JPH0677989B2 - 防炎化粧シートの製造方法 - Google Patents
防炎化粧シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH0677989B2 JPH0677989B2 JP62135872A JP13587287A JPH0677989B2 JP H0677989 B2 JPH0677989 B2 JP H0677989B2 JP 62135872 A JP62135872 A JP 62135872A JP 13587287 A JP13587287 A JP 13587287A JP H0677989 B2 JPH0677989 B2 JP H0677989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- flameproof
- woven fabric
- resin film
- decorative sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N7/00—Flexible sheet materials not otherwise provided for, e.g. textile threads, filaments, yarns or tow, glued on macromolecular material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、防炎化粧シートの製造方法に関する。
近年、シャッタースクリーン，防炎垂れ幕，カーテン，
テント材，装飾壁材，屋内外の宣伝広告幕等の防炎化粧
シートとして、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した繊
維織物を用いたものが実用化されている。
テント材，装飾壁材，屋内外の宣伝広告幕等の防炎化粧
シートとして、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した繊
維織物を用いたものが実用化されている。
従来のこの種化粧シートは、長尺状の前記繊維織物をま
ず所望の大きさに切断し、この切断されたシートに装飾
用の絵画や文字等を着色又は描画したり、又は写真や着
色物等を接着した後、シートの表面のみ又は表裏両面に
樹脂塗装を行うようにして製造されており、例えば実開
昭59-153222号公報等により開示されている。
ず所望の大きさに切断し、この切断されたシートに装飾
用の絵画や文字等を着色又は描画したり、又は写真や着
色物等を接着した後、シートの表面のみ又は表裏両面に
樹脂塗装を行うようにして製造されており、例えば実開
昭59-153222号公報等により開示されている。
しかしながら、上記製造方法によれば、繊維織物を切断
すると、切断部で糸のほつれが生じ、シートの使用可能
な割合が減少すると共に、化粧シートを着色・描画する
とき又は着色物等の接着後に、繊維のより等の移動や収
縮によって、シート表面上に形成された装飾用の絵画や
文字或いは写真等に歪みが生じたり、化粧シートの防炎
性が必ずしも十分でないといった欠点があった。
すると、切断部で糸のほつれが生じ、シートの使用可能
な割合が減少すると共に、化粧シートを着色・描画する
とき又は着色物等の接着後に、繊維のより等の移動や収
縮によって、シート表面上に形成された装飾用の絵画や
文字或いは写真等に歪みが生じたり、化粧シートの防炎
性が必ずしも十分でないといった欠点があった。
又、シートに着色・描画した場合、色は繊維の上にしか
のらず、糸と糸との間は、たとえば塗料を吹きつけても
飛んでしまうため、絵画や文字が繊維上に点の集合とし
て表現されることとなってシャープさに欠けるという問
題もあった。
のらず、糸と糸との間は、たとえば塗料を吹きつけても
飛んでしまうため、絵画や文字が繊維上に点の集合とし
て表現されることとなってシャープさに欠けるという問
題もあった。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、シート表面上に絵画等を形成して
も歪を生ずることがなく、しかも、シャープな図柄を形
成でき、さらに防炎性のある扱いやすい化粧シートを簡
単に製造する方法を提供することにある。
目的とするところは、シート表面上に絵画等を形成して
も歪を生ずることがなく、しかも、シャープな図柄を形
成でき、さらに防炎性のある扱いやすい化粧シートを簡
単に製造する方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に係る防炎化粧シー
トの製造方法は、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した
繊維織物よりなるシートの裏面に、防炎薬剤を混入した
樹脂を塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加工を施した
樹脂フィルムを接着し裏打ちを行った後、前記シートの
表面に、宣伝広告又は装飾用の絵画や文字や写真等を形
成し、更に、その上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂
を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着
するようにした点に特徴がある。
トの製造方法は、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した
繊維織物よりなるシートの裏面に、防炎薬剤を混入した
樹脂を塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加工を施した
樹脂フィルムを接着し裏打ちを行った後、前記シートの
表面に、宣伝広告又は装飾用の絵画や文字や写真等を形
成し、更に、その上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂
を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着
