JPH067859A - プレス金型用ダイセット - Google Patents

プレス金型用ダイセット

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JPH067859A
JPH067859A JP19003792A JP19003792A JPH067859A JP H067859 A JPH067859 A JP H067859A JP 19003792 A JP19003792 A JP 19003792A JP 19003792 A JP19003792 A JP 19003792A JP H067859 A JPH067859 A JP H067859A
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JP
Japan
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guide post
die
guide
guide bush
die set
Prior art date
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Pending
Application number
JP19003792A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Enomoto
信雄 榎本
Toshio Wada
利夫 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enomoto Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Enomoto Co Ltd filed Critical Enomoto Co Ltd
Priority to JP19003792A priority Critical patent/JPH067859A/ja
Publication of JPH067859A publication Critical patent/JPH067859A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/04Frames; Guides
    • B30B15/041Guides

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス運転中に故障が生じにくく、寸法精度
が高く、かつ、純粋な並進運動を行うプレス金型用ダイ
セットを提供することが目的である。 【構成】 4つの平面が互いに90°をなす四角柱状の
ガイドポストと、4つの平面が互いに90°をなす四角
柱状の貫通孔を有し、ガイドポストと所定の余裕を持っ
て嵌合するガイドブッシュと、ガイドポストとガイドブ
ッシュの間に介在して、これらの軸方向への並進運動を
円滑にするよう配列されたローラー・ベアリングとを備
えたプレス金型用ダイセットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打抜き加工、曲げ加
工、絞り加工、コイニング加工、鍛造加工、ゴム型加
工、モールド型加工、ダイカスト加工、粉末成形加工な
どに用いるプレス金型用ダイセットに関する。特に、ガ
イドポスト、リテーナー、ガイドブッシュなど摺動部分
に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス金型用ダイセットは、ガイドポス
ト、リテーナー、ガイドブッシュを介して、上型と下型
とが相対的に上下摺動して打抜き加工などを行うもので
あるが、リテーナーとして、従来は、図6に示すような
ボールリテーナーが広く使用されてきた。ボールリテー
ナー9は、略円筒形状をした金属製あるいはプラスチッ
クス製のケース901に多数のボールベアリング902
を回転自在に保持したものであり、ケース901の肉厚
はボールベアリング902の直径より小さく作られてい
るので、ボールベアリングはケースの内部を貫通しガイ
ドポストと接触し、ケースはガイドポストと接触しな
い。同様に、ボールベアリングは、ボールリテーナーの
外部を取り囲み並進運動するガイドブッシュと接触す
る。そして、ボールベアリングが回転することによっ
て、ガイドポスト、ボールリテーナー、ガイドブッシュ
が相互に並進運動を行う。また、ボールベアリングとガ
イドポストやガイドブッシュとの間にはグリスなどの潤
滑剤を付けて滑らかな並進運動を行うように図ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のリテーナーは、
ボールベアリングを利用したものであるから、ガイドポ
ストおよびガイドブッシュと点接触しているのであり、
ボールベアリングの数を増やしても、やはり接触面積の
合計は狭い。そのため、ボールベアリングに大きな圧力
がかかり、ガイドポストに線状傷が付いたり、潤滑膜が
切れたり、摩擦熱が生じ、ひどい場合には、焼付きが発
生するという問題点がある。また、ボールベアリングを
用いており、接触面積の合計が狭いため、衝撃力に弱い
という欠点がある。
【0004】さらに、個々のボールベアリングと点接触
