JPH067864U - コンビネーションローラー - Google Patents
コンビネーションローラーInfo
- Publication number
- JPH067864U JPH067864U JP052509U JP5250992U JPH067864U JP H067864 U JPH067864 U JP H067864U JP 052509 U JP052509 U JP 052509U JP 5250992 U JP5250992 U JP 5250992U JP H067864 U JPH067864 U JP H067864U
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- roller
- combination
- paint
- elastic sheets
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コンビネーション塗装工法に使用するコンビネ
ーションローラーに関し、さらに詳しくは高度な技術を
要せず、複雑多彩な繰り返し模様を施工できるコンビネ
ーションローラーに関する。 【構成】回転自在に軸着されたローラーの表面に、適宜
形状に形成された多数の弾性シート類の一端をそれぞれ
取り付けたコンビネーションローラー本体と、このコン
ビネーションローラーに接触する位置に付設した浸透性
のある塗料用ローラーとを組合わせたことを特徴とす
る。 【効果】ローラー表面に植設された種々の形状を有する
弾性シート類により、塗料の厚みや線の太さの異なった
模様を、塗工面にほぼ一定の繰り返し単位でつけること
ができる原理を利用したものであり、しかも一定の塗料
を常時弾性シート類に付着させているので、連続して長
尺の、あるいは広い面積の模様付けを行なうことができ
る。
ーションローラーに関し、さらに詳しくは高度な技術を
要せず、複雑多彩な繰り返し模様を施工できるコンビネ
ーションローラーに関する。 【構成】回転自在に軸着されたローラーの表面に、適宜
形状に形成された多数の弾性シート類の一端をそれぞれ
取り付けたコンビネーションローラー本体と、このコン
ビネーションローラーに接触する位置に付設した浸透性
のある塗料用ローラーとを組合わせたことを特徴とす
る。 【効果】ローラー表面に植設された種々の形状を有する
弾性シート類により、塗料の厚みや線の太さの異なった
模様を、塗工面にほぼ一定の繰り返し単位でつけること
ができる原理を利用したものであり、しかも一定の塗料
を常時弾性シート類に付着させているので、連続して長
尺の、あるいは広い面積の模様付けを行なうことができ
る。
Description
【0001】
この考案は、コンビネーション塗装工法に使用するコンビネーションローラー に関し、さらに詳しくは高度な技術を要せず、複雑多彩な繰り返し模様を施工で きるコンビネーションローラーに関するものである。
【0002】
コンビネーション塗装工法は屋内、屋外の壁面、その他の造作物の美装を目的 とする塗装工法である。この塗装工法は、初期においては、新聞紙やハトロン紙 等を手で揉んでシワを作り、これを適当な形に丸めた簡単なものが用いられてい た。その後種々の改良がなされたが、現在では、市販されている多種類のスポン ジの中から耐溶剤性の良いものを選択し、その表面を適当に千切って不定形の凹 凸を作り、この面で塗料を吸い取ったり、逆に押し当ててコンビネーションをす るのが一般である。
【0003】
しかしながら、これらの従来の塗装工法は極めて能率が悪く、また選択できる 模様の種類にも制限があった。
【0004】 本考案者は、従来のコンビネーション塗装工法には、塗工専用のローラーさえ 市販されていないことに着目し、下記(イ)〜(ホ)の条件を満たすコンビネー ションローラーを開発して先に提供した(実願平1−79321号、実開平3− 19572号公報参照)。 (イ)コンビネーションが簡単に早くでき、しかも高度な技術を要せず誰にでも 簡単に作業ができること。 (ロ)ほぼ一定の繰り返し単位で、かつ単調さを解消したコンビネーションがで きること。 (ハ)ローラーの表面を交換することにより多種の模様や色彩が選択塗工できる こと。 (ニ)塗料の種類を問わず使用できること。 (ホ)多彩な色模様ができること。
【0005】 その後、実施に移行する段階で発生した、ローラー表面に塗料を付着させる作 業に手間がかかる問題点に着目し、この考案に到達したものである。
【0006】
すなわちこの考案は、回転自在に軸着されたローラーの表面に、適宜形状に形 成された多数の弾性シート類の一端をそれぞれ取り付けたコンビネーションロー ラー本体と、このコンビネーションローラーに接触する位置に付設した浸透性の ある塗料用ローラーとを組合わせたコンビネーションローラーを提供することに よって、前記した欠点を解消するものである。
【0007】 すなわち、この考案に係るコンビネーションローラーに塗料用ローラーで塗料 を付けた上、塗工面に押し当ててコンビネーションローラーを回転させれば、前 記弾性シート類がローラーによって塗工面に強く押し付けられたり、遠心力によ って弾性シート類がたたき付けられたり、バウンドしたりしたそのしぶきが塗工 面に自然の模様を描くのである。したがって、描く線に強弱があって非常に変化 のある、趣きに富んだ模様を形成できる。
【0008】 なお、コンビネーションローラーに植設した弾性シートには、塗料の貯溜槽等 の中に漬け込まないかぎり充分塗料が付着しないものと考えられていたが、上述 のような塗料用ローラーによっても、充分コンビネーションローラーに必要量の 塗料が付着できることが解明された。
【0009】
