JPH067756A - 管路清掃装置における吸引ノズルの傾斜角検出装置 - Google Patents

管路清掃装置における吸引ノズルの傾斜角検出装置

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JPH067756A
JPH067756A JP4168940A JP16894092A JPH067756A JP H067756 A JPH067756 A JP H067756A JP 4168940 A JP4168940 A JP 4168940A JP 16894092 A JP16894092 A JP 16894092A JP H067756 A JPH067756 A JP H067756A
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JP
Japan
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suction nozzle
output voltage
inclination
inclination angle
positive
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Application number
JP4168940A
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English (en)
Inventor
Hironao Takemori
弘尚 竹森
Hiromoto Horie
博元 堀江
Hiroyuki Ogura
▲廣▼行 小倉
Norihiro Matsumoto
典浩 松本
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引ノズルの傾斜角を−180°〜180°
まで測定できる管路清掃装置を提供する。 【構成】 吸引ノズル17の回転方向が時計回り、か
つ、傾斜センサー11の出力電圧Vθの時間微分値DV
θ/DTが正である場合(ステップS9からステップS
13に進む場合)と、上記回転方向が反時計回り、か
つ、時間微分値DVθ/DTが負である場合(ステップ
S2からステップS6に進む場合)とにおいて、すなわ
ち、吸引ノズル17の傾斜角が−180°〜−90°お
よび90°〜180°である場合において、出力電圧V
θが正であるときに、ステップS7およびステップS1
4において、(180°−(傾斜センサー11が測定し
た傾斜角θ))を吸引ノズル17の真の傾斜角であると
する一方、出力電圧Vθが負であるときに、ステップS
8およびステップS15において、(−180°−(傾
斜センサーが測定した傾斜角θ))を吸引ノズル17の
真の傾斜角であるとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば農業用水や雨水
等の管路内を清掃する管路清掃装置において、吸引ノズ
ルの傾斜角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管路清掃装置としては、
図8に示すように、管路60の軸芯(センター)位置Cに
吸引管62を配置し、この吸引管62に取り付けた車輪
63を管路60の内面に接触させ、そして、この各車輪
63で吸引管62を管路60の軸方向に走行させなが
ら、吸引管62の前端部に取り付けた吸引ノズル65を
円周方向に揺動させて、管路60の内面下部に堆積した
汚泥等66を吸引回収するようにしたものがある。
【0003】ところが、上記吸引管62が管路60内で
何等かの原因により軸回りに回転し傾斜したときに、こ
の傾斜位置Rに対して所定の角度範囲θで揺動するよう
になり、汚泥等の吸引残し部分が生じることがあるとい
う欠点があった。
【0004】そこで、吸引ノズルに傾斜センサーを取り
付けて、この傾斜センサーが検出する傾斜角に応じて、
吸引ノズルを鉛直位置Vに対して所定の角度範囲で揺動
させることによって、吸引ノズルの揺動範囲が吸引管の
傾斜に影響されないようにした管路清掃装置が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、傾
斜センサーは、振子に作用する重力を利用して、傾斜角
θを測定するようにしているので、上記傾斜センサーの
出力電圧Vθは、傾斜角θの正弦であるsinθに比例す
る(図5(B)参照)。したがって、上記傾斜センサーは−
90°〜90°の範囲の傾斜角θしか求めることができ
