JPH0677763A - 伝送線路を終端する方法と装置 - Google Patents

伝送線路を終端する方法と装置

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JPH0677763A
JPH0677763A JP5145232A JP14523293A JPH0677763A JP H0677763 A JPH0677763 A JP H0677763A JP 5145232 A JP5145232 A JP 5145232A JP 14523293 A JP14523293 A JP 14523293A JP H0677763 A JPH0677763 A JP H0677763A
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transmission line
voltage
transistor
current
coupled
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JP5145232A
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English (en)
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Dean A Wallace
エイ.ウオラス ディーン
Brad P Whitney
ピー.ウィットニー ブラッド
Todd M Neale
エム.ニール トッド
Mark E Granahan
イー.グラナハン マーク
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0298Arrangement for terminating transmission lines

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送線路の広い電圧範囲に亘って一定量の電
流を出力する。 【構成】 伝送線路に現われる電圧を感知する様にした
非線形伝送線路終端装置(10)を説明した。感知され
た電圧レベルが予定の電圧に等しければ、非線形伝送線
路終端装置(10)が基準電圧を伝送線路に結合する。
感知された電圧が予定の電圧未満であれば、非線形伝送
線路終端装置(10)が、感知された電圧に対して非線
形の関係を持つ大きさを有する電流を伝送線路に送出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は全般的に電子回路、更
に具体的に云えば、伝送線路の非線形終端を行なう方法
と装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】ディジタル電子装置では、伝送
線路を介してデータを伝送する場合が多い。この様な伝
送線路では、終端装置のインピーダンスがケーブル・イ
ンピーダンスと整合する時、発信器から線路の端にある
受信器までの最も効率のよいデータ転送が行なわれる。
終端装置のインピーダンスが伝送線路の特性インピーダ
ンスに等しい時、「整合」状態になる。伝送線路終端装
置が伝送線路の端に接続されて、インピーダンス整合を
行なう。小形コンピュータ・システム・インターフェー
ス(SCSI)、インターフェース・ケーブルの様な伝
送線路に対する現存の終端装置はかなりの制約がある。
【0003】SCSIインターフェースの様な典形的な
伝送線路では、発信器が伝送線路を要求したり又は解除
する。伝送線路を要求することにより、発信器は伝送線
路を0.5ボルトの様な特定の電圧に引張ることができ
る。線路を解除することにより、発信器は線路を解放
し、線路が高い電圧に上昇することを許す。この電圧
が、SCSIシステムでは約2.85ボルトである。伝
送線路終端装置は、こう云う要求及び解除に伴う電圧レ
ベルが、伝送線路に沿って受信器によって受信される様
に保証する様に設計されている。特に、伝送線路終端装
置は、伝送線路が例えば0.5ボルトと云う特定の電圧
に引張られた時、伝送線路に電流を供給し、伝送線路が
2.85ボルトの様な特定の電圧に駆動された時、電圧
源として作用すべきである。
【0004】図1は伝送線路終端装置のI−V特性を示
す。曲線1は理想的な終端装置を表わしているが、この