この考案のコンビネーションローラーは、ローラー表面に植設された種々の形 状を有する弾性シート類が、ローラーに直接押し付けられる際、また押し付けを 終了し弾性シート類が遠心力でたたき付けられる際に模様となり、またそのしぶ きが模様となって表現されるもので、塗料の厚みや線の太さの異なった模様を、 塗工面にほぼ一定の繰り返し単位でつけることができる原理を利用したものであ る。
【0010】 その際、一定の塗料を常時弾性シート類に付着させているので、連続して長尺 の、あるいは広い面積の模様付けを行なうことができる。
【0011】
次に、この考案に係るコンビネーションローラーの一実施例を図面に基いて述 べる。
【0012】 図1ないし図2において、1はコンビネーションローラー部21と塗料用ロー ラー部22とで構成されたコンビネーションローラーである。
【0013】 上記においてコンビネーションローラー部21は、その中心から回転軸6と、 回転軸6の回りを回動するローラー本体2と、このローラー本体2の周囲に貼着 されたボール紙3と、ボール紙3の表面に貼着された寒冷紗4と、寒冷紗4の表 面に植設された弾性シート類5とにより形成されている。なお、上記寒冷紗4に 代えて、マイクログラス処理クロスを使用することもできる。
【0014】 上記弾性シート類5の材質としては、ゴム製シートや柔軟なプラスチックシー ト、径が約0.5mm以上のファイバー等が好適に使用できる。この弾性シート 類5を上記寒冷紗4の表面に植設するには、縫い付け、ホック止め、接着 剤による接着、たこ糸またはテグスによる結び着け等の手段を採用できる。植 設に際してはエポキシ系接着剤により、また弾性シート類をホックによって寒冷 紗に止め、さらにこのホックを第2の寒冷紗でサンドイッチ状に挟んで保持する ようにすることができる。
【0015】 この弾性シート類5の形状、サイズ、植設位置や間隔を適宜選択することによ り、模様の繰り返し態様を調節することができる。
【0016】 次に、塗料用ローラー部22について説明する。この塗料用ローラー部22は 、その中心から従動軸11と、この従動軸11の両端に固定した回転部12と、 この回転部12に両側を固定された支持筒13と、浸透性素材からなる塗布ロー ラー14とを備えており、塗布ローラー14には塗料を強制的に供給する機構を 付設しておくことが望ましい。
【0017】 この機構としては、図2に示すようなコンプレッサー、空気圧調節器、塗料用 タンク、洗浄用のシンナータンク等を塗料用ホースや空気ホースを介して連結し た構造とすることができ、ノズル7に塗料用ホースから供給された塗料を、空気 ホースから供給されるエアによって扇形に強制的に噴霧させるものである。図で は断面漏斗状の飛散防止用の枠8で飛散しないようにして塗布ローラー14上に 塗料を吹き付けるようになっている。9は塗料調整ローラーで、塗布ローラー1 4に塗料が均一に塗布できるようにするものである。なお上記シンナータンクは 、洗浄に際してノズル7からシンナー等の有機溶剤を噴霧するもので、これらの 塗料やシンナー類は回収して再利用することができる。
【0018】 上記塗布ローラー14で塗装された基板は、乾燥炉によって塗工面を硬化され て最終製品となる。図ではこの乾燥炉としてベルトコンベア上を搬送される基板 表面に紫外線を照射するランプおよび反射板を備えたものを示している。この場 合上記塗料として、紫外線硬化型の塗料を使用する必要があり、例えばユービコ ート90(商品名、日本ペイント株式会社製)等が好適に使用できる。上記紫外 線硬化型の塗料は短時間に硬化させることができ、しかも加熱型の乾燥炉に比し て作業環境を良好に保つことが可能である。
【0019】 上記塗料は、塗料の強制供給機構を備えていない場合には、支持筒13との間 から自重や塗布ローラー14の毛細管現象によって塗布ローラー14に供給され る。塗布ローラー14は上述のように浸透性素材からなっており、常時所定の量 の塗料を保持しながら、上記コンビネーションローラー部21表面に植設した弾 性シート類5に圧着し、塗料を弾性シート類5に付着させる。
【0020】 以上の構成のコンビネーションローラー1は、工場において連続的にコンビネ ーションする基板の供給ラインに所定の台数設置し、基板の表面にコンビネーシ ョンローラー部21表面に植設した弾性シート類5を押し付けることにより、上 記コンビネーションローラー部21でこの基板にコンビネーションを行ない、種 々のサイズの外装および内装板を製造するのに使用することができる。もちろん 、図のように吹付け等の手段によってコンビネーション塗装と組み合わせること により、基板表面に多色の塗装を行なってもよい。
【0021】 なお、図ではプーリ41およびベルト42を使用して、両者を連動するように 構成してある。
【0022】 図3ないし図6は、手作業でコンビネーションすることができるコンビネーシ ョンローラー1’を示すものである。この実施例における塗料用ローラー部22 は図6に示すように、その中心から従動軸11と、この従動軸11の両端に固定 した回転部12と、この回転部12に両側を固定され、長さ方向の中央部を膨ら ませて円周上に配設した複数の横棒からなる支持筒13と、浸透性素材からなる 塗布ローラー14とを備えており、塗布ローラー14には少なくとも約10平米 以上の面積を塗装することの可能な所定量の塗料を含浸させておくことができる 。
【0023】 図3ないし図5において31は、コンビネーションローラー部21の回転軸6 の一端からローラー本体2と直角方向に引き伸ばされたアームで、先端には把手 32が設けられている。また33は、塗料用ローラー部22の従動軸11の一端 から従動軸11と直角方向に引き伸ばされたアームで、上記コンビネーションロ ーラー部21のアーム31に固定されている。