ない。なぜならば、傾斜角θが−90°〜90°の範囲
では、傾斜角θと出力電圧Vθとが一対一に対応してい
るが、傾斜角θが−90°〜90°を超えた範囲で変化
する場合には、出力電圧Vθから傾斜角θを一義的に求
めることができないからである。すなわち傾斜角θと傾
斜角(180°−θ)とは同一の出力電圧Vθとなる。
【0006】このため、上記従来の管路清掃装置では、
たとえば、図5(A)に示すように、手動操作によって、
吸引ノズルが鉛直位置Vに対して、(180°−θ1)だ
け反時計回りに回転した位置Qに停止し、次に自動運転
で操作した場合には、上記吸引ノズルに取り付けた傾斜
センサーからの出力電圧Vθ1に基づいて、上記吸引ノ
ズルがθ1だけしか反時計方向に回転していないと誤っ
た判断をする。そして、更に、反時計方向に吸引ノズル
を回転させ、上記吸引ノズルは反時計方向に180°を
超えて回転し、傾斜センサーが設定傾斜角θSに対応す
る出力電圧VSを出力するまで、上記吸引ノズルを反時
計回りに回転させる。つまり、上述の場合に、上記吸引
ノズルは一回転してしまい、吸引管に設けられ、吸引ノ
ズル駆動用のモータを制御する制御部と傾斜センサーと
の間の配線コード等がねじれて、破損することがあると
いう問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、−90°から9
0°までの傾斜角を測定できる傾斜センサーからの出力
電圧によって、−180°から180°までの傾斜角を
測定できる管路清掃装置における吸引ノズルの傾斜角検
出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】管路の軸芯位置に配置さ
れる吸引管側に設けられたモータにより所定の角度範囲
で円周方向に揺動される吸引ノズルと、上記吸引ノズル
に取り付けられ、鉛直方向に対する傾斜角の正弦値に比
例する電圧を出力し、上記傾斜角を90°から−90°
まで測定できる傾斜センサーと、前方から見た上記吸引
ノズルの回転方向が時計回りであるのか反時計回りであ
るのかを判断する回転方向判断手段と、上記傾斜センサ
ーの出力電圧の時間微分値を算出し、この時間微分値が
正であるのか負であるのかを判断する出力電圧微分判断
手段と、上記傾斜センサーの出力電圧が正であるのか負
であるのかを判断する正負判断手段と、上記回転方向判
断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が前方から見た時
計回りであると判断し、かつ、上記出力電圧微分手段が
上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分値が正であると
判断した場合において、上記正負判断手段が上記出力電
圧が正であると判断したときに、(180°−(上記傾斜
センサーが測定した傾斜角))を上記吸引ノズルの真の傾
斜角であるとする一方、上記正負判断手段が上記出力電
圧が負であると判断したときに、(−180°−(上記傾
斜センサーが測定した傾斜角))を上記吸引ノズルの真の
傾斜角であるとする第1傾斜角判別手段と、上記回転方
向判断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が前方から見
た時計回りであると判断し、かつ、上記出力電圧微分手
段が上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分値が負であ
ると判断したときに、上記傾斜センサーが測定した傾斜
角を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする第2傾斜
角判別手段と、上記回転方向判断手段が、上記吸引ノズ
ルの回転方向が前方から見た反時計回りであると判断
し、かつ、上記出力電圧微分手段が上記傾斜センサーの
出力電圧の時間微分値が負であると判断した場合におい
て、上記正負判断手段が上記出力電圧が正であると判断
したときに、(180°−(上記傾斜センサーが測定した
傾斜角))を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする一
方、上記正負判断手段が上記出力電圧が負であると判断
したときに、(−180°−(上記傾斜センサーが測定し
た傾斜角))を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする
第3傾斜角判別手段と、上記回転方向判断手段が、上記
