JPH0678146U - 情報伝送装置 - Google Patents
情報伝送装置Info
- Publication number
- JPH0678146U JPH0678146U JP2612893U JP2612893U JPH0678146U JP H0678146 U JPH0678146 U JP H0678146U JP 2612893 U JP2612893 U JP 2612893U JP 2612893 U JP2612893 U JP 2612893U JP H0678146 U JPH0678146 U JP H0678146U
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車両と停止位置の地上との間で多くの情報を確
実に伝送する。 【構成】列車の停止位置に情報送受信コイル20,21
を有するル−プコイル19a〜19dを連続して配置し
た地上子を設ける。情報送受信コイル20,21から情
報を列車1に送信するときに伝送制御部25はポ−リン
グ方式で情報を送受信する情報送受信コイル20,21
を次々と指定して時分割的に使用する。
実に伝送する。 【構成】列車の停止位置に情報送受信コイル20,21
を有するル−プコイル19a〜19dを連続して配置し
た地上子を設ける。情報送受信コイル20,21から情
報を列車1に送信するときに伝送制御部25はポ−リン
グ方式で情報を送受信する情報送受信コイル20,21
を次々と指定して時分割的に使用する。
Description
【0001】
この考案は列車と地上との間で情報を伝送する情報伝送装置、特に多情報伝送 の確実化に関するものである。
【0002】
列車の運行を管理するための情報を伝送するためにトランスポンダを使用した 運行管理システムが使用されている。この運行管理システムは、図5の構成図に 示すように、車両に搭載された車上子4と、地上の所定の位置に設置された地上 子15とを有する。車上子4には地上に情報を送信する送信コイル6と地上から の情報を受信する受信コイル7と電力波送信コイル8とを有し、地上子15には 電力波受信コイル18と受信コイル20と送信コイル21とを有する。
【0003】 車上子4の電力波送信コイル8は送受信部5の電力波送信器11から送られる 電力波を地上に送り出している。そして車両が地上子15の設置位置に接近し、 車上子4が地上子15の上を通過するときに、地上子15の電力波受信コイル1 8が車上子4の電力波送信コイル8から送信している電力波を受信し、受信した 電力波を電源部31で整流し、地上子15の電力にしている。この電力を利用し て地上子15の送信コイル21は変調部32から送られる各種情報を車上子4に 送信し、受信コイル20は車上子4から送られる情報を受信して復調部33に送 る。車上子4の送信コイル6は送受信部5の送信器9から送られる情報を地上に 送信し、受信コイル7は地上から送られる情報を受信して受信器10に送る。
【0004】 地上子15の受信コイル20と送信コイル21は大きさが通常1.5m以内のル −プに形成され、この地上子15と車上子4との情報伝送には1.0MHzから3.0 MHzの変調信号を使用し、最大64kビット/秒の高速伝送で多くの情報を伝送 している。また、電力伝送には256KHzのモノト−ン信号を使用している。こ のように高周波を利用しているために、情報を伝送する最大送信電力には制限が 設けられている。
【0005】 このようなトランスポンダを使用したシステムにより走行している車両や停止 位置で停止している車両と地上間で情報を伝送している。
【0006】
上記のように地上子15として大きさが1.5m以内の受信コイル20と送信コ イル21を所定の停止位置に設けているから、地上と車両との間で情報を確実に 伝送するには車両の停止位置を精度良く制御する必要がある。しかしながら一般 鉄道においては車両の停車範囲として±2.5mの許容があり、車両の停止位置が 地上子15の位置からずれると、微弱電波の枠内で送信する情報伝送が困難にな ってしまう。
【0007】 このような問題を解消し、多くの情報を伝送するために地上子15を複数個並 べて配置すれ良いが、各地上子15にそれぞれ中継器と処理器が必要になり、装 置が高価になるという短所があった。さらに、並べて配置した地上子15の境界 点が不安定になり、例えば100msecの情報抜けが生じるという短所もあった。
【0008】 この考案はかかる短所を改善するためになされたものであり、車両と停止位置 の地上との間で多くの情報を確実に伝送することができる情報伝送装置を得るこ とを目的とするものである。
【0009】
この考案に係る情報伝送装置は、車上子と地上装置とを有する情報伝送装置 であって、車上子は地上との間で情報を送受信する情報送受信コイルを有し、地 上装置は地上子と伝送制御部を有し、地上子は列車の停止位置の進行方向に沿っ て連続して配置された複数の情報送受信コイルを有し、伝送制御部は列車との間 で情報を送受信するときに送受信する情報送受信コイルを次々に指定して切換え ることを特徴とする。
【0010】
この考案においては、列車の停止位置に複数の情報送受信コイルを連続して配 置した地上子を設け、情報送受信コイルから情報を列車に送信するときに伝送制 御部はポ−リング方式で情報を送受信する情報送受信コイルを次々と指定して時 分割的に使用する。
【0011】
図1,図2はこの考案の一実施例を示す構成図であり、図1は列車1に搭載さ れた車上装置2を示し、図2は地上装置3を示す。図1に示すように、車上装置 2は列車1の下部に設置された車上子4と送受信部5とを有する。車上子4は地 上装置3に列車情報を送信する送信コイル6と、地上装置3からの情報を受信す る受信コイル7と、地上に電力波を送信する電力波送信コイル8とを有する。送 受信部6は送信器9と受信器10,電力波送信器11,インタ−フェ−ス12, 論理部13及び入出力部14を有する。送信器9は例えば3MHzの変調信号を 使用して列車情報を送信コイル7に送る。受信器10は例えば1.7MHzの変調 信号を使用して地上装置3から送られる情報を受信コイル7を介して受信する。 電力波送信器11は例えば256KHzのモノト−ン信号を使用した電力波を電力 波送信コイル8に送る。論理部13は各種情報等を処理してインタ−フェ−ス1 2を介して送信器9と電力波送信器11に送り、受信器10からインタ−フェ− ス12を介して送られる地上からの情報を処理して入出力部14を介して運転制 御部(不図示)に送る。
