JPH0677401U - 多線トロリ用集電器 - Google Patents

多線トロリ用集電器

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JPH0677401U
JPH0677401U JP017989U JP1798993U JPH0677401U JP H0677401 U JPH0677401 U JP H0677401U JP 017989 U JP017989 U JP 017989U JP 1798993 U JP1798993 U JP 1798993U JP H0677401 U JPH0677401 U JP H0677401U
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JP
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shoe
trolley
metal fitting
attached
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Withdrawn
Application number
JP017989U
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English (en)
Inventor
英夫 城月
Original Assignee
住友電気工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体を高速走行させてもトロリ導体との接
触不良等が起こらず、また、上下向き集電器、横向き集
電器のどちらにも利用できる集電器を提供する。 【構成】 集電シュー1を個々にスプリング3で絶縁ト
ロリ側に押して絶縁性のシューホルダ2に取付ける。ま
た、シューホルダ2はピン6を支点にして回動するリン
ク5の自由端に取付け、取付具9との間に張った引張り
スプリング10で支える。さらに、ピン6を有するリン
ク支持金具7は、回り止め金具11で回り止めして取付
具9にボルト止めする。これにより横向き使用時にはカ
ウンターウエイトなしでリンク5の水平状態を維持で
き、リンクの動きが鋭敏になる。なお、上下向き使用時
には回り止め金具11を外してボルト8を支点にしたリ
ンク5の回動が許容されるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、クレーン等の移動体に多線絶縁トロリから電力を供給するために 用いる集電器(パンタグラフ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーン等の給電に利用する集電器には、上向き集電器、下向き集電器、横向 き集電器の3種類がある。
【0003】 上向き集電器の一般的なものは、上向きに伸び縮みする平行リンクの上部に集 電シューを取付け、この集電シューを平行リンクにリンク伸長のスプリング力を 加えてトロリ導体に押し当てている。また、下向き集電器は、上向き型のものを 逆さにして用いたり、単リンクにスプリングで下向き回転の力を加え、リンクの 自由端に取付けた集電シューをトロリ導体に押し当てたりしている。
【0004】 横向き集電器も、スプリングで単リンクに回転力を加えてリンクの自由端に取 付けた集電シューをトロリ導体に押し当てるようにしているが、この横向き集電 器については、リンクの自由端側が重みで垂れ下がると平行状態が保たれないの で、リンクの自由端とは反対側に重量バランスを取るためのカウンターウエイト を取付けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
クレーン等を高速走行させようとすれば、トロリ導体に対する集電シューの接 触を安定させることが重要になる。
【0006】 ところが、上述した如き従来の集電器は、リンクを介して間接的に加わるスプ リング力で集電シューをトロリ導体に押し当てるので、シューの接触圧が一定し 難い。
【0007】 また、横向き集電器は、カウンターウエイトを用いているため、導体面のうね り等に対する集電シューの追従動作が鈍く、高速走行させると接触不良を起こし 易い。
【0008】 このほか、従来の上下向き集電器と横向き集電器は形式が全く異なるため共用 ができず、量産化やコスト面でも問題があった。
【0009】 この考案の課題はこれ等の問題点を無くすことである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、集電シューの接触不良を無くし、接触圧も安定させるために、多 線絶縁トロリのトロリ導体に摺接させる集電シューをスプリングで個々に絶縁ト ロリ側に押して絶縁性のシューホルダに取付け、さらに、このシューホルダを集 電シューの摺動方向と前記スプリングによる押圧方向の双方に対して直角なピン を回動支点とするリンクの自由端に取付け、前記ピンを有するリンク支持金具は 集電器の取付具にステアリング軸となるボルトで取付け、この取付具と前記ピン よりもシューの集電面側に位置する前記リンクの自由端間に引張りスプリングを 設けて多線トロリ用集電器を構成したのである。
【0011】 この集電器は、横向き使用時には着脱自在の回り止め金具を設けてリンク支持 金具を回り止めする。
【0012】
【作用】
リンクを支える引張りスプリングは引張荷重のある程度大きなものが必要であ る。また、リンクそのものは応動性があまり良くない。従ってリンクの回転力の みで集電シューをトロリ導体に押し当てる方法では接触面圧の変動がどうしても 大きくなり、接触不良も生じ易い。
【0013】 これに対し、この考案では集電シューを個々にスプリングで直接加圧し、この 力とリンクの回転力の双方の力でトロリ導体に押し当てるので、トロリ導体の面 変位に対する集電シューの追従が鋭敏かつ確実になり、押付け力の変動巾も小さ くなる。
【0014】 また、横向き使用時にはリンク支持金具を回り止めしてリンクの水平状態を保 つようにしたのでカウンターウエイトが不要であり、カウンターウエイトの設置 によるリンクの動きの鈍さがなくなる。このため、高速走行時にもシューの接触 不良、接触圧の急変が起こらず、安定した給電が行える。