吸引ノズルの回転方向が反時計回りであると判断し、か
つ、上記出力電圧微分手段が上記傾斜センサーの出力電
圧の時間微分値が正であると判断したときに、上記傾斜
センサーが測定した傾斜角を上記吸引ノズルの真の傾斜
角であるとする第4傾斜角判別手段とを備えたことを特
徴とする管路清掃装置における吸引ノズルの傾斜角検出
装置。
【0009】
【作用】上記構成によれば、回転方向判断手段と正負判
断手段と出力電圧微分判断手段によって、上記吸引ノズ
ルの回転方向と上記傾斜センサーの出力電圧およびこの
出力電圧の時間微分値の正負を判断する。
【0010】そして、第2,第4傾斜角判別手段によっ
て、上記回転方向が時計回り、かつ、上記時間微分値が
負である場合と、上記回転方向が反時計回り、かつ、上
記時間微分値が正である場合とにおいて、すなわち、上
記吸引ノズルの傾斜角が−90°〜90°の範囲にある
場合において、上記傾斜センサーが測定した傾斜角を上
記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする。
【0011】一方、第1,第3傾斜角判別手段によっ
て、上記回転方向が時計回り、かつ、上記時間微分値が
正である場合と、上記回転方向が反時計回り、かつ、上
記時間微分値が負である場合とにおいて、すなわち、上
記吸引ノズルの傾斜角が−180°〜−90°および9
0°〜180°である場合において、上記出力電圧が正
であるときに、(180°−(上記傾斜センサーが測定し
た傾斜角))を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする
一方、上記出力電圧が負であるときに、(−180°−
(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を上記吸引ノズ
ルの真の傾斜角であるとする。このように、本発明によ
れば、吸引ノズルの回転方向と傾斜センサーの出力電圧
の時間微分値とから上記吸引ノズルの回転位置が傾斜角
−90°〜90°の範囲内にあるか否かを判別できるの
で、図5(B)に示すような出力電圧特性を示し、−90
°〜90°の範囲を超える傾斜角を測定できない傾斜セ
ンサーを用いて、−180°〜180°の範囲までの傾
斜角を測定できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
【0013】図3は管路清掃装置の前半分の側面図、図
4は同装置の後半分の側面図であり、図3と図4は切断
線CLで合体する。
【0014】図3,図4に示すように、管路10の軸心
位置Cに、軸方向に長い吸引管14が配置される。この
吸引管14の後端部には、吸引ホース15が接続され、
この吸引ホース15は、吸引車(図示しない。)の吸引手
段に接続されている。上記吸引管14には、外筒16が
嵌合され、この外筒16の前端部には蛇腹状の吸引ノズ
ル17が接続されている。
【0015】上記吸引ノズル17の先端と外筒16の前
端部とはシリンダ18とリンク19で連結され、このシ
リンダ18とリンク19により、吸引ノズル17が軸心
位置Cに一致する退避位置(二点鎖線参照)と、下方へ湾
曲して管路10の内面に沿う吸引位置(実線参照)とに上
下揺動される。
【0016】上記外筒16の前端部には、上記吸引ノズ
ル17を円周方向(管路10の左右方向)へ揺動させるモ
ータ20,20が設けられている。
【0017】また、図1および図2に詳細に示すよう
に、上記吸引ノズル17の揺動筒部17a の先端上部に
は、上記管路10の鉛直位置Vに対する吸引ノズル17
の傾斜角を測定する傾斜センサー11が取り付けられて
いる。この傾斜センサー11は、管路10の外に配置さ
れ、上記モータ20,20の回転を制御するコントロー
ルボックス90(図9参照)に配線コードで接続されてい
る。このコントロールボックス90には、図6,7のフ
ローチャートを実行するプログラムを内蔵した図示しな
いマイクロコンピュータの他に、自動運転用スイッチ9
1、手動運転用スイッチ92、吸引ノズル17の揺動用
スイッチ93、吸引ノズル17の揺動方向および揺動角
を手動で調節するためのジョイスティック94、電圧計
95、揺動角計96、揺動速度可変つまみ97、吸引ノ
ズル17の左揺動角設定つまみ98および右揺動角設定
つまみ99が設けられている。
【0018】上記傾斜センサー11は、鉛直位置Vに対
する吸引ノズル17の傾斜角θに応じて、図5(B)に示
すように、上記傾斜角θの正弦値sinθに比例する出力
電圧Vθを出力する。したがって、上記傾斜センサー1