曲線で示す様に、電圧が特定のレベルに達するまで、終
端装置の最大電流が供給される。その電圧レベルに達す
ると、終端装置は電圧源として作用して、供給する電流
をゼロにすべきである。一例として、典形的なSCSI
の用途では、高い出力電圧(Voh)は約2.5ボルトで
あり、それより幾分高い電圧、例えば2.85ボルトが
開路電圧(Voc)であり、受信器は約2.0ボルトで高
い出力電圧を記録する。従って、伝送線路のケーブルが
2.85ボルトに達するまで、理想的な終端装置は最大
電流を供給する。一旦伝送線路が2.85ボルトに達す
ると、終端装置は電圧源として作用し、この電圧レベル
を保つべきである。
【0005】現存の伝送線路終端装置は抵抗終端を行な
う。例えば、1つの方式は、基準電圧とアースの間に直
列接続された2つの抵抗を用い、典形的な基準電圧は
4.75ボルトであり、抵抗の値は220オーム及び3
30オームである(これは220/330抵抗終端装置
として知られている)。伝送線路が2つの抵抗の間で終
端される。こうして、伝送線路の電圧が開路電圧Voc
達するまで、基準電圧から伝送線路に電流が供給され
る。図1はこの様な終端装置のI−V特性を示してい
る。このグラフから分かる様に、220/330終端装
置は、広い電圧範囲に亘って、比較的大量の電流を供給
することができない。
【0006】抵抗終端を行なう現存の別の方式は、抵抗
を介して伝送線路に接続された電圧調整器を使うもの
で、ブーレ終端装置の名前で知られている。SCSIの
用途では、この抵抗は110オームの値を持ち、電圧調
整器は約2.85ボルトの電圧を持つ。この終端装置の
I−V特性が図1に示されている。図から分かる様に、
この終端装置も、伝送線路の広い電圧範囲に亘って比較
的大量の電流を供給することができない。
【0007】従って、伝送線路の広い電圧範囲に亘っ
て、比較的一定量の電流を出力することのできる非線形
伝送線路終端装置に対する要望が生じている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明では、
従来の伝送線路終端装置に伴う欠点又は問題を実質的に
なくすか又は少なくする非線形伝送線路終端方法及び装
置が提供される。特に、伝送線路に現われる電圧を感知
する。感知された電圧が予定の電圧に等しければ、電圧
基準回路が伝送線路に基準電圧を結合する。感知された
電圧が予定の電圧未満であれば、電流供給回路が伝送線
路に電流を送出す。
【0009】この発明の重要な技術的な利点は、伝送線
路の感知された電圧に対して非線形の関係を持つ電流を
送出すことができることである。この重要な技術的な利
点により、伝送線路に沿った受信器では、反射を待たず
に、真の論理レベルが受信されることが保証される。
【0010】この発明並びにその利点が更によく理解さ
れる様に、次に図面について説明する。図面全体に亘
り、同様な部分には同じ参照数字を用いている。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の考えに従って構成された伝
送線路終端装置、理想的な終端装置及び現存の終端装置
のI−V特性のグラフである。縦軸は終端装置の所で伝
送線路に現われる電圧を表わし、横軸は伝送線路終端装
置から出力される電流を表わす。図1のグラフはSCS
Iインターフェース伝送線路の典形的な電圧を示してい
るが、この発明が他のシステムでも作用することを承知
されたい。SCSIシステムでは、発信器は、伝送線路
を低に、約0.5ボルトと云う電圧に、引張ることによ
り、線路を要求する。発信器が線路を解放して線路が約
2.85ボルトの高い電圧Vocに上昇することを許す
時、線路が解除されたといわれる。受信器には、約2.
05ボルトの電圧で、論理高レベルを記録する。図1の
グラフを説明する前に、伝送線路に沿った反射を簡単に
説明するのが役立つ。
【0012】テキサス・インスツルメンツ75CO8ト
ランシーバの様な発信器が、伝送線路を特定の電圧に解
放する時、電圧が伝送線路に沿って伝搬する。伝送線路
に沿った損失が、伝送線路の固有インピーダンスによっ
て特徴づけられるが、この為、伝送線路の端に現われる
電圧は、発信器で発生された電圧とは異なる。伝送線路
の特性の為、伝送線路に沿って伝搬する電圧信号が、伝
送線路の端の様な伝送線路内の不連続部から反射され