【0024】 この例においては、回転軸6および従動軸11のそれぞれに連設したアーム3 1,33にブラケット15,15’を取り付けて、このブラケット15,15’ の把手32側の端部をリベット16で回動自在に連結し、さらに一方のブラケッ ト15’の適所に縦に長孔17を形成するとともに、他方のブラケット15にボ ルト18を溶接し、上記長孔17から突き出たボルト18のネジ部に蝶ネジ19 を取り付けることにより、この蝶ネジ19でブラケット15,15’を所定位置 に固定するようになっている。20はブラケット15’と蝶ネジ19との間に介 装したワッシャである。
【0025】 この考案のコンビネーションローラーを使用して例えばビルの外装や内装、そ の他の塗装を行なうに際しては、図7のように底の浅い携帯用ローラー皿43を 使用して塗布ローラー14に塗料を充分供給した上で、コンビネーションローラ ー部21をビルの外装や内装に押し付け、ローラー1表面に塗料を付着させて、 下地処理した塗工面上をコンビネーションローラー部21を回転させるだけでよ い。一定の回転方向で所定の模様が付いたら、上記回転方向とは異なる例えば直 角方向にコンビネーションローラー部21を回転させる。こうすることによって 、むらのない繰り返し模様を得ることができる。
【0026】 多色模様を得ようとする場合には、別のコンビネーションローラー部21を使 用して異なる色彩を塗工面に上塗りしていけばよい。
【0027】 また金属粉やマイカ粉、その他の反射材等をクリヤー塗料に混ぜて吹付けする ことにより、豪華な塗工面を得ることができる。さらに吹付けに際し、空気圧の 調整により塗料を粒状に吹付けすることにより、模様に変化を持たせることがで きる。
【0028】
この考案に係るコンビネーションローラーは、以上のように構成したので、こ れを使用すれば高度な技術を駆使することなく、複雑多彩な繰り返し模様を簡単 に施工できるという効果を有する。
【0029】 すなわち、この考案に係るコンビネーションローラーに塗料を付けて塗工面に 押し当ててローラーを回転させれば、前記弾性シート類がローラーによって塗工 面に強く押し付けられたり、遠心力によって弾性シート類がたたき付けられたり 、バウンドしたりしたそのしぶきが塗工面に自然の模様を描くのである。
【0030】 したがって、描く線に強弱があって非常に変化のある、趣きに富んだ模様を形 成できる。
【0031】 そしてその際、一定の塗料を常時弾性シート類に付着させているので、連続し て長尺の、あるいは広い面積の模様付けを行なうことができる。
【0032】 なお、コンビネーションローラーに植設した弾性シートには、塗料の貯溜槽等 の中に漬け込まないかぎり充分塗料が付着しないものと考えられていたが、上述 のような塗料用ローラーによっても、充分コンビネーションローラーに必要量の 塗料が付着でき、作業の能率アップを大幅に図ることができた。
【図1】この考案のコンビネーションローラーの一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】その概略断面図である。
【図3】他の実施例を示す斜視図である。
【図4】その分解斜視図である。
【図5】その要部断面図である。
【図6】塗料用ローラー部の分解斜視図である。
【図7】塗料用ローラー部に塗料を付着させる状態の斜
視図である。
視図である。
1,1’ コンビネーションローラー 2 ローラー本体 3 ボール紙 4 寒冷紗 5 弾性シート類 6 軸 7 ノズル 8 飛散防止用の枠 9 回収タンク 11 従動軸 12 回転部 13 支持筒 14 塗布ローラー 15,15’ ブラケット 16 リベット 17 長孔 18 ボルト 19 蝶ネジ 20 ワッシャ 21 コンビネーションローラー部 22 塗料用ローラー部 31 アーム 32 把手 33 アーム 41 プーリ 42 ベルト 43 携帯用ローラー皿
Claims (1)
- 【請求項1】 回転自在に軸着されたローラーの表面
に、適宜形状に形成された多数の弾性シート類の一端を
それぞれ取り付けたコンビネーションローラー本体と、
このコンビネーションローラーに接触する位置に付設し
た浸透性のある塗料用ローラーとを組合わせたことを特
徴とするコンビネーションローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP052509U JPH067864U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | コンビネーションローラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP052509U JPH067864U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | コンビネーションローラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067864U true JPH067864U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12916706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP052509U Pending JPH067864U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | コンビネーションローラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067864U (ja) |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP052509U patent/JPH067864U/ja active Pending
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