1は、吸引ノズル17が管路10の鉛直位置Vに一致し
ているときは出力電圧Vθ=0であるが、吸引ノズル1
7が管路10の鉛直位置に対して傾斜すると、傾斜角θ
に応じた出力電圧Vθを出力し、これが上記電圧計95
で表示される。上記左、右揺動角設定つまみ98、99
は吸引ノズル17の左、右方向の揺動角を任意に設定す
るものである。上記吸引ノズル17の揺動方向および揺
動角は上記揺動角計96で表示される。上記自動運転用
スイッチ91は、吸引ノズル17の揺動角および揺動速
度を予め設定しておけば、その設定に応じて自動運転す
るものである。上記手動運転用スイッチ92は、ジョイ
スティック94やつまみ97を手操作して手動運転する
ためのものである。
【0019】上記コントロールボックス90には、上記
傾斜センサー11が出力する電圧Vθに応じて、吸引ノ
ズル17が常に管路10の鉛直位置Vに対して所定の角
度範囲θSで揺動するように上記モータ20,20を制
御するための制御ユニットが内蔵されている。
【0020】たとえば、上記吸引ノズル17が鉛直方向
位置Vに対して、左へ60°、右へ60°で揺動させる
場合、図8に示すように、鉛直位置Vに対する傾斜位置
Rの傾斜角が30°であるとすると、傾斜位置Rに対し
ては、吸引ノズル17が右へ90°、左へ30°で揺動
するようにモータ20,20を制御する。これにより、
吸引管14が管路10内で軸回りに傾斜した状態でも、
吸引ノズル17は、実質的に鉛直方向Vに対して左へ6
0°、右へ60°で揺動するようになる。
【0021】一方、上記外筒16の前部外周には、リン
ク23a,23b,23cでなる前平行リンク23が円周上
3等分位置に取付けられ、この外筒16の後部外周に
は、リンク24a,24b,24cでなる後平行リンク24
が円周上3等分位置に取付けられている。上記各前平行
リンク23のリンク23bには、ブラケット25aが枢着
され、このブラケット25aに前駆動輪26aが取付けら
れている。また、上記各後平行リンク24のリンク24
bには、ブラケット25bが枢着され、このブラケット2
5bに後駆動輪26bが取付けられている。
【0022】上記各駆動輪26a,26bには、具体的に
図示しないが、モータがそれぞれ内蔵されていて、この
モータにより、各駆動輪26a,26bが回転駆動される
ようになっている。
【0023】上記外筒16の中間部の両側には、前スラ
イド筒27aと後スライド筒27bがそれぞれ軸方向へス
ライド自在に嵌合されている。この前スライド筒27a
と上記前平行リンク23とが前作動リンク36aで連結
され、後スライド筒27bと上記後平行リンク24とが
後作動リンク36bで連結されている。
【0024】上記前スライド筒27aには、第1エアー
シリンダ37のピストンロッドの前端部37aが連結さ
れ、上記後スライド筒27bには、エアーシリンダ37
のシリンダ本体の後端部37bが連結されている。そし
て、エアーシリンダ37を伸長させると、前スライド筒
27aが前方へスライドし、後スライド筒27bが後方へ
スライドして、各作動リンク36a,36bを介して前、
後平行リンク23,24が半径方向外方へ同ストローク
で拡大し、逆に、エアーシリンダ37を縮小させると、
前スライド筒27aが後方へスライドし、後スライド筒
27bが前方へスライドして、各作動リンク36a,36b
を介して前、後平行リンク23,24が半径方向内方へ
同ストロークで縮小する。
【0025】上記外筒16の中間部には、エアーシリン
ダ37を跨ぐブラケット38が固定されている。
【0026】上記構成によれば、エアーシリンダ37で
前スライド筒27aを後方へスライドさせ、後スライド
筒27bを前方へスライドさせて、前・後平行リンク2
3,24を半径方向内方へ縮小させ、この状態で吸引管
14を管路10内の入口部にセットする。
【0027】そして、エアーシリンダ37で前スライド
筒27aを前方へスライドさせ、後スライド筒27bを後
方へスライドさせて、前・後平行リンク23,24を半
径方向外方へ同ストロークで拡大させると、前、後の駆
動車輪26a,26bが管路10の内面の円周上3等分位
置に接触する。この各平行リンク23,24の拡大に伴
う突っ張り作用により、吸引管14が正確に管路10の
軸心位置Cに配置される。
【0028】ついで、管路10の内径から算出した吸引
位置に上記吸引ノズル17をシリンダ18及びリンク1
9で下揺動させると、吸引管14は軸心位置Cに配置さ
れているから、吸引ノズル17の先端が常に管路10の
