JPH0677605B2 - シリンジポンプ - Google Patents

シリンジポンプ

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JPH0677605B2
JPH0677605B2 JP2120797A JP12079790A JPH0677605B2 JP H0677605 B2 JPH0677605 B2 JP H0677605B2 JP 2120797 A JP2120797 A JP 2120797A JP 12079790 A JP12079790 A JP 12079790A JP H0677605 B2 JPH0677605 B2 JP H0677605B2
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JP
Japan
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syringe
groove
flange
pump
mounting
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JP2120797A
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JPH0417863A (ja
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長久 大平
良一 佐野
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリンジの装着保持を確実・容易にしたシリ
ンジポンプに関する。
〔従来の技術〕
シリンジを使用して人体等に薬液を注入するシリンジポ
ンプでは、シリンジのピストンを押してもシリンジが動
かないようにポンプケースに装着保持する必要がある。
この従来のシリンジポンプにおけるシリンジの装着は、
第6図に示すように、ポンプケース3p上に設けた溝部15
p、16pにシリンジ2を嵌入固定することによって行なっ
ていた。すなわち、この溝部15p、16pの溝幅はシリンジ
2のフランジ8aの厚みよりやや狭く設定し、この溝部15
p、16pにシリンジ2のフランジ8aを嵌入し、この際の溝
部15p、16pを形成する部材19p、20p、21pの弾性変形の
反発力によりシリンジ2を固定していた。
また、このシリンジ2の装着は、第7図に示すように、
溝部30pに板ばね31pを設けてこの板ばね31pのばね力に
より、溝部30pにシリンジ2を固定していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のようなシリンジポンプ1pにおける
シリンジ2の装着では、溝部15p、16pを構成する部材19
p、20p、21pの弾性変形量が小さくシリンジ2のフラン
ジ8aの厚みには加工上の公差があるから、この公差上最
もフランジ8aの厚みが多きい場合はポンプンケース3p体
にある溝部15p、16pにフランジ8aを嵌入することが困難
になり、逆に取り外すときも困難になる。また、公差上
最もフランジ8aの厚みが小さい場合は、上述の溝部15
p、16pにフランジ8aを嵌入したり取り外すことは容易に
なるが、シリンジ8aがガタつき、その結果シリンジポン
プ1pとしての注入精度が低下する虞がある。
また、溝部30pに板ばね31pを設えるシリンジポンプ30で
は、大型のシリンジポンプの場合、特に問題がないもの
の、5ml、10mlクラスの小型のシリンジポンプでは、溝
部30pに別途板ばね31pを設けることはスペース的に難し
く、製作上も煩わしいものである。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされてもので、
シリンジの加工上のばらつきがあっても確実・容易に装
着保持でき、しかも小型でも容易に製作できるシリンジ
ポンプを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明のシリンジポンプは、
ポンプケースにシリンジを装着保持して用いるシリンジ
ポンプであって、前記シリンジのフランジを挿入する溝
部と、該溝部の一方の側壁に設けた凸部と、前記溝部の
他方の側壁に設けた凹部とからなるシリンジ装着保持部
を有してなり、前記溝部に前記シリンジのフランジを嵌
入させ前記フランジを主として弾性変形させることによ
り、前記シリンジ装着保持部に前記シリンジを装着保持
させるように構成するものである。
また、溝部の側壁をそれぞれ構成する部材のすくなくと
も一方は弾性変形可能な部材であり、前記溝部にシリン
ジのフランジを嵌入させ前記部材を主に弾性変形させる
ことにより、シリンジ装着保持部に前記シリンジを装着
保持させるシリンジポンプであってもよい。
また、溝部の溝幅をテーパ状に形成してなるものがよ
い。
〔作 用〕
上記構成になるシリンジポンプによれば、溝部にシリン
ジのフランジを嵌入させると、一方及び他方の側壁に設
けた凸部及び凹部によりフランジを主として弾性変形さ
せると共に、溝部を構成する部材自体も弾性変形し、こ
れら2の弾性変形の反発力により、凸部及び凹部とフラ
ンジとの間が確実に固定され、フランジの厚みに加工上
のばらつきがあっても、これら2つの弾性変形により吸
収され、ポンプケースにシリンジが所定内の強度により
装着される。
また、溝部の側壁をそれぞれ構成する部材のすくなくと