【0012】 地上装置3は、図2に示すように、列車1の停止位置に設けた地上子15と中 継器16及び処理器17を有する。地上子15は車上子4と情報を送受信する複 数、例えば4組のル−プコイル19a〜19dを有する。各ル−プコイル19a 〜19dはそれぞれ受信コイル20と送信コイル21とで構成され、大きさdが 約1.5m程度に形成されている。このル−プコイル19a〜19dは全体の大き さDが例えば5m程度になるように端部が重なり合って列車1の進行方向に沿っ て並べて設置してある。中継器16は受信器22,送信器23,論理部24,伝 送制御部25及び入出力部26を有する。受信器22は車上子4から送られル− プコイル19a〜19dの受信コイル20で受信した情報を受けて論理部24に 送る。送信器23は論理部24から送られる地点情報等をル−プコイル19a〜 19dの送信コイル21を介して車上子4の送信する。論理部24は伝送制御部 25の動作を制御するとともに、各種情報を処理して送信器23に送り、受信器 22から送られる列車1からの情報を処理して入出力部14を介して処理部17 に送る。伝送制御部25はル−プコイル19a〜19dと受信機22及び送信器 23との接続をポ−リング方式で制御する。処理部17は地上から列車1に送信 する情報と列車1から受信した情報を管理する。
【0013】 上記のように構成された情報伝送装置の動作を図3のフロ−チャ−トを参照し て説明する。
【0014】 列車1は車上子4から列車情報を常時地上に送信しながら走行している。この 列車1が地上子15の設置位置に接近し、待機状態にある地上子15の電力波受 信コイル18が電力波を受信すると、受信した情報により伝送制御部25は論理 部24に列車検知信号を送る(ステップS1,S2)。論理部24は列車検知信 号を受けると伝送制御部25にル−プ切換信号を送る(ステップS3)。伝送制 御部25はル−プ切換信号を受けると、停止した列車1の車上子4とル−プコイ ル19aとの間の通信の可否を調べ(ステップS4)、ル−プコイル19aが通 信可能な場合は、図4のポ−リング区間と通信区間の説明図の丸印に示すように 、情報の送受信を行なうル−プコイルとしてル−プコイル19a,19bを指定 しポ−リング区間とする(ステップS5)。このようにル−プコイル19a,1 9bを指定することにより、図4の通信区間に示すようにル−プコイル19a又 はル−プコイル19aとル−プコイル19bを使用して車上子4と情報の送受信 をすることができる。
【0015】 また、ル−プコイル19aにより通信ができない場合(ステップS4)、ある いはル−プコイル19aで通信を行なったがル−プコイル19aからの情報がな い場合には(ステップS6)、論理部24は伝送制御部25にル−プ切換信号を 送る(ステップS7)。伝送制御部25はル−プ切換信号を受けると、車上子4 とル−プコイル19bとの間の通信の可否を調べ(ステップS8)、ル−プコイ ル19bが通信可能な場合は、情報の送受信を行なうル−プコイルとしてル−プ コイル19b,19cを指定しポ−リング区間とする(ステップS9)。この指 定により、図4の通信区間に示すようにル−プコイル19b又はル−プコイル1 9bとル−プコイル19cを使用して車上子4と情報の送受信をすることができ る。
【0016】 さらに、ル−プコイル19bにより通信ができない場合(ステップS8)、あ るいはル−プコイル19bで通信を行なったがル−プコイル19bからの情報が ない場合には(ステップS10),論理部24は伝送制御部25にル−プ切換信 号を送る(ステップS11)。伝送制御部25はル−プ切換信号を受けると、車 上子4とル−プコイル19cとの間の通信の可否を調べ(ステップS12)、ル −プコイル19cが通信可能な場合は、情報の送受信を行なうル−プコイルとし てル−プコイル19c,19dを指定しポ−リング区間とする(ステップS13 )。この指定により、図4の通信区間に示すようにル−プコイル19c又はル− プコイル19cとル−プコイル19dを使用して車上子4と情報の送受信をする ことができる。
【0017】 また、ル−プコイル19cにより通信ができない場合(ステップS12)、あ るいはル−プコイル19cで通信を行なったがル−プコイル19cからの情報が ない場合には(ステップS14),論理部24は伝送制御部25にル−プ切換信 号を送る(ステップS15)。伝送制御部25はル−プ切換信号を受けると、車 上子4とル−プコイル19dとの間の通信の可否を調べ(ステップS16)、ル −プコイル19dが通信可能な場合は、情報の送受信を行なうル−プコイルとし てル−プコイル19dを指定しポ−リング区間とする(ステップS17)。この 指定により、ル−プコイル19dを使用して車上子4と情報の送受信をすること ができる。
【0018】 そしてル−プコイル19dにより通信ができない場合(ステップS16)、あ るいはル−プコイル19dで通信を行なったがル−プコイル19dからの情報が ない場合には(ステップS18)、待機状態に入る(ステップS19)。
【0019】 このように伝送制御部25で送受信するル−プコイルを順次指定して車上子4 と情報の送受信をするから、列車1が±2.5mの所定の停止許容範囲に停車して いるときにル−プコイル19a〜19dのいずれかを使用して確実に情報を送受 心することができる。
【0020】