するようにした点に特徴がある。
本発明方法においては、宣伝広告又は装飾用の絵画や文
字や写真等が形成されるシートが、ガラス繊維織物又は
防炎処理を施した繊維織物よりなるので、十分な防炎性
を備えている。
字や写真等が形成されるシートが、ガラス繊維織物又は
防炎処理を施した繊維織物よりなるので、十分な防炎性
を備えている。
そして、この防炎性を備えたシートの裏面には防炎薬剤
を混入した樹脂を塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加
工を施した樹脂フィルムを接着して裏打ちを行い、繊維
を固定しているので、より一層強力な防炎性を備えると
共に、繊維織物を切断しても、切断部で糸のほつれが生
じにくく、シートの使用可能な割合が向上し、さらに、
繊維のより等の移動や着色時や乾燥時の収縮が防止され
る。
を混入した樹脂を塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加
工を施した樹脂フィルムを接着して裏打ちを行い、繊維
を固定しているので、より一層強力な防炎性を備えると
共に、繊維織物を切断しても、切断部で糸のほつれが生
じにくく、シートの使用可能な割合が向上し、さらに、
繊維のより等の移動や着色時や乾燥時の収縮が防止され
る。
また、シートが糸の集合ではなく、裏打ちを行ったため
に面となって図柄も線あるいは面で表現でき、従来に比
して非常にシャープな図柄を表現できると共に、着色物
を貼付する場合にも、シートに対して面で貼付れるので
貼付力が著しく大となる。
に面となって図柄も線あるいは面で表現でき、従来に比
して非常にシャープな図柄を表現できると共に、着色物
を貼付する場合にも、シートに対して面で貼付れるので
貼付力が著しく大となる。
加えて、前記絵画等を形成した表面側に透明で防炎薬剤
を混入した樹脂を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂
フィルムを接着しているので、上記絵画等の摩耗が防止
されると共に、化粧シートの防水性および防炎性がさら
に向上する。
を混入した樹脂を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂
フィルムを接着しているので、上記絵画等の摩耗が防止
されると共に、化粧シートの防水性および防炎性がさら
に向上する。
以下、本発明の一実施例を、第１図を参照しながら説明
する。
する。
同図（Ａ）において、１はシートとしてのガラス繊維織
物又は防炎処理を施した繊維織物である。そして、この
シート１の裏面（図示する例では下側）に、同図（Ｂ）
に示すように、防炎薬剤を混入した透明又は不透明な樹
脂を塗装して裏打ちを行い、裏打ち部２を形成する。こ
の裏打ちによってシート１の繊維が固定され、繊維のよ
り等の移動や収縮が防止される。尚、前記裏打ち部２を
形成するのに、樹脂の塗装に代えて、防炎加工を施した
透明又は不透明な樹脂フィルムを接着剤によってシート
１の裏面に接着してもよい。
物又は防炎処理を施した繊維織物である。そして、この
シート１の裏面（図示する例では下側）に、同図（Ｂ）
に示すように、防炎薬剤を混入した透明又は不透明な樹
脂を塗装して裏打ちを行い、裏打ち部２を形成する。こ
の裏打ちによってシート１の繊維が固定され、繊維のよ
り等の移動や収縮が防止される。尚、前記裏打ち部２を
形成するのに、樹脂の塗装に代えて、防炎加工を施した
透明又は不透明な樹脂フィルムを接着剤によってシート
１の裏面に接着してもよい。
上記シート１に対して裏打ちを行った後、シート１を必
要な大きさに切断し、同図（Ｃ）に示すように、シート
１の表面（図示する例では上側）に、宣伝広告又は装飾
用の絵画や文字等を描写したり、あるいは写真や着色物
を貼付することによって、表示部３を形成する。そし
て、この絵画等の形成後、同図（Ｄ）に示すように、そ
の上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂を塗装したり又
は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着剤によっ
て接着することにより、透明な表面層４をシート１の表
面側に形成する。
要な大きさに切断し、同図（Ｃ）に示すように、シート
１の表面（図示する例では上側）に、宣伝広告又は装飾
用の絵画や文字等を描写したり、あるいは写真や着色物
を貼付することによって、表示部３を形成する。そし
て、この絵画等の形成後、同図（Ｄ）に示すように、そ
の上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂を塗装したり又
は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着剤によっ
て接着することにより、透明な表面層４をシート１の表
面側に形成する。
上記のようにして製造された防炎化粧シートＳは、特
に、シャッタースクリーン，防炎垂れ幕，カーテン等に
好適である。
に、シャッタースクリーン，防炎垂れ幕，カーテン等に
好適である。
以上説明したように、本発明に係る防炎化粧シートの製
造方法は、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した繊維織
物よりなるシートの裏面に、防炎薬剤を混入した樹脂を
塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加工を施した樹脂フ
ィルムを接着して裏打ちを行った後、前記シートの表面
に、宣伝広告又は装飾用の絵画や文字や写真等を形成
し、更に、その上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂を
塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着す
るというもので、特に、シートにおいて絵画等を形成す
る側とは反対側が予め裏打ちしてあるので、繊維が固定
され、繊維のより等の移動や収縮が防止されると共に、
切断時にも、糸のほつれが生じたりせずに、シートの使