る。この様な反射された電圧信号が伝送線路に沿って伝
搬する時、伝送線路上の点に現われる電圧が階段状に異
なるレベルになる。従って、例えば発信器が線路を解放
して、それが2.85ボルトに上昇する場合、伝送線路
の端の様な伝送線路に沿った一点は、1.9ボルトと云
う様な電圧レベルに上昇し、その後、他端からの反射が
この点に達した時、2.5ボルトの様な別のレベルに階
段状に上昇する。この最初の段階で現われる電圧が、S
CSI装置では、2.0ボルトと云う様な、真の論理状
態として確認することのできる様なレベルにある様に保
証することが、この発明の重要な目的である。
【0013】この様な真の論理状態に達する様にする
為、伝送線路終端装置は、発信器が線路を低に引張る
時、伝送線路に電流を出力する様に設計される。図1に
示す様に、理想的な終端装置は、伝送線路の電圧が
oc、例えば、2.85ボルト未満である時、伝送線路
に最大電流を出力する。一旦伝送線路のレベルが真の出
力の高い電圧に達すると、終端装置の出力電流はゼロに
なるべきであり、電圧源として作用して、伝送線路を
2.85ボルトに保つべきである。
【0014】図1に示す様に、この発明の考えに従って
構成された終端装置のI−V特性は、伝送線路の電圧が
oc未満である時、現存の終端装置よりも一層大きい出
力電流を供給する。更に図1から分かる様に、この発明
の考えに従って構成された伝送線路終端装置のI−V特
性は非線形である。この発明のこのI−V特性は、トラ
ンシーバ(発信器及び受信器の両方として作用する装
置)がドレイン開放又はコレクタ開放装置である様なシ
ステムでは重要である。これは、伝送線路が解放された
時、最初の階段電圧が次の式によって表わされるからで
ある。
【0015】
【数1】Vda=Vol+IZ0 ここで、Volはトランシーバの低電圧であり、Iは終端
装置からの電流であり、Z0 はケーブル・インピーダン
スである。従って、一定のケーブル・インピーダンスで
は、最初の階段(最初の反射より前の電圧レベル)は、
終端装置から出力される電流が一層大きくなると、一層
高くなる。ケーブルの端にあり、従って伝送線路終端装
置に近いトランシーバでは、最初の電圧の階段は、この
発明の考えに従って構成された終端装置からは電流の送
込みがある為、送出される電流が大きいので、一層高く
なる。例えば、図1に示す様に、伝送線路が約2ボルト
に上昇すると、この発明の考えに従って構成された終端
装置から送出される電流は、現存の終端装置から送出さ
れる電流に比べて、依然として比較的大きい。
【0016】図2は、この発明の考えに従って構成され
た伝送線路終端セル10の回路図である。図2に示す様
に、トランジスタ12がそのベースに入力Aを受け取
る。入力Aは一般的に公知の電圧基準からの電圧基準入
力である。トランジスタ12のコレクタがアースに結合
され、そのエミッタがトランジスタ14のコレクタに結
合されている。トランジスタ14のベースが入力Bに結
合され、そのエミッタが抵抗16を介してVccに結合さ
れている。入力Bは、一般的に公知の電流基準からの電
流基準入力である。
【0017】トランジスタ12のエミッタが節18に結
合される。節18がトランジスタ20のベースに結合さ
れる。トランジスタ20のコレクタがダイオード22を
介してVccに結合される。トランジスタ20のエミッタ
が抵抗24を介して伝送線路に結合される。トランジス
タ20のエミッタはトランジスタ26のコレクタにも結
合される。トランジスタ26のベースが電流基準入力C
に結合され、そのエミッタがアースに結合される。終端
セル10に対する入力A,B,Cは、従来一般的に知ら
れている基準セルから入力される。これらの入力は後で
説明する。
【0018】トランジスタ20のエミッタがトランジス
タ28のエミッタにも結合され、トランジスタ28のコ
レクタがアースに結合される。トランジスタ28のベー
スが入力Aに結合されると共に、キャパシタ30を介し
てVccに結合される。トランジスタ20のコレクタがト
ランジスタ32のベースにも結合される。トランジスタ
32のエミッタがVccに結合され、トランジスタ32の
コレクタがトランジスタ34のベースに結合されると共
に、ダイオード36を介してアースに結合される。トラ
ンジスタ34のコレクタが節18に結合され、トランジ
スタ34のエミッタがアースに結合される。トランジス
