ
    の一部をコードするDNA配列。
  2. 【請求項2】 ヒトインターロイキン5−受容体のα−
    鎖の可溶部分をコードし、この可溶部分はなおヒトイン
    ターロイキン5と結合する、請求項1に記載のDNA配
    列。
  3. 【請求項3】 (a)図1に与えられているDNA配列
    ならびにその相補的ストランド又はこれらの配列を含む
    もの; (b)(a)で規定された配列又はそのフラグメントを
    ハイブリッド形成するDNA配列、 (c)遺伝子コードの縮重のため(a)及び(b)に定
    められている配列とハイブリッド形成しないが、正確に
    同じアミノ酸配列をもつポリペプチドをコードするDN
    A配列 の中から選択される、請求項1又は2に記載のDNA配
    列。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    DNA配列を含むベクター。
  5. 【請求項5】 真核性宿主細胞の中での発現を導くこと
    のできる、請求項4に記載のベクター。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のベクターで形質
    転換された原核性又は真核性宿主細胞。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    DNA配列によりコードされる組換えタンパク質。
  8. 【請求項8】 疾病の治療のための請求項7に記載の組
    換えタンパク質。
  9. 【請求項9】 適切な培地中で請求項6に記載の形質転
    換された宿主細胞を培養し、該組換えタンパク質を分離
    する工程を含む、請求項7に記載の組換えタンパク質の
    調製方法。
  10. 【請求項10】 要すれば、付加的な薬学的に活性な物
    質及び/又は無毒性で不活性な治療的に適合するキャリ
    ア材料と組合せた形で、請求項7に記載の1又はそれ以
    上の化合物を含む薬剤化合物。
  11. 【請求項11】 疾病、特に慢性ぜん息の治療のための
    請求項7に記載の化合物の使用。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の工程に従って調製さ
    れるところの、請求項7に記載の組換えタンパク質。
JP3357983A 1990-12-27 1991-12-27 ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用方法 Expired - Lifetime JP2554418B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP90811030 1990-12-27
EP91810327 1991-04-30
CH90811030.7 1991-04-30
CH91810327.6 1991-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0678772A true JPH0678772A (ja) 1994-03-22
JP2554418B2 JP2554418B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=26127858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3357983A Expired - Lifetime JP2554418B2 (ja) 1990-12-27 1991-12-27 ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用方法

Country Status (16)

Country Link
EP (1) EP0492214A3 (ja)
JP (1) JP2554418B2 (ja)
KR (1) KR920012440A (ja)
AR (1) AR246310A1 (ja)
AU (1) AU647560B2 (ja)
CA (1) CA2058003A1 (ja)
FI (1) FI916067A (ja)
HU (1) HUT59725A (ja)
IE (1) IE914548A1 (ja)
IL (1) IL100470A0 (ja)
MX (1) MX9102767A (ja)
NO (1) NO915084L (ja)
NZ (1) NZ241094A (ja)
PT (1) PT99929A (ja)
TW (1) TW280833B (ja)
YU (1) YU199691A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002525580A (ja) * 1998-09-10 2002-08-13 イミュノテク 好塩基球及び好酸球の検出又は定量のための方法
US6538111B1 (en) 1995-09-11 2003-03-25 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd Antibody against human interleukin-5 receptor alpha chain

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453491A (en) * 1990-09-11 1995-09-26 Kiyoshi Takatsu Murine interleukin-5 receptor
US5965362A (en) 1992-03-04 1999-10-12 The Regents Of The University Of California Comparative genomic hybridization (CGH)
US5683983A (en) * 1995-06-07 1997-11-04 Glaxo Group Limited Peptides and compounds that bind to the IL-5 receptor
US5677280A (en) * 1995-06-07 1997-10-14 Glaxo Group Limited Peptides and compounds that bind to the IL-5 receptor
US5668110A (en) * 1995-06-07 1997-09-16 Affymax Technologies N.V. Peptides and compounds that bind to the IL-5 receptor
US5654276A (en) * 1995-06-07 1997-08-05 Affymax Technologies N.V. Peptides and compounds that bind to the IL-5 receptor
US7455964B1 (en) 1996-07-15 2008-11-25 The Hospital For Sick Children Genes from the 20q13 amplicon and their uses
US7049424B2 (en) 1996-07-15 2006-05-23 The Regents Of The University Of California Genes from the 20Q13 amplicon and their uses
US5861279A (en) * 1996-01-17 1999-01-19 Schering Corporation Baculovirus expression system for human interleukin 5 receptor and method of screening for interleukin 5 antagonists
WO1997026332A1 (en) * 1996-01-17 1997-07-24 Schering Corporation Baculovirus expression system for human interleukin 5 receptor and method of screening for interleukin 5 antagonists
US7109299B1 (en) 1999-12-16 2006-09-19 Affymax, Inc. Peptides and compounds that bind to the IL-5 receptor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654690A (ja) * 1990-09-11 1994-03-01 Kiyoshi Takatsu インターロイキン5レセプター