【0015】
【実施例】
図1乃至図3にこの考案の一実施例を示す。例示の集電器はダブルシュー方式 の横向き集電器であるが、シングルシュータイプとしても利用できる。
【0016】 図の1は、多線絶縁トロリの前面の溝に挿入してトロリ導体に摺接させる集電 シューである。この集電シューは、集電面1aと直角向きにした丸断面の支軸1 bを有している。
【0017】 2は絶縁性の樹脂で形成したシューホルダである。集電シュー1は、支軸1b をシューホルダ2に設けた軸穴に緩く通し、抜け止めして支軸に嵌めたスプリン グ3で絶縁トロリ側に押しており、スプリング3を圧縮しながらの逃げと支軸1 bを中心にした回転(首振り)が個々に独立して許容される。
【0018】 4は集電シュー1に接続した給電線であり、この線を通して電源から給電対象 のクレーン等に電気が流れる。
【0019】 5はリンクであり、このリンクの自由端にシューホルダ2をボルト止めして取 付けている。このリンク5は、基端側に通したピン6を支点にして回動する。ピ ン6はU字断面のリンク支持金具7に取付けてあり、また、リンク支持金具7は ボルト8で取付具9に取付けてある。
【0020】 10はリンク5を引き動かす引張りスプリングであり、集電面1aとほぼ平行 向きにしてリンク5の自由端と取付具9の間にかけ渡してある。
【0021】 11はボルト8でリンク支持金具7の取付部に取付けた断面U字形の回り止め 金具である。この金具11は図3に示すようにリンク支持金具7の根元側をだき 込んでこの金具7を回り止めしており、このため、横向き使用でもリンク5の自 由端側が下がる心配がなく、リンクも含めて集電シューの水平状態が維持される 。
【0022】 取付具9は曲げ加工した4個の金具を図2に示すように組合わせてボルト12 で支持棒Bに固定するようにしている。
【0023】 このように構成した集電器は、ボルト8を外して片側の各要素を取付具9から 外すとシングルシュータイプの集電器になる。
【0024】 また、回り止め金具11を外してリンク支持金具7を回転が許容されるように 付け直しすると、ボルト8を支点にしたステアリング機能が生じ、上向き又は下 向き集電器としての使用が可能になる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案の集電器は、リンクの回転を利用した押圧とスプ リングによる直接の押圧を併用し、さらに、横向き使用時にもカウンターウエイ トなしでリンクの水平状態を維持できるようにしてトロリ導体の面変位に対する 集電シューの鋭敏な追従を可能ならしめ、押付け圧の変動も抑えるようにしたの で、高速走行時にも一定した接触圧が得られ、安定した給電が望める。
【0026】 また、回り止め金具を付け外しするだけで上下向き集電器と横向き集電器の共 用ができ、シングルシューとダブルシューのタイプの変更も自由に行えるので、 部品の共通化が図れ、生産性や製造コスト面でも有利になる。
【0027】 さらに、絶縁をシューホルダで行ったので、従来必要とした碍子が要らず、全 体の計量化、小型化にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の集電器の一例を示す正面図
【図2】同上の平面図
【図3】リンク支持金具と回り止め金具の取付部の側面
【符号の説明】
1 集電シュー 1b 支軸 2 シューホルダ 3 スプリング 4 給電線 5 リンク 6 ピン 7 リンク支持金具 8 ボルト 9 取付具 10 引張りスプリング 11 回り止め金具 12 ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多線絶縁トロリのトロリ導体に摺接させ
    る集電シューをスプリングで個々に絶縁トロリ側に押し
    て絶縁性のシューホルダに取付け、さらに、このシュー
    ホルダを集電シューの摺動方向と前記スプリングによる
    押圧方向の双方に対して直角なピンを回動支点とするリ
    ンクの自由端に取付け、前記ピンを有するリンク支持金
    具は集電器の取付具にステアリング軸となるボルトで取
    付け、この取付具と前記ピンよりもシューの集電面側に
    位置する前記リンクの自由端間に引張りスプリングを設
    けて構成される多線トロリ用集電器。
  2. 【請求項2】 着脱自在の回り止め金具を設けて前記リ
    ンク支持金具を回り止めしてある請求項1記載の多線ト
    ロリ用集電器。
JP017989U 1993-04-09 1993-04-09 多線トロリ用集電器 Withdrawn JPH0677401U (ja)

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JP017989U JPH0677401U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 多線トロリ用集電器

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JP017989U JPH0677401U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 多線トロリ用集電器

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Publication Number Publication Date
JPH0677401U true JPH0677401U (ja) 1994-10-28

Family

ID=11959138

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JP017989U Withdrawn JPH0677401U (ja) 1993-04-09 1993-04-09 多線トロリ用集電器

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