内面に沿って左右揺動するので、汚泥等の吸引残し部分
が生じにくくなる。
【0029】次に、この実施例の−90°〜90°まで
の傾斜角を測定できる傾斜センサー11を用いて、−1
80°〜180°までの傾斜角を測定できるようにする
ための信号処理プログラムを図6に示すフローチャート
と図10に示すブロック図に基づいて説明する。上記信
号処理プログラムは上記コントロールボックス90内の
マイクロコンピュータに内蔵されている。
【0030】まず、ステップS1で、前方から見た吸引
ノズル17の回転方向が時計回りであるのか反時計回り
であるのかを判断し、吸引ノズル17の回転方向が反時
計回りであると判断したときにはステップS2に進み、
吸引ノズル17の回転方向が時計回りであると判断した
ときにはステップS9に進む。
【0031】ステップS2では傾斜センサー11の出力
電圧Vθの時間微分値DVθ/DTが正であるのか負で
あるのかを判断し、上記時間微分値DVθ/DTが正で
あると判断したときにステップS3に進み、時間微分値
DVθ/DTが負であると判断したときにステップS6
に進む。
【0032】ステップS3では、上記傾斜センサー11
の出力電圧Vθが正であるのか負であるのかを判断し、
出力電圧Vθが正であると判断したときにはステップS
4に進み、出力電圧Vθが負であると判断したときには
ステップS5に進む。
【0033】ステップS4では、上記傾斜センサー11
の出力電圧Vθに対応する−90°〜90°の範囲内の
傾斜角θすなわち上記傾斜センサー11が測定した傾斜
角θを上記吸引ノズル17の真の傾斜角とする。
【0034】また、ステップS5では、傾斜センサー1
1が測定した傾斜角θを上記吸引ノズル17の真の傾斜
角とする。
【0035】一方、ステップS6では、上記傾斜センサ
ー11の出力電圧Vθが正であるのか負であるのかを判
断し、出力電圧Vθが正であると判断したときにはステ
ップS7に進み、出力電圧Vθが負であると判断したと
きにはステップS8に進む。ステップS7では、(18
0°−(上記傾斜センサー11が測定した傾斜角θ))
を上記吸引ノズル17の真の傾斜角とする。
【0036】また、ステップS8では、(−180°−
(傾斜センサー11が測定した傾斜角θ))を上記吸引
ノズル17の真の傾斜角とする。
【0037】また、ステップS9では、傾斜センサー1
1の出力電圧Vθの時間微分値DVθ/DTが正である
のか負であるのかを判断し、上記時間微分値DVθ/D
Tが正であると判断したときにステップS13に進み、
時間微分値DVθ/DTが負であると判断したときにス
テップS10に進む。
【0038】ステップS10では、上記傾斜センサー1
1の出力電圧Vθが正であるのか負であるのかを判断
し、出力電圧Vθが正であると判断したときにはステッ
プS11に進み、出力電圧Vθが負であると判断したと
きにはステップS12に進む。ステップS11では、上
記傾斜センサー11の出力電圧Vθに対応する−90°
〜90°の範囲内の傾斜角θすなわち上記傾斜センサー
11が測定した傾斜角θを上記吸引ノズル17の真の傾
斜角とする。
【0039】またステップS12では、傾斜センサー1
1が測定した傾斜角θを上記吸引ノズル17の真の傾斜
角とする。
【0040】一方、ステップS13では、上記傾斜セン
サー11の出力電圧Vθが正であるのか負であるのかを
判断し、出力電圧Vθが正であると判断したときにはス
テップS14に進み、出力電圧Vθが負であると判断し
たときにはステップS15に進む。
【0041】ステップS14では、(180°−(傾斜
センサー11が測定した傾斜角θ))を吸引ノズル17
の真の傾斜角とする。
【0042】また、ステップS15では、(−180°
−(傾斜センサー11が測定した傾斜角θ))を上記吸
引ノズル17の真の傾斜角とする。
【0043】上記ステップS1が回転方向判断手段を構
成し、ステップS2およびステップS9は出力電圧微分
判断手段である。また、ステップS3,ステップS6,
ステップS10,ステップS13は正負判断手段であ
る。そして、ステップS1〜S5が第4傾斜角判別手段
を構成し、ステップS1,S2,S6,S7,S8が第
3傾斜角判別手段を構成し、ステップS1,S9,S1
0,S11,S12が第2傾斜角判別手段を構成し、ス
テップS1,S9,S13,S14,S15が第1傾斜
角判別手段を構成している。
【0044】上述のように、上記コントロールボックス
90の信号処理プログラムによれば、上記吸引ノズル1
7の回転方向が時計回りであり、かつ、上記時間微分値