も片方を弾性変形量大に形成してあると、この溝部にシ
リンジのフランジを嵌入させた際、すくなくとも片方の
部材の弾性変形によりフランジの加工上のばらつきが主
として吸収され、ポンプケースにシリンジが所定内の強
度により装着保持される。更に、溝部の溝幅をテーパ状
に形成してあると、なお一層上述の作用が促進される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第5図に基づいて
詳述する。
第1図は本発明のシリンジポンプを示す平面図、第2図
は第1図の矢線A方向から見た側面図、第3図はシリン
ジ装着保持部を拡大した平面図、第4図は機電部の概略
構成図である。図面において、1はシリンジポンプを示
し、該シリンジポンプ1は、ポンプ機能を果すシリンジ
2と、該シリンジ2を取り付けているポンプケース3
と、該ポンプケース3面上に取り付けると共にシリンジ
2を操作するパネル4と、ポンプケース3内に設けられ
該パネル4等から入力した信号及び予め入力されている
プログラムに基づいて演算制御する制御部5及び該制御
部5により出力された制御信号によりシリンジ2を駆動
させる駆動部6等からなる機電部7と、から成ってい
る。
前記シリンジ2は、通常のシリンジと同様の構成になっ
ており、フランジ8aを有するシリンジ本体8内に押し子
9を摺動自在に収納してなる。シリンジ本体8の先端に
は、チューブ10等が取り付けられ、このチューブ10によ
りシリンジ本体8内の薬液はシリンジポンプ1の稼動時
に所定の場所に送られる。
前記ポンプケース3は、プラスチック、若しくは金属板
にて作られた略長方形をなした容器状をなしている。ポ
ンプケース3は、第1図に示すように、前記パネル4が
設けられている上部取付面11及び前記シリンジ2の押し
子9がスライド可能に設けられると共にシリンジ2が装
着されている下部取付面12の2つの部分からなる。上部
取付面11のパネル4には運転操作部、警報表示部、シリ
ンジ容量表示部、電源表示部、注入量設定部が有る。
下部取付面12には、シリンジ2の押し子9を所定速さに
てスライドさせるためのスライダ部13が設けられてい
る。このスライダ部13は、ニュートラルの状態にするこ
とができるようになっており、シリンジ2の軸方向に自
在にスライドさせることが出来るから、シリンジ2の押
し子9の長さに合わせて、スライダ部13をスライドさせ
所定位置に設定することができる。
また、下部取付面12には、前記シリンジ2を装着するた
めのシリンジ装着保持部14が設けられている。このシリ
ンジ装着保持部14は、ポンプケース3と同じ材質、例え
ばプラスチックが使用され、シリンジ本体8のフランジ
8aの厚みと同程度の溝幅を有して挿入することができる
溝部15、16がそれぞれある。溝部15は10mlのシリンジ用
であり、溝部16は5mlのシリンジ用である。これらの溝
部15、16の一方の側壁15a、16aには、凸部17、17がそれ
ぞれ設けられている。そして、溝部15、16の他方の側壁
15b、16bには凹部18、18がそれぞれ設けられている。前
記シリンジ装着保持部14は、上述のように構成されてい
るから、溝部15又は16に10ml又は5ml用のシリンジ2の
フランジ8aを嵌入すると、前述の凸部17、凹部18によ
り、フランジ8aが弾性変形すると共に、溝部15及び16を
それぞれ構成する部材19、20、21もプラスチックで作ら
れているから弾性変形する。従って、これら2つの弾性
変形によりシリンジ2のフランジ8aの仕上り寸法が加工
上ばらつきがあっても充分吸収でき、前述のシリンジ装
着保持部14にシリンジ2が程よく装着され得る(所定内
の強度で装着される。)。
また、前述のシリンジ装着保持部14は、溝部15及び16を
それぞれ構成する部材20、21に切り込み20a、21aを入
れ、これら部材20、21の弾性変形量を大にしてもよい。
なお、この切り込み20a,21aは、前述のように溝部15、1
6に凸部17、17及び凹部18、18が設けられた前記部材2
0、21に入れてもよいし、これら凸部及び凹部17、17及
び18、18がない部材に対して入れたものでもよい。
また、シリンジ装着保持部14の溝部15及び16の溝幅をテ
ーパ状に形成してもよい。すなわち、このテーパ状化
は、第3図に示すように溝部15及び16の上部の溝幅を
l1、l1とし、下部の溝幅l2、l2としてl1<l2になる条件
にすることにより実現される。なお、シリンジ2のフラ
ンジ8aの厚さをl3とすると、上述の溝幅寸法l1、l2との
関係は、l1<l3<l2に設定される。
以上のように構成された下部取付面12には、次のように
して前記シリンジ2が装着される。この装着は、まず、
スライダ部13をニュートラル状態にして、第1図中右端
側にスライダ部13を寄せて、シリンジ2のフランジ本体
8のフランジ8aをシリンジ装着保持部14の溝部15または
16に嵌入する。そして、再びスライダ部13をニュートラ
ル状態にして、スライダ部13を左側にスライドさせて、
スライダ部13の端面をシリンジ2の押し子9の端面に当
接させて、下部取付面12にシリンジ2を装着させる。
前記機電部7は、その主要部分をポンプケース3に収納
され、第4図に示すように構成されている。すなわち、
制御部5は、パネル4の運転操作部及び注入量設定部、
その他センサ等により入力信号を得るべく、パネル4に
電気的に接続されている。更に、制御部5は、予め定め