タ32,34及びダイオード22,36が、トランジス
タ20を通る電流の流れを制御する電流制御回路38を
構成する。
【0019】動作について説明すると、トランジスタ2
0が出力駆動器であって、抵抗24を介して伝送線路を
駆動する。トランジスタ14は電流源であって、出力駆
動器のトランジスタ20に対するベース電流を供給す
る。トランジスタ14のベースが入力Bに結合される。
電流基準Bは、伝送線路の電圧がVoc未満である時、ト
ランジスタ14をオンに保つのに十分なベース駆動をト
ランジスタ14に供給する。図2に示す実施例では、S
CSIインターフェースに使う場合、このベース駆動電
流は約0.12ミリアンペアである。
【0020】伝送線路の発信器がこの線路を低に引張る
時、トランジスタ20のエミッタの電圧が低に引張ら
れ、これによってトランジスタ12がカットオフにな
り、残るトランジスタ14がトランジスタ20に対する
ベース電流を供給する。電流制御回路38からのフィー
ドバックが、この状況の間、伝送線路に対する電流出力
を制御する。伝送線路が解除されると、トランジスタ2
0は、伝送線路の電圧がトランジスタ12をターンオン
するくらいに高くなるまで、比較的大きい電流を供給し
続け、トランジスタ12によってトランジスタ20に対
するベース駆動を分路させ、この時、トランジスタ12
のベースに入力される入力信号Aの電圧が、伝送線路に
出力される。従って、電圧基準Aの電圧レベルは解除さ
れる電圧レベルに等しくてよく、これはSCSIシステ
ムでは、約2.85ボルトである。
【0021】入力信号Cがトランジスタ26のベース駆
動をする。伝送線路が高である時、トランジスタ26が
トランジスタ20をバイアスする。伝送線路の電圧がV
ocに大体等しい時、入力Cからの電流はトランジスタ2
6をオンに保つのに十分であり、図2の実施例では、こ
の電流は大体0.1ミリアンペアである。
【0022】熱運転停止回路40を設けることができ、
これが図2に示す実施例に含まれている。熱運転停止回
路40はトランジスタ42,44,46及び抵抗48,
50,52で構成される。トランジスタ42のコレクタ
がVccに結合され、そのエミッタが抵抗48及び50を
介してアースに結合される。図2に示す様に、トランジ
スタ44のベースが抵抗48に結合されると共に、抵抗
50を介してアースに結合される。トランジスタ44の
コレクタがVccに結合され、そのエミッタが抵抗52を
介してアースに結合される。トランジスタ44のエミッ
タはトランジスタ46のベースにも結合される。トラン
ジスタ46のエミッタがアースに結合され、トランジス
タ46のコレクタが節18に結合される。熱運転停止回
路40は、温度が動作限界を越えて上昇する時、終端装
置の動作を停止する様に作用する。
【0023】トランジスタ28が正のクランプとなり、
積極的な否定の間、オーバーシュートを防止する為に、
ドレイン開放又はコレクタ開放装置でない線路上の駆動
器からの電流のシンクとなる。トランジスタ20が電流
を出力している時にアンダーシュートを防止する為、負
のクランプ・アンダーシュート回路54を設ける。負の
クランプ・アンダーシュート回路54はトランジスタ5
6,58,60、抵抗62,64,66及びキャパシタ
68,70で構成される。トランジスタ56のコレクタ
がVccに結合され、そのベースが入力Aに結合される。
トランジスタ56のエミッタが抵抗62,64を介して
アースに結合される。トランジスタ58のコレクタがV
ccに結合されると共に、キャパシタ68を介してトラン
ジスタ58のベースに結合される。トランジスタ58の
ベースが抵抗62に結合されると共に、抵抗64を介し
てアースにも結合される。トランジスタ58のエミッタ
が抵抗66を介してアースに結合される。トランジスタ
60のベースがトランジスタ58のエミッタに結合され
ると共に、キャパシタ70を介してトランジスタ60の
コレクタに結合される。トランジスタ60のコレクタが
ccに結合され、トランジスタ60のエミッタが伝送線
路に結合される。
【0024】図3aはこの発明の考えに従って構成され
た伝送線路終端装置の試験に使われる形式のブロック図
である。図3aに示す様に、2つの伝送ケーブル72,
74がトランシーバ76に結合されるが、これはテキサ
ス・インスツルメンツ75C08トランシーバであって
