JPH067789Y2 - 粉粒体の移送混合装置 - Google Patents

粉粒体の移送混合装置

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JPH067789Y2
JPH067789Y2 JP13445188U JP13445188U JPH067789Y2 JP H067789 Y2 JPH067789 Y2 JP H067789Y2 JP 13445188 U JP13445188 U JP 13445188U JP 13445188 U JP13445188 U JP 13445188U JP H067789 Y2 JPH067789 Y2 JP H067789Y2
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満 石崎
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三菱化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、粉粒体の移送混合装置に関する。
〈従来の技術〉 従来より、粉粒体と液体とを混合する場合には、液体
は、ポンプにより配管を通して、または、ポンプを通さ
ないで直接、混合装置としての攪拌槽に供給され、粉粒
体は、攪拌槽上部に形成された入孔から以下に示す種々
の方法で、供給されるようにしている。
即ち、粉粒体が紙袋に入っている場合、入孔がある場所
まで、その紙袋を運搬し、人手によって解袋して、攪拌
槽に投入したり、また、配管を利用する方法では、粉粒
体を空気と共に圧送する空気輸送装置があり、更に、バ
ケットコンベアー、スクリューコンベアー等の機械式設
備を用いたものもある。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、液体の移送は、ポンプと配管とにより、容易
にできるが、粉粒体の場合には、以下のような不都合が
ある。
即ち、紙袋に入った粉粒体を攪拌槽の入孔から人手によ
って投入する場合には、紙袋を入孔まで運ぶ手間がかか
るという問題点があった。
また、空気輸送装置の場合は、投入先で、粉粒体を空気
から分離して捕集しなければならず、そのための装置が
必要となり、とりわけ、微細な粉粒体の場合は、濾布を
用いた捕集器が必要になる等、捕集が困難な上、設備の
建設費も高くなり、設備用のスペースも広くなってしま
うという問題点もあった。
このことは、移送先が多岐に渡る場合には、益々大きな
問題となった。
更に、機械式設備を用いた移送方法の場合は、設備の構
造上の制約から、粉粒体の供給側と移送先との場所を任
意に設定できず、コスト的にも不利で、この場合も、移
送先が多岐に渡る場合は、これらの問題がより重要にな
ってしまうという問題点もあった。
そして、上記の各輸送方法に共通して、攪拌槽への粉粒
体投入の際に、粉立ちがして、環境上好ましくない上、
攪拌槽内を視認できないという問題点もあった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、環境的に
も、コスト的にも、スペース的にも、より好都合な粉粒
体の移送混合装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、粉粒体を移送して、混合装置にて
液体と混合するものにおいて、粉粒体の移送手段として
移送ポンプを設け、該移送ポンプの吸込部に液体を供給
する手段を設けた構成とする。
〈作用〉 上記の構成によると、粉粒体の移送ポンプの吸込部に液
体を供給して、粉粒体を湿潤ないしスラリー状にしてか
ら、移送することができるので、ポンプによる粉粒体の
圧送を可能にして、適当な配管の設定により任意の場所
への移送を可能にした。
ここで、粉粒体の移送ポンプの吸込部に液体を供給する
ようにしたのは、粉粒体だけでは、粉粒体の滑り性が確
保できず、流動性が悪く、粉粒体間及び接触面との摩擦
抵抗が大きいため、ポンプに吸引されにくく、吸引され
たとしてもポンプ中をスムーズに前進せずに、摩擦のた
め発熱するし、摩耗によりポンプが損傷するという不都
合を解消するためである。
〈実施例〉 以下に、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明するが、本考案は、その要旨を超えない限り、以
下の例に限定されるものではない。
システム全体を第1図に示す。
システムは、主に、液体供給部A、液体分岐部B、粉粒
体供給部C、攪拌部Dの4つの部分から構成されてい
る。
液体供給部Aは、液体溜めとしての貯槽1と、貯槽1の
底部に接続された液体供給用のポンプ2と、ポンプ2の
吐出側に接続された配管3と、この配管3の先端から各
所に分岐する配管3a,3b,3cとよりなる。
尚、適所にバルブ4a,4bと、圧力計5a,5bを設
けている。
液体分岐部Bは、配管3から分岐した分岐管6と、その
途中に設けられた流量調整弁7と、流量計8と、分岐管
6先端のノズル10とよりなり、ノズル10は後述する移送
ポンプ13の吸込部に開口している。
従って、分岐管6及びノズル10が移送ポンプ13の吸入部
13aに少量の液体を供給する手段である。
粉粒体供給部Cは、第2図にその詳細を示すように、粉
粒体溜めとしてのホッパー11と、その底部にあってホッ
パー11内の粉粒体を運ぶスクリュー12と、スクリュー12
によって運ばれた粉粒体を吸込部13aより液体とともに
吸入して、混合させながら吐出部13bへ吐出させる移送
ポンプ13と、その吐出部13b側に連結し、配管3の途中
にバルブ14を介して接続される吐出管15とよりなる。
ここで、移送ポンプ13は、一軸偏心ねじ式ポンプでポン
プケーシング16と、丸棒が蛇行した形状で回転するロー
ター17と、ローター17を囲み、ローター17の蛇行に合わ
せて凹凸した孔形状のステーター18とよりなる。ロータ
ー17はモーター19により減速機20を介して回転駆動され
る駆動軸21の先端に連結されて回転駆動される。
また、スクリュー12は、駆動軸21の中間に形成されてお
り、一体に回転するようになっている。
攪拌部Dは、分岐した配管3a,3b,3cに対応して
設けられている。但し、図では、一部(3aについて)
のみ示してある。攪拌部Dは、混合装置としての攪拌槽
22と攪拌機23とよりなり、前記配管3aの先端がバルブ
24を介して攪拌槽22の上部に開口し、攪拌槽22の底部に
は、攪拌済の混合物を図示しないポンプにより、また
は、自重もしくは攪拌槽22に圧力をかけることにより、
次工程に移送すべく、配管25が連結されている。
次に、動作を説明する。
先ず、粉粒体をホッパー11に投入する。次いで、液体供
給用のポンプ2を運転して、貯槽1内の液体を配管3を
用いて、攪拌槽22に送液しているとき、流量調整弁7を
開け、一定流量の液体を移送ポンプ13の吸込部13aに開
口したノズル10より供給する。
液体の供給と同時に、モーター19を通電し、移送ポンプ
13を駆動させる。移送ポンプ13の駆動により、ノズル10
より供給された液体は全て、移送ポンプ13吸込部13aよ
り吸入される。
一方、吸込部13a後方からは、粉粒体がスクリュー12に
よって送り込まれてくるが、移送ポンプ13は、定量性が
ある容積式ポンプであるため、吸込性能を有するから、
移送ポンプ13は、供給された液体と移送ポンプ13の吸込
能力に見合う残りの容積分の粉粒体を吸引することにな
る。
移送ポンプ13内で粉粒体は液体によって湿潤ないしスラ
リー状にされ、粉粒体同士、及びローター17又はステー
ター18と粉粒体との滑り性がよくなり、ポンプ13内の吸
込部13aより吐出部13bへスムーズに順次押し出されてい
く。
この間、粉粒体と液体との予混合が行われ、吐出部13b
からは、ほぼ均一でしかも一定割合(濃度)で送り出さ
れる。
ポンプの吐出部13bより出た液体を含有した粉粒体は、
吐出管15を経由して、即、配管3内に吐出され、これ以
後は、配管3内の移送液体中に分散されて移送され、バ
ルブ24を介して攪拌槽22内に至り、攪拌機23によって、
攪拌されて、図示しないポンプにより、または自重もし
くは攪拌槽22に圧力をかけることにより、次工程に配管
25を介して移送される。
尚、液体の供給位置については、ポンプ13の吸込部13a
近傍にするのが好ましい。
もし、ホッパー11内に液体を供給すると、粉粒体が湿潤
されるために架橋をつくり、ホッパー11内で落下しにく
