JPH0677279U - ヒーターチップ - Google Patents

ヒーターチップ

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Publication number
JPH0677279U
JPH0677279U JP2126493U JP2126493U JPH0677279U JP H0677279 U JPH0677279 U JP H0677279U JP 2126493 U JP2126493 U JP 2126493U JP 2126493 U JP2126493 U JP 2126493U JP H0677279 U JPH0677279 U JP H0677279U
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JP
Japan
Prior art keywords
heating
heater chip
heated
right electrode
heating part
Prior art date
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Pending
Application number
JP2126493U
Other languages
English (en)
Inventor
文雄 成井
Original Assignee
株式会社テクセル
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社テクセル filed Critical 株式会社テクセル
Priority to JP2126493U priority Critical patent/JPH0677279U/ja
Publication of JPH0677279U publication Critical patent/JPH0677279U/ja
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱部の下面全面にわたって均一な押圧力を
加えることができるような構成のヒーターチップを提供
する。 【構成】 左右一対の電極部6と、これら電極部6の下
端部同士を繋ぐ両端支持梁状の加熱部7と、左右電極部
6と加熱部7の中間部とを繋ぐ加熱部7より小さな断面
積の細い補強リブ8とからヒーターチップ5が構成され
る。そして、左右電極部6間に電流を流して加熱部7を
発熱させるとともに、平面状に形成された加熱部下面7
aを被加熱物に押圧してこの被加熱物の加熱を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子部品や、タブ(TAB)コネクタ等を、プリント基板、液晶パ ネルの上等に異方性接着剤(ACF)やハンダ等を用いて接合する際に、異方性 接着剤、ハンダ等を加熱するために用いられるヒーターチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶画面(LCD)部材は、液晶パネルの画面の周囲にタブ部材を接 合し、このタブ部材を介してこの液晶パネルがプリント基板フレームに取り付け られて作られている。タブ部材は異方性接着剤層片により液晶パネルの周囲に接 着される。この接着は、図4に示すように、タブ1の大きさに対応した長さの異 方性接着剤層片13を液晶パネル2の周囲の所定位置に転写し、次に、このよう に転写した異方性接着剤層片13の上にタブ部材1を重ねるとともにこの上から ヒーターチップ50により加熱圧着して行われる。これにより、タブ部材1は液 晶パネル2の周囲の所定位置に異方性接着剤層片13を介して熱圧着される。
【0003】 ヒーターチップ50は、左右一対の電極部51と、これら電極部51の下端部 同士を繋ぐように設けられた両端支持梁状の加熱部52とから、モリブデン、タ ングステン等の材料により一体に形成される。このヒーターチップ50の左右の 電極部51間に通電して、加熱部52に所定電流を流して加熱部52を発熱させ 、この状態で加熱部52の平面状下面52aをタブ部材1に押圧させることによ り、上記熱圧着が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようにして熱圧着が行われるのであるが、ヒーターチップ50は左右電極 部51において保持されるようになっており、加熱部52をタブ部材1に押圧さ せるときの押圧力は、図4において矢印Aで示すように、左右電極部51から加 えられる。ところが、この押圧に対して加熱部52がタブ部材1から受ける反力 は加熱部52の下面52aの全面に作用するため、上下方向の支持が弱い加熱部 52の中央部が矢印Bで示すように上方向に撓み、中央部の押圧力が両端部の押 圧力より低くなるという問題がある。これにより、中央部での熱圧着が不十分と なり易いという問題がある。
【0005】 本考案はこのような問題に鑑みたもので、加熱部の下面全面にわたって均一な 押圧力を加えることができるような構成のヒーターチップを提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
このような目的達成のため、本考案においては、左右一対の電極部間に電流を 流して、これら電極部のの下端部同士を繋ぐ両端支持梁状の加熱部を発熱させる とともに、平面状に形成された加熱部の下面を被加熱物に押圧してこの被加熱物 の加熱を行うようになったヒーターチップに、左右電極部と加熱部の中間部とを 繋ぐ加熱部より小さな断面積の細い補強リブを設けている。
【0007】 このように構成したヒーターチップの場合には、左右電極部において保持した 状態で加熱部の下面を被加熱物に押圧する場合、加熱部下面に被加熱物から作用 する反力が、両端部においては左右電極部により受け止められ、中央部において は補強リブにより受け止められるため、加熱部の下面から被加熱物に均一な押圧 力が作用する。このため、被加熱物を均一に加熱することが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 本考案のヒーターチップにより、異方性接着剤を介してタブ部材を液晶パネル に熱圧着する場合について、図1を参照して説明する。 液晶画面(LCD)部材は、図に示すように、液晶パネル2の画面2aの周囲 2bにタブ部材1を接合し、このタブ部材1を介してこの液晶パネル2がプリン ト基板フレーム3に取り付けられて作られている。ここで、タブ部材1は異方性 接着剤層片13により液晶パネル2の周囲2bに接着されている。
【0009】 この接着は、キャリアテープ11の上に異方性接着剤層12が積層形成された 異方性接着剤テープ10から、タブ1の大きさに対応した長さの異方性接着剤層 片13を切り離し、この異方性接着剤層片13を液晶パネル2の周囲の所定位置 に仮熱圧着して転写する。この仮熱圧着は、液晶パネル2の所定位置に置かれた 異方性接着剤層片13の上に、ヒーターチップ5の加熱部7の下面を押し当てて 、異方性接着剤層片13を約100度Cで2秒間加熱して行われる。
【0010】 次に、このように転写した異方性接着剤層片13の上にタブ部材1を重ねると ともにこの上からヒーターチップ7により加熱圧着して行われる。なお、このと き、タブ部材1のリード1aと液晶パネル2のリードとを性格に位置合わせして 熱圧着する必要がある。このため、両者の上面にそれぞれ位置合わせマーク1b ,2cが設けられており、テレビカメラ等により位置合わせマーク1b,2cを 見ながら正確に位置決めがなされる。