よい。使った伝送線路72,74は共に3メートルの5
0オーム・ケーブルであった。伝送線路72,74の端
に夫々トランシーバ78,80が結合される。更に伝送
線路終端装置82,84が、伝送ケーブル72,74の
端に結合されている。
【0025】図3b,3c及び3dは、1メガヘルツの
信号周波数を用いて、図3aに示す形式で行なわれた試
験結果を示す。図3bは、この発明の考えに従って構成
された伝送線路終端装置を用いた時、伝送線路の端に現
われる電圧信号をオッシロスコープで求めた時のトレー
スである。図3c及び図3dは、夫々ブーレ終端装置及
び220/330抵抗終端装置を用いた時に伝送線路の
端に現われる電圧を示す。図3bに見られる様に、この
発明に考えに従って構成された終端装置では、十分な電
流が供給され、この為、図3bの基準86として示した
伝送線路の最初の階段は2.0ボルトより高い。従っ
て、この発明の考えに従って構成された終端装置を用い
ると、最初の階段で真の論理レベルが達成される。図3
c及び3dに示す場合、2番目の階段になるまで、真の
論理レベルには達しない。図3c及び3dに示す様に、
階段88,90は夫々2.0ボルトより低い。
【0026】図4a,4b,4c及び4dは、この発明
の試験に用いられた別の形式を示す。図4aに示す様
に、伝送線路92が発信器94によって駆動される。発
信器94はテキサス・インスツルメンツ75451Bト
ランシーバであってよい。伝送線路92は6メートルの
50オーム線路で構成された。伝送ケーブル92の両端
に終端装置96,98が接続される。図4b,4c及び
4dは、相異なる終端装置を使った時に伝送線路92の
端に現われる電圧を示す。図4bは、この発明の考えに
従って構成された終端装置を使った時に現われる電圧を
示す。図4cはブーレ終端装置を使った時に伝送線路9
2の端に現われる電圧を示し、図4dは、220/33
0抵抗終端装置を使った時に伝送線路92の端に現われ
る電圧を示す。図4b,4c及び4dは、発信器が1メ
ガヘルツの周波数を持つ信号を発信する時の試験を示し
ている。
【0027】図4bに示す様に、発信器94が伝送線路
92を低に引張る時、この発明の考えに従って構成され
た終端装置を用いた時に線路92の端に現われる電圧
は、実質的なアンダーシュートなしに、真の低電圧に達
する。参照数字100及び102で示したピークが反射
を表わすが、この発明の終端装置は、こう云う反射によ
って、電圧偏差が真の論理状態の範囲の外に出ない様に
するのに十分な電流を供給することに注意されたい。
【0028】図4cに示す様に、ブーレ終端装置にする
と、最初の反射が発生した時、かなりのアンダーシュー
トがあり、その後オーバーシュートして真の低の値にな
る。従って、2番目の反射が起こるまで、真の低論理状
態には達しない。同様に、図4dに示した220/33
0抵抗終端装置の場合の結果は、この220/330抵
抗方式を用いると、かなりのアンダーシュート及びオー
バーシュートが起こって、電圧信号に実質的な誤差が生
じることを示している。
【0029】非線形終端の考えを含めて、この発明の意
図する範囲が、多くの伝送線路システムに及ぶこと、並
びにSCSIインターフェースに関連して上に用いた例
は、この発明の重要な利点を示す為だけの目的であるこ
とを承知されたい。例えば、この発明はVME−BUS
システム、FUTURE−BUSシステム、STD−B
USシステム、MULTIBUS−Iシステム、この他
のシングルエンデッド形バス・システム、バック・プレ
ーン・システム並びに多重レベル・ディジタル・システ
ム(ただ2つより多くのディジタル・レベルを持つシス
テム)や、「要求」が5ボルトの様な高い電圧に対応
し、「解除」が0ボルトの様な低い電圧に対応する様な
システムに使われるものも含めて、多くの公知のバスで
作用し得る。更に、この発明の出力電圧及び電流は、種
々のシステムの条件に合う様に調節することができる。
【0030】この発明は受信器だけに関連して作用する
のではなく、発信器及び/又はトランシーバでも作用す
ることを承知されたい。更に、この発明は受信器又は発
信器を構成する1個の集積回路で実施することもできる
し、或いは単独装置として構成することもできる。同様
に、この発明は個別部品又は別々のチップを用いて構成
することができる。更に、各々の受信器及び/又は発信
