JPH067752U - 加振治療器の振動増巾器 - Google Patents

加振治療器の振動増巾器

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JPH067752U
JPH067752U JP5274892U JP5274892U JPH067752U JP H067752 U JPH067752 U JP H067752U JP 5274892 U JP5274892 U JP 5274892U JP 5274892 U JP5274892 U JP 5274892U JP H067752 U JPH067752 U JP H067752U
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淑郎 今里
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株式会社中央レントゲン大阪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 きわめて簡単な構成を加振治療器に組み合わ
せることによって、従来のこの種の治療器の性能、とく
に加振作用に関する性能が飛躍的に増強される振動増巾
器を提供することを目的とする。 【構成】 交流電源に接続して内蔵する金属薄板製の筒
状体7に巻き付けた電磁コイル11に発生する磁力によ
り、外部に伝達される加振作用を利用する治療器Bに対
して該加振作用を増巾するために用いられる振動増巾器
Aを、複数個の永久磁石板18を可撓性の平板19上に
ならべて固着することにより治療器B上に重ねて使用で
きるシート状体に構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般の交流電気を利用する加振治療器とともに使用されて、該治療 器の発生する加振作用を増巾するために用いられる振動増巾器に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
上記種類の振動増巾器の使用対象である従来の交流電気式加振治療器の一例と して、本出願人がさきに考案した実公平3−35348号のものを図10〜図1 2に示す。これについて簡単に説明すると、中空部6の断面が偏平六角形に形成 された金属の薄板4、5および支持部材8よりなる筒状体7を電気絶縁材9で包 み、外周面に電磁コイル11を巻いた単体13の複数個を可撓性の平板14上に ならべて固定し、前記単体13を接続線12によって順次に接続してこれを交流 電源に接続可能としたものである。
【0003】 この従来の加振式治療器を使って治療を行うために、その端子を交流電源に接 続すると、電磁コイル11が発熱して各単体13の温度が上昇するのと同時に、 電磁コイル11によって単体13の長手方向の軸線を軸芯とする磁束が生成され て、治療器の外周面に磁気を発生する。またそれとともに、中空部6をへだてて 対向する前記金属薄板4,5が磁気的牽引力の脈動により、互いに接近と離間と の繰り返しによる振動を生じる。この結果、治療器の外周面に適度の加振作用が 発生し、一組の治療器で多岐に亘る曲面形状の範囲の治療を行うことができる。
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の治療器の例のほか、従来からこれに類する治療器が行われている例 は少なくない。しかし、その効果、とくに治療上の効能に関しては、卓抜した効 能の改善が図られたものがなく、いずれも平均的効果の水準に止まっている現状 である。
【0004】 一方、この種の治療器を使用して、疲労回復、あるいは健康増進を図ろうとす る当事者側からの要求として、加振作用の増大を図ってマッサージ効果を高める ことに対する要求が一段と強化される傾向にあり、この要求は、振動の増巾が直 ちにマッサージ効果に直結するごとき期待感を抱かせる一種の心理的な作用と相 俟って、治療器の振動増巾を望む要求がますます強まっている状態である。
【0005】 この考案は、前記の課題を解決するためになされたもので、きわめて簡単な構 成よりなる振動増巾器を従来のこの種の加振治療器に組み合わせて使用すること によって、従来のこの種の治療器の性能、とくに加振作用に関する性能を飛躍的 に増強し得る装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案装置においては、請求項1に示すよう に、比較的偏平に形成され、付設する接続コードを交流電源に接続することによ り、内蔵する金属体のそなえる電磁コイルに発生する磁力によって外部に向かっ て伝達される加振作用を利用する治療器に対して該加振作用を増巾するために用 いられる振動増巾器であって、この振動増巾器は、それぞれが定常磁場を持つ複 数個の永久磁石板を可撓性材料よりなる平板上にならべて固着することによって 前記治療器の上に重ねて使用できるシート状体として構成されている。
