JPH0676874U - 分割型コロナ検出センサ - Google Patents

分割型コロナ検出センサ

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JPH0676874U
JPH0676874U JP1736593U JP1736593U JPH0676874U JP H0676874 U JPH0676874 U JP H0676874U JP 1736593 U JP1736593 U JP 1736593U JP 1736593 U JP1736593 U JP 1736593U JP H0676874 U JPH0676874 U JP H0676874U
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JP
Japan
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magnetic field
corona discharge
field sensor
ferrite core
core type
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Pending
Application number
JP1736593U
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English (en)
Inventor
勝 中世古
健 八束
隆章 長谷川
Original Assignee
住友電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑音の影響を受けるおそれを少なくし、任意
の箇所で非接触で外部コロナ放電と内部コロナ放電を判
別することを目的とする。 【構成】 それぞれにコイルが巻回された2個のリング
状のフェライトコア型変流器21,22を2分割し、そ
れぞれをケース部材31,32に収納し、ケース部材3
1に周回積分型磁界センサ23を収納しておき、フェラ
イトコア型変流器21,22で2系統に流れる高周波電
流を検出し、それぞれの検出出力を周回積分型磁界セン
サ23に流し、周回積分型磁界センサ23によってそれ
ぞれの電流による磁界を検出し、外部コロナ放電である
かあるいは内部コロナ放電であるかを判別する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は分割型コロナ検出センサに関し、特に電力ケーブルの内部で発生す るコロナ放電を検出するような分割型コロナ検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力ケーブルの内部で発生するコロナ放電を検出する方法として、従来より電 圧検出法と貫通トランス検出法と光磁界センサによる検出法などが知られている 。
【0003】 図5は従来の電圧検出法を説明するための図である。図5(a)に示すように 、ケーブル1を2つに分割されたしゃへい層2,3で遮蔽し、ケーブル1としゃ へい層2,3の間で容量C1 ,C2 を形成し、抵抗R1 ,R2 を介してそれぞれ のしゃへい層2,3を接地する。そして、容量C1 ,C2 に流れる電流I1 ,I 2 を抵抗R1 ,R2 に流し、抵抗R1 ,R2 に生じる両端電圧をコロナ雑音弁別 器4に与え、コロナ雑音弁別器4で内部コロナ放電であるかあるいは外部コロナ 放電であるかを判別する。
【0004】 図5(a)を等価回路で表わすと、図5(b)に示すように、高圧端子の間に 容量C1 ,C2 を並列接続したものとなり、内部コロナ放電の場合には図5(b )に示すように、容量C1 ,C2 に逆向きの電流i1 ,i2 が流れる。これらの 電流i1 ,i2 は図5(c)に示すように逆相になり、これらを合成すると図5 (d)に示すようになる。
【0005】 一方、外部コロナ放電の場合には、図5(e)に示すように、容量C1 ,C2 に同じ方向に電流i1 ,i2 が流れる。これらの電流i1 ,i2 は図5(f)に 示すように同相となり、これらを合成すると図5(g)に示すようにレベルが高 くなる。したがって、コロナ雑音弁別器4によって図5(d),(g)に示すよ うなレベルを判別すれば、内部コロナ放電であるかあるいは外部コロナ放電であ るかが判別できる。
【0006】 図6は貫通トランス検出法を説明するための図である。図6において、各ケー ブルに流れる電流を貫通トランス6,7によって検出する。貫通トランス6,7 はフェライトコアに巻線を施したものであり、ケーブルに流れる電流i1 ,i2 を貫通トランス6,7によって上昇させ、抵抗R1 ,R2 の両端に生じる電圧に よって内部コロナ放電であるかあるいは外部コロナ放電であるかを判別する。
【0007】 図7は光磁界センサによる検出法を説明するための図である。図7において、 リング状の鉄心8,9の一部を切欠き、そこの部分に光磁界センサ10,11を 設け、ケーブルに流れる電流i1 ,i2 によって鉄心8,9に磁界を発生させ、 その磁界の強さを光磁界センサ10,11で検出する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の図5,図6および図7に示したいずれの方法も、内部コロナ放電と外部 コロナ放電とを判別するための判別回路として電気回路が用いられているため、 雑音の影響を受けやすいという欠点がある。しかも、図5に示した電圧検出法で は、抵抗R1 ,R2 に流れる電流が微小電流であるため、外部ノイズの影響を受 けやすい。さらに、図5および図6に示した例では、実系統でコロナ放電を測定 するために、抵抗R1 ,R2 を接続する必要があるため、任意の場所で非接触で 測定することができないという欠点があった。
【0009】 それゆえに、この考案の主たる目的は、雑音の影響を受けるおそれを少なくし 、任意の箇所で非接触で外部コロナ放電と内部コロナ放電とを判別できるような 分割型コロナ検出センサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案は分割型コロナ検出センサであって、それぞれが2分割され、2系統 回路の高周波成分の電流を検出する第1および第2のフェライトコア型変流器と 、2系統回路のそれぞれの位相を判別する周回積分型磁界センサと、それぞれが 分割可能に構成され、かつ第1および第2のフェライトコア型変流器が収納され 、いずれか一方に周回積分型磁界センサが収納される第1および第2のケース部 材を備えて構成される。
【0011】
【作用】
この考案に係る分割型コロナ検出センサは、第1および第2のフェライトコア 型変流器がそれぞれ第1および第2のケース部材に分割して収納され、周回積分 型磁界センサがいずれか一方のケース部材に収納されているため、任意の箇所に 取付けてコロナ放電を検出することができる。