この考案は以上説明したように、列車の停止位置に複数の情報送受信コイルを 連続して配置した地上子を設け、情報送受信コイルから情報を列車に送信すると きに伝送制御部はポ−リング方式で情報を送受信する情報送受信コイルを次々と 指定して時分割的に使用するようにしたから、列車の所定の許容範囲に停車した ときに、列車と地上間で多くの情報を確実に送受信することができる。
【図1】この考案の一実施例の車上装置を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】上記実施例の地上装置を示す構成図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
る。
【図4】上記実施例のポ−リング区間と通信区間の説明
図である。
図である。
【図5】従来の情報伝送装置の構成図である。
2 車上装置 3 地上装置 4 車上子 5 送受信部 6 送信コイル 7 受信コイル 8 電力波送信コイル 15 地上子 16 中継器 18 電力波受信コイル 19a〜19d ル−プコイル 20 受信コイル 21 送信コイル 24 論理部 25 伝送制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 車上子と地上装置とを有する情報伝送装
置であって、車上子は地上との間で情報を送受信する情
報送受信コイルを有し、地上装置は地上子と伝送制御部
を有し、地上子は列車の停止位置の進行方向に沿って連
続して配置された複数の情報送受信コイルを有し、伝送
制御部は列車との間で情報を送受信するときに送受信す
る情報送受信コイルを次々に指定して切換えることを特
徴とする情報伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026128U JP2535275Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 情報伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026128U JP2535275Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 情報伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678146U true JPH0678146U (ja) | 1994-11-01 |
JP2535275Y2 JP2535275Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=12184932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026128U Expired - Lifetime JP2535275Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 情報伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535275Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034479A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nippon Signal Co Ltd:The | 車上制御装置 |
JP2022069730A (ja) * | 2020-10-26 | 2022-05-12 | 株式会社京三製作所 | 車上システム及び車上子 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5269105A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-08 | Kyosan Electric Mfg | Moving vehicle stop position control system |
JPS6035906A (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-23 | Kawasaki Steel Corp | 誘導無線装置を使用した自動搬送システム |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP1993026128U patent/JP2535275Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5269105A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-08 | Kyosan Electric Mfg | Moving vehicle stop position control system |
JPS6035906A (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-23 | Kawasaki Steel Corp | 誘導無線装置を使用した自動搬送システム |
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---|---|---|---|---|
JP2012034479A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nippon Signal Co Ltd:The | 車上制御装置 |
JP2022069730A (ja) * | 2020-10-26 | 2022-05-12 | 株式会社京三製作所 | 車上システム及び車上子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2535275Y2 (ja) | 1997-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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