JPH0678649U - 電動アクチュエータ - Google Patents
電動アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0678649U JPH0678649U JP2493993U JP2493993U JPH0678649U JP H0678649 U JPH0678649 U JP H0678649U JP 2493993 U JP2493993 U JP 2493993U JP 2493993 U JP2493993 U JP 2493993U JP H0678649 U JPH0678649 U JP H0678649U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクチュエータで駆動される側の装置・機械
の設計を容易にでき且つ規格化できる電動アクチュエー
タを提供する。 【構成】 ケーシング1から軸端が突出するように同軸
の径を異にする二つの出力軸2,3をケーシング1に軸
支し、同ケーシング内に電動モータ9,10を内蔵し、
同電動モータで出力軸2,3を独立して駆動する伝動機
構を設けた。
の設計を容易にでき且つ規格化できる電動アクチュエー
タを提供する。 【構成】 ケーシング1から軸端が突出するように同軸
の径を異にする二つの出力軸2,3をケーシング1に軸
支し、同ケーシング内に電動モータ9,10を内蔵し、
同電動モータで出力軸2,3を独立して駆動する伝動機
構を設けた。
Description
【0001】
本考案は、二つの駆動軸を同軸心に設けた汎用の電動アクチュエータ、及びこ れを使用して、カメラ・噴水ノズル・アンテナ・照明器等を二軸方向に回動でき る電動アクチュエータに関する。
【0002】
従来、独立した複数の駆動軸(出力軸)を有する電動アクチュエータは、複数 台の電動モータにそれぞれ独立した伝動機構と出力軸を設けるものであり、出力 軸はケーシングの別の位置に設けられている。
【0003】
従来の電動アクチュエータでは、出力軸の位置が同軸になく別の位置にあるた め、これによって駆動する装置・機械にはこの複数の出力軸を受け入れるケーシ ングの開口及び連動軸・連動機構を電動アクチュエータの出力軸の位置に合わせ る必要があった。そのため、装置・機械・電動アクチュエータの設計が規格化し にくく、設計が装置・機械毎変更されることが多く、設計のロスが大きいという 問題点があった。又、出力軸の取り入れ間口の狭い装置では電動アクチュエータ の取り付けが困難となっていた。
【0004】 本考案が解決しようとする課題は、従来の電動アクチュエータの上記問題点を 解消し、同一の位置から出力軸を複数突出させ、駆動させる装置・機械側の設計 を容易且つ規格化を容易にした複数の駆動軸を有する電動アクチュエータを提供 することにある。及びこれを使用した二軸方向に独立して回動する揺動台を有す る電動アクチュエータを提供することにある。
【0005】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) ケーシングから軸端が突出するように同軸の径を異にする複数の出力軸を ケーシングに軸支し、同ケーシング内に一台又は複数台の電動モータを内蔵し、 同電動モータで前記出力軸を独立して駆動する伝動機構を設けたことを特徴とす る電動アクチュエータ 2) 出力軸が2軸あり、又同出力軸を独立して駆動する電動モータを2台備え 、しかも外側の出力軸の軸端が旋回体と連結され、同旋回体に内側の出力軸で回 動される揺動台を枢着した1)記載の電動アクチュエータ にある。
【0006】
この考案では、ケーシング内に内蔵された電動モータは各伝動機構を経て各出 力軸を駆動する。出力軸は同軸でその軸端をケーシングから突出させている。従 って、駆動される装置・機械には、この出力軸の部分にその連動機構を集約させ ればよいので、広い占有空間を必要とせず容易に設計できる。又、連動機構・取 付の規格化も容易に行えるものである。
【0007】 請求項2記載の電動アクチュエータでは、外側の出力軸を回転させると、この 出力軸端と連結した旋回台が回転する。又、内側の出力軸を回転させると、旋回 台に設けた伝動機構を介して揺動台を枢軸まわりに回転させる。揺動台は旋回台 上に枢着されているので、垂直と水平軸の二軸まわりに回転し、所定の方位にお いて所要の角度に傾けられる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本実施例は、請求項2記載の考案の実施例で、出力軸は2軸で電動モータも2 台使用し、外側の出力軸に旋回体を連結し、内側の出力軸でもって旋回体に枢着 した揺動台を回動させ、揺動台上にテレビカメラを設置し、遠隔操作によって、 テレビカメラの監視方向を変えるための装置である。
【0009】 図1は実施例の縦断面図、図2はケーシング内の伝動機構を示す説明図、図3 は旋回体内の揺動台の取付構造を示す説明図、図4は実施例の使用状態を示す説 明図である。
【0010】 図中、1はケーシング、2は外側の出力軸、3は内側の出力軸、4は同出力軸 3内の内部に挿入され、電力線・信号線等をケーシング1側から旋回体27へ配 装するための固定保護チューブ、5,6,7,8は軸受、9は内側の出力軸3を 駆動する電動モータ、10は外側の出力軸2を駆動する電動モータ、11は電動 モータ9の駆動軸、12は電動モータ10の駆動軸、13,14,15,16, 17,18,19は電動モータ9,10の伝動機構の平ギヤ、20,21はベベ ルギヤ、22はウォーム軸、23はウォームギヤ、24はウォーム、25はギヤ ケース、26は外側出力軸2のフランジ状に拡巾した軸端、27は旋回体、28 は同旋回体と外側出力軸2の軸端26とを連結する連結ボルト、29は揺動台、 30は同揺動台の枢軸、31は内側出力軸3の軸端に軸着したギヤ、32は同ギ ヤと噛合するギヤ、33は同ギヤの回転軸、34は同回転軸に軸着したウォーム ギヤ、35は同ウォームギヤと噛合するウォームホイルであって、枢軸30に軸 着されている。36は揺動台29に取付けたテレビカメラ、37はケーシング1 を高所に置くポール、38はケーシング1内に設けた旋回角度制御用リミットス イッチである。