DVθ/DTが負である場合(ステップS9からステッ
プS10に進む場合)と、上記吸引ノズル17の回転方
向が反時計回り、かつ、上記時間微分値DVθ/DTが
正である場合(ステップS2からステップS3に進む場
合)とにおいて、すなわち、上記吸引ノズル17の傾斜
角が−90°〜90°の範囲にある場合において、上記
傾斜センサー11が測定した傾斜角θを吸引ノズル17
の真の傾斜角であるとする。一方、上記吸ノズル17の
回転方向が時計回り、かつ、上記時間微分値DVθ/D
Tが正である場合(ステップS9からステップS13に
進む場合)と、上記回転方向が反時計回り、かつ、上記
時間微分値DVθ/DTが負である場合(ステップS2
からステップS6に進む場合)とにおいて、すなわち、
吸引ノズル17の傾斜角が−180°〜−90°および
90°〜180°である場合において、上記出力電圧V
θが正であるときに、ステップS7およびステップS1
4において、(180°−(傾斜センサー11が測定し
た傾斜角θ))を吸引ノズル17の真の傾斜角であると
する一方、出力電圧Vθが負であるときに、ステップS
8およびステップS15において、(−180°−(傾
斜センサーが測定した傾斜角θ))を吸引ノズル17の
真の傾斜角であるとする。
【0045】このように、上記実施例によれば、吸引ノ
ズル17の回転方向と傾斜センサー11の出力電圧Vθ
の時間微分値DVθ/DTとから吸引ノズル17の回転
位置が傾斜角−90°〜90°の範囲内にあるか否かを
判別できるので、図5(B)に示すような出力電圧特性
を示し、−90°〜90°の範囲を超える傾斜角を測定
できない傾斜センサー11を用いて、−180°〜18
0°の範囲までの傾斜角を測定できるようになる。
【0046】次に、上記実施例において、上記吸引ノズ
ル17の回転を手動運転から自動運転に切り替えた場合
の制御の流れを、図7に示すフローチャートに基づいて
説明する。まず、ステップS71では、コントロールボ
ックス90を操作して、手動運転による上記吸引ノズル
17の回転を止めた後に、上記吸引ノズル17の回転を
自動運転に切り替える。次に、ステップS72に進み、
上記吸引ノズル17の回転方向が時計回りであるのか反
時計回りであるのかを判断し、吸引ノズル17の回転方
向が時計回りであると判断したときにはステップS77
に進み、吸引ノズル17の回転方向が反時計回りである
と判断したときにはステップS74に進む。
【0047】ステップS74では、上記傾斜センサー1
1の出力電圧Vθが、揺動設定角θSに対応する電圧V
θS(図5参照)より小から電圧VθSより大に変化し
たか否かを判断し、出力電圧Vθが電圧VθSより小か
ら大に変化したと判断したときにステップS76に進
み、出力電圧Vθが電圧VθSより小から大に変化しな
かったと判断したときにステップS75に進む。
【0048】ステップS75では、上記傾斜センサー1
1の出力電圧Vθに基づいて吸引ノズル17が反時計回
りに180°回転したか否か、つまり、上記信号処理プ
ログラムに基づいて傾斜角180°を検出したか否かを
判断し、吸引ノズル17が反時計回りに180°回転し
たと判断したときに、ステップS76に進み、吸引ノズ
ル17が反時計回りに180°回転していないと判断し
たときに、ステップS74に戻る。
【0049】ステップS76では、上記吸引ノズル17
の回転方向を時計回りに切り替えてステップS73に戻
る。
【0050】一方、ステップS77では、上記傾斜セン
サー11の出力電圧Vθが、時計回りの方向の揺動設定
角θSに対応する電圧−VθS(図5参照)より大から
小に変化したか否かを判断し、Vθが−VθSより大か
ら小に変化したと判断したときにステップS79に進
み、出力電圧Vθが電圧−VθSより大から小に変化し
なかったと判断したときにステップS78に進む。
【0051】ステップS78では、上記傾斜センサー1
1の出力電圧Vθに基づいて吸引ノズル17が時計回り
に180°回転したか否か、つまり、上記信号処理プロ
グラムに基づいて傾斜角−180°を検出したか否かを
判断し、吸引ノズル17が時計回りに180°回転した
と判断したときに、ステップS79に進み、吸引ノズル
17が時計回りに180°回転していないと判断したと
きに、ステップS77に戻る。
【0052】ステップS79では、上記吸引ノズル17
の回転方向を反時計回りに切り替えてステップS73に
戻る。
【0053】上述のように、この実施例では、前述した
信号処理プログラムに基づいて、上記吸引ノズル17の