器に関連して、1個の非線形終端装置を使うことができ
る。
【0031】この発明を詳しく説明したが、特許請求の
範囲のみによって限定されるこの発明の範囲を逸脱せず
に、種々の変更を加えることができることを承知された
い。
【0032】以上の説明に関連して、この発明は更に下
記の実施態様を有する。 (1) 伝送線路に用いる伝送線路終端装置に於て、前
記伝送線路の電圧を感知する様に作用し得る感知回路
と、該感知回路に結合されていて、該感知回路が前記伝
送線路に予定の電圧を感知したことに応答して、前記伝
送線路に基準電圧を結合する様に作用し得る電圧基準回
路と、前記感知回路に結合されていて、前記感知回路が
前記予定の電圧未満の電圧を感知したことに応答して、
前記伝送線路に電流を送出す様に作用し得る電流供給回
路とを有し、送出される電流は前記感知された電圧に対
して非線形の関係を持つ大きさを有する伝送線路終端装
置。
【0033】(2) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、予定の電圧が基準電圧に等しい伝送線路終
端装置。
【0034】(3) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、電流供給回路から供給される電流を制御す
る様に作用し得る電流制御回路を有する伝送線路終端装
置。
【0035】(4) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、伝送線路に結合されていて、伝送線路に於
ける電圧のアンダーシュートを防止する様に作用し得る
アンダーシュート回路を有する伝送線路終端装置。
【0036】(5) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、伝送線路に結合されていて、伝送線路に於
ける電圧のオーバーシュートを防止する様に作用し得る
オーバーシュート回路を有する伝送線路終端装置。
【0037】(6) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、温度の過負荷があった時、非線形伝送線路
終端装置の動作を停止する様に作用し得る熱運転停止回
路を有する伝送線路終端装置。
【0038】(7) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、伝送線路が通信バスである伝送線路終端装
置。
【0039】(8) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、伝送線路がシングルエンデッド形バス伝送
線路である伝送線路終端装置。
【0040】(9) (1)項に記載した伝送線路終端
装置に於て、伝送線路がバック・プレーン・システムで
ある伝送線路終端装置。
【0041】(10) 伝送線路に用いる伝送線路終端
装置に於て、該伝送線路の電圧を感知する様に作用し得
る感知回路と、該感知回路に結合されていて、該感知回
路が前記伝送線路に予定の電圧を感知したことに応答し
て、前記伝送線路に基準電圧を結合する様に作用し得る
電圧基準回路と、前記感知回路に結合されていて、前記
感知回路が予定の電圧未満の電圧を感知したことに応答
して、前記伝送線路に、前記感知された電圧に非線形の
関係を持つ大きさを有する電流を送出す様に作用し得る
電流供給回路と、該電流供給回路によって供給される電
流を制御する様に作用し得る電流制御回路と、前記伝送
線路に結合されていて、該伝送線路に於ける電圧のアン
ダーシュートを防止する様に作用し得るアンダーシュー
ト回路と、前記伝送線路に結合されていて、前記伝送線
路に於ける電圧のオーバーシュートを防止する様に作用
し得るオーバーシュート回路と、温度の過負荷があった
時、非線形伝送線路終端装置の動作を停止する様に作用
し得る熱運転停止回路とを有する伝送線路終端装置。
【0042】(11)(10)項に記載した伝送線路終
端装置に於て、予定の電圧が基準電圧に等しい伝送線路
終端装置。
【0043】(12)(10)項に記載した伝送線路終
端装置に於て、伝送線路が通信バスである伝送線路終端
装置。
【0044】(13)(10)項に記載した伝送線路終
端装置に於て、伝送線路がシングルエンデッド形バス伝
送線路である伝送線路終端装置。
【0045】(14)(10)項に記載した伝送線路終