【0011】 この実施例では、電動モータ9を作動させると駆動軸11,ギヤ13,ギヤ1 4,ギヤ15を介して内側出力軸3が回動させられる。内側の出力軸3が回転す ると、ケーシング1の外側にあって旋回体27内にあるその軸端に軸着したギヤ 31,ギヤ32,ウォームギヤ33が回転し、ウォームギヤ33と噛合したウォ ームホイル35,枢軸30が回転し、揺動台29は枢軸30まわりに回転し、所 要の角度に傾けることができる。
【0012】 次に他方の電動モータ10を作動させると、駆動軸12のギヤ16,17,1 8,19を介してベベルギヤ20,21が回転し、ウォーム軸22,ウォームギ ヤ23,ウォーム24を介して外側の出力軸20が回動し、ケーシング1の外側 にあるフランジ状の軸端26に連結ボルト28で連結された旋回体27は回転す る。
【0013】 これによって、旋回体27上の揺動台29及びこれに取付けたテレビカメラ3 6は、電動モータ10により垂直の出力軸3まわりに旋回させられ、電動モータ 9により水平の枢軸30まわりに回転させられ、よって旋回と起伏の二軸方向に 回転させることができ、テレビカメラ36により360°所定の範囲外周の監視 を行えるものとしている。
【0014】 尚、本考案は上記実施例に限るものでない。例えば電動モータを1台にし、ク ラッチ等の切換方式で複数の出力軸を時分割的に駆動することもできる。
【0015】
以上の様に、本考案によれば、複数の出力軸を同軸に設けて出力軸の位置を集 約できるので、狭い連結部分で動力を伝達でき、設計が容易且つ規格化し易くで きる。これを使用して旋回台と揺動台を動かすものでは簡単な構造で二軸方向に 回転できる揺動台が製作でき、テレビカメラ,放水ノズル,アンテナ等の方位を 遠隔で容易に変更できるものにできる。
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】実施例のケーシング内の伝動機構を示す説明図
である。
である。
【図3】実施例の旋回体内の揺動台の取付構造を示す説
明図である。
明図である。
【図4】実施例の使用状態を示す説明図である。
1 ケーシング 2 出力軸 3 出力軸 4 固定保護チューブ 5 軸受 6 軸受 7 軸受 8 軸受 9 電動モータ 10 電動モータ 11 駆動軸 12 駆動軸 13 平ギヤ 14 平ギヤ 15 平ギヤ 16 平ギヤ 17 平ギヤ 18 平ギヤ 19 平ギヤ 20 ベベルギヤ 21 ベベルギヤ 22 ウォーム軸 23 ウォームギヤ 24 ウォーム 25 ギヤケース 26 軸端 27 旋回体 28 連結ボルト 29 揺動台 30 枢軸 31 ギヤ 32 ギヤ 33 回転軸 34 ウォームギヤ 35 ウォームホイル 36 テレビカメラ 37 ポール 38 リミットスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシングから軸端が突出するように同
軸の径を異にする複数の出力軸をケーシングに軸支し、
同ケーシング内に一台又は複数台の電動モータを内蔵
し、同電動モータで前記出力軸を独立して駆動する伝動
機構を設けたことを特徴とする電動アクチュエータ。 - 【請求項2】 出力軸が2軸あり、又同出力軸を独立し
て駆動する電動モータを2台備え、しかも外側の出力軸
の軸端が旋回体と連結され、同旋回体に内側の出力軸で
回動される揺動台を枢着した請求項1記載の電動アクチ
ュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493993U JPH0678649U (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 電動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2493993U JPH0678649U (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 電動アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678649U true JPH0678649U (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=12152030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2493993U Pending JPH0678649U (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 電動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678649U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103038542A (zh) * | 2010-06-02 | 2013-04-10 | Imo控股有限责任公司 | 回转驱动器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61257788A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-15 | 株式会社日立製作所 | 産業用ロボツト |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP2493993U patent/JPH0678649U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61257788A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-15 | 株式会社日立製作所 | 産業用ロボツト |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103038542A (zh) * | 2010-06-02 | 2013-04-10 | Imo控股有限责任公司 | 回转驱动器 |
JP2013528759A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-07-11 | アイエムオー ホールディング ジーエムビーエイチ | スイベル・ドライブ |
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