用可能な割合が向上する。
造方法は、ガラス繊維織物又は防炎処理を施した繊維織
物よりなるシートの裏面に、防炎薬剤を混入した樹脂を
塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加工を施した樹脂フ
ィルムを接着して裏打ちを行った後、前記シートの表面
に、宣伝広告又は装飾用の絵画や文字や写真等を形成
し、更に、その上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂を
塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着す
るというもので、特に、シートにおいて絵画等を形成す
る側とは反対側が予め裏打ちしてあるので、繊維が固定
され、繊維のより等の移動や収縮が防止されると共に、
切断時にも、糸のほつれが生じたりせずに、シートの使
用可能な割合が向上する。
また、シートが糸の集合ではなく、糸と糸との間には防
炎薬剤を混入した樹脂あるいは防炎加工を施した樹脂フ
ィルムが存在しているので全体として面を構成でき、シ
ートの表面に従来のような点の集合ではなく線あるいは
面によってシャープな絵画等を容易に形成することがで
きると共に、着色物を貼付するにも面と面とで接着でき
るために接着力が大きく上昇し、しかも、着色時にシー
トが水分や油分を吸って伸びたり、乾燥時に縮んだりす
ることがなく、したがって形成された絵画等が歪んだり
することがない。
炎薬剤を混入した樹脂あるいは防炎加工を施した樹脂フ
ィルムが存在しているので全体として面を構成でき、シ
ートの表面に従来のような点の集合ではなく線あるいは
面によってシャープな絵画等を容易に形成することがで
きると共に、着色物を貼付するにも面と面とで接着でき
るために接着力が大きく上昇し、しかも、着色時にシー
トが水分や油分を吸って伸びたり、乾燥時に縮んだりす
ることがなく、したがって形成された絵画等が歪んだり
することがない。
加えて、前記絵画等を形成した表面側に透明で防炎薬剤
を混入した樹脂を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂
フィルムを接着しているので、上記絵画等の摩耗が防止
されると共に、化粧シートの防水性および防炎性がさら
に向上するといった優れた効果を奏する。
を混入した樹脂を塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂
フィルムを接着しているので、上記絵画等の摩耗が防止
されると共に、化粧シートの防水性および防炎性がさら
に向上するといった優れた効果を奏する。
第１図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ），（Ｄ）は本発明に係る
防炎化粧シートの製造方法を段階的に示す断面図であ
る。 １……シート、２……裏打ち部、３……表示部、４……
透明部。
防炎化粧シートの製造方法を段階的に示す断面図であ
る。 １……シート、２……裏打ち部、３……表示部、４……
透明部。
Claims (1)
- 【請求項１】ガラス繊維織物又は防炎処理を施した繊維
織物よりなるシートの裏面に、防炎薬剤を混入した樹脂
を塗装して裏打ちを行なうか又は防炎加工を施した樹脂
フィルムを接着して裏打ちを行った後、前記シートの表
面に、宣伝広告又は装飾用の絵画や文字や写真等を形成
し、更に、その上面に透明で防炎薬剤を混入した樹脂を
塗装又は透明で防炎加工を施した樹脂フィルムを接着す
るようにしたことを特徴とする防炎化粧シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62135872A JPH0677989B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 防炎化粧シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62135872A JPH0677989B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 防炎化粧シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63302041A JPS63302041A (ja) | 1988-12-08 |
| JPH0677989B2 true JPH0677989B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=15161742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62135872A Expired - Fee Related JPH0677989B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 防炎化粧シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0677989B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021142700A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | 凸版印刷株式会社 | 化粧部材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5993347A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-29 | 東洋シヤツタ−株式会社 | 化粧ガラス繊維シ−ト |
-
1987
- 1987-05-31 JP JP62135872A patent/JPH0677989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63302041A (ja) | 1988-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |