JPH0677768U - 野球用バット - Google Patents

野球用バット

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Publication number
JPH0677768U
JPH0677768U JP026913U JP2691393U JPH0677768U JP H0677768 U JPH0677768 U JP H0677768U JP 026913 U JP026913 U JP 026913U JP 2691393 U JP2691393 U JP 2691393U JP H0677768 U JPH0677768 U JP H0677768U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
bat
synthetic resin
decorative layer
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP026913U
Other languages
English (en)
Inventor
通祐 福井
和彦 膳棚
Original Assignee
福井電化工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 福井電化工業株式会社 filed Critical 福井電化工業株式会社
Priority to JP026913U priority Critical patent/JPH0677768U/ja
Publication of JPH0677768U publication Critical patent/JPH0677768U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラフルで耐久性に優れた装飾層を有し、小
ロットでも低コストでの製造が可能な野球用バットを提
案する。 【構成】 加熱昇華転写によりインキ層5を付与した合
成樹脂層4、或いは加熱昇華転写によりインキ層5を付
与した酸化アルミ皮膜層7で、バット基体2表面の装飾
層3を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は野球用バットに関し、詳しくはカラフルで耐久性に優れた装飾層を有 する野球用バットに関する。
【0002】
【従来の技術】 【考案が解決しようとする課題】
従来野球用バットの表面に文字,模様,数字,記号,ベタ塗り層等或いはこれ らの組み合わせからなる装飾層を設けてなるものが知られている。これ等はバッ ト基体表面にスクリーン印刷等の方法により形成された一色乃至二色といった数 少ない色で構成されたものが多い。これら装飾層を多色のものとする場合、色の 数だけ印刷回数が必要で小ロットでの製造には極めてコスト高となる欠点がある 。
【0003】 また、一般に印刷により施されたインキ層を有する装飾層の表面には合成樹脂 よりなる透明なトップコート層を設けてインキ層を保護することが行われている が、それにもかかわらずボールとの衝突によりこれらインキ層が剥がれ易く、特 にボールの硬い硬式用では剥がれ易さが顕著である。
【0004】 本考案は上記した従来技術を解消するもので、低コストでしかも耐久性に優れ た装飾層を有する優れた野球用バットを提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1考案のバットは上記課題を解決するため、バット基体2表面に装飾 層3を設けてなる野球用バットであって、上記装飾層3を加熱昇華転写によりイ ンキ層5を付与した合成樹脂皮膜層4で構成した。
【0006】 また、請求項2考案のバットは、アルミ製バット基体2表面に装飾層3を設け てなる野球用バットであって、上記装飾層3を加熱昇華転写によりインキ層5を 付与した酸化アルミ皮膜層7で構成した。
【0007】
【作用】
昇華転写により付与されたインキ層5は合成樹脂皮膜層4内に浸透するため或 いは酸化アルミ皮膜層7表面の無数の微細凹部内に充填されるため、硬式用の硬 いボールが衝突しても装飾層3の外観が変化し難く、長期にわたってカラフルな 外観を呈することが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図1及び図2は本請求項1記載考案の一実施例を示すもので、図中1は野球用 バットを示す。該バット1はバット基体2表面に装飾層3を設けて構成している 。
【0010】 バット基体2は合成樹脂,金属或いは木等からなり、外形を所定のバット形状 に形成された中空或いは柱状のものである。
【0011】 上記合成樹脂としては、一般に野球用バットに使用されているものであれば良 く、例えばエポキシ樹脂等が挙げられ、これらの樹脂中にカーボン繊維,ガラス 繊維,ボロン繊維等の補強材を埋設固定させたものが使用される。
【0012】 また、上記装飾層3はバット基体2表面全体或いは一部にスクリーン印刷等の 塗布方法で形成した合成樹脂皮膜層4に文字,模様,記号,数字,ベタ塗り領域 或いはこれらの組み合わせ等を表現したインキ層5を形成して構成している。
【0013】 上記合成樹脂皮膜層4を構成する樹脂としては、バット基体2表面に良好に塗 着出来るものであり、しかも昇華性インキが転写し易いものであれば良く、例え ば、アクリル樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,ポリエステル樹脂,フッ素樹 脂,アクリルウレタン樹脂,セラミック複合樹脂等が挙げられる。