【0007】 また、請求項2に示すように、前記治療器を、断面が中空の偏平楕円形または 中空の偏平多角形を呈するように形成した金属薄板製の筒状体を電気絶縁材で包 み、その電気絶縁材の外周に電磁コイルを多数回捲き付けた単体の複数個を可撓 性の材料よりなる平板上に連続的にならべて固定し、相隣る単体の電磁コイルを 互いに接続することによって構成してもよい。
【0008】
【作用】
請求項1記載の振動増巾器を用いて加振治療器による治療を実施するには、治 療を受けようとする人の加療部位に該治療器を載せ、交流電源に接続する。する と、温熱発生と同時に該治療器の内蔵する金属体が電磁コイルにより励磁されて 磁力を発生し、加振作用を生じて該治療器の外部に向かって振動が伝達される。 この状態の加振治療器に対して、振動増巾器を該治療器の上に重ね合わせて載 せると、治療器から前記重ね合わせた面の側に向かって伝達された振動が、振動 増巾器のそなえる永久磁石板の該治療器と対向する面に衝突し、反射して該磁石 板の定常磁気と該治療器からの変動磁気との相互干渉(反発)によって厖大な加 振作用の増巾現象が発生する。
【0009】 請求項2記載の加振治療器の場合には、治療器の構成が複数個の単体を可撓性 の平板上にならべて固定した状態であるので、加療部位の表面形状が起伏の多い 形状であっても十分にそれぞれの形状に追随することができ、高効率の治療効果 を挙げることができる。
【0010】
【実施例】
つぎに本考案の振動増巾器の一実施例を図面によって説明する。
【0011】 図1、図2において、加振式の治療器Bは、中空部6の断面を偏平六角形に形 成した金属の薄板4、5ならびに支持部材8よりなる筒状体7を、電気絶縁材9 で包み、その外周に電磁コイル11を多数回捲き付けた単体13の複数個を、可 撓性の材料よりなる平板14上に連続的にならべて固定し、相隣る単体13の電 磁コイル11を互いに接続して構成される。接続線の端部には差込プラグが付設 されていて、これによって交流電源への接続が可能である。
【0012】 振動増巾器Aは、比較的偏平に形成されてそれぞれが定常磁場を持つ永久磁石 板18の複数個(図例では12個)を、可撓性材料よりなる平板19,19の間 に挟んで固着し、全体を柔軟性のあるシート体として構成される。
【0013】 上記の構成よりなる本考案装置によって治療を実施するには、まず図1に示す ように、加療部位の上面に治療器Bを載せる。その要領は、たとえば図10〜1 2に示す従来の治療器によって治療を受けようとする場合の要領と同様である。 つぎに、その上に振動増巾器Aを載せる。その要領は、治療器Bの上面に沿って なるべく偏平な形状となるように広げて載せる。
【0014】 この状態で治療器Bの差込プラグを交流電源に接続すると、治療器Bの上面な らびに下面に向かって、温熱発生と同時に、金属薄板の筒状体から生じる磁力に よる変動磁気ならびにそれに伴う加振作用が伝達される。これらの各作用の伝達 は、治療器Bの加療部位に対向する面(図1では下面)に向かう方向に伝達され るものは、そのまま直接に加療部位に浸透吸収される。また、その反対側の面( 図1では上面)に向かう方向に伝達されるものは、治療器Bの上面を覆う振動増 巾器Aの内蔵する永久磁石板18の対向面(図1では下面)に衝突し、反発して 永久磁石板18の定常磁器と治療器Bからの変動磁気との相互干渉によって、加 振作用の増強が行われる。図1において、実線矢印は治療器Bから直接に加療部 位に浸透吸収されるものを示し、破線矢印は、治療器Bから発したのち振動増巾 器Aの永久磁石板18に衝突し反転して加療部位に向かって進むものを示してい る。
【0015】 治療器Bと振動増巾器Aとを重ね合わせて治療器Bに通電した場合の、振動増 巾器Aの存在しない側に向かって治療器Bから発生伝達される磁気の、測定箇所 P、Q、Rの各点における測定値を、振動増巾器Aを使用しない従来装置の場合 のものと比較するために、つぎに説明する要領にしたがってJIS規格による試 験を実施した。その要領が図3(a)、(b)、(c)に示され、その結果が下 記の表1ならびに図4〜図9の各グラフ線図に示される。
