JPH0678247U - コンピューター等の電子機器の収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、コンピューター等の電子機器の収
容装置に関するもので、コンピューター等の電子機器の
設置に広い部屋を必要とせず、また、コンピューター等
に取り付けられた多数のケーブルが絡み合うことがな
く、コンピューター等の電子機器をきわめて円滑に出し
入れすることができる電子機器の収容装置を得ることを
目的とするものである。 【構成】 収容箱本体１に棚板２を前、後に移動自在に
装着し、棚板２の後端部に立設した支持片５の上端部
に、前方のケーブル受板４の下端部を枢着５し、一方、
収容箱本体１の後部支柱６に横設した連結板７に支持片
８を立設し、該支持片８の上端部に、後方のケーブル受
板９の下端部を枢着１０し、さらに、前方のケーブル受
板４の上端部と、後方のケーブル受板９の上端部を枢着
１１したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コンピューター等のように、多数のケーブルを備えた電子機器を収 容する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、コンピューター等の電子機器は、すべて机上に載置し、使用されている 。このため、コンピューター等の電子機器の設置には広い部屋が必要となるばか りでなく、コンピューターに備え付けられた多数本のケーブルが互いに絡み合い 、作業者が歩行時に足に引掛け、ケーブルを断線して終う等の欠点があつた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した従来の欠点を解決すべくしたもので、コンピューター等の 電子機器の設置に広い部屋を必要とせず、また、コンピューター等に備え付けら れた多数本のケーブルが互いに絡み合うことがなく、しかも、コンピューター等 の電子機器を出し入れすることができる電子機器の収容装置を得ることを目的と するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

これを達成する手段として、本考案は、収容箱本体に棚板を前、後に移動自在 に装着し、該棚板の後端部に立設した支持片の上端部に、前方のケーブル受板の 下端部を枢着し、一方、収容箱本体の後部支柱に横設した連結板に支持片を立設 し、該支持片の上端部に、後方のケーブル受板の下端部を枢着し、さらに、前方 のケーブル受板の上端部と後方のケーブル受板の上端部を枢着したものである。

【０００５】

【実施例】

本考案の構成を、図面に示す実施例によつて詳細に説明する。収容箱本体１の 左、右内側の各上、下部に案内レール１２を取り付けると共に、この各案内レー ル１に、棚板２の両側部に取り付けたスライドレール１３を嵌挿し、各棚板２を 収容箱本体１内に前、後に出し入れ自在に装着する。尚、案内レール１２、スラ イドレール１３は、何れも従来周知のものであるから、詳細な構造については省 略する。また、棚板２の出し入れは、棚板２を一定位置まで引き出すと、それ以 上は引き出すことができないようになつており、また、逆に、棚板２を一定位置 まで押し入れると、棚板２は停止し、それ以上は押し入れることができないよう になつている。これらの技術手段は、従来周知の技術手段であるから、詳細な構 造の説明は省略する。本考案は、上記の棚板２の後端部に支持片３、５を立設す ると共に、この支持片３、３の上端部に、前方のケーブル受板４の下端部を枢着 ５、５する。また、収容箱本体１の後部支柱６、６間に連結板７を横設し、この 連結板７に支持片８、８を立設すると共に、この支持片８、８の上端部に、後方 のケーブル受板９の下端部を枢着１０、１０する。また、前方のケーブル受板４ の上端部と後方のケーブル受板９の上端部を枢着１１、１１する。

【０００６】 前方のケーブル受板４は、左、右のアーム１４、１４と、左、右のアーム１４ 、１４にまたがつて取り付けられたケーブル受け板１５とから構成されており、 また、後方のケーブル受板９は、左、右のアーム１６、１６と、左、右のアーム １６、１６にまたがつて取り付けられたケーブル受け板１７とから構成されてい る。また、必要により、図示のように、支持片３、３間および支持片８、８間に 、枢着軸５、５および枢着軸１０、１０により円筒体１８および円筒体１９を取 り付け、ケーブルを支持するようにしてもよい。また、必要により、図示のよう に、前方のケーブル受板４の左、右のアーム１４、１４間に、枢着軸１１、１１ により円筒体２０を取り付け、ケーブルを支持するようにしてもよい。２１は棚 板２上に載置したコンピューター、２２はコンピューター２１に取り付けたケー ブルを示す。そして、このケーブル２２は、図２に示すように、折り畳み状態に した前方のケーブル受板４および後方のケーブル受板９に掛架し、収容箱本体１ 内に収納する。そして、このケーブル２２の端部を収容箱本体１の外部に取り出 し、その先端部を、床下等に設置した電源（図示省略）に連結する。

【０００７】 次に、本考案の作用について説明する。図１に示すように、収容箱本体１にコ ンピューター２１を収容した状態から、図１のＡ位置の棚板２を手前方向に引き 出すと、棚板２は、コンピューター２１を載置したまま図２の上段に示す状態か ら下段に示す状態に引き出され、コンピューター２１を使用することができる。 棚板２が引き出されると同時に、前方のケーブル受板４および後方のケーブル受 板９は、ケーブル２２を掛架したまま図２の上段に示す状態から下段に示す状態 に移動し、ケーブル２２の絡み合い、ならびにケーブル２２の断線などを防止す ることができる。

【０００８】

【考案の効果】

以上、実施例で述べたように、本考案は、コンピューター２１などの電子機器 を、棚板２に載置して収容箱本体１内に収容したものであるから、従来のものと 比較し広い場所または部屋を必要とせず、きわめて便利である。また、棚板２の 移動と共に前方のケーブル受板４および後方のケーブル受板９が移動するから、 前方のケーブル受板４および後方のケーブル受板９に掛架したケーブル２２が絡 み合つたり、また断線するなどの心配がなくきわめて便利である等の優れた効果 を有するものである。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案電子機器の収容装置の正面図。

【図２】本考案電子機器の収容装置の使用状態を示す側
面図。

【図３】前方のケーブル受板の正面図。

【図４】後方のケーブル受板の正面図。

【符号の説明】

１ 収容箱本体 ２ 棚板 ３ 支持片 ４ 前方のケーブル受板 ５ 枢着軸 ６ 後部支柱 ７ 連結板 ８ 支持片 ９ 後方のケーブル受板 １０ 枢着軸 １１ 枢着軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 収容箱本体に棚板を前、後に移動自在に
   装着し、該棚板の後端部に立設した支持片の上端部に、
   前方のケーブル受板の下端部を枢着し、一方、収容箱本
   体の後部支柱に横設した連結板に支持片を立設し、該支
   持片の上端部に、後方のケーブル受板の下端部を枢着
   し、さらに、前方のケーブル受板の上端部と後方のケー
   ブル受板の上端部を枢着してなるコンピューター等の電
   子機器の収容装置。