端装置に於て、伝送線路がバック・プレーン・システム
である伝送線路終端装置。
【0046】(15)伝送線路を終端する方法に於て、
該伝送線路の電圧を感知し、該伝送線路に予定の電圧を
感知したことに応答して、該伝送線路に基準電圧を結合
し、前記予定の電圧未満の電圧を感知したことに応答し
て、前記伝送線路に電流を送出す工程を含み、送出され
る電流が感知された電圧に対して非線形の関係を持つ大
きさを有する方法。
【0047】(16)(15)項に記載した方法に於
て、予定の電圧が基準電圧に等しい方法。
【0048】(17)(15)項に記載した方法に於
て、伝送線路に於ける電圧のアンダーシュートを防止す
る工程を含む方法。
【0049】(18)(15)項に記載した方法に於
て、伝送線路に於ける電圧のオーバーシュートを防止す
る工程を含む方法。
【0050】(19)(15)項に記載した方法に於
て、伝送線路が通信バスである方法。
【0051】(20)(15)項に記載した方法に於
て、伝送線路がシングルエンデッド形バス伝送線路であ
る方法。
【0052】(21)(15)項に記載した方法に於
て、伝送線路がバック・プレーン・システムである方
法。
【0053】(22)伝送線路に現われる電圧を感知す
る様にした非線形伝送線路終端装置10を説明した。感
知された電圧レベルが予定の電圧に等しければ、非線形
伝送線路終端装置10が基準電圧を伝送線路に結合す
る。感知された電圧が予定の電圧未満であれば、非線形
伝送線路終端装置10が、感知された電圧に対して非線
形の関係を持つ大きさを有する電流を伝送線路に送出
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】幾つかの伝送線路終端装置のI−V特性を示す
グラフ図。
【図2】この発明の考えに従って構成された伝送線路終
端セルの回路図。
【図3】aは発信器、受信器、伝送線路及び終端装置の
特定の形式を示すブロック図。b,c及びdは図3aに
示す形式に関連して使われる相異なる終端装置に対する
伝送線路の電圧のオッシロスコープで得られたトレース
図。
【図4】aは発信器、受信器、伝送線路及び終端装置の
特定の形式を示すブロック図。b,c及びdは相異なる
終端装置に対する伝送線路の電圧のオッシロスコープで
得られたトレース図。
【符号の説明】
10 非線形伝送線路終端装置 12,14,20 トランジスタ 38 電流制御回路 A 電圧基準入力 B 電流基準入力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トッド エム.ニール アメリカ合衆国テキサス州キャロルトン, グレンメアー コート 3113 (72)発明者 マーク イー.グラナハン アメリカ合衆国テキサス州ダラス,ホブ オー リンク ドライブ 6979

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線路に用いる伝送線路終端装置に於
    て、前記伝送線路の電圧を感知する様に作用し得る感知
    回路と、該感知回路に結合されていて、該感知回路が前
    記伝送線路に予定の電圧を感知したことに応答して、前
    記伝送線路に基準電圧を結合する様に作用し得る電圧基
    準回路と、前記感知回路に結合されていて、前記感知回
    路が前記予定の電圧未満の電圧を感知したことに応答し
    て、前記伝送線路に電流を送出す様に作用し得る電流供
    給回路とを有し、送出される電流は前記感知された電圧
    に対して非線形の関係を持つ大きさを有する伝送線路終
    端装置。
  2. 【請求項2】 伝送線路を終端する方法に於て、該伝送
    線路の電圧を感知し、該伝送線路に予定の電圧を感知し
    たことに応答して、該伝送線路に基準電圧を結合し、前
    記予定の電圧未満の電圧を感知したことに応答して、前
    記伝送線路に電流を送出す工程を含み、送出される電流
    が感知された電圧に対して非線形の関係を持つ大きさを
    有する方法。
JP5145232A 1992-06-17 1993-06-16 伝送線路を終端する方法と装置 Pending JPH0677763A (ja)

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