【0012】
【実施例】
図1はこの発明の原理を説明するための図である。図1に示すように、それぞ れに巻線が施されたリング状のフェライトコア型変流器21,22によって容量 C1 ,C2 に流れるコロナ放電による高周波成分の電流i1 ,i2 を検出し、そ れぞれの検出出力を周回積分型磁界センサ23に与え、この周回積分型磁界セン サ23で電流i1 ,i2 の位相と大きさを検出する。
【0013】 図2はこの発明の一実施例を示す図であり、図3は図2に示した周回積分型磁 界センサを示す図であり、図4はケース部材を示す図である。
【0014】 図2に示すように、巻線が施されたフェライトコア21,22はそれぞれ任意 の箇所に装着できるように2分割されている。そして、それぞれの巻線は周回積 分型磁界センサ23に接続される。周回積分型磁界センサ23は図3に示すよう に、ファラデー素子からなり、3つのコーナーの内面が反射ミラーになっており 、残りの1つのコーナーにはほぼ直角に偏光子25と検光子26が取付けられて いる。偏光子25に図示しない発光ダイオードからの光が入射されると、その光 は偏光され、3つのコーナーで反射した後、検光子26を介して図示しないフォ トダイオードで受光される。周回積分型磁界センサ23にフェライトコア型変流 器21,22で検出された電流i1 ,i2 が流れると、電流i1 ,i2 の磁界を 検出する。すなわち、ファラデー素子を進行する光の方向と磁界方向が同一方向 であれば出力信号が同相になり、逆の場合は逆位相になり、電流i1 ,i2 の2 つの信号の位相,波高値の合成値が出力される。通常、電圧が低ければ同相であ り、破壊値近くでコロナ放電が始まるので、出力信号のレベルが大から小になっ たときコロナ放電が発生したものと見なすことができる。
【0015】 フェライトコア型変流器21は、図2に示すように、任意の箇所に装着できる ように2分割されていて、図4に示すようなケース部材31,32に収納される 。ケース部材31,32は2つに分割されたものであり、他方のフェライトコア 型変流器22も2分割されていて、ケース部材31,32と同様のケース部材に 収納される。周回積分型磁界センサ23は一方のケース部材31にのみ収納され ていて、偏光子25に光を入射させるための光コネクタ33と検光子26から出 力された光を導出する光コネクタ34が取付けられている。
【0016】 上述のごとく、フェライトコア型変流器21,22を2分割し、それぞれをケ ース部材に収納したので、測定すべき任意の箇所に取付けて、フェライトコア型 変流器21,22によって検出した高周波電流を周回積分型磁界センサ23に流 すことによって、2つの信号に位相,波高値により、コロナ放電を容易に測定す ることができる。
【0017】 なお、フェライトコア型変流器21,22は2分割されているため、それぞれ に巻回されているコイルも2分割されるが、分割されたコイルの端部にコネクタ などを接続しておき、使用時にコネクタで電気的に接続するようにすればよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、第1および第2のフェライトコア型変流器 を2分割してケース部材に収納し、それぞれのフェライトコア型変流器で2系統 の高周波成分の電流を検出し、その検出出力を周回積分型磁界センサに与え、そ のファラデー効果により内部コロナ放電と外部コロナ放電を容易に判別すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の原理を説明するための図である。
【図2】この考案の一実施例を示す図である。
【図3】図2に示した周回積分型磁界センサの一例を示
す図である。
【図4】ケース部材の一例を示す斜視図である。
【図5】従来の電圧検出法を説明するための図である。
【図6】従来の貫通トランス検出法を説明するための図
である。
【図7】従来の光磁界センサによる検出法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
21,22 フェライトコア型変流器 23 周回積分型磁界センサ 25 偏光子 26 検光子 31,32 ケース部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが2分割され、2系統回路の高
    周波成分の電流を検出する第1および第2のフェライト
    コア型変流器と、 前記2系統回路のそれぞれの位相を判別する周回積分型
    磁界センサと、 それぞれが分割可能に構成され、かつ前記第1および第
    2のフェライトコア型変流器が収納され、いずれか一方
    に前記周回積分型磁界センサが収納される第1および第
    2のケース部材を備えた、分割型コロナ検出センサ。
JP1736593U 1993-04-07 1993-04-07 分割型コロナ検出センサ Pending JPH0676874U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1736593U JPH0676874U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 分割型コロナ検出センサ

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JP1736593U JPH0676874U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 分割型コロナ検出センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0676874U true JPH0676874U (ja) 1994-10-28

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ID=11942009

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JP1736593U Pending JPH0676874U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 分割型コロナ検出センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102335187B1 (ko) * 2020-08-12 2021-12-02 한국전기연구원 전력기기 장비 및 이에 사용되는 광대역 초고주파 부분 방전 센서

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