【0014】 上記インキ層5は加熱昇華転写により合成樹脂皮膜層4に付与したもので、例 えば基材シート表面に昇華性インキにより所定形状に形成された単色或いは多色 のインキ層を設けてなる転写シートを用いて、上記合成樹脂皮膜層4表面所定位 置に加熱昇華転写させて形成したものである。この際転写したインキ層5は合成 樹脂皮膜層4表面より層内部へ浸透して転写シート同様の模様等を再現出来る。
【0015】 また、インキ層5を被覆して透明なトップコート層6を設けることも可能であ る。このトップコート層6は、例えば、上記した合成樹脂皮膜層4を構成する樹 脂と同様の合成樹脂を基材とする塗布液を用いてUV塗装,吹き付け塗装,静電 塗装等の塗布方法により形成する。
【0016】 図3は本請求項2記載の考案の一実施例を示すもので、本実施例ではバット基 体2をアルミで構成し、また、基体2表面に設けた酸化アルミ皮膜層7に加熱昇 華転写によりインキ層5を付与して装飾層3を形成している。
【0017】 上記酸化アルミ皮膜層7は、アルミ製バット基体2表面を酸化させることによ り形成したもので、表面が多孔性の微細凹凸面にて形成されたものであり、例え ば、機械研磨,化学研磨等により表面調整した後、エッチング,脱スマット等の 処理を施し、下記に示す条件にて陽極電解を行うことにより成膜される。
【0018】 陽極酸化処理条件 電解液組成:硫酸 15±2 W/V% Al 10 g/l 以下 浴温 :17±3 度 電流密度 :1.0±0.2 A/dm2 時間 :必要膜厚に応じた時間 インキ層5は、例えば上記実施例同様の転写シートを用いて、酸化アルミ皮膜 層7所定位置に加熱昇華転写して形成したものであり、酸化アルミ皮膜層7表面 の多孔性の微細凹部内に昇華したインキが浸入して転写シート同様の模様等を再 現したものである。 この後、例えば、酢酸ニッケル(5.0 〜7.0 g/l)、酢酸コバルト(1.0 g /l)、硼酸( 8.0〜10.0 g/l)等よりなる混合溶液を用いて、70〜90度、1 5〜30分の条件で酸化アルミ皮膜層7の各孔を密封する封孔処理を施すと、転写 したインキ層5の耐久性がより良好となる。
【考案の効果】
以上説明した如く本考案では、加熱昇華転写によりインキ層を付与した合成樹 脂皮膜層、或いは加熱昇華転写によりインキ層を付与した酸化アルミ皮膜層で装 飾層を構成したので、多色の装飾層を有するバットでも一回の転写作業でインキ 層を付与することが出来、小ロットでの製造であっても低コストで形成出来る利 点がある。 また、転写されたインキ層は、合成樹脂皮膜層内に深く浸透し、或いは酸化ア ルミ皮膜層表面の無数の微細な凹部内に充填されるため、例え硬式用の硬いボー ルが衝突しても装飾層の外観は変化し難く、長期にわたって製造当初のカラフル な外観を呈することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本請求項1記載考案バットの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】 同実施例の要部拡大縦断面図である。
【図3】 本請求項2記載考案バットの一実施例を示す
要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
2…バット基体,3…装飾層,4…合成樹脂皮膜層,5
…インキ層,7…酸化アルミ皮膜層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バット基体2表面に装飾層3を設けてな
    る野球用バットに於いて、上記装飾層3を加熱昇華転写
    によりインキ層5を付与した合成樹脂皮膜層4で構成し
    たことを特徴とする野球用バット。
  2. 【請求項2】 アルミ製バット基体2表面に装飾層3を
    設けてなる野球用バットに於いて、上記装飾層3を加熱
    昇華転写によりインキ層5を付与した酸化アルミ皮膜層
    7で構成したことを特徴とする野球用バット。
JP026913U 1993-04-22 1993-04-22 野球用バット Pending JPH0677768U (ja)

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JP026913U JPH0677768U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 野球用バット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP026913U JPH0677768U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 野球用バット

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JPH0677768U true JPH0677768U (ja) 1994-11-01

Family

ID=12206458

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JP026913U Pending JPH0677768U (ja) 1993-04-22 1993-04-22 野球用バット

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JP (1) JPH0677768U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415450A (zh) * 2017-04-28 2017-12-01 大连华弘体育用品有限公司 棒球棒表面印刷图案设备及其方法

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