【0016】
【表1】 上記試験方法は、供試品に定格周波数(60Hz )の定格電圧(100V)を 加え、図3の状態で加速度ピックアップにより周波数スペクトラムを測定したも のである。たとえば、図3(c)に示される治療器B上のP点で計測した数値に ついて見ると、表1に示すように、(治療器B)のみの場合は振幅が0.1μm 以下である(図4)のに対し、(治療器B+振動増巾器A)の場合は振幅が70 .6μmに増巾(図5)されていて、振動増巾器Aの効果がきわめて顕著である ことを示している。なお、図3(c)におけるP点以外のQ点およびR点につい て計測した結果を見ても、同様に振動増巾器Aによる増巾の効果がきわめて大き いことが示され、振動増巾器Aを治療器Bの上に組み合わせることによって、振 動に対する予期以上の増巾効果が実現できることが示されている。
【0017】
【考案の効果】
この考案にかかる加振治療器の振動増巾器は、以上のように構成されているの で、つぎのような効果を有する。
【0018】 (a) 請求項1のように、従来のこの種の治療器に対してきわめて簡単な構成よ りなる振動増巾器を組み合わせることにより、この種の治療装置の加振作用を飛 躍的に増強してマッサージ効果を高めるとともに、加振作用の振巾拡大を通じて 治療を受けようとする人に対し、治療効果に対する安心感と満足感を与える上で きわめて顕著な効果を発揮する。
【0019】 (b) 請求項2の構成により、加療部位の表面形状が平坦でなく、起伏の多い形 状である場合にも、治療器の加療部位との対接面を十分にそれぞれの形状に追随 させることができ、高効率の治療効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の一実施例の使用状態を示す断面
図である。
【図2】この考案装置の一実施例の一部を破断して示す
平面図である。
【図3】(a)および(b)はいずれもこの考案装置の
性能試験の要領を示す側面図である。(c)はこの考案
装置の性能試験の要領を示す平面図である。
【図4】この考案装置の性能試験中P点について(治療
器Bのみ)の場合を示すグラフ線図である。
【図5】この考案装置の性能試験中P点について(治療
器B+振動増巾器A)の場合を示すグラフ線図である。
【図6】この考案装置の性能試験中Q点について(治療
器Bのみ)の場合を示すグラフ線図である。
【図7】この考案装置の性能試験中Q点について(治療
器B+振動増巾器A)の場合を示すグラフ線図である。
【図8】この考案装置の性能試験中R点について(治療
器Bのみ)の場合を示すグラフ線図である。
【図9】この考案装置の性能試験中R点について(治療
器B+振動増巾器A)の場合を示すグラフ線図である。
【図10】従来装置の単体の斜視図である。
【図11】従来装置の全体の平面図である。
【図12】図11のXII−XII線における断面図である。
【符号の説明】
A 振動増巾器 B 治療器 4、5 薄板 6 中空部 7 筒状体 8 支持部材 9 電気絶縁材 11 電磁コイル 13 単体 14 平板 18 永久磁石板 19 平板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的偏平に形成され、付設する接続コ
    ードを交流電源に接続することにより、内蔵する金属体
    のそなえる電磁コイルに発生する磁力によって外部に向
    かって伝達される加振作用を利用する治療器に対して、
    該加振作用を増巾するために用いられる振動増巾器であ
    って、 それぞれが定常磁場を持つ複数個の永久磁石板を可撓性
    材料よりなる平板上にならべて固着することによって前
    記治療器の上に重ねて使用できるシート状体として構成
    されていることを特徴とする加振治療器の振動増巾器。
  2. 【請求項2】 前記治療器が、断面を中空の偏平楕円形
    または中空の偏平多角形を呈するように形成した金属薄
    板製の筒状体を電気絶縁材で包み、その電気絶縁材の外
    周に電磁コイルを多数回捲き付けた単体の複数個を可撓
    性の材料よりなる平板上に連続的にならべて固定し、相
    隣る単体の電磁コイルを互いに接続することによって構
    成した治療器である請求項1記載の加振治療器の振動増
    巾器。
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