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654690A (ja) * 1990-09-11 1994-03-01 Kiyoshi Takatsu インターロイキン5レセプター

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6538111B1 (en) 1995-09-11 2003-03-25 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd Antibody against human interleukin-5 receptor alpha chain
US7179464B2 (en) 1995-09-11 2007-02-20 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Method of treatment by administering an antibody to human interleukin-5 receptor α chain
US7238354B2 (en) 1995-09-11 2007-07-03 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Method of treating atopic dermatitis using antibody against human interleukin-5 receptor alpha chain
JP2002525580A (ja) * 1998-09-10 2002-08-13 イミュノテク 好塩基球及び好酸球の検出又は定量のための方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU8998591A (en) 1992-10-15
YU199691A (sh) 1994-06-24
AR246310A1 (es) 1994-07-29
KR920012440A (ko) 1992-07-27
NZ241094A (en) 1993-07-27
TW280833B (ja) 1996-07-11
NO915084D0 (no) 1991-12-23
JP2554418B2 (ja) 1996-11-13
FI916067A (fi) 1992-06-28
FI916067A0 (fi) 1991-12-20
PT99929A (pt) 1993-01-29
EP0492214A2 (en) 1992-07-01
MX9102767A (es) 1992-06-30
EP0492214A3 (en) 1992-09-09
AU647560B2 (en) 1994-03-24
NO915084L (no) 1992-06-29
HU913961D0 (en) 1992-02-28
IE914548A1 (en) 1992-07-01
IL100470A0 (en) 1992-09-06
HUT59725A (en) 1992-06-29
CA2058003A1 (en) 1992-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU657788B2 (en) Chimaeric interleukin 5-receptor/immunoglobulin polypeptides
EP0475746B1 (en) Human and murine interleukin-5 receptor
JP2728968B2 (ja) Tnf結合タンパク質
US7696150B2 (en) Modulation of the activity of an interleukin 17 receptor-related protein, EVI27, and uses thereof
JP4741139B2 (ja) 可溶性インターロイキン−20レセプター
US20030092175A1 (en) Human proteins having transmembrane domains and dnas encoding these proteins
JP2002516103A (ja) インターロイキン21およびインターロイキン22
BG65519B1 (bg) Белтъци, свързващи интерлевкин-18, тяхното получаване и приложение
US7084253B2 (en) Protease-activated receptor PAR4 (ZCHEMR2)
JP2554418B2 (ja) ヒトインターロイキン−5受容体のα鎖又はその一部、特にshIL5RαをコードするDNA及びそれを含むベクター、このベクターで形質転換された宿主細胞、ならびにその製造及び利用方法
CA2362924A1 (en) Secreted proteins and nucleic acids encoding them
CA2134030C (en) Soluble interferon .alpha.-receptor, its preparation and use
JP2003500016A (ja) hOB−BP2h組成物、方法およびその使用
CA2350623A1 (en) Mammalian chondromodulin-like protein
JPH10504714A (ja) ヒトカリウムチャンネル1および2タンパク質
EP1129194B1 (en) Interleukin-1 homolog zil1a4
US7122342B1 (en) Protease-activated receptor PAR4 (ZCHEMR2)
WO2001000664A2 (en) Secreted alpha-helical protein-36
WO1998044117A1 (en) Human chemokine zsig-35
WO2001004307A1 (en) Alpha protein - 27
JP2000506365A (ja) ヒトgタンパク質ケモカインレセプターhsatu68
JP2003245089A (ja) 免疫細胞サイトカイン
MXPA97009570A (en) Growth factor 3 endothelial, vascular, hum
MXPA99004356A (en) Human proteins having transmembrane domains and dnas encoding these proteins
WO2000071717A1 (en) Secreted alpha-helical protein - 32