られたプログラムを必要に応じて取り込むようになって
いる。これらに基づいて、制御部5は、パネル4に必要
事項を表示すると共に駆動部6に対して制御信号を発す
るべく駆動部6に電気的に接続されている。駆動部6
は、この制御部5の制御信号に基づき作動して、スライ
ダ部13をスライドさせ、シリンジ2から薬液を注入量設
定値どおり注入するようになっている。
なお、第1図中、22は電源コードであり、23は電源スイ
ッチである。
次に上記構成になるシリンジポンプ1の操作方法につい
て述べる。
まず、必要とするシリンジポンプ1を用意し電源スイッ
チ23をオンしてシリンジポンプ1に電源を入れる。
次に、シリンジ2に薬液を夫々注入し、このシリンジ2
にチューブ10を接続して、シリンジ2内の薬液が所定位
置に送られるようにする。ポンプケース3の下部取付面
12にシリンジ2を装着して、スライダ部13の端面をシリ
ンジ2の押し子9の端面に夫々当接させる。次に、パネ
ル4の注入量設定部にて薬液の注入量を設定する。その
あと、運転操作部にて運転を開始する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のシリンジポンプによれ
ば、溝部にシリンジのフランジを嵌入させると、一方及
び他方の側壁に設けた凸部及び凹部によりフランジを主
として弾性変形させると共に、溝部を構成する部材自体
弾性変形し、これら弾性変形の反発力により凸部及び凹
部とフランジとの間が確実に固定される。従って、シリ
ンジのフランジの厚みが加工上ばらつきがあっても、上
述の2つの弾性変形により吸収され、シリンジ装着保持
部にシリンジを程よく装着できるため、装着、取り外し
が容易となり、またガタつかず、注入量の制度を一定に
保持できる。
更に、本発明のシリンジポンプは、板ばね等の部材を使
用することなく、シリンジ装着保持部の形状を変えるこ
とにより、シリンジの装着を容易かつ確実にしているか
ら、小型のシリンジにも容易に対応でき、他の部材を使
用しないから製作も容易となり、結果的にコストも低下
させることが可能になる。
また、溝部の側壁をそれぞれ構成する部材のすくなくと
も一方を弾性変形可能な部材であると、この溝部にシリ
ンジのフランジを嵌入させた際、すくなくとも片方の部
材の弾性変形により主にフランジの加工上のばらつきを
吸収し、ポンプケースにシリンジを所定内の強度により
装着する。従って、上述の場合と同様な効果が得られ
る。
更に、溝部の溝幅をテーパ状に形成してあると、上述の
効果をなお一層促進させる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の実施例を示すもので、第1
図は本発明のシリンジポンプを示す平面図、第2図は第
1図の矢線A方向から見たシリンジポンプの側面図、第
3図はシリンジポンプのシリンジ装着保持部を拡大した
平面図、第4図は機電部の概略構成図、第5図はシリン
ジポンプの使用状態を示す斜視図である。第6図は従来
のシリンジポンプのポンプケースの斜視図、第7図は従
来のシリンジポンプのポンプケースを一部切欠した平面
図である。 1、1p、30……シリンジポンプ 2……シリンジ 3、3p……ポンプケース 8a……フランジ、14……シリンジ装着保持部、15、16、
15p、16p、30p……溝部 15a、15b、16a、16b……側壁 17……凸部、18……凹部 19、19p、20、20p、21、21p……部材 l1、l2……溝幅 20a、21a……切り込み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプケースにシリンジを装着保持して用
    いるシリンジポンプであって、前記シリンジのフランジ
    を挿入する溝部と、該溝部の一方の側壁に設けた凸部
    と、前記溝部の他方の側壁に設けた凹部とからなるシリ
    ンジ装着保持部を有してなり、前記溝部に前記シリンジ
    のフランジを嵌入させ前記フランジを主として弾性変形
    させることにより、前記シリンジ装着保持部に前記シリ
    ンジを装着保持させることを特徴とするシリンジポン
    プ。
  2. 【請求項2】溝部の側壁をそれぞれ構成する部材のすく
    なくとも一方は弾性変形可能な部材であり、前記溝部に
    シリンジのフランジを嵌入させ前記部材を主に弾性変形
    させることにより、シリンジ装着保持部に前記シリンジ
    を装着保持させる請求項(1)記載のシリンジポンプ。
  3. 【請求項3】溝部の溝幅をテーパ状に形成してなる請求
    項(1)又は(2)記載のシリンジポンプ。
JP2120797A 1990-05-10 1990-05-10 シリンジポンプ Expired - Lifetime JPH0677605B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5259732A (en) * 1992-04-29 1993-11-09 Becton, Dickinson And Company Syringe pump with syringe barrel position detector
JP5246571B2 (ja) * 2008-02-06 2013-07-24 日本パルスモーター株式会社 シリンダユニット

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