くなる。
粉粒体の性状及びホッパー11の形状にもよるが、本実施
例では、粉粒体は、ホッパー11内で湿潤することもな
く、架橋の発生もなく、落下を促進させるために特別な
設備は必要なかったが、取り扱う粉粒体によっては、攪
拌機、振動器等架橋を防止する設備も必要である。
また、本実施例では、一般に液体に用いられる一軸偏心
ねじ式ポンプを用いているので、機密性を保つことがで
きる。
また、ノズル10から供給される液体の量は、液体と粉粒
体の種類(物性)によってその適量は大いにことなる
が、移送ポンプ13は容積式ポンプであるため、液体の量
が多くなれば、粉粒体の量は少なくなり、液体の量が少
なくなれば、粉粒体の量は多くなる。
しかし、移送ポンプ13の吸込部13aに液体を供給して、
移送をスムーズにするという本考案の主旨に照らして
も、粉粒体が滑り性を確保できる程度には液体は供給さ
れるべきである。
一般に、液体が油性である場合は、滑り性が良いため、
比較的少量で良く、粉粒体の性状とし、液体を排除する
性質が強い場合は、送り難い。
液体と粉粒体の組み合わせによっては、全く移送できな
いものもある。
一例として、ポンプ能力が3m/hの場合、液体の供
給量はほぼ0.3m/h、即ち1割程度であった。
これにより、粉粒体の移送ポンプ13の吸込部13aに液体
を供給して、粉粒体を湿潤してから、移送することがで
きるので、ポンプ13による粉粒体の圧送を可能にして、
更に、攪拌槽22への投入の際の粉立ちがないので環境的
にも、設備の簡略化が図れるのでコスト的にも、また、
任意の場所に設置できるのでスペース的にも、より好都
合な粉粒体の移送混合装置を提供することが可能となっ
た。
また、配管3の布設により任意の位置で供給することが
可能であり、少々経路が長くなっても、コストへの影響
も少なく従来の粉粒体輸送装置より格段に安くつく。
移送ラインの洗浄も、液を送液することにより容易にで
きる。
また、もし、可能であれば、粉粒体の供給点より後流側
で、配管の途中に攪拌機を設けることにより、粉粒体の
溶解混合がし易いもの或いは溶解混合について要求され
る均一等の程度によっては、攪拌混合のための特別な攪
拌槽を省略することができるし、攪拌機そのものも小さ
なもので済む。
更に、本実施例では、吐出管15を最短とするべく、配管
3に接続したが、配管3に接続しなくて、そのまま、受
け入れ側の攪拌槽22まで吐出管15を布設してもよい。
但し、この場合、液体と粉粒体との混合割合によっては
吐出圧が高くなり、若干モーター19の容量も大きくする
必要があろう。
〈考案の効果〉 以上、説明したように、本考案によれば、従来形の機械
式コンベアー等の場合に見られた設備の構造上の制約か
ら、供給と受け入れ側の場所を任意に選定できない、あ
るいは、経路も自由にできない等のこともなく、供給場
所が任意に選定でき、コストも格安である。
また、空気輸送等に見られた微粉の捕集設備等が不要で
あり、スペースの点は無論、移送先が多岐に渡る場合
も、コストが嵩むことがない。
また、取り扱い液体の性状から、受け入れ先の攪拌槽等
が開放できない、もしくは、好ましくない場合にも適し
ていおり、本考案の産業上の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例を示すシステム図、第2
図は要部詳細図である。 1……貯槽、2……ポンプ、3……配管、6……分岐
管、10……ノズル、11……ホッパー、12……スクリュ
ー、13……移送ポンプ、13a……吸込部、22……攪拌槽

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体を移送して、混合装置にて液体と混
    合するものにおいて、粉粒体の移送手段として移送ポン
    プを設け、該移送ポンプの吸込部に液体を供給する手段
    を設けたことを特徴とする粉粒体の移送混合装置。
JP13445188U 1988-10-17 1988-10-17 粉粒体の移送混合装置 Expired - Lifetime JPH067789Y2 (ja)

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