しているため、ガタが生じやすく、寸法精度が劣化しや
すい。
【0005】加えて、円柱状のガイドポストと円柱状の
貫通孔を有するガイドブッシュとが円筒状のボールリテ
ーナーを介して単に嵌め合っているため、ガイドポスト
とガイドブシュとは、相互に並進運動をするだけでな
く、共通軸の回りに回転運動も行う。その結果、上型と
下型とが腰振り移動し、ポンチの刃先に横方向の力が作
用してしまい、刃先の破損や摩耗を引き起こすという問
題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決し、運転中に故障が生じにくく、高い寸法精度が保た
れ、さらに、純粋な並進運動を行う、新たなプレス金型
用ダイセットを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載のプレス金型用ダイセット、すなわち、4つの平面
201、202、203、204が互いに90°の角度
をなす四角柱状のガイドポスト1と、4つの平面60
1、602、603、604が互いに90°の角度をな
す四角柱状の貫通孔を有しガイドポストと所定の余裕を
持って嵌合するガイドブッシュ5と、ガイドポストとガ
イドブッシュの間に介在して、これらの間の軸方向への
並進運動を円滑にするよう配列されたローラー・ベアリ
ング7、8とを備えているプレス金型用ダイセットによ
って、達成される。
【0008】
【作用】ローラー・ベアリングを介して、ガイドポスト
の軸に沿ってガイドブッシュが並進運動するのに伴い、
上型と下型とが相対的に上下摺動し打抜き加工などを行
う。その際に、ローラー・ベアリングの各ローラーは、
ガイドポストに設けた平面に接し、同時に、ガイドブッ
シュに設けた平面とも接する。そして、ローラー・ベア
リングの各ローラーの回転によって、ガイドポストとガ
イドブッシュとは一定の間隔を保ちつつ円滑に並進運動
が行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面を
参照しつつ、詳細に説明する。
【0010】図1および図2は、実施例のガイドポスト
を示し、それぞれ、その正面図および平面図である。ガ
イドポスト1の上部は、4つの平面201、202、2
03、204によって、その側面が形成されている。各
平面は、平面度および面粗さともに高精密に注意深く加
工されねばならない。平面間のなす角度は90°となっ
ている。ガイドポストの下部4は、図示していないダイ
セットのベースに設けた穴にはめ込まれ、ガイドポスト
のつば3と協動して、ガイドポストはダイセットのベー
スと一体的に強固に固定される。本実施例においては、
ガイドポストの下部4が円柱状である。ガイドポストを
ダイセットのベースに設けた丸穴にはめ込む際の位置合
わせは、つば3に設けた位置合わせ用切込み301とベ
ースに設けたガイド穴(図示していない。)とを合わ
せ、ピンを組み込み、固定して行う。なお、ガイドポス
トの下部4を四角柱とすることも考えられるが、ダイセ
ットのベースに精度の高い四角の穴を加工するのが困難
であるため、組み立て精度や加工コスト、歩留まりの観
点から好ましくない。
【0011】本実施例においては、中実の高速度鋼製の
ガイドポストであるが、空冷効果を増すために、中空の
ガイドポストに変更してもよい。しかし、本発明のプレ
ス金型用ダイセットにおいては、ガイドポストと、リテ
ーナーであるローラー・ベアリングとが均等に滑らかに
当接し回転するので、従来のガイドポストに比べ発熱量
が大幅に少なくなる。その結果、ガイドポストを中空と
せず、中実のままとしても問題は生じにくい。すなわ
ち、打抜き加工などを長時間連続的に行ってもほとんど
摩擦熱による温度上昇がなく、トラブルが生じない。
【0012】図3および図4は、実施例のガイドブッシ
ュを示し、それぞれ、その平面図および正面図である。
ガイドブッシュ5は、外形がほぼ円柱形であり、その内
部に四角柱形状の貫通孔6が穿たれている。貫通孔6の
水平断面は、ガイドポストの上部2の水平断面とほぼ相
似形であり、やや大きい。四角柱形状の貫通孔6の4つ
の側面は平面601、602、603、604である。
ガイドブッシュ5の各平面も、平面度および面粗さとも
に高精密に注意深く加工されねばならない。
【0013】図5は、実施例のローラー・ベアリングの
斜視図である。ローラー・ベアリング8は、90°の角
度に曲げられた板状のフレームと複数個のローラーとか
らなる。フレームは、折り目803をはさんで、大きさ
の等しい2つの平面部801と802が隣り合ってお
り、平面部801と802のなす角度は90°である。
平面部801には、長方形の孔が複数個設けられ、それ
ぞれの孔に1個ずつ円柱形のローラー811が回転自在
に組み込まれている。ローラー811の回転軸は、平面
部801の面内にあり、折り目803に対し垂直方向を
向いている。ローラーは互いに離れており平行である。
平面部802にも同様に複数個のローラー812が組み
込まれている。ローラー・ベアリング7もローラー・ベ
アリング8と全く同様の構造である。
【0014】そして、ローラー・ベアリング8の平面部
802の端部805とローラー・ベアリング7の平面部
702の端部705とが隣り合い、ローラー・ベアリン