傾斜角を−180°〜180°まで測定できるので、図
7のフローチャートにステップS75およびステップS
78を設けることができ、反時計回り回転時に吸引ノズ
ル17の傾斜角が180°に達した場合には、上記吸引
ノズル17の回転方向を時計回りに切り替えることがで
きると共に、時計回り回転時に吸引ノズル17の傾斜角
が−180°に達した場合には、上記吸引ノズル17の
回転方向を反時計回りに切り換えることができるように
なる。
【0054】したがって、上記吸引ノズル17が一回転
してしまうことを防止でき、上記吸引ノズル17の配線
コードがねじれて破損する事を防止できる。
【0055】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の管路
清掃装置における吸引ノズルの傾斜角検出装置は、回転
方向判断手段が吸引ノズルの回転方向を判断し、正負判
断手段が傾斜センサーの出力電圧の正負を判断し、出力
電圧微分判断手段が上記出力電圧の時間微分値の正負を
判断する。
【0056】そして、第2,第4傾斜角判別手段によっ
て、上記回転方向が時計回りで、かつ、上記時間微分値
が負である場合と、上記回転方向が反時計回り、かつ、
上記時間微分値が正である場合とにおいて、すなわち、
上記吸引ノズルの傾斜角が−90°〜90°の範囲にあ
る場合において、上記傾斜センサーが測定した傾斜角を
上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする。
【0057】一方、第1,第3傾斜角判別手段によっ
て、上記回転方向が時計回り、かつ、上記時間微分値が
正である場合と、上記回転方向が反時計回り、かつ、上
記時間微分値が負である場合とにおいて、すなわち、上
記吸引ノズルの傾斜角が−180°〜−90°および9
0°〜180°である場合において、上記出力電圧が正
であるときに、(180°−(上記傾斜センサーが測定
した傾斜角))を上記吸引ノズルの真の傾斜角であると
する一方、上記出力電圧が負であるときに、(−180
°−(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を上記吸
引ノズルの真の傾斜角であるとする。
【0058】このように、本発明によれば、回転ノズル
の回転方向と傾斜センサーの出力電圧の時間微分値とか
ら上記回転ノズルの回転位置が傾斜角−90°〜90°
の範囲内にあるか否かを判別するようにしたので、図5
(B)に示すような出力電圧特性を示し、−90°〜9
0°の範囲を超える傾斜角を測定できない傾斜センサー
を用いて、−180°〜180°の範囲までの傾斜角を
測定できるようになる。
【0059】したがって、吸引ノズルの傾斜角が−90
°〜90°の範囲外にあるときでも、上記吸引ノズルの
傾斜角を一義的に正確に測定でき、上記傾斜角の誤測定
をなくすることができるので、たとえば自動運転時に吸
引ノズルが一回転することを防ぐことができるようにな
り、配線コードのねじれや破損を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管路清掃装置の実施例の吸引ノズル
の正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 上記実施例の前半分の側面図である。
【図4】 上記実施例の後半分の側面図である。
【図5】 傾斜センサーの出力特性を説明する図であ
る。
【図6】 上記実施例の傾斜角を判別するフローチャー
トである。
【図7】 上記実施例の吸引ノズルの自動揺動運転のフ
ローチャートである。
【図8】 管路内で管路清掃装置が軸回りに回転した様
子を示す図である。
【図9】 上記実施例のコントロールボックスを示す図
である。
【図10】 上記実施例の傾斜角を判別するブロック図
である。
【符号の説明】
10…管路、11…傾斜センサー、17…吸引ノズル、
20…モータ、90…コントロールボックス、C…軸芯
位置、R…傾斜位置、V…鉛直位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 典浩 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路の軸芯位置に配置される吸引管側に
    設けられたモータにより所定の角度範囲で円周方向に揺
    動される吸引ノズルと、 上記吸引ノズルに取り付けられ、鉛直方向に対する傾斜
    角の正弦値に比例する電圧を出力し、上記傾斜角を90