【0011】 このようにして液晶パネル2の所定位置の異方性接着剤層片13の上に位置決 めされてタブ部材1が重ねて載置されると、このタブ部材1の上にヒーターチッ プ5の加熱部7の下面7aが押し当てられて、この部分が加熱される。これによ り、タブ部材1は液晶パネル2の周囲の所定位置に異方性接着剤層片13を介し て熱圧着される。なお、この熱圧着は、ヒーターチップ5によりこの部分を約2 00度Cで30秒間加熱して行われる。
【0012】 上記のように異方性接着剤層片13の仮熱圧着およびタブ部材1の熱圧着を行 うためのヒーターチップ5について、図2を参照して説明する。 ヒーターチップ5は、上下に延びた左右一対の電極部6,6と、これら電極部 6,6の下端部間を両端支持梁状に繋ぐ加熱部7と、電極部6の中間部と加熱部 7の中間部とを繋ぐ補強リブ8とから構成される。補強リブ8は電極部6および 加熱部7の断面積に比べて、これらよりずっと小さな断面積の細い(薄い)3本 りリブ部材8a,8b,8cからY字状に形成されている。
【0013】 少なくとも電極部6および加熱部7は、モリブデン、タングステン等の材料か ら一体に形成されており、補強リブ8も同一材料によりこれらと一体に形成する ことができる。但し、補強リブ8を、例えば、セラミックのような絶縁材料から 作り、これを図示のように取り付けてヒーターチップ5を構成することも可能で ある。 また、補強リブ8の形状は図2のものに限られず、加熱部7の中間部を補強す るようなものであれば良い。例えば、図3に示すように、三角形状を構成する3 本のリブ部材8a′,8b′,8c′から補強リブ8′を構成して、ヒーターチ ップ5′を構成しても良い。
【0014】 このような構成のヒーターチップ5は左右電極部6の上部が保持されるととも に電源に繋がれるようになっており、左右電極部6を介して加熱部7に電流がな がされて加熱部7が発熱するようになっている。このときの加熱部7の温度は通 電電流を制御することにより制御される。加熱部7において発熱した熱の一部が 電極部6を介して放熱されるため、加熱部7の上面7bを中央部が上方に突出し た曲面状に形成されており、両端部における発熱量が中央部における発熱量より 大きくなるようになっている。 なお、補強リブ8を電極部6および加熱部7と一体に形成した場合には、補強 リブ8を介して電流が流れるが、補強リブ8の断面積は電極部6および加熱部7 に比べてずっと小さいため、流れる電流は極く小さく、補強リブ8を流れる電流 の影響はほとんどない。
【0015】 このようにして通電発熱された発熱部7の平面状下面7aをタブ部材(被加熱 物)1に押圧してタブ部材1を加熱するのであるが、左右電極部6において保持 された状態で左右電極部6から加えられる押圧力は、補強リブ8を介して加熱部 7の中央部にも加わる。すなわち、このヒーターチップ5の場合には、左右電極 部6および補強リブ8を介して、発熱部7の左右両側および中央部に押圧力が作 用し、発熱部7の下面7aの全面にわたって均一な押圧力を付与することができ る。このため、タブ部材1およびその下の異方性接着剤層片13を均一に加熱し て、良好且つ確実な熱圧着を行うことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、左右一対の電極部と両端支持梁状の加 熱部との間に、左右電極部と加熱部の中間部とを繋ぐ加熱部より小さな断面積の 細い補強リブを設けているので、左右電極部において保持した状態で加熱部の下 面を被加熱物に押圧する場合、加熱部下面に加えられる押圧力が、左右電極部お よび補強リブを介して加熱部に作用する。このため、この押圧力が加熱部の下面 の全面にわたってほぼ均一に加えられ、被加熱物を均一に加熱することが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヒーターチップおよびこれによって熱
圧着されるタブ部材、液晶パネル等を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るヒーターチップの一例を示す正面
図である。
【図3】本考案に係るヒーターチップの他の例を示す正
面図である。
【図4】従来のヒーターチップによる熱圧着例を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 タブ部材 2 液晶パネル 5 ヒーターチップ 6 電極部 7 発熱部 8 補強リブ 10 異方性接着剤テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の電極部と、これら電極部の下
    端部同士を繋ぐ両端支持梁状の加熱部とからなり、前記
    左右電極部間に電流を流して前記加熱部を発熱させると
    ともに、平面状に形成された前記加熱部の下面を被加熱
    物に押圧してこの被加熱物の加熱を行うようになったヒ
    ーターチップにおいて、 前記左右電極部と前記加熱部の中間部とを繋ぐ、前記加
    熱部より小さな断面積の細い補強リブを設けたことを特
    徴とするヒーターチップ。
JP2126493U 1993-03-31 1993-03-31 ヒーターチップ Pending JPH0677279U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126493U JPH0677279U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ヒーターチップ

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JP2126493U JPH0677279U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ヒーターチップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0677279U true JPH0677279U (ja) 1994-10-28

Family

ID=12050251

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JP2126493U Pending JPH0677279U (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ヒーターチップ

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JP (1) JPH0677279U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08124971A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Nec Corp パルスヒートツール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08124971A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Nec Corp パルスヒートツール

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