グ8の平面部801の端部804とローラー・ベアリン
グ7の平面部701の端部704とが隣り合い、ローラ
ー・ベアリング8の折り目803とローラー・ベアリン
グ7の折り目703が向かい合うように配置された状態
を保って、ガイドポストとガイドブッシュの間に挿入さ
れている。
【0015】ローラー・ベアリングの各ローラーは、ガ
イドポストに設けた平面201、202、203、20
4(図2参照)に接するとともにガイドブッシュの内面
に設けた平面601、602、603、604(図3参
照)にも接し、ガイドポストとガイドブッシュとの間隔
を一定に保ちつつ、相互に並進運動することを可能とし
ている。
【0016】ガイドブッシュは、ガイドポストが固定さ
れているベースと対向するベースに固定される。すなわ
ち、例えば、ガイドポストを下側のベースに固定するな
らば、ガイドブッシュは上側のベースに固定される。主
として、ガイドポストとガイドブッシュによって、上型
と下型とのx方向およびy方向の相互位置精度を出しつ
つ、主としてローラー・ベアリングによって、上型と下
型とのz方向(上下方向)の並進運動を円滑に行うもの
である。
【0017】なお、本発明においては、ガイドポストの
形状およびガイドブッシュの貫通孔の形状を四角柱とし
ているが、平面に囲まれた三角柱あるいは六角柱に変更
しても同様の機能、効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のプレス金型用ダイセットは、ガ
イドポストに設けた平面と、ローラー・ベアリングと、
ガイドブッシュの内面に設けた平面とを有していること
から、次に挙げる顕著な効果が得られる。
【0019】(1)ローラー・ベアリングの各ローラー
とガイドポストに設けた平面との接触は、従来の点接触
とは異なり、線接触となり、かつ四方から均等に接触す
る。各ローラーとガイドブッシュの内面に設けた平面と
の接触も同様である。そのために、上型と下型とのx方
向およびy方向の位置精度が摺動中にほとんど変動しな
い。その結果として、打抜き刃のチッピング、偏摩耗な
どのトラブルがほとんど生じない。
【0020】(2)また、ガイドポストとローラー・ベ
アリングとの偏荷重、偏接触がほとんど起こらないた
め、ガイドポストの過熱や偏摩耗が起きず、長時間連続
運転できるようになり、保守も容易になる。
【0021】(3)ローラー・ベアリングはボールベア
リングに比べおよそ7倍から10倍の耐久性があること
がわかったが、本発明のプレス金型用ダイセットは、そ
の結果、耐久性、耐衝撃性にも優れている。
【0022】(4)ガイドポストは四角柱状であり、ガ
イドブッシュの貫通孔の形状も四角柱状であるため、ガ
イドポストとガイドブッシュとが相互に回転することが
ない。また、ローラー・ベアリングの配置状態からも、
ガイドポストとガイドブッシュの共通軸のまわりに回転
しにくい。その効果として、打抜き刃のチッピング、偏
摩耗などのトラブルがほとんど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガイドポストの正面図である。
【図2】実施例のガイドポストの平面図である。
【図3】実施例のガイドブッシュの平面図である。
【図4】実施例のガイドブッシュの正面図である。
【図5】実施例のローラー・ベアリングの斜視図であ
る。
【図6】従来のリテーナーの斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイドポスト 2 上部 201 平面 202 平面 203 平面 204 平面 3 つば 301 位置合わせ用切込み 4 下部 5 ガイドブッシュ 6 貫通孔 601 平面 602 平面 603 平面 604 平面 7 ローラー・ベアリング 701 平面部 702 平面部 703 折り目 704 端部 705 端部 711 ローラー 712 ローラー 8 ローラー・ベアリング 801 平面部 802 平面部 803 折り目 804 端部 805 端部 811 ローラー 812 ローラー 9 ボールリテーナー 901 ケース 902 ボールベアリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4つの平面201、202、203、2
    04が互いに90°の角度をなす四角柱状のガイドポス
    ト1と、4つの平面601、602、603、604が
    互いに90°の角度をなす四角柱状の貫通孔を有し、ガ
    イドポストと所定の余裕を持って嵌合するガイドブッシ
    ュ5と、ガイドポストとガイドブッシュの間に介在し
    て、これらの間の軸方向への並進運動を円滑にするよう
    配列されたローラー・ベアリング7、8とを備えている
    プレス金型用ダイセット。
JP19003792A 1992-06-24 1992-06-24 プレス金型用ダイセット Pending JPH067859A (ja)

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Cited By (5)

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