    °から−90°まで測定できる傾斜センサーと、 前方から見た上記吸引ノズルの回転方向が時計回りであ
    るのか反時計回りであるのかを判断する回転方向判断手
    段と、 上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分値を算出し、こ
    の時間微分値が正であるのか負であるのかを判断する出
    力電圧微分判断手段と、 上記傾斜センサーの出力電圧が正であるのか負であるの
    かを判断する正負判断手段と、 上記回転方向判断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が
    前方から見た時計回りであると判断し、かつ、上記出力
    電圧微分手段が上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分
    値が正であると判断した場合において、上記正負判断手
    段が上記出力電圧が正であると判断したときに、(18
    0°−(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を上記吸
    引ノズルの真の傾斜角であるとする一方、上記正負判断
    手段が上記出力電圧が負であると判断したときに、(−
    180°−(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を上
    記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする第1傾斜角判別
    手段と、 上記回転方向判断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が
    前方から見た時計回りであると判断し、かつ、上記出力
    電圧微分手段が上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分
    値が負であると判断したときに、上記傾斜センサーが測
    定した傾斜角を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとす
    る第2傾斜角判別手段と、 上記回転方向判断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が
    前方から見た反時計回りであると判断し、かつ、上記出
    力電圧微分手段が上記傾斜センサーの出力電圧の時間微
    分値が負であると判断した場合において、上記正負判断
    手段が上記出力電圧が正であると判断したときに、(1
    80°−(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を上記
    吸引ノズルの真の傾斜角であるとする一方、上記正負判
    断手段が上記出力電圧が負であると判断したときに、
    (−180°−(上記傾斜センサーが測定した傾斜角))を
    上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする第3傾斜角判
    別手段と、 上記回転方向判断手段が、上記吸引ノズルの回転方向が
    反時計回りであると判断し、かつ、上記出力電圧微分手
    段が上記傾斜センサーの出力電圧の時間微分値が正であ
    ると判断したときに、上記傾斜センサーが測定した傾斜
    角を上記吸引ノズルの真の傾斜角であるとする第4傾斜
    角判別手段とを備えたことを特徴とする管路清掃装置に
    おける吸引ノズルの傾斜角検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111774384A (zh) * 2020-07-12 2020-10-16 西南石油大学 一种输气管道滑油抽吸方法
CN111811478A (zh) * 2020-07-20 2020-10-23 陈希长 一种路面坡度检测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111774384A (zh) * 2020-07-12 2020-10-16 西南石油大学 一种输气管道滑油抽吸方法
CN111774384B (zh) * 2020-07-12 2022-03-18 西南石油大学 一种输气